JPH07227408A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

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Publication number
JPH07227408A
JPH07227408A JP6044792A JP4479294A JPH07227408A JP H07227408 A JPH07227408 A JP H07227408A JP 6044792 A JP6044792 A JP 6044792A JP 4479294 A JP4479294 A JP 4479294A JP H07227408 A JPH07227408 A JP H07227408A
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JP
Japan
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link
swing arm
wheel
braking
lock
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JP6044792A
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English (en)
Inventor
Makoto Henmi
眞 邊見
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J C I KK
Original Assignee
J C I KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の製品種別にかかわらず取り付けることが
できる。車両への取付け作業が容易である。ブレーキ操
作が1回の動作で済み、使い勝手が良好である。 【構成】車両取付け部材11により車両に取り付けられ
る。操作レバー12は、車両取付け部材11に対し揺動
可能である。揺動アーム13は、操作レバー12の揺動
により第1リンク15および第2リンク16を介して揺
動する。ロック部材17は、揺動アーム13に回転可能
に取り付けられる。ロック部材17は、操作レバー12
の揺動角度に応じてロック位置と逆転防止位置とフリー
位置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子等の車両のため
のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキ装置としては、例えば、
図7に示すものがある。すなわち、操作レバー1の一端
を車椅子のフレーム2に揺動可能に取り付け、係合部材
3をフレーム4に取り付けてあり、操作レバー1を揺動
させてフレーム4の3つの係止凹部3a,3b,3cの
いずれかと係合させることによって、制動部5を車輪6
に対し、ロック位置と、逆転防止位置と、フリー位置と
のいずれかにセットするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
キ装置を取り付ける車両は、製品種別に応じてフレーム
2とフレーム4との間の距離がまちまちである。このた
め、従来のブレーキ装置では、フレーム2とフレーム4
との間の距離が異なる車両ごとに、操作レバー1の長さ
が異なるものを揃えておき、その車両に応じた型のブレ
ーキ装置を取り付けなければならなかった。このよう
に、多様な型の製品を管理するのは煩わしいという問題
点があった。
【0004】また、従来のブレーキ装置では、操作レバ
ー1をフレーム2に取り付ける作業と、係合部材3をフ
レーム4に取り付ける作業とが必要なため、車両への取
付け作業に手数がかかるという問題点があった。
【0005】また、従来のブレーキ装置では、ブレーキ
操作するとき、操作レバー1を係止凹部の位置まで揺動
させる動作と、操作レバー1をその位置から係止凹部と
係合させる動作との2段階の動作を要するため、ブレー
キ操作が1回の動作で済む、より使い勝手のよいブレー
キ装置が要望されていた。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、車両の製品種別にかかわらず取り
付けることができ、製品管理が容易で、かつ車両への取
付け作業が容易であり、さらに使い勝手の良好なブレー
