JP2002350174A - 電子式オドメータ - Google Patents

電子式オドメータ

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JP2002350174A
JP2002350174A JP2001161655A JP2001161655A JP2002350174A JP 2002350174 A JP2002350174 A JP 2002350174A JP 2001161655 A JP2001161655 A JP 2001161655A JP 2001161655 A JP2001161655 A JP 2001161655A JP 2002350174 A JP2002350174 A JP 2002350174A
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JP
Japan
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data
unit
memory unit
section
time
Prior art date
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JP2001161655A
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Katsumi Suzuki
克巳 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの不正な変更を防止できる電子式オド
メータを得る。 【解決手段】 車両の一定走行距離毎にパルスを発生す
るセンサ部(2)と、走行距離のデータが書き込まれる
不揮発性メモリ部(4)と、前記センサ部(2)のパル
ス信号を入力して走行距離のデータを算出するととも
に、該データに基づいて前記不揮発性メモリ部(4)の
データを書き換える演算処理部(3)と、前記不揮発性
メモリ部(4)のデータを表示する表示部(10)とを
有する電子式オドメータにおいて、前記不揮発性メモリ
部(4)は、リセット操作される毎に過去のデータがゼ
ロ値に書き換えられる小計メモリ部(4a)と、最新の
データが順次加算される累計メモリ部(4b)と、前記
リセット操作される毎に該リセット操作された日時とこ
のときの前記累計メモリ部(4b)のデータとを記憶す
る履歴メモリ部(4c)とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設置されて
該車両の走行距離を表示する電子式オドメータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平6−2418
25号公報に記載されたものがあった。即ち、積算走行
距離データを記録する不揮発性メモリのみをリセットす
るリセット制御部を備え、走行距離を積算処理する演算
処理部と、この演算処理部で算出された積算走行距離デ
ータを更新保持表示する表示部とを設け、上記表示部の
保持データの書き換えは前記リセット制御部とは関係せ
ず電源電圧の再投入もしくは所定の走行距離変化時に行
われるようにし、これにより電子式オドメータの製造時
における積算動作確認検査後のリセットを可能にすると
ともに、その後においてリセット機能を誤って操作した
り、あるいは走行距離のごまかしをねらって不揮発性メ
モリがリセットされたとしても、上記表示部の表示値の
変更を不能とし、また、走行による保持データの不揮発
性メモリへの書き込みによって消失した不揮発性メモリ
の記録を復旧させるようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、積
算した最新の走行距離のデータ及び表示が誤操作あるい
は不正操作によって消失したり変更されたりするのを防
止するようにしたものであるが、このデータは最新の積
算走行距離をなす唯一のデータであるため、指向錯誤等
によりその防止手段が解明された際には、上記データは
容易に改ざんされることになる。本発明は、不揮発性メ
モリに走行距離の履歴が書き込めるようにすることによ
り、上記不具合を解消した新規な電子式オドメータを得
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、請
求項1に係る発明は、車両の一定走行距離毎にパルスを
発生するセンサ部と、走行距離のデータが書き込まれる
不揮発性メモリ部と、前記センサ部のパルス信号を入力
して走行距離のデータを算出するとともに、該データに
基づいて前記不揮発性メモリ部のデータを書き換える演
算処理部と、前記不揮発性メモリ部のデータを表示する
表示部とを有する電子式オドメータにおいて、前記不揮
発性メモリ部は、リセット操作される毎に過去のデータ
がゼロ値に書き換えられる小計メモリ部と、最新のデー
タが順次加算される累積メモリ部と、前記リセット操作
される毎に該リセット操作された日時とこのときの前記
累積メモリ部のデータとを順次記憶する履歴メモリ部と
を有してなる構成にしたものである。また、請求項2に
係る発明は、送信指令部からの指令を受けて履歴メモリ
部のデータを外部に送信する送信部を設けたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図において、図1は、本発明の実施例を
示す回路ブロック図である。図1において、1は車両に
設置される電子式のオドメータ、20はメーカー、ディ
ーラ、整備工場等の外部に設置されるオドメータの受信
装置である。
【0006】上記オドメータ1は以下の如くなってい
る。即ち、2は車両が一定距離走行する毎にパルスを発
生するセンサ部2、3はセンサ部2のパルス信号を入力
して後述する不揮発性メモリ4に所定のデータを書き込
む演算処理部である。この演算処理部3は距離演算部3
a及び処理部3bを有する。距離演算部3aは上記セン
サ部2のパルス信号を積算して車両の走行距離を求め、
また、処理部3bは上記距離演算部3aの走行距離デー
タに基づいて不揮発性メモリ部4の小計メモリ部4a、
累積メモリ部4b、及び履歴メモリ部4cに所定のデー
