JP3113943B2 - 安定化された塩化ビニル組成物 - Google Patents
安定化された塩化ビニル組成物Info
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- C08L27/06—Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、安定化された塩化ビニルポリマー組成物に
関する。
関する。
多くの物品(articles)が、塩化ビニルのポリマーお
よびコポリマーを成形(moulding)、押出(extrudin
g)および注型(casting)することにより作製される。
これらの加工は、ポリマーまたはコポリマーを、180℃
〜200℃のオーダーの温度まで加熱することを包含す
る。そのような温度では、塩化ビニルのポリマーおよび
コポリマーは、かなりの分解を受け、好ましくない色の
変化を生じる。高温はさらに、最終製品の機械的特性に
悪影響を与える。
よびコポリマーを成形(moulding)、押出(extrudin
g)および注型(casting)することにより作製される。
これらの加工は、ポリマーまたはコポリマーを、180℃
〜200℃のオーダーの温度まで加熱することを包含す
る。そのような温度では、塩化ビニルのポリマーおよび
コポリマーは、かなりの分解を受け、好ましくない色の
変化を生じる。高温はさらに、最終製品の機械的特性に
悪影響を与える。
そのような問題を克服するために、金属の無機塩並び
にカルボン酸塩がPVCに添加されて来た。そのような物
質の、ポリマーの分解を阻止する(retard)能力は、補
助安定化添加剤(co−stabilising additive)、例え
ば、オルガノホスファイト類、エポキシ化エステル類ま
たは油、ヒンダードフェノール酸化防止剤(hindered p
henolic antioxidant)およびポリオール類をさらに添
加することにより増強される。
にカルボン酸塩がPVCに添加されて来た。そのような物
質の、ポリマーの分解を阻止する(retard)能力は、補
助安定化添加剤(co−stabilising additive)、例え
ば、オルガノホスファイト類、エポキシ化エステル類ま
たは油、ヒンダードフェノール酸化防止剤(hindered p
henolic antioxidant)およびポリオール類をさらに添
加することにより増強される。
米国特許第2,307,075号および第2,669,548号は、PVC
にジカルボニル化合物の金属キレートを添加することの
有益な効果を記載している一方で、GB 1511621は、有機
ジカルボニル化合物とともにカルボン酸の二価金属塩を
含む安定化組成物により提供される更なる改善について
記載している。
にジカルボニル化合物の金属キレートを添加することの
有益な効果を記載している一方で、GB 1511621は、有機
ジカルボニル化合物とともにカルボン酸の二価金属塩を
含む安定化組成物により提供される更なる改善について
記載している。
本発明は、それに代わる安定化システムを提供するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
本発明によれば、塩化ビニルのポリマーおよび/また
はコポリマーを基礎とする組成物であって、ポリマー/
コポリマーの重量に対する重量で表された、下記化合物
を含有する組成物が提供される。
はコポリマーを基礎とする組成物であって、ポリマー/
コポリマーの重量に対する重量で表された、下記化合物
を含有する組成物が提供される。
(a)0.1%〜5%の有機錫塩の1種以上および/また
はカルボン酸またはフェノールの二価金属塩の1種以
上;および (b)0.001%〜5%の下記一般式で示される1種以上
の有機化合物 [式中、R1は、20個までの炭素原子を有する直鎖状また
は分岐状のアルキレンまたはアルケニレン基、7〜20個
の炭素原子を有するアラルキレン(aralkylene)基また
は6〜20個の炭素原子を有するアリーレンまたはシクロ
アルキレン基を示し、該シクロアルキレン基は炭素−炭
素二重結合を含んでいても良く;これら基は、必要に応
じて、1個以上のハロゲン原子もしくはヒドロキシル基
で置換されているかまたは置換されておらず、アリール
またはシクロアルキレン基については、1以上のメチ
ル、エチルもしくはメトキシ基で置換されているかまた
は置換されておらず、上述の基はまた、脂肪鎖中に1以
上の−O−、−CO−または−CO2−鎖メンバー(chain m
ember)が存在することにより改変(modify)されてい
ても良く;R3およびR4は、R1またはHと定義され、同一
であっても異なっていても良く;Aは、O、SまたはNR7
のいずれかであり、R7は、R1またはHと定義され;但
し、R2=Oのとき、A≠Oであり;R2は、O、NR5または
NNHR5を示し、ここでR5は、R1、HまたはC(S)NHR6
と定義され、ここでR6は、R1またはHと定義され;ある
いはR2は、下記: を示し、ここでnは、1〜10の整数である]。
はカルボン酸またはフェノールの二価金属塩の1種以
上;および (b)0.001%〜5%の下記一般式で示される1種以上
の有機化合物 [式中、R1は、20個までの炭素原子を有する直鎖状また
は分岐状のアルキレンまたはアルケニレン基、7〜20個
の炭素原子を有するアラルキレン(aralkylene)基また
は6〜20個の炭素原子を有するアリーレンまたはシクロ
アルキレン基を示し、該シクロアルキレン基は炭素−炭
素二重結合を含んでいても良く;これら基は、必要に応
じて、1個以上のハロゲン原子もしくはヒドロキシル基
で置換されているかまたは置換されておらず、アリール
またはシクロアルキレン基については、1以上のメチ
ル、エチルもしくはメトキシ基で置換されているかまた
は置換されておらず、上述の基はまた、脂肪鎖中に1以
上の−O−、−CO−または−CO2−鎖メンバー(chain m
ember)が存在することにより改変(modify)されてい
ても良く;R3およびR4は、R1またはHと定義され、同一
であっても異なっていても良く;Aは、O、SまたはNR7
のいずれかであり、R7は、R1またはHと定義され;但
し、R2=Oのとき、A≠Oであり;R2は、O、NR5または
NNHR5を示し、ここでR5は、R1、HまたはC(S)NHR6
と定義され、ここでR6は、R1またはHと定義され;ある
いはR2は、下記: を示し、ここでnは、1〜10の整数である]。
好ましくは、該組成物は、化合物Aを0.001%〜1%
含む。
含む。
これら化合物“A"の中で、以下のものが言及され得
る: N−フェニル−3−[2−イソプロピルアミン)エチリ
デン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−アセチル−5−メチルピロリジン−
2,4−ジオン、 N−p−メトキシフェニル−3−アセチルピロリジン−
−2,4−ジオン、 N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 N−イソプロピル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジ
オン、 N−フェニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−[2−(4−メチルフェニルヒドラジン)−エチリ
