JP2669251B2 - 電子式走行距離計 - Google Patents
電子式走行距離計Info
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- JP2669251B2 JP2669251B2 JP7241792A JP7241792A JP2669251B2 JP 2669251 B2 JP2669251 B2 JP 2669251B2 JP 7241792 A JP7241792 A JP 7241792A JP 7241792 A JP7241792 A JP 7241792A JP 2669251 B2 JP2669251 B2 JP 2669251B2
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- Japan
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- memory
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- volatile memory
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子式の走行距離計に
関し、特に、不正な書替えを防止するものに関する。
関し、特に、不正な書替えを防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子式走行距離計を、例
えば車両のオドメータとして使用する場合、バッテリ異
常(電圧低下や外れ等)になっても過去の総走行距離を
保持しておく必要があることから、不揮発性メモリを用
いている(特開平3−285112号公報参照)。
えば車両のオドメータとして使用する場合、バッテリ異
常(電圧低下や外れ等)になっても過去の総走行距離を
保持しておく必要があることから、不揮発性メモリを用
いている(特開平3−285112号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不揮発性メ
モリとしては、利用する用途を限定しない汎用品と、用
途に応じて設計されたカスタム品との何れかを用いるこ
ととなるが、前者の方が大量生産による安価のため、こ
の不揮発性メモリを装着する車両用オドメータのコスト
を下げるうえで有利である。
モリとしては、利用する用途を限定しない汎用品と、用
途に応じて設計されたカスタム品との何れかを用いるこ
ととなるが、前者の方が大量生産による安価のため、こ
の不揮発性メモリを装着する車両用オドメータのコスト
を下げるうえで有利である。
【0004】しかしながら、汎用品の不揮発性メモリを
用いた場合、同一あるいは類似品が容易に入手できるこ
とから、車両のオーナ等が何も書込まれていない不揮発
性メモリ(市販メモリ)を購入して過去の総走行距離を
保持しているオドメータの不揮発性メモリ(正規メモ
リ)と交換することにより、前記総走行距離を故意に減
少させることが可能で、これをもって善意の第三者に不
利益を及ぼす危険性があった。
用いた場合、同一あるいは類似品が容易に入手できるこ
とから、車両のオーナ等が何も書込まれていない不揮発
性メモリ(市販メモリ)を購入して過去の総走行距離を
保持しているオドメータの不揮発性メモリ(正規メモ
リ)と交換することにより、前記総走行距離を故意に減
少させることが可能で、これをもって善意の第三者に不
利益を及ぼす危険性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、走行距離に応じたパルス信号を出力する距
離検出手段と、前記パルス信号による積算走行距離を求
めて総走行距離を不揮発性メモリで更新保持させる制御
手段と、前記不揮発性メモリのデータに応じて前記総走
行距離を表示する表示手段とを有し、前記不揮発性メモ
リは、汎用品を用いると共に、メーカ側で装着する正規
メモリのメモリ領域の初期状態を同一あるいは類似品の
市販メモリとは異ならせ、前記正規メモリ以外では前記
制御手段は前記表示手段で正規の表示を行わせないもの
である。
決するため、走行距離に応じたパルス信号を出力する距
離検出手段と、前記パルス信号による積算走行距離を求
めて総走行距離を不揮発性メモリで更新保持させる制御
手段と、前記不揮発性メモリのデータに応じて前記総走
行距離を表示する表示手段とを有し、前記不揮発性メモ
リは、汎用品を用いると共に、メーカ側で装着する正規
メモリのメモリ領域の初期状態を同一あるいは類似品の
市販メモリとは異ならせ、前記正規メモリ以外では前記
制御手段は前記表示手段で正規の表示を行わせないもの
である。
【0006】
【作用】何も書込まれていない新品で同一あるいは類似
品である不揮発性メモリと交換しても、メモリ領域の初
期状態が異なるため、正規の表示を行うことができなく
なる。
品である不揮発性メモリと交換しても、メモリ領域の初
期状態が異なるため、正規の表示を行うことができなく
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、添付図面に記載の実
施例に基づき説明する。
施例に基づき説明する。
