JP2596322Y2 - キャスター付き椅子 - Google Patents

キャスター付き椅子

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JP2596322Y2
JP2596322Y2 JP1993040800U JP4080093U JP2596322Y2 JP 2596322 Y2 JP2596322 Y2 JP 2596322Y2 JP 1993040800 U JP1993040800 U JP 1993040800U JP 4080093 U JP4080093 U JP 4080093U JP 2596322 Y2 JP2596322 Y2 JP 2596322Y2
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敏澄 栗田
康文 北川
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小泉産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脚に移動用の車輪を設
けてある椅子に関し、より詳しくは、前記車輪を、非着
座状態においては前記接地面が浮上するように、前記接
地面よりも下方に突出付勢し、かつ、着座状態において
は前記付勢力に抗しての接地面の接地を許容する弾性付
勢体を設けてある椅子に関する
【0002】
【従来の技術】従来の椅子では、脚に、当該脚の接地面
と外側面とに亘って開口する凹入部を形成し、該凹入部
内に、下方に向かって開口するカバーを取付けるととも
に、前 記カバー内には、車輪を横軸芯周りで回転自在に
支承する車輪支持枠を上下方向に摺動のみ自在に装着
し、更に、前記カバーと車輪支持枠との間には、非着座
状態においては前記接地面が浮上するように、前記車輪
を接地面よりも下方に突出付勢し、かつ、着座状態にお
いては前記付勢力に抗しての接地面の接地を許容する弾
性付勢体を設けていた(例えば、実開平4−10840
2号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の椅子によれ
ば、前記車輪を備えた車輪支持枠が荷重方向に沿って上
下に摺動自在に取り付けられ、かつ、着座状態において
は床面に作用する荷重を脚の接地面で分散して受け止め
ることができるから、車輪の取り付け強度を確保し易
く、しかも、非着座状態においては接地面が浮上するか
ら、椅子の移動を車輪を介して軽い操作で容易に行うこ
とができる利点がある。 しかしながら、従来の椅子で
は、前記車輪が一方向に沿ってのみ転動するため、その
転動方向以外の方向に椅子を移動する際には手間取り易
い欠点がある。 また、このような欠点を解決する方法と
して、例えば、実開昭48-111419 号公報に開示されてい
る技術を利用して、前記脚に固定されたカバーに対し
て、前記車輪を縦軸芯周りで回転移動自在に支承させる
ことが考えられるが、これによる場合は、車輪の回転縦
軸芯が、前記脚の凹入部よりも外面側の外方に偏位した
部位に位置するため、前記カバーが脚の外側面から外方
に大きく張出して、外観を損なうばかりでなく、その張
出し部分が家具等に接触して当該家具等を傷付け易い。
その上、着座状態で椅子全体を脚の外側面側に傾動させ
たとき、前記脚の凹入部とカバーとの取付け部に、車輪
の回転縦軸芯の外面側への偏位代の分だけ大きな曲げモ
ーメントが作用するため、耐久性が低下するといった新
たな問題が発生する欠点があった。本考案は上記実情に
鑑みてなされたものであって、脚とキャスターとの取り
付け強度を充分確保しながら、家具等を傷つけにくい状
態で、前後左右のいずれの方向へも椅子を容易に移動さ
せることができ、しかも、着座状態で椅子全体を脚の外
側面側に傾動させたときにおける車輪取付け部の変形、
破損を抑制することができるとともに、椅子自体の外観
を損なうことが少ないキャスー付き椅子を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する
に、本考案の請求項1 によるキャスー付き椅子の特徴構
成は、脚に、当該脚の接地面と内外両側面とに亘って開
口する溝状の凹入部を形成し、この凹入部内に、縦軸芯
周りで回転移動自在な車輪を備えたキャスターを、前記
車輪の回転縦軸芯が凹入部の内外方向での幅内に位置す
る状態で取り付けるとともに、非着座状態においては前
記脚の接地面が浮上するように、前記車輪を脚の接地面