デン]−テトロン酸、 N−メチル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−[2−(イソプロピルアミノ)エチ
リデン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−p−メチルフェニル−3−アセチルピロリジン−2,
4−ジオン、 3−[2−(4−メチルフェニル−ヒドラジン)−エチ
リデン]−テトロン酸、 N−フェニル−3−ベンゾイルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−アセチルテトラヒドロチオフェン−2,4−ジオン、 または [式中、n=1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5また
は5である]。
る: N−フェニル−3−[2−イソプロピルアミン)エチリ
デン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−アセチル−5−メチルピロリジン−
2,4−ジオン、 N−p−メトキシフェニル−3−アセチルピロリジン−
−2,4−ジオン、 N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 N−イソプロピル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジ
オン、 N−フェニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−[2−(4−メチルフェニルヒドラジン)−エチリ
デン]−テトロン酸、 N−メチル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−[2−(イソプロピルアミノ)エチ
リデン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−p−メチルフェニル−3−アセチルピロリジン−2,
4−ジオン、 3−[2−(4−メチルフェニル−ヒドラジン)−エチ
リデン]−テトロン酸、 N−フェニル−3−ベンゾイルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−アセチルテトラヒドロチオフェン−2,4−ジオン、 または [式中、n=1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5また
は5である]。
最も優れ、オールラウンドな性能は、生成物N−フェ
ニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン(化合物
B)により得られる。
ニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン(化合物
B)により得られる。
従って、一般式Aに戻ると;R1=アルキル、R2=O、R
3=R4=HおよびA=NR7(R7=フェニル)に関する。
3=R4=HおよびA=NR7(R7=フェニル)に関する。
しかしながら、好ましい結果はまた、下記の生成物に
よっても得られた:− (a)A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=R4=H(R7
=メチル、イソプロピル、ベンジル、p−トリルおよび
p−メトキシフェニルの場合、即ち、R7=アルキル、ア
ラルキルおよび置換フェニルの場合); (b)A=NR7、R1=アリール、R2=O、R3=R4=H、R
7=フェニル; (c)A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=メチル、R4
=H、R7=フェニル; (d)A=N−フェニル、R1=メチル、R3=R4=H、R2
=NH−アルキルおよびR2=N−アルキルのとき。
よっても得られた:− (a)A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=R4=H(R7
=メチル、イソプロピル、ベンジル、p−トリルおよび
p−メトキシフェニルの場合、即ち、R7=アルキル、ア
ラルキルおよび置換フェニルの場合); (b)A=NR7、R1=アリール、R2=O、R3=R4=H、R
7=フェニル; (c)A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=メチル、R4
=H、R7=フェニル; (d)A=N−フェニル、R1=メチル、R3=R4=H、R2
=NH−アルキルおよびR2=N−アルキルのとき。
上記のピロリジン化合物の合成は、ジャーナル・オブ
・ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.Soc.)、1954、第8
50〜854ページにおいて、アール・エヌ・レイシー(R N
Lacey)により記載されている。テトロン酸誘導体の合
成は、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ(J.
Chem.Soc.)、1943、第241〜242ページにおいて、ダブ
リュ・ベイカー(W Baker)、ケイ・ディー・グライス
(K D Grice)およびエイ・ビー・エイ・ジャンセン(A
B A Jansen)により記載され、3−アセチルテトラヒ
ドロチオフェン−2,4−ジオンの合成については、ジャ
ーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.So
c.)、1968、第1501〜1505ページにおいて記載されてい
る。
・ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.Soc.)、1954、第8
50〜854ページにおいて、アール・エヌ・レイシー(R N
Lacey)により記載されている。テトロン酸誘導体の合
成は、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ(J.
Chem.Soc.)、1943、第241〜242ページにおいて、ダブ
リュ・ベイカー(W Baker)、ケイ・ディー・グライス
(K D Grice)およびエイ・ビー・エイ・ジャンセン(A
B A Jansen)により記載され、3−アセチルテトラヒ
ドロチオフェン−2,4−ジオンの合成については、ジャ
ーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.So
c.)、1968、第1501〜1505ページにおいて記載されてい
る。
上記化合物のポリ塩化ビニル組成物における熱安定性
が、立証された。
が、立証された。
本明細書で使用される「ポリ塩化ビニルを基礎とする
組成物」という語句は、塩素化塩化ビニルポリマーを含
む全ての塩化ビニルのホモポリマー、コモポリマー、お
よび必要に応じて、加工を容易にするため又は最終製品
の特性を増強するために使用されるあらゆるアジュバン
トを含有する組成物を包含すると理解されるべきであ
る。
組成物」という語句は、塩素化塩化ビニルポリマーを含
む全ての塩化ビニルのホモポリマー、コモポリマー、お
よび必要に応じて、加工を容易にするため又は最終製品
の特性を増強するために使用されるあらゆるアジュバン
トを含有する組成物を包含すると理解されるべきであ
る。
メチル−、ブチル−、およびオクチル錫カルボキシレ
