JPH1057421A - 車椅子の駐車ブレーキ装置 - Google Patents

車椅子の駐車ブレーキ装置

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JPH1057421A
JPH1057421A JP8260089A JP26008996A JPH1057421A JP H1057421 A JPH1057421 A JP H1057421A JP 8260089 A JP8260089 A JP 8260089A JP 26008996 A JP26008996 A JP 26008996A JP H1057421 A JPH1057421 A JP H1057421A
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JP
Japan
Prior art keywords
brake
rear wheel
wheelchair
state
front wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP8260089A
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English (en)
Inventor
Tadashi Iura
忠 井浦
Shigenori Shirakata
成典 白方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iura Co Ltd
Original Assignee
Iura Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車椅子の前輪と後輪にそれぞれブレーキを設
けると共に、両ブレーキを単一のレバーでワンタッチ切
り替え操作可能とする。 【構成】 一対の前輪5と後輪6を具備する車椅子1に
おいて、前記前輪5と後輪6にそれぞれ前輪ブレーキ1
0と後輪ブレーキ11を設け、車椅子1の左右両側に設
けられるブレーキレバー21の操作により、そのレバー
1側の前輪ブレーキ10と後輪ブレーキ11を共にブレ
ーキを掛けた状態とブレーキを解除した状態に切り替え
可能に、連動機構28を介して前輪ブレーキ10と後輪
ブレーキ11とを連結してなることを特徴とする車椅子
の駐車ブレーキ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子の駐車ブレーキ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車椅子は、一対の前輪と後輪を備
え、前記前輪には方向転換自在なキャスターを、また後
輪にはその回転軸を本体フレームに固定した駆動用車輪
を配している。そして、この車椅子のブレーキ装置は、
車椅子の左右両側部に設けられるブレーキレバーを操作
することにより、そのレバー側に設けられる後輪の外周
部にブレーキ部材を押圧させて、後輪にブレーキを掛け
る構成であった。
【0003】ところで、上記従来の車椅子には前輪キャ
スターのブレーキがない。これは、後輪の外周が一定円
であるため、後輪にブレーキを設ける方が設計上容易で
あることと、後輪側だけのブレーキで十分であるという
考えによるものである。
【0004】しかしながら、例えば斜面で車椅子を駐車
するとき等、車椅子に掛かる重心が偏ると、いくらブレ
ーキを掛けていても一方の後輪の接地圧力が低下し、車
椅子が不測に移動することがあり危険である。また、後
輪の空気圧の減少等によってブレーキ力が低下したとき
にも、車椅子が容易に移動してしまい危険である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記問
題点に鑑み、車椅子の前輪と後輪にそれぞれブレーキを
設けて安全性を高めると共に、それぞれのブレーキを単
一のレバーでワンタッチ操作可能に連動構成して、極め
て簡単に操作できる車椅子の駐車ブレーキ装置とするこ
とを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、次のようにした。すなわち、本発明の車椅
子の駐車ブレーキ装置は、一対の前輪5と後輪6を具備
する車椅子1において、前記前輪5と後輪6にそれぞれ
前輪ブレーキ10と後輪ブレーキ11を設け、車椅子1
の左右両側に設けられるブレーキレバー21の操作によ
り、そのレバー21側の前輪ブレーキ10と後輪ブレー
キ11を共にブレーキを掛けた状態とブレーキを解除し
た状態に切り替え可能に、連動機構28を介して前輪ブ
レーキ10と後輪ブレーキ11とを連結してなることを
特徴とする。
【0007】また、一対の方向転換自在なキャスター型
の前輪5と横方向軸回りに回転自在に本体フレーム2に
軸支された後輪6を具備する車椅子1において、前記前
輪5側には、カム板17の回転によりブレーキ部材14
が前輪5の外周部を押圧するブレーキ状態と離間するブ
レーキ解除状態とに切り替えられる前輪ブレーキ10を
設け、一方後輪6側には、ブレーキレバー21の揺動操
作によりブレーキピン24が後輪6の外周部を押圧する
