JP2885083B2 - 制動機構を有するキャスター - Google Patents

制動機構を有するキャスター

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JP2885083B2
JP2885083B2 JP6206373A JP20637394A JP2885083B2 JP 2885083 B2 JP2885083 B2 JP 2885083B2 JP 6206373 A JP6206373 A JP 6206373A JP 20637394 A JP20637394 A JP 20637394A JP 2885083 B2 JP2885083 B2 JP 2885083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作レバーの操作によ
り制動状態と非制動状態とに切換え可能な制動機構を有
するキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制動機構を有するキャスターとし
て、車輪のリム部の内側に複数の係止片を一定間隔おき
に形成し、車輪を回転自在に支持する支持ベースの支持
壁に、両端が係止片に係合した制動位置と係止片から離
間した非制動位置とに亙って移動自在な制動ピンを設
け、支持ベースに制動ピンを半径方向に操作するための
操作レバーを設けるとともに、制動ピンを制動位置と非
制動位置とに択一的に付勢するバネ部材を設けたものが
広く採用されている。
【0003】ところが、前記キャスターにおいては、バ
ネ部材が支持ベースとは別部材で構成されており、その
分部品点数が多くなるとともに、キャスターの組立性が
低下するという問題があった。そこで、本出願人は、先
の出願(実開平2−54603号公報参照)において、
前記バネ部材に相当するものとして、素材の弾性により
変形する略U字状の弾性変形部を支持ベースに一体的に
形成し、この弾性変形部により操作レバーを介して制動
ピンを制動位置と非制動位置とに択一的に付勢するよう
に構成したキャスターを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報に
記載のキャスターにおいても、弾性変形部が略U文字状
に形成されていることから、弾性変形部の全長が長くな
るとともにその肉厚を比較的薄肉に構成する必要があ
り、支持ベースを成形するときに、弾性変形部の湾曲部
分に十分に合成樹脂材料が回らなかったり、弾性変形部
に合成樹脂材料を充填するため成形圧を高めると、バリ
等が発生して後処理が煩雑になるという問題が発生す
る。また、本出願人は、前記問題を解決するため、弾性
変形部を厚肉に構成したり、その全長を短く設定したり
する種々の試験を行ったが、操作レバーの操作抵抗が大
きくなったり、バネ部の耐久性が低下したりするという
新たな問題が発生した。
【0005】本発明の目的は、支持ベースに対して略ス
トレート状の弾性変形部を一体的に形成することで、キ
ャスターの構成を簡単化してその生産性を向上しつつ、
支持ベースの成形不良を防止し、しかも操作レバーに対
して適度な操作抵抗を付与可能な制動機構を有するキャ
スターを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る制動機構
を有するキャスターは、円弧を上側にして鉛直方向向き
に配置される略半円板状の支持壁と、支持壁の外周部か
ら支持壁の両側方へ突出した略半円筒状のカバー部とを
有する合成樹脂材料製の支持ベースと、前記支持壁の円
弧の中心付近に回転自在に装着された車軸と、前記車軸
の両端部に夫々回転自在に支持された車輪であって、カ
バー部の内周側において支持壁に略平行に配置される略
円板状の連結板と、連結板の中心から支持壁側へ延びて
車軸に回転自在に外嵌される円筒状の軸部と、連結板の
外周から支持壁側へ突出させた環状のリム部とを有する
車輪と、前記両車輪に制動力を付与する制動機構であっ
て、前記車輪の連結板の外周近傍部とリム部の内壁面と
に亙って軸部を中心とした半径方向向きに且つ円周一定
間隔おきに複数形成された係止片と、前記支持壁を貫通
して設けられ、両端が1対の車輪の係止片に夫々係合可
