JPH0723282Y2 - キヤスタ− - Google Patents

キヤスタ−

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JPH0723282Y2
JPH0723282Y2 JP1984131809U JP13180984U JPH0723282Y2 JP H0723282 Y2 JPH0723282 Y2 JP H0723282Y2 JP 1984131809 U JP1984131809 U JP 1984131809U JP 13180984 U JP13180984 U JP 13180984U JP H0723282 Y2 JPH0723282 Y2 JP H0723282Y2
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braking pin
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勉 山下
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双葉金属工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭用の電機機器又は家具などの底部に取付
けられるキャスターに関する。
〔従来の技術〕
家庭用電気機器や家具などに取付けられるキャスターと
して、車輪に制動力を付与する制動装置付きのキャスタ
ーが各種提案されている。
例えば、実公昭38-13038号公報には、車輪を支持する軸
筒の上部に旋回環を回動自在に且つ上下移動可能に設
け、旋回環を回動させることで、軸筒に形成された傾斜
案内孔を介して、旋回環を軸筒に沿って上下動させ、こ
の上下動によりブレーキシューを回動させ、車輪の外周
面にブレーキシューを圧接させて制動力を付与するキャ
スターが記載されている。
また、実開昭55-68603号公報には、1対の車輪間に車輪
を回転自在に支持する隔壁を設け、車輪の外周部に隔壁
側へ突出するリング状の周壁を形成し、隔壁に形成した
切欠部に係合片を車輪の半径方向に移動自在に設け、係
合片の両端を周壁の内側へ突出状に設け、制動力を作用
させるときには、バネ部材の付勢力で係合片の両端を周
壁の内面に形成した歯に係合させ、車輪に制動力を作用
させないときには、バネ部材の付勢力に抗して係合片を
車輪の回転中心側へ移動させるように構成したキャスタ
ーが記載されている。尚、車輪の外周部の周壁の内面に
係合片を係合させて制動力を付与するキャスターとし
て、実公昭55-26162号公報や実公昭56-39686号公報に記
載されたものが提案されている。
更に、英国特許第1449292号公報には、車輪支持部材の
対向配置された1対の支持プレート間に車輪を支持する
キャスターで、支持プレートに形成された車輪支持用の
支持孔を水平方向に細長い長孔状に形成し、支持プレー
トと車輪間にカムプレートを夫々設け、両カムプレート
に支持孔と交叉する傾斜状のカム孔を形成し、支持孔と
カム孔の交叉部に車輪の回転支軸を挿通し、カムプレー
トの一端を支軸を介して支持プレートに回動自在に支持
し、支軸を中心にカムプレートを回動操作することで、
支持孔とカム孔を介して車輪を前後方向に移動させ、支
持孔の一端側へ移動させたときに支持プレート間に固定
されたブレーキ軸に車輪の外周面を圧接させて制動力を
付与するように構成したキャスターが記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実公昭38-13038号公報及び英国特許第1449292号公報に
記載のキャスターでは、車輪の外周面にブレーキシュー
やブレーキ軸を圧接させて制動力を付与するので、車輪
の外周面に付着した塵や埃により制動力が変動したり、
ブレーキシューやブレーキ軸に塵や埃が絡まったり、ブ
レーキシューやブレーキ軸に絡まった塵や埃が車輪に摺
接して車輪の回転が悪くなったりする、という問題があ
る。
また、英国特許第1449292号公報に記載のキャスターで
は、車輪の回転軸を支持孔に沿って移動させるので、カ
ムプレートの回動操作に大きな力を必要とすること、支
持孔及びカム孔を精度良く加工しないと車輪にガタが発
