JP3077797U - 車輪二重ブレーキ - Google Patents

車輪二重ブレーキ

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JP3077797U JP2000008241U JP2000008241U JP3077797U JP 3077797 U JP3077797 U JP 3077797U JP 2000008241 U JP2000008241 U JP 2000008241U JP 2000008241 U JP2000008241 U JP 2000008241U JP 3077797 U JP3077797 U JP 3077797U
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松旺 楊
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商尼製輪實業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の作動部品を利用した車輪二重ブレーキ
を提供する。 【解決手段】 ブレーキ片6に連接したバネ7が納置溝
12内に設置され、ブレーキ片6前部斜め凸の停止角6
1を車輪体2の内輪の歯21に対応させ、前端の凸体6
2を備えた弧凹溝63を軸孔13に対応させて、バネ7
の折曲段の端を凹孔65に入っている作動部品5端部の
接合溝53へ掛合し、作動部品5をバネ7に連動させて
ブレーキ片6を引っ張り移動させる。作動部品5を押す
と、可動する差込部51が接合溝53によってバネ7に
連接され、バネ7とブレーキ片6が合わさり、納置槽1
2で下側が平らになり、軸孔13方向の水平に移動させ
る。ブレーキ片6前端の弧凹溝63内の凸体62が軸孔
13へ届き、回転軸4のギアー面41を押さえ、前部斜
め凸の停止角61が車輪体2内の歯21間で引っかか
る。以上で同時に車輪体2にブレーキをかけ、車輪台1
が回転できないように固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車輪二重ブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子(特に事務椅子)によく見られる車輪は、椅子の底部の支え脚とし て設置されている。これらは車輪の車輪台が回転軸と垂直に設置され、回転軸の 上端を支え脚部に固定設置し、車輪台に回転軸を対応させ、支え脚が回転し、車 輪体の回転によって椅子が移動する。またこの種の車輪には、車輪体の一側面に ブレーキ作動片が設置されており、そのブレーキ作動片が下向きになることによ って、車輪台内に連動するブレーキ体が車輪体に対応して停止し、車輪の回転を 停止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の椅子の車輪ブレーキ構造は、車輪脚が停止する目的は 、椅子全体(シート、台、支え)を固定して、簡単に移動しないようにすること にある。しかし、従来の車輪脚は、ブレーキ作動片を下に降ろして車輪台内に連 動するブレーキ体を車体に対応させて固定停止させるのであるが、車輪台は、回 転軸に対応して、とぼそ回転し、その方向に固定できない。それは車輪体と地面 との接触停止状態が悪いため、車輪脚を備えた椅子全体はやはり移動してしまい 、車輪脚を移動方向に向かって移動してしまう。また使い方によっては、車輪脚 を回転状態に固定できず、突出した車輪台に向かい、地面で脚の障害物となって しまう。
【0004】 そのため、従来の設計では、同時に車輪体を止め、車輪台の回転を停止させる ことができない。 したがって本考案の目的は車輪二重ブレーキを提供することにある。 また、本考案の別の目的は、単一の作動部品を利用して、ブレーキ片を動かし 、車輪体及び垂直方向の回転軸を同時に停止させ、車輪台を止め、固定して回転 不可能とする車輪二重ブレーキを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の請求項記載の車輪二重ブレーキは、車輪 台、車輪体、車輪軸、回転軸、作動部品、ブレーキ片及びバネから構成されてい る。 車輪台の前後に回転軸を差し込むための垂直の軸孔と作動部品を設置するため の溝孔とが形成されている。車輪台内部の肋骨体の底中央には車輪軸孔が貫設さ れ、車輪軸が差し込まれ、両端には内輪面に環状の歯が設けられている車輪体が 設置されている。