ブレーキ状態と離間するブレーキ解除状態とに切り替え
られる後輪ブレーキ11を設けるに、前記ブレーキレバ
ー21を操作して後輪ブレーキ11をブレーキ状態にす
ると前輪ブレーキ10もブレーキ状態となり、後輪ブレ
ーキ11をブレーキ解除状態にすると前輪ブレーキ10
もブレーキ解除状態となるよう、前輪ブレーキ10と後
輪ブレーキ11とを連動機構28を介して連結してなる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】この駐車ブレーキ装置は、ブレーキレバーを下
方回動させると、後輪ブレーキのブレーキピンが後輪の
外周部を押圧するブレーキ状態となると共に、連動機構
により前輪ブレーキのカム板が回転し、ブレーキ部材が
前輪の外周部を押圧するブレーキ状態に切り替わる。す
なわち、単一のブレーキレバーを操作することにより、
そのレバー側の前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時にブ
レーキ状態とすることができる。
【0009】ブレーキを解除するときには、上記操作と
は逆に、ブレーキレバーを上方回動させると、そのレバ
ー側の前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時にブレーキ解
除状態とすることができる。すなわち、単一のブレーキ
レバーの切り替え操作により、そのレバー側の前輪と後
輪を同時にブレーキ状態あるいはブレーキ解除状態に切
り替えることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。
【0011】1は従来一般の車椅子である。この車椅子
1の本体フレーム2はパイプ部材を接合して構成されて
おり、その上面部と後側部にはそれぞれシートを張設し
てなる座席3と背もたれ4が設けられている。また、こ
の車椅子1の前後には、一対の前輪5と後輪6がそれぞ
れ取り付けられている。
【0012】前記前輪5は、方向転換自在なキャスター
型の車輪となっており、本体フレーム2の側部に固着さ
れる上下方向の前輪取付パイプ7を介して、上下方向の
軸回りに旋回自在に本体フレーム2に取り付けられてい
る。
【0013】一方、前記後輪6は、外側面にハンドリム
を一体に取り付けて手漕ぎ駆動可能とした大径の車輪と
なっており、回転軸8を本体フレーム2の後部に取り付
けて所定位置で回転自在となっている。
【0014】9は本発明の駐車ブレーキ装置である。こ
の駐車ブレーキ装置9は、前輪ブレーキ10と後輪ブレ
ーキ11とからなり、以下にその構成について説明す
る。
【0015】まず、前輪ブレーキ10は、図4及び図5
に示すように、本体フレーム2に取り付けられるベース
部材12に上下方向の筒体13を固着し、この筒体13
には、下端部にブレーキ部材14を一体的に設けたロッ
ド15の上端部を摺動可能に嵌合している。また、前記
筒体13の内部には圧縮ばね16が内装されており、ロ
ッド15が常に上方へ付勢されるようになっている。
【0016】17はカム板であり、前記ロッド15の上
方部にて横方向軸心回りに回転自在にベース部材12に
取り付けられている。このカム板17は、回転軸心から
の距離が異なる端面18a,18bを形成しており、カ
ム板17を回転させてロッド15の上端に当接する端面
を切り替えることにより、ロッド15の下端部に設けら
れるブレーキ部材14を上下移動可能に設けている。
【0017】前記ブレーキ部材14は平面視環状に形成
されており、ブレーキ部材14を下降させると、キャス
ター型の前輪5の向きに関係なく車輪外周部を押圧して
ブレーキを掛けることができるようになっている。
【0018】19はブレーキ部材14の振れ止め手段で
あり、ロッド15の中間側部に逆U字型の金具を固着
し、この金具で本体フレーム2の構成パイプを挟み込ん
だ状態として、ブレーキ部材14が水平方向に振れない
ように設けている。
【0019】次に、後輪ブレーキ11は、図6に示すよ
うに、本体フレーム2に取り付けられるベースプレート
20にブレーキレバー21をピン22で枢着し、当該ブ
レーキレバー21の端部にはリンク23がピンで連結さ
れている。このリンク23の他端は、下端にブレーキピ
ン24を備え、上端をベースプレート20にピン25で
枢着した揺動リンク26の中間部に連結されている。
【0020】すなわち、図6の状態からブレーキレバー
21を下方へ押し下げると、図8に示すようにブレーキ
ピン24が後輪6の外周部を押圧する状態で固定され
る。なお27は、前記揺動リンク26を前方すなわちブ
レーキピン24が後輪6の外周部から離間する方向へ引
っ張るばねである。
【0021】次に、前記前輪ブレーキ10と後輪ブレー
キ11の連動機構28について説明する。これは、図6
に示すように、前記ブレーキレバー1に、スリット29
aを形成したブラケット29を突設し、一方前記カム板
17に軸30を設け、この軸30が前記スリット29a
部をスライド可能に連結している。すなわち、図6の状
態からブレーキレバー21を下方へ押し下げると、図7
の状態を経て図8に示すようにカム板17が回転され、
ロッド15の上端に当接する端面が18aから18bに
