JPH0712125U - 車椅子の駆動操縦装置 - Google Patents
車椅子の駆動操縦装置Info
- Publication number
- JPH0712125U JPH0712125U JP4977793U JP4977793U JPH0712125U JP H0712125 U JPH0712125 U JP H0712125U JP 4977793 U JP4977793 U JP 4977793U JP 4977793 U JP4977793 U JP 4977793U JP H0712125 U JPH0712125 U JP H0712125U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive lever
- wheelchair
- main wheel
- drive
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用者の握力が弱くても操縦することが出
来、かつ制動時において、手の皮膚を損傷する恐れのな
い手動車椅子の駆動操縦装置を得る。 【構成】 手動車椅子の主車輪の車軸2に、車軸2の中
心軸に関して揺動出来、かつ枢軸3の中心軸に関して若
干回転することが出来る駆動レバー4を取り付ける。駆
動レバー4には タイヤと接するカム盤6と主車輪のリ
ムに制動力を作用することが出来る摩擦プレート8を取
り付ける。
来、かつ制動時において、手の皮膚を損傷する恐れのな
い手動車椅子の駆動操縦装置を得る。 【構成】 手動車椅子の主車輪の車軸2に、車軸2の中
心軸に関して揺動出来、かつ枢軸3の中心軸に関して若
干回転することが出来る駆動レバー4を取り付ける。駆
動レバー4には タイヤと接するカム盤6と主車輪のリ
ムに制動力を作用することが出来る摩擦プレート8を取
り付ける。
Description
【0001】
本考案は、駆動レバーを操作することによって走行と停車をコントロールする ことが出来る車椅子の駆動操縦装置に関する。
【0002】
従来の車椅子は、図1に示すような、左右主車輪に取り付けられたハンドリム 1を手でつかんで走行と停止をコントロールする方式を用いていた。
【0003】
ハンドリムによる車椅子駆動方式は、機構が単純で、操作も簡単という特長を 有している。しかし、ハンドリム方式は、握力の弱い障害者には有効ではない。 そして、ハンドリムを操作することが可能な障害者でも、急制動したり、長い下 り坂を制動しながら下る際に、手とハンドリムの間で大きな摩擦熱が生じ、それ によって手の皮膚を損傷する可能性があるという問題点もあった。
【0004】 以上のことから、本考案は、握力が弱い障害者でも操作でき、制動によって生 ずる摩擦熱で手の皮膚を損傷することのない駆動操縦装置を実現することを目的 としている。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案においては、図2及び図3に示すように 、車椅子の主車輪の車軸2と一致した軸を中心として揺動出来、かつ車軸と直角 をなす枢軸3を中心として若干の回転自由度を有する駆動レバー4を設置する。 そして、図2に詳細に示すように、駆動レバー上の枢軸5にカム盤6を取り付け る。その際、カム盤6は、駆動レバー4を鉛直上向きに立てた時に枢軸5より前 方でタイヤと接触するような位置関係になるように取り付け、ばね10の作用に よってタイヤに軽く接触するようにしておく。さらに、駆動レバー4に、摩擦プ レート8を取り付ける。その取り付け位置は、駆動レバー4を内側(図3の矢印 Bの方向)に若干倒したときに、摩擦プレート8が主車輪のリム7に接触する所 とする。上記の駆動レバーは左右両側の主車輪に取り付ける。
【0006】 そうすると、駆動レバー4が前方(図2の矢印Aの方向)に揺動する時は、カ ム盤6がタイヤ9を圧迫するので、カム盤6とタイヤ9との間の摩擦により主車 輪は駆動レバー4と一緒に回転する。一方、駆動レバー4を矢印Aと反対方向に 戻すときは、カム盤6はタイヤ9を圧迫しないので、主車輪に力を作用すること なく自由に戻る。したがって、駆動レバー4を前後方向に繰り返し揺動すること によって、車椅子を前方に推進させることが出来る。
【0007】 主車輪に制動を掛けるときは、駆動レバー4を図3に示すように、矢印Bの方 向に若干倒す。そうすると、摩擦プレート8が主車輪のリム7に接触し、摩擦に より制動が掛かる。
【0008】
上記のように構成されたシステムによって、以下に説明するように、車椅子の 前進、左右旋回、停車を自由にコントロールすることが出来る。
【0009】 左右の駆動レバーを一緒に前後方向に揺動すれば、車椅子は前進する。左の駆 動レバーを揺動しながら、右の駆動レバーを若干内側に倒して摩擦プレートを右 の主車輪のリムに接触させて右の主車輪を制動することによって、車椅子は右旋 回する。逆に、右の駆動レバーを前後方向に揺動しながら、左の駆動レバーを若 干内側に倒して摩擦プレートを左の主車輪のリムに接触させて左の主車輪を制動 することによって、車椅子は左旋回する。左右の駆動レバーを一緒に内側に倒し て左右の主車輪を制動することによって 車椅子は停車する。