【0006】 車輪台内部の肋骨体上には横向きの吹き抜け納置槽が形成されている。納置槽 の一端は回転軸を挿入する軸孔に連接し、他端は作動部品を差し込む溝孔に連接 され、納置槽内の空間は上が平らで下が溝孔に向かって傾斜した断面三角形状に 形成されている。 回転軸は軸孔に差し込まれる軸体で、軸孔に連通する納置槽に成型されている 環状ギアー面と対応している。
【0007】 作動部品が車輪台の溝孔に設置され、納置槽まで延びた差込部内端には接合溝 が設けられる。 ブレーキ片には、車輪台の軸孔に対応する前部の傾斜凸形の停止角が形成され 、中央には凸体を備えた凹溝が成型され、前部に近い点には凹口が設けられ、溝 孔のある方向には凹孔が設けられている。
【0008】 バネはU字型体で、両端には湾曲部が形成され、ブレーキ片の凹口に対応して 掛合され、折曲段の別端には作動部品端部の接合溝が連接されている。 二重ブレーキ作動時は、作動部品の接合溝内端がバネとブレーキ片を動かし、 納置槽でまっすぐ上側に移動し、ブレーキ片が軸孔へ移動する。前部の停止角と 凹溝内の凸体がそれぞれ車輪体の歯間と回転軸のギアー面へ押し入り、同時に車 輪体を停止させ、車輪台を固定して動かないようにする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、本考案の実施例による車輪二重ブレーキは、主に車輪台1 、車輪体2、車輪軸3、回転軸4、作動部品5、ブレーキ片6、バネ7から構成 されている。 車輪台1の、内部の肋骨体11上に横向きの吹き抜け納置槽12が形成され、 納置槽12の一端は回転軸4を貫通する垂直の軸孔13に連通されている。他端 は作動部品5にとぼそ接続される溝孔14に通じている。納置槽12内の空間は 上側が直線状で、下が溝孔14方向へ傾斜した断面三角形状に形成され、肋骨体 11底中央には車輪軸孔15が貫設されている。
【0010】 車輪体2は、内輪面に環列状の歯21が形成され、中心には軸台22を備え、 車輪軸3で車輪台1の車輪軸孔15に挿入し、その車輪軸の両端に軸台22を設 置すると、二つの車輪体2が固定接続される。 回転軸4は、車輪台1に対して垂直方向の軸孔13へ挿着され、軸孔13に対 応する納置槽12に連通する部分には、環状のギアー面41が成型されている。
【0011】 作動部品5は、差込部51が形成され、車輪台1の溝孔14に挿着し、ピン5 2でとぼそ接続する。差込部51には接合溝53が設けられ、納置槽12内部に 入れる。 ブレーキ片は、車輪台1の軸孔13に対応する前部に、二つの傾斜凸状の停止 角61が形成され、前端中央は凸体62が設置された弧凹溝63となっている。 また前部に近い部分には、凹口64が設置され、更に溝孔14向きの後端には凹 孔65が形成されている。
【0012】 バネ7は、U字型体で、その両端には湾曲部71が形成され、ブレーキ片6の 凹口64に対応して掛合され、反対側のバネ7折曲段には上述の作動部品5端部 の接合溝53に対応している。 上述の部品で組み立てられた車輪体は、図2に示すように、ブレーキ片6に連 接したバネ7を車輪台1内部の肋骨体11の納置溝12内に設置し、ブレーキ片 6前部斜め凸の停止角61を車輪体2の内輪にある歯21に対応させ、前端の凸 体62を備えた弧凹溝63を軸孔13に対応させて、バネ7の折曲段の端を凹孔 65に入っている作動部品5端部の接合溝53へ掛合し、作動部品5をバネ7に 連動させてブレーキ片6位置を引っ張り移動させる。
【0013】 また図2及び図3に示すとおり、作動部品5の外段がまだ押されておらず、上 向き位置に定位している時、この作動部品の差込部51内端は、接合溝53によ ってバネ7と連接した状態で、バネ7とブレーキ片6が納置槽12の傾斜を下側 を押さえており、ブレーキ片6が下側へ傾斜して下がっているため、前端の弧凹 溝63内の凸体62が軸孔13内の回転軸4のギアー面41を離脱し、前部傾斜 凸の停止角61は、車輪体2内輪面の歯21間に届いていないため、車輪台1に 対応する回転軸4は回転し、また車輪体2も同じく回転する。
