JPH08334371A - 現在位置算出装置 - Google Patents

現在位置算出装置

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JPH08334371A
JPH08334371A JP14367495A JP14367495A JPH08334371A JP H08334371 A JPH08334371 A JP H08334371A JP 14367495 A JP14367495 A JP 14367495A JP 14367495 A JP14367495 A JP 14367495A JP H08334371 A JPH08334371 A JP H08334371A
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road
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traveling
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裕幸 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の現在位置を算出する現在位置算出装置が
実行するマップマッチング処理において、前回に処理を
行った時点から現時点までの期間に車両が走行した距離
である期間走行距離に応じて、車両が走行している道路
の候補として道路の選択を行うために用いるしきい値を
変更する。 【構成】マップマッチング処理においては、車両が走行
している道路の候補を、地図に記述されている道路のう
ちから、車両の進行方向との間の角度のズレが第1のし
きい値以下である道路であって、かつ、各種センサの出
力値より算出した現在位置との間の最短距離が第2のし
きい値以下である道路を選択することにより行っている
が、期間走行距離が大きいほど、上記第2のしきい値を
大きくすることで、マップマッチング処理の開始の遅延
によって、同じ道路が候補として選択されたりされなか
ったりするのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪の回転に伴い移動
する車両に搭載されるナビゲーションシステムに備えら
れ、車両の現在位置を算出する現在位置算出装置に関す
るものであり、特に、車両が走行している道路を推定す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ナビゲーションシステムにおい
ては、図2に示すように、車両の現在位置を表すマーク
20を、CD−ROM等の記憶媒体に地図データとして
記憶されている、少なくとも道路を記述した地図に重畳
してディスプレイに表示するようになっている。この際
に、車両は道路を走行していることから、車両の現在位
置を表すマーク20が道路と重なるようにして表示され
なければならない。
【0003】従来、ナビゲーションシステムにおいて、
車両の現在位置は、ジャイロ等の方位センサにより測定
した車両の進行方向、および、車速センサまたは距離セ
ンサにより測定した車両の走行距離に基づいて算出する
ことが行われている。
【0004】なお、車両の走行距離は、一般的には、ト
ランスミッションの出力軸やタイヤの回転数を計測し、
その回転数に、タイヤ1回転当りに車両が進む距離であ
る係数を乗ずることにより求めることができる。
【0005】しかしながら、算出した車両の現在位置と
実際に車両が存在する位置との間には、誤差が生じるこ
とが多いので、算出した車両の現在位置をそのまま表示
すると、車両の現在位置を表すマーク20がディスプレ
イに表示された道路と重ならなくなってしまう。そこ
で、車両の現在位置を表すマーク20を表示する前に、
車両が走行している道路を推定して車両の現在位置を修
正する必要がある。
【0006】このように、車両の現在位置を算出すると
共に、車両が走行している道路を推定して算出した車両
の現在位置を修正するための技術としては、例えば、特
公平6−13972号公報に記載されている技術があ
り、この種の技術は、一般に、マップマッチング処理と
呼ばれている。
【0007】マップマッチング処理は、車両が所定の距
離だけ進む毎にその処理を行うようになっており、以
下、具体的な処理内容について簡単に説明する。
【0008】まず、車両の現在位置を算出した後、算出
した現在位置から所定の距離D内の地図に記述されてい
る道路のうちから、測定した車両の進行方向との間の角
度のズレがしきい値T以下である道路であって、かつ、
現在位置との間の最短距離(該現在位置から該道路に下
した垂線の長さ)がしきい値L以下である道路を、車両
が走行している道路の候補として選択する。
【0009】続いて、候補として選択した道路のうちか
ら、最終的に、1つの道路を、車両が走行している道路
であると推定する。
【0010】最後に、推定した道路に現在位置から下し
た垂線が交わる点を、修正後の現在位置とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、マッ
プマッチング処理は、車両の現在位置を表すマークを道
路に重なるようにして表示するために必要な処理である
が、処理負荷がかかる大きな原因ともなっている。
【0012】そこで、車両が高速で走行しているときに
は、前回のマップマッチング処理の実行中に、マップマ
ッチング処理を行わなければならない距離だけ、車両が
進んでしまう場合がある。また、マップマッチング処理
を行わなければならない距離だけ、車両が進んだとき
に、車両の現在位置を表すマークをディスプレイに表示
する処理などの他の処理が実行中である場合がある。
【0013】このような場合は、実行中のマップマッチ
ング処理や実行中の他の処理が終了してから、直ちに、
マップマッチング処理を行うこととなり、実際には、車
両が所定の距離以上進んでから、マップマッチング処理
を行うこととなるが、この結果、以下に示すような問題
