JP2577468Y2 - キャスター付き椅子 - Google Patents
キャスター付き椅子Info
- Publication number
- JP2577468Y2 JP2577468Y2 JP1993023552U JP2355293U JP2577468Y2 JP 2577468 Y2 JP2577468 Y2 JP 2577468Y2 JP 1993023552 U JP1993023552 U JP 1993023552U JP 2355293 U JP2355293 U JP 2355293U JP 2577468 Y2 JP2577468 Y2 JP 2577468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- support member
- wheel
- leg
- caster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/002—Chair or stool bases
- A47C7/006—Chair or stool bases with castors
Landscapes
- Legs For Furniture In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、椅子の脚の複数箇所の
各々に、車輪を横軸芯周りで回転自在に支持している支
持部材を備えたキャスターを取り付けるとともに、前記
車輪を前記脚の接地部よりも下方に突出付勢するスプリ
ングを設けて、着座状態においては前記接地部が前記ス
プリングの付勢力に抗して接地して、床面に作用する荷
重を極力分散させながら、着座している人間の重心が水
平方向に移動しても安定して使用でき、非着座状態にお
いては前記車輪が前記スプリングの付勢力で前記接地部
よりも下方に突出して前記接地部が浮上し、車輪の転動
で容易に移動できるように構成してあるキャスター付き
椅子に関する。
各々に、車輪を横軸芯周りで回転自在に支持している支
持部材を備えたキャスターを取り付けるとともに、前記
車輪を前記脚の接地部よりも下方に突出付勢するスプリ
ングを設けて、着座状態においては前記接地部が前記ス
プリングの付勢力に抗して接地して、床面に作用する荷
重を極力分散させながら、着座している人間の重心が水
平方向に移動しても安定して使用でき、非着座状態にお
いては前記車輪が前記スプリングの付勢力で前記接地部
よりも下方に突出して前記接地部が浮上し、車輪の転動
で容易に移動できるように構成してあるキャスター付き
椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャスター付き椅子では、各キャ
スターの支持部材に、脚の下端面に形成された下向き開
口の凹部内に縦軸芯周りで回動自在及び上下摺動自在に
嵌合する筒状嵌合部と、支持部材を脚に抜け止め状態で
取り付ける上下姿勢の杆状体の挿通孔とを形成し、この
支持部材の挿通孔の下端側から挿入された抜け止め用杆
状体の上端部を、前記筒状嵌合部及び凹部を通して脚に
ネジ止めするとともに、前記抜け止め用杆状体の下端に
は、着座時に接地する接地部を形成し、更に、前記抜け
止め用杆状体のうち、脚の凹部と支持部材の筒状嵌合部
との相対向面間に位置する部分には、支持部材を下方に
突出付勢する圧縮コイルスプリングを外嵌していた(例
えば、実開昭58−171704号公報参照)。
スターの支持部材に、脚の下端面に形成された下向き開
口の凹部内に縦軸芯周りで回動自在及び上下摺動自在に
嵌合する筒状嵌合部と、支持部材を脚に抜け止め状態で
取り付ける上下姿勢の杆状体の挿通孔とを形成し、この
支持部材の挿通孔の下端側から挿入された抜け止め用杆
状体の上端部を、前記筒状嵌合部及び凹部を通して脚に
ネジ止めするとともに、前記抜け止め用杆状体の下端に
は、着座時に接地する接地部を形成し、更に、前記抜け
止め用杆状体のうち、脚の凹部と支持部材の筒状嵌合部
との相対向面間に位置する部分には、支持部材を下方に
突出付勢する圧縮コイルスプリングを外嵌していた(例
えば、実開昭58−171704号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のキャスター