ート、マレイン酸半エステルおよびメルカプトエステル
塩のような、あらゆる好適な有機錫塩が使用され得る。
ート、マレイン酸半エステルおよびメルカプトエステル
塩のような、あらゆる好適な有機錫塩が使用され得る。
カルボン酸の二価金属塩は、好ましくは、飽和または
不飽和の脂肪族酸もしくは芳香族酸のバリウム塩、カド
ミウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、マグネシウム塩また
は(好ましさが低いが)鉛塩を含む。亜鉛の場合、塩基
性(酸が不足している)塩が、必要に応じて使用されて
も良い。フェノールまたは置換フェノールのバリウムお
よびカルシウム塩、並びに必要に応じてこれら金属の塩
基性(炭酸化)フェナートおよびカルボキシレート塩
(basic(carbonated)phenate and carboxylate salt
s)も使用され得る。金属塩は、好ましくは、バリウム
−カドミウム塩、バリウム−亜鉛塩またはカルシウム−
亜鉛塩のような組合せで提供される。好適な塩は、酢酸
塩、エチルヘキサン酸塩、オクタン酸塩、ステアリン酸
塩、オレイン酸塩、ラウリン酸塩、パルミチン酸塩、ミ
リスチン酸塩、リシノール酸塩、安息香酸塩(アルキル
置換安息香酸塩を含む)、フタル酸塩、フェナートおよ
びノニルフェナートを含む。必要に応じて、これらの二
価金属塩は、例えば、ナトリウム、カリウムのような一
価金属および/または例えば、アルミニウムのような三
価金属のカルボン酸塩と組合せて使用しても良い。さら
に、無貴金属塩を含むことができる。そのような化合物
は、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、マグネシウ
ム/アルミニウムおよびマグネシウム/アルミニウム/
亜鉛ヒドロキシカーボネート(hydroxycarbonate)、カ
ルシウム/アルミニウムヒドロキシカーボネート、カル
シウム/アルミニウムヒドロキシホスファイト(hydrox
yphosphite)化合物であり得る。
不飽和の脂肪族酸もしくは芳香族酸のバリウム塩、カド
ミウム塩、亜鉛塩、カルシウム塩、マグネシウム塩また
は(好ましさが低いが)鉛塩を含む。亜鉛の場合、塩基
性(酸が不足している)塩が、必要に応じて使用されて
も良い。フェノールまたは置換フェノールのバリウムお
よびカルシウム塩、並びに必要に応じてこれら金属の塩
基性(炭酸化)フェナートおよびカルボキシレート塩
(basic(carbonated)phenate and carboxylate salt
s)も使用され得る。金属塩は、好ましくは、バリウム
−カドミウム塩、バリウム−亜鉛塩またはカルシウム−
亜鉛塩のような組合せで提供される。好適な塩は、酢酸
塩、エチルヘキサン酸塩、オクタン酸塩、ステアリン酸
塩、オレイン酸塩、ラウリン酸塩、パルミチン酸塩、ミ
リスチン酸塩、リシノール酸塩、安息香酸塩(アルキル
置換安息香酸塩を含む)、フタル酸塩、フェナートおよ
びノニルフェナートを含む。必要に応じて、これらの二
価金属塩は、例えば、ナトリウム、カリウムのような一
価金属および/または例えば、アルミニウムのような三
価金属のカルボン酸塩と組合せて使用しても良い。さら
に、無貴金属塩を含むことができる。そのような化合物
は、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、マグネシウ
ム/アルミニウムおよびマグネシウム/アルミニウム/
亜鉛ヒドロキシカーボネート(hydroxycarbonate)、カ
ルシウム/アルミニウムヒドロキシカーボネート、カル
シウム/アルミニウムヒドロキシホスファイト(hydrox
yphosphite)化合物であり得る。
必要に応じて使用されるアジュバントは、以下のいず
れをも包含する:オルガノホスファイトエステル類、例
えば、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイトのようなトリアリールホスファイ
ト(triaryl phosphites)、モノオクチルジフェニルホ
スファイト、ジオクチルフェニルホスファイト、混合ア
ルキルノニルフェニルホスファイトのようなアルクアリ
ールホスファイト(alkaryl phosphites)、トリデシル
ホスファイト、トリオレイルホスファイト、トリステア
リルホスファイトのようなトリアルキルホスァイト(tr
ialkyl phosphites)、ペンタエリスリトール、ジプロ
ピレングリコールおよびビスフェノール類に基づくもの
のようなオリゴホスファイト(oligo phosphites)。
れをも包含する:オルガノホスファイトエステル類、例
えば、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイトのようなトリアリールホスファイ
ト(triaryl phosphites)、モノオクチルジフェニルホ
スファイト、ジオクチルフェニルホスファイト、混合ア
ルキルノニルフェニルホスファイトのようなアルクアリ
ールホスファイト(alkaryl phosphites)、トリデシル
ホスファイト、トリオレイルホスファイト、トリステア
リルホスファイトのようなトリアルキルホスァイト(tr
ialkyl phosphites)、ペンタエリスリトール、ジプロ
ピレングリコールおよびビスフェノール類に基づくもの
のようなオリゴホスファイト(oligo phosphites)。
酸化防止剤、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノール、スチレン化フェノール、2,2′−メチ
レンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2′−ビス−(4−ヒドロキシフェノール)プロパ
ン、オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート、ペンタエ
リスリトールテトラキス[3′,5′−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート]のような
フェノール系酸化防止剤。
チルフェノール、スチレン化フェノール、2,2′−メチ
レンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2′−ビス−(4−ヒドロキシフェノール)プロパ
ン、オクタデシル−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート、ペンタエ
リスリトールテトラキス[3′,5′−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート]のような
フェノール系酸化防止剤。
紫外線吸収剤、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノンのようなベンゾフェノン類、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ルのようなベンゾトリアゾール類、サリチル酸フェニル
のようなサリシラート類、ニッケルビス(オクチルフェ
ニルスルフィド)およびニッケルビス[O−エチル(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)]ホス