キ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明に係るブレーキ装置は、車両取付
け部材と、操作レバーと、揺動アームと、第1引張ばね
と、第1リンクと、第2リンクと、ロック部材と、ロッ
クストッパと、第2引張ばねとを有し、前記操作レバー
は、前記車両取付け部材に揺動可能に取り付けられ、前
記揺動アームは、前記車両取り付け部材に揺動可能に取
り付けられ、前記第1引張ばねは、前記車両取付け部材
および前記操作レバーの一方と前記揺動アームとに取り
付けられ、前記第1リンクおよび前記第2リンクは、そ
れぞれ前記操作レバーに揺動可能かつ往復運動可能に取
り付けられるとともに前記揺動アームに揺動可能に取り
付けられ、前記ロック部材は、前記揺動アームに揺動可
能に取り付けられ、車輪の回転方向に並んだ2つの制動
部を有し、この2つの制動部は前記揺動アームへの取付
け位置から車輪の正回転方向側の制動部までの距離の方
がその逆回転方向側の制動部までの距離より長く構成さ
れ、前記ロック部材は、前記操作レバーの前記車両取付
け部材に対する揺動角度に応じて、前記2つの制動部が
車輪に圧接するロック位置と、車輪の逆回転方向側の制
動部が車輪に当接する逆転防止位置と、前記2つの制動
部が車輪から離れるフリー位置とを有し、前記ロックス
トッパは、前記揺動アームの、前記ロック部材の揺動範
囲を制限する位置に設けられ、前記第2引張ばねは、前
記ロック部材が前記揺動アームに対し所定の角度をなす
よう前記ロック部材と前記揺動アームとに取り付けられ
ていること、を特徴とする。
【0008】請求項2の本発明に係るブレーキ装置は、
車両取付け部材と、操作レバーと、揺動アームと、第1
引張ばねと、第1リンクと、第2リンクと、ロック部材
と、ロックストッパと、第2引張ばねとを有し、前記操
作レバーは、2つの係合部とリンクストッパとを有し、
前記車両取付け部材に揺動可能に取り付けられ、前記揺
動アームは、前記車両取付け部材に揺動可能に取り付け
られ、前記第1引張ばねは、前記車両取付け部材と前記
揺動アームとに取り付けられ、前記第1リンクおよび前
記第2リンクは、前記操作レバーの2つの係合部とそれ
ぞれ係合する溝孔を有し、前記操作レバーのリンクスト
ッパを互いに挟んで、前記揺動アームの前記車両取付け
部材への取付け位置から前記第1リンク、前記第2リン
クの順に前記揺動アームに揺動可能に取り付けられ、前
記ロック部材は、前記第1リンク、前記第2リンク、前
記ロック部材の順に前記揺動アームに揺動可能に取り付
けられ、車輪の回転方向に並んだ2つの制動部を有し、
この2つの制動部は前記揺動アームへの取付け位置から
車輪の正回転方向側の制動部までの距離の方がその逆回
転方向側の制動部までの距離より長く構成され、前記ロ
ック部材は、前記操作レバーの前記車両取付け部材に対
する揺動角度に応じて、前記第1リンクと係合する係合
部が前記第1リンクの前記揺動アームへの取付け位置に
最も近く、前記第2リンクと係合する係合部が前記第2
リンクの前記揺動アームへの取付け位置から最も遠いと
き、前記2つの制動部が車輪に圧接するロック位置を有
し、前記第1リンクと係合する係合部が前記第1リンク
の前記揺動アームへの取付け位置から最も遠く、前記第
2リンクと係合する係合部が前記第2リンクの前記揺動
アームへの取付け位置に最も近いとき、車輪の正回転方
向側の制動部が車輪から離れ、車輪の逆回転方向側の制
動部が車輪への最短位置より正回転方向側で車輪に当接
する逆転防止位置を有し、前記第1リンクと係合する係
合部が前記第1リンクの前記揺動アームへの取付け位置
に最も近く、前記第2リンクと係合する係合部が前記第
2リンクの前記揺動アームへの取付け位置に最も近いと
き、前記2つの制動部が車輪から離れるフリー位置を有
し、前記ロックストッパは、前記揺動アームの、前記ロ
ック部材の揺動範囲を制限する位置に設けられ、前記第
2引張ばねは、前記ロック部材が前記揺動アームに対し
所定の角度をなすよう前記ロック部材と前記揺動アーム
とに取り付けられていること、を特徴とする。
【0009】本発明に係るブレーキ装置は、車椅子のほ
か、乳母車、バギー車、リヤカー、手押し荷車、その
他、車輪を押さえて制動するタイプの車両であれば、い
かなる車両に取り付けられてもよい。車両取付け部材
は、車両のフレームを挟んでボルト締めすることにより
取り付けられても、フレームに溶接して取り付けられて
も、その他いかなる方法で車両に取り付けられてもよ
