JPH04136901U - 自動ブレーキ付キヤスタ - Google Patents

自動ブレーキ付キヤスタ

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JPH04136901U
JPH04136901U JP5303191U JP5303191U JPH04136901U JP H04136901 U JPH04136901 U JP H04136901U JP 5303191 U JP5303191 U JP 5303191U JP 5303191 U JP5303191 U JP 5303191U JP H04136901 U JPH04136901 U JP H04136901U
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JP
Japan
Prior art keywords
caster
caster shaft
axle
braking
insertion hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP5303191U
Other languages
English (en)
Inventor
道雄 平野
Original Assignee
関東自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制動機構をキャスタに内蔵させた自動ブレー
キ付キャスタを提供する。 【構成】 車輪支持フレーム10に設けられた水平方向
の車軸2の両側で、空胴を備え双輪式車輪を支持すると
共に、車輪支持フレーム10における車軸2から直交方
向へずれた位置に、上端部がキャスタ取付け部になった
垂直方向のキャスタ軸30を挿通させるキャスタ軸挿通
孔14を形成する。キャスタ軸30に、ばね座33を設
けて圧縮ばね32を装着し、また表面が下側のばね座と
なり、裏面がキャスタ軸挿通孔14の上端面に相対的に
滑動可能に当接するワッシャ34を遊嵌させる。双輪の
空胴内に、制動部材20を収納し、制動位置及び制動解
除位置間で上下動可能にガイドされるように、制動部材
20に長穴22を形成して車軸2を挿通させ、キャスタ
軸挿通孔14に挿通されて下方へ突出したキャスタ軸3
0の下端部に、キャスタ軸30を中心に回動自在に制動
部材20の上端部を支持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として椅子の脚部に下設され、着座時に自動的に制動がかかるよ うになった自動ブレーキ付キャスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のキャスタは、実開平2−7105号公報により周知であり、キャスタ フレームの下部に、先端両側に一対の双輪を取付けられたスイングアームを設け 、このスイングアーム及びキャスタフレーム間にばねを介在させている。そして 、下方へ荷重を受けると、ばね力に抗してキャスタフレームに設けた制動部材を 車輪の外表面に係合させ、自動的に制動させている。その外の方式のものとして 、車輪に制動部材が係合するのでなく、脚部内にキャスタフレームをばねを介し て取付け、着座時に脚部の先端がフロア面に当接して制動を加えるのも周知であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の車輪の外周に係合する制動機構では、外観の見栄えを損 なわないような配慮が必要であり、また構造全体が嵩ばることにもなる。後者の 場合、脚部の径を大きくする必要があり、また脚部先端で床を傷める可能性もあ る。 本考案は、このような点に鑑みて、制動機構をキャスタに内蔵させた自動ブレ ーキ付キャスタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車輪支持フレームに設けられた水平方向の車軸の両側で、空胴を備 え双輪式車輪を支持すると共に、車輪支持フレームにおける車軸から直交方向へ ずれた位置に、上端部がキャスタ取付け部になった垂直方向のキャスタ軸を挿通 させるキャスタ軸挿通孔を形成し、キャスタ軸にばね座を設けて、下方から圧縮 ばねを装着し、表面が圧縮ばねの下側のばね座となり、かつ裏面がキャスタ軸挿 通孔の上端面に対して相対的に滑動可能に当接するリング状部材をキャスタ軸に 遊嵌させ、双輪の空胴内にこの空胴の内周壁に係合して制動を加える制動部材を 収納すると共に、この制動部材が制動位置及び上方の制動解除位置間で上下動可 能にガイドされるように、制動部材に横幅が車軸の外径に相当する縦長の長穴を 形成して、車軸を挿通させ、キャスタ軸挿通孔に挿通されて下方へ突出したキャ スタ軸の下端部に、キャスタ軸を中心に回動自在に制動部材の上端部を支持させ たことを特徴とする。
【0005】
【作用】
通常状態では、圧縮ばねが下側のばね座に対してキャスタ軸の上側のばね座を 上方へ付勢する。これにより、キャスタ軸に連動して制動部材は上動し、車輪の 空胴内周壁から係脱している。また、車輪支持フレームは、そのキャスタ軸挿通 孔の上端面がリング状部材に対して滑動することにより、キャスタ軸を中心に回 動して走行方向を転向できる。その際、制動部材も、その長穴で車軸に連結し、 かつキャスタ軸の下端部に回動自在に支持されていることにより、連動して転向 する。
【0006】 キャスタ軸に上方から荷重が加わると、圧縮ばねが上側のばね座で押圧され、 キャスタ軸はキャスタ軸挿通孔の下端面から下方へより大きく突出する。これに より、連動して制動部材は長穴が車軸にガイドされることにより下動し、空胴内 周壁に係合して制動を加える。
【0007】
【実施例】
図1〜図3は、本考案の一実施例による椅子用自動ブレーキ付キャスタを示す 。 図2及び図3に示すように、空洞5を備えた双輪式のキャスタ1、1aを支持 する車輪支持フレーム10は、それぞれの上半分をカバーする半円状のカバー部 11と、キャスタ1、1a間の中間部裏面に下設されて水平方向の車軸2を軸支 する軸受部12とから一体に形成されている。この軸受部分には、制動部材20 を収納するための下方へ開口した凹部13が形成されている。カバー部11にお ける車軸2に直交する後方位置には、キャスタ1、1aを回動させるためのキャ スタ軸30を上下方向に挿通させるキャスタ軸挿通孔14が垂直方向に形成され ている。