付き椅子によれば、脚自体に下向き開口の凹部及び該凹
部に開口するネジ孔を直接形成するため、加工時におけ
る脚の固定、芯合わせ等の製作技術上の制約を受け易
く、その結果、脚の凹部及びネジ孔の加工精度のバラツ
キによって、脚の凹部と支持部材の筒状嵌合部との嵌合
部分のガタツキが大きくなり易く、また、着座時の荷重
が抜け止め用杆状体のネジ止め部分に集中作用してガタ
ツキや破損が発生し易いため、支持部材の取付け強度面
での信頼性において問題があり、耐久性の面から改善の
余地がある。 しかも、椅子の脚自体に形成した凹部及び
ネジ孔に対して、抜け止め用杆状体、圧縮コイルスプリ
ング、車輪を取り付けた支持部材を組み付ける関係上、
既存の椅子を改造するにあたっても、孔加工やネジ加工
等の多くの製作工程が必要で 、その改造に多くの手間を
要する。
付き椅子によれば、脚自体に下向き開口の凹部及び該凹
部に開口するネジ孔を直接形成するため、加工時におけ
る脚の固定、芯合わせ等の製作技術上の制約を受け易
く、その結果、脚の凹部及びネジ孔の加工精度のバラツ
キによって、脚の凹部と支持部材の筒状嵌合部との嵌合
部分のガタツキが大きくなり易く、また、着座時の荷重
が抜け止め用杆状体のネジ止め部分に集中作用してガタ
ツキや破損が発生し易いため、支持部材の取付け強度面
での信頼性において問題があり、耐久性の面から改善の
余地がある。 しかも、椅子の脚自体に形成した凹部及び
ネジ孔に対して、抜け止め用杆状体、圧縮コイルスプリ
ング、車輪を取り付けた支持部材を組み付ける関係上、
既存の椅子を改造するにあたっても、孔加工やネジ加工
等の多くの製作工程が必要で 、その改造に多くの手間を
要する。
【0004】更に、前記支持部材の回動縦軸芯が、脚の
厚み方向幅内に位置するため、車輪がそれの支持部材と
共に脚の外方側に大きく突出するおそれがあり、車輪と
その支持部材とが脚の外方側に大きく突出した状態のま
まで椅子を移動させようとすると、これらが家具等に接
触して当該家具等を傷つけ易い。特に、図4に示すよう
に、車輪05とその支持部材04とが脚01の外方側に
大きく突出している状態で接地部02が床面Gに接地し
たまま、椅子07をその突出方向に向けて無理に倒そう
とすると、車輪05が床面Gによって上向きに強制的に
押圧され、キャスター06の破損を招来し易い。
厚み方向幅内に位置するため、車輪がそれの支持部材と
共に脚の外方側に大きく突出するおそれがあり、車輪と
その支持部材とが脚の外方側に大きく突出した状態のま
まで椅子を移動させようとすると、これらが家具等に接
触して当該家具等を傷つけ易い。特に、図4に示すよう
に、車輪05とその支持部材04とが脚01の外方側に
大きく突出している状態で接地部02が床面Gに接地し
たまま、椅子07をその突出方向に向けて無理に倒そう
とすると、車輪05が床面Gによって上向きに強制的に
押圧され、キャスター06の破損を招来し易い。
【0005】本考案は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その第1目的は、キャスターの支持部材の取付
け強度を信頼性の高い状態で確保して、耐久性を十分に
向上でき、更に、取付け部材と支持部材との取付け構造
のコンパクト化を図ることができるようにするととも
に、既存の椅子に対しても少ない手間で簡単に改造する
ことができ、しかも、椅子移動時における家具等の損傷
も抑制することができるようにする点にあり、その第2
目的は、スプリングの上部を外嵌保持する構成を利用し
た合理的な工夫により、前記支持部材の取付け強度の信
頼性を更に高めることができるようにする点にある。
あって、その第1目的は、キャスターの支持部材の取付
け強度を信頼性の高い状態で確保して、耐久性を十分に
向上でき、更に、取付け部材と支持部材との取付け構造
のコンパクト化を図ることができるようにするととも
に、既存の椅子に対しても少ない手間で簡単に改造する
ことができ、しかも、椅子移動時における家具等の損傷
も抑制することができるようにする点にあり、その第2
目的は、スプリングの上部を外嵌保持する構成を利用し