ホネートのようなニッケル塩、ビス(2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジニル−4)セバケートのようなヒンダー
ドアミン類。
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノンのようなベンゾフェノン類、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ルのようなベンゾトリアゾール類、サリチル酸フェニル
のようなサリシラート類、ニッケルビス(オクチルフェ
ニルスルフィド)およびニッケルビス[O−エチル(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)]ホス
ホネートのようなニッケル塩、ビス(2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジニル−4)セバケートのようなヒンダー
ドアミン類。
ポリオール補助安定剤(co−stabilisers)、例え
ば、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、マンニ
トール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、グリ
セロール、プロピレングリコール、ジトリメチロールプ
ロパン、並びにこれら化合物と脂肪族および芳香族モノ
カルボン酸もしくはジカルボン酸とから形成されるエス
テル類。
ば、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、マンニ
トール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、グリ
セロール、プロピレングリコール、ジトリメチロールプ
ロパン、並びにこれら化合物と脂肪族および芳香族モノ
カルボン酸もしくはジカルボン酸とから形成されるエス
テル類。
帯電防止剤、例えば、エチレン縮合物(ethylene con
densates)、カルボワックス、グリセロールモノステア
レート、アルキルスルホネート類。
densates)、カルボワックス、グリセロールモノステア
レート、アルキルスルホネート類。
滑剤、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛、脂肪酸のエステル類およびアミド類、ジステア
リルフタレート、ステアリルアルコール、ステアリン
酸、ポリエチレンワックス。
酸亜鉛、脂肪酸のエステル類およびアミド類、ジステア
リルフタレート、ステアリルアルコール、ステアリン
酸、ポリエチレンワックス。
難燃剤、例えば、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、錫酸亜鉛(zinc stannate)。
ウム、錫酸亜鉛(zinc stannate)。
ホモポリマーおよびコポリマーは、硬質または軟質の
処方(formulation)で使用されることができる。軟質
処方では、通常使用される可塑剤は、フタル酸エステル
類、例えば、ジメチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、
脂肪族一塩基酸エステル類、例えば、ブチルオレエー
ト、グリセロールモノオレエート、ブチルステアレー
ト、オクチルステアレート、ブチルエポキシステアレー
ト、オクチルエポキシステアレート、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、脂肪族二塩基酸エステル類、
例えば、ジイソデシルアジペート、ジオクチルアジペー
ト、ジブチルアジペートを含み、トリメリテートエステ
ルやリン酸エステル、例えば、トリブチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリ−2−エチルヘキ
シルホスフェートのように、二塩基酸に基づく高分子量
(高分子量可塑剤)も含まれよう。
処方(formulation)で使用されることができる。軟質
処方では、通常使用される可塑剤は、フタル酸エステル
類、例えば、ジメチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、
脂肪族一塩基酸エステル類、例えば、ブチルオレエー
ト、グリセロールモノオレエート、ブチルステアレー
ト、オクチルステアレート、ブチルエポキシステアレー
ト、オクチルエポキシステアレート、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、脂肪族二塩基酸エステル類、
例えば、ジイソデシルアジペート、ジオクチルアジペー
ト、ジブチルアジペートを含み、トリメリテートエステ
ルやリン酸エステル、例えば、トリブチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリ−2−エチルヘキ
シルホスフェートのように、二塩基酸に基づく高分子量
(高分子量可塑剤)も含まれよう。
硬質処方では、例えば、塩素化ポリエチレン、ブタジ
エン/スチレン・コポリマーまたはブタジエン/スチレ
ン/アクリロニトリル・ターポリマーのような耐衝撃性
改良剤を含むことができる。アクリル系耐衝撃性改良剤
および加工助剤も含むことができる。
エン/スチレン・コポリマーまたはブタジエン/スチレ
ン/アクリロニトリル・ターポリマーのような耐衝撃性
改良剤を含むことができる。アクリル系耐衝撃性改良剤
および加工助剤も含むことができる。
充填剤および顔料のような、その他の添加剤が、軟質
および硬質ポリマー両方の適用のために使用し得る。
および硬質ポリマー両方の適用のために使用し得る。
本発明による安定剤は、他のアジュバントと同時に配
合することができる。あるいは、それらは、特定の添加
剤と組合せて、安定剤組成物を製造しても良く、該組成
物は、次に、塩素化ポリマーに配合することができる。
そのような安定化混合物の製造方法は、当業界で周知で
ある。
合することができる。あるいは、それらは、特定の添加
剤と組合せて、安定剤組成物を製造しても良く、該組成
物は、次に、塩素化ポリマーに配合することができる。
そのような安定化混合物の製造方法は、当業界で周知で
ある。
種々の方法が、安定化されたPVC処方の加工に利用で
き、これらには、カレンダリング、回転成形、塗布(sp
read coating)、スラッシュ成形、押出、射出成形、ブ
ロー成形が含まれる。本発明により記載される安定剤組
成物は、これらの技術のそれぞれに従って使用すること
ができる。
き、これらには、カレンダリング、回転成形、塗布(sp
read coating)、スラッシュ成形、押出、射出成形、ブ
ロー成形が含まれる。本発明により記載される安定剤組
成物は、これらの技術のそれぞれに従って使用すること
ができる。
下記の実施例は、追加的な情報を提供して本発明をさ
らに説明する。
らに説明する。
実施例1〜3 A ボトル製造に使用することができる、下記処方でサ
ンプル化合物を試験した。
ンプル化合物を試験した。
組成物A−量は全てphrで示す。
懸濁重合されたPVC樹脂(K−57) 100 耐衝撃性改良剤、メタクリル酸メチルブタジエンおよ
びスチレンのコポリマー(商品名パラロイドBTA736S(P