よりも下方に突出付勢し、かつ、着座状態においては前
記付勢力に抗しての脚の接地面の接地を許容する弾性付
勢体を設け、更に、前記車輪の移動経路を脚の外側面側
から覆うカバーを、前記接地面にて着座時の荷重を受け
止めさせる状態で設けた点にある。また、本考案の請求
項2 によるキャスー付き椅子の特徴構成は、前記カバー
が、前記脚の外側面よりも外方に突出する状態で、か
つ、当該脚の外側面側に沿う前記接地面端縁を支点とす
る前記脚の傾動にともなって移動可能に設けられている
点にある。
【0005】
【作用】本考案の請求項1 による特徴構成によれば、脚
の接地面と内外両側面とに亘って開口する状態で溝状に
形成された凹入部の内外方向の幅内に、車輪の回転縦軸
芯を配設してあるが故に、縦軸芯周りで回転移動自在な
車輪を介して椅子を所望の方向に自由に移動させること
ができるばかりでなく、脚の内外両側面に亘る広い凹入
部内の空間を利用して、この凹入部内の空間に、車輪の
移動経路を脚の内外両側面側に突出させる状態で配置す
ることができ、従って、当該車輪の移動経路の脚の外側
面から外方への張出し量を少なくして、車輪の移動経路
を脚の外側面側から覆うカバーの脚の外側面から外方へ
張出し量を少なくすることができる。更に、前記キャ
スターが、車輪の回転縦軸芯を凹入部の内外方向での幅
内に位置させた状態で取り付けられているが故に、着座
状態で椅子全体を脚の外側面側 に傾動させたときでも、
前記キャスターと脚側との取付け部に作用する曲げモー
メントを小さくすることができる。 また、本考案の請求
項2による特徴構成によれば、前記カバーが、前記脚の
外側面よりも外方に突出する状態で、かつ、当該脚の外
側面側に沿う前記接地面端縁を支点とする前記脚の傾動
にともなって移動可能に設けられている場合は、カバー
を破損するおそれが少ない。つまり、単に、脚の外側面
よりも外方に突出するカバーが当該脚に対して移動不能
に固定されているような場合、椅子がそのカバー側に向
けて傾動すると、図1の仮想線で示すように、カバー1
2が床面Gとの接当で押圧されて、当該カバー12を破
損し易い欠点があるが、図6に示すように、脚6の外側
面9側に沿う接地面7端縁を支点とする脚6の傾動にと
もなってカバー12が移動可能に設けられている場合、
そのような破損を生じにくい。
【0006】
【考案の効果】請求項1のキャスター付き椅子は、脚と
キャスターとの取り付け強度を充分確保しながら、家具
等を傷つけにくい状態で、前後左右のいずれの方向へも
椅子を容易に移動させることができ、しかも、着座状態
で椅子全体を脚の外側面側に傾動させたときにおける車
輪取付け部の変形、破損を抑制することができるととも
に、椅子自体の外観損なうことが少ない。請求項2の
キャスター付き椅子は、椅子がカバー側に傾動しても、
当該カバーを破損するおそれが少ない。
【0007】
【実施例】
〔第1実施例〕 図3は学習用のキャスター付き椅子を示し、背もたれ1
を備えた平面視で矩形の座板2に、座板2の四隅から下
向きに固定されている四本の木製縦桟3と、これらの縦
桟3の下端どうしを水平方向に連結している四本の木製
横桟4,5とを備えた脚6が設けられ、四本の縦桟3の
下端面と四本の横桟4,5の下端面とで矩形枠状の接地
面7が形成されている。前記脚6の横桟4,5のうち、
前後方向に沿って設けられている側部横桟4の前後二箇
所に、この側部横桟4に、該側部横桟4の下端面(接地
面)と内外両側面8,9とに亘って横断状態で開口する
溝状の凹入部10が形成され、この凹入部10内に、縦
軸芯Y周りで回転移動自在な車輪13を備えたキャスタ
ー11が、前記車輪13の回転縦軸芯Yを凹入部10の
内外方向での幅内に位置させた状態で取り付けられてい
る。前記キャスター11は、図1,図2に示すように、
側部横桟4の下端面にビス止めされている樹脂製カバー
12を介して凹入部10内に取り付けられ、車輪13を
横軸芯X周りで回転自在に支承している支持部材14
を、カバー12内に固定した縦軸部材15に回転自在、
かつ、抜け止め状態で軸芯方向に沿って摺動自在に支承
して、車輪13が縦軸芯Y周りで回転移動自在に設けら
れている。また、前記脚6側であるカバー12とキャス
ター11の支持部材14との間には、非着座状態におい
ては前記接地面7が浮上するように、前記車輪13を側
部横桟4の接地面7よりも下方に突出付勢し、かつ、着
座状態においては前記付勢力に抗しての接地面7の接地