生すること、制動力を作用させたときと制動力を解除し
たときにおける車輪と車輪支持部材との相対位置関係が
変動するので、このキャスターを取り付けた家具などを
正確に位置決めすることが困難なこと、などの問題もあ
る。
一方、実開昭55-68603号公報、実公昭55-26162号公報、
実公昭56-39686号公報に記載のキャスターでは、車輪の
外周面にリング状の周壁を形成し、この周壁の内側に形
成した複数の歯に係合片を係合させて制動力を付与する
ので、塵や埃による問題を解決出来る。
しかし、実開昭55-68603号公報に記載のキャスターで
は、制動時における車輪の回転力は、係合片の中央部が
切欠部の孔縁に係合することで受け止められるが、この
隔壁は、1枚もので、係合片は隔壁に片持ち状に係止さ
れるので、隔壁の厚さを係合片の両端近傍部まで設定し
ないと、1対の車輪に対して異なる回転力が作用した場
合に、係合片が隔壁に対応する部分を中心に傾動して十
分な制動力が得られなかったり、係合片が脱落したりす
るという問題が発生する。また、実公昭55-26162号公
報、実公昭56-39686号公報に記載のキャスターにおいて
も、制動時に車輪の回転力が作用すると、係合片が捩じ
れて十分な制動力が得られなかったり、係合片が脱落し
たりするという問題が発生する。更に、これら3つの公
報に記載のキャスターでは、係合片を付勢するための圧
縮コイルバネの一端部を隔壁等に固着することが困難
で、この固定されていない不安定な姿勢の圧縮コイルバ
ネを圧縮した状態で、係合片を組付ける必要があり、係
合片の組付け作業が煩雑になるという問題がある。
本考案の目的は、塵や埃などに殆ど影響されないで車輪
に対して制動力を付与可能で且つ制動時において安定し
た制動力を車輪に対して付与可能で且つ制動ピンの組付
けが容易なキャスターを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るキャスターは、図1〜図4に示すように、
間隔をあけて対向配置した1対の対向壁(2)を有する
軸支体(1)と、軸支体(1)の両側に配置され対向壁
(2)に回転自在に支持された1対の車輪(4)とを備
えたキャスターであって、前記車輪(4)の外周部に、
対向壁(2)側へ向けて突出したリング状の周壁(7)
を設け、前記周壁(7)の内周面に、車輪(4)の回転
中心側へ向けて突出した複数の係止突部(8)を一定間
隔おきに設け、一端部を取付突部(13)で連結した1対
のスライド板(12)であって、両対向壁(2)の外側に
上下方向に移動自在に重ね合わされる1対のスライド板
(12)を設け、前記スライド板(12)を上下方向に操作
するためのつまみ(25)を設け、前記両対向壁(2)と
両スライド板(12)とを貫通し、両端が周壁(7)の内
側へ突出状に延びる制動ピン(17)を車輪(4)の回転
中心と平行に設け、前記制動ピン(17)が貫通する両対
向壁(2)の貫通孔を、制動ピン(17)の両端が係合突
部(8)間に移動した制動位置と係合突部(8)から離
間した解除位置とに亙って制動ピン(17)を水平方向に
案内する長孔状のガイド孔(11)で構成し、前記制動ピ
ン(17)が貫通する両スライド板(12)の貫通孔を、少
なくとも制動位置と解除位置とに亙る領域内において水
平方向に対して傾斜した長孔状のスライド孔(15)で構
成し、基端が対向壁(2)間において軸支体(1)に固
定され、先端部が、対向壁(2)間において制動ピン
(17)に外嵌装着された円筒状のカラー(16)の移動軌
跡の途中部の下端部内又は制動ピン(17)の対向壁
(2)間の部分の移動軌跡の途中部の下端部内へ突出
し、カラー(16)を介して或いは直接的に、制動ピン
(17)を制動位置側と解除位置側とへ択一的に支承する
板バネからなるストッパー(24)を設けたものである。
〔作用〕
本考案に係るキャスターにおいては、つまみを介してス
ライド部材を上下に移動させることで、ガイド孔とスラ
イド孔との交叉部がガイド孔に沿って水平方向に移動
し、制動ピンをガイド孔に沿って制動位置と解除位置と
に亙って水平移動することになる。そして、つまみを上
方又は下方へ移動させると、制動ピンがガイド孔に沿っ
て制動位置側へ移動し、制動ピンの両端が両車輪の係合