い。第1引張ばねおよび第2引張ばねは、コイルばねの
ほか、板ばね、その他のばねであってもよい。
【0010】
【作用】本発明に係るブレーキ装置は、車両取付け部材
により車両に取り付けられる。操作レバーを車両取付け
部材に対して揺動させると、第1リンクおよび第2リン
クを介して揺動アームが車両取り付け部材に対して揺動
する。揺動アームは、操作レバーの揺動角度に応じて揺
動角度が異なっている。
【0011】揺動アームは第1引張ばねにより車両取付
け部材または操作レバーへと引っ張られており、ロック
部材は第2引張ばねにより揺動アームに対し所定の角度
をなしている。ロック部材は、ロックストッパにより揺
動範囲を制限されている。ロック部材は、揺動アームの
揺動角度に応じて、ロック位置と逆転防止位置とフリー
位置とのいずれかに位置付けられる。
【0012】ロック部材がロック位置にあるとき、2つ
の制動部が車輪に圧接して車輪は正回転も逆回転もでき
なくなる。ロック部材が逆回転防止位置にあるとき、車
輪の逆回転方向側の制動部が車輪に当接する。このと
き、車輪が正回転する場合には、逆回転方向側の制動部
は車輪が回転しても滑り、車輪の回転は妨げられない。
車輪が逆回転する場合には、車輪の逆回転方向側の制動
部が車輪に巻き込まれるのに従って、回転中心からの距
離が長い正回転方向側の制動部が車輪に圧接して、車輪
の逆回転が防止される。ロック部材がフリー位置にある
とき、2つの制動部は車輪から離れており、車輪は正回
転も逆回転も自由になる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。図1〜図6は、本発明の一実施例を示して
いる。図1に示すように、ブレーキ装置10は、車両取
付け部材11と、操作レバー12と、揺動アーム13
と、第1引張ばね14と、第1リンク15と、第2リン
ク16と、ロック部材17と、ロックストッパ18と、
第2引張ばね19とを有している。
【0014】図4および図6に示すように、車両取付け
部材11は、取付け基板21と、押さえ板22と、基板
リンク23とから成っている。車両取付け部材11は、
車椅子30のフレーム31を取付け基板21の溝21a
に位置付け、フレーム31を取付け基板21と押さえ板
22との間に挟み、取付け基板21と押さえ板22との
取付け孔にボルト24を挿入して、取付け基板21と押
さえ板22とを締め付けることによってフレーム31に
取り付けられる。図2に示すように、車両取付け部材1
1は、車椅子30の車輪32の前方の、車椅子30に座
った使用者が操作しやすい位置に取り付けられる。基板
リンク23は、取付け基板21に溶接固定されている。
【0015】操作レバー12は基部41に操作板42が
取り付けられ、操作板42は2つの係合部43,44と
リンクストッパとを有している。リンクストッパは、基
部41と操作板42とを接続する軸から成っている。操
作板42は、基板リンク23にボルト45により揺動可
能に取り付けられている。
【0016】揺動アーム13は、アーム板46とロック
部材取付け板47とから成っている。アーム板46は、
基板リンク23にボルト48により揺動可能に取り付け
られている。ロック部材取付け板47は、一端がアーム
板46の中央部にボルト49により取り付けられ、他端
がアーム板46の端部にボルト50により取り付けられ
ている。
【0017】ロック部材取付け板47は、その他端に複
数の位置合わせ孔47aを有している。ロック部材取付
け板47は、ボルト50を任意の位置合わせ孔47aに
挿入することによりアーム板46に対し任意の角度で取
り付けることができる。ロック部材取付け板47には、
板面から垂直に伸びる取付け軸51と、ロックストッパ
18とが設けられている。第1引張ばね14は、基板リ
ンク23のボルト45の近くに一端が取り付けられ、ア
ーム板46の中央部のボルト49に他端が取り付けられ
ている。
【0018】第1リンク15および第2リンク16は、
操作レバー12の2つの係合部43,44とそれぞれ係
合する溝孔53,54を有している。第1リンク15お
よび第2リンク16は、操作レバー12のリンクストッ
パを互いに挟んで、ボルト46から第1リンク15、第
2リンク16の順に揺動アーム13にピン55,56に
より揺動可能に取り付けられている。
【0019】ロック部材17は、2つの制動部57,5
8を有している。ロック部材17は、制動部57側の側
面に取付け筒59を有している。取付け筒59にはロッ