【0014】 また、作動部品5を下向きに押して、二重ブレーキをかけると、図4及び図5 に示すように、可動する作動部品5の差込部51の内端が接合溝53によってバ ネ7に連接し、上のバネ7とブレーキ片6が合わさり、納置槽12で下側が平ら になり、ブレーキ片6を軸孔13方向の水平に移動させる。ブレーキ片6前端の 弧凹溝63内の凸体62が軸孔13へ届き、回転軸4のギアー面41を押さえ、 且つ前部斜め凸の停止角61が車輪体2内の歯21間で引っかかる。それによっ て、同時に車輪体2にブレーキをかけ、車輪台1が回転できないように固定する 。 以上説明したように、本考案の実施例による車輪二重ブレーキは、単一の作動 部品がブレーキ片を動かすという特徴をもつ。それにより、同時に車輪体を止め 、車輪台の回転を停止させるのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による構造を示す図である。
【図2】本考案の一実施例による車輪の断面を示す組立
断面図である。
【図3】本考案の別の実施例によるに二重ブレーキの未
停止状態を示す図である。
【図4】本考案の一実施例による二重ブレーキを示す図
である。
【図5】本考案の別の実施例によるに二重ブレーキを示
す図である。
【符号の説明】
1 車輪台 2 車輪体 3 車輪軸 4 回転軸 5 係止板 6 ブレーキ片 7 バネ 11 肋骨体 12 納置槽 13 軸孔 14 溝孔 15 車輪軸孔 21 歯 22 軸台 41 ギアー面 51 差込部 52 ピン 53 接合部 61 停止角 62 凸体 63 弧凸溝 64 凹口 65 凹孔 71 湾曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪台、車輪体、車輪軸、回転軸、作動
    部品、ブレーキ片及びバネから構成されている椅子の車
    輪二重ブレーキ構造であって、 前記車輪台の前後に前記回転軸を差し込むための垂直の
    軸孔と前記作動部品を設置するための溝孔とが形成さ
    れ、前記車輪台内部の肋骨体の底中央には車輪軸孔が貫
    設され、 前記車輪軸孔には車輪軸が差し込まれ、両端には内輪面
    に環状の歯が設けられている車輪体が設置され、 前記車輪台内部の肋骨体上には横向きの吹き抜け納置槽
    が形成され、前記納置槽の一端は回転軸を挿入する軸孔
    に連接し、他端は作動部品を差し込む溝孔に連接し、前
    記納置槽内の空間は上が平らで、下が溝孔に向かって傾
    斜した断面三角形状に形成され、 前記回転軸は軸孔に差し込まれる軸体で、前記軸孔に連
    通する前記納置槽に成型された環状ギアー面と対応し、 前記作動部品は前記車輪台の溝孔に設置され、前記納置
    槽まで延びた差込部内端には接合溝が設けられ、 前記ブレーキ片には、前記車輪台の軸孔に対応する前部
    の傾斜凸形の停止角が形成され、前端中央には凸体を備
    えた凹溝が成型され、前部に近い点には凹口が設けら
    れ、前記溝孔のある方向には凹孔が設けられ、 前記バネはU字型体で、両端には湾曲部が形成され、前
    記ブレーキ片の前記凹口に対応して掛合され、折曲段の
    別端には前記作動部品端部の接合溝が連接され、 二重ブレーキ作動時は、前記作動部品の前記接合溝内端
    が前記バネと前記ブレーキ片を動かし、前記納置槽内で
    直線的に上側に移動し、前記ブレーキ片が前記軸孔へ移
    動すると、前部の前記停止角と前記凹溝内の前記凸体が
    それぞれ前記車輪体の前記歯間と前記回転軸の前記ギア
    ー面へ押し入り、同時に前記車輪体を停止させ、前記車
    輪台を固定して動かないようにすることを特徴とする車
    輪二重ブレーキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110173526A (zh) * 2019-05-16 2019-08-27 广东机电职业技术学院 一种新型结构制动器
JP2019183867A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 Jfeスチール株式会社 回転体の機械式回転停止装置

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