点が生じてしまう。
【0014】例えば、図3に示すように、マップマッチ
ング処理を行ったa地点から、車両が所定の距離(例え
ば、20m)だけ進んだb時点で、次回のマップマッチ
ング処理を行わなければならないが、車両が高速で走行
し、a地点で行ったマップマッチング処理または他の処
理が終了しないうちに、車両がb地点を通過してしま
い、実際には、車両が100mだけ進んだc地点で、次
回のマップマッチング処理を行った場合を考える。
【0015】ここで、c地点で行ったマップマッチング
処理において、測定した車両の進行方向との間の角度の
ズレθがしきい値T以下である1つの道路30について
注目すると、算出した現在位置31と道路30との間の
最短距離は、lcとなる。しかし、b地点でマップマッ
チング処理を行っていたならば、このとき算出したであ
ろう現在位置32と道路30との間の最短距離は、lb
となる。
【0016】そこで、c地点で行ったマップマッチング
処理においては、lbがしきい値L以下であっても、l
cがしきい値Lより大きくなってしまうと、b地点でマ
ップマッチング処理を行っていたならば、候補として選
択されていたはずの道路30が、c地点で行ったマップ
マッチング処理においては、候補として選択されなくな
くなってしまうという問題点が生じる。
【0017】そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、現在位置算出装置において、前回にマップマッチン
グ処理を行ってから現時点までの期間に車両が走行した
距離に応じて、車両が走行している道路の候補として道
路の選択を行うために用いるしきい値を変更する技術を
提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
本発明は、車輪の回転に伴い移動する車両に搭載される
ナビゲーションシステムに備えられ、車両の現在位置を
算出する現在位置算出装置において、(1)少なくとも
道路を記述した地図を表す地図データを記憶している地
図データ記憶手段、(2)車両の進行方向および走行距
離を測定する測定手段、(3)上記測定手段が測定した
進行方向および走行距離に基づいて、車両の現在位置を
算出する現在位置算出手段、(4)上記地図データ記憶
手段が記憶している地図データが表す地図のうちの、上
記現在位置算出手段が算出した現在位置から所定の距離
内の範囲に記述されている道路のうちから、上記測定手
段が測定した進行方向との間の角度のズレが第1のしき
い値以下である道路であって、かつ、上記現在位置算出
手段が算出した現在位置との間の最短距離が第2のしき
い値以下である道路を選択し、選択した道路のうちか
ら、1つの道路を車両が走行している道路として推定す
る走行道路推定手段、(5)上記走行道路推定手段が推
定した道路上に位置するように、上記現在位置算出手段
算出した現在位置を修正する現在位置修正手段、を備え
るようにしており、さらに、上記走行道路推定手段が、
前回に推定を行った時点から現時点までの期間に上記測
定手段が測定した走行距離である期間走行距離に応じ
て、上記第2のしきい値を変更する第2のしきい値変更
手段を備えるようにしている。
【0019】なお、上記第2のしきい値変更手段は、上
記期間走行距離が大きいほど、上記第2のしきい値を大
きくすることが好ましい。
【0020】さらに、上述した構成に加えて、上記走行
道路推定手段が、上記期間走行距離に応じて、上記第1
のしきい値を変更する第1のしきい値変更手段をさらに
備えるようにすることができる。
【0021】なお、上記第1のしきい値変更手段は、上
記期間走行距離が大きいほど、上記第1のしきい値を大
きくすることが好ましい。
【0022】
【作用】本発明の現在位置算出装置においては、車両が
走行している道路を推定する際に、前回に推定を行った
時点から現時点までの期間に車両が進んだ距離である期
間走行距離に応じて、上記第2のしきい値を変更する。
詳しくは、期間走行距離が大きいほど、上記第2のしき
い値を大きくする。
【0023】従来は、車両の進行方向との間の角度のズ
レが同じでも、期間走行距離が大きい場合と小さい場合
とでは、図3を用いて説明したように、車両が走行して
いる道路を推定する際に、同じ道路が候補として選択さ
れたり選択されなかったりするという問題点が生じてい
たが、本発明では、期間走行距離に応じて上記第2のし
きい値を変更しているので、このような問題点を解消す
ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0025】図1は本実施例の現在位置算出装置を適用
したナビゲーションシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【0026】図1に示すように、本実施例に係るナビゲ
ーションシステムは、車両のヨーレイトを検出すること
により車両の進行方向の変化を検出する角速度センサ1
01と、地磁気を検出することにより車両の進行方向を
検出する方位センサ102と、車両のトランスミッショ
ンの出力軸の回転速度に比例した時間間隔でパルスを出
力する車速センサ103とを備えている。
【0027】また、本実施例に係るナビゲーションシス
テムは、車両の現在位置およびその周辺の地図を表示す
るディスプレイ107と、ディスプレイ107に表示す
る地図の縮尺を切替える旨の指示をユーザから受付ける
スイッチ104と、地図を表す地図データを記憶してい
るCD−ROM105と、CD−ROM105から地図
データを読み込むドライバ106とを備えている。
【0028】また、本実施例に係るナビゲーションシス
テムは、上述した各周辺機器の動作を制御するコントロ
ーラ108を備えている。
【0029】コントローラ108は、角速度センサ10
1の出力値(アナログ信号)をディジタル信号に変換す
るA/D変換器109と、方位センサ102の出力値
(アナログ信号)をディジタル信号に変換するA/D変
換器110と、車速センサ103の出力パルス数を0.
