JPH08216605A - キャスター - Google Patents
キャスターInfo
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- JPH08216605A JPH08216605A JP3063095A JP3063095A JPH08216605A JP H08216605 A JPH08216605 A JP H08216605A JP 3063095 A JP3063095 A JP 3063095A JP 3063095 A JP3063095 A JP 3063095A JP H08216605 A JPH08216605 A JP H08216605A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- housing
- caster
- holding plate
- wheel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えば椅子に取り付け、着座時に
は移動しないように椅子が固定され、着座しない時には
椅子をあらゆる方向に対して自由に移動させることがで
き、しかもこうした動きが可能であるにもかかわらず、
ねじれに対する強度等にも優れ、更に簡単に且つ強固に
例えば椅子に取り付けることができるキャスターを提供
しようとするものである。 【構成】 下方に向けて開放した筐体５内に、上下動可
能又は上下動且つ揺動可能となして保持プレート７を内
装し、該保持プレート７の下面に下設した枢着軸18に、
車輪８，８を枢支した支持部材９を回動自在に枢着し、
筐体５内と保持プレート７の間に弾性体６を介在させて
下方へ弾性附勢して保持し、車輪８，８の一部を筐体５
から下方へ突出させた状態に設定したことを特徴とする
ものである。
は移動しないように椅子が固定され、着座しない時には
椅子をあらゆる方向に対して自由に移動させることがで
き、しかもこうした動きが可能であるにもかかわらず、
ねじれに対する強度等にも優れ、更に簡単に且つ強固に
例えば椅子に取り付けることができるキャスターを提供
しようとするものである。 【構成】 下方に向けて開放した筐体５内に、上下動可
能又は上下動且つ揺動可能となして保持プレート７を内
装し、該保持プレート７の下面に下設した枢着軸18に、
車輪８，８を枢支した支持部材９を回動自在に枢着し、
筐体５内と保持プレート７の間に弾性体６を介在させて
下方へ弾性附勢して保持し、車輪８，８の一部を筐体５
から下方へ突出させた状態に設定したことを特徴とする
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子、ワゴンテーブル
等の家具に取り付けられるキャスターに関し、更に詳し
くは、例えば椅子に取り付け、着座時には移動しないよ
うに椅子が固定され、着座しない時には椅子を容易に且
つ自由な方向に移動できるキャスターに関する。
等の家具に取り付けられるキャスターに関し、更に詳し
くは、例えば椅子に取り付け、着座時には移動しないよ
うに椅子が固定され、着座しない時には椅子を容易に且
つ自由な方向に移動できるキャスターに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば椅子に取り付けるキャスタ
ーとしては、本出願人が、実開平４−１０８４０２号等
にて開示したものがあり、具体的には、下方に向けて開
放した筐体内に支持枠に枢支した車輪を収納して一部が
突出するように弾性附勢したものがある。そして、椅子
に着座した時には、重みで車輪が筐体内に押し込まれて
筐体の開口端が床面に当接して椅子が固定した状態に保
持される。
ーとしては、本出願人が、実開平４−１０８４０２号等
にて開示したものがあり、具体的には、下方に向けて開
放した筐体内に支持枠に枢支した車輪を収納して一部が
突出するように弾性附勢したものがある。そして、椅子
に着座した時には、重みで車輪が筐体内に押し込まれて
筐体の開口端が床面に当接して椅子が固定した状態に保
持される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のキャス
ターにあっては、単に筐体内を車輪が出没する構造であ
るので、着座しない時には、椅子を直線状に移動させる
ことは容易に行えるが、斜め方向に椅子を移動させるこ
とはできないという問題点があった。
ターにあっては、単に筐体内を車輪が出没する構造であ
るので、着座しない時には、椅子を直線状に移動させる
ことは容易に行えるが、斜め方向に椅子を移動させるこ