タを書き込み記録する。
【0007】上記小計メモリ部4aは、リセット指令部
6からリセット指令が発せられる都度、過去のデータが
ゼロ値に書き換えられ、このゼロ値の状態からその後に
おける距離演算部3aによる走行距離データが処理部3
bによって新たに書き込まれれる。上記累積メモリ部4
bは、上記リセット指令部5の指令に左右されることな
く、距離演算部3aによる走行距離データが処理部3b
によって累積(積算)して書き込まれる。
【0008】上記履歴メモリ部4cは、書き込み専用と
なっており、車両データエリア、及び履歴データエリア
を有し、車両データエリアにはメーカーあるいはディー
ラ側のオペレータによってオドメータが搭載される車両
のメーカー名、車種、車体No等が書き込まれる。また、
履歴データエリアには、記録司令部7から信号を入力す
る都度、該記録司令部7から発せられる記録指令の日時
とその時の累積メモリ部4bの走行距離データが日付順
に書き込まれる。
【0009】上記リセット指令部6、及び記録司令部7
は、リセット操作部(リセットボタン)5が操作される
と所定のリセット指令、及び記録指令が発せられるよう
になっており、上記リセット操作部5は運転者によって
操作されるもので、通常はガソリンを補給した直後、あ
るいは所定の移動区間の距離を確認する際に操作され
る。
【0010】10は表示部であり、小計メモリ部4aの
走行距離データを4桁数字で表示する小計表示部10
a、及び累積メモリ部4bの走行距離データを6桁数字
で表示する累計表示部10bを有し、運転者は、通常、
上記小計表示部10aで表示さけた走行距離と別途装備
されているガソリンの油量メータ(図示省略)とを確認
してガソリンの補給時期を決め、また、上記累計表示部
10bで表示された走行距離を確認して車両の整備点検
時期、交換時期等を決めるようにしている。
【0011】11は前述した履歴メモリ部4cのデータ
を外部に送信する送信部、12は該送信部に送信指令を
発する送信指令部である。この送信指令部12は例えば
リセット操作部(リセットボタン)5を通常より長く押
した際に作動するようにする。上記送信指令が発せられ
ると、履歴メモリ部4cで記録されているデータが送信
部11から通信手段(ネットワーク)を介してディーラ
等に設置したパソコン等の受信装置20に送信される。
【0012】上記受信装置20は受信部20a及び出力
部20bを有し、受信部20aで上記履歴メモリ部4c
のデータを受信し、出力部20bで図1の下段に示すよ
うに、車両のメーカー名、車種、車体No、及び記録日時
とその時の累積メモリ部4bの走行距離データ等が日付
順に書き込まれた履歴データ21が表示、又は印字され
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、請求項1
に係る発明は、不揮発性メモリ部に履歴メモリ部を設
け、この履歴メモリ部に小計メモリ部のデータがリセッ
ト操作される都度、その日時、及びこのときの累積メモ
リ部のデータを順次記憶させるようにしたので、該累積
メモリ部のデータと最新の積算走行距離を示す累積メモ
リ部のデータとを照合することによって上記累積メモリ
部のデータが不正に変更されているか否かを判別するこ
とができる。また、上記履歴メモリ部のデータはリセッ
ト操作された日時、及びこのときの累積メモリ部のデー
タが順次記憶されているので、これの変更は頗る手数を
要し、不正な変更が防止されることになる。請求項2に
係る発明は、上記履歴メモリ部のデータを通信手段によ
りディーラ等が備えている外部の受信装置に送信できる
ようにしたので、ディーラは累計メモリ部のデータの不
正な変更を見抜くことができるとともに、該当車両の保
守・点検時期を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 オドメータ 2 センサ部 3 演算処理部 3a 距離演算部 3b 処理部 4 不揮発性メモリ部 4a 小計メモリ部 4b 累計メモリ部 4c 履歴メモリ部 5 リセット操作部 6 リセット指令部 7 記録指令部 10 表示部 10a 小計表示部 10b 累計表示部 11 送信部 12 送信指令部 20 受信装置 20a 受信部 20b 出力部 21 履歴データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の一定走行距離毎にパルスを発生する
    センサ部(2)と、走行距離のデータが書き込まれる不
    揮発性メモリ部(4)と、前記センサ部(2)のパルス
    信号を入力して走行距離のデータを算出するとともに、
    該データに基づいて前記不揮発性メモリ部(4)のデー
    タを書き換える演算処理部(3)と、前記不揮発性メモ
    リ部(4)のデータを表示する表示部(10)とを有す
    る電子式オドメータにおいて、前記不揮発性メモリ部
    (4)は、リセット操作される毎に過去のデータがゼロ
    値に書き換えられる小計メモリ部(4a)と、最新のデ
    ータが順次加算される累計メモリ部(4b)と、前記リ
    セット操作される毎に該リセット操作された日時とこの
    ときの前記累計メモリ部(4b)のデータとを順次記憶
    する履歴メモリ部(4c)とを有してなることを特徴と
    する電子式オドメータ。
  2. 【請求項2】送信指令部(12)からの指令を受けて履
    歴メモリ部(4c)のデータを外部に送信する送信部
    (11)を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子
    式オドメータ。
JP2001161655A 2001-05-30 2001-05-30 電子式オドメータ Pending JP2002350174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494733B1 (ko) * 2003-08-27 2005-06-13 현대자동차주식회사 차량의 적산거리조작방지 시스템 및 방법

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