能な制動ピンと、前記支持ベースに枢支ピンを介して回
動自在に取付けられ、制動ピンを支持壁の両側において
保持し、枢支ピンを中心に制動ピンを回動操作するため
の操作レバーと、前記支持壁に形成され、制動ピンの両
端が係止片に係合する制動位置と、制動ピンの両端が係
止片から車軸側へ離間した非制動位置とに亙って制動ピ
ンの途中部を案内する、枢支ピンを中心とした部分円弧
状の案内スリットと、前記案内スリットと略平行に且つ
一定の間隔をあけて設けられた変形吸収用スリットと、
前記案内スリットと変形吸収用スリット間において支持
壁に一体的に形成され、支持ベースの素材の弾性により
弾性変形可能な略ストレート状の弾性変形部と、前記弾
性変形部の途中部に形成され、案内スリット内へ突出し
て制動ピンを制動位置側と非制動位置側とに択一的に付
勢する位置切換え突部とを有する制動機構とを備えたも
のである。
【0007】
【作用】請求項1に係る制動機構を有するキャスターに
おいては、1対の車輪が支持ベースの支持壁に車軸を介
して回転自在に支持され、これら1対の車輪の連結板の
外周近傍部とリム部とに亙って複数の係止片が一定間隔
おきに且つ半径方向向きに形成され、支持壁には制動ピ
ンが支持壁に形成した案内スリットを介して取付けら
れ、操作レバーにより制動ピンを制動位置に回動操作す
ると、制動ピンの両端部が係止片に係合して車輪に制動
力が作用し、操作レバーにより制動ピンを非制動位置に
回動操作すると、制動ピンの両端部が係止片から離間し
て、車輪が回転自在な状態になる。
【0008】また、前記支持壁には案内スリットと略平
行に且つ一定の間隔をあけて変形吸収用スリットが設け
られ、両スリット間において支持壁には略ストレート状
の弾性変形部が形成され、弾性変形部の途中部には案内
スリット内へ突出する位置切換え突部が形成されてお
り、操作レバーにより制動ピンを回動操作すると、弾性
変形部が制動ピンの途中部で変形吸収用スリット側へ押
圧されて弾性変形し、制動ピンが位置切換え突部を乗り
越えることで、制動ピン及び操作レバーが制動位置側と
非制動位置側とに択一的に付勢されるとこになる。この
ように、前記弾性変形部を略ストレート状に形成してあ
るので、支持ベースの成形時における弾性変形部への樹
脂材料の流れ込みが促進されて、弾性変形部における支
持ベースの成形不良が防止されることになり、支持ベー
スの成形不良を防止しつつ、弾性変形部の肉厚を適性に
調整して、操作レバーに対して適度な操作抵抗を付与す
ることが可能となるのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。本実施例は、椅子の脚部に取付けられ
るキャスターに本発明を適用した場合のものである。図
1に示すように、椅子1の脚柱部2の下端部には5本の
脚部3が放射状に設けられ、脚部3の先端近傍部にはキ
ャスター10が下方へ突出状に且つ脚部3に対して回転
自在に取付けられ、椅子1は5つのキャスター10を介
して床面に移動自在に支持されている。尚、前記椅子1
としては、4本の脚部3を有するものや、6本以上の脚
部3を有するものを用いてもよい。また、前記椅子1自
体の構成は、本発明とは直接的に関係しないので、その
詳細な説明を省略する。
【0010】前記キャスター10は、図2〜図6に示す
ように、取付用軸部材11を介して椅子1の脚部3に回
転自在に取付けられた支持ベース12と、車輪支軸13
を介して支持ベース12に回転自在に取付けられた左右
1対の車輪14と、左右の車輪14を支持ベース12に
回転自在に抜け止めする係止部材15と、左右の車輪1
4に制動力を付与する制動機構16とを備え、次のよう
に構成されている。
【0011】前記車輪14は、車輪本体20と車輪本体
20に外嵌固定されたリング部材21とからなり、車輪
本体20は、円板状の連結板22と、連結板22の外周
から側方へ突出状に延びる環状のリム部23と、連結板
22の回転中心からリム部23と同方向へ延びる略円筒
状の車軸部24とから一体的に形成され、車軸部24内
には軸孔25が形成され、車軸部24の先端近傍部には
環状溝26が形成されている。尚、前記車輪14として
は、車輪本体20とリング部材21とが一体的に形成さ
