JPH08334365A - 現在位置算出装置 - Google Patents

現在位置算出装置

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JPH08334365A
JPH08334365A JP14366895A JP14366895A JPH08334365A JP H08334365 A JPH08334365 A JP H08334365A JP 14366895 A JP14366895 A JP 14366895A JP 14366895 A JP14366895 A JP 14366895A JP H08334365 A JPH08334365 A JP H08334365A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】道路地図上に無い道路に車両が進行したことを
正しく判定し、マップマッチングによって道路地図上の
道路の位置に現在位置が修正されてしまうことを防ぐ。 【構成】マイクロプロセッサ24は、各種センサ11、
12、13の出力より車両の進行方位と道路地図上の道
路との差と、車両の道路不意に対する旋回の有無とを算
出し、車両の道路方位に対する旋回によって、車両の進
行方位と道路地図上の道路との差が大きくなった場合に
は、マップマッチングによって道路地図上の道路の位置
に現在位置を修正せずに、前回求めた現在位置と車両の
移動量より求まる位置を現在位置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の移動体に搭載
され、該移動体の進行距離、進行方位などを測定して、
これにより、当該移動体の現在位置を算出する現在位置
算出装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の道路上を走行する車両の現在位置を
算出する現在位置算出装置において、該車両の現在位置
は、ジャイロ等の方位センサにより測定した車両の進行
方向と、車速センサまたは距離センサにより測定した車
両の進行距離とに基づいて算出されている。
【0003】また、車両の進行距離は、一般的には、ト
ランスミッションの出力軸、または、タイヤの回転数を
計測して、その回転数に、タイヤ1回転あたりに車両が
進む距離である距離係数を乗ずることにより求められて
いる。
【0004】さらに、特開昭63−148115号公報
に記載のように、走行距離および方位変化量に基づき定
まる車両の現在位置を中心とする所定の範囲内の道路を
道路地図より抽出し、推定位置と抽出した各道路の相関
に基づいて最も相関の高い道路上に現在位置を修正する
ことにより、車両の進行方向と進行距離から求めた現在
位置の誤差を補正する技術が知られている。また、この
ような推定位置と道路との相関としては、推定位置と道
路との距離や車両の進行方位と道路の方位差が用いられ
ることが多い。
【0005】このような道路に整合するように、求めら
れた車両の現在位置を修正する、いわゆる、マップマッ
チングの技術によれば、現在位置算出の精度を高めるこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したマップマッチ
ングの技術は、道路地図に基づいて現在位置を修正する
ものであるため、道路地図が正確であることを前提とし
ている。
【0007】一方、現実には、道路地図に載っていな
い、新しく作られた道路が存在することがある、このよ
うな場合には、この道路に車両が進行したとき、前述し
たマップマッチングの技術によって、道路上の位置を現
在位置として算出すると、実際に走行している道路では
なく、地図上に存在する別の道路に現在位置が求められ
しまうことになる。
【0008】そこで、本発明は、道路地図に載っていな
い、新しく作られた道路に車両が進行したか否かを正し
く推定し、新しく作られた道路に車両が進行したと推定
される場合には、マップマッチングによって算出された
道路上の位置が現在位置として選択されることを抑圧す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決する手段】前記目的達成のために、本発明
は、車両に搭載され、該車両の現在位置を算出する現在
位置算出装置であって、車両の進行方位を検出する方位
検出手段と、車両の走行距離を算出する距離算出手段
と、道路地図を記憶した記憶手段と、前回求めた車両の
現在位置に、前記進行方位および前記走行距離とから求
まる車両の相対変位を加算した仮想現在位置と、前記道
路地図から読みだした道路地図とを照合して、順次、車
両が存在する位置と道路して最も確からしい道路上の位
置を現在位置として推定する現在位置算出手段と、車両
の進行方位と前記最も確からしい道路の方位に基づい
て、車両が道路に対して旋回したか否かを判定する手段
とを備え、前記現在位置算出装置は、車両が道路に対し
て旋回したと判定された場合であって、車両の進行方位
と前記最も確からしい道路の方位差が所定の値以上とな
った場合に、前記最も確からしい道路上の位置に代え