とはできないという問題点があった。
【０００４】そこで、本発明は、例えば椅子に取り付
け、着座時には移動しないように椅子が固定され、着座
しない時には椅子をあらゆる方向に対して自由に移動さ
せることができ、しかもこうした動きが可能であるにも
かかわらず、ねじれに対する強度等にも優れ、更に簡単
に且つ強固に例えば椅子に取り付けることができるキャ
スターを提供しようとするものである。
け、着座時には移動しないように椅子が固定され、着座
しない時には椅子をあらゆる方向に対して自由に移動さ
せることができ、しかもこうした動きが可能であるにも
かかわらず、ねじれに対する強度等にも優れ、更に簡単
に且つ強固に例えば椅子に取り付けることができるキャ
スターを提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、下方に向けて開放した筐体内に、上下動可能又は上
下動且つ揺動可能となして保持プレートを内装し、該保
持プレートの下面に下設した枢着軸に、車輪を枢支した
支持部材を回動自在に枢着し、筐体内と保持プレートの
間に弾性体を介在させて下方へ弾性附勢して保持し、車
輪の一部を筐体から下方へ突出させた状態に設定したこ
とを特徴とするものである。
に、下方に向けて開放した筐体内に、上下動可能又は上
下動且つ揺動可能となして保持プレートを内装し、該保
持プレートの下面に下設した枢着軸に、車輪を枢支した
支持部材を回動自在に枢着し、筐体内と保持プレートの
間に弾性体を介在させて下方へ弾性附勢して保持し、車
輪の一部を筐体から下方へ突出させた状態に設定したこ
とを特徴とするものである。
【０００６】また、保持プレートの中心から枢着軸を下
設し、該枢着軸に対して偏心させた車輪を有する支持部
材を枢着させたものが好ましい。
設し、該枢着軸に対して偏心させた車輪を有する支持部
材を枢着させたものが好ましい。
【０００７】更に、後述する効果により、例えば椅子の
横桟等の幅だけ離間して並行配設した一対の挟持片を、
筐体の側方から突出し且つ上下に延びるように筐体の途
中に設けるのがより好ましい。
横桟等の幅だけ離間して並行配設した一対の挟持片を、
筐体の側方から突出し且つ上下に延びるように筐体の途
中に設けるのがより好ましい。
【０００８】
【作用】以上の如く本発明に係わる請求項１記載のキャ
スターによれば、例えば椅子に取り付け、着座しないと
きには、弾性体の附勢力にて支持部材に枢支して車輪の
一部が筐体から下方へ突出した状態で椅子が支持され、
椅子に力を加えると、車輪を有する支持部材は枢着軸を
中心に回動しながら、車輪により椅子をあらゆる方向に
移動させることができる。更に、着座した時には、弾性
体に反して保持プレートは筐体の収納筒体内を真っ直ぐ
に又は揺動しながら、上方に押し込まれ、筐体の開口端
等が床面に当接して移動しないように椅子が固定され
る。
スターによれば、例えば椅子に取り付け、着座しないと
きには、弾性体の附勢力にて支持部材に枢支して車輪の
一部が筐体から下方へ突出した状態で椅子が支持され、
椅子に力を加えると、車輪を有する支持部材は枢着軸を
中心に回動しながら、車輪により椅子をあらゆる方向に
移動させることができる。更に、着座した時には、弾性
体に反して保持プレートは筐体の収納筒体内を真っ直ぐ
に又は揺動しながら、上方に押し込まれ、筐体の開口端
等が床面に当接して移動しないように椅子が固定され
る。
【０００９】請求項２記載のキャスターによれば、枢着
軸に対して車輪を偏心させているため、弾性体に反して
車輪が押し込まれると、保持プレートが揺動しながら傾
いた状態で筐体内で保持される。
軸に対して車輪を偏心させているため、弾性体に反して
車輪が押し込まれると、保持プレートが揺動しながら傾
いた状態で筐体内で保持される。
【００１０】請求項３記載のキャスターによれば、例え
ば椅子の前後の脚下端間を連結する横桟に取り付ける場
合、一対の挟持片の間に位置する筐体の一部を収納させ
る切欠部を横桟に設け、これらの切欠部内に筐体の一部
を位置させながら一対の挟持片で横桟を挟持した状態と
し、横桟にビス止めして取り付けることができる。
ば椅子の前後の脚下端間を連結する横桟に取り付ける場
合、一対の挟持片の間に位置する筐体の一部を収納させ
る切欠部を横桟に設け、これらの切欠部内に筐体の一部
を位置させながら一対の挟持片で横桟を挟持した状態と
し、横桟にビス止めして取り付けることができる。
【００１１】
【実施例】本発明の詳細を更に図示した実施例により説
明する。本発明に係る代表的実施例のキャスター１は、
例えば図１に示すように椅子２の前後の脚３，３下端間
を連結する横桟４に取り付けられる。他にワゴンテーブ