た合理的な工夫により、前記支持部材の取付け強度の信
頼性を更に高めることができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1目的を達成する
為の本考案の請求項1の特徴構成は、椅子の脚の複数箇
所の各々に、該脚の内側面よりも内方側に突出する状態
で固定される取付け部材と、車輪を横軸芯周りで回転自
在に支持している支持部材と、該支持部材のうち、車輪
の横軸芯に対して横方向に偏位した部位を、前記取付け
部材の内方側突出部位に対して縦軸芯周りで回動自在及
び上下摺動自在に取り付ける抜け止め用杆状体と、前記
支持部材を下方に突出付勢するスプリングとを備えたキ
ャスターを設けるとともに、前記各キャスターのスプリ
ングを、着座状態においては前記脚の接地部が接地し、
非着座状態においては前記車輪が前記接地部よりも下方
に 突出して前記接地部が浮上する強度に形成し、更に、
前記各キャスターの取付け部材に、前記抜け止め用杆状
体の上部を取り付ける取付け部と、当該取付け部の外周
側に位置する状態で前記支持部材の上部に形成した筒状
嵌合部の内外周面を嵌合状態で上下摺動自在及び回動自
在に案内する環状凹部とを形成した点にある。上記第2
目的を達成する為の本考案の請求項2の特徴構成は、前
記スプリングが、前記抜け止め用杆状体のうち、取付け
部材と支持部材との間に位置する部分に外嵌された圧縮
コイルスプリングから構成されていて、該圧縮コイルス
プリングの上部に外嵌する筒状部が、それの外周面が前
記環状凹部の小径側内周面に連続する状態で前記取付け
部材の環状凹部の開口周縁から下方に突出形成されてい
る点にある。
為の本考案の請求項1の特徴構成は、椅子の脚の複数箇
所の各々に、該脚の内側面よりも内方側に突出する状態
で固定される取付け部材と、車輪を横軸芯周りで回転自
在に支持している支持部材と、該支持部材のうち、車輪
の横軸芯に対して横方向に偏位した部位を、前記取付け
部材の内方側突出部位に対して縦軸芯周りで回動自在及
び上下摺動自在に取り付ける抜け止め用杆状体と、前記
支持部材を下方に突出付勢するスプリングとを備えたキ
ャスターを設けるとともに、前記各キャスターのスプリ
ングを、着座状態においては前記脚の接地部が接地し、
非着座状態においては前記車輪が前記接地部よりも下方
に 突出して前記接地部が浮上する強度に形成し、更に、
前記各キャスターの取付け部材に、前記抜け止め用杆状
体の上部を取り付ける取付け部と、当該取付け部の外周
側に位置する状態で前記支持部材の上部に形成した筒状
嵌合部の内外周面を嵌合状態で上下摺動自在及び回動自
在に案内する環状凹部とを形成した点にある。上記第2
目的を達成する為の本考案の請求項2の特徴構成は、前
記スプリングが、前記抜け止め用杆状体のうち、取付け
部材と支持部材との間に位置する部分に外嵌された圧縮
コイルスプリングから構成されていて、該圧縮コイルス
プリングの上部に外嵌する筒状部が、それの外周面が前
記環状凹部の小径側内周面に連続する状態で前記取付け
部材の環状凹部の開口周縁から下方に突出形成されてい
る点にある。
【0007】
【作用】本考案の請求項1の特徴構成によれば、椅子の
脚に固定される取付け部材と車輪を支持している支持部
材とを、前記抜け止め用杆状体を介して縦軸芯周りで回
動自在及び上下摺動自在に取り付けると同時に、その取
付け状態では、支持部材の上部に形成した筒状嵌合部が
取付け部材の環状凹部に嵌合するから、椅子移動時に作
用する各種方向の外力を、抜け止め用杆状体の取付け部
分と筒状嵌合部の嵌合部分とに分散支持させることがで
きる。 また、前記環状凹部が抜け止め用杆状体の取付け
部の外周側に同芯円状態で形成されているから、取付け
部材と支持部材との取付け構造のコンパクト化を図るこ
とができるとともに、着座状態では前記脚の接地部が接
地するから、着座時の大なる荷重が前記抜け止め用杆状
体に作用することがない。 しかも、椅子の脚に固定され
る別体の取付け部材に、抜け止め用杆状体の上部を取り
付ける取付け部と、支持部材の筒状嵌合部が嵌合する環
状凹部とを形成するから、従来のように、加工時におけ
る脚の固定、芯合わせ等の製作技術上の制約を受け難
く、椅子に組み付ける前に、取付け部材と支持部材とを