1秒毎にカウントするカウンタ116と、スイッチ10
4の押下の有無を入力するパラレルI/O111と、ド
ライバ106がCD−ROM105から読み込んだ地図
データを転送するDMA(Direct Memory Access)コン
トローラ112と、ディスプレイ107に車両の現在位
置およびその周辺の地図を表示する表示プロセッサ11
3とを有している。
【0030】また、コントローラ108は、さらに、マ
イクロプロセッサ(MPU)114と、メモリ115と
を有している。
【0031】MPU114は、A/D変換器109を介
して得た角速度センサ101の出力値、A/D変換器1
10を介して得た方位センサ102の出力値、カウンタ
116がカウントした車速センサ103の出力パルス
数、パラレルI/O111を介して得たスイッチ104
の押下の有無、DMAコントローラ112を介して得た
地図データを入力し、これらに基づいて処理を行うこと
により、車両の現在位置を算出する。また、MPU11
4は、算出した車両の現在位置およびその周辺の地図を
表示プロセッサ113を介してディスプレイ107に表
示させる。
【0032】なお、車両の現在位置の表示は、図2に示
すように、既にディスプレイ107に表示している地図
にマーク(ここでは、矢印)20を重畳して表示するこ
とにより行う。これにより、ユーザは、車両の現在位置
を知ることができる。
【0033】また、メモリ115は、MPU114が実
行するプログラムおよび後述するテーブルを記憶してい
るROMと、MPU114がワークエリアとして使用す
るRAMとから構成されている。
【0034】以下、本実施例に係るナビゲーションシス
テムの動作について説明する。
【0035】まず、車両の走行距離を算出する走行距離
算出処理について説明する。
【0036】図4は走行距離算出処理のフローチャート
である。
【0037】本処理は、一定周期、例えば、100mS
毎に処理を開始するMPU114のプログラムルーチン
である。
【0038】図4に示すように、本処理では、まず、車
速センサ103からの出力パルス数を0.1秒毎に計数
したカウンタ116の計数値を読み込み(ステップ40
1)、読み込んだ計数値に、走行距離係数Rを乗ずるこ
とにより、0.1秒当りに車両が進んだ走行距離Kを求
める(ステップ402)。なお、走行距離係数Rは、タ
イヤ1回転当りに車両が進む距離を示すものである。
【0039】続いて、ステップ402で求めた走行距離
Kを、走行距離Kの積算値ΣKに加算し、積算値ΣKが
一定距離(例えば、20m)に達したか否かを判定し
(ステップ403)、20mに満たない場合は、今回の
処理を終了する。また、積算値ΣKが20mに達した場
合は、後述する現在位置算出処理を起動してから(ステ
ップ404)、今回の処理を終了する。
【0040】次に、車両の現在位置を算出する現在位置
算出処理について説明する。
【0041】図5は現在位置算出処理のフローチャート
である。
【0042】本処理は、図4のステップ404で起動さ
れるMPU114のプログラムルーチンである。従っ
て、本処理は、基本的には、車両が進んだ距離が20m
に達する毎に処理を開始するが、車両が進んだ距離が2
0mに達っしても、前回以前に起動されて処理を開始し
た現在位置算出処理の実行中や後述する表示処理の実行
中には、処理の開始が不可能であるので、次回以降に起
動されたときに処理を開始する。
【0043】なお、本処理は、マップマッチング処理に
相当する処理である。
【0044】図5に示すように、本処理では、まず、積
算値ΣKを読み込んでから(ステップ501)、積算値
ΣKを初期化する(ステップ502)。これにより、積
算値ΣKは、現在位置算出処理が前回に処理を開始した
時点から現時点までの期間の車両の走行距離Kを表すこ
ととなる。
【0045】続いて、A/D変換器109から角速度セ
ンサ101の出力値を読み込む(ステップ503)。こ
の角速度センサ101の出力値は、方向の変化(角速
度)を示す値であるので、車両の相対的な進行方向しか
検出できない。そこで、続いて、A/D変換器110か
ら方位センサ102の出力値を読み込み(ステップ50
4)、読み込んだ方位センサ102の出力値が示す絶対
的な方向、および、ステップ503で読み込んだ角速度
センサ101の出力値が示す方向の変化を用いて、車両
の進行方向Wを決定する(ステップ505)。
【0046】なお、進行方向Wの決定は、例えば、長い
時間、車速が低いときには、角速度センサ101の誤差
が大きいので、一定時間以上車速が低い場合には、方位
センサ102の出力値が示す絶対的な方向のみを利用す
るという方法により行う。
【0047】続いて、ステップ501で読み込んだ積算
値ΣKおよびステップ505で決定した進行方向Wに基
づいて、車両の移動量を、緯度方向および経度方向の各
々について求め、さらに、これらの各方向についての移
