JP2003072419A - 自動車用計器 - Google Patents

自動車用計器

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JP2003072419A
JP2003072419A JP2001272196A JP2001272196A JP2003072419A JP 2003072419 A JP2003072419 A JP 2003072419A JP 2001272196 A JP2001272196 A JP 2001272196A JP 2001272196 A JP2001272196 A JP 2001272196A JP 2003072419 A JP2003072419 A JP 2003072419A
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Takemi Sugiura
健実 杉浦
Kohei Kato
香平 加藤
Kozo Ono
浩三 小野
Teruaki Araki
輝亮 新木
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行距離をデジタル的に表示する走行距離表
示手段を有効に活用し、車速指示手段による目盛り盤と
指針を用いた車速のアナログ的指示に加え、上記走行距
離表示手段によって車速をもデジタル的に表示すること
で、車速をアナログ的にかつデジタル的に視認可能とす
るようにした自動車用計器を提供する。 【解決手段】 切り換えスイッチ機構60の切り換え操
作に基づくマイクロコンピュータによる制御のもと、走
行距離積算計Dの液晶パネル50は、総走行距離や区間
走行距離をデジタル的に表示し、また、この表示を乗用
車の車速のデジタル的表示に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用計器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用計器の多様化に伴い、例
えば、乗用車の車速は、アナログ的だけでなくデジタル
的にも視認できるようにしたいという要請がある。この
ような要請を満たそうする場合、現状では、指針により
車速をアナログ的に指示するアナログ式車速計と、車速
をデジタル的に表示するデジタル式車速計とを当該乗用
車に装備するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にアナログ式車速計及びデジタル式車速計の双方を装備
することは、車速という同一の物理量であるにもかかわ
らず、二つの車速計を別途独立に装備することを意味
し、車速計が余分に必要とされ、コスト高の原因となる
という不具合を招く。
【0004】これに対しては、特公平7−5036号公
報にて示すように、アナログ式計器、デジタル式計器及
びハーフミラーを備えた表示装置が提案されている。こ
こで、アナログ式計器は、乗用車の車速を指針により目
盛り盤の表面にてアナログ的に指示し、一方、デジタル
式計器は、当該車速を液晶パネルの表示面にてデジタル
的に表示する。そして、ハーフミラーは、両計器の間に
配設されて、液晶パネルの表示面の表示内容及び目盛り
盤の表面上の指針による指示内容の双方を視認させるよ
うになっている。
【0005】しかし、このような表示装置によっても、
アナログ式計器及びデジタル式計器の双方を別途独立に
装備することに変わりはなく、上記不具合を解消するこ
とはできない。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、走行距離をデジタル的に表示する走行距離
表示手段を有効に活用し、車速指示手段による目盛り盤
と指針を用いた車速のアナログ的指示に加え、上記走行
距離表示手段によって車速をもデジタル的に表示するこ
とで、車速をアナログ的にかつデジタル的に視認可能と
するようにした自動車用計器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る自動車用計器は、自動
車の車速を算出する算出手段(Sv、300)と、この
算出手段による算出車速に応じて当該自動車の走行距離
を積算する積算手段(320)と、算出手段による算出
車速に応じて当該自動車の車速を目盛り盤及び指針によ
りアナログ的に指示する車速指示手段(10、20、3
0、80、310)と、積算手段の走行距離の積算値に
応じて当該自動車の総走行距離及び区間走行距離の少な
くとも一方をデジタル的に表示する走行距離表示手段
(50、90、200、221、241)とを備える。
【0008】当該計器において、走行距離表示手段は、
総走行距離及び区間走行距離の少なくとも一方のデジタ
ル的表示を、算出車速に基づく当該自動車の車速のデジ
タル的表示に切り換えることを特徴とする。
【0009】このように、車速指示手段により当該自動
車の車速をアナログ的に指示するとともに、走行距離表
