JP2537583Y2 - 車椅子の駐車ブレーキ装置 - Google Patents

車椅子の駐車ブレーキ装置

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JP2537583Y2
JP2537583Y2 JP1990105400U JP10540090U JP2537583Y2 JP 2537583 Y2 JP2537583 Y2 JP 2537583Y2 JP 1990105400 U JP1990105400 U JP 1990105400U JP 10540090 U JP10540090 U JP 10540090U JP 2537583 Y2 JP2537583 Y2 JP 2537583Y2
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wheelchair
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茂之 松永
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車椅子の駐車ブレーキ装置に関し、詳細に
は、車椅子の側部に設けられた操作レバーを操作するこ
とによりブレーキ杆を車輪に押圧させて、駐車時におけ
る動き出しを防止する車椅子の駐車ブレーキ装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来より車椅子の駐車ブレーキ装置には種々のものが
案出されてきており、その代表的なものを第7図に示
す。この駐車ブレーキ装置は、主に車椅子のサイドフレ
ームに固定される取付け金具と、この取付け金具に枢支
されたブレーキ部とから構成されている。そして、この
ブレーキ部は、先端に車椅子の車輪を押圧するブレーキ
パッドを有し基端が前記取付け金具に回動自在に枢支さ
れたブレーキ杆と、取付け金具に回動自在に枢支された
略L字状の操作レバーと、この操作レバーと前記ブレー
キ杆とを連結して操作レバーを回動することによりブレ
ーキ杆を回動させて係止するリンク部材とから構成され
ている。そして、この種の駐車ブレーキ装置は、操作レ
バーを左右に回動させることにより、リンク部材を介し
てブレーキ杆を回動させ、当該ブレーキ杆の先端に設け
られたブレーキパッドによって車椅子の車輪を押圧、開
放して、駐車時における車椅子の動き出しを防止するよ
うになっている。
ところで、車椅子の使用者には、下半身だけでなく上
半身、特に腕にも障害のある人が少なからず存在してお
り、その障害の程度により、水平状態の操作レバーを引
き起こすことはできるが、垂直状態の操作レバーを引く
ことはできない人、またはその逆の人もいる。あるい
は、前方にわずかに傾斜している操作レバーを引く(又
は押す)ことはできるが、後方にわずかに傾斜している
操作レバーを引く(又は押す)ことはできない人、また
はその逆の人もいる。このため、操作レバーの位置や傾
きは、使用者にとって、その車椅子を自分の力で操作す
ることができるかどうかを決める大切なものである。
従って、この種の駐車ブレーキ装置を車椅子に装備す
る際には、使用者が操作し易い傾きや位置を調査し、操
作レバーの傾きや位置を使用者の症状に合わせて調節す
る必要がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述の従来の駐車ブレーキ装置におい
て、操作レバーの傾きや位置を変えるためには、第8図
(イ)〜(ハ)に示すような中心角の大きさを変えた操
作レバーを使用したり、あるいは、第9図(イ)〜
(ハ)に示すような操作レバーを枢支する取付け穴の位
置を変えた取付け金具を使用する等、何種類かの特殊部
品が必要であった。
従って、従来の駐車ブレーキ装置にあっては、前述の
操作レバーや取付け金具等の特殊部品の中から使用者に
適合したものを適宜選択し、車椅子に装備しなくてはな
らず煩雑であり、また、これらの特殊部品を何種類も用
意しておく必要があり、製作コストが上昇するという欠
点があった。
本考案は、以上のような実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、特殊部品を必要としない
で操作レバーの傾きや位置を容易に調節することができ
る車椅子の駐車ブレーキ装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために、本考案が採っ
た手段は、実施例に対応する符号を付して説明すると、 「車椅子(200)の駐車時における動き出しを防止す
る駐車ブレーキ装置(100)であって、 前記車椅子(200)のサイドフレーム(211)に固定さ
れる取付け金具(10)と、 この取付け金具上(10)に回動自在に設けられた支持