araloid BTA736S)で販売されている) 13 加工助剤(パラロイドK175(Paraloid K175)) 1 エポキシ化大豆油 5 ステアリン酸カルシウム 1 ステアリン酸亜鉛 0.7 トリス(ノニルフェニル)ホスファイト 0.3 この混合物121gを、実施例1とした。実施例2および
3として、組成物A 121gを、それぞれ、0.02gのステ
アロイルベンゾイルメタン(商品名ローディアスタブ50
(Rhodiastab 50)で販売されている)およびN−フェ
ニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオンと混合し
た。
びスチレンのコポリマー(商品名パラロイドBTA736S(P
araloid BTA736S)で販売されている) 13 加工助剤(パラロイドK175(Paraloid K175)) 1 エポキシ化大豆油 5 ステアリン酸カルシウム 1 ステアリン酸亜鉛 0.7 トリス(ノニルフェニル)ホスファイト 0.3 この混合物121gを、実施例1とした。実施例2および
3として、組成物A 121gを、それぞれ、0.02gのステ
アロイルベンゾイルメタン(商品名ローディアスタブ50
(Rhodiastab 50)で販売されている)およびN−フェ
ニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオンと混合し
た。
該混合物を、表1に記載の条件下で油加熱ローリング
ミル上に置く前に、手で混合した。練り時間(milling
time)の後、サンプルをシートとして取り出した。サイ
ズ410mm×20mmの試験片を、製造されたシートから切り
取り、180℃のテストオーブン(マチス・サーモテスタ
ー タイプLTF−ST(Mathis Thermotester Type LTF−S
T))内に置いた。黄色度指数(供試サンプルのYI)
を、BS2782:パート5、ソリッド530Aに従い測定した。
結果を、表2に示す。表 1 −ロール機の条件 ロール直径 110mm フロント・ロール温度 165℃ バック・ロール温度 161℃ フロント・ロール速度 26.6rpm フリクション比 1.10 ニップの厚さ 0.5mm 練り時間 3分 B 実施例4〜9 下記に示す半硬質の着色PVC処方で、例示の化合物を
試験した。該処方は、バリウム−亜鉛安定剤システムを
使用する。
ミル上に置く前に、手で混合した。練り時間(milling
time)の後、サンプルをシートとして取り出した。サイ
ズ410mm×20mmの試験片を、製造されたシートから切り
取り、180℃のテストオーブン(マチス・サーモテスタ
ー タイプLTF−ST(Mathis Thermotester Type LTF−S
T))内に置いた。黄色度指数(供試サンプルのYI)
を、BS2782:パート5、ソリッド530Aに従い測定した。
結果を、表2に示す。表 1 −ロール機の条件 ロール直径 110mm フロント・ロール温度 165℃ バック・ロール温度 161℃ フロント・ロール速度 26.6rpm フリクション比 1.10 ニップの厚さ 0.5mm 練り時間 3分 B 実施例4〜9 下記に示す半硬質の着色PVC処方で、例示の化合物を
試験した。該処方は、バリウム−亜鉛安定剤システムを
使用する。
組成物B 懸濁重合されたPVC樹脂(K−64) 100 ジオクチルフタレート 27.5 エポキシ化アルキルタレート 3 ステアリン酸 0.26 二酸化チタン(商品名R−TC30で販売されている)10 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.67 ジフェニルホスファイト 0.05 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.12 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated b
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.38 ブトキシエトキシエタノール 0.27 組成物B 71.13gを実施例4とした。実施例5〜9と
して、この量の組成物Bを、0.01gのジベンゾイルメタ
ン、0.01gのN−フェニル−3−ベンゾイルピロリジン
−2,4−ジオン、構造Xを有する化合物、n=3、N−
p−メトキシフェニル−3−アセチルピロリジン−2,4
−ジオン、および3−アセチル−2,4−ジオキソテトラ
ヒドロチオフェンそれぞれと混合した。これら混合物
は、ロール機のニップの厚さが0.4mmであることを除い
て、セクションAに記載したのと同一の方法で処理し
た。黄色度指数を、表3に示す。
% Zn) 0.12 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated b
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.38 ブトキシエトキシエタノール 0.27 組成物B 71.13gを実施例4とした。実施例5〜9と
して、この量の組成物Bを、0.01gのジベンゾイルメタ
ン、0.01gのN−フェニル−3−ベンゾイルピロリジン
−2,4−ジオン、構造Xを有する化合物、n=3、N−
p−メトキシフェニル−3−アセチルピロリジン−2,4
−ジオン、および3−アセチル−2,4−ジオキソテトラ
ヒドロチオフェンそれぞれと混合した。これら混合物
は、ロール機のニップの厚さが0.4mmであることを除い
て、セクションAに記載したのと同一の方法で処理し
た。黄色度指数を、表3に示す。
C 実施例10〜13 半硬質の着色されたPVC処方で、例示の化合物を、ダ
イナミックロール機安定性テストを用いて試験した。組
成物Bにおいて記載したバリウム−亜鉛安定化システム
を、このテストのための基本処方として採用した。
イナミックロール機安定性テストを用いて試験した。組
成物Bにおいて記載したバリウム−亜鉛安定化システム
を、このテストのための基本処方として採用した。
実施例4は、組成物B 142.25gであり、実施例5
は、組成物B 142.25gをジベンゾイルメタン0.02gと混
合したものである。実施例10〜13は、それぞれ、142.25
gの組成物Bを、N−フェニル−3−アセチルピロリジ
ン−2,4−ジオン0.02g、N−イソプロピル−3−アセチ
ルピロリジン−2,4−ジオン0.02g、N−フェニル−3−
[2−(イソプロピルアミノ)エチリデン]ピロリジン
−2,4−ジオン0.02gおよびN−フェニル−3−アセチル
−5−メチルピロリジン−2,4−ジオン0.02gと混合した
ものである。これら混合物を、表4に記載の条件下で油
加熱ローリングミル上に置く前に、手で混合した。サイ
ズ20mm×30mmの試験片を、5分間隔でロール機から取
り、黄色度指数を、BS2782:パート5、メソッド530Aに
記載の手法に従い測定した。結果を、表5に示す。表 4 −ロール機の条件 ロール直径 152mm フロント・ロール温度 183℃ バック・ロール温度 180℃ フロント・ロール速度 28.8rpm フリクション比 1.04 ニップの厚さ 1.3mm D 実施例14〜17 下記の実施例は、カルシウム/亜鉛安定剤システムを
含有している、軟質で透明なPVC処方を使用する。
は、組成物B 142.25gをジベンゾイルメタン0.02gと混
合したものである。実施例10〜13は、それぞれ、142.25
gの組成物Bを、N−フェニル−3−アセチルピロリジ
ン−2,4−ジオン0.02g、N−イソプロピル−3−アセチ