示手段により当該自動車の総走行距離及び区間走行距離
の少なくとも一方を当該自動車の車速に切り換えてデジ
タル表示するようにした。これにより、当該計器によれ
ば、車速をアナログ的に指示する車速計に加え、車速を
デジタル的に表示するデジタル表示計を別途独立に採用
することなく、当該自動車の車速をアナログ的にもデジ
タル的にも視認できる。
【0010】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、走行距離表示手段による
総走行距離及び区間走行距離の少なくとも一方のデジタ
ル的表示と車速のデジタル的表示との間の切り換えを行
う切り換え手段(62、210、230、250、26
0)を備えることを特徴とする。
【0011】このように、切り換え手段を用いることに
より、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層向上
できる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1及び図2は、本発明が乗用車用計
器に適用された例を示しており、当該計器は、当該乗用
車のインストルメントパネルに配設されている。
【0014】当該計器は、車速計S及び電子式走行距離
積算計Dを備えている。車速計Sは、目盛り盤10の表
面に沿い指針20を回動内機30(図2参照)により回
動させることで、当該乗用車の車速をアナログ的に指示
するものである。目盛り盤10は、当該車速計Sの環状
の見返し板40の底壁41の開口部41aにその裏面側
から併設されている。
【0015】走行距離積算計Dは、当該乗用車に装備さ
れるものを利用して、後述のように、当該乗用車の総走
行距離L、区間走行距離A、区間走行距離B或いは車速
Vをデジタル的に表示するようになっている。
【0016】この走行距離積算計Dは、液晶パネル50
及び押動式切り換えスイッチ機構60を備えている。液
晶パネル50は、目盛り盤10の開口部11にその裏面
側から併設されており、当該液晶パネル50は、後述の
ようにデジタル表示駆動されて、総走行距離L、区間走
行距離A、区間走行距離B或いは車速Vをデジタル的に
表示する。
【0017】また、切り換えスイッチ機構60は、ロッ
ド61(図1参照)と、常開型切り換えスイッチ62
(図2参照)とを備えている。ロッド61は、見返し板
40の底壁41の貫通穴部41bに押動可能に嵌装され
ている。切り換えスイッチ62は、ロッド61の押動に
より押圧されてオンし、ロッド61の開放により、開状
態に自己復帰してオフする。このことは、切り換えスイ
ッチ62は、そのオンオフでもって、切り換え作用を発
揮することを意味する。
【0018】また、当該計器は、図2にて示すごとく、
車速計S及び走行距離積算計Dの双方に共用されるマイ
クロコンピュータ70を備えている。このマイクロコン
ピュータ70は、その作動に伴い、図3及び図4にて示
すフローチャートに従い主制御プログラムを実行し、ま
た、図5にて示すフローチャートに従い割り込み制御プ
ログラムを実行する。このマイクロコンピュータ70
は、上記割り込み制御プログラムの実行中において、車
速センサSvの検出出力に基づく車速算出処理及びその
アナログ指示処理並びに、当該算出車速に基づく当該乗
用車の走行距離の積算処理及びその書き込み処理を行
う。また、マイクロコンピュータ70は、上記主制御プ
ログラムの実行中において、切り換えスイッチ62の操
作に基づき、当該乗用車の総走行距離L、区間走行距離
A、区間走行距離B或いは車速Vのデジタル表示処理等
の処理を行う。
【0019】なお、マイクロコンピュータ70は、当該
乗用車のイグニッションスイッチIGのオンに伴いバッ
テリBから給電されて作動する。また、上記割り込み制
御プログラムの割り込み実行は、マイクロコンピュータ
70に内蔵のタイマーによる所定割り込み時間(例え
ば、100ms)の計時毎に繰り返される。当該タイマ
ーは、そのリセット毎に、上記所定割り込み時間の計時
を繰り返す。また、上記主制御プログラムは上記割り込
み制御プログラムと共に、マイクロコンピュータ70の
ROMに予め記憶されている。
【0020】車速センサSvは、当該乗用車の車速を検
出し、この車速に比例する周波数にてパルス信号を発生
する。駆動回路80は、マイクロコンピュータ70によ
る制御を受けて、回動内機30を駆動制御する。駆動回
路90は、マイクロコンピュータ70による制御を受け
て、液晶パネル50をデジタル表示駆動する。EEPR
OM100は、不揮発性メモリの一つであって、このE
EPROM100は、マイクロコンピュータ70による
制御を受けて、当該乗用車の積算走行距離を書き込み更
新する。
【0021】以上のように構成した本実施形態におい
て、イグニッションスイッチIGがオンされると、マイ
クロコンピュータ70は、イグニッションスイッチIG
を介しバッテリBから給電を受けて作動し、図3及び図