を許容する弾性付勢体である圧縮スプリング16を装着
してある。前記カバー12は、前記接地面7にて着座時
の荷重を受け止めさせる状態で凹入部10内に取り付け
られている、つまり、その下端が側部横桟4の接地面7
より若干上方に位置する状態で凹入部10内に取り付け
られているとともに、下向きに開口する椀状に形成され
ていて、車輪13の回転移動経路を横方向から覆うよう
構成されている。そして、着座状態においては、図1
に示すように、接地面7が圧縮スプリング16の付勢力
に抗して床面Gに接地し、非着座状態においては、図2
に示すように、車輪13が接地面7よりも下方に突出し
て当該接地面7が床面Gから浮上するよう構成されてい
る。
【0008】 〔第2実施例〕 図4,図5はカバー12の別実施例を示し、このカバー
12は、側部横桟4の下端面にビス止めされている第1
カバー部材12aと、側部横桟4の外側面9よりも外方
に突出する状態で設けられている第2カバー部材12b
とが、側部横桟4の長手方向に沿う横軸芯Z周りで相対
揺動自在に連結され、第1カバー部材12aの内周面1
7と第2カバー部材12bの外周面18との各々が横軸
芯Zを中心軸とする球面状に形成され、第2カバー部材
12bに、当該第2カバー部材12bの上向き揺動にと
もなってキャスター11の取付け軸部19が嵌まり込む
切欠部20を形成して、側部横桟4に接地面7の外側面
9側に沿う端縁を支点とする椅子の傾動にともなって、
第2カバー部材12bが横軸芯Z周りで上向きに揺動移
動できるよう構成されている。従って、図6に示すよう
に、椅子が第2カバー部材12b側に向けて傾動する
と、第2カバー部材12bが床面Gとの接当で上向きに
揺動移動するので、カバー12を破損するおそれが少な
い。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0009】 〔別実施例〕 1.本考案によるキャスター付き椅子の用途は、学習用
に限定されない。2.キャスターの車輪を覆うカバー
は、車輪の移動経路を脚の外側面側からのみ覆う状態で
設けられていても良い。3.キャスターとカバーとが脚
に対して格別に取付けられていても良い。4.請求項2
のキャスター付き椅子は、脚の傾動にともなって、カバ
ーがキャスターとともに移動可能に設けられていても良
い。
【0010】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部断面図
【図2】横桟の長手方向に沿う断面図
【図3】斜視図
【図4】第2実施例を示す要部断面図
【図5】横桟の長手方向に沿う断面図
【図6】第2実施例の作用を示す要部断面図
【符号の説明】
6 脚 7 接地面 8 内側面 9 外側面 10 凹入部 11 キャスター 12 カバー 13 車輪 Y 縦軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/00 B60B 33/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚(6)に、当該脚(6)の接地面
    (7)と内外両側面(8,9)とに亘って開口する溝状
    凹入部(10)を形成し、この凹入部(10)内に、
    縦軸芯(Y)周りで回転移動自在な車輪(13)を備え
    たキャスター(11)を、前記車輪(13)の回転縦軸
    芯(Y)が凹入部(10)の内外方向での幅内に位置す
    る状態で取り付けるとともに、非着座状態においては前
    記脚(6)の接地面(7)が浮上するように、前記車輪
    (13)を脚(6)の接地面(7)よりも下方に突出付
    勢し、かつ、着座状態においては前記付勢力に抗しての
    脚(6)の接地面(7)の接地を許容する弾性付勢体
    (16 )を設け、更に、前記車輪(13)の移動経路を
    脚(6)の外側面(9)側から覆うカバー(12)を、
    前記接地面(7)にて着座時の荷重を受け止めさせる状
    態で設けてあるキャスター付き椅子。
  2. 【請求項2】 前記カバー(12)が、前記脚(6)の
    外側面(9)よりも外方に突出する状態で、かつ、当該
    脚(6)の外側面(9)側に沿う前記接地面(7)端縁
    を支点とする前記脚(6)の傾動にともなって移動可能
    に設けられている請求項1記載のキャスター付き椅子。
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