ルピロリジン−2,4−ジオン0.02g、N−フェニル−3−
[2−(イソプロピルアミノ)エチリデン]ピロリジン
−2,4−ジオン0.02gおよびN−フェニル−3−アセチル
−5−メチルピロリジン−2,4−ジオン0.02gと混合した
ものである。これら混合物を、表4に記載の条件下で油
加熱ローリングミル上に置く前に、手で混合した。サイ
ズ20mm×30mmの試験片を、5分間隔でロール機から取
り、黄色度指数を、BS2782:パート5、メソッド530Aに
記載の手法に従い測定した。結果を、表5に示す。表 4 −ロール機の条件 ロール直径 152mm フロント・ロール温度 183℃ バック・ロール温度 180℃ フロント・ロール速度 28.8rpm フリクション比 1.04 ニップの厚さ 1.3mm D 実施例14〜17 下記の実施例は、カルシウム/亜鉛安定剤システムを
含有している、軟質で透明なPVC処方を使用する。
組成物D 懸濁重合されたPVC樹脂(K−71) 100 ジオクチルフタレート 45 エポキシ化アルキルタレート 3 ステアリン酸 0.26 ジフェニルイソオクチルホスファイト 1 塩化性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.12 炭酸化カルシウムカルボキシレート(Carbonated cal
cium carboxylate)(10% Ca) 0.3 ブトキシエトキシエタノール 0.61 組成物D 75.15gを実施例14とした。実施例15〜17と
して、この量の組成物Dを、それぞれ、ジベンゾイルメ
タン0.015g;N−イソプロピル−3−アセチルピロリジン
−2,4−ジオン0.015gと、およびN−ベンジル−3−ア
セチルピロリジン−2,4−ジオン0.015gと混合した。こ
れら混合物を、セクションBに記載したのと同一の方法
で処理した。黄色度指数を、表6に示す。
% Zn) 0.12 炭酸化カルシウムカルボキシレート(Carbonated cal
cium carboxylate)(10% Ca) 0.3 ブトキシエトキシエタノール 0.61 組成物D 75.15gを実施例14とした。実施例15〜17と
して、この量の組成物Dを、それぞれ、ジベンゾイルメ
タン0.015g;N−イソプロピル−3−アセチルピロリジン
−2,4−ジオン0.015gと、およびN−ベンジル−3−ア
セチルピロリジン−2,4−ジオン0.015gと混合した。こ
れら混合物を、セクションBに記載したのと同一の方法
で処理した。黄色度指数を、表6に示す。
E 実施例18〜21 下記の実施例は、バリウム/亜鉛安定剤システムを含
有している。軟質で透明なPVCプラスチゾル処方を使用
する 組成物E エマルションPVC樹脂(K−72) 100 ジオクチルフタレート 50 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated b
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフェニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.21 組成物E 151.97gを実施例18とした。実施例19〜21
として、この量の組成物Eを、ジベンゾイルメタン0.03
g;N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン
0.03g;3−[2−(4−メチルフェニル−ヒドラジン)
−エチリデン]−テトロン酸0.03gと混合した。
有している。軟質で透明なPVCプラスチゾル処方を使用
する 組成物E エマルションPVC樹脂(K−72) 100 ジオクチルフタレート 50 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated b
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフェニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.21 組成物E 151.97gを実施例18とした。実施例19〜21
として、この量の組成物Eを、ジベンゾイルメタン0.03
g;N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン
0.03g;3−[2−(4−メチルフェニル−ヒドラジン)
−エチリデン]−テトロン酸0.03gと混合した。
上記組成物を、最初は手で、次に実験室用三本ロール
ミルを用いて10分間混合した。続いて、これらブレンド
を、剥離紙に厚さ0.5mmで塗る前に、コリン(Collin)
(110型)実験室用ミキサーを用いて脱泡した。続い
て、プラスチゾルを、185℃にて1分間ゲル化した。サ
イズ410mm×20mmの試験片を、ゲル化シートから切り取
り、180℃のテストオーブン(マチス・サーモテスター
タープLTF−ST)に置いた。試験サンプルの黄色度指
数を、BS2782:パート5、メソッド530Aに従い測定し
た。結果を、表7に示す。
ミルを用いて10分間混合した。続いて、これらブレンド
を、剥離紙に厚さ0.5mmで塗る前に、コリン(Collin)
(110型)実験室用ミキサーを用いて脱泡した。続い
て、プラスチゾルを、185℃にて1分間ゲル化した。サ
イズ410mm×20mmの試験片を、ゲル化シートから切り取
り、180℃のテストオーブン(マチス・サーモテスター
タープLTF−ST)に置いた。試験サンプルの黄色度指
数を、BS2782:パート5、メソッド530Aに従い測定し
た。結果を、表7に示す。
F. 実施例22〜24及び36 下記の実施例は、バリウム/亜鉛組成物で安定化され
た、白く着色されたPVCプラスチゾル処方を使用する。
た、白く着色されたPVCプラスチゾル処方を使用する。
組成物F エマルションPVC樹脂(K−72) 100 ジオクチルフタレート 50 チオキシドRFC−5(Tioxide RFC−5)という商品名
で販売されている二酸化チタン 10 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated B
arium Alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフェニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.21 組成物F 161.97gを実施例22とした。実施例23、24
及び36として、この量の組成物Fを、ジベンゾイルメタ
ン0.03g、N−フェニル−3−アセチル−5−メチルピ
ロリジン−2,4−ジオン0.03g;N−フェニル−3−アセチ
ルピロリジン−2,−4−ジオン0.03gと混合した。これ
ら混合物を、セクションEに記載されたのと全く同じ方
法で処理した。黄色度指数を、表8に示す。
で販売されている二酸化チタン 10 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated B
arium Alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフェニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.21 組成物F 161.97gを実施例22とした。実施例23、24