動量を、前回の車両の候補点を求める処理で得られた車
両の候補点の位置に加算することにより、現在車両が存
在すると推定される位置である現在位置Aを求める(ス
テップ506)。この候補点の詳細については後述す
る。
【0048】なお、ナビゲーションシステムの始動直後
など、前回の車両の候補点を求める処理で得られた候補
点が存在しない場合には、別途設定された位置を、前回
得られた候補点の位置として用いることにより、現在位
置Aを求めるようにする。
【0049】続いて、ステップ506で求めた現在位置
Aの周辺の地図を表す地図データを、CD−ROM10
5からドライバ106およびDMAコントローラ113
を介して読み込む(ステップ507)。
【0050】続いて、現在位置Aを求めるために用いた
候補点が、読み込んだ地図データが表す地図に記述され
ている道路(線分)上の候補点である場合は、現在位置
Aから所定の距離D内の線分であってその線分またはこ
れにつながる線分を抽出し、また、道路(線分)上の候
補点でない場合は、現在位置Aから所定の距離D内の線
分を抽出する(ステップ508)。
【0051】なお、この際に、現在位置Aを求めるため
に用いた候補点に関する信頼度(前回補正されたもの)
に基づいて、Dを可変としてもよい。すなわち、信頼度
の高い候補点から求めた現在位置Aに関しては、より狭
い範囲に含まれる線分を選択し、逆に、信頼度の低い候
補点から求めた現在位置Aに関しては、より広い範囲に
含まれる線分を選択する。信頼後に基づいてDを可変と
する理由は、信頼度が低い場合には、前回求めた現在位
置の精度に対する信憑性が低いと考えられるので、より
広い範囲を検索して道路を探す方が、正しい現在位置を
求める上で適当であるからである。
【0052】なお、道路は、例えば、図6に示すよう
に、2点間を結ぶ複数の線分60〜63で近似し、これ
らの線分を、その始点および終点の座標によって表した
ものを用いるようになっている。図6に示した例では、
線分62は、その始点(x3,y3)および終点(x
4,y4)によって表される。
【0053】続いて、ステップ501で読み込んだ積算
値ΣKに基づいて、しきい値Lを求める(ステップ50
9)。すなわち、ROMに記憶されているテーブルを参
照することにより、積算値ΣKに対応付けて記述されて
いるしきい値Lを求める。
【0054】テーブルは、図8に示すように、積算値Σ
K(現在位置算出処理が前回に処理を開始した時点から
現時点までの期間の車両の走行距離Kを表す。)を複数
の範囲に分割したときの各範囲ごとに、該範囲に対応す
るしきい値Lを対応付けて記述しているテーブルであ
る。ここで、しきい値Lは、積算値ΣKが大きいほど、
大きくなるような値が記述されている。
【0055】続いて、ステップ508で抽出した線分の
中から、該線分とステップ505で決定した進行方向W
との間の角度のズレθがしきい値T以下である全ての線
分を1次選択し(ステップ510)、1次選択した全て
の線分に対して、現在位置Aから垂線を下し、該垂線の
長さ(現在位置Aと線分との間の最短距離)lを求める
(ステップ511)。
【0056】続いて、求めた最短距離lがステップ50
9で求めたしきい値L以下である全ての線分を2次選択
し(ステップ512)、2次選択した全ての線分につい
て、エラーコストec=α×θ+β×lを求める(ステ
ップ513)。
【0057】ここで、α,βは、重み付け係数であり、
これらは、車両が走行している道路を推定する際に、進
行方向と道路との間の角度のズレθ、および、現在位置
Aと道路との間の最短距離lのいずれを重視するかによ
って変化させることができる。例えば、現在位置Aとの
間が近い道路を重視する場合は、αよりもβを大きくす
るようにする。
【0058】また、ここで、候補点について説明する。
【0059】ナビゲーションシステムの始動直後など、
初期的な状態においては、現在位置Aは、ユーザがスイ
ッチ104を用いて所定情報を入力することなどによ
り、一意的に定まり、かつ、これは、道路に対応する線
分上に位置する。しかしながら、車両走行した後には、
各種センサの誤差などにより、現在位置Aが、道路(線
分)上に存在しなくなる場合がある。その結果、例え
ば、道路が分岐している場合、すなわち、道路(線分)
の節点から2つの線分が現れる場合に、いずれの線分に
対応する道路上に車両が存在するかを明確にすることが
できない場合が多き。
【0060】従って、このような場合に、本実施例にお
いては、考えられる2つの線分上に存在する所定の点
(現在位置Aから下した垂線が該線分と交わる点)を候
補点として設定し、これらの現在位置A,エラーコスト
ec,後述する累積エラーコストesなどを、各々、メ
モリ115のRAMに保存するように構成されている。
【0061】さて、全ての線分についてエラーコストe
cを求めると、これらの線分の各々について、求めたエ
ラーコストec、および、前回の処理で得られた候補点