4のフローチャートに従い、主制御プログラムを実行し
始める。また、マイクロコンピュータ70のタイマー
は、マイクロコンピュータ70の作動に伴いリセットさ
れて上記所定割り込み時間を計時し、この計時の終了後
のリセット毎に上記所定割り込み時間の計時を繰り返
す。なお、当該乗用車は、イグニッションスイッチIG
のオンに伴い、走行状態におかれるものとする。
【0022】上記タイマーが上記所定割り込み時間の計
時終了毎に、マイクロコンピュータ70は、図5のフロ
ーチャートに従い、割り込み制御プログラムを割り込み
実行し、この実行中において、ステップ300にて、当
該乗用車の車速Vが車速センサSvからの各パルス信号
に応じて算出される。ついで、ステップ310におい
て、車速Vのアナログ指示処理がなされる。具体的に
は、車速Vがアナログデータとして駆動回路80に出力
され、回動内機30が、当該駆動回路80により上記ア
ナログデータに応じて駆動されて、指針20を回動す
る。これにより、車速Vが車速計Sによりその目盛り盤
10の表面上にて指針20でもってアナログ的に指示さ
れる。
【0023】ステップ310における処理後、当該乗用
車の走行距離が、ステップ320において、ステップ3
00での算出車速Vに応じて積算され、ステップ330
にて、積算走行距離としてEEPROM100に書き込
み処理される。これに伴い、EEPROM100は、当
該積算走行距離を書き込み更新する。
【0024】一方、上述のように主制御プログラムの実
行が開始されると、図3のステップ200において、E
EPROM100に書き込み更新した積算走行距離が、
当該乗用車の総走行距離Lとして「ODO」という文字
と共にデジタル表示処理される。具体的には、総走行距
離Lがデジタルデータとして駆動回路90に出力され、
液晶パネル50が、当該駆動回路90により上記デジタ
ルデータに応じて駆動されて、総走行距離Lを、図6に
て実線で例示するごとく「ODO」という文字と共にデ
ジタル表示する。
【0025】このようにしてステップ200での処理が
終了すると、ステップ210において、切り換えスイッ
チ機構60の切り換えスイッチ62のオンか否かが判定
される。この判定は、液晶パネル50の表示内容を総走
行距離Lから区間走行距離Aに切り換えるか否かの判定
である。ここで、切り換えスイッチ62がロッド61の
押動によりオンしていれば、ステップ210での判定は
YESとなる。なお、ステップ210での判定がNOと
なる場合には、ステップ200での処理が上述と同様に
繰り返されて総走行距離Lの液晶パネル50によるデジ
タル表示が維持される。
【0026】上述のようにステップ210での判定がY
ESになると、ステップ220において、切り換えスイ
ッチ62のオン時間は所定時間T(例えば、数秒)未満
か否かが判定される。ここで、上記所定時間Tは、区間
走行距離A或いはBをリセットするに要する時間を表
す。
【0027】しかして、切り換えスイッチ62のオン時
間が所定時間T未満であれば、ステップ220での判定
がYESとなり、ステップ221において、区間走行距
離Aのデジタル表示処理がなされる。具体的には、現段
階での区間走行距離Aが、EEPROM100に書き込
み更新した積算走行距離に基づき算出されて「TRIP
A」という文字と共にデジタル表示されデジタルデー
タとして駆動回路90に出力され、液晶パネル50が、
当該デジタルデータに基づき駆動回路90により駆動さ
れて当該区間走行距離Aを図6にて破線で示す「TRI
P A」という文字と共にデジタル表示する。なお、こ
の区間走行距離Aは、その起算時期になされた切り換え
スイッチ62のオンによるリセット後の走行距離を、E
EPROM100に書き込み更新した積算走行距離に基
づき算出することで得られる。
【0028】一方、ステップ220での判定がNOとな
る場合には、ステップ222において、区間走行距離A
のリセット処理がなされる。これに伴い、ステップ22
1での区間走行距離Aのデジタル表示処理では、区間走
行距離Aのリセット後の区間走行距離(現段階では、0
km)が、液晶パネル50によりデジタル表示される。
【0029】以上のようなステップ221の処理後、ス
テップ230において、再び、切り換えスイッチ62の
オンか否かが判定される。この判定は、液晶パネル50
の表示内容を区間走行距離Aから区間走行距離Bに切り
換えるか否かの判定である。しかして、切り換えスイッ
チ62がロッド61の押動によりオンしていれば、ステ
ップ230での判定はYESとなる。なお、ステップ2
30での判定がNOとなる場合には、ステップ221で
の処理が上述と同様に繰り返されて区間走行距離Aの液
晶パネル50によるデジタル表示が維持される。
【0030】上述のようにステップ230での判定がY
ESになると、図4のステップ240において、切り換
えスイッチ62のオン時間は所定時間T未満か否かが判
定される。しかして、切り換えスイッチ62のオン時間