ル等の家具に取り付けて利用することができる。
明する。本発明に係る代表的実施例のキャスター１は、
例えば図１に示すように椅子２の前後の脚３，３下端間
を連結する横桟４に取り付けられる。他にワゴンテーブ
ル等の家具に取り付けて利用することができる。
【００１２】キャスター１は、図４に示すように、主と
して筐体５、弾性体６、保持プレート７、車輪８を枢支
した支持部材９とで構成されている。
して筐体５、弾性体６、保持プレート７、車輪８を枢支
した支持部材９とで構成されている。
【００１３】筐体５は、図２乃至図４に示すように、下
方を開放した筒体の上壁内面に上部係止環10を周設し、
側壁の途中に、後述する固定リングを係止させる係止溝
11を対面する２箇所に設けた収納筒体12と、椅子２の脚
３の横桟４を挟持できる距離だけ離間した一対の挟持片
13，13を連結片14で繋いで上方に開放したコ字状の挟持
部材15とよりなり、収納筒体12の軸心より挟持部材15を
偏心させて合成樹脂にて一体成形することにより、収納
筒体12の一側を突出させ、椅子２の移動により、当該椅
子２や他の家具等を傷付けることを防止するプロテクタ
ー用突部16としている。図例の筐体５では、挟持部材15
の連結片14と収納筒体12の開口端が面一となり、挟持片
13，13が収納筒体12よりやや上方に突出するような位置
関係に設定されている。尚、上述した筐体５は、単なる
一例に過ぎず、収納筒体12に対して挟持部材15を設ける
位置は特に限定されず、単に挟持部材15の挟持片13，13
が収納筒体12の側方に突出しており、脚３の横桟４を挟
持できる位置関係に設定されていればよい。
方を開放した筒体の上壁内面に上部係止環10を周設し、
側壁の途中に、後述する固定リングを係止させる係止溝
11を対面する２箇所に設けた収納筒体12と、椅子２の脚
３の横桟４を挟持できる距離だけ離間した一対の挟持片
13，13を連結片14で繋いで上方に開放したコ字状の挟持
部材15とよりなり、収納筒体12の軸心より挟持部材15を
偏心させて合成樹脂にて一体成形することにより、収納
筒体12の一側を突出させ、椅子２の移動により、当該椅
子２や他の家具等を傷付けることを防止するプロテクタ
ー用突部16としている。図例の筐体５では、挟持部材15
の連結片14と収納筒体12の開口端が面一となり、挟持片
13，13が収納筒体12よりやや上方に突出するような位置
関係に設定されている。尚、上述した筐体５は、単なる
一例に過ぎず、収納筒体12に対して挟持部材15を設ける
位置は特に限定されず、単に挟持部材15の挟持片13，13
が収納筒体12の側方に突出しており、脚３の横桟４を挟
持できる位置関係に設定されていればよい。
【００１４】保持プレート７は、図４に示すように、前
記筐体５の収納筒体12内を上下動可能又は上下動且つ揺
動可能となした小径の円板17の中央部に枢着軸18上部を
挿入する通孔19を穿設するとともに、上面に下部係止環
20を立設したものである。尚、保持プレート７は、筐体
５の形状を変えることにより、四角形、他の多角形状と
することができる。
記筐体５の収納筒体12内を上下動可能又は上下動且つ揺
動可能となした小径の円板17の中央部に枢着軸18上部を
挿入する通孔19を穿設するとともに、上面に下部係止環
20を立設したものである。尚、保持プレート７は、筐体
５の形状を変えることにより、四角形、他の多角形状と
することができる。
【００１５】支持部材９は、図４に示すように、支持筒
21から側方に枢支片22を延設してＬ字形状とし、支持筒
21には枢着軸18を挿入する貫通孔19ａを有し、枢支片22
にはローラ軸23を枢着させる枢支孔24を穿設したもので
あり、該枢支片22の両側に車輪８を位置させ、ローラ軸
23を挿入して先端をワッシャ25でかしてめて取り付け、
支持部材９の該枢支片22に対して車輪８を枢支したもの
である。
21から側方に枢支片22を延設してＬ字形状とし、支持筒
21には枢着軸18を挿入する貫通孔19ａを有し、枢支片22
にはローラ軸23を枢着させる枢支孔24を穿設したもので
あり、該枢支片22の両側に車輪８を位置させ、ローラ軸
23を挿入して先端をワッシャ25でかしてめて取り付け、
支持部材９の該枢支片22に対して車輪８を枢支したもの
である。
【００１６】また、支持部材９の支持筒21の貫通孔19ａ
に、枢着軸18を挿入して先端部を突出させ、この枢着軸
18の先端部を保持プレート７の通孔19に挿入し、ワッシ
ャ25でかしてめて取り付け、車輪８を枢支した支持部材
９全体が、保持プレート７に対して３６０度回動自在に
取り付けたものである。
