JP2000186938A - ナビゲーションシステムの故障診断装置 - Google Patents

ナビゲーションシステムの故障診断装置

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JP2000186938A
JP2000186938A JP36514598A JP36514598A JP2000186938A JP 2000186938 A JP2000186938 A JP 2000186938A JP 36514598 A JP36514598 A JP 36514598A JP 36514598 A JP36514598 A JP 36514598A JP 2000186938 A JP2000186938 A JP 2000186938A
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JP
Japan
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azimuth
steering angle
gyro
sensor
navigation system
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JP36514598A
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English (en)
Inventor
Takashi Odagiri
崇 小田切
Hiroshi Kajinuma
寛 梶沼
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーションシステムに採用されているジ
ャイロの自己故障診断を行う。 【解決手段】 自己診断機能を備え、車両制御ユニット
11のために信頼性の高い舵角信号を出力することができ
る舵角センサ12の舵角信号を自システム1側に取り込
み、この舵角信号と車速信号とによって算出する方位角
を方位角レファレンスとし、自システムに内蔵されてい
るジャイロ2の検出する方位角計測値と比較し、所定値
を超える誤差が発生した場合に、自システムのジャイロ
2に故障が発生していると診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムに搭載されている方位角センサ(ジャイロ)の故
障を診断するナビゲーションシステムの故障診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マップマッチング機能を有するナ
ビゲーションシステムは、図4に示す構成であり、マイ
クロコンピュータを搭載したナビゲーションコントロー
ラ1が方位角センサ(ジャイロ)2を内蔵し、GPSア
ンテナ3の受信した自車の絶対位置及び進行方向と車速
センサ4からの車速とジャイロ2の検出する旋回角度に
基づき、CD−ROMやDVDのような地図情報記憶装
置5に記憶された地図情報を参照してディスプレイ6に
表示されている地図上での自車位置を割り出し、その地
図上の該当する位置に現在位置マークを付して表示する
構成である。
【0003】そして、自車位置の絶対位置の検出には、
図5に示すように、前回の自車位置P0から現在の自車
位置P1を割り出すには、前回の方位をψとし、今回検
出した方位変化分をθ1とし、また現在の車速v、測定
周期Tとすると、次の数1式によって今回の自車位置の
座標X1,Y1を算出する。
【0004】
【数1】 ここで、方位角変化分θ1の検出にはジャイロ2の信号
を用い、車速センサ4の車速信号vとこのジャイロ2の
信号を用いて自車位置の座標を決定し、これに対応する
地図上の座標を求めて、ディスプレイ6に表示されてい
る道路地図上で該当する地図座標位置に自車位置マーク
を表示するのである。
【0005】ところで、方位角センサ(ジャイロ)2に
よる方位角の検出原理は、図6に示すように次の通りで
ある。ジャイロ2には左右の圧電セラミック素子が備わ
っていて、車両の転回操作によってステアリングホイー
ルの旋回方向と旋回角度に応じて符号と大きさが異なる
電圧値を電圧差値として出力する。図6は右旋回時のジ
ャイロ2の左圧電素子と右圧電素子の出力電圧の変化を
示している。このような右旋回の場合、出力電圧Vは、
V=(A+a)−(A−a)=2aとなる。左旋回の場
合にはこの逆である。そして、方位角変化分θ1はこの
電圧信号Vの関数であり、θ1=f(V)で表すことが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のナビゲーションシステムでは、方位角センサ(ジ