に関連する累積エラーコストesに基づいて、以下の式
によって定義される、今回の処理における累積エラーコ
ストesを求める(ステップ514)。
【0062】es=(1−k)×ec+k×ec ここで、kは、「0」より大きく「1」より小さな重み
係数である。この累積エラーコストesは、前回以前の
処理で求めたエラーコストecを、今回の処理で求めた
エラーコストecにどのくらい反映させるかを表してい
る。
【0063】さらに、全ての候補点の各々について、求
めた累積エラーコストec(n)に基づいて、以下の式
によって定義される信頼度trstを求める(ステップ
515)。
【0064】trst=100/(1+es) この式から明らかなように、累積エラーコストesが大
きくなるに従って、信頼度trstは減少し、「0」に
近づく。逆に、累積エラーコストesが小さくなるに従
って、信頼度trstは増大し、その値は「100」に
近づく。
【0065】このような処理をすることにより、ある候
補点に対する現在位置Aから所定の範囲D内に存在する
線分の各々についての信頼度trstが求められる。
【0066】最後に、求めた信頼度trstが最大の線
分を、車両が走行している道路であると推定し(ステッ
プ516)、推定した線分に現在位置Aから下した垂線
が交わる点を、修正した現在位置Bとしてから(ステッ
プ517)、今回の処理を終了する。
【0067】次に、現在位置およびその周辺の地図を表
示する表示処理について説明する。
【0068】図7は表示処理のフローチャートである。
【0069】本処理は、一定周期、例えば、1S毎に処
理を開始するMPU114のプログラムルーチンであ
る。
【0070】図7に示すように、本処理では、まず、ス
イッチ104が押下されて地図の縮尺の切替えが指示さ
れているか否かを、パラレルI/O111が入力してい
る内容を見て判断する(ステップ701)。スイッチ1
04が押下されている場合は、それに対応して、所定の
縮尺フラグを設定する(ステップ702)。
【0071】続いて、図5のステップ517で修正され
た現在位置B、および、図5のステップ505で決定し
た進行方向Wを読み込み(ステップ703)、ステップ
702で設定した縮尺フラグの内容に応じた縮尺の地図
を、例えば、図2に示すように、表示プロセッサ113
を介してディスプレイ107に表示する(ステップ70
4)。
【0072】続いて、ディスプレイ107に表示された
地図に重畳して、車両の現在位置Bと車両の進行方向W
を、例えば、図2に示すように、矢印20を用いて、表
示プロセッサ113を介してディスプレイ107に表示
する(ステップ705)。
【0073】最後に、これらに重畳して、北を示す北マ
ーク21および縮尺に対応した距離マーク22を、例え
ば、図2に示すように、表示プロセッサ113を介して
ディスプレイ107に表示する(ステップ706)。
【0074】なお、本実施例においては、上述したよう
に、矢印を用いて車両の現在位置および進行方向を示し
たが、車両の現在位置Bおよび進行方向Wの表示形態
は、これらが明確に示されるものであれば、任意でよ
い。また、北マーク21等も同様である。
【0075】以上説明したように、本実施例では、積算
値ΣKが大きいほど、車両が走行している道路の候補と
して道路の選択を行うために用いるしきい値Lを大きく
している。
【0076】従来は、車両の進行方向Wとの間の角度の
ズレθが同じでも、積算値ΣK、すなわち、現在位置算
出処理が前回に処理を開始した時点から現時点までの期
間の車両の走行距離Kが大きい場合と小さい場合とで
は、図3を用いて説明したように、走行道路を推定する
ときに、同じ道路が2次選択で選択されたり選択されな
かったりするという問題点が生じていたが、本実施例で
は、積算値ΣKに応じてしきい値Lを変更しているの
で、このような問題点を解消することができる。
【0077】なお、本実施例では、図8に示したテーブ
ルを参照することにより、積算値ΣKに対応するしきい
値Lを求めるようにしているが、積算値ΣKに所定の定
数aを乗じることにより、しきい値Lを求めるようにし
てもよい。
【0078】また、本実施例では、進行方向Wとの間の
角度のズレθがしきい値T以下である線分を1次選択
し、最短距離lがしきい値L以下である線分を2次選択
しているが、逆でもよい。
【0079】ところで、一般に、方位センサ102に
は、検出間隔が大きいほど、その出力値の誤差が大きく
なるという特性があるということが知られている。
【0080】このことは、積算値ΣK(現在位置算出処
理が前回に処理を開始した時点から現時点までの期間の
車両の走行距離K)が大きくなるほど、車両の進行方向
Wの誤差が大きくなるということを意味している。
【0081】例えば、図9に示すように、現在位置算出
処理が処理を開始したa地点から、車両が進んだ距離が
20mに達したb時点で、基本的には、現在位置算出処
