JP3062901B2 - キャスターの制動機構 - Google Patents
キャスターの制動機構Info
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- JP3062901B2 JP3062901B2 JP4112876A JP11287692A JP3062901B2 JP 3062901 B2 JP3062901 B2 JP 3062901B2 JP 4112876 A JP4112876 A JP 4112876A JP 11287692 A JP11287692 A JP 11287692A JP 3062901 B2 JP3062901 B2 JP 3062901B2
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- Japan
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- brake
- frame
- caster
- braking
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送用機械類、買い
物用カートその他の運搬車などに使用されるキャスター
の制動機構に関し、特にフレームの旋回および車輪の回
転を同時に制動することのできるキャスターの制動機構
に関するものである。
物用カートその他の運搬車などに使用されるキャスター
の制動機構に関し、特にフレームの旋回および車輪の回
転を同時に制動することのできるキャスターの制動機構
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のキャスターの制動機構
は、例えば図１０および図１１に示したように、フレー
ム２が台座２０に旋回自在に軸着され、フレーム２に車
輪３を回転自在に軸支している。そして、鋼線材をもっ
て接触部２１と折れ曲がり対向脚部２２とを有する正面
門形に形成された制動体２３を車輪３に跨がせて、接触
部２１をフレーム２の制動体掛け溝２４に摺動自在に常
時嵌合させると共に、対向脚部２２の両下端をフレーム
２に車軸２５を中心として揺動自在に取り付けられた操
作ペダル６の車軸２５との軸支部より片寄った位置に結
合している。また、フレーム２間の車輪３の上部に、一
端を接触部２１の一部に枢結し他端の係合爪２６を保持
体２７上の放射状切込溝２８に係脱するフレーム旋回防
止板２９を支軸３０を中心として揺動自在に取り付けて
いる。
は、例えば図１０および図１１に示したように、フレー
ム２が台座２０に旋回自在に軸着され、フレーム２に車
輪３を回転自在に軸支している。そして、鋼線材をもっ
て接触部２１と折れ曲がり対向脚部２２とを有する正面
門形に形成された制動体２３を車輪３に跨がせて、接触
部２１をフレーム２の制動体掛け溝２４に摺動自在に常
時嵌合させると共に、対向脚部２２の両下端をフレーム
２に車軸２５を中心として揺動自在に取り付けられた操
作ペダル６の車軸２５との軸支部より片寄った位置に結
合している。また、フレーム２間の車輪３の上部に、一
端を接触部２１の一部に枢結し他端の係合爪２６を保持
体２７上の放射状切込溝２８に係脱するフレーム旋回防
止板２９を支軸３０を中心として揺動自在に取り付けて
いる。
【０００３】このように構成された従来のキャスターの
制動機構は、操作ペダル６を足踏み操作することによ
り、制動体２３を制動体掛け溝２４の案内下で引き下げ
て接触部２１を車輪３の外周一部に接触させ、さらに対
向脚部２２を引き込んでこの折れ曲がり部を伸び変形さ
せこのばね作用により接触圧力を加えて車輪３の回転を
制動させると共に、フレーム旋回防止板２９の係合爪２
６を保持体２７上の放射状切込溝２８に係合させてフレ
ーム２の旋回を阻止するようにしている。
制動機構は、操作ペダル６を足踏み操作することによ
り、制動体２３を制動体掛け溝２４の案内下で引き下げ
て接触部２１を車輪３の外周一部に接触させ、さらに対
向脚部２２を引き込んでこの折れ曲がり部を伸び変形さ
せこのばね作用により接触圧力を加えて車輪３の回転を
制動させると共に、フレーム旋回防止板２９の係合爪２
６を保持体２７上の放射状切込溝２８に係合させてフレ