ク部材取付け板47の取付け軸51が挿入され、ロック
部材17はロック部材取付け板47に対し回転可能とな
っている。このとき、ロックストッパ18は、制動部5
7,58に挟まれた位置にあり、ロック部材17の揺動
範囲を制限するようになっている。
【0020】図3に示すように、2つの制動部57,5
8は、取付け軸51から制動部58までの距離aの方
が、取付け軸51から制動部57までの距離bより長く
なっている。ロック部材17は、第1リンク15、第2
リンク16、ロック部材17の順に揺動アーム13に取
り付けられている。第2引張ばね19は、ロック部材1
7が揺動アーム13に対し所定の角度をなすようロック
部材17の制動部58側の側面とロックストッパ18と
に両端が取り付けられている。
【0021】ロック部材17の2つの制動部57,58
は車椅子30に取り付けたとき車輪32の回転方向に並
んでおり、制動部57が車輪32の逆回転方向側に位置
し、制動部58が車輪32の正回転方向側に位置する。
ロック部材17は、操作レバー12の車両取付け部材1
1に対する揺動角度に応じて、ロック位置(図5参照)
と、逆回転防止位置(図1参照)と、フリー位置(図
3、図4参照)とを有する。
【0022】図5に示すように、操作レバー12を車輪
32の側に倒したとき、第1リンク15がリンクストッ
パに当たり、第1リンク15と係合する係合部43がピ
ン55に最も近く、第2リンク16と係合する係合部4
4がピン56から最も遠くなる。このとき、2つの制動
部57,58が車輪32に圧接し、ロック部材17はロ
ック位置となる。
【0023】図1に示すように、操作レバー12を車輪
32から離れた側に倒したとき、第2リンク16がリン
クストッパに当たり、第1リンク15と係合する係合部
43がピン55から最も遠く、第2リンク16と係合す
る係合部44がピン56に最も近くなる。このとき、制
動部58が車輪32から離れ、制動部57が車輪32へ
の最短位置より正回転方向側で車輪32に当接して、ロ
ック部材17は逆転防止位置となる。なお、制動部57
が車輪32への最短位置にあるとき、取付け軸51と制
動部57とを結ぶ直線は車輪32の法線となる。
【0024】図3に示すように、操作レバー12をロッ
ク位置と逆回転防止位置との中間位置にしたとき、揺動
アーム13が第1引張ばね14によりボルト45の方に
引っ張られ、第1リンク15と係合する係合部43がピ
ン55に最も近く、第2リンク16と係合する係合部4
4がピン56に最も近くなる。このとき、2つの制動部
57,58が車輪32から離れ、ロック部材17はフリ
ー位置となる。
【0025】次に作用を説明する。図2に示すように、
ブレーキ装置10は、車両取付け部材11により車椅子
30のフレーム31に取り付けられる。このとき、ロッ
ク部材17がロック位置と逆転防止位置とフリー位置と
で正常に動作するよう、ロック部材取付け板47のアー
ム板46への取付け角度を位置合わせ孔47aにより適
宜、調節する。車椅子30は、車輪32が正回転すると
き前進し、車輪32が逆回転するとき後退する。
【0026】ブレーキ装置10を操作する場合、操作レ
バー12を車両取付け部材11に対して揺動させると、
第1リンク15および第2リンク16を介して揺動アー
ム13が車両取付け部材11に対して揺動する。揺動ア
ーム13は、操作レバー12の揺動角度に応じて揺動角
度が異なっている。
【0027】揺動アーム13は第1引張ばね14により
基板リンク23へと引っ張られており、ロック部材17
は第2引張ばね19により揺動アーム13に対し所定の
角度をなしている。ロック部材17は、ロックストッパ
18により揺動範囲を制限されている。ロック部材17
は、揺動アーム13の揺動角度に応じて、ロック位置と
逆転防止位置とフリー位置とのいずれかに位置付けられ
る。ブレーキ装置10では、ブレーキ操作が操作レバー
12の1回の揺動動作で済み、使い勝手が良好である。
【0028】図5に示すように、操作レバー12を車輪
32の側に倒し、ロック部材17がロック位置にあると
き、2つの制動部57,58が車輪32に圧接して車輪
32は正回転も逆回転もできなくなる。従って、車椅子
30は、停止状態となる。車輪32に強い力がかかった
場合にも、ロック部材17はロックストッパ18に当た
って回転せず、ロックが外れることはない。
【0029】図1に示すように、操作レバー12を車輪
32から離れた側に倒し、ロック部材17が逆回転防止
位置にあるとき、車輪32の制動部58は車輪32から