れたものを用いてもよい。
【0012】前記係止部材15は、図4、図14に示す
ように、左右1対の側壁部30と、両側壁部30の下端
部を連結する連結壁部31とから構成され、側壁部30
には環状溝26において車軸部24に嵌合可能な切欠部
32がその中央部から上端部にかけて形成され、左右の
側壁部30の上半部には環状溝26に係合して車軸部2
4の左右方向の移動を規制する前後1対のアーム部33
が夫々形成され、前後のアーム部33の基部には前後両
側へ突出した係止部34が形成されている。
【0013】前記支持ベース12について説明すると、
図2〜図12に示すように、半円板状の支持壁40が円
弧を上側にして鉛直方向向きに設けられ、左右の車輪1
4はこの支持壁40を挟んで対向配置され、支持壁40
の外周部には左右の車輪14の上半部の外周側部分を覆
う略半円筒状のカバー部41が左右両側へ突出状に形成
され、支持壁40にはその外周の円弧の中心に対応する
位置にボス部42が形成され、ボス部42には車輪支軸
13が回転自在に装着され、左右の車輪14はその車軸
部24を車輪支軸13の右部及び左部に夫々外嵌装着し
て車輪支軸13を介して支持ベース12に相対回転自在
に支持されている。
【0014】前記ボス部42の下側の支持壁40の下端
には支持壁40の左右両側へ突出した係止枠43が形成
され、係止枠43の左右両端部と支持壁40には車軸部
24の環状溝26に対応させてスリット44が形成さ
れ、左右の車輪14は、図4に示すように、係止部材1
5の左右の側壁部30を両スリット44に下方より差し
込んで、左右の側壁部30の前後のアーム部33を左右
の車輪14の環状溝26に夫々係合させることで支持壁
40に抜き止めされている。尚、前記係止部材15は、
係止部34を係止枠43の上面に係合させて支持ベース
12に抜け止めされている。
【0015】前記支持壁40の後部には上端がカバー部
41から上方へ突出した円筒状の筒部45が上下方向向
きに形成され、筒部45の上端部には環状突部46が形
成され、取付用軸部材11は、その下半部を筒部45に
内嵌させて回転自在に支持ベース12に取付けられ、そ
の中段部に形成された鍔部47の下端面を環状突部46
に当接させることで、容易に回転し得るように支持ベー
ス12に支持されている。
【0016】次に、前記制動機構16について、図2〜
図14を参照しながら説明する。前記車輪14には複数
の係止片50が連結板22の外周近傍部とリム部23の
内壁面とに亙って車軸部24を中心とした半径方向向き
に且つ円周一定間隔おきに一体的に形成され、係止片5
0の車軸部24側の端部には先細りの案内部51が形成
され、各係止片50の基端部は連結板22と車軸部24
と亙って放射状に設けられた補強リブ52に連結されて
いる。前記カバー部41の前部には支持壁40よりも左
右方向に幅の広い開口部53が形成され、カバー部41
には開口部53の左右の開口縁から下方へ延びる左右1
対のブラケット部54が一体的に形成され、支持壁40
のブラケット部54に対応する部分には切欠部55が形
成され、左右のブラケット部54間には操作レバー60
が設けられている。
【0017】前記操作レバー60は、図5、図6、図1
3に示すように、左右のブラケット部54間に配置され
た連結部61と、連結部61の上端部から開口部53を
通ってカバー部41の前方へ延びる操作部62と、連結
部61の下端部から支持壁40を挟んで後方へ延びる左
右1対のレバー部63とから一体的に形成され、操作レ
バー60は連結部61の下端近傍部に装着された枢支ピ
ン64を介して左右のブラケット部54の下端近傍部に
回動自在に支持され、左右のレバー部63の先端近傍部
間には支持壁40に形成した案内スリット65を貫通し
て左右のレバー部63の両側へ延びる制動ピン66が取
付けられている。
【0018】前記案内スリット65は枢支ピン64を中
心とした部分円弧状に形成され、図5に示すように、操
作レバー60の操作部62を上方へ回動操作すると、制
動ピン66が案内スリット65に沿って案内スリット6
5の下端の非制動位置まで移動し、制動ピン66の両端
が係止片50から車軸側へ離間する。また、図6に示す
ように、操作レバー60の操作部62を下方へ回動操作