ャイロ)の故障を診断する手段が備えられておらず、そ
のためにユーザーが自車位置の表示位置が実際と大きく
異なることから、システムのどこかに何らかの故障が発
生していることにようやく気づくものであった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、他の車両制御ユニット、例えば、エン
ジン制御ユニットで利用されている自己診断機能の備わ
っている舵角センサの信号をナビゲーションシステム側
でもレファレンスとして取り込み、舵角センサと車速セ
ンサとに基づいて演算する方位角θ2と方位角センサの
検出する方位角検出値θ1との誤差が所定範囲を超えた
場合に自システムに内蔵されている方位角センサの故障
を診断するようにして、センサ信号線の追加と、マイク
ロコンピュータに組み込むプログラムの若干の変更だけ
で自己故障診断ができるナビゲーションシステムの故障
診断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外部
からの舵角検出信号と車速信号とを用い、自システム内
部に内蔵されている方位角センサの故障診断を行うナビ
ゲーションシステムの故障診断装置であって、前記舵角
信号と車速信号とによって算出する方位角レファレンス
と、前記方位角センサの検出する方位角計測値とを比較
し、所定値を超える誤差が発生した場合に、前記方位角
センサの故障を診断するものである。
【0009】請求項1の発明のナビゲーションシステム
の故障診断装置では、自己診断機能を備え、車両制御ユ
ニットのために信頼性の高い舵角信号を出力することが
できる舵角センサからの舵角信号を自システム側に取り
込み、この舵角信号と車速信号とによって算出する方位
角を方位角レファレンスとし、自システムに内蔵されて
いる方位角センサの検出する方位角計測値と比較し、所
定値を超える誤差が発生した場合に自システムの方位角
センサに故障が発生していると診断する。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ナビゲーショ
ンシステムの方位角センサの自己故障診断ができ、シス
テムの信頼性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
システム構成を示しており、この実施の形態のナビゲー
ションシステムは、ナビゲーション機能の統括制御演算
を実行するマイクロコンピュータで構成されるナビゲー
ションコントローラ1と、このナビゲーションコントロ
ーラ1に内蔵され、上述した左右の圧電セラミック素子
の出力する電圧差によって方位角変化を検出する方位角
センサ(ジャイロ)2と、GPS衛星からの電波を受信
するGPSアンテナ3と、自車速を検出する車速センサ
4(これは、自己診断機能を有し、また他の車両制御ユ
ニット、スピードメータなどに信号を出力する信頼性の
高いものである)と、ナビゲーションコントローラ1が
自車の絶対位置と進行方向を割り出し、地図上に表示す
るために参照する道路地図情報を記憶している地図情報
記憶装置5と、ナビゲーション情報を表示するディスプ
レイ6から構成されている。
【0012】そして本実施の形態のナビゲーションシス
テムの特徴として、ハンドル操作による操舵角(舵角)
を検出し、これをエンジン制御ユニット、姿勢制御ユニ
ットその他、車両走行を制御する車両制御ユニット11
に出力する舵角センサ12からの信号をナビゲーション
コントローラ1に取り込む配線になっている。
【0013】そしてナビゲーションコントローラ1に
は、従来と同様のナビゲーションに必要な演算制御を実
行するプログラムと共に、後述の手順でジャイロ2の故
障診断を実行するプログラムが組み込まれている。
【0014】次に、上記の構成のナビゲーションシステ
ムによる方位角センサ(ジャイロ)2の自己故障診断処
理動作について説明する。図2には自車10が時刻t=
0で左に旋回するためにハンドルを左に切り、舵角セン
サ12がその操舵角を検出してナビゲーションコントロ
ーラ1に入力してきたとする。
【0015】この場合、自車10の操向角(前輪の直進
に対する振れ角度)はαとなり、短い時間hの間に方位
角θ2だけ自車10の向きが変化することになるが、こ
のときの演算式は、次の数2式のようになる。
【0016】
【数2】 ここで、S:車速、B:車両のホイールベース(定
数)、h:経過時間、G:ステアリングギア比(定数)
である。
【0017】したがって、ナビゲーションコントローラ
1がこの舵角センサ12による検出信号に基づいて演算
した方位角変化量θ2と、内蔵されているジャイロ2の
検出した方位角変化量θ1とを比較し、それらの計測誤
差のばらつきを考慮した上での許容範囲γ、たとえば、