ガタツキの或いは極めて少ない状態で嵌合させることが
技術的に容易である。 また、椅子の脚に固定される別体
の取付け部材に、車輪を支持する支持部材、 抜け止め用
杆状体、スプリングを予め組み付けてあるが故に、既存
の椅子を改造するにあたっても、従来のように、脚の下
端面に凹部やネジ孔等を一々加工する必要がなく、取付
け部材を脚に固定するだけで済む。 更に、前記脚の内側
面よりも内方側に突出する状態で固定された取付け部材
の内方側突出部位に、前記支持部材を縦軸芯周りで回動
自在及び上下摺動自在に取り付けるが故に、車輪の縦軸
芯周りでの回動領域の中心を脚の接地部よりも内側に偏
位させて配置することができ、車輪が脚の外側方に突出
することを容易に防止することができる。 本考案の請求
項2の特徴構成によれば、前記圧縮コイルスプリングの
上部を外嵌する筒状部を、それの外周面が環状凹部の小
径側内周面に連続する状態で取付け部材の環状凹部の開
口周縁から下方に突出形成して、この筒状部と環状凹部
とに亘って、支持部材の上部に形成した筒状嵌合部を上
下摺動自在及び回動自在に嵌合させるから、支持部材と
取付け部材との嵌合代を前述の従来技術に比して十分大
きくすることができる。
脚に固定される取付け部材と車輪を支持している支持部
材とを、前記抜け止め用杆状体を介して縦軸芯周りで回
動自在及び上下摺動自在に取り付けると同時に、その取
付け状態では、支持部材の上部に形成した筒状嵌合部が
取付け部材の環状凹部に嵌合するから、椅子移動時に作
用する各種方向の外力を、抜け止め用杆状体の取付け部
分と筒状嵌合部の嵌合部分とに分散支持させることがで
きる。 また、前記環状凹部が抜け止め用杆状体の取付け
部の外周側に同芯円状態で形成されているから、取付け
部材と支持部材との取付け構造のコンパクト化を図るこ
とができるとともに、着座状態では前記脚の接地部が接
地するから、着座時の大なる荷重が前記抜け止め用杆状
体に作用することがない。 しかも、椅子の脚に固定され
る別体の取付け部材に、抜け止め用杆状体の上部を取り
付ける取付け部と、支持部材の筒状嵌合部が嵌合する環
状凹部とを形成するから、従来のように、加工時におけ
る脚の固定、芯合わせ等の製作技術上の制約を受け難
く、椅子に組み付ける前に、取付け部材と支持部材とを
ガタツキの或いは極めて少ない状態で嵌合させることが
技術的に容易である。 また、椅子の脚に固定される別体
の取付け部材に、車輪を支持する支持部材、 抜け止め用
杆状体、スプリングを予め組み付けてあるが故に、既存
の椅子を改造するにあたっても、従来のように、脚の下
端面に凹部やネジ孔等を一々加工する必要がなく、取付
け部材を脚に固定するだけで済む。 更に、前記脚の内側
面よりも内方側に突出する状態で固定された取付け部材
の内方側突出部位に、前記支持部材を縦軸芯周りで回動
自在及び上下摺動自在に取り付けるが故に、車輪の縦軸
芯周りでの回動領域の中心を脚の接地部よりも内側に偏
位させて配置することができ、車輪が脚の外側方に突出
することを容易に防止することができる。 本考案の請求
項2の特徴構成によれば、前記圧縮コイルスプリングの
上部を外嵌する筒状部を、それの外周面が環状凹部の小
径側内周面に連続する状態で取付け部材の環状凹部の開
口周縁から下方に突出形成して、この筒状部と環状凹部
とに亘って、支持部材の上部に形成した筒状嵌合部を上
下摺動自在及び回動自在に嵌合させるから、支持部材と
取付け部材との嵌合代を前述の従来技術に比して十分大
きくすることができる。
【0008】
【考案の効果】本考案の請求項1のキャスター付き椅子
は、キャスターの支持部材の取付け強度の信頼性が高く
なり、耐久性において一段と優れたものに改良できると
ともに、取付け部材と支持部材との取付け構造のコンパ
クト化を図ることができ、しかも、既存の椅子に対して
も少ない手間で簡単に改造することができる。更に、前
後左右のいずれの方向へも容易に移動できるキャスー付
き椅子でありながら、その移動時における家具等の損傷
も抑制することができた。本考案の請求項2のキャスタ
ー付き椅子は、スプリングの上部を外嵌保持する構成を
利用した簡単な改造でありながら、前記支持部材の取付