て、前記仮想現在位置を現在位置として推定することを
特徴とする現在位置算出装置を提供する。
【0010】
【作用】本発明に係る現在位置算出装置によれば、車両
が道路に対して旋回したと判定された場合であって、車
両の進行方位と前記最も確からしい道路の方位差が所定
の値以上となった場合に、道路地図に載っていない、新
しく作られた道路に車両が進行したもとの推定し、前記
進行方位および前記走行距離とから求まる車両の相対変
位を加算した仮想現在位置と、前記道路地図から読みだ
した道路地図とを照合して、推定した車両が存在する位
置と道路して最も確からしい道路上の位置、すなわち、
マップマッチングによって求めた位置を現在位置とせず
に、前記仮想現在位置を、そのまま現在位置とする。
【0011】このような構成を備えた本発明によれば、
道路に対する旋回と車両の進行方位と道路方位との差に
よって、車両が道路地図に載っていない、新しく作られ
た道路に車両が進行したもとか否かを正しく推定するこ
とができる。
【0012】たとえば、単なる蛇行等によっても道路に
対する旋回は発生するが、蛇行では車両の進行方位と道
路方位との差が、さほど大きくなることはないので、道
路に対する旋回と車両の進行方位と道路方位との差の双
方を考慮する本発明によれば、車両が道路地図に載って
いない新しく作られた道路に車両が進行したと誤って判
定されることがない。また、これとは逆に、道路に対す
る旋回を考慮するので、道路地図上の道路方位の誤りや
方位を検出するセンサの定常的な誤りによって、車両の
進行方位と道路方位が大きくなってしまった場合等に、
車両が道路地図に載っていない新しく作られた道路に車
両が進行したと誤って判定されることがない。
【0013】そして、また、このようにして車両が道路
地図に載っていない新しく作られた道路に車両が進行し
たと判定できた場合に、マップマッチングによって求め
た位置を現在位置とせずに、車両の相対偏位より求めた
位置を、そのまま現在位置とすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】図1は、本発明の実施例に係る現在位置算
出装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1
に示すように、この現在位置算出装置10は、車両のヨ
ーレイトを検出することで進行方位変化を検出する角速
度センサ11と、地磁気を検出することで車両の進行方
位を検出する地磁気センサ12と、車両のトランスミッ
ションの出力軸の回転に比例した時間間隔でパルスを出
力する車速センサ13を備えている。
【0016】また、現在位置周辺の地図や現在位置を示
すマーク等を表示するディスプレイ17と、ディスプレ
イ17に表示する地図の縮尺切り替えの指令をユーザに
(運転者)から受け付けるスイッチ14と、デジタル地
図データを記憶しておくCD−ROM15と、そのCD
−ROM15から地図データを読みだすためのドライバ
16とを備えている。また、以上に示した各周辺装置の
動作の制御を行うコントローラ18を備えている。本実
施例において、上述したディジタル地図データには、複
数のリンクの端部を示す座標から構成される道路デー
タ、或いは、該道路の道幅を示す道路幅データ、道路が
高速道路或いは一般道路であるかを示す高速道路フラグ
などが含まれる。
【0017】コントローラ18は、角速度センサ11の
信号(アナログ)をデジタル信号に変換するA/D変換
器19と、地磁気センサ12の信号(アナログ)をデジ
タル信号に変換するA/D変換器20と、車速センサ1
3から出力されるパルス数を0.1秒毎にカウントする
カウンタ26と、スイッチ14の押圧の有無を入力する
パラレルI/O21と、CD−ROM15から読みださ
れた地図データを転送するDMA(Direct Memory Acce
ss)コントローラ22と、ディスプレイ17に地図画像
を表示する表示プロセッサ23とを有する。
【0018】また、コントローラ18は、さらに、マイ
クロプロセッサ24と、メモリ25とを有する。マイク
ロプロセッサ24は、A/D変換器19を介して得た角
速度センサ11の信号、A/D変換器20を介して得た
地磁気センサ12の信号、カウンタ26がカウントした
車速センサ13の出力パルス数、パラレルI/O21を
介して入力するスイッチ14の押圧の有無、DMAコン
トロ−ラ22を介して得たCD−ROM15からの地図
データを受け入れて、それら信号に基づいて処理を行
い、車両の現在位置を算出して、それを表示プロセッサ
23を介してディスプレイ17に表示させる。この車両
位置の表示は、図2に示すように、すでにディスプレイ
17に表示している地図上に矢印マ−ク等を重畳して表
示することにより行う。これにより、ユーザは、地図上
で車両の現在位置を知ることができる。メモリ25は、
このような動作を実現するための処理(後述)の内容を
規定するプログラムなどを格納したROMと、マイクロ
プロセッサ24が処理を行う場合にワ−クエリアとして
使用するRAMとを含んでいる。
【0019】以下、このように構成された現在位置算出