板(20)と、 この支持板(20)に回動自在に枢支された操作レバー
(31)と、この操作レバー(31)の回動に伴って回動し
前記車椅子(200)の車輪(220)を押圧するブレーキ杆
(32)とからなるブレーキ部(30)と を備えたことを特徴とする車椅子の駐車ブレーキ装置
(100)」をその要旨とするものである。
(考案の作用) 上記のような手段を採ることにより、本考案は次のよ
うに作用する。
即ち、ブレーキ部(30)を枢支している支持板(20)
が、サイドフレーム(211)に固定される取付け金具(1
0)上で回動自在に枢支されているため、支持板(20)
を回動するだけでブレーキ部(30)を構成している操作
レバー(31)の傾きや位置を変更することが可能とな
り、従来のような特殊部品を必要としないのである。
(実施例) 以下に、本考案に係る駐車ブレーキ装置(100)を、
図面に示した一実施例に従って説明する。
第1図は本実施例に係る駐車ブレーキ装置(100)の
一部破断正面図、第2図は本実施例に係る駐車ブレーキ
装置(100)一部破断側面図、第3図は本実施例に係る
駐車ブレーキ装置(100)を装備した車椅子(200)の斜
視図である。これらの図に示すように、この駐車ブレー
キ装置(100)は、主に取付け金具(10)、支持板(2
0)及びブレーキ部(30)とから構成されている。
取付け金具(10)は、支持板(20)を枢支する略楕円
盤状の部分とサイドフレーム(211)に固定される部分
とを一体的に形成し、車椅子(200)のサイドフレーム
(211)に固定できるようになっている。
次に、支持板(20)は、円盤形状をしており、この支
持板(20)の同一円周上には長穴状の透孔(21)が設け
てある。そして、この支持板(20)は、透孔(21)を通
して締付ネジ(22)により、取付け金具(10)に回動自
在に枢支されている。従って、この支持板(20)は、締
付ネジ(22)を緩めることにより、透孔(21)の長さ分
だけ左右どちらにも回動することができ、操作レバー
(31)の傾きを自由に変えることができるようになって
いる。
ブレーキ部(30)は、略L字状の操作レバー(31)
と、先端に車椅子(200)の車輪(220)を押圧するブレ
ーキパッド(34)を備えたブレーキ杆(32)と、前記操
作レバー(31)とブレーキ杆(32)とを連結するリンク
部材(33)とから構成されており、前記操作レバー(3
1)はその折曲部で、前記ブレーキ杆(32)はその基端
でそれぞれ支持板(20)に回動自在に枢支されると共
に、リンク部材(33)の一端は操作レバー(31)の先端
で、他端はブレーキ杆(32)の中程でそれぞれ回動自在
に枢支され、これらの各部品(31)(32)(33)はリン
ク機構を構成するようになっている。つまり、このブレ
ーキ部(30)は、第4図に示すように操作レバー(31)
を右へ回動操作することによって、リンク部材(33)を
介してブレーキ杆(32)が回動すると共に係止され、こ
のブレーキ杆(32)の先端に設けられたブレーキパッド
(34)が、車椅子(200)の車輪(220)の外周を常時押
圧することにより、車椅子(200)の動き出しを防止す
ることができるように作用し、また、操作レバー(31)
を左へ回動操作することによって、ブレーキ杆(32)の
係止が開放されて、ブレーキパッド(34)が車輪(22
0)から離れ車椅子(200)が自由に移動できるように作
用するのである。なお、リンク部材(33)には突起(3
5)が設けられており、この突起(35)は操作レバー(3
1)における最右方向の回動位置を決定するのに用いら
れるものである。
さて、このように構成された本実施例に係る駐車ブレ
ーキ装置(100)は、次のように作動する。
先ず、操作レバー(31)の傾き位置を調節するには、
締付ネジ(22)を緩めて支持板(10)を回動させるので
ある。支持板(10)を回動させると、その回動にともな
って、支持板(10)に枢支されたブレーキ部(30)も回
動し、よって、ブレーキ部(30)を構成している操作レ
バー(31)の傾きを自由に変えることができるのであ
る。なお、支持板(20)の回動量によっては、ブレーキ
パッド(34)が車輪(220)を押圧できなくなる場合も
あるが、その際には取付け金具(10)の位置をサイドフ
レーム(211)上で左右に移動させることにより、ブレ
ーキパッド(34)の位置を適宜調節することができるの
で問題はない。
次に、この支持板(10)を左右に回動した時の駐車ブ
レーキ装置(100)の状態を第5図及び第6図に示す。
第5図は、支持板(20)を左回動した時の駐車ブレーキ
装置(100)の状態を示す正面図であり、この図に示す
ように、操作レバー(33)の傾きは、第1図と比較して
左へ傾斜した状態となっている。第6図は、支持板(2
0)を右回動した時の駐車ブレーキ装置(100)の状態を