け強度の信頼性を更に高めることができた。
は、キャスターの支持部材の取付け強度の信頼性が高く
なり、耐久性において一段と優れたものに改良できると
ともに、取付け部材と支持部材との取付け構造のコンパ
クト化を図ることができ、しかも、既存の椅子に対して
も少ない手間で簡単に改造することができる。更に、前
後左右のいずれの方向へも容易に移動できるキャスー付
き椅子でありながら、その移動時における家具等の損傷
も抑制することができた。本考案の請求項2のキャスタ
ー付き椅子は、スプリングの上部を外嵌保持する構成を
利用した簡単な改造でありながら、前記支持部材の取付
け強度の信頼性を更に高めることができた。
【0009】
【実施例】図1はキャスター付き椅子を示し、脚12の
接地部12aが、平面視で、矩形座面15の外郭形状に
略沿う直線状に設けられ、車輪1を横軸芯X周りで回転
自在に支持する支持部材3を備えたキャスター10が脚
12の内側面の複数箇所に取り付けられている。前記キ
ャスター10は、図2,図3に示すように、車輪1を支
軸2の横軸芯X周りで回転自在に支持部材3に取付け、
椅子の脚12の内側面に対してそれよりも内方側に突出
する状態で固定される取付け部材4のうち、内方側突出
部位の天井壁部分に、抜け止め用杆状体5の上部をネジ
止めなどで取付けるための取付け部aと、当該取付け部
aの外周側に位置する状態で前記支持部材3の上部に形
成した筒状嵌合部9の内外周面を嵌合状態で上下摺動及
び回動自在に案内する環状凹部8とを形成し、支持部材
3を、車輪1の回転横軸芯Xとは横方向に偏位した縦向
きの抜け止め用杆状体5に対して上下摺動及び縦軸芯Y
周りで回動自在に外嵌させ、支持部材3を下方に付勢す
る圧縮コイルスプリング6を抜け止め用杆状体5に外嵌
させ、更に、圧縮コイルスプリング6の上部に外嵌する
筒状部7を、その外周面が環状凹部8の小径側内周面8
aに連続する状態で前記取付け部材4の環状凹部8の開
口周縁から下方に突出形成し、支持部材3の筒状嵌合部
9を筒状部7と環状凹部8に上下摺動及び回動自在に嵌
合させてある。 また、前記圧縮コイルスプリング6を、
椅子の脚12の接地部12aが非着座状態において床面
Gから浮上するとともに着座状態において床面Gに接地
する強度に形成してある。
接地部12aが、平面視で、矩形座面15の外郭形状に
略沿う直線状に設けられ、車輪1を横軸芯X周りで回転
自在に支持する支持部材3を備えたキャスター10が脚
12の内側面の複数箇所に取り付けられている。前記キ
ャスター10は、図2,図3に示すように、車輪1を支
軸2の横軸芯X周りで回転自在に支持部材3に取付け、
椅子の脚12の内側面に対してそれよりも内方側に突出
する状態で固定される取付け部材4のうち、内方側突出
部位の天井壁部分に、抜け止め用杆状体5の上部をネジ
止めなどで取付けるための取付け部aと、当該取付け部
aの外周側に位置する状態で前記支持部材3の上部に形
成した筒状嵌合部9の内外周面を嵌合状態で上下摺動及
び回動自在に案内する環状凹部8とを形成し、支持部材
3を、車輪1の回転横軸芯Xとは横方向に偏位した縦向
きの抜け止め用杆状体5に対して上下摺動及び縦軸芯Y
周りで回動自在に外嵌させ、支持部材3を下方に付勢す
る圧縮コイルスプリング6を抜け止め用杆状体5に外嵌
させ、更に、圧縮コイルスプリング6の上部に外嵌する
筒状部7を、その外周面が環状凹部8の小径側内周面8
aに連続する状態で前記取付け部材4の環状凹部8の開
口周縁から下方に突出形成し、支持部材3の筒状嵌合部
9を筒状部7と環状凹部8に上下摺動及び回動自在に嵌
合させてある。 また、前記圧縮コイルスプリング6を、
椅子の脚12の接地部12aが非着座状態において床面
Gから浮上するとともに着座状態において床面Gに接地
する強度に形成してある。
【0010】そして、キャスター10を、図1に示すよ
うに、縦軸芯Yが脚12の接地部12aよりも内方側に
位置する状態で当該脚12の内向き面に取り付けて、着
座状態においては、図3に示すように、体重により圧縮
コイルスプリング6がその付勢力に抗して圧縮変形し、
接地部12aが床面Gに接地して椅子11の不測な移動
を防止でき、非着座状態においては、図2に示すよう
に、接地した車輪1を反力点として圧縮コイルスプリン