装置10の動作について説明する。
【0020】まず、現在位置を求める処理について説明
する。
【0021】図3に、マイクロプロセッサ24が現在位
置を算出するために行う処理の処理手順を示す。
【0022】図3に示した処理は、車両が20m走行す
る度に起動され実行される処理であり、道路上にマップ
マッチングによってマッチングされた1または複数の位
置、もしくは、道路上にマッチングされていない1また
は複数の位置を、車両が存在する可能性のある1または
複数の候補点として求め、その中から、最も現在位置ら
しいものを、表示候補点として選択する処理である。表
示候補点は、現在位置として表示される位置である。
【0023】さて、この処理では、まず、車両方位θca
rと、地図データを読み込む(ステップ301、30
3)。
【0024】そして、マップマッチング処理(ステップ
304)を実行する。
【0025】マップマッチング処理は、前述した候補点
を求める処理である。
【0026】図4に、マップマッチング処理の処理手順
を示す。
【0027】この処理では、前回のマップマッチング処
理実行時から現在までの進行距離Rと、現在の車両の進
行方位θcarとを読み込む(ステップ401)。次
に、それらの値に基づいて、車両の移動量を緯度経度方
向、別々に、それぞれ求める。
【0028】さらに、これらの各方向における移動量
を、前回のマップマッチング処理で求まった各候補点の
位置に、それぞれ加算して、前回のマップマッチング処
理で求まった各候補点対応に、現在車両が存在すると推
定される位置である仮想現在位置(A)を求める(ステ
ップ402)。候補点は、マップマッチング処理におい
て、現在位置の候補と成り得る位置として後述するステ
ップ403、404で求まる1または複数の位置である
が、その求め方の詳細については後述するが。
【0029】もし、装置の始動直後など、前回の車両の
候補点を求める処理で得られた候補点が存在しない場合
には、別途設定された位置を、前回得られた候補点の位
置として用いて仮想現在位置(A)を求める。
【0030】ついで、前回のマップマッチング処理で得
られた後述するフリー状態の候補点のみに関して、道路
とのマッチングを行うための道路検索処理が実行され、
1または複数の候補点と、その信頼度trstが求めら
れる(ステップ403)。フリー状態の候補点とは、前
述したように道路上にマッチングできなかった候補点を
指し、信頼度とは各候補点の現在位置としての確からし
さを指すが、その詳細については後述する。また、この
ステップ403で実行される検索候補点選択処理の詳細
についても後述する。
【0031】次に、検索候補点選択処理が実行された後
に、前回のマップマッチング処理で得られた後述するマ
ッチング状態の候補点のみに関して、道路とのマッチン
グを行うための道路検索処理が実行され、1または複数
の候補点と、その信頼度trstが求められる(ステッ
プ404)。マッチング状態の候補点とは道路上にマッ
プマッチングによってマッチングされた候補点を指す
が、その求め方の詳細については後述する。
【0032】そして、ステップ403、404で得られ
た候補点の各々に対応する信頼度trstの値にしたが
って、これら新たな候補点をソートし(ステップ40
5)、最も信頼度の値の大きな候補点Cを求め、表示候
補点CDとし、その位置、後述する累算エラーコストe
s、信頼度、マッチング状態であるかフリー状態である
かを示す状態フラグなどを、メモリ25のRAMの所定
の領域に記憶するとともに、表示候補点以外の他の候補
点の位置、累算エラーコストes、信頼度trst、状
態フラグなども、RAMの所定の領域に記憶する(ステ
ップ406)。
【0033】次に、図4のマップマッチング中の、ステ
ップ403のフリー状態の前回の候補点のみに関して行
う道路とのマッチングを行うための道路検索処理と、ス
テップ404のマッチング状態の前回の候補点のみに関
して行う道路とのマッチングを行うための道路検索処理
の詳細について説明する。
【0034】まず、ステップ404の道路検索処理につ
いて説明する。
【0035】図5に、ステップ404の道路検索処理の
詳細を示す。
【0036】この処理は、前回のマップマッチング処理
で得られたマッチング状態の各候補点について、それぞ
れ行われる。
【0037】この道路検索処理においては、まず、処理
対象のマッチング状態の前回の候補点に対応して得られ
た仮想現在位置(A)の周辺の地図を、CD−ROM1
5から、ドライバ16およびDMAコントローラ23を
介して読み出す(ステップ501)。
【0038】そして、処理対象のマッチング状態の前回
の候補点が位置するリンク、或いはこのリンクに接続さ
れたリンクを選択して、これらを取り出す(ステップ5
02)。
【0039】なお、前述したように、本実施例において
は、道路データとして、図6に示すように、2点間を結
ぶ複数のリンク51ないし55で近似し、それらリンク
を、その始点と終点の座標によって表したものなどを用
いている。たとえば、リンク53は、その始点(x3、
y3)と終点(x4、y4)によって表現される。