【0008】 図1に示すように、キャスタ軸30の上端部には、椅子の脚部の下端にねじ込 まれるねじ山31が形成されている。そのより下方の途中位置に圧縮ばね32に 対する上側のばね座33が固設されている。さらに、キャスタ軸30における圧 縮ばね32の下側位置にワッシャ34が遊嵌されており、その表面がばね座とし て機能すると共に、裏面はキャスタ軸挿通孔14の上端面14aに相対的に滑動 可能に当接する。
【0009】 制動部材20は、キャスタ1、1a間を横断してその空洞5の内周壁に形成さ れた凹凸29に係合する横長で断面三角形状の爪部21と、その横断方向の中間 部に立設され、かつキャスタ1、1aの回動に追従するために、車軸2を挿通さ せる長穴22を形成された車軸連結部23と、キャスタ軸30を中心に回動自在 に支持される板状のキャスタ軸連結部24とより、一体に形成されている。長穴 22の横幅は、車軸2の直径に相当し、縦幅は爪部21を凹凸29に対して係合 ・係脱させるために必要な上下方向のスライドストロークに設定されている。キ ャスタ軸連結部24は、そのねじ貫通孔24aにボルト27を挿通させて、キャ スタ軸30の下端面30aに回転自在にねじ止めされている。
【0010】 このように構成された自動ブレーキ付キャスタの動作は、次の通りである。 図2Aに示すように、椅子に座らない状態では、圧縮ばね32がばね座33を上 方へ押圧している。したがって、キャスタ軸30は制動部材20のキャスタ軸連 結部24がキャスタ軸挿通孔14の下端面14bに当接する上動位置を占めてい る。また、長穴22の上縁も車軸2にほぼ接触状態になっている。この状態で、 キャスタ1、1aは、ワッシャ34に対してキャスタ軸挿通孔14の上端面14 aが滑動することにより走行方向を転向可能であり、その際キャスタ軸連結部2 4もキャスタ軸挿通孔14の下端面14bに対して滑動可能であり、長穴22で 車軸2に連結していることにより、制動部材20も連動して転向する。
【0011】 一方、椅子に座ると、図2Bに示すように、その荷重により圧縮ばね32がば ね座33で押圧され、キャスタ軸連結部24がキャスタ軸30の下端面30aで 押圧されて下方へ変位し、爪部21を凹凸29に係合させて制動状態にする。
【0012】 尚、図4は本考案の別の実施例による制動部材40を示すもので、前述の制動 部材20の爪部21に代えて、摩擦係合するより広い面積の係合面41を備える ことにより、凹凸無しの空洞内周壁に係合させるようになっている。リング状部 材としては、前述のワッシャ34の代りに、表面は同様にばね座として機能し、 裏面をボールが円形状に配列されたコロ軸受として構成することもできる。
【0013】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、制動部材がキャスタ内に内蔵されるために、外観上好 ましく、外部に構成されている場合のように意匠性を配慮する必要もなくなる。 全体構造もコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による自動ブレーキ付キャス
タの要部斜視図である。
【図2】同キャスタの中心位置での縦断図であり、同図
Aは非着座時状態、同図Bは着座状態をそれぞれ示す。
【図3】同キャスタの図2におけるA−A線断面図であ
る。
【図4】本考案の別の実施例による制動部材の制動時の
断面図である。
【符号の説明】
1、1a キャスタ 2 車軸 10 車輪支持フレーム 14 キャスタ軸挿通孔 20、40 制動部材 21 爪部 22 長穴 24 キャスタ軸連結部 27 ボルト 30 キャスタ軸 32 圧縮ばね 33 ばね座 34 ワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪支持フレームに設けられた水平方向
    の車軸の両側で、空胴を備え双輪式車輪を支持すると共
    に、前記車輪支持フレームにおける前記車軸から直交方
    向へずれた位置に、上端部がキャスタ取付け部になった
    垂直方向のキャスタ軸を挿通させるキャスタ軸挿通孔を
    形成し、前記キャスタ軸にばね座を設けて、下方から圧
    縮ばねを装着し、表面が前記圧縮ばねの下側のばね座と
    なり、かつ裏面が前記キャスタ軸挿通孔の上端面に対し
    て相対的に滑動可能に当接するリング状部材を前記キャ
    スタ軸に遊嵌させ、前記双輪の空胴内にこの空胴の内周
    壁に係合して制動を加える制動部材を収納すると共に、
    この制動部材が制動位置及び上方の制動解除位置間で上
    下動可能にガイドされるように、前記制動部材に横幅が
    前記車軸の外径に相当する縦長の長穴を形成して、前記
    車軸を挿通させ、前記キャスタ軸挿通孔に挿通されて下
    方へ突出した前記キャスタ軸の下端部に、前記キャスタ
    軸を中心に回動自在に前記制動部材の上端部を支持させ
    たことを特徴とする自動ブレーキ付キャスタ。
JP5303191U 1991-06-13 1991-06-13 自動ブレーキ付キヤスタ Pending JPH04136901U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071539A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sisiku Addkreis Corp 制動キャスター
JP2019064567A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 ホッタ株式会社 ブレーキ機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769739A (en) * 1980-10-17 1982-04-28 Fujitsu Ltd Exposing method and device for x-ray
JPS59176865A (ja) * 1983-03-25 1984-10-06 Ricoh Co Ltd 図表文編集システム

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