グ6の付勢力で当該車輪1が接地部12aよりも下方に
突出し、接地部12aを床面Gから対地浮上させて、車
輪1の転動により椅子11を容易に移動できるように構
成してある。
うに、縦軸芯Yが脚12の接地部12aよりも内方側に
位置する状態で当該脚12の内向き面に取り付けて、着
座状態においては、図3に示すように、体重により圧縮
コイルスプリング6がその付勢力に抗して圧縮変形し、
接地部12aが床面Gに接地して椅子11の不測な移動
を防止でき、非着座状態においては、図2に示すよう
に、接地した車輪1を反力点として圧縮コイルスプリン
グ6の付勢力で当該車輪1が接地部12aよりも下方に
突出し、接地部12aを床面Gから対地浮上させて、車
輪1の転動により椅子11を容易に移動できるように構
成してある。
【0011】前記取付け部材4をカバーに兼用構成し
て、図3に示すように支持部材3と車輪1が取付け部材
4の内部にほとんど収まるようにし、また、図1に示す
ように、椅子11の脚12に嵌合させる一対の突起13
を取付け部材4に設け、孔14を利用してのビス止めな
どで取付け部材4を強固に脚12に連結できるようにし
てある。
て、図3に示すように支持部材3と車輪1が取付け部材
4の内部にほとんど収まるようにし、また、図1に示す
ように、椅子11の脚12に嵌合させる一対の突起13
を取付け部材4に設け、孔14を利用してのビス止めな
どで取付け部材4を強固に脚12に連結できるようにし
てある。
【0012】〔別実施例〕 取付け部材4や支持部材3の材質や形状などは適当に変
更でき、取付け部材4の椅子11に対する連結構造は適
宜選択できる。キャスター10の取付け対象となる椅子
11の種類は不問である。
更でき、取付け部材4の椅子11に対する連結構造は適
宜選択できる。キャスター10の取付け対象となる椅子
11の種類は不問である。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】キャスター付き椅子の斜視図
【図2】非着座状態でのキャスターの断面図
【図3】着座状態でのキャスターの断面図
【図4】従来例を示す一部断面側面図
1 車輪 3 支持部材4 取付け部材 5 抜け止め用杆状体 6 スプリング(圧縮コイルスプリング) 8 環状凹部 8a 小径側内周面 9 筒状嵌合部 10 キャスター11 椅子 12 脚 12a 接地部 15 座面 X 横軸芯 Y 縦軸芯a 取付け部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 33/00 B60B 33/06 A47B 91/06
Claims (2)
- 【請求項1】 椅子(11)の脚(12)の複数箇所の
各々に、該脚(12)の内側面よりも内方側に突出する
状態で固定される取付け部材(4)と、車輪(1)を横
軸芯(X)周りで回転自在に支持している支持部材
(3)と、該支持部材(3)のうち、車輪(1)の横軸
芯(X)に対して横方向に偏位した部位を、前記取付け
部材(4)の内方側突出部位に対して縦軸芯(Y)周り
で回動自在及び上下摺動自在に取り付ける抜け止め用杆
状体(5)と、前記支持部材(3)を下方に突出付勢す
るスプリング(6)とを備えたキャスター(10)を設
けるとともに、前記各キャスター(10)のスプリング
(6)を、着座状態においては前記脚(12)の接地部
(12a)が接地し、非着座状態においては前記車輪
(1)が前記接地部(12a)よりも下方に突出して前
記接地部(12a)が浮上する強度に形成し、更に、前
記各キャスター(10)の取付け部材(4)に、前記抜
け止め用杆状体(5)の上部を取り付ける取付け部
(a)と、当該取付け部(a)の外周側に位置する状態
で前記支持部材(3)の上部に形成した筒状嵌合部
(9)の内外周面を嵌合状態で上下摺動自在及び回動自
在に案内する環状凹部(8)とを形成してあるキャスタ
ー付き椅子。 - 【請求項2】 前記スプリング(6)が、前記抜け止め
用杆状体(5)のうち、取付け部材(4)と支持部材
(3)との間に位置する部分に外嵌された圧縮コイルス
プリングから構成されていて、該圧縮コイルスプリング
(6)の上部に外嵌する筒状部(7)が、それの外周面