【0040】次に、ステップ502で取り出されたリン
クの中から、そのリンクの方位が、求められている車両
方向と、所定値以内にあるリンクだけを選択し(ステッ
プ503)、選択した取り出されたn個すべてのリンク
に対して、仮想現在位置(A)から垂線をおろし、その
垂線L(n)の長さを求める(ステップ504)。
【0041】次に、これら垂線の長さに基づき、ステッ
プ503で選択されたすべてのリンクに対して、以下の
式によりに定義されるエラーコスト値ec(n)を算出
する。 ec(n)=α×|θcar−θ(n)|+β
|L(n)| ここでは、θcarは、仮想現在位置(A)における車両方
位を表す。またθ(n)は、リンクの方位、L(n)
は、仮想現在位置(A)からリンクまでの距離、すなわ
ち垂線の長さ、αおよびβは、重み係数である。これら
重み係数の値は、進行方向と道路の方位のずれと現在位
置と道路のずれのどちらを、現在位置が、その上にある
道路を選択する上で重視するかによって変化させてよ
い。たとえば、進行方向と方位が近い道路を重視する場
合は、αを大きくするようにする。
【0042】次に、算出されたエラーコストec(n)
と、処理対象の前回の候補点の累算エラーコストesと
にしたがって、下記の式により定義される、ステップ5
04で選択された各リンクの累算エラーコストes
(n)を算出する(ステップ505)。
【0043】 es(n)=(1−k)×es+k×ec(n) ここに、kは、0より大きく1より小さな重み係数であ
る。この累算エラーコストes(n)は、前回以前の処
理において算出されたエラーコストを、今回の処理にお
いて算出されるエラーコストにどのくらい反映させるか
を表わしている。 さらに、算出された累算エラーコス
トes(n)に基づき、下記の式に定義される信頼度t
rst(n)を算出する(ステップ505)。
【0044】 trst(n)=100/(1+es(n)) ただし、前回の表示候補点として選定された候補点から
生成された候補点の信頼度は次式によって求める。
【0045】 trst(n)=100/(1+es(n))+B ここで、Bは所定のバイアス値である。このように、表
示候補点から生成された候補点にバイアス値を加算する
のは、表示候補点として選定される候補点の系列(候補
点と当該候補点から生成される候補点を同系列とする)
が過度に変化しないようにするためである。すなわち、
各回に生成される信頼度が近い系列が存在する場合に
は、表示候補点として選択される候補点の系列が頻繁に
変化するが、このような変化は後述するように表示する
現在位置の位置飛びをまねくので好ましくない。そこ
で、表示候補点から生まれた候補点にバイアスを付加す
ることにより、ある程度、信頼度に差がついて一方の系
列の方が正しいであろうという見極めが付いた時点ま
で、表示候補点として選択される候補点の系列の変化を
押えるのである。
【0046】上記式から明らかなように、累算エラーコ
ストec(n)が大きくなるのにしたがって、信頼度t
rst(n)は減少し、0(ゼロ)に近づく。その一
方、これが小さくなるのにしたがって、信頼度trst
(n)は増大し、その値は、100に近づく。
【0047】このような処理をすることにより、処理対
象の前回の候補点の存在するリンクに接続し、かつ、リ
ンクの方位が車両方位と近いn個のリンクに各々関連す
る信頼度trst(n)が求められる。
【0048】ついで、処理対象の前回の候補点から、ス
テップ503で選択したn個の各リンクに沿って、車両
の進行した距離Rに対応する長さだけ、それぞれ進めた
点を新たな候補点とする(ステップ506)。したがっ
て、ステップ503で選択されたリンクが複数(nが複
数)ある場合には、複数のが生成されることになる。す
なわちn個のリンクに対応して、n個の新たな候補点C
(n)が生成されることになる。いいかえるならば、前
回のマッチング状態の候補点の各々に対して複数の新た
な候補点が生成される可能性がある。
【0049】そして、ステップ503で選択したn個の
各リンクの累算エラーコストes(n)を、当該リンク
にそって距離R進めて求めた新たな候補点点C(n)の
累積エラ−コストとする。
【0050】以上の処理によって順次候補点が求まって
いくようすの一例を図7〜9に示しておく。
【0051】図7に示すように、ある回のマップマッチ
ング処理において、リンク61上に存在したある候補点
62に対して、仮想現在位置(A)が、点63に示す位
置に表わされるとする。このような場合に、仮想現在位
置(A)から、候補点62が位置するリンク61に接続
されたリンクであって、その方位と車両方位との差が所
定値以下であるようなリンク64、65を取り出し、現
在位置Aから、リンク64、65までの距離L(1)、
L(2)を算出するともに、算出された距離、リンク6
4、65の角度θ(1)、θ(2)および車両方位θca
rなどに基づき、関連するエラーコスト、累算エラーコ
スト、信頼度を算出する。さらに、先に求めた車両の進
行距離Rに基づき、ある候補点62から、リンク61お
よび64、或いは、リンク61および65に沿って、進