が所定時間T未満であれば、ステップ240での判定が
YESとなり、ステップ241において、現段階での区
間走行距離Bが、EEPROM100に書き込み更新し
た積算走行距離に基づき算出されて図6で破線で示す
「TRIP B」という文字と共にデジタル表示処理さ
れデジタルデータとして駆動回路90に出力され、液晶
パネル50が、当該デジタルデータに基づき駆動回路9
0により駆動されて当該区間走行距離Bを図6にて破線
で示す「TRIP B」という文字と共にデジタル表示
する。なお、この区間走行距離Bは、その起算時期にな
された切り換えスイッチ62のオンによるリセット後の
走行距離を、EEPROM100に書き込み更新した積
算走行距離に基づき算出することで得られる。
【0031】一方、ステップ240での判定がNOとな
る場合には、ステップ242において、区間走行距離B
のリセット処理がなされる。これに伴い、ステップ24
1での区間走行距離Bのデジタル表示処理では、区間走
行距離Bのリセット後の区間走行距離(現段階では、0
km)が、液晶パネル50によりデジタル表示される。
【0032】以上のようなステップ241の処理後、ス
テップ250において、さらに、切り換えスイッチ62
のオンか否かが判定される。この判定は、液晶パネル5
0の表示内容を区間走行距離Bから車速Vに切り換える
か否かの判定である。しかして、切り換えスイッチ62
がロッド61の押動によりオンしていれば、ステップ2
50での判定はYESとなる。これに伴い、ステップ2
51において、車速Vのデジタル表示処理がなされる。
即ち、ステップ300で算出された最新の車速Vがデジ
タルデータとしてマイクロコンピュータ70から駆動回
路90に出力され、液晶パネル50が当該デジタルデー
タに応じて駆動回路90により駆動されて車速Vをデジ
タル表示する。例えば、図7にて示すごとく、液晶パネ
ル50は、車速V=60km/hをデジタル表示する。
【0033】このステップ251での処理に伴い、ステ
ップ260において、さらに、切り換えスイッチ62の
オンか否かが判定される。この判定は、液晶パネル50
の表示内容を車速Vから総走行距離Lに切り換えるか否
かの判定である。しかして、切り換えスイッチ62がロ
ッド61の押動によりオンしていれば、ステップ260
での判定はYESとなる。これに伴い、主制御プログラ
ムはステップ200に戻り総走行距離Lのデジタル表示
処理が上述と同様に繰り返されて、液晶パネル50の表
示内容は、車速Vのデジタル表示から総走行距離Lのデ
ジタル表示に切り換わる。なお、ステップ260での判
定がNOとなる場合には、ステップ251の処理が上述
と同様に繰り返されて液晶パネル50による車速Vのデ
ジタル表示が維持される。
【0034】以上説明したように、ステップ310にお
ける車速Vのアナログ指示処理に基づき車速計Sにより
目盛り盤10の表面上での指針20でもって車速Vをア
ナログ的に指示し、EEPROM100に書き込み更新
した積算走行距離に基づき切り換えスイッチ62のオン
操作に応じて当該乗用車の総走行距離L、区間走行距離
A、区間走行距離Bのいずれかを走行距離積算計Dによ
り液晶パネル50でもってデジタル表示し、また、EE
PROM100に書き込み更新した積算走行距離に基づ
き切り換えスイッチ62のオン操作に応じて走行距離積
算計Dにより液晶パネル50の表示内容を車速Vのデジ
タル表示に切り換えるようにした。
【0035】このように、アナログ式車速計である車速
計Sによるアナログ的車速指示に加え、電子式走行距離
積算計Dによって、総走行距離L、区間走行距離A、区
間走行距離Bに代えて、車速Vをデジタル的に表示する
ので、アナログ式車速計の他に、デジタル式車速計を別
途独立に採用することなく、電子式走行距離積算計Dを
有効に活用することで、車速Vをアナログ的にかつデジ
タル的に視認可能とする低コストの乗用車用計器を提供
し得る。また、車速Vを走行距離積算計Dの液晶パネル
50でもってデジタル表示するので、例えば、車速取り
締まり用のパトロールカーのように高精度の車速表示を
必要とする乗用車の計器として特に有効である。
【0036】なお、本発明の実施にあたり、主制御プロ
グラムによる総走行距離L、区間走行距離A、区間走行
距離B及び車速Vのデジタル表示処理の順序は、上記実
施形態にて述べた順序に限ることなく、適宜変更しても
よい。
【0037】また、本発明の実施にあたり、液晶パネル
50は、目盛り盤10内に限ることなく、見返し板40
の底壁41に別途開口部を形成し、この開口部にその裏
面側から液晶パネル50を併設するようにしてもよい。
【0038】また、本発明の実施にあたり、ステップ3
30での積算走行距離の書き込み処理をマイクロコンピ
ュータ70のRAMに対して行い、EEPROM100
を廃止するようにしてもよい。この場合には、ステップ
200での総走行距離Lが上記RAMに書き込み更新済