すると、制動ピン66が案内スリット65に沿って案内
スリット65の上端の制動位置まで移動し、制動ピン6
6の両端が隣接する係止片50間に係合する。
【0019】前記支持壁40には案内スリット65と略
平行に且つ一定の間隔をあけて変形吸収用スリット67
が形成され、案内スリット65と変形吸収用スリット6
7間において支持壁40には素材の弾性により弾性変形
可能な略ストレート状の弾性変形部68が形成され、弾
性変形部68の途中部には案内スリット65内へ突出し
て制動ピン66を制動位置側と非制動位置側とに択一的
に付勢する位置切換え突部69が形成されている。
【0020】次に、前記キャスター10の作用について
説明する。左右の車輪14に対して制動力を付与すると
きには、図6に示すように、操作レバー60の操作部6
2を下方へ回動操作して、制動ピン66を案内スリット
65の上端の制動位置へ移動させ、制動ピン66の左右
両端部を左右の車輪14の係止片50間に配置させて、
車輪14の回転による係止片50の移動を制動ピン66
で係止することで、車輪14に対して制動力を付与する
ことになる。また、左右の車輪14を回転自在にすると
きには、図5に示すように、操作レバー60の操作部6
2を上方へ回動操作して、制動ピン66を案内スリット
65の下端の非制動位置へ移動させ、制動ピン66の左
右両端部を左右の車輪14の係止片50間から下方へ離
間させて、制動ピン66と係止片50との係合を解除す
ることで、車輪14が回転自在な状態になる。
【0021】一方、前記制動ピン66が制動位置と非制
動位置とに亙って移動するとき、位置切換え突部69が
制動ピン66の途中部で変形吸収用スリット67側へ押
圧され、弾性変形部68が変形吸収用スリット67側へ
弾性変形する。そして、制動ピン66が位置切換え突部
69を乗り越えると、弾性変形部68の素材の弾性力に
より位置切換え突部69を介して制動ピン66が、制動
位置又は非制動位置に択一的に付勢され、制動ピン66
及び操作レバー60の操作に節度感が付与される。つま
り、支持壁40に案内スリット65と変形吸収用スリッ
ト67と弾性変形部68と位置切換え突部69を形成す
るという簡単な構成で、弾性変形部68がバネ部材とし
て作用するので、バネ部材を省略してキャスター10の
製作コストを低減出来るとともに、キャスター10の組
立性を大幅に向上して、キャスター10の生産性を高め
ることが可能となる。
【0022】また、前記弾性変形部68を略ストレート
状に形成することで、支持ベース12の成形時における
弾性変形部68への樹脂材料の充填が促進され、弾性変
形部68を比較的薄肉に構成しても、弾性変形部68に
成形不良が発生することはないので、支持ベース12の
成形性を低下させることなく、弾性変形部68の肉厚を
適性に調整して、操作レバー60に対して適度な操作抵
抗を付与することが可能となるのである。
【0023】尚、本実施例では、椅子1の脚部3に取付
けられるキャスター10に本発明を適用したが、椅子1
以外のテーブルやワゴンや棚やベッドなどの家具の下端
部に取付けられるキャスター10に対しても本発明を同
様に適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る制動機構を有するキャス
ターによれば、案内スリット及び変形吸収用スリットを
支持壁に設け、両スリット間において支持壁に略ストレ
ート状の弾性変形部を形成し、弾性変形部の途中部に案
内スリット内へ突出した位置切換え突部を形成すること
で、弾性変形部をバネ部材として作用させ、制動ピンを
制動位置と非制動位置とに択一的に付勢するバネ部材を
省略することが可能となり、キャスターの製作コストを
低減出来るとともに、その組立性を大幅に向上すること
が可能となる。また、弾性変形部を略ストレート状に形
成してあるので、支持ベースの成形時における弾性変形
部への樹脂材料の流れ込みが促進されて、弾性変形部に
おける支持ベースの成形不良が防止されることになり、
支持ベースの成形不良を防止しつつ、弾性変形部の肉厚
を適性に調整して、操作レバーに対して適度な操作抵抗
を付与することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 椅子1の斜視図