ーム２の旋回を阻止するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキャスターの制動機構は、操作ペダル６がフレーム
２の前方から側方にかけて設けられているので、その操
作部６ａ、６ｂが車軸２５の軸心から約１８０°開いた
位置となり、同一方向から操作ペダル６を操作できず、
操作が非常に面倒であり、また双輪式のキャスターに実
施するのは困難であるという課題を有していた。
来のキャスターの制動機構は、操作ペダル６がフレーム
２の前方から側方にかけて設けられているので、その操
作部６ａ、６ｂが車軸２５の軸心から約１８０°開いた
位置となり、同一方向から操作ペダル６を操作できず、
操作が非常に面倒であり、また双輪式のキャスターに実
施するのは困難であるという課題を有していた。
【０００５】また、上記従来のキャスターの制動機構
は、接触部２１を車輪３の外周一部に接触させることに
より、摩擦力でこの車輪３の回転を制動するようにして
いるので、車輪３の外周が汚れたり、車輪３の外周に異
物が付着して摩擦力が低下すると車輪３の回転の制動が
完全確実に行えないという課題を有していた。そこで、
この発明は、上記従来のキャスターの制動機構が有する
課題を解決するためになされたものである。
は、接触部２１を車輪３の外周一部に接触させることに
より、摩擦力でこの車輪３の回転を制動するようにして
いるので、車輪３の外周が汚れたり、車輪３の外周に異
物が付着して摩擦力が低下すると車輪３の回転の制動が
完全確実に行えないという課題を有していた。そこで、
この発明は、上記従来のキャスターの制動機構が有する
課題を解決するためになされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明のキ
ャスターの制動機構は、支軸１の下部に旋回自在に取り
付けたフレーム２に、車輪３を回転自在に取り付けたキ
ャスターにおいて、支軸１の下端に放射状切込溝４を形
成した係合部５を設け、フレーム２の前方上部に操作ペ
ダル６を取り付け、このフレーム２の内部に回転制動体
７を揺動自在に取り付けると共に、旋回制動体８を上下
動自在に設け、さらに車輪３のホイール３ａの内周全面
に係合歯９を設け、操作ペダル６のフレーム２との軸支
点ａより下方にカム体１０の一端を軸支し、このカム体
１０の他端を回転制動体７の一端に軸支し、カム体１０
の一端の軸支点ｂが、支軸点ａとカム体１０の他端の支
軸点ｃを結ぶ直線Ｌの両側に移動可能にし、回転制動体
７の他端に設けた係合爪７ｄを係合歯９の下方に配し、
旋回制動体８の下係合部８ｂを放射状切込溝４の下方に
配すると共に、上端部を回転制動体７の係合爪７ｄ側に
連結している。
ャスターの制動機構は、支軸１の下部に旋回自在に取り
付けたフレーム２に、車輪３を回転自在に取り付けたキ
ャスターにおいて、支軸１の下端に放射状切込溝４を形
成した係合部５を設け、フレーム２の前方上部に操作ペ
ダル６を取り付け、このフレーム２の内部に回転制動体
７を揺動自在に取り付けると共に、旋回制動体８を上下
動自在に設け、さらに車輪３のホイール３ａの内周全面
に係合歯９を設け、操作ペダル６のフレーム２との軸支
点ａより下方にカム体１０の一端を軸支し、このカム体
１０の他端を回転制動体７の一端に軸支し、カム体１０
の一端の軸支点ｂが、支軸点ａとカム体１０の他端の支
軸点ｃを結ぶ直線Ｌの両側に移動可能にし、回転制動体
７の他端に設けた係合爪７ｄを係合歯９の下方に配し、
旋回制動体８の下係合部８ｂを放射状切込溝４の下方に
配すると共に、上端部を回転制動体７の係合爪７ｄ側に
連結している。
【０００７】そして、この発明のキャスターの制動機構
は、操作ペダル６に、制動解除位置でフレーム２の切込
部２ａ端と当接する当たり６ａを設けると共に、制動位
置でカム体１０の突部１０ａと当接する当たり６ｂを設
けたり、旋回制動体８の下部に、この旋回制動体８を下
方向に常時押圧するバネ１４を設けたものとすることが
できる。
は、操作ペダル６に、制動解除位置でフレーム２の切込
部２ａ端と当接する当たり６ａを設けると共に、制動位
置でカム体１０の突部１０ａと当接する当たり６ｂを設
けたり、旋回制動体８の下部に、この旋回制動体８を下
方向に常時押圧するバネ１４を設けたものとすることが
できる。
【０００８】
【作用】この発明のキャスターの制動機構は、上記手段