【0008】図1は、本発明に係る電子式走行距離計を
車両のオドメータとして用いたブロック図を示してお
り、距離検出手段であって波形整形回路等の付属回路を
含む距離センサ1は、車両の車輪あるいは車軸に設けら
れており、回転数毎にパルス信号を出力し、制御手段で
あるマイコン2の距離入力としている。マイコン2は、
距離入力を受けそのパルス数をカウントし、所定の単位
走行距離(例えば1Km)毎に不揮発性メモリ3のデータ
を読み出し、1つ前の積算走行距離を求めてその値に
「1Km」を加えたものを最新の総走行距離のデータとし
て不揮発性メモリ3の内容を更新保持させる。
車両のオドメータとして用いたブロック図を示してお
り、距離検出手段であって波形整形回路等の付属回路を
含む距離センサ1は、車両の車輪あるいは車軸に設けら
れており、回転数毎にパルス信号を出力し、制御手段で
あるマイコン2の距離入力としている。マイコン2は、
距離入力を受けそのパルス数をカウントし、所定の単位
走行距離(例えば1Km)毎に不揮発性メモリ3のデータ
を読み出し、1つ前の積算走行距離を求めてその値に
「1Km」を加えたものを最新の総走行距離のデータとし
て不揮発性メモリ3の内容を更新保持させる。
【0009】また、マイコン2は、この不揮発性メモリ
3のデータに基づき当該車両の総走行距離を演算して表
示信号をドライバ4へ出力し、表示手段であって蛍光表
示管等の表示素子を含むデジタル式の表示器5で表示を
行わせるように制御する。なお、6は車載バッテリであ
る。
3のデータに基づき当該車両の総走行距離を演算して表
示信号をドライバ4へ出力し、表示手段であって蛍光表
示管等の表示素子を含むデジタル式の表示器5で表示を
行わせるように制御する。なお、6は車載バッテリであ
る。
【0010】図2は、正規メモリを使用している不揮発
性メモリ3のメモリ領域の初期状態を示しており、全て
のメモリ領域には予め市販メモリのそれとは異なる特定
のデータ(図面では「A」)が書込まれていて、この状
態をマイコン2は総走行距離が「零Km」として判断する
ようプログラミングされている。そして、前記単位走行
距離毎にメモリ領域の下位から上位へ順にデータを書込
み、不揮発性メモリ3に保持されている総走行距離のデ
ータが更新保持され、このデータに基づき表示器5が当
該車両の総走行距離を表示する。
性メモリ3のメモリ領域の初期状態を示しており、全て
のメモリ領域には予め市販メモリのそれとは異なる特定
のデータ(図面では「A」)が書込まれていて、この状
態をマイコン2は総走行距離が「零Km」として判断する
ようプログラミングされている。そして、前記単位走行
距離毎にメモリ領域の下位から上位へ順にデータを書込
み、不揮発性メモリ3に保持されている総走行距離のデ
ータが更新保持され、このデータに基づき表示器5が当
該車両の総走行距離を表示する。
【0011】したがって、不揮発性メモリ3を故意に市
販メモリと交換しても、正規メモリとはメモリ領域の初
期状態が異なるため、両メモリでの互換性がなくなる。
このメモリ交換時、マイコン2は、不揮発性メモリ3が
正規メモリではないことを検知して正規の表示ではない
表示例えば表示器5の最大表示可能距離表示あるいは何
も表示を行わないよう表示器5を制御する。
販メモリと交換しても、正規メモリとはメモリ領域の初
期状態が異なるため、両メモリでの互換性がなくなる。
このメモリ交換時、マイコン2は、不揮発性メモリ3が
正規メモリではないことを検知して正規の表示ではない
表示例えば表示器5の最大表示可能距離表示あるいは何
も表示を行わないよう表示器5を制御する。
【0012】図3は、正規メモリを使用している不揮発
性メモリ3のメモリ領域の他の初期状態を示しており、
特定例えば下位の2つのアドレスのメモリ領域(図面で
は上側の2つ)には予め市販メモリのメモリ領域の初期
状態とは異なる特定のデータ(図面では「1・6・D・
F」と「E・B・9・2」)が書込まれていて、この状
態をマイコン2は総走行距離が「零Km」として判断する
ようプログラミングされている。そして、前記単位走行
距離毎にメモリ領域の下位から上位へ順にデータを書込
み、不揮発性メモリ3に保持されている総走行距離のデ
ータが更新保持され、このデータに基づき表示器5で当
該車両の総走行距離を表示することや、市販メモリと交
換された時の対応は、前記実施例と同様である。
性メモリ3のメモリ領域の他の初期状態を示しており、
特定例えば下位の2つのアドレスのメモリ領域(図面で
は上側の2つ)には予め市販メモリのメモリ領域の初期
状態とは異なる特定のデータ(図面では「1・6・D・
F」と「E・B・9・2」)が書込まれていて、この状
態をマイコン2は総走行距離が「零Km」として判断する
ようプログラミングされている。そして、前記単位走行
距離毎にメモリ領域の下位から上位へ順にデータを書込
み、不揮発性メモリ3に保持されている総走行距離のデ
ータが更新保持され、このデータに基づき表示器5で当
該車両の総走行距離を表示することや、市販メモリと交
換された時の対応は、前記実施例と同様である。
【0013】なお、前記各実施例で示した正規メモリの
メモリ領域の初期状態は、前記書込みに限るものではな