理が次回の処理を開始しなければならないが、車両が高
速で走行し、a地点で処理を開始した現在位置算出処理
または表示処理が終了しないうちに、車両がb地点を通
過してしまい、実際には、車両が100mだけ進んだc
地点で、現在位置算出処理が次回の処理を開始した場合
を考える。
【0082】この場合、c地点で処理を開始した現在位
置算出処理において、ステップ505で求めた進行方向
W91の誤差は、b地点で現在位置算出処理が処理を開
始していたならば、ステップ505で求めたであろう進
行方向W92の誤差より大きくなる。
【0083】そこで、b地点で現在位置算出処理が処理
を開始していたならば、ステップ505で求めたであろ
う進行方向W92と道路90との間の角度のズレθb
が、しきい値T以下であっても、c地点で処理を開始し
た現在位置算出処理において、ステップ505で求めた
進行方向W91と道路90との間の角度のズレθcが、
しきい値Tより大きくなってしまうと、b地点で現在位
置算出処理が処理を開始していたならば、ステップ51
0の1次選択で選択されていたはずの道路90が、c地
点で処理を開始した現在位置算出処理において、ステッ
プ501の1次選択で選択されなくなくなってしまうと
いう問題点が生じる。
【0084】このような問題点を解消するためには、し
きい値Lに加えて、しきい値Tも変更するようにすれば
よい。
【0085】以下、しきい値Lに加えて、しきい値Tも
変更するようにした実施例について説明する。
【0086】本実施例が上述した実施例と異なる点は、
図5のステップ509で、しきい値Lに加えて、しきい
値Tを求めるようにした点、および、図8に示したテー
ブルの内容が図10に示すようになる点の2点である。
【0087】すなわち、テーブルは、図10に示すよう
に、積算値ΣK(現在位置算出処理が前回に処理を開始
した時点から現時点までの期間の車両の走行距離K)を
複数の範囲に分割したときの各範囲ごとに、該範囲に対
応するしきい値Lおよびしきい値Tを対応付けて記述し
ているテーブルとなる。ここで、しきい値Tは、しきい
値Lと同様に、積算値ΣKが大きいほど、大きくなるよ
うな値が記述されている。
【0088】また、ステップ509では、図10に示し
たテーブルを参照することにより、積算値ΣKに対応付
けて記述されているしきい値Lおよびしきい値Tを求め
るようにする。
【0089】このように、積算値ΣKが大きいほど、車
両が走行している道路の候補として道路の選択を行うた
めに用いるしきい値Tを大きくなるように変更すること
により、上述した問題点を解消することができる。
【0090】なお、本実施例では、図10に示したテー
ブルを参照することにより、積算値ΣKに対応するしき
い値Lおよびしきい値Tを求めるようにしているが、積
算値ΣKに所定の定数aを乗じることにより、しきい値
Lを求めるようにし、積算値ΣKに所定の定数bを乗じ
ることにより、しきい値Lを求めるようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現在位置
算出装置によれば、前回にマップマッチング処理を行っ
た時点から現時点までの期間に車両が走行した距離に応
じて、車両が走行している道路の候補として道路の選択
を行うために用いるしきい値を変更することができる。
【0092】従って、マップマッチング処理の開始の遅
延によって、同じ道路が候補として選択されたりされな
かったりするのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の現在位置算出装置を適用したナビゲ
ーションシステムの構成を示すブロック図。
【図2】ディスプレイの表示例を示す説明図。
【図3】従来の問題点を示す説明図。
【図4】本実施例における走行距離算出処理のフローチ
ャート。
【図5】本実施例における現在位置算出処理のフローチ
ャート。
【図6】道路の表現形式を示す説明図。
【図7】本実施例における表示処理のフローチャート。
【図8】本実施例で用いるテーブルの説明図。
【図9】センサの特性が原因で生じる問題点を示す説明
図。
【図10】本実施例で用いるテーブルの説明図。
【符号の説明】
101…角速度センサ、102…方位センサ、103…
車速センサ、104…スイッチ、105…CD−RO
M、106…ドライバ、107…ディスプレイ、108
…コントローラ、109,110…A/D変換器、11
1…パラレルI/O、112…DMAコントローラ、1
13…表示プロセッサ、114…マイクロプロセッサ、
115…メモリ、116…カウンタ。
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
本発明は、車輪の回転に伴い移動する車両に搭載される
ナビゲーションシステムに備えられ、車両の現在位置を
算出する現在位置算出装置において、(1)少なくとも