行距離Rに対応する長さだけ進められた位置を算出し、
この位置に対応する点を、それぞれ候補点66、67と
する。
【0052】次回のマップマッチング処理では、図8に
示すように、リンク64上の候補点66に対して、新た
な仮想現在位置(A)が、点71に示す位置に表わさ
れ、その一方、リンク65上の候補点67に対して、新
たな仮想現在位置(A’)が、点72に示す位置に表わ
されるとする。この場合には、仮想現在位置(A)か
ら、リンク64に接続されたリンクであって、その方位
と車両方位との差が所定値以下であるようなリンク7
3、74を取り出すとともに、新たな仮想現在位置
(A’)から、リンク65に接続されたリンクであっ
て、その方位と車両方位との差が所定値以下であるよう
なリンク75を取り出す。ついで、仮想現在位置(A)
から、リンク73、74までのそれぞれの距離L1
(1)およびL1(2)を算出するともに、仮想現在位
置(A’)から、リンク75までの距離L2(1)を算
出する。さらに、現在位置Aに関連して算出された距
離、リンク73、74の角度θ1(1)およびθ1
(2)ならびに車両方位θcarなどに基づき、関連する
エラーコスト、累算エラーコストおよび信頼度を算出す
るとともに、現在位置A’に関連して算出された距離、
リンク75の角度θ2(1)および車両方位θcarなど
に基づき、関連するエラーコスト、累算エラーコストお
よび信頼度を算出する。
【0053】さらに、車両の走行距離Rに基づき、候補
点66から、リンク64および73、或いは、リンク6
4および74に沿って、若しくは、候補点67から、リ
ンク65および75に沿って、車両の走行距離Rに対応
する長さだけ進められた位置を算出し、この位置に対応
する点を、それぞれ新たな候補点とする。図9は、この
ように新たに求められた候補点81ないし83を示して
いる。
【0054】さて、以上のような処理によって求められ
た候補点は全て道路上にマッチングされたマッチング状
態の候補点である。
【0055】一方、ステップ503で選択される、処理
対象の前回のマッチング状態の候補点が位置するリンク
或いは、これに接続されたリンクであって、その方位と
車両の進行方位との差が所定値以下であるようなリンク
が存在しない場合が考えられる。この場合には、仮想現
在位置(A)を、ある候補点から算出された次の候補点
とする。
【0056】このような候補点は、道路上にマッチング
されなかった候補点であり、フリー状態の候補点であ
る。なお、ここで、ステップ505では、フリー状態の
候補点には、エラーコストec(n)として、マッチン
グ状態の候補点に与えられるエラーコストに比較して大
きめの一定の値が与えられる。
【0057】以上、図4のステップ404のマッチング
状態の前回の候補点のみに関して行う道路とのマッチン
グを行うための道路検索処理の詳細について説明した。
【0058】次に、図4のステップ403の前回のマッ
プマッチング処理で得られた後述するフリー状態の候補
点のみに関して、道路とのマッチングを行うための道路
検索処理の詳細について説明する。
【0059】図10に、このフリ−状態の前回の候補点
に対する道路検索処理の処理手順を示す。
【0060】この処理は、前回のマップマッチング処理
で求まったフリー状態の各候補点の、それぞれについて
行われる。
【0061】図示するように、この処理は、図5に示し
たマッチング状態の候補点に対する道路検索処理に類似
している。
【0062】これら二つの処理の間の相違は、道路検索
処理においては、前回の車両の候補点を求める処理で得
られた候補点が位置するリンク、あるいは、これに接続
するリンクを取り出し、これらリンクから、センサ方位
との方位差が所定値内のリンクを選択している(図5の
ステップ502、503)のに対して、フリー状態の候
補点道路検索処理においては、仮想現在位置(A)を中
心とする予め設定された距離D内にあるリンクをすべて
抽出し、これらリンクから、センサ方位との方位差が所
定値内のリンクを選択している(ステップ1202)点
にある。
【0063】すなわち、図5のステップ502、503
の処理においては、単一のリンク、或いは、分岐点から
延びる幾つかのリンクを取り出せばよいが、図12のス
テップ1202の処理においては、読み出された地図デ
ータに対応する地図中の道路データから、抽出すべきリ
ンクが決定される。
【0064】また、このフリー状態の候補点に対する道
路検索処理において、処理対象の前回のフリー状態の候
補点に対する仮想現在位置(A)から所定の範囲D内
に、その方位と車両の進行方位との差が所定値以下のリ
ンクが存在する場合には、仮想現在位置から当該リンク
におろされた垂線とこのリンクとの交点が、新たなマッ
チング状態の候補点となる。また、処理対象の前回のフ
リー状態の候補点に対する仮想現在位置(A)もフリ−
状態の候補点となる。
【0065】また、フリー状態の候補点に対する仮想現
在位置(A)から所定の範囲D内に、その方位と車両の
進行方位との差が所定値以下のリンクが存在しない場合
には、仮想現在位置に対応する点のみがフリ−状態の候
補点となる。