及び36として、この量の組成物Fを、ジベンゾイルメタ
ン0.03g、N−フェニル−3−アセチル−5−メチルピ
ロリジン−2,4−ジオン0.03g;N−フェニル−3−アセチ
ルピロリジン−2,−4−ジオン0.03gと混合した。これ
ら混合物を、セクションEに記載されたのと全く同じ方
法で処理した。黄色度指数を、表8に示す。
G 実施例25〜27 下記の実施例は、ブチルチオ錫(butylthiotin)安定
剤で安定化された硬質PVC処方を使用する。
剤で安定化された硬質PVC処方を使用する。
組成物G 懸濁重合されたPVC樹脂(K−57) 100 耐衝撃性改良剤、メタクリル酸メチル、ブタジエンお
よびスチレンのコポリマー(パラロイドBTA736S(Paral
oid BTA736S)という商品名で販売されている) 5 加工助剤(パラロイドK175(Paraloid K175)) 1.70 モンタン酸エステル 0.3 水素化ヒマシ油 0.5 5%ブチル錫トリス(エチルヘキシルチオグリコレー
ト)を含むジブチル錫ビス(エチルヘキシルチオグリコ
レート) 1.5 この混合物109gを実施例25とした。実施例26として、
組成物G 109gを、ジベンゾイルメタン0.03gと混合
し、実施例27に関しては、組成物G 109gをN−フェニ
ル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン0.03gと混合
した。
よびスチレンのコポリマー(パラロイドBTA736S(Paral
oid BTA736S)という商品名で販売されている) 5 加工助剤(パラロイドK175(Paraloid K175)) 1.70 モンタン酸エステル 0.3 水素化ヒマシ油 0.5 5%ブチル錫トリス(エチルヘキシルチオグリコレー
ト)を含むジブチル錫ビス(エチルヘキシルチオグリコ
レート) 1.5 この混合物109gを実施例25とした。実施例26として、
組成物G 109gを、ジベンゾイルメタン0.03gと混合
し、実施例27に関しては、組成物G 109gをN−フェニ
ル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン0.03gと混合
した。
これら混合物は、テストオーブンを185℃に維持した
ことを除いて、セクションAに記載されたように、手で
混合し処理した。黄色度指数を、表9に示す。
ことを除いて、セクションAに記載されたように、手で
混合し処理した。黄色度指数を、表9に示す。
H. 実施例28〜30 例示の化合物を、カルシウム/亜鉛/ヒドロタルサイ
ト(Hydrotalcite)固体システムにより安定化された、
軟質で透明なPVC処方でテストした。
ト(Hydrotalcite)固体システムにより安定化された、
軟質で透明なPVC処方でテストした。
組成物H 懸濁PVC樹脂(K−71) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸カルシウム 0.5 ステアリン酸亜鉛 0.5 Mg/Al/Znヒドロキシカーボネート(商品名アルカマイ
ザー4(Alcamizer 4)で販売されている) 0.3 ビスフェノールA 0.1 トリス(ノニルフェニル)ホスファイト 1.0 組成物H 152.4gを実施例28とした。実施例29とし
て、組成物H 152.4gを、ベンゾイルステアロイルメタ
ン0.025gと混合した。実施例30に関しては、組成物H
152.4gをN−フェニル−3−アセチル−ピロリジン−2,
4−ジオン0.025gと混合した。これら混合物を、セクシ
ョンAに記載されたのと同一の方法で処理した。黄色度
指数を、表10に示す。
ザー4(Alcamizer 4)で販売されている) 0.3 ビスフェノールA 0.1 トリス(ノニルフェニル)ホスファイト 1.0 組成物H 152.4gを実施例28とした。実施例29とし
て、組成物H 152.4gを、ベンゾイルステアロイルメタ
ン0.025gと混合した。実施例30に関しては、組成物H
152.4gをN−フェニル−3−アセチル−ピロリジン−2,
4−ジオン0.025gと混合した。これら混合物を、セクシ
ョンAに記載されたのと同一の方法で処理した。黄色度
指数を、表10に示す。
I 実施例31〜35 例示の化合物を、液体バリウム/亜鉛システムにより
安定化された、充填した(filled)プラスチゾルPVC処
方で試験した。
安定化された、充填した(filled)プラスチゾルPVC処
方で試験した。
組成物I エマルションPVC樹脂(K−79) 100 炭酸カルシウム 50 ジオクチルフタレート 60 炭酸化バリウムアルキルフェノラート(Carbonated B
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフエニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.2 組成物Iを櫂形攪拌機で7分間混合した。組成物I
105.98gを実施例31とした。実施例32〜35として、この
量の組成物Iを、ジベンゾイルメタン0.0125g、N−ベ
ンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン0.0125
g、N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン0.005g、N−フェニル−3[2−イソプロピルアミ
ノ)エチリジン]ピロリジン−2,4−ジオン0.005gと混
合した。これら混合物を、表11に記載される条件下で油
加熱したローリングミル上に置いた。表11 ロール直径 110mm フロント・ロール温度 160℃ バック・ロール温度 160℃ フロント・ロール速度 26.6rpm フリクション比 1.10 ニップの厚さ 0.4mm 練り時間 2分 試験片を、製造されたシートから切り取り、190℃の
テストオーブン(マチス・サーモテスターLTF−ST)中
に置いた。黄色度指数を、表12に示す。
arium alkylphenolate)(28% Ba) 0.5 塩基性亜鉛オクトエート(Basic zinc octoate)(22
% Zn) 0.16 ジフェニルイソオクチルホスファイト 0.9 ジフエニルホスファイト 0.2 ブトキシエトキシエタノール 0.2 組成物Iを櫂形攪拌機で7分間混合した。組成物I
105.98gを実施例31とした。実施例32〜35として、この
量の組成物Iを、ジベンゾイルメタン0.0125g、N−ベ
ンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン0.0125
g、N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン0.005g、N−フェニル−3[2−イソプロピルアミ
ノ)エチリジン]ピロリジン−2,4−ジオン0.005gと混
合した。これら混合物を、表11に記載される条件下で油
加熱したローリングミル上に置いた。表11 ロール直径 110mm フロント・ロール温度 160℃ バック・ロール温度 160℃ フロント・ロール速度 26.6rpm フリクション比 1.10 ニップの厚さ 0.4mm 練り時間 2分 試験片を、製造されたシートから切り取り、190℃の
テストオーブン(マチス・サーモテスターLTF−ST)中