を施したため、次のような作用を有する。先ず、操作ペ
ダル６がフレーム２の前方上部に取り付けられているた
め、同一方向から操作ペダル６を操作することができ
る。
を施したため、次のような作用を有する。先ず、操作ペ
ダル６がフレーム２の前方上部に取り付けられているた
め、同一方向から操作ペダル６を操作することができ
る。
【０００９】さらに、車輪３のホイール３ａの係合歯９
の下方に配した回転制動体７の係合爪７ｄが、この係合
歯９に係合することにより、車輪３の回転を制動するこ
とができる。
の下方に配した回転制動体７の係合爪７ｄが、この係合
歯９に係合することにより、車輪３の回転を制動するこ
とができる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明のキャスターの制動機構の構
成を、実施例として示した図面に基づいて説明する。図
１〜図５は、この発明のキャスターの制動機構を備えた
双輪式のキャスターを示しており、支軸１の下部に旋回
自在に取り付けたフレーム２に、車輪３を回転自在に取
り付けている。
成を、実施例として示した図面に基づいて説明する。図
１〜図５は、この発明のキャスターの制動機構を備えた
双輪式のキャスターを示しており、支軸１の下部に旋回
自在に取り付けたフレーム２に、車輪３を回転自在に取
り付けている。
【００１１】支軸１の下端には、放射状切込溝４を形成
した係合部５を設け、フレーム２の前方上部には、操作
ペダル６を取り付けている。このフレーム２の内側上部
には、回転制動体７を揺動自在に取り付け、フレーム２
の内側下部から内側上部にかけて、旋回制動体８を上下
動自在に設けている。さらに、車輪３のホイール３ａの
内周全面に係合歯９を設けている。
した係合部５を設け、フレーム２の前方上部には、操作
ペダル６を取り付けている。このフレーム２の内側上部
には、回転制動体７を揺動自在に取り付け、フレーム２
の内側下部から内側上部にかけて、旋回制動体８を上下
動自在に設けている。さらに、車輪３のホイール３ａの
内周全面に係合歯９を設けている。
【００１２】操作ペダル６は、フレーム２の前方上部の
切込部２ａから差し込まれた略下半部が軸支されてお
り、制動解除位置でフレーム２の切込部２ａ端と当接す
る当たり６ａを設けると共に、制動位置で後記するカム
体１０の突部１０ａと当接する当たり６ｂを設けてい
る。さらに、操作ペダル６のフレーム２との軸支点ａよ
り下方には、カム体１０の一端を軸支し、このカム体１
０の他端を回転制動体７の一端に軸支している。そし
て、カム体１０の一端の軸支点ｂが、支軸点ａとカム体
１０の他端の支軸点ｃを結ぶ直線Ｌの両側に移動可能に
している。
切込部２ａから差し込まれた略下半部が軸支されてお
り、制動解除位置でフレーム２の切込部２ａ端と当接す
る当たり６ａを設けると共に、制動位置で後記するカム
体１０の突部１０ａと当接する当たり６ｂを設けてい
る。さらに、操作ペダル６のフレーム２との軸支点ａよ
り下方には、カム体１０の一端を軸支し、このカム体１
０の他端を回転制動体７の一端に軸支している。そし
て、カム体１０の一端の軸支点ｂが、支軸点ａとカム体
１０の他端の支軸点ｃを結ぶ直線Ｌの両側に移動可能に
している。
【００１３】回転制動体７は、図６、図７に示したよう
に、一端にカム体１０と軸支するための軸穴１１を設
け、他端には三股とした分岐部７ａ、７ｂ、７ｃの両側
の分岐部７ａ、７ｃの先端にそれぞれ係合爪７ｄを設け
ている。そして、これら係合爪７ｄをそれぞれ車輪３の
係合歯９の下方に配している。さらに、回転制動体７
は、分岐部７ａ、７ｃの略中央部にそれぞれ設けた設置
部１２を、フレーム２の内側上部に掛け渡した軸１３に
設置することにより、フレーム２の内側上部に揺動自在
に取り付けられている。なお、キャスターが単輪式のも
のでは、分岐部を設けることはなく、只単に回転制動体
７の略中央部に設置部１２を、他端に係合爪７ｄを設け
ればよい。
に、一端にカム体１０と軸支するための軸穴１１を設
け、他端には三股とした分岐部７ａ、７ｂ、７ｃの両側
の分岐部７ａ、７ｃの先端にそれぞれ係合爪７ｄを設け
ている。そして、これら係合爪７ｄをそれぞれ車輪３の
係合歯９の下方に配している。さらに、回転制動体７
は、分岐部７ａ、７ｃの略中央部にそれぞれ設けた設置
部１２を、フレーム２の内側上部に掛け渡した軸１３に
設置することにより、フレーム２の内側上部に揺動自在
に取り付けられている。なお、キャスターが単輪式のも
のでは、分岐部を設けることはなく、只単に回転制動体
７の略中央部に設置部１２を、他端に係合爪７ｄを設け
ればよい。
【００１４】旋回制動体８は、図８、図９に示したよう
に、下端前方にバネ受部８ａを設けると共に、下端後方
に断面略Ｃ形状の下係合部８ｂを設けており、さらに上
端部には連結穴８ｃを設けている。そして、この旋回制
動体８の下係合部８ｂを放射状切込溝４の下方に配する
と共に、連結穴８ｃに回転制動体７の分岐部７ｂを差し
込むことにより、この旋回制動体８の上端部をこの回転
制動体７の係合爪７ｄ側の一端に連結している。さら
に、旋回制動体８のバネ受部８ａに、フレーム２のバネ
室２ｂに装填したバネ１４の下端を当接させ、この旋回
制動体８を下方向に常時押圧するようにしている。
に、下端前方にバネ受部８ａを設けると共に、下端後方
に断面略Ｃ形状の下係合部８ｂを設けており、さらに上
端部には連結穴８ｃを設けている。そして、この旋回制
動体８の下係合部８ｂを放射状切込溝４の下方に配する
と共に、連結穴８ｃに回転制動体７の分岐部７ｂを差し
込むことにより、この旋回制動体８の上端部をこの回転
制動体７の係合爪７ｄ側の一端に連結している。さら
に、旋回制動体８のバネ受部８ａに、フレーム２のバネ
室２ｂに装填したバネ１４の下端を当接させ、この旋回
制動体８を下方向に常時押圧するようにしている。
【００１５】以上のように構成されたこの発明のキャス
ターの制動機構は、以下に示すように操作される。先
ず、制動操作するには、図４に示した状態から操作ペダ
ル６を押し、この操作ペダル６を図５に示した状態にす
ると、カム体１０が回動して軸支点ｂが直線Ｌの外側か
ら内側に移動すると共に、操作ペダル６の当たり６ｂが
カム体１０の突部１０ａに当たるので、この位置で操作
ペダル６が停止する。そしてカム体１０の回動により、
このカム体１０に軸支している回転制動体７の一端が下
がるので、この回転制動体７の他端が上がり、旋回制動
体８を持ち上げると共に、この回転制動体７の他端の係
合爪７ｄが、車輪３のホイール３ａの内周全面に設けた
係合歯９に引っ掛かり、車輪３の回転が制動される。一
方、回転制動体７の他端の上昇に伴い旋回制動体８が持
ち上げられ、この旋回制動体８の下係合部８ｂが軸１の
下端の放射状切込溝４に引っ掛かり、フレーム２の旋回
が制動される。
ターの制動機構は、以下に示すように操作される。先
ず、制動操作するには、図４に示した状態から操作ペダ
ル６を押し、この操作ペダル６を図５に示した状態にす
ると、カム体１０が回動して軸支点ｂが直線Ｌの外側か
ら内側に移動すると共に、操作ペダル６の当たり６ｂが
カム体１０の突部１０ａに当たるので、この位置で操作
ペダル６が停止する。そしてカム体１０の回動により、
このカム体１０に軸支している回転制動体７の一端が下
がるので、この回転制動体７の他端が上がり、旋回制動
体８を持ち上げると共に、この回転制動体７の他端の係
合爪７ｄが、車輪３のホイール３ａの内周全面に設けた
係合歯９に引っ掛かり、車輪３の回転が制動される。一
方、回転制動体７の他端の上昇に伴い旋回制動体８が持
ち上げられ、この旋回制動体８の下係合部８ｂが軸１の
下端の放射状切込溝４に引っ掛かり、フレーム２の旋回
が制動される。
【００１６】次に、制動の解除操作するには、図５に示
した状態から再び操作ペダル６を押し、この操作ペダル
６を図４に示した状態に戻すと、カム体１０が回動して
軸支点ｂが直線Ｌの内側から外側に移動すると共に、操
作ペダル６の当たり６ａがフレーム２の切込部２ａ端に
当たるので、この位置で操作ペダル６が停止する。そし
てカム体１０の回動により、このカム体１０に軸支して
いる回転制動体７の一端が上がるので、この回転制動体
７の他端が下がり、旋回制動体８を下げると共に、この
回転制動体７の他端の係合爪７ｄが、車輪３のホイール
３ａの内周全面に設けた係合歯９から引き離され、車輪
３の回転の制動が解除される。一方、回転制動体７の他
端の下降に伴い旋回制動体８が下げられ、この旋回制動
体８の下係合部８ｂが軸１の下端の放射状切込溝４から
引き離され、フレーム２の旋回の制動が解除される。
した状態から再び操作ペダル６を押し、この操作ペダル
６を図４に示した状態に戻すと、カム体１０が回動して
軸支点ｂが直線Ｌの内側から外側に移動すると共に、操
作ペダル６の当たり６ａがフレーム２の切込部２ａ端に
当たるので、この位置で操作ペダル６が停止する。そし
てカム体１０の回動により、このカム体１０に軸支して
いる回転制動体７の一端が上がるので、この回転制動体
７の他端が下がり、旋回制動体８を下げると共に、この
回転制動体７の他端の係合爪７ｄが、車輪３のホイール
３ａの内周全面に設けた係合歯９から引き離され、車輪
３の回転の制動が解除される。一方、回転制動体７の他
端の下降に伴い旋回制動体８が下げられ、この旋回制動
体８の下係合部８ｂが軸１の下端の放射状切込溝４から
引き離され、フレーム２の旋回の制動が解除される。
【００１７】
【発明の効果】この発明のキャスターの制動機構は、以
上に述べたように構成されているので、次のような効果
を有する。先ず、この発明のキャスターの制動機構は、
操作ペダル６がフレーム２の前方上部に取り付けられて
いるため、同一方向から操作ペダル６を操作することが
できるので、同一方向から操作ペダル６を操作すること
ができ、操作が非常にし易いものとなり、また双輪式の
キャスターに実施するのも簡単なものとなった。
上に述べたように構成されているので、次のような効果
を有する。先ず、この発明のキャスターの制動機構は、
操作ペダル６がフレーム２の前方上部に取り付けられて
いるため、同一方向から操作ペダル６を操作することが
できるので、同一方向から操作ペダル６を操作すること
ができ、操作が非常にし易いものとなり、また双輪式の
キャスターに実施するのも簡単なものとなった。
【００１８】さらに、この発明のキャスターの制動機構
は、車輪３のホイール３ａの係合歯９の下方に配した回
転制動体７の係合爪７ｄが、この係合歯９に係合するこ
とにより、車輪３の回転を制動することができるので、
車輪３の外周が汚れたり、車輪３の外周に異物が付着し
ても車輪３の回転の制動が完全確実に行えるものとなっ
た。
は、車輪３のホイール３ａの係合歯９の下方に配した回
転制動体７の係合爪７ｄが、この係合歯９に係合するこ
とにより、車輪３の回転を制動することができるので、
車輪３の外周が汚れたり、車輪３の外周に異物が付着し
ても車輪３の回転の制動が完全確実に行えるものとなっ
た。
【図１】この発明の制動機構を備えたキャスターの側面
図である。
図である。
【図２】この発明の制動機構を備えたキャスターの正面
図である。
図である。
【図３】この発明の制動機構を備えたキャスターの底面
図である。
図である。
【図４】この発明の制動機構の制動が解除された状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図５】この発明の制動機構の制動状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図６】この発明の制動機構の回転制動体の平面図であ
る。
る。
【図７】この発明の制動機構の回転制動体の側面図であ
る。
る。
【図８】この発明の制動機構の旋回制動体の背面図であ
る。
る。
【図９】この発明の制動機構の旋回制動体の底面図であ
る。
る。
【図１０】従来の制動機構を備えたキャスターの正面図
である。
である。
【図１１】従来のキャスターの制動機構の作動状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 １ 支軸 ２ フレーム ２ａ 切込部 ３ 車輪 ３ａ ホイール ４ 放射状切込溝 ５ 係合部 ６ 操作ペダル ６ａ 当たり ６ｂ 当たり ７ 回転制動体 ７ｄ 係合爪 ８ 旋回制動体 ８ｂ 下係合部 ９ 係合歯 １０ カム体 １０ａ 突部 １４ バネ ａ 軸支点 ｂ 軸支点 ｃ 軸支点 Ｌ 直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−33302（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−151501（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−178804（ＪＰ，Ａ) 実開 昭48−33056（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−69302（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−1004（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60B 33/00 - 33/06
Claims (3)
- 【請求項１】 支軸１の下部に旋回自在に取り付けたフ
レーム２に、車輪３を回転自在に取り付けたキャスター
において、支軸１の下端に放射状切込溝４を形成した係
合部５を設け、フレーム２の前方上部に操作ペダル６を
取り付け、このフレーム２の内部に回転制動体７を揺動
自在に取り付けると共に、旋回制動体８を上下動自在に
設け、さらに車輪３のホイール３ａの内周全面に係合歯
９を設け、 操作ペダル６のフレーム２との軸支点ａより下方にカム
体１０の一端を軸支し、このカム体１０の他端を回転制
動体７の一端に軸支し、カム体１０の一端の軸支点ｂ
が、支軸点ａとカム体１０の他端の支軸点ｃを結ぶ直線
Ｌの両側に移動可能にし、回転制動体７の他端に設けた
係合爪７ｄを係合歯９の下方に配し、旋回制動体８の下
係合部８ｂを放射状切込溝４の下方に配すると共に、上
端部を回転制動体７の係合爪７ｄ側に連結したことを特
徴とするキャスターの制動機構。 - 【請求項２】 操作ペダル６に、制動解除位置でフレー
ム２の切込部２ａ端と当接する当たり６ａを設けると共
に、制動位置でカム体１０の突部１０ａと当接する当た
り６ｂを設けたことを特徴とする請求項１記載のキャス
ターの制動機構。 - 【請求項３】 旋回制動体８の下部に、この旋回制動体
８を下方向に常時押圧するバネ１４を設けたことを特徴
とする請求項１記載のキャスターの制動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112876A JP3062901B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | キャスターの制動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112876A JP3062901B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | キャスターの制動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05310004A JPH05310004A (ja) | 1993-11-22 |
| JP3062901B2 true JP3062901B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=14597746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4112876A Expired - Lifetime JP3062901B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | キャスターの制動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062901B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2937824B2 (ja) * | 1995-08-24 | 1999-08-23 | 東海キャスター株式会社 | 双輪キャスター |
| DE29914681U1 (de) * | 1999-08-21 | 2000-12-28 | Tente Rollen Gmbh & Co | Lenkrolle |
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-
1992
- 1992-05-01 JP JP4112876A patent/JP3062901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH05310004A (ja) | 1993-11-22 |
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