道路を記述した地図を表す地図データを記憶している地
図データ記憶手段、(2)車両の進行方向および走行距
離を測定する測定手段、(3)上記測定手段が測定した
進行方向および走行距離に基づいて、車両の現在位置を
算出する現在位置算出手段、(4)上記地図データ記憶
手段が記憶している地図データが表す地図のうちの、上
記現在位置算出手段が算出した現在位置から所定の距離
内の範囲に記述されている道路のうちから、上記測定手
段が測定した進行方向との間の角度のズレが第1のしき
い値以下である道路であって、かつ、上記現在位置算出
手段が算出した現在位置との間の最短距離が第2のしき
い値以下である道路を選択し、選択した道路のうちか
ら、1つの道路を車両が走行している道路として推定す
る走行道路推定手段、(5)上記走行道路推定手段が推
定した道路上に位置するように、上記現在位置算出手段
算出した現在位置を修正する現在位置修正手段、を備
えるようにしており、さらに、上記走行道路推定手段
が、前回に推定を行った時点から現時点までの期間に上
記測定手段が測定した走行距離である期間走行距離に応
じて、上記第2のしきい値を変更する第2のしきい値変
更手段を備えるようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】本処理は、図4のステップ404で起動さ
れるMPU114のプログラムルーチンである。従っ
て、本処理は、基本的には、車両が進んだ距離が20m
に達する毎に処理を開始するが、車両が進んだ距離が2
0mに達しても、前回以前に起動されて処理を開始した
現在位置算出処理の実行中や後述する表示処理の実行中
には、処理の開始が可能となってから、もしくは、更
に20m走行したときに処理を開始する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】なお、この際に、後述する、現在位置Aを
求めるために用いた候補点に関する信頼度に基づいて、
Dを可変としてもよい。すなわち、信頼度の高い候補点
から求めた現在位置Aに関しては、より狭い範囲に含ま
れる線分を選択し、逆に、信頼度の低い候補点から求め
た現在位置Aに関しては、より広い範囲に含まれる線分
を選択する。信頼後に基づいてDを可変とする理由は、
信頼度が低い場合には、前回求めた現在位置の精度に対
する信憑性が低いと考えられるので、より広い範囲を検
索して道路を探す方が、正しい現在位置を求める上で適
当であるからである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】ナビゲーションシステムの始動直後など、
初期的な状態においては、現在位置Aは、ユーザがスイ
ッチ104を用いて所定情報を入力することなどによ
り、一意的に定まり、かつ、これは、道路に対応する線
分上に位置する。しかしながら、車両走行した後には、
各種センサの誤差などにより、現在位置Aが、道路(線
分)上に存在しなくなる場合がある。その結果、例え
ば、道路が分岐している場合、すなわち、道路(線分)
の節点から2つの線分が現れる場合に、いずれの線分に
対応する道路上に車両が存在するかを明確にすることが
できない場合が多
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】さらに、全ての候補点の各々について、求
めた累積エラーコストe(n)に基づいて、以下の式
によって定義される信頼度trstを求める(ステップ
515)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の回転に伴い移動する車両に搭載され
    るナビゲーションシステムに備えられ、車両の現在位置
    を算出する現在位置算出装置において、 少なくとも道路を記述した地図を表す地図データを記憶
    している地図データ記憶手段と、 車両の進行方向および走行距離を測定する測定手段と、 上記測定手段が測定した進行方向および走行距離に基づ
    いて、車両の現在位置を算出する現在位置算出手段と、 上記地図データ記憶手段が記憶している地図データが表
    す地図のうちの、上記現在位置算出手段が算出した現在
    位置から所定の距離内の範囲に記述されている道路のう
    ちから、上記測定手段が測定した進行方向との間の角度
    のズレが第1のしきい値以下である道路であって、か
    つ、上記現在位置算出手段が算出した現在位置との間の
    最短距離が第2のしきい値以下である道路を選択し、選
    択した道路のうちから、1つの道路を車両が走行してい
    る道路として推定する走行道路推定手段と、 上記走行道路推定手段が推定した道路上に位置するよう
    に、上記現在位置算出手段算出した現在位置を修正する
    現在位置修正手段とを備え、 上記走行道路推定手段は、 前回に推定を行った時点から現時点までの期間に上記測