に、枢着軸18を挿入して先端部を突出させ、この枢着軸
18の先端部を保持プレート７の通孔19に挿入し、ワッシ
ャ25でかしてめて取り付け、車輪８を枢支した支持部材
９全体が、保持プレート７に対して３６０度回動自在に
取り付けたものである。
【００１７】キャスター１の組み立ては、筐体５の収納
筒体12内の上部係止環10と保持プレート７の下部係止環
20にコイルバネを用いた弾性体６の端部を保持させなが
ら、収納筒体12内に保持プレート７を押し込み、収納筒
体12内の係止溝11，11に、Ｃ形の固定リング26の突部27
を嵌合させて行うことかでき、図２及び図３に示すよう
に、弾性体６の附勢力にて支持部材９の車輪８の一部を
筐体５から下方へ突出させた状態に設定したものであ
る。尚、上述の例では、弾性体６に、金属製又は樹脂製
のコイルバネを用いているが、板バネを用いてもよく、
またゴム等の軟質部材を用いることも可能である。
筒体12内の上部係止環10と保持プレート７の下部係止環
20にコイルバネを用いた弾性体６の端部を保持させなが
ら、収納筒体12内に保持プレート７を押し込み、収納筒
体12内の係止溝11，11に、Ｃ形の固定リング26の突部27
を嵌合させて行うことかでき、図２及び図３に示すよう
に、弾性体６の附勢力にて支持部材９の車輪８の一部を
筐体５から下方へ突出させた状態に設定したものであ
る。尚、上述の例では、弾性体６に、金属製又は樹脂製
のコイルバネを用いているが、板バネを用いてもよく、
またゴム等の軟質部材を用いることも可能である。
【００１８】更に、キャスター１を例えば椅子２の前後
の脚３，３下端間を連結する横桟４に取り付ける場合、
図１に示すように、筐体５における挟持部材15の間に位
置する収納筒体12を収納させる切欠部28を横桟４に４か
所に設け、これらの切欠部28内に収納筒体12を位置させ
ながら挟持部材15の挟持片13，13で横桟４を挟持した状
態とし、挟持部材15の連結片14に穿設した通孔30を通っ
て下方から横桟４にビス29止めすることにより行うこと
ができる。
の脚３，３下端間を連結する横桟４に取り付ける場合、
図１に示すように、筐体５における挟持部材15の間に位
置する収納筒体12を収納させる切欠部28を横桟４に４か
所に設け、これらの切欠部28内に収納筒体12を位置させ
ながら挟持部材15の挟持片13，13で横桟４を挟持した状
態とし、挟持部材15の連結片14に穿設した通孔30を通っ
て下方から横桟４にビス29止めすることにより行うこと
ができる。
【００１９】そして、本実施例のキャスター１を取り付
けた椅子２によれば、着座しないときには、支持部材９
に枢支して車輪８の一部が筐体５から下方へ突出した状
態で椅子２が支持され、椅子２に力を加えると、車輪８
を有する支持部材９は枢着軸18を中心に回動しながら、
車輪８により椅子２をあらゆる方向に移動させることが
できる。更に、着座した時には、図５に示すように、弾
性体６に反して保持プレート７は筐体５の収納筒体12内
に真っ直ぐに上方に押し込まれ、また枢着軸18に対して
車輪８を偏心させているため、力の加わり方によって
は、図６に示すように、弾性体６に反して車輪８が押し
込まれると、保持プレート７が揺動しながら傾いた状態
で保持プレート７内で保持され、筐体５における収納筒
体12の開口端及び挟持部材15の連結片14が床面に当接し
て移動しないように椅子２が固定される。また、席を離
れると、キャスター１における筐体５内の保持プレート
７が下方に附勢され、車輪８が突出して元の状態に復帰
される。
けた椅子２によれば、着座しないときには、支持部材９
に枢支して車輪８の一部が筐体５から下方へ突出した状
態で椅子２が支持され、椅子２に力を加えると、車輪８
を有する支持部材９は枢着軸18を中心に回動しながら、
車輪８により椅子２をあらゆる方向に移動させることが
できる。更に、着座した時には、図５に示すように、弾
性体６に反して保持プレート７は筐体５の収納筒体12内
に真っ直ぐに上方に押し込まれ、また枢着軸18に対して
車輪８を偏心させているため、力の加わり方によって
は、図６に示すように、弾性体６に反して車輪８が押し
込まれると、保持プレート７が揺動しながら傾いた状態
で保持プレート７内で保持され、筐体５における収納筒
体12の開口端及び挟持部材15の連結片14が床面に当接し
て移動しないように椅子２が固定される。また、席を離
れると、キャスター１における筐体５内の保持プレート
７が下方に附勢され、車輪８が突出して元の状態に復帰
される。
【００２０】尚、上述したキャスター１では、着座する
と、着座者の荷重により、弾性体６に反して筐体５内に