【0010】
実施例について図面を参照して説明する。
【0011】 図4に示すように、従来の車椅子の主車輪の車軸2に枢軸11を、両者の中心 軸が一致するように埋め込み固定する。枢軸11に駆動レバー取り付け用部材1 3を玉軸受12を介して取り付ける。駆動レバー取り付け用部材13に駆動レバ ー4を枢軸3によって結合する。そして、駆動レバー4に、図2及び図3に示す ように、カム盤6及び摩擦プレート8及び握り14を取り付ける。
【0012】
本考案は、上述のように構成されているので、以下に記載するような効果があ る。
【0013】 主車輪に推進力を作用させる際に、構成した機構に起因するカム盤とタイヤの 結合力を使うので、車椅子乗車者において強い握力を必要としない。
【0014】 そして、車椅子乗車者において、駆動レバーを前後に揺動出来、内側に若干倒 すといった腕の大まかな動作が出来れば、車椅子の走行と停車をコントロールす ることが出来る。
【0015】 さらに、制動時に、従来のように回転する主車輪もしくはハンドリムに直接手 を触れて制動力を作用させるわけではないので、摩擦熱によって手の皮膚に損傷 を受けるといった危険から解放される。
【図1】従来の手動車椅子の斜視図である。
【図2】主車輪に駆動レバーを取り付けた手動車椅子の
側面図である。
側面図である。
【図3】駆動レバーを取り付けた主車輪の断面図であ
る。
る。
【図4】駆動レバーを取り付けた主車輪の車軸周辺部分
の断面図である。
の断面図である。
1 ハンドリム 2 主車輪の車軸 3、5、11 枢軸 4 駆動レバー 6 カム盤 7 主車輪のリム 8 摩擦プレート 9 タイヤ 10 ばね 12 玉軸受 13 駆動レバー取り付け用部材 14 握り
Claims (1)
- 【請求項1】 車椅子の左右に、主車輪の車軸2を中心
として揺動し、かつ車軸2と直角をなす枢軸3を中心と
して若干の回転自由度を有する駆動レバー4を装着し、
その駆動レバー上の枢軸5に、タイヤに接触して駆動レ
バー4を前方に倒したときのみ回転力を伝達するように
カム盤6を取り付け、更に駆動レバー4を若干内側に倒
せば主車輪のリム7に接触する部位に摩擦プレート8を
取り付け、それにより、駆動レバーを前方に揺動させる
時はカム盤6とタイヤ9との摩擦により主車輪に回転力
を与え、後方に戻す時はカム盤6とタイヤ9との摩擦結
合が解除され、左右駆動レバーの同時的な前後方向の揺
動の繰り返しによって車椅子を前方に推進させることが
出来、左の駆動レバーを揺動しながら右の駆動レバーを
若干内側に倒して摩擦プレートを右主車輪のリムに押し
付けることにより右主車輪を制動して右旋回出来、右の
駆動レバーを揺動しながら左の駆動レバーの摩擦プレー
トを左主車輪のリムに押し付けることにより左旋回出
来、両側の駆動レバーを内側に倒して摩擦プレートを両
側の主車輪のリムに押し付けることにより停車すること
が出来る車椅子の駆動操縦装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4977793U JPH0712125U (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | 車椅子の駆動操縦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4977793U JPH0712125U (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | 車椅子の駆動操縦装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712125U true JPH0712125U (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=12840610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4977793U Pending JPH0712125U (ja) | 1993-07-31 | 1993-07-31 | 車椅子の駆動操縦装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712125U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50103948U (ja) * | 1974-01-31 | 1975-08-27 |
-
1993
- 1993-07-31 JP JP4977793U patent/JPH0712125U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50103948U (ja) * | 1974-01-31 | 1975-08-27 |
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