JPH0226495Y2 - - Google Patents

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JPH0226495Y2
JPH0226495Y2 JP19522086U JP19522086U JPH0226495Y2 JP H0226495 Y2 JPH0226495 Y2 JP H0226495Y2 JP 19522086 U JP19522086 U JP 19522086U JP 19522086 U JP19522086 U JP 19522086U JP H0226495 Y2 JPH0226495 Y2 JP H0226495Y2
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wheelchair
brake
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neutral point
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車椅子の手動ブレーキ装置に関し、
さらに詳細には、車椅子の座部の側部に設けられ
た操作レバーを操作することによりブレーキ部を
車椅子の車輪に押圧させて制動し、停止時におけ
る動き出しを防止するという車椅子の手動ブレー
キ装置に関するものである。
(従来の技術) 車椅子の使用者には、下半身だけでなく上半身
特に腕にも障害のある人が少なからず存在してお
り、その障害の程度により物を手前に引くことは
できるが向こう側に押すことのできない人、或は
向こう側に押すことはできるが手前に引くことの
できない人、更には手前に引く力は強いが向こう
側に押す力の弱い人、或はその逆の人もいる。
このため、従来のこの種のブレーキ装置には、
操作レバーを手前に引き起こす操作によりブレー
キ部を車椅子の車輪に押圧させて制動するもの
と、操作レバーを向こう側へ押し倒す操作により
ブレーキ部を車椅子の車輪に押圧させて制動する
ものとの2種類のブレーキ装置があつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のこの種のブレーキ装置で
は、車椅子の使用者が引く力の強い人か押す力の
強い人か、あるいは、引くことができる人か押す
ことができる人かを調査し、その人に適合したブ
レーキ装置を前記2種類のものから選択し車椅子
本体に装備しなければならず煩雑であるという問
題点があつた。
さらに、従来のブレーキ装置は、操作レバーを
操作することによりブレーキ部を車椅子の車輪に
押圧して制動するという機構をリンク機構で構成
しているため、構造が複雑となり、製作コストが
上昇するという欠点があつた。
本考案は、以上のような実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、操作レバーを
手前に引き起こしても、向こう側へ押し倒しても
どちらの操作によつてもブレーキ部を車椅子の車
輪に押圧させて制動できる車椅子の手動ブレーキ
装置を提供すると共に、その構造を簡単化すると
ころにある。
(問題点を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために、本考案
が採つた手段は、 周壁に前受接部21a、後受接部21c及び中
立点となる中央受接部21bとを有する板カム2
1に操作レバー22を設けた原動節20を中立点
から前後に回動するよう枢軸12を介して設ける
と共に、基端にブレーキ部31を有し先端に押接
部32を有する従動節30を枢軸13を介して回
動自在に設け、弾性体14により前記押接部32
を前記前受接部21a又は後受接部21cに当接
させることにより、ブレーキ部31が車椅子の車
輪60を押圧するようにしたことを特徴とする車
椅子の手動ブレーキ装置をその要旨とするもので
ある。
(考案の作用) 本考案は前記の手段により、使用者が、原動節
20を構成する操作レバー22を中立点から手前
に引いても、向こう側へ押してもどちらの操作に
よつても従動節30が同一方向に動き、ブレーキ
部31を車椅子の車輪60に押圧させて制動し、
車輪60の回転を不可能にするという作用を有す
る。
(実施例) 以下に本考案の手段を図面に示した具体例に従
つて説明する。第1図には、本考案に係る車椅子
の手動ブレーキ装置を車椅子に装備した状態の斜
視図が示してある。
この図において、50は車椅子を構成するフレ
ーム、60は該フレームの下方に軸着される車
輪、10は本考案に係る手動ブレーキ装置、11
はフレーム50にボルト・ナツトにより固着され
る本考案に係る手動ブレーキ装置10を構成する
取り付け体である。
20は本考案を構成する原動節であり、該原動
節20は板カム21と操作レバー22とから構成
され、中立点から前後に回動するように取り付け
体11の中央寄りに枢軸12を介して枢着されて
いる。この板カム21は、金属性の板材から形成
されており、その周壁下部に前受接部21a、後
受接部21c及び中立点となる中央受接部21b
に対応する凹部が隣接して3箇所設けてある。中
央受接部21bである中央凹部は、前受接部21
aである前凹部と後受接部21cである後凹部に
比し凹度が大としてあり、前凹部21aと後凹部
21cの凹度は同じになるように形成されてい
る。本実施例では、前記の如く、板カム21に3
個所の凹部を設けているが、第2図に示すように
中央受接部21bが平担で前受接部21a及び後
受接部21cが凹部でない板カム21であつても
よい。操作レバー22は、金属性の棒材にてやや
長めのL字形に形成されており、中立点にて軸線
が垂直となるように前記板カム21の上部に固定
されている。
30は本考案を構成する従動節であり、該従動
節30は、ブレーキ部31、押接部32及びアー
ム33とから構成され、前記板カム21の周壁に
前記押接部32が当接するように、取り付け体1
1の一端部寄りに枢軸13を介して回動自在に枢
着されている。このブレーキ部31は、金属性の
板材により逆L字形に形成されたアーム33の下
端に、該アーム33に垂直に固定されている。本
実施例では、このブレーキ部31を金属性の棒材
で形成しているが、第2図のように前記アーム3
3の下部を該アーム33に垂直となるように折り
曲げたものでもよい。押接部32は金属性のロー
ラーからなり、前記アーム33の上部先端寄りに
回転自在に軸支してある。
14は本考案を構成する弾性体としてのスプリ
ングであり、前記板カム21の周壁に前記押接部
32が常時当接するように、その一端を前記取り
付け体11に他端を前記アーム33の上部先端に
各々固定してある。本実施例ではスプリング14