車輪８が押し込まれ、完全に車輪８が筐体５内に位置す
るのであるが、絨毯等で使用する場合には、キャスター
１の車輪８が絨毯の中に多少沈むので、収納筒体12から
車輪８が僅かに突出された状態に設定する方が好まし
い。また挟持部材15等に軟質部材を貼着して、この軟質
部材が床面に当接してブレーキをかけることもできる。
また、図例のキャスター１では、保持プレート７の中心
から枢着軸18を下設し、該枢着軸18に対して偏心させた
車輪８を有する支持部材９を枢着しているため、収納筒
体12内を上下動且つ揺動可能となしているが、枢着軸18
と車輪８の位置を一致させることにより、収納筒体12内
を上下動可能とすることもできる。
と、着座者の荷重により、弾性体６に反して筐体５内に
車輪８が押し込まれ、完全に車輪８が筐体５内に位置す
るのであるが、絨毯等で使用する場合には、キャスター
１の車輪８が絨毯の中に多少沈むので、収納筒体12から
車輪８が僅かに突出された状態に設定する方が好まし
い。また挟持部材15等に軟質部材を貼着して、この軟質
部材が床面に当接してブレーキをかけることもできる。
また、図例のキャスター１では、保持プレート７の中心
から枢着軸18を下設し、該枢着軸18に対して偏心させた
車輪８を有する支持部材９を枢着しているため、収納筒
体12内を上下動且つ揺動可能となしているが、枢着軸18
と車輪８の位置を一致させることにより、収納筒体12内
を上下動可能とすることもできる。
【００２１】このように本実施例のキャスター１によれ
ば、椅子２に取り付けることにより、着座した時には、
弾性体６に反して保持プレート７は筐体５の収納筒体12
内に上方に押し込まれ、収納筒体12の開口端及び挟持部
材15の連結片14が床面に当接して移動しないように椅子
２が固定され、着座しないときには、支持部材９に枢支
して車輪８の一部が筐体５から下方へ突出した状態で椅
子２が支持され、椅子２に力を加えると、車輪８を有す
る支持部材９は枢着軸18を中心に回動しながら、車輪８
により椅子２をあらゆる方向に移動させることができ
る。しかも、着座した時には、図６に示すように、弾性
体６に反して車輪８が押し込まれると、保持プレート７
が揺動しながら傾いた状態で保持プレート７内で保持さ
れて固定されるので、枢着軸18に集中荷重がかかるのを
防止でき、強度的に優れたものとなる。
ば、椅子２に取り付けることにより、着座した時には、
弾性体６に反して保持プレート７は筐体５の収納筒体12
内に上方に押し込まれ、収納筒体12の開口端及び挟持部
材15の連結片14が床面に当接して移動しないように椅子
２が固定され、着座しないときには、支持部材９に枢支
して車輪８の一部が筐体５から下方へ突出した状態で椅
子２が支持され、椅子２に力を加えると、車輪８を有す
る支持部材９は枢着軸18を中心に回動しながら、車輪８
により椅子２をあらゆる方向に移動させることができ
る。しかも、着座した時には、図６に示すように、弾性
体６に反して車輪８が押し込まれると、保持プレート７
が揺動しながら傾いた状態で保持プレート７内で保持さ
れて固定されるので、枢着軸18に集中荷重がかかるのを
防止でき、強度的に優れたものとなる。
【００２２】また、キャスター１を例えば椅子２に取り
付ける場合、図１に示すように、筐体５における挟持部
材15の間に位置する収納筒体12を収納させる切欠部28を
椅子の横桟４に４か所に設け、これらの切欠部28内に収
納筒体12を位置させながら挟持部材15の挟持片13，13で
横桟４を挟持した状態とし、挟持部材15の連結片14に穿
設した通孔30を通って下方から横桟４にビス29止めする
ことにより行うことができる。従って、従来のように、
椅子の横桟４の底面に有底の取付孔を穿設し、キャスタ
ーを取り付ける場合に比べて取り付け作業が簡単にな
る。更に、椅子２の横桟４に設けた切欠部28内に収納筒
体12の一部を位置させるとともに、挟持部材15の挟持片
13，13にて横桟４を挟み込んだ状態で取り付けることが
できるので、強固に固定することができる。
付ける場合、図１に示すように、筐体５における挟持部
材15の間に位置する収納筒体12を収納させる切欠部28を
椅子の横桟４に４か所に設け、これらの切欠部28内に収
納筒体12を位置させながら挟持部材15の挟持片13，13で
横桟４を挟持した状態とし、挟持部材15の連結片14に穿
設した通孔30を通って下方から横桟４にビス29止めする
ことにより行うことができる。従って、従来のように、
椅子の横桟４の底面に有底の取付孔を穿設し、キャスタ
ーを取り付ける場合に比べて取り付け作業が簡単にな
る。更に、椅子２の横桟４に設けた切欠部28内に収納筒