    定手段が測定した走行距離である期間走行距離に応じ
    て、上記第2のしきい値を変更する第2のしきい値変更
    手段を備えたことを特徴とする現在位置算出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現在位置算出装置におい
    て、 上記第2のしきい値変更手段は、 上記期間走行距離が大きいほど、上記第2のしきい値を
    大きくすることを特徴とする現在位置算出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の現在位置算出装置
    において、 上記第2のしきい値変更手段は、 複数の範囲に分割された走行距離の範囲ごとに、該範囲
    に対応する第2のしきい値を記述したテーブルを記憶し
    ているテーブル記憶手段を有し、 上記期間走行距離が属する範囲に対応付けて、上記テー
    ブル記憶手段が記憶しているテーブルに記述されている
    第2のしきい値を、新たな第2のしきい値とすることを
    特徴とする現在位置算出装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の現在位置算出装置
    において、 上記第2のしきい値変更手段は、 上記期間走行距離に所定の定数を乗じた結果を、新たな
    第2のしきい値とすることを特徴とする現在位置算出装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の現在位置算
    出装置において、 上記走行道路推定手段は、 上記期間走行距離に応じて、上記第1のしきい値を変更
    する第1のしきい値変更手段をさらに備えたことを特徴
    とする現在位置算出装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の現在位置算出装置におい
    て、 上記第1のしきい値変更手段は、 上記期間走行距離が大きいほど、上記第1のしきい値を
    大きくすることを特徴とする現在位置算出装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の現在位置算出装置
    において、 上記第1のしきい値変更手段は、 複数の範囲に分割された走行距離の範囲ごとに、該範囲
    に対応する第1のしきい値を記述したテーブルを記憶し
    ているテーブル記憶手段を有し、 上記期間走行距離が属する範囲に対応付けて、上記テー
    ブル記憶手段が記憶しているテーブルに記述されている
    第1のしきい値を、新たな第1のしきい値とすることを
    特徴とする現在位置算出装置。
  8. 【請求項8】請求項5または6記載の現在位置算出装置
    において、 上記第1のしきい値変更手段は、 上記期間走行距離に所定の定数を乗じた結果を、新たな
    第1のしきい値とすることを特徴とする現在位置算出装
    置。
  9. 【請求項9】車輪の回転に伴い移動する車両に搭載され
    るナビゲーションシステムに備えられ、車両の現在位置
    を算出する現在位置算出装置において、車両が走行して
    いる道路を推定する走行道路推定方法であって、 車両の進行方向および走行距離に基づいて、車両の現在
    位置を算出し、 算出した現在位置から所定の距離内の範囲の地図に記述
    されている道路のうちから、車両の進行方向との間の角
    度のズレが、前回に推定を行った時点から現時点までの
    期間の車両の走行距離に応じた第1のしきい値以下であ
    る道路であって、かつ、算出した現在位置との間の最短
    距離が、前回に推定を行った時点から現時点までの期間
    の車両の走行距離に応じた第2のしきい値以下である道
    路を選択し、 選択した道路のうちから、1つの道路を車両が走行して
    いる道路として推定することを特徴とする走行道路推定
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010244251A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Seiko Epson Corp 顔の特徴部位の座標位置を検出する画像処理装置
JP2012141139A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Aisin Aw Co Ltd 補正位置特定装置、補正位置特定方法および補正位置特定プログラム
JP2016133358A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 アルパイン株式会社 ナビゲーション装置及びコンピュータプログラム

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