切り替わり、前輪ブレーキ10と後輪ブレーキ11が共
にブレーキを掛けた状態となる。
【0022】また逆に、上記のブレーキを掛けた状態か
らブレーキレバー21を上方へ引き上げると、上記とは
全く逆の作用で、前輪と後輪のブレーキが共に解除され
る。
【0023】なお、前記連動機構28は、本実施例の構
成に限定されるものではなく、前輪ブレーキ10と後輪
ブレーキ11を共に作用させるように連動構成したもの
であれば良く、ワイヤーやギヤ等を用いて前輪ブレーキ
10と後輪ブレーキ11を連結した構成であっても何ら
問題はない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる車椅子の
駐車ブレーキ装置は、前輪と後輪にそれぞれブレーキ設
け、それら両ブレーキを単一のブレーキレバーによりブ
レーキを掛けた状態とブレーキを解除した状態にワンタ
ッチ切り替え操作可能に連動機構を介して連結したか
ら、車椅子のブレーキ力が高まり安全であり、また、そ
のブレーキ操作もワンタッチで行え至便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる駐車ブレーキ装置を備えた車椅
子の側面図
【図2】駐車ブレーキ装置の側面図
【図3】そのブレーキ状態を示す側面図
【図4】前輪ブレーキの側面図
【図5】その背面図
【図6】後輪ブレーキと連動機構の側面図
【図7】その作用中途状態を示す側面図
【図8】そのブレーキ状態を示す側面図
【符号の説明】
1 車椅子 2 本体フレーム 5 前輪 6 後輪 9 駐車ブレーキ装置 10 前輪ブレーキ 11 後輪ブレーキ 14 ブレーキ部材 17 カム板 21 ブレーキレバー 24 ブレーキピン 28 連動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の前輪5と後輪6を具備する車椅子
    1において、前記前輪5と後輪6にそれぞれ前輪ブレー
    キ10と後輪ブレーキ11を設け、車椅子1の左右両側
    に設けられるブレーキレバー21の操作により、そのレ
    バー21側の前輪ブレーキ10と後輪ブレーキ11を共
    にブレーキを掛けた状態とブレーキを解除した状態に切
    り替え可能に、連動機構28を介して前輪ブレーキ10
    と後輪ブレーキ11とを連結してなることを特徴とする
    車椅子の駐車ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 一対の方向転換自在なキャスター型の前
    輪5と横方向軸回りに回転自在に本体フレーム2に軸支
    された後輪6を具備する車椅子1において、前記前輪5
    側には、カム板17の回転によりブレーキ部材14が前
    輪5の外周部を押圧するブレーキ状態と離間するブレー
    キ解除状態とに切り替えられる前輪ブレーキ10を設
    け、一方後輪6側には、ブレーキレバー21の揺動操作
    によりブレーキピン24が後輪6の外周部を押圧するブ
    レーキ状態と離間するブレーキ解除状態とに切り替えら
    れる後輪ブレーキ11を設けるに、前記ブレーキレバー
    21を操作して後輪ブレーキ11をブレーキ状態にする
    と前輪ブレーキ10もブレーキ状態となり、後輪ブレー
    キ11をブレーキ解除状態にすると前輪ブレーキ10も
    ブレーキ解除状態となるよう、前輪ブレーキ10と後輪
    ブレーキ11とを連動機構28を介して連結してなるこ
    とを特徴とする車椅子の駐車ブレーキ装置。
JP8260089A 1996-08-23 1996-08-23 車椅子の駐車ブレーキ装置 Pending JPH1057421A (ja)

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ID=17343151

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JP (1) JPH1057421A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021144A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Hidenori Ishii 車椅子
CN103462773A (zh) * 2013-09-03 2013-12-25 苏州柯尔医疗器械有限公司 一种手术床刹车传动机构
JP2021040985A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 三貴ホールディングス株式会社 車いす

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007021144A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Hidenori Ishii 車椅子
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