【0066】各候補点のエラ−コストec、累積エラ−
コストes、信頼度trstの求め方は、表示候補点か
ら生まれた候補点の信頼度trstにバイアスBを加算
することも含め、先にマッチング状態の候補点に対する
道路検索処理において説明したものと全く同じである。
【0067】以上、図4のマップマッチング処理につい
て説明した。
【0068】さて、図3に戻り、このようにしてマップ
マッチング処理321において、表示候補点が求まる
と、表示候補点として道路上にマップマッチングによっ
てマッチングされていない位置である候補点(以下、こ
の候補点を「フリ−状態の候補点」と呼ぶ)が選ばれた
かを判定し(ステップ305)、選ばれていればステッ
プ307で変数n、iを0に初期化する(ステップ30
6)。そして、ステップ325で、表示候補点のデータ
を出力し処理を終了する。
【0069】また、今回、マップマッチング処理304
によって選択された表示候補点が、前回表示候補点とし
て選ばれた候補点から生まれた候補点でなければ(ステ
ップ306)、ステップ307で変数n、iを0に初期
化する(ステップ306)。そして、ステップ325
で、表示候補点のデータを出力し処理を終了する。
【0070】一方、これら以外の場合は、道路車両方位
差θnが6個に達していない場合には、車両方位θcar
と表示候補点が存在する道路の方位差を道路車両方位差
としてθ0〜θ5に順次蓄積していく(ステップ33
0、332、334)。そして、ステップ325で、表
示候補点のデータを出力し処理を終了する。
【0071】ただし、蓄積したθnの値は、マップマッ
チング処理304において表示候補点として、フリ−状
態の候補点が求まった場合や、前回の表示候補点から生
成された候補点が選ばれなかった場合には、ステップ3
07のn、iの0への初期化によって全てクリアされる
ことになる。
【0072】次に、道路車両方位差θnが6個蓄積され
ている場合には、ステップ307、309、311、3
13によって、その時点で蓄積されている6つの車両方
位θ0〜θ5のうちθ0を消去し、θ1〜θ5を一つづ
つシフトしθ1〜θ5を新たなθ0〜θ4とし、今回の
車両方位θcarを取り込んで、今回の道路車両方位差を
求めこれを新たなθ5とする(ステップ315)。そし
て、次にステップ317で、前述した過去5回分の道路
車両方位差(θ0〜θ5)の平均値θaveを求め、ス
テップ319は今回の道路車両方位差θ5とステップ3
17で求めた道路車両方位差の平均値の差θを求める。
【0073】そして、逸脱判定処理(ステップ323)
において、車両が地図に載っていない道路に進行したか
否かを判定し、進行している場合には表示候補点を変更
する処理が行われる。
【0074】この逸脱判定処理の処理手順を、図11に
示す。
【0075】この処理では、現在の道路車両方位差θ5
が、所定のしきい値θth1より大きく(ステップ110
1)、かつ、現在の道路車両方位差θ5の、過去5回の
道路車両方位差の平均θaveに対する変動θが所定の
しきい値θth2より大きい場合に(ステップ110
2)、車両が地図に載っていない道路に進行したものと
判定する。ただし、θth1>θth2とする。
【0076】そして、車両が地図に載っていない道路に
進行していないと判定できたときにはマップマッチング
処理で求まった表示候補点を維持するよう、他の処理も
行わず処理を終了する。
【0077】一方、車両が地図に載っていない道路に進
行したと判定できた場合には、前回の表示候補から求め
た仮想現在位置(A)を、当該位置がフリ−状態の候補
点として生成されていない場合にはフリ−状態の候補点
として生成する。
【0078】そして、前回の表示候補点から求めた仮想
現在位置(A)であるところのフリ−状態の候補点を今
回の表示候補点とする。また、このフリ−状態の候補点
の累積エラ−コストesを、前回の表示候補点の累積エ
ラ−コストesと同じ値とし、再度、前述したように信
頼度trstを求め、これに、所定の値(この表示候補
点の信頼度が他の候補点よりも高い値となるような値)
を加算し、これをこの候補点の信頼度とする。
【0079】そして、この表示候補点について、マッチ
ング状態であるかフリー状態であるかを示す状態フラグ
や、累算エラーコストesを、RAMの所定の領域に記
憶すし、処理を終了する。
【0080】このような逸脱判定処理323が終了する
と、ステップ325において、逸脱判定処理323によ
って変更もしくは変更されなかった表示候補点のデータ
を出力し、図3の処理を終了する。
【0081】以上の処理によって、この道路車両方位差
が車両の道路に対する旋回(ステップ1102の現在の
道路車両方位差θ5の、過去5回の道路車両方位差の平
均θaveに対する変動θが所定のしきい値θth2より
大きい場合)によって生じた、現在の道路車両方位差θ
5が所定のしきい値θth1より大きく(ステップ110
1)なった場合、すなわち、運転者が地図上の道路方位
に対して車両を旋回させた場合に、車両が地図に載って
いない道路に進行したと推定することができる。
