JP3297827B2 - 自動旋回規制キャスター及びそのキャスター装備品 - Google Patents

自動旋回規制キャスター及びそのキャスター装備品

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JP3297827B2 JP11140894A JP11140894A JP3297827B2 JP 3297827 B2 JP3297827 B2 JP 3297827B2 JP 11140894 A JP11140894 A JP 11140894A JP 11140894 A JP11140894 A JP 11140894A JP 3297827 B2 JP3297827 B2 JP 3297827B2
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佐千男 平田
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ハンマーキャスター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車輪を旋回自在にし
たり旋回停止にしておけるようにした自動旋回規制キャ
スター、及びそのキャスターを使用したベッド、ショッ
ピングカート、搬送用機械類、運搬車など各種のキャス
ター装備品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、前方側に備えた左右のキャス
ターの車輪を常時旋回自在とし、後方側に備えた左右の
キャスターの車輪を旋回自在にしたり旋回停止にしてお
けるようにした各種のキャスター装備品が存在する。こ
れは、キャスター装備品を使用する場合には、前方向に
押したり引いたりすることが多く、このときには後方側
のキャスターの車輪を旋回停止状態にしておくと直進性
を安定させることができ、またキャスター装備品を使用
しない場合に倉庫などに保管する際、前方、後方を問わ
ず不規則な方向に移動させる場合が多いため、このとき
は後方側のキャスターの車輪も旋回自在にして不規則な
方向に移動し易くできるからである。
【0003】従来、前記後方側のキャスターに、車輪の
旋回を自在にしたり停止するようにした旋回規制キャス
ター装備品には、例えば図8に示したようなものが存在
する。この装備品のキャスターは、装備品の底部13の左
右端に固定されており、台座1の下部に旋回自在として
取り付けたフレーム2に車輪6を回転自在に取り付け、
上下動可能とした操作レバー20をフレーム2より突出さ
せると共に装備品の底部13より突出させ、操作レバー20
の上下動に応じて上下動する係合部21を設け、台座1の
下部に固定した円形固定板3の一部に前記係合部21が係
脱する凹部22を形成している。そして、操作レバー20の
上下操作によって係合部21を凹部22に係脱させることに
より、車輪6の旋回を自在または停止するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の各種装備品のキャスターは、手や足などで操作レバ
ー20を操作しなければ、車輪6の旋回の自在または停止
の切り換えが行えず、面倒であるという課題を有してい
た。
【0005】また、前記操作レバー20を装備品の底部13
より突出させているため、この操作レバー20を不用意に
操作してしまったり、操作レバー20に何かが当たったり
して誤操作してしまうという課題を有していた。
【0006】そこで、この発明は、上記従来の各種装備
品のキャスターが有する課題を解決するためになされた
ものであり、手や足などで操作レバーを操作することな
くキャスターの前進または後進の切り換えにより車輪の
旋回を自在または停止することができる自動旋回規制キ
ャスター、及びそのキャスター装備品を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の自
動旋回規制キャスターは、台座1の下部に旋回自在に取
り付けたフレーム2の支軸孔5に車輪6の車軸7を軸支
すると共に、前記フレーム2を前記車軸7と垂直な一方
向に傾斜させたものとしたキャスターにおいて、前記台
座1の下部に固定した円形固定板3の外周端の一部に、
係合面4aと摺動面4bを有する略L字状係合溝4を形
成し、前記フレーム2に旋回規制レバー9を揺動自在に
取り付けると共に、この旋回規制レバー9の係合端11を
スプリング12により前記円形固定板3の外周部に常時押
し付けた状態にしている。
【0008】さらに、この発明の自動旋回規制キャスタ
ー装備品は、その底部13の前方側の左右に常時旋回自在
とした通常のキャスターcを取り付け、底部13の後方側
の左右に、互いに反対方向に旋回するようにして、この
発明の自動旋回規制キャスターCを取り付けたものとし
ている。
【0009】
【作用】この発明の自動旋回規制キャスター及びそのキ
ャスター装備品は、上記手段を施したため、次のような
作用を有する。
【0010】先ず、キャスターが前進する場合、フレー
ム2の傾斜のトーインによる車輪6の直進性のため旋回
規制レバー9の係合端11が円形固定板3の略L字状係合
溝4の係合面4aに係合した状態となり、車輪6の旋回
が停止する。この場合、キャスター装備品は、直進性が
安定した状態となる。
【0011】次に、キャスターが後進する場合、フレー
ム2の傾斜のトーインにより車輪6が後進側に旋回し、
旋回規制レバー9の係合端11が円形固定板3の略L字状
係合溝4の摺動面4bを摺動し、この略L字状係合溝4
から離脱し、円形固定板3の外周部を摺動する状態とな
るので、車輪6の旋回が自在となる。この場合、キャス
ター装備品は、不規則な方向に移動し易くなる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の自動旋回規制キャスター及
びそのキャスター装備品の構成を、実施例として示した
図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明の自動旋回規制キャスタ
ーの分解斜視図である。図中、1はキャスターの台座で
あり、この台座1の下部にはフレーム2が旋回自在に取
り付けられている。前記台座1の下部には円形固定板3
が固定されており、この円形固定板3の外周端の一部に
は、係合面4aと摺動面4bを有する略L字状係合溝4
が形成されている。そして、前記フレーム2の下部には
支軸孔5が設けられており、この支軸孔5には車輪6の
車軸7を軸支し、図5、図7に示すような、前記フレー
ム2を車軸7と垂直な方向のうち一方向に傾斜(トーイ