突部に夫々係合して車輪に制動力が作用する。また、つ
まみを下方又は上方へ移動させると、制動ピンがガイド
孔に解除位置側へ移動し、制動ピンの両端が係合突部か
ら離間して、車輪が回転自在な状態になる。
一方、制動ピンの水平移動時には、カラー或いは制動ピ
ンの途中部がストッパーの先端を乗り越えて、制動位置
側或いは解除位置側へ移動し、カラーを介して或いは直
接的に、制動ピンが制動位置側と解除位置側とに択一的
に支承されて、制動ピンが制動位置或いは解除位置に保
持される。
このように、間隔をあけて配置した1対の対向壁のガイ
ド孔に制動ピンを装着して、ガイド孔の孔縁で制動ピン
の両端近傍部を2点支持するので、制動時に2つの車輪
に対して相互に逆方向への回転力が作用しても、制動ピ
ンが傾動したり脱落したりすることが効果的に防止され
る。
また、制動ピンの両端を車輪の内周の内側に突出状に形
成した係合突部に係合させるので、制動ピンや係合突部
に塵や埃が絡まることが未然に防止され、車輪に対して
確実に制動力を付与することが可能となる。
更に、ストッパーの基端を軸支体に固定してあるので、
制動ピンの組付時に、ストッパーの先端部の予期せぬ方
向への移動が規制され、ストッパーの先端を押し下げた
状態で、ガイド孔とスライド孔の交叉部に制動ピンを装
着してキャスターを組み立てることが可能となる。
更にまた、制動ピンをガイド孔に沿って解除位置へ移動
させて制動力を付与するので、制動時と解除時とにおけ
る軸支体と車輪との位置関係が変動することはないし、
ガイド孔を比較的ラフに形成しても、車輪にガタが発生
することはない。また、車輪を軸支体に対して相対移動
させて制動力を付与する場合と比較して、小さな操作力
で車輪に対して制動力を付与することが可能となり、し
かも、ストッパーにより制動ピンを制動位置側と解除位
置側とに択一的に支承するので、つまみの操作に十分な
節度感を付与することが可能となる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、1は断面凹
形で、その底壁を下位にして使用される軸支体で、その
両対向壁2、2に軸孔3が形成されている。4は軸支体
1の両側に配置された一対の車輪で、その一側面中央に
突設されたパイプ状の支軸5が軸孔3に挿通され、支軸
5の外周面にリング状の凹溝6が設けられている。7は
支軸5側に突設させて各車輪4の外周に設けられた周壁
で、その内面に係止突部8が設けられている。9は軸支
体1の対向壁2、2間に、それらの自由端側から挿入さ
れた断面凹形の固定具で、その両対向壁の先端に設けら
れた凹部10の周縁部が凹溝6内に挿入されて、支軸5が
軸支体1から分離しないようになっており、かつ凹部10
はその口部がその奥側よりもやや小さくして、固定具が
支軸5から不必要に分離することを防いでいる。しか
し、凹部10の口部はその奥側と同じにすることもでき
る。
11は軸支体1の両対向壁2において車輪4と重なる位置
に水平方向に長く設けられたガイド孔、12は軸支体1の
両対向壁2の外側のそれぞれに、ガイド孔11に重ねて配
置され上下方向に動くスライド板で、それらの垂直方向
に向いた一方の端部が対向壁2,2の端部から突出され、
その突出端同士が水平方向に互いに連結されて取付突部
13が構成され、かつこの取付突部13の基部側の対向壁2,
2の端部から突出した垂直方向の部分には上下両面に相
対向して係止凹部14が形成されている。15はスライド板
12に設けた長形のスライド孔で、これはガイド孔11と交
差するように傾斜させ、かつガイド孔11と重なる位置に
設けられている。16は軸線を支軸5の軸線と平行方向に
して、対向壁2、2間に介在させたカラーで、これにガ
イド孔11とスライド孔15の両方に挿通された制動ピン17
が挿通されて、制動ピン17と共にカラー16が第1図に実
線で図示の解除位置と2点鎖線で図示の制動位置とに亙
って移動するようになっている。そして、制動ピン17は
その両端が車輪4の周壁7と重なる長さになっている。
18は取付突部13がある辺において、両対向壁2、2間に
取付けられた支持板で、これは車輪4、4に他の物を巻
き込むことなどを防止するために軸支体1に取付けら
れ、これの両対向壁2、2の取付突部13側と同方向の車