を上記のように固定しているが、第2図のよう
に、取り付け体11にストツパー・ピン16を設
け、枢軸13にスプリング14を挿嵌し、該スプ
リング14の一端をアーム33に、他端をストツ
パ・ピン16に当接するようにしてもよい。
なお、15は取り付け体のカバーである。
以上のように構成された本実施例は、次のよう
に作用する。
第3図に示すように、操作レバー22が取り付
け体11に対して垂直となる位置即ち、中立点に
あるときは、板カム21の中央凹部21bに前記
ローラー32が当接されている。この場合、ブレ
ーキ部31は車椅子の車輪60から離れた位置に
あり、車輪60は制動が解除され、回転可能な状
態にある。この状態では、使用者が自由に車椅子
を移動させることができる。
次に、第4図に示すように、使用者が操作レバ
ー22を向こう側へ倒すと、板カム21が枢軸1
2を中心に回動する。このとき、ローラー32は
前記スプリング14により板カム21の周壁に常
時当接しているため、ローラー32が中央凹部2
1bから前凹部21aに移動し当接することとな
る。このローラー32が移動するとき、前記アー
ム33は枢軸13を中心に回動し、その下端に固
定されたブレーキ部31が車輪60を押圧し制動
することとなり、車輪60は回転不可能な状態と
なる。この状態では、使用者は車椅子を移動させ
ることができず、また自然に動きだすこともな
い。
操作レバー22を中立点に戻すと、板カム21
が枢軸12を中心に回動し、ローラー32は前凹
部21aから中央凹部21bへ移動し当接するこ
ととなり、ブレーキ部31は車輪60から離れ制
動が解除された状態に戻る。
同様に、第5図に示すように、使用者が操作レ
バー22を手前に引くと、ローラー32が中央凹
部21bから後凹部21cへ移動し当接する。そ
れに伴ない、アーム33が枢軸13を中心に回動
し、ブレーキ部31は車輪60を押圧して制動す
ることとなり、車輪60は回転不可能になる。ま
た、操作レバー22を中立点に戻すと、ローラー
32はは後凹部21cから中央凹部21bへ移動
し当接して、ブレーキ部31は車輪60から離れ
制動が解除された状態に戻る。
以上のように、本実施例は、使用者が操作レバ
ー22を中立点から手前に引いても、向こう側へ
押してもどちらの操作によつてもブレーキ部31
が車輪60を押圧して制動し、車椅子の車輪60
を回転不可能にするという作用を有する。
なお、本実施例では、前受接部21a、中央受
接部21b及び後受接部21cの各受接部を凹型
に形成してあるので、それらの凹部にローラー3
2がはまつた状態で当接するため、いわゆるラツ
チ機能を有することとなる。これにより、車輪6
0あるいはフレーム50などの振動によつては操
作レバー22が自動的に枢軸12を中心に回動す
ることがなくなり、ブレーキ部31による車輪6
0の制動が自動的に解除されることはない。
(考案の効果) 以上のように、本考案に係る車椅子の手動ブレ
ーキ装置は、操作レバーを手前に引いても、向こ
う側へ押してもどちらの操作によつてもブレーキ
部を車椅子の車輪に押圧させて制動できるもので
あるため、車椅子の使用者が引く力の強い人か押
す力の強い人か、あるいは、引くことができる人
か押すことができる人かを問わず、使用すること
ができる。従つて、従来のような車椅子の使用者
が引く力の強い人か押す力の強い人か、あるい
は、引くことができる人か押すことができる人か
を調査し、その人に適合したブレーキ装置を種々
選択し、車椅子本体に装備しなければならないと
いう煩雑さを解消することができる。
また、本考案に係る手動ブレーキ装置は、前記
の機構をカム機構で構成しているため、従来のリ
ンク機構に比べ構造が簡単となり、製作コストを
低減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を装備状態にて示す斜
視図、第2図は別の実施例を装備状態にて示す斜
視図、第3図〜第5図は本考案の作動を示す側面
図である。 符号の説明、10……手動ブレーキ装置、11
……取り付け体、12……枢軸、13……別の枢
軸、14……弾性体、15……カバー、16……
ストツパー・ピン、20……原動節、21……板
カム、21a……前受接部、21b……中央受接
部、21c……後受接部、22……操作レバー、
30……従動節、31……ブレーキ部、32……
押接部、33……アーム、50……フレーム、6
0……車輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周壁に前受接部、後受接部及び中立点となる中
    央受接部とを有する板カムに操作レバーを設けた
    原動節を中立点から前後に回動するよう枢軸を介
    して設けると共に、基端にブレーキ部を有し先端
    に押接部を有する従動節を枢軸を介して回動自在
    に設け、弾性体により前記押接部を前記前受接部
    又は後受接部に当接させることにより、ブレーキ
    部が車椅子の車輪を押圧するようにしたことを特
    徴とする車椅子の手動ブレーキ装置。
JP19522086U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0226495Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19522086U JPH0226495Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19522086U JPH0226495Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS63100027U JPS63100027U (ja) 1988-06-29
JPH0226495Y2 true JPH0226495Y2 (ja) 1990-07-19

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JP19522086U Expired JPH0226495Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP6304642B2 (ja) * 2017-10-16 2018-04-04 キョウワアグメント株式会社 車椅子
JP6343381B2 (ja) * 2017-10-16 2018-06-13 キョウワアグメント株式会社 車椅子

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JPS63100027U (ja) 1988-06-29

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