体12の一部を位置させるとともに、挟持部材15の挟持片
13，13にて横桟４を挟み込んだ状態で取り付けることが
できるので、強固に固定することができる。
【００２３】更に、キャスター１によれば、椅子２の横
桟４下面に突出した車輪８によりその移動を可能とする
とともに、当該キャスター１に一体に設けられた横桟４
側面から突出したプロテクター用突部16により椅子２を
机の下等に収納する場合等に椅子２がこれらの机その他
の家具と接触して互いに傷つけ合うことを防止すること
ができる。
桟４下面に突出した車輪８によりその移動を可能とする
とともに、当該キャスター１に一体に設けられた横桟４
側面から突出したプロテクター用突部16により椅子２を
机の下等に収納する場合等に椅子２がこれらの机その他
の家具と接触して互いに傷つけ合うことを防止すること
ができる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項１記載のキャス
ターによれば、例えば椅子に取り付けることにより、着
座した時には、弾性体に反して車輪が筐体内に押し込ま
れ、保持プレートが真っ直ぐに又は揺動しながら上昇
し、筐体の開口端等が床面に当接して移動しないように
椅子が固定され、着座しないときには、支持部材に枢支
した車輪の一部が筐体から下方へ突出した状態で椅子が
支持され、椅子に力を加えると、車輪を有する支持部材
は枢着軸を中心に回動しながら、車輪により椅子をあら
ゆる方向に移動させることができる。
で、次に記載する効果を奏する。請求項１記載のキャス
ターによれば、例えば椅子に取り付けることにより、着
座した時には、弾性体に反して車輪が筐体内に押し込ま
れ、保持プレートが真っ直ぐに又は揺動しながら上昇
し、筐体の開口端等が床面に当接して移動しないように
椅子が固定され、着座しないときには、支持部材に枢支
した車輪の一部が筐体から下方へ突出した状態で椅子が
支持され、椅子に力を加えると、車輪を有する支持部材
は枢着軸を中心に回動しながら、車輪により椅子をあら
ゆる方向に移動させることができる。
【００２５】請求項２記載のキャスターによれば、枢着
軸に対して車輪を偏心させているため、着座すると、弾
性体に反して車輪が押し込まれると、保持プレートが揺
動しながら傾いた状態で筐体内で保持されて固定される
ので、枢着軸に集中荷重がかかるのを防止でき、強度的
に優れたものとなる。
軸に対して車輪を偏心させているため、着座すると、弾
性体に反して車輪が押し込まれると、保持プレートが揺
動しながら傾いた状態で筐体内で保持されて固定される
ので、枢着軸に集中荷重がかかるのを防止でき、強度的
に優れたものとなる。
【００２６】請求項３記載のキャスターによれば、例え
ば椅子の前後の脚下端間を連結する横桟に取り付ける場
合、一対の挟持片の間に位置する筐体の一部を収納させ
る切欠部を横桟に設け、これらの切欠部内に筐体の一部
を位置させながら一対の挟持片で横桟を挟持した状態と
し、横桟にビス止めすることができるので、椅子の横桟
の底面に有底の取付孔を穿設し、キャスターを取り付け
る従来のキャスターに比べて取り付け作業が簡単にな
る。更に、椅子の横桟に設けた切欠部内に筐体の一部を
位置させるとともに、一対の挟持片にて横桟を挟み込ん
だ状態で取り付けることができるので、強固に固定する
ことができる。
ば椅子の前後の脚下端間を連結する横桟に取り付ける場
合、一対の挟持片の間に位置する筐体の一部を収納させ
る切欠部を横桟に設け、これらの切欠部内に筐体の一部
を位置させながら一対の挟持片で横桟を挟持した状態と
し、横桟にビス止めすることができるので、椅子の横桟
の底面に有底の取付孔を穿設し、キャスターを取り付け
る従来のキャスターに比べて取り付け作業が簡単にな
る。更に、椅子の横桟に設けた切欠部内に筐体の一部を
位置させるとともに、一対の挟持片にて横桟を挟み込ん
だ状態で取り付けることができるので、強固に固定する
ことができる。
【図１】本発明に係る代表的実施例のキャスターを取り
付けた椅子の斜視図
付けた椅子の斜視図
【図２】図１のＡ−Ａ拡大断面図
【図３】図１のＢ−Ｂ拡大断面図
【図４】キャスターの分解斜視図
【図５】キャスターが押し込まれた状態を示す説明断面
図
図
【図６】キャスターが押し込まれた状態を示す説明断面
図
図
１ キャスター ２ 椅子 ３ 脚 ４ 横桟 ５ 筐体 ６ 弾性体 ７ 保持プレート ８ 車輪 ９ 支持部材 10 上部係止環 11 係止溝 12 収納筒体 13 挟持片 14 連結片 15 挟持部材 16 プロテクタ