輪4に垂直方向に外被させた垂下板に設けた長孔19にこ
の取付突部13が挿通されている。20は支持板18を対向壁
2、2に取付けるために、その垂下板の上端から突出さ
れて対向壁2、2間の上部に挿入された取付突部で、そ
の先端に両側に突出した突部21が対向壁2に設けた係止
孔22に係止されている。23は垂下板の下端から突出した
パイプ状の取付部で、これに軸支体1の底壁の端部が挿
入されている。24は一端部が取付部23内に挿入されて、
対向壁2、2間に配置された板ばねからなるカラー16の
ストッパで、他端がガイド孔11の方に折曲されて、その
先端部が、解除位置と制動位置とに亙るカラー16の移動
軌跡の途中部の下端部内に突出され、カラー(16)を介
して制動ピン(17)を制動位置側と解除位置側とへ択一
的に支承するようになっている。
25はつまみで、その一端に突設された一対の挟持板26の
先端内側に突出した係止辺27が係止凹部14に係止され
て、取付突部13に取付けられている。28は対向壁2、2
の上端縁外方に取出した取付板で適数個の取付孔29が設
けられている。
このキャスターは、取付板28を介して、電気機器や家具
の底部に固着される。そして、非制動時には、つまみ25
が上方に位置し、第1図の実線と破線で示したように、
孔11、15が、支軸5側の端部で重なり、その部分に制動
ピン17が位置して、制動ピン17が車輪4の係止突部8か
ら離れている。したがって、車輪4は自由に回転する。
制動をかけるときは、つまみ25を下方に移動させると、
取付突部13を介してスライド板12が下方に移動する。す
なわち、スライド板12の下降に従って、スライド孔15も
移動し、スライド孔15が重なるガイド孔11の位置が、車
輪4の周壁7の方に移動してゆき、かつその移動に応じ
て制動ピン17もガイド孔11に沿って移動する。したがっ
て、つまみ25を十分に下降させると、第1図鎖線のよう
に、制動ピン17が周壁7に接近して係止突部8に係合す
る状態になり、車輪4の回転は不能になる。
非制動時と制動時のそれぞれには、制動ピン17に取付け
たカラー16がストッパ24に引掛る状態になって、不必要
につまみ25が移動することを防いでいる。カラー16を除
いて制動ピン17をストッパ24で直接に支承させることも
可能である。
つまみ25はスライド板12と一体に設けることも可能であ
り、また、スライド板12と別体に設けたつまみ25をスラ
イド板12に固着することも可能である。
家具その他に対する取付けは、取付板28によることな
く、軸支体1に設けた棒によるなど任意である。そし
て、軸支体1に対する車輪4の取付けも、車輪4と軸支
体1とを貫通させたシャフトの端部をつぶして抜けない
ようにしたり、軸支体1に固着したシャフトをパイプ状
の支軸5内に挿入し、かつシャフトの外周に設けた突部
を支軸5の内周に設けた凹溝にかみ合せるなど、任意の
手段によることが可能である。
このキャスターは、スライド板12を移動させることで、
それに設けたスライド孔15を移動させてガイド孔11に沿
って制動ピン17を強制的に移動させるから、制動とそれ
の解除とを確実に行なうことが可能である。そして、こ
の実施例では、制動ピン17に取付けたカラー16を板ばね
製のストッパ24で支承しているから、制動ピン17の不必
要な移動をより確実に防止しうる。
本考案のキャスターは、上記のように、制動ピン17を車
輪4の周壁7に設けた係止突部8に係止または分離させ
ることで制動をかけ、またはそれを解除するものである
が、スライド板12の移動でそれに設けたスライド孔15を
移動させて、ガイド孔11に沿って制動ピン17を強制的に
移動させるから、制動とそれの解除を確実に行なうこと
が可能である、とともに、つまみに触れた程度では制動
ピン17は不必要には移動しないから、制動をかけること
と、それを解除することの目的を確実に達することが可
能である。
また、車輪4を軸支する軸支体1の間隔をあけて立設さ
れた両対向壁2,2に形成されたガイド孔11の孔縁部によ
り、制動ピン17の両端近傍部が2点支持されるから、制
動時に、車輪4に対して回転力が作用しても、制動ピン
17が捩じれたり、傾斜したりすることがなく、制動とそ
れの解除を確実に行える。