離れ、制動部57は車輪32への最短位置より正回転方
向側で車輪32に当接している。車輪32が正回転する
場合には、制動部57は車輪32が回転しても滑り、車
輪32の回転は妨げられない。従って、車椅子30は、
前進可能である。なお、ロック部材17は、第2引張ば
ね19により所定の位置に戻る。
【0030】車輪32が逆回転する場合には、制動部5
7が車輪32に巻き込まれるのに従って、制動部58が
車輪32に圧接して、車輪32の逆回転が防止される。
このため、車椅子30は後退することがない。回転中心
の取付け軸51から制動部58までの距離aは取付け軸
51から制動部57までの距離bより長くなっているた
め、制動部58は巻き込まれたとき、車輪32に圧接
し、確実に車輪32の逆回転を防止することができる。
【0031】この逆転防止状態から車輪32を正回転さ
せれば、ロック部材17は車輪32とともに回転して元
の逆回転防止位置に戻り、車椅子30は前進可能とな
る。従って、車椅子30で坂道などを登る場合、ブレー
キ装置10を逆転防止位置にしておけば、車輪32から
手を離しても後退せず、肉体的にも精神的にも楽に、安
全に坂道を登ることができる。
【0032】図3および図4に示すように、操作レバー
12をロック位置と逆回転防止位置との中間位置にし、
ロック部材17がフリー位置にあるとき、2つの制動部
57,58は車輪32から離れており、車輪32は正回
転も逆回転も自由になる。従って、車椅子30は、前進
も後退も自由に行うことができる。
【0033】このように、ブレーキ装置10は、車両取
付け部材11を車椅子30のフレーム31に取り付ける
だけで取り付けられるので、図6に示す従来のブレーキ
装置と異なり、車椅子30のフレーム31とフレーム3
3との間の長さが異なっていても取り付けることができ
る。従って、どのような車椅子にも後から容易に取り付
けることができ、車椅子30の製品種別に応じて多様な
型の製品を揃える必要がないため製品管理が容易であ
る。また、フレーム31にさえ取り付ければ、フレーム
33には取り付ける必要がないため、車椅子30への取
付け作業が容易となる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るブレーキ装置によれば、車
両取付け部材を車両に取り付けるだけで取り付けられる
ので、車両の製品種別にかかわらず取り付けることがで
き、車両の製品種別に応じて多様な型の製品を揃える必
要がないため製品管理が容易であり、また、車両への取
付け作業を容易に行うことができる。さらに、本発明に
係るブレーキ装置によれば、第1リンクおよび第2リン
クの動きを利用してブレーキ操作を行うので、ブレーキ
操作が操作レバーの1回の動作で済み、使い勝手が良好
である。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブレーキ装置の逆転防止位
置に位置付けた状態を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例のブレーキ装置を取り付けた
車椅子を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例のブレーキ装置のフリー位置
に位置付けた状態を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例のブレーキ装置の図3の反対
側を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例のブレーキ装置のロック位置
に位置付けた状態を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施例のブレーキ装置の縦断面図で
ある。
【図7】従来のブレーキ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ブレーキ装置 11 車両取付け部材 12 操作レバー 13 揺動アーム 14 第1引張ばね 15 第1リンク 16 第2リンク 17 ロック部材 18 ロックストッパ 19 第2引張ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両取付け部材と、操作レバーと、揺動ア
    ームと、第1引張ばねと、第1リンクと、第2リンク
    と、ロック部材と、ロックストッパと、第2引張ばねと