【0082】すなわち、道路方位に対する旋回を条件と
しているので、道路地図上の道路方位の誤りや、車体の
着磁によってセンサ出力にオフセット値が加算されてい
る場合に、誤って地図上に無い道路に車両が進行したと
判定してしまうことが無い。また、道路と車両の方位差
を条件としているので、単なる蛇行等によって道路方位
に対する旋回が行われた場合であっても、誤って地図上
に無い道路に車両が進行したと判定してしまうことが無
い。特に、θth1>θth2を満たすように判定の条件を
設定しているので、分岐した道路への進行時(道路地図
上にある道路分岐する道路地図上に無い道路への進行)
に生じる典型的な状況、すなわち、比較的小さい他方
(進行しなかった道路)の道路方位に対する旋回が続い
て車両の方位が他方の道路方位と比較的大きく異なる方
位に変化する状況を良好に判定することができる。
【0083】また、この場合に、マップマッチングによ
って求まった位置ではなく、各種センサより求まる車両
の挙動にしたがった位置に現在位置を算出することがで
きる。
【0084】さて、次回の表示候補点算出の際には、車
両が本当に地図上にない道路に進行していれば、車両方
位と地図上の道路の道路方位の差も仮想現在(A)との
距離も、より大きくなっており、今回の表示候補点より
次回生まれる道路上のマッチング状態の候補点が表示候
補点として算出されないで、今回の表示候補点より次回
生まれるフリ−状態の候補点が再度表示候補点として選
ばれることを期待することができる。また、逸脱判定処
理323で変更された表示候補点から生まれる候補点の
信頼度には前述したバイアスが加算されるので、次回の
表示候補点算出の際には、逸脱判定処理323で変更さ
れる前にマップマッチング処理で求められた候補点の系
列の候補点(車両が本当に地図上にない道路に進行して
いる場合には信頼度が低下していくことになる)に表示
候補点が戻る可能性は少ない。
【0085】なお、以上の処理において、車両が旋回を
初めてから旋回を終了するまでは、図3の処理の起動を
抑止し、旋回が終了した時点で、図3の処理の20m毎
の起動を再開し、旋回が終了した時点で車両が地図に載
っていない道路に進行したか否かを判定するようにして
もよい。
【0086】以下、図3の処理によって求めた表示候補
点に基づき、現在位置をディスプレイに表示する処理に
ついて説明する残る表示処理について説明する。
【0087】図12に、表示処理の処理手順を示す。
【0088】本処理は、1秒毎に起動され実行されるマ
イクロプロセッサ24のルーチンである。
【0089】この処理では、最初、スイッチ14が押圧
により地図の縮尺の変更を指示されているかを、パラレ
ルI/O21の内容を見て判断する(ステップ180
1)。もし、押されていれば(ステップ1801でYe
s)、それに対応して、所定の縮尺フラグを設定する
(ステップ1802)。
【0090】次に、最も最近求められた表示候補点の座
標に、センサから求めた方位と走行距離から求まる、当
該表示候補点の座標が出力されてからの車両の移動量を
加算した座標を現在位置(B)とし、現在位置(B)お
よびを含む地図を読みだし(ステップ1803)、ステ
ップ1802で切り替えられた縮尺フラグの内容に応じ
た縮尺の地図をディスプレイ17に、例えば、図2に示
すような状態で表示する(ステップ1804)。
【0091】そして、地図に重畳して、現在位置(B)
の位置および現在の車両方位θcarを、たとえば、先
に示した図2のように、矢印記号“↑”を用いて表示す
る(ステップ1805)。そして最後に、これらに重畳
して、北を示す北マークと、縮尺に対応した距離マーク
とを、図2のように表示する(ステップ1806)。
【0092】以上のような動作によれば、地図上にない
道路aに車両が進行した場合に、図13Aに示すように
地図上にある、車両が走行していない道路bを車両が、
しばらく走行し、かつ、その後に、前述した信頼度に従
い、この道路からはずれたいずれかの位置に現在位置が
突然移ってしまうように表示されてしまったりする等の
奇異な表示が発生してしまうことを防ぎ、図13Bに示
すように、地図上にない道路aに車両が進入した時点か
ら、当該道路aに相当する位置を車両が走行しているよ
うに表示することができる。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、道路地
図に載っていない、新しく作られた道路に車両が進行し
たか否かを正しく推定し、新しく作られた道路に車両が
進行したと推定される場合には、マップマッチングによ
って算出された道路上の位置が現在位置として選択され
ることを抑圧することのできる現在位置算出装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例にかかる現在位置算
出装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施例にかかる地図および現在位
置の表示例を示す図である。
【図3】 図3は、現在位置を算出する処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】 図4は、マッチング状態の候補点の道路検索