ン)させたものにすることにより、車輪6が一方向にの
み回転する構造(ワンウェイクラッチ)としている。さ
らに、フレーム2の上部には支軸孔8が設けられてお
り、この支軸孔8に旋回規制レバー9の支持ピン10を軸
支することにより、フレーム2に旋回規制レバー9を揺
動自在に取り付けている。
【0014】前記旋回規制レバー9は一端を係合端11と
しており、この係合端11をフレーム2の上端に設けたス
プリング12により前記円形固定板3の外周部に常時押し
付けた状態にしている。なお、前記スプリング12は、図
示した実施例では板バネとしているが、これに限定され
るものではない。
【0015】次に、図2、3に示したように、この発明
の自動旋回規制キャスター装備品は、その底部13の前方
側の左右に常時旋回自在とした通常のキャスターcを取
り付け、底部13の後方側の左右に、前記フレーム2の傾
斜のトーインを付けると共に互いに反対方向に旋回する
ようにして、この発明の自動旋回規制キャスターCを取
り付けている。
【0016】なお、前記自動旋回規制キャスターCは、
図示した実施例では左旋回自在なキャスターと右旋回自
在なキャスターを内方向に旋回するようにしているが、
これらキャスターを外方向に旋回するようにしてもよ
い。
【0017】したがって、このように構成されたこの発
明の自動旋回規制キャスター装備品は、使用する場合や
使用しない場合にはそのキャスターが以下に示すように
作動する。
【0018】先ず、自動旋回規制キャスター装備品を使
用する場合、図2の矢印方向に前進させると、フレーム
2の傾斜のトーインによる車輪6の直進性のため旋回規
制レバー9の係合端11が円形固定板3の略L字状係合溝
4の係合面4aに係合した状態となり、車輪6の旋回が
停止する。したがって、この場合に自動旋回規制キャス
ター装備品は、直進性が安定した状態となる。
【0019】次に、自動旋回規制キャスター装備品を使
用しない場合に倉庫などに保管する際、図3の矢印方向
に後進させると、フレーム2の傾斜のトーインにより車
輪6が後進側に旋回し始め、旋回規制レバー9の係合端
11が円形固定板3の略L字状係合溝4の摺動面4bを摺
動してこの略L字状係合溝4から離脱し、円形固定板3
の外周部を摺動し、前記車輪6が180度旋回する。こ
の状態では、前記旋回規制レバー9の係合端11が円形固
定板3の外周部を摺動する状態となるので、車輪6の旋
回が自在となる。したがって、この場合に自動旋回規制
キャスター装備品は、不規則な方向に移動し易くなる。
【0020】なお、再び自動旋回規制キャスター装備品
を図2の矢印方向に前進させると、フレーム2の傾斜の
トーインの付いた車輪6が内方向に旋回し始め、旋回規
制レバー9の係合端11が円形固定板3の外周部を摺動し
て180度旋回するので、旋回規制レバー9の係合端11
が円形固定板3の略L字状係合溝4の係合面4aに係合
した状態となり、車輪6の旋回が停止する。
【0021】
【発明の効果】この発明の自動旋回規制キャスター及び
そのキャスター装備品は、以上に述べたように構成され
ているので、手や足などで操作レバーを操作することな
くキャスターの前進または後進の切り換えにより車輪の
旋回を自在または停止することができるので、その操作
が非常に簡単なものになると共に、操作レバーを誤操作
することもなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動旋回規制キャスターの分解斜視
図である。
【図2】この発明の自動旋回規制キャスター装備品の説
明図である。
【図3】この発明の自動旋回規制キャスター装備品の説
明図である。
【図4】図2に示す装備品の底部の後方の左側に取り付
けられたこの発明の自動旋回規制キャスターの平面図で
ある。
【図5】図4に示す自動旋回規制キャスターの部分断面
図である。
【図6】図2に示す装備品の底部の後方の右側に取り付
けられたこの発明の自動旋回規制キャスターの平面図で
ある。
【図7】図6に示す自動旋回規制キャスターの部分断面
図である。
【図8】従来のキャスター装備品に取り付けられた旋回
規制キャスターの部分断面図である。
【符号の説明】
1 台座 2 フレーム 3 円形固定板 4 略L字状係合溝 4a 係合面 4b 摺動面 5 支軸孔 6 車輪 7 車軸 9 旋回規制レバー 11 係合端 12 スプリング 13 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−175403(JP,A) 特開 昭63−68402(JP,A) 特開 平4−237604(JP,A) 特開 平5−254304(JP,A) 特開 平6−239104(JP,A) 実開 昭61−48889(JP,U) 実開 平4−16005(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座(1)の下部に旋回自在に取り付け
    たフレーム(2)の支軸孔(5)に車輪(6)の車軸
    (7)を軸支すると共に、前記フレーム(2)を前記車
    軸(7)と垂直な一方向に傾斜させたものとしたキャス
    ターにおいて、前記台座(1)の下部に固定した円形固
    定板(3)の外周端の一部に、係合面(4a)と摺動面
    (4b)を有する略L字状係合溝(4)を形成し、前記
    フレーム(2)に旋回規制レバー(9)を揺動自在に取
    り付けると共に、この旋回規制レバー(9)の係合端
    (11)をスプリング(12)により前記円形固定板(3)
    の外周部に常時押し付けた状態にしたことを特徴とする
    自動旋回規制キャスター。
  2. 【請求項2】 底部(13)の前方側の左右に常時旋回自
    在とした通常のキャスター(c)を取り付け、底部(1
    3)の後方側の左右に、互いに反対方向に旋回するよう
    にして、請求項1記載の自動旋回規制キャスター(C)
    を取り付けたことを特徴とする自動旋回規制キャスター
    装備品。
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DE102012110756A1 (de) * 2012-11-09 2014-06-12 MAQUET GmbH Transportwagen zum Transport einer Patientenlagerfläche und/oder einer Operationstischsäule eines Operationstischs
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