く、メーカ側で任意に設定できることは言うまでもな
い。
メモリ領域の初期状態は、前記書込みに限るものではな
く、メーカ側で任意に設定できることは言うまでもな
い。
【0014】また、前記実施例では、オドメータについ
て説明したが、トリップメータとしても利用できること
は言うまでもない。
て説明したが、トリップメータとしても利用できること
は言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、汎用品の不揮発性メモリを用
いることにより、大量生産の安価なメリットを活かして
この不揮発性メモリを装着する電子式走行距離計のコス
トを下げることができる。
いることにより、大量生産の安価なメリットを活かして
この不揮発性メモリを装着する電子式走行距離計のコス
トを下げることができる。
【0016】更に、汎用品の不揮発性メモリを用いるに
しても、メーカ側で装着する正規メモリとそれ以外の市
販メモリとのメモリ領域の初期状態を異ならせ、市販メ
モリ装着時には正規の表示を行わせないようにすること
により、走行距離を故意に減少させることを防ぐことが
でき、かかる不正の防止あるいは不正の発見が容易に行
われるものである。
しても、メーカ側で装着する正規メモリとそれ以外の市
販メモリとのメモリ領域の初期状態を異ならせ、市販メ
モリ装着時には正規の表示を行わせないようにすること
により、走行距離を故意に減少させることを防ぐことが
でき、かかる不正の防止あるいは不正の発見が容易に行
われるものである。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】同上実施例における不揮発性メモリのメモリ領
域の初期状態を示す説明図である。
域の初期状態を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例にける不揮発性メモリのメ
モリ領域の初期状態を示す説明図である。
モリ領域の初期状態を示す説明図である。
1 距離センサ(距離検出手段) 2 マイコン(制御手段) 3 不揮発性メモリ 4 ドライバ 5 表示器(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−285112(JP,A) 実開 昭47−14184(JP,U) 特公 昭48−31634(JP,B1) 特公 平4−65324(JP,B2) 特公 平5−29043(JP,B2) 特公 昭60−35010(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 走行距離に応じたパルス信号を出力する
距離検出手段と、前記パルス信号による積算走行距離を
求めて総走行距離を不揮発性メモリで更新保持させる制
御手段と、前記不揮発性メモリのデータに応じて前記総
走行距離を表示する表示手段とを有し、前記不揮発性メ
モリは、汎用品を用いると共に、メーカ側で装着する正
規メモリのメモリ領域の初期状態を同一あるいは類似品
の市販メモリとは異ならせ、前記正規メモリ以外では前
記制御手段は前記表示手段で正規の表示を行わせないこ
とを特徴とする電子式走行距離計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241792A JP2669251B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 電子式走行距離計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241792A JP2669251B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 電子式走行距離計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231874A JPH05231874A (ja) | 1993-09-07 |
JP2669251B2 true JP2669251B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13488690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7241792A Expired - Fee Related JP2669251B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 電子式走行距離計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669251B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP7241792A patent/JP2669251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05231874A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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