10〜5%の範囲を超えていればジャイロ2の故障と判
断して故障アラームを警告ランプの点灯やディスプレイ
6への表示によってユーザーに知らせる。
【0018】以上の自己故障診断処理の手順を図3のフ
ローチャートにより説明する。この故障診断処理のプロ
グラムはナビゲーションコントローラ1の起動後に、所
定周期毎に繰り返し行う。周期そのものは特に限定され
ないが、自車位置検出周期に同期した短い周期毎であっ
ても、さらに長い周期を決めてその周期毎に実行しても
よい。
【0019】故障診断処理がスタートすると、舵角セン
サ12から操舵角検出信号を取り込み、また車速センサ
4から車速を取り込む(ステップS1,S2)。そして
数2式に従う演算によって方位角レファレンスθ2を算
出する(ステップS3)。また、ジャイロ2から方位角
検出信号θ1を取り込む(ステップS4)。
【0020】そして、これらの方位角レファレンスθ2
とジャイロ2の検出する方位角θ1の差を許容値γと比
較し、この許容値γを越える誤差が発生してれば故障と
判断してアラームを出力する(ステップS5,S6)。
【0021】なお、アラームの出力後は、自動車の本来
の安全操行に影響するものではないので、ユーザーが故
障発生を確認してリセット操作をすれば、本ナビゲーシ
ョンシステムはナビゲーション機能を継続することにし
ている(ステップS7)。
【0022】このようにして本実施の形態のナビゲーシ
ョンシステムの故障診断装置によれば、ジャイロの自己
故障診断が、従来から自動車に普通に搭載されており、
かつ信頼性の高い舵角センサの信号を取り込み、それに
基づいて算出した方位角レファレンスとし、これと自シ
ステムのジャイロの検出した方位角との比較によってジ
ャイロの故障を診断することができ、ナビゲーションシ
ステムの信頼性を高めることができる。
【0023】なお、上記の実施の形態ではナビゲーショ
ンシステム側で舵角センサ信号からに基づいて方位角レ
ファレンスを算出してジャイロの検出する方位角と比較
するようにしたが、車両制御ユニット側で方位角レファ
レンスを算出させ、その演算結果をナビゲーションシス
テム側に取り込み、ジャイロの検出する方位角と比較す
る方式を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のシステム構成を示
すブロック図。
【図2】上記の実施の形態において、舵角センサの検出
信号に基づく車両の方位角を演算する方法の説明図。
【図3】上記の実施の形態における方位角センサ(ジャ
イロ)の自己故障診断手順を示すフローチャート。
【図4】従来のナビゲーションシステムのブロック図。
【図5】一般的なジャイロによる方位角変化量の演算方
法の説明図。
【図6】一般的なジャイロの出力特性を示す説明図。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 2 方位角センサ(ジャイロ) 3 GPSアンテナ 4 車速センサ 5 地図情報記憶装置 6 ディスプレイ 11 車両制御ユニット 12 舵角センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの舵角検出信号と車速信号とを
    用い、自システム内部に内蔵されている方位角センサの
    故障診断を行うナビゲーションシステムの故障診断装置
    であって、 前記舵角信号と車速信号とによって算出する方位角レフ
    ァレンスと、前記方位角センサの検出する方位角計測値
    とを比較し、所定値を超える誤差が発生した場合に、前
    記方位角センサの故障を診断することを特徴とするナビ
    ゲーションシステムの故障診断装置。
JP36514598A 1998-12-22 1998-12-22 ナビゲーションシステムの故障診断装置 Pending JP2000186938A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017796A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 多摩川精機株式会社 車輌位置計測装置及び方法
CN106767756A (zh) * 2016-11-30 2017-05-31 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 一种多功能无位移船模导航装置
CN116519021A (zh) * 2023-06-29 2023-08-01 西北工业大学 一种惯性导航系统故障诊断方法、系统及设备

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