    を有し、 前記操作レバーは、前記車両取付け部材に揺動可能に取
    り付けられ、 前記揺動アームは、前記車両取り付け部材に揺動可能に
    取り付けられ、 前記第1引張ばねは、前記車両取付け部材および前記操
    作レバーの一方と前記揺動アームとに取り付けられ、 前記第1リンクおよび前記第2リンクは、それぞれ前記
    操作レバーに揺動可能かつ往復運動可能に取り付けられ
    るとともに前記揺動アームに揺動可能に取り付けられ、 前記ロック部材は、前記揺動アームに揺動可能に取り付
    けられ、車輪の回転方向に並んだ2つの制動部を有し、
    この2つの制動部は前記揺動アームへの取付け位置から
    車輪の正回転方向側の制動部までの距離の方がその逆回
    転方向側の制動部までの距離より長く構成され、前記ロ
    ック部材は、前記操作レバーの前記車両取付け部材に対
    する揺動角度に応じて、前記2つの制動部が車輪に圧接
    するロック位置と、車輪の逆回転方向側の制動部が車輪
    に当接する逆転防止位置と、前記2つの制動部が車輪か
    ら離れるフリー位置とを有し、 前記ロックストッパは、前記揺動アームの、前記ロック
    部材の揺動範囲を制限する位置に設けられ、 前記第2引張ばねは、前記ロック部材が前記揺動アーム
    に対し所定の角度をなすよう前記ロック部材と前記揺動
    アームとに取り付けられていること、 を特徴とするブレーキ装置。
  2. 【請求項2】車両取付け部材と、操作レバーと、揺動ア
    ームと、第1引張ばねと、第1リンクと、第2リンク
    と、ロック部材と、ロックストッパと、第2引張ばねと
    を有し、 前記操作レバーは、2つの係合部とリンクストッパとを
    有し、前記車両取付け部材に揺動可能に取り付けられ、 前記揺動アームは、前記車両取付け部材に揺動可能に取
    り付けられ、 前記第1引張ばねは、前記車両取付け部材と前記揺動ア
    ームとに取り付けられ、 前記第1リンクおよび前記第2リンクは、前記操作レバ
    ーの2つの係合部とそれぞれ係合する溝孔を有し、前記
    操作レバーのリンクストッパを互いに挟んで、前記揺動
    アームの前記車両取付け部材への取付け位置から前記第
    1リンク、前記第2リンクの順に前記揺動アームに揺動
    可能に取り付けられ、 前記ロック部材は、前記第1リンク、前記第2リンク、
    前記ロック部材の順に前記揺動アームに揺動可能に取り
    付けられ、車輪の回転方向に並んだ2つの制動部を有
    し、この2つの制動部は前記揺動アームへの取付け位置
    から車輪の正回転方向側の制動部までの距離の方がその
    逆回転方向側の制動部までの距離より長く構成され、前
    記ロック部材は、前記操作レバーの前記車両取付け部材
    に対する揺動角度に応じて、前記第1リンクと係合する
    係合部が前記第1リンクの前記揺動アームへの取付け位
    置に最も近く、前記第2リンクと係合する係合部が前記
    第2リンクの前記揺動アームへの取付け位置から最も遠
    いとき、前記2つの制動部が車輪に圧接するロック位置
    を有し、前記第1リンクと係合する係合部が前記第1リ
    ンクの前記揺動アームへの取付け位置から最も遠く、前
    記第2リンクと係合する係合部が前記第2リンクの前記
    揺動アームへの取付け位置に最も近いとき、車輪の正回
    転方向側の制動部が車輪から離れ、車輪の逆回転方向側
    の制動部が車輪への最短位置より正回転方向側で車輪に
    当接する逆転防止位置を有し、前記第1リンクと係合す
    る係合部が前記第1リンクの前記揺動アームへの取付け
    位置に最も近く、前記第2リンクと係合する係合部が前
    記第2リンクの前記揺動アームへの取付け位置に最も近
    いとき、前記2つの制動部が車輪から離れるフリー位置
    を有し、 前記ロックストッパは、前記揺動アームの、前記ロック
    部材の揺動範囲を制限する位置に設けられ、 前記第2引張ばねは、前記ロック部材が前記揺動アーム
    に対し所定の角度をなすよう前記ロック部材と前記揺動
    アームとに取り付けられていること、 を特徴とするブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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