に置いた。黄色度指数を、表12に示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5:13 5:3415) (72)発明者 シュメッツ ジェラルド ハブ フラン ス オランダ国 エヌエル−6085 エイヴィ ホーン スタッドホウデルラアン 17 (56)参考文献 特開 昭62−120361(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/06,27/24 C08K 3/24 C08K 5/098,5/13,5/3415 CA(STN)
Claims (13)
- 【請求項1】塩化ビニルのポリマーおよび/またはコポ
リマーを基礎とする組成物であって、該ポリマー/コポ
リマーの重量に対する重量で表された、下記化合物を含
有する組成物: (a)0.1%〜5%の有機錫塩の1種以上および/また
はカルボン酸またはフェノールの二価金属塩の1種以
上;および (b)0.001%〜5%の下記一般式で示される1種以上
の有機化合物 [式中、R1は、20個までの炭素原子を有する直鎖状また
は分岐状のアルキレンまたはアルケニレン基、7〜20個
の炭素原子を有するアラルキレン基または6〜20個の炭
素原子を有するアリーレンまたはシクロアルキレン基を
示し、該シクロアルキレン基は炭素−炭素二重結合を含
んでいても良く;これら基は、必要に応じて、1以上の
ハロゲン原子もしくはヒドロキシル基で置換されている
かまたは置換されておらず、アリールまたはシクロアル
キレン基については、1以上のメチル、エチルもしくは
メトキシ基で置換されているかまたは置換されておら
ず、上述の基はまた、脂肪鎖中の1以上の−O−、−CO
−または−CO2-鎖メンバーの存在により改変されていて
も良く;R3およびR4は、R1またはHと定義され、同一で
あっても異なっていても良く;Aは、O、SまたはNR7の
いずれかであり、R7は、R1またはHと定義され;但し、
R2=Oのとき、A≠Oであり;R2は、O、NR5またはNNHR
5を示し、ここでR5は、R1、HまたはC(S)NHR6と定
義され、ここでR6は、R1またはHと定義され;あるいは
R2は、下記: を示し、ここでnは、1〜10の整数である]。 - 【請求項2】前記組成物が、ポリマー/コポリマーの重
量に対して、前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物を0.001重量%〜1重量%含む請求項1に記載の組成
物。 - 【請求項3】前記一般式で示される有機化合物である化
合物Aが、以下のもの: N−フェニル−3−[2−イソプロピルアミン)エチリ
デン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−アセチル−5−メチルピロリジン−
2,4−ジオン、 N−p−メトキシフェニル−3−アセチルピロリジン−
−2,4−ジオン、 N−ベンジル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 N−イソプロピル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジ
オン、 N−フェニル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−[2−(4−メチルフェニルヒドラジン)−エチリ
デン]−テトロン酸、 N−メチル−3−アセチルピロリジン−2,4−ジオン、 N−フェニル−3−[2−(イソプロピルアミノ)エチ
リデン]−ピロリジン−2,4−ジオン、 N−p−メチルフェニル−3−アセチルピロリジン−2,
4−ジオン、 3−[2−(4−メチルフェニル−ヒドラジン)−エチ
リデン]−テトロン酸、 N−フェニル−3−ベンゾイルピロリジン−2,4−ジオ
ン、 3−アセチルテトラヒドロチオフェン−2,4−ジオン、 または [式中、n=1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5また
は5である。] のいずれかを含有する請求項1または2に記載の組成
物。 - 【請求項4】前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物が、次の置換基:R1=アルキル、R2=O、R3=R4=H
およびA=NR7(R7=フェニル)を含む請求項1に記載
の組成物。 - 【請求項5】前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物が、次の置換基:A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=R
4=H(R7=アルキル、アラルキルおよび置換フェニ
ル)を含む請求項1に記載の組成物。 - 【請求項6】前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物が、次の置換基:A=NR7、R1=アリール、R2=O、R3
=R4=H、R7=フェニルを含む請求項1に記載の組成
物。 - 【請求項7】前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物が、次の置換基:A=NR7、R1=メチル、R2=O、R3=
メチル、R4=H、R7=フェニルを含む請求項1に記載の
組成物。 - 【請求項8】前記化合物Aの一般式で示される有機化合
物が、次の置換基:A=N−フェニル、R1=メチル、R3=
R4=H、R2=NH−アルキルおよびR2=N−アルキルのと
き、を含む請求項1に記載の組成物。 - 【請求項9】有機錫塩が、次のいずれか:メチル−、ブ
チル−、オクチル錫カルボキシレート、マレイン酸半エ
ステルまたはメルカプトエステル塩を含む請求項1〜8
のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項10】二価金属塩の金属成分が、次のいずれ
か:バリウム、カドミウム、亜鉛、カルシウム、マグネ
シウムもしくは鉛塩、バリウム−カドミウム塩、バリウ
ム−亜鉛塩またはカルシウム−亜鉛塩を含む請求項1〜
9のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項11】組成物が、少なくとも1種の一価金属お
よび/または三価金属のカルボン酸塩を更に含む請求項
1〜10のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項12】二価金属塩が、次のいずれか:酢酸塩、
エチルヘキサン酸塩、オクタン酸塩、ステアリン酸塩、
オレイン酸塩、ラウリン酸塩、パルミチン酸塩、ミリス
チン酸塩、リシノール酸塩、安息香酸塩(アルキル置換
安息香酸塩を含む)、フタル酸塩、フェナートまたはノ
ニルフェナートを含む請求項1〜11のいずれかに記載の
組成物。 - 【請求項13】組成物が、次のもの:酸化物、炭酸塩、
硫酸塩、過塩素酸塩、マグネシウム/アルミニウムおよ
びマグネシウム/アルミニウム/亜鉛ヒドロキシカーボ
ネート、カルシウム/アルミニウムヒドロキシカーボネ
ート、カルシウム/アルミニウムヒドロキシホスファイ
ト生成物から選ばれる少なくとも1種の無機金属誘導体
をさらに含む請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
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