【図2】 キャスターの正面図
【図3】 キャスターの側面図
【図4】 図3のIV−IV線断面図
【図5】 非制動時におけるキャスターの作動説明図
【図6】 制動時におけるキャスターの作動説明図
【図7】 支持ベースの平面図
【図8】 支持ベースの正面図
【図9】 支持ベースの側面図
【図10】 支持ベースの底面図
【図11】 図9のXI−XI線断面図
【図12】 図9のXII-XII 線断面図
【図13】 (a)は操作レバーの平面図、(b)は操
作レバーの側面図、(c)は操作レバーの正面図
【図14】 (a)は係止部材の平面図、(b)は係止
部材の側面図、(c)は係止部材の正面図、(d)は操
作部材の底面図
【符号の説明】
1 椅子 2 脚柱部 3 脚部 10 キャスター 11 取付用軸部材 12 支持ベース 13 車輪支軸 14 車輪 15 係止部材 16 制動機構 20 車輪本体 21 リング部材 22 連結板 23 リム部 24 車軸部 25 軸孔 26 環状溝 30 側壁部 31 連結壁部 32 切欠部 33 アーム部 34 係止部 40 支持壁 41 カバー部 42 ボス部 43 係止枠 44 スリット 45 筒部 46 環状突部 47 鍔部 50 係止片 51 案内部 52 補強リブ 53 開口部 54 ブラケット部 55 切欠部 60 操作レバー 61 連結部 62 操作部 63 レバー部 64 枢支ピン 65 案内スリット 66 制動ピン 67 変形吸収用スリッ
ト 68 弾性変形部 69 位置切換え突部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−110601(JP,A) 特開 昭60−110505(JP,A) 特開 平6−55903(JP,A) 実開 昭61−70101(JP,U) 実開 平2−54603(JP,U) 実開 昭61−45206(JP,U) 実開 昭57−97703(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧を上側にして鉛直方向向きに配置さ
    れる略半円板状の支持壁と、支持壁の外周部から支持壁
    の両側方へ突出した略半円筒状のカバー部とを有する合
    成樹脂材料製の支持ベースと、 前記支持壁の円弧の中心付近に回転自在に装着された車
    軸と、 前記車軸の両端部に夫々回転自在に支持された車輪であ
    って、カバー部の内周側において支持壁に略平行に配置
    される略円板状の連結板と、連結板の中心から支持壁側
    へ延びて車軸に回転自在に外嵌される円筒状の軸部と、
    連結板の外周から支持壁側へ突出させた環状のリム部と
    を有する車輪と、 前記両車輪に制動力を付与する制動機構であって、 前記車輪の連結板の外周近傍部とリム部の内壁面とに亙
    って軸部を中心とした半径方向向きに且つ円周一定間隔
    おきに複数形成された係止片と、 前記支持壁を貫通して設けられ、両端が1対の車輪の係
    止片に夫々係合可能な制動ピンと、 前記支持ベースに枢支ピンを介して回動自在に取付けら
    れ、制動ピンを支持壁の両側において保持し、枢支ピン
    を中心に制動ピンを回動操作するための操作レバーと、 前記支持壁に形成され、制動ピンの両端が係止片に係合
    する制動位置と、制動ピンの両端が係止片から車軸側へ
    離間した非制動位置とに亙って制動ピンの途中部を案内
    する、枢支ピンを中心とした部分円弧状の案内スリット
    と、 前記案内スリットと略平行に且つ一定の間隔をあけて設
    けられた変形吸収用スリットと、 前記案内スリットと変形吸収用スリット間において支持
    壁に一体的に形成され、支持ベースの素材の弾性により
    弾性変形可能な略ストレート状の弾性変形部と、 前記弾性変形部の途中部に形成され、案内スリット内へ
    突出して制動ピンを制動位置側と非制動位置側とに択一
    的に付勢する位置切換え突部と、 を有する制動機構と、 を備えたことを特徴とする制動機構を有するキャスタ
    ー。
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