が前記環状凹部(8)の小径側内周面(8a)に連続す
る状態で前記取付け部材(4)の環状凹部(8)の開口
周縁から下方に突出形成されている請求項1記載のキャ
スター付き椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023552U JP2577468Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | キャスター付き椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023552U JP2577468Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | キャスター付き椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612106U JPH0612106U (ja) | 1994-02-15 |
JP2577468Y2 true JP2577468Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12113661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993023552U Expired - Lifetime JP2577468Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | キャスター付き椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577468Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4502809A (en) * | 1981-08-31 | 1985-03-05 | Carrier Corporation | Method and apparatus for controlling thermal growth |
JP2010269745A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Kokuyo Co Ltd | キャスタ及びキャスタを備えた家具 |
JP7243619B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2023-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 移動車両 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53164469U (ja) * | 1977-05-27 | 1978-12-22 | ||
JPS5679403U (ja) * | 1979-11-27 | 1981-06-27 | ||
JPS58171704U (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-16 | 株式会社コトブキ | 椅子の脚車輪装置 |
JPS58176002U (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-25 | 株式会社コトブキ | 椅子の脚車輪装置 |
JPH0239901U (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-19 | ||
JPH02125639U (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-16 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP1993023552U patent/JP2577468Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0612106U (ja) | 1994-02-15 |
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