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、道路地図上の道路の表現形式を説明
するための図である。
【図6】 図6は、道路に対応するリンク、仮想現在位
置および候補点を説明するための図である。
【図7】 図7は、道路に対応するリンク、仮想現在位
置および候補点を説明するための図である。
【図8】 図8は、道路に対応するリンク、仮想現在位
置および候補点を説明するための図である。
【図9】 図9は、道路に対応するリンク、仮想現在位
置および候補点を説明するための図である。
【図10】 図10は、フリ−状態の候補点の道路検索
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 図11は、表示候補点を算出する逸脱判定
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図12は、現在位置表示処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図13】 図13は、現在位置表示処理の処理によっ
て、現在位置が表示されていくようすを示す図である。
【符号の説明】
10 現在位置算出装置 11 角速度センサ 12 方位センサ 13 車速センサ 14 スイッチ 15 CD−ROM 16 CD−ROM読み取りドライバ 17 ディスプレイ 18 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され、該車両の現在位置を算出
    する現在位置算出装置であって、 車両の進行方位を検出する方位検出手段と、 車両の走行距離を算出する距離算出手段と、 道路地図を記憶した記憶手段と、 前回求めた車両の現在位置に、前記進行方位および前記
    走行距離とから求まる車両の相対変位を加算した仮想現
    在位置、前記道路地図から読みだした道路地図とを照合
    して、順次、車両が存在する位置と道路して最も確から
    しい道路上の位置を現在位置として推定する現在位置算
    出手段と、 車両の進行方位と前記最も確からしい道路の方位に基づ
    いて、車両が道路に対して旋回したか否かを判定する手
    段とを備え、 前記現在位置算出装置は、車両が道路に対して旋回した
    と判定された場合であって、車両の進行方位と前記最も
    確からしい道路の方位差が所定の値以上となった場合
    に、前記最も確からしい道路上の位置に代えて、前記仮
    想現在位置を現在位置として推定することを特徴とする
    現在位置算出装置。
  2. 【請求項2】車両に搭載され、該車両の現在位置を算出
    する現在位置算出装置であって、 車両の進行方位を検出する方位検出手段と、 車両の走行距離を算出する距離算出手段と、 道路地図を記憶した記憶手段と、 前回車両が可能性のある位置として求めた車両の候補点
    に、前記進行方位および前記走行距離とから求まる車両
    の相対変位を加算した仮想現在位置と、当該仮想現在位
    置を前記道路地図から読みだした道路地図とを照合して
    求めた、車両が存在する可能性のある道路上の位置とを
    新たな候補点として算出する候補点算出手段と、 任意の候補点と当該候補点に基づき算出された候補点と
    を同じ系統の候補点とした場合に、前記仮想現在位置を
    前記道路地図から読みだした道路地図とを照合して求め
    た新たな候補点の信頼度を、仮想現在位置と当該新たな
    候補点が存在する道路との相関度と、過去に求められた
    当該新たな候補点と同じ系統の候補点の相関度の実績に
    基づき算出し、前記仮想現在位置である新たな候補点の
    信頼度を、当該新たな候補点に与えた予め定めた値の相
    関度と、過去に求められた当該新たな候補点と同じ系統
    の候補点の相関度の実績に基づき算出する信頼度算出手
    段と、 算出された新たなな候補点のうち、最も信頼度の高い候
    補点を現在位置として算出する手段と、 前記最も信頼度の高い候補点が道路上の位置である場合
    に、車両の進行方位と前記最も信頼度の高い候補点が位
    置する道路の方位に基づいて、車両が道路に対して旋回
    したか否かを判定する手段とを備え、 前記現在位置算出装置は、車両が旋回したと判定された
    場合であって、車両の進行方位と前記最も信頼度が高い
    候補点が位置する道路の方位差が所定の値以上となった
    場合に、前記最も信頼度が高い候補点に代えて、前回求
    めた現在位置から算出された仮想現在位置の候補点を現
    在位置として推定し、かつ、前回現在位置として推定し
    た候補点より算出された候補点の信頼度については、当
    該信頼度をより高い値修正することを特徴とする現在位
    置算出装置。
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