みの積算走行距離でもって特定され、ステップ222或
いは242での区間走行距離が上記RAMに書き込み更
新済みの積算走行距離に基づき算出される。
【0039】また、本発明の実施にあたり、総走行距離
Lを区間走行距離A或いは区間走行距離Bと共に液晶パ
ネル50によりデジタル表示するようにしてもよい。こ
の場合には、例えば、ステップ221にて、区間走行距
離Aのデジタル表示処理とともに、総走行距離Lのデジ
タル表示処理を行い、ステップ241にて、区間走行距
離Bのデジタル表示処理とともに、総走行距離Lのデジ
タル表示処理を行う。なお、ステップ200はそのまま
にしてもよく或いは廃止してもよい。
【0040】また、本発明の実施にあたり、液晶パネル
50で、総走行距離L、区間走行距離A、区間走行距離
B及び車速Vを時間間隔をおいて順次切り換えデジタル
表示することで、切り換えスイッチ機構60を廃止して
もよい。
【0041】また、本発明の実施にあたり、液晶パネル
50に代えて、例えば、ELパネルや蛍光表示管を採用
してもよい。
【0042】また、本発明の実施にあたり、乗用車用計
器に限ることなく、一般に、バス、トラック、農建機や
自動2輪車等の自動車用計器(電子式走行距離積算計及
び車速計、又は電子式回転積算計及び回転計を有する)
に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用車用計器の一実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1の計器の電気回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2のマイクロコンピュータにより実行される
主制御プログラムを表すフローチャートの前段部であ
る。
【図4】当該主制御プログラムを表すフローチャートの
後段部である。
【図5】図2のマイクロコンピュータにより実行される
割り込み制御プログラムを表すフローチャートである。
【図6】図1の車速計による車速のアナログ指示及び走
行距離積算計による総走行距離のデジタル表示の例を示
す図である。
【図7】図1の車速計による車速のアナログ指示及び走
行距離積算計による車速のデジタル表示の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
Sv…車速センサ、10…目盛り盤、20…指針、30
…回動内機、50…液晶パネル、60…切り換えスイッ
チ機構、62…切り換えスイッチ、70…マイクロコン
ピュータ、80、90…駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 1/08 G01P 1/08 B E (72)発明者 小野 浩三 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 新木 輝亮 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F024 AA02 AA12 AB03 AB05 AC01 AC03 AC07 AD01 AD03 2F041 BA04 BA07 3D044 BA14 BA21 BA26 BB01 BC13 BD02 BD05 BD13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車速を算出する算出手段(S
    v、300)と、 この算出手段による算出車速に応じて当該自動車の走行
    距離を積算する積算手段(320)と、 前記算出手段による算出車速に応じて当該自動車の車速
    を目盛り盤及び指針によりアナログ的に指示する車速指
    示手段(10、20、30、80、310)と、 前記積算手段の前記走行距離の積算値に応じて当該自動
    車の総走行距離及び区間走行距離の少なくとも一方をデ
    ジタル的に表示する走行距離表示手段(50、90、2
    00、221、241)とを備える計器において、 前記走行距離表示手段は、前記総走行距離及び区間走行
    距離の少なくとも一方のデジタル的表示を、前記算出車
    速に基づく当該自動車の車速のデジタル的表示に切り換
    えることを特徴とする自動車用計器。
  2. 【請求項2】 前記走行距離表示手段による前記総走行
    距離及び区間走行距離の少なくとも一方のデジタル的表
    示と前記車速のデジタル的表示との間の切り換えを行う
    切り換え手段(62、210、230、250、26
    0)を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動車
    用計器。
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Cited By (5)

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