示す正面図であり、この図に示すように、操作レバー
(31)の傾きは、第1図と比較して右へ回動した状態と
なっている。
このように、本実施例に係る車椅子の駐車ブレーキ装
置(100)によれば、締付ネジ(22)を緩めて支持板(1
0)を回動させだけで、操作レバー(31)の傾きや位置
を容易に調節することができるため、車椅子(200)の
使用者の症状や回復の度合に合致した駐車ブレーキ装置
(100)とすることができるのである。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
い。例えば、ブレーキ部(30)におけるブレーキ杆(3
2)を回動して係止する機構に関しても、前記実施例に
あっては、操作レバー(31)、リンク部材(33)及びブ
レーキ杆(32)からなるリンク機構により構成している
が、これらをカム機構により構成してもよく、要するに
操作レバー(31)の回動にともなってブレーキ杆(32)
を回動して係止する構成であればどの様な手段であって
も良い。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案に係る車椅子の駐車ブレー
キ装置は、「車椅子の駐車時における動き出しを防止す
る駐車ブレーキ装置であって、前記車椅子のサイドフレ
ームに固定される取付け金具と、この取付け金具上に回
動自在に設けられた支持板と、この支持板に回動自在に
枢支された操作レバーと、この操作レバーの回動に伴っ
て回動し前記車椅子の車輪を押圧するブレーキ杆とから
なるブレーキ部とを備えたこと」をその構成上の特徴と
している。
従って、この駐車ブレーキ装置によれば、ブレーキ部
を枢支している支持板が、サイドフレームに固定される
取付け金具上に回動自在に枢支されており、支持板を回
動するだけでブレーキ部を構成している操作レバーの傾
きや位置を変更することができるため、従来のような特
殊部品を必要としないで操作レバーの傾きや位置を容易
に調節することができると共に製造コストの低減を図る
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車椅子の駐車ブレーキ装置の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の一部破断側面図、
第3図は本考案に係る駐車ブレーキ装置を装備した車椅
子の斜視図、第4図はブレーキ部を作動させた状態を示
す正面図、第5図は支持板を左に回動させた状態を示す
正面図、第6図は支持板を右に回動させた状態を示す正
面図、第7図は従来の駐車ブレーキ装置の正面図、第8
図(イ)〜(ハ)は従来の駐車ブレーキ装置に交換部品
として使用する操作レバーの各正面図、第9図(イ)〜
(ハ)は従来の駐車ブレーキ装置に交換部品として使用
する取付け金具の各正面図である。 符号の説明 100……車椅子の駐車ブレーキ装置、10……取付け金
具、11……取付け穴、20……支持板、21……透孔、22…
…締付ネジ、30……ブレーキ部、31……操作レバー、32
……ブレーキ杆、33……リンク部材、34……ブレーキパ
ッド、35……突起、200……車椅子、210……車体、211
……サイドフレーム、220……車輪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車椅子の駐車時における動き出しを防止す
    る駐車ブレーキ装置であって、 前記車椅子のサイドフレームに固定される取付け金具
    と、 この取付け金具上に回動自在に設けられた支持板と、 この支持板に回動自在に枢支された操作レバーと、この
    操作レバーの回動に伴って回動し前記車椅子の車輪を押
    圧するブレーキ杆とからなるブレーキ部と を備えたことを特徴とする車椅子の駐車ブレーキ装置。
JP1990105400U 1990-10-05 1990-10-05 車椅子の駐車ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2537583Y2 (ja)

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JPH0461527U JPH0461527U (ja) 1992-05-27
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JPH0345705Y2 (ja) * 1988-03-25 1991-09-26
NZ225630A (en) * 1988-08-01 1991-03-26 Barrie John Boyes Hand brake with two-way directional braking

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