〔考案の効果〕
本考案に係るキャスターによれば、前記作用の項で詳細
に説明したように、次のような効果が得られる。
ガイド孔の孔縁で制動ピンの両端近傍部を2点支持して
あるので、制動ピンに対して捩じり方向の荷重が作用す
ることはなく、しかも、制動時に制動ピンが傾動したり
脱落したりすることが効果的に防止される。
制動ピンの両端を車輪の周壁の内側に突出状に形成した
係合突部に係合させるので、制動ピンや係合突部に塵や
埃が絡まることが未然に防止され、車輪に対して確実に
制動力を付与することが可能となる。
ストッパーの基端を軸支体に固定してあるので、制動ピ
ンの組付時に、ストッパーの先端部の予期せぬ方向への
移動が規制され、制動ピンの組付け作業が簡単になる。
制動ピンをガイド孔に沿って制動位置へ移動させること
で制動力を付与するので、制動力を作用させたときと解
除したときにおける、軸支体と車輪との位置関係が変動
しない。このため、このキャスターを取付けた家具など
の位置決めが容易になる。また、ガイド孔を比較的ラフ
に形成しても、車輪にガタが発生することはないので、
打ち抜きなどによりガイド孔を形成することが可能とな
り、軸支体の製作コストを低減できる。更に、車輪を軸
支体に対して相対移動させて制動力を付与する場合と比
較して、小さな操作力で車輪に対して制動力を付与する
ことが可能となり、しかも、ストッパーにより制動ピン
を制動位置側と解除位置側とに択一的に支承するので、
つまみの操作に十分な節度感を付与することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は断正面図、第2図は一部を断面した側面図、第
3図は一部を断面した平面図、第4図は車輪の断平面図
である。 1:軸支体、4:車輪、5:支軸、7:周壁、8:係止突部、11:
ガイド孔、12:スライド板、13:取付突部、15:スライド
孔、17:制動ピン、25:つまみ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をあけて対向配置した1対の対向壁
    (2)を有する軸支体(1)と、軸支体(1)の両側に
    配置され対向壁(2)に回転自在に支持された1対の車
    輪(4)とを備えたキャスターであって、 前記車輪(4)の外周部に、対向壁(2)側へ向けて突
    出したリング状の周壁(7)を設け、 前記周壁(7)の内周面に、車輪(4)の回転中心側へ
    向けて突出した複数の係止突部(8)を一定間隔おきに
    設け、 一端部を取付突部(13)で連結した1対のスライド板
    (12)であって、両対向壁(2)の外側に上下方向に移
    動自在に重ね合わされる1対のスライド板(12)を設
    け、 前記スライド板(12)を上下方向に操作するためのつま
    み(25)を設け、 前記両対向壁(2)と両スライド板(12)とを貫通し、
    両端が周壁(7)の内側へ突出状に延びる制動ピン(1
    7)を車輪(4)の回転中心と平行に設け、 前記制動ピン(17)が貫通する両対向壁(2)の貫通孔
    を、制動ピン(17)の両端が係合突部(8)間に移動し
    た制動位置と係合突部(8)から離間した解除位置とに
    亙って制動ピン(17)を案内する水平方向向きの長孔状
    のガイド孔(11)で構成し、 前記制動ピン(17)が貫通する両スライド板(12)の貫
    通孔を、少なくとも制動位置と解除位置とに亙る領域内
    において水平方向に対して傾斜した長孔状のスライド孔
    (15)で構成し、 基端が対向壁(2)間において軸支体(1)に固定さ
    れ、先端部が、対向壁(2)間において制動ピン(17)
    に外嵌装着された円筒状のカラー(16)の移動軌跡の途
    中部の下端部内又は制動ピン(17)の対向壁(2)間の
    部分の移動軌跡の途中部の下端部内へ突出し、カラー
    (16)を介して或いは直接的に、制動ピン(17)を制動
    位置側と解除位置側とへ択一的に支承する板バネからな
    るストッパー(24)を設けた、 ことを特徴とするキャスター。
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