ー用突部 17 円板 18 枢着軸 19 通孔 20 下部係止環 21 支持筒 22 枢支片 23 ローラ軸 24 枢支孔 25 ワッシャ 26 固定リング 27 突部 28 切欠部 29 ビス 30 通孔
ー用突部 17 円板 18 枢着軸 19 通孔 20 下部係止環 21 支持筒 22 枢支片 23 ローラ軸 24 枢支孔 25 ワッシャ 26 固定リング 27 突部 28 切欠部 29 ビス 30 通孔
Claims (3)
- 【請求項１】 下方に向けて開放した筐体内に、上下動
可能又は上下動且つ揺動可能となして保持プレートを内
装し、該保持プレートの下面に下設した枢着軸に、車輪
を枢支した支持部材を回動自在に枢着し、筐体内と保持
プレートの間に弾性体を介在させて下方へ弾性附勢して
保持し、車輪の一部を筐体から下方へ突出させた状態に
設定したことを特徴とするキャスター。 - 【請求項２】 保持プレートの中心から枢着軸を下設
し、該枢着軸に対して偏心させた車輪を有する支持部材
を枢着させた請求項１記載のキャスター。 - 【請求項３】 例えば椅子の横桟等の幅だけ離間して並
行配設した一対の挟持片を、筐体の側方から突出し且つ
上下に延びるように筐体の途中に設けた請求項１又は２
記載のキャスター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063095A JPH08216605A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063095A JPH08216605A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | キャスター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216605A true JPH08216605A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12309178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3063095A Withdrawn JPH08216605A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | キャスター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216605A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7811240B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-10-12 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Leg massage machine |
| JP2017206243A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | 楊 泰和 | 搬送装置 |
| KR102077267B1 (ko) * | 2019-06-14 | 2020-02-13 | (주)야흥금속 | 책걸상용 캐스터 장치 |
| KR102267115B1 (ko) | 2021-04-13 | 2021-06-21 | 주식회사 야흥금속 | 가구용 캐스터 장치 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP3063095A patent/JPH08216605A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7811240B2 (en) | 2006-03-31 | 2010-10-12 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Leg massage machine |
| JP2017206243A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | 楊 泰和 | 搬送装置 |
| KR102077267B1 (ko) * | 2019-06-14 | 2020-02-13 | (주)야흥금속 | 책걸상용 캐스터 장치 |
| KR102267115B1 (ko) | 2021-04-13 | 2021-06-21 | 주식회사 야흥금속 | 가구용 캐스터 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |