JPS6334961Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6334961Y2
JPS6334961Y2 JP14294281U JP14294281U JPS6334961Y2 JP S6334961 Y2 JPS6334961 Y2 JP S6334961Y2 JP 14294281 U JP14294281 U JP 14294281U JP 14294281 U JP14294281 U JP 14294281U JP S6334961 Y2 JPS6334961 Y2 JP S6334961Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wheel
pieces
operating tool
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14294281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5846604U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14294281U priority Critical patent/JPS5846604U/ja
Publication of JPS5846604U publication Critical patent/JPS5846604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6334961Y2 publication Critical patent/JPS6334961Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、手押し車や家具等に装着されるキヤ
スターの制動装置に関し、特に、車輪の側面の外
周縁部をブレーキ板で挟圧することにより制動す
る形式の制動装置に関する。
〈従来技術〉 本考案は、その基本構造として、第1図及び第
2図に示すように、二又枢支枠2の左右の脚部3
間に車輪5を回転自在に枢支し、この車輪5の左
右の側面の外周縁部を挟む状態で一対のブレーキ
片9を配設し、ブレーキ操作具10の操作により
両ブレーキ片9で車輪5の左右の側面の外周縁部
を挟圧するようにしたキヤスターの制動装置に関
する。
従来、この構造のキヤスターの制動装置として
は、次に示すものが知られている。
(A) まず、実開昭53−27561号公報には、ブレー
キ操作具と弾性を有するコ字状のブレーキ板と
からなり、ブレーキ板の左右から連出するブレ
ーキ片を車輪の左右の側面に配設するととも
に、両ブレーキ片の自由端に傾斜状のカム部を
形成し、ブレーキ操作具の前面にペダル部を形
成し、ペダル部を踏込み操作してブレーキ操作
具の押圧片を両ブレーキ片のカム部に係合させ
ることにより、両ブレーキ片を押圧してその自
由端で車輪の側面を挟圧し、ペダル部を押上げ
操作してブレーキ操作具の押圧片と両ブレーキ
片のカム部との係合を解除することにより、両
ブレーキ片をその弾性でもつて元の位置に復帰
させるものが示されている。
(B) 次に、実公昭7−14717号公報には、ブレー
キ操作具と弾性を有するコ字状のブレーキ板と
からなり、ブレーキ板の左右から連出するブレ
ーキ片を車輪の左右の側面に配設し、ブレーキ
操作具の前面にペダル部を形成し、ペダル部を
踏込み操作してブレーキ操作具の押圧片で両ブ
レーキ片を押圧することにより、両ブレーキ片
で車輪の側面を挟圧し、ペダル部を押上げ操作
してブレーキ操作具の押圧片の押圧を解除する
ことにより、両ブレーキ片をその弾性でもつて
元の位置に復帰させるものが示されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来例には下記の欠点がある。
(A) 実開昭53−27561号公報の場合 両ブレーキ片の自由端で車輪の側面を挟圧す
るので、制動操作時には両ブレーキ片の自由端
のみが車輪の側面と線接触する。このため、両
ブレーキ片と車輪の側面との接触面積が小さく
なり、大きな摩擦係止力を得ることができず、
十分な制動力が得られない。
また、制動操作あるいは制動解除操作のたび
に両ブレーキ片を弾性揺動させるので、両ブレ
ーキ片の連出部に変形力が繰返し作用し、耐久
性が劣る。
しかも、制動操作をする場合にはブレーキ操
作具を踏込むようになつているが、制動解除操
作をする場合にはブレーキ操作具を押上げるよ
うになつており、操作性が悪い。
車輪の横幅が各種異なる場合に、同じ大きさ
のブレーキ操作具、ブレーキ片を使用して制動
可能とするためには、両ブレーキ片のカム部の
傾斜を大きくして弾性揺動可能な範囲を大きく
しなければならず、その分カム部が外部に大き
く露出して破損しやすくなるうえ、両ブレーキ
片の弾性揺動が大きくなると、耐久性も低下す
る。
(B) 実公昭7−14717号公報の場合 制動操作あるいは制動解除操作のたびに両ブ
レーキ片を弾性揺動させるので、両ブレーキ片
の連出部に変形力が繰返し作用し、耐久性が劣
る。
しかも、制動操作をする場合にはブレーキ操
作具を踏込むようになつているが、制動解除操
作をする場合にはブレーキ操作具を押上げるよ
うになつており、操作性が悪い。
ブレーキ操作具の押圧片の間隔により制動可
能な車輪の横幅が決定されるので、車輪の横幅
が各種異なる場合にはそれに合つたブレーキ操
作具、ブレーキ片が必要になり、互換性に乏し
い。
本考案は、上記欠点を解消することを目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、下記の
ように構成したものである。
すなわち、ブレーキ操作具10に左右に張り出
すペダル部12を形成するとともに固定軸挿通孔
14を透設し、両ブレーキ片9をL字状に折曲げ
形成してこのブレーキ片9のうち車輪5の側面に
対向する側壁部分24を車輪5への接当片部分1
5に形成するとともに、車輪5の周面に対向する
側壁部分25を相互に左右方向に摺動する摺動片
部分16に形成し、両ブレーキ片9の摺動片部分
16に固定軸挿通用の横長孔17を透設し、二又
枢支枠2に固定軸21を介してブレーキ操作具1
0を揺動可能に、かつ両ブレーキ片9を左右方向
に摺動可能に支持し、ブレーキ操作具10に一対
のカム溝13,13を形成するとともに各ブレー
キ片9から突設した係合爪部19,19をブレー
キ操作具10のカム溝13,13にそれぞれ係合
して、ブレーキ操作具10と両ブレーキ片9とを
連動連結し、左右に張り出すペダル部12の一方
を踏込み操作してブレーキ操作具10を揺動させ
ることにより、両ブレーキ片9を摺動させて両接
当片部分15を車輪5の側面から離隔させ、他方
を踏込み操作してブレーキ操作具10を揺動させ
ることにより、両ブレーキ片9を摺動させて両接
当片部分15を車輪5の側面の外周縁部に面接触
させるようにしたものである。
〈作用〉 ブレーキ操作具10に付設したペダル部12を
踏込み操作することにより、両ブレーキ片9の接
当片部分15が車輪5の側面から離隔する制動解
除状態と、接当片部分15が車輪5の左右の側面
の外周縁部に面接触して挟圧する制動状態とに切
換可能となる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は首振り旋回型キヤスターの斜視図を示
し、取付座1に対して二又枢支枠2が首振り旋回
可能に枢支されており、二又枢支枠2の左右の脚
部3間にはゴム製履帯4を有する車輪5が回転自
在に枢支されている。また、二又枢支枠2の上部
は揺動先端側に長く延設されていて、その先端部
は下向きに折曲げられて揺動先端面7が形成され
ており、この揺動先端面7に車輪の制動具8が支
持されている。
この制動具8は車輪5の左右の側面の外周縁部
に対向させて配置した一対のブレーキ片9と、こ
のブレーキ片9を左右方向に摺動移動させるため
のブレーキ操作具10とからなつている。
上記ブレーキ操作具10は円板部11の左右端
縁部からそれぞれペダル部12を一体に連出する
とともに、円板部11に一対のカム溝13がボル
ト挿通孔(固定軸挿通孔)14の中心を対称中心
にして透設されている。
また、各ブレーキ片9は車輪5に設けた履帯4
の側面に対向する側壁部分24と履帯4の周面に
対向する側壁部分25とを有するL字状に折曲げ
形成されていて、履帯4の側面に対向する側壁部
分24は車輪5への接当片部分15に形成され、
履帯4の周面に対向する側壁部分25は相互に左
右方向に摺動する摺動片部分16に形成されてい
る。そして、一方のブレーキ片9aの摺動片部分
16は上下端縁部を同方向に折曲げて断面コ字状
に形成されており、この上下の折曲げ端縁部分1
8の内側で他方のブレーキ片9bの摺動片部分1
6を左右方向に摺動させることができ、折曲げ端
縁部分18は案内部として形成されている。ま
た、両摺動片部分16に固定軸挿通用の横長孔1
7が、透設されている。
両ブレーキ片9の摺動片部分16のうち接当片
部分15を連出していない側端縁部分から、ブレ
ーキ操作具10のカム溝13と係合する係合爪部
19が接当片部分15の連出方向とは反対の向き
に折曲げ状に連出されており、また、一対のブレ
ーキ片9のうちブレーキ操作具10側に位置する
ブレーキ片9aの接当片部分折曲げ連出部には、
他方のブレーキ片9bの係合爪部19を挿通させ
る切欠穴20が形成されている。
そして、一対のブレーキ片9とブレーキ操作具
10とを重ね合せた状態で、両ブレーキ片9の横
長孔17及びブレーキ操作具10のボルト挿通孔
14を貫通するボルト(固定軸)21により制動
具8が二又枢支枠2の揺動先端面7に支持されて
いる。この揺動先端面7の下端部は内側に折返さ
れていて、この折返し部の上端面22が一方のブ
レーキ片9aの折曲げ端縁部分18を下から受止
めて、一方のブレーキ片9aが左右方向へ摺動で
きるための案内部となつており、かつ、ブレーキ
片9がブレーキ操作具10の回動操作時に一緒に
回動しないための回動阻止部ともなつている。
図中、符号23はボルト21に外嵌したスリー
ブで、ボルト頭部21aと二又枢支枠2の揺動先
端面7との間に介装され、ボルト21の締付力が
制動具8に作用しないようにしてある。
上記の構成からなる制動具8では、ブレーキ片
9bの各係合爪部19がブレーキ操作具10のカ
ム溝13に嵌まり込んでいることから、係合爪部
19がカム溝13に案内されて、一対のブレーキ
片9の接当片部分15同士が平行状態を維持した
まま左右方向に相対摺動し、ブレーキ操作具10
の一方のペダル部12を踏込むと、一対の接当片
部分15で車輪5の履帯4の側面を挟圧する制動
状態に、他方のペダル部12を踏込むと、履帯4
の側面から離隔する制動解除状態に切換可能とな
る。
なお、二又枢支枠2において車輪枢支部と制動
具支持枠部とを別部材で形成し、制動具支持枠部
を車輪枢支部に固着するようにすると、制動機構
を持たない従来のキヤスターを容易に制動機構付
きキヤスターに変更することができる。
本考案では、上述のように構成したので、下記
の効果を奏する。
すなわち、両ブレーキ片の接当片部分を車輪
の側面の外周縁部に面接触させて挟圧するの
で、両ブレーキ片の接当片部分と車輪の側面の
外周縁部とが広い面積で接触することになる。
このため、車両の側面とブレーキ片との間に大
きな摩擦係止力を与えることができ、車輪を強
力に挟圧して制動することができる。
また、制動操作あるいは制動解除操作は一対
のブレーキ片を相互に左右方向に摺動させるこ
とにより行われるものであり、ブレーキ片とし
て弾性体を用いなくてよい構造なので、L字状
のブレーキ片の折曲げ部に変形力が作用せず、
耐久性に優れる。
しかも、制動操作、制動解除操作は全て踏込
むという動作で行えるので、制動操作、制動解
除操作ともに足によるペダル部の操作が行ない
やすく、操作性が良い。
車輪の横幅が異なる場合にも、同じ大きさの
ブレーキ操作具、ブレーキ片を使用することが
でき、互換性に優れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は首振り
型キヤスターの斜視図、第2図は要部縦断面図、
第3図は第2図−線断面図、第4図は制動具
の分解斜視図、第5図は作動関係を示す概略図で
ある。 2……二又枢支枠、3……2の脚部、5……車
輪、9,9a,9b……ブレーキ片、10……ブ
レーキ操作具、13……10のカム溝、15……
9の接当片部分、16……9の摺動片部分、17
……横長孔、19……9の係合爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二又枢支枠2の左右の脚部3間に車輪5を回転
    自在に枢支し、この車輪5の左右の側面の外周縁
    部を挟む状態で一対のブレーキ片9を配設し、ブ
    レーキ操作具10の操作により両ブレーキ片9で
    車輪5の左右の側面の外周縁部を挟圧するように
    したキヤスターの制動装置において、ブレーキ操
    作具10に左右に張り出すペダル部12を形成す
    るとともに固定軸挿通孔14を透設し、両ブレー
    キ片9をL字状に折曲げ形成してこのブレーキ片
    9のうち車輪5の側面に対向する側壁部分24を
    車輪5への接当片部分15に形成するとともに、
    車輪5の周面に対向する側壁部分25を相互に左
    右方向に摺動する摺動片部分16に形成し、両ブ
    レーキ片9の摺動片部分16に固定軸挿通用の横
    長孔17を透設し、二又枢支枠2に固定軸21を
    介してブレーキ操作具10を揺動可能に、かつ両
    ブレーキ片9を左右方向に摺動可能に支持し、ブ
    レーキ操作具10に一対のカム溝13,13を形
    成するとともに各ブレーキ片9から突設した係合
    爪部19,19をブレーキ操作具10のカム溝1
    3,13にそれぞれ係合して、ブレーキ操作具1
    0と両ブレーキ片9とを連動連結し、左右に張り
    出すペダル部12の一方を踏込み操作してブレー
    キ操作具10を揺動させることにより、両ブレー
    キ片9を摺動させて両接当片部分15を車輪5の
    側面から離隔させ、他方を踏込み操作してブレー
    キ操作具10を揺動させることにより、両ブレー
    キ片9を摺動させて両接当片部分15を車輪5の
    側面の外周縁部に面接触させるようにしたことを
    特徴とするキヤスターの制動装置。
JP14294281U 1981-09-25 1981-09-25 キヤスタ−の制動装置 Granted JPS5846604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14294281U JPS5846604U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 キヤスタ−の制動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14294281U JPS5846604U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 キヤスタ−の制動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5846604U JPS5846604U (ja) 1983-03-29
JPS6334961Y2 true JPS6334961Y2 (ja) 1988-09-16

Family

ID=29935953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14294281U Granted JPS5846604U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 キヤスタ−の制動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5846604U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723282Y2 (ja) * 1984-08-29 1995-05-31 双葉金属工業株式会社 キヤスタ−
KR100760192B1 (ko) * 2006-08-04 2007-09-20 세종산업 주식회사 캐스터 브레이크 장치
JP2018089068A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 デザイン プサン カンパニー リミテッド 風呂椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5846604U (ja) 1983-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63306901A (ja) 固定装置を持つキヤスタ
JPS63992U (ja)
JPS6334961Y2 (ja)
US6102167A (en) Brake device for a stroller
JP3125170B2 (ja) キャスターの制動機構
GB1396227A (en) Castors
US3066764A (en) Caster brake and lock
JP3062901B2 (ja) キャスターの制動機構
JP2592716B2 (ja) キャスターの制動機構
JP3002761B2 (ja) キャスターの制動機構
JP3252266B2 (ja) キャスターの制動機構
JPH0439041Y2 (ja)
JPS6254064U (ja)
JP2927345B2 (ja) ブレーキ付きキャスター
JPH0345705Y2 (ja)
JPH0729335U (ja) キャスターの制動装置
JPH0714667Y2 (ja) ディスクブレーキのパッド押えバネ
JPS5847560U (ja) 運搬車
JP3079251U (ja) 片足用スクータのステップ式安全制動構造
JPS58563Y2 (ja) ブレ−キ付キヤスタ
JP3084710U (ja) 旅行バッグ用キャスターのブレーキ構造
JPS6218150Y2 (ja)
JP3071624U (ja) キックボードのブレーキ構造
JP2001260827A (ja) 手押し運搬車の固定車輪制動装置
JPH0737923Y2 (ja) 双輪キャスタ