JP3211075B2 - 後装着式ブレーキ装置 - Google Patents

後装着式ブレーキ装置

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JP3211075B2
JP3211075B2 JP16755896A JP16755896A JP3211075B2 JP 3211075 B2 JP3211075 B2 JP 3211075B2 JP 16755896 A JP16755896 A JP 16755896A JP 16755896 A JP16755896 A JP 16755896A JP 3211075 B2 JP3211075 B2 JP 3211075B2
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brake
lever
wheelchair
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brake device
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久四 古川
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NISSIN MEDICAL INDUSTRIES CO., LTD.
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NISSIN MEDICAL INDUSTRIES CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は組立て既済の車椅
子に装着可能な後装着式ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般的な車椅子の側面図を示し
ている。この従来の車椅子は、手押しハンドル2を有す
るフレーム1に、大径の後輪3と、キャスター車輪から
なる前輪5とを備え、後輪3には自走用のハンドリム4
が設けられ、フレーム1には搭乗者が操作するブレーキ
装置6が設けられて構成されていた。
【0003】そして、搭乗者がハンドリム4を回転して
移動を行うとともに、ブレーキ装置6のレバー7を操作
して後輪3の制動が行われていた。なお、符号1aは段
差を乗越える際、介護者が車椅子の前輪5を浮かせるた
めの足踏ロッドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の車椅子において、介護者により手押し移動する場
合、車椅子の後部にもブレーキ装置があると便利であ
る。
【0005】一般に、組立て既済の車椅子にブレーキ装
置を増設する場合、足踏ロッド1a後端部に、増設ブレ
ーキ装置を溶着、または孔あけ加工等によって取付ける
工作が行われていた。そのため、ブレーキ装置増設に、
多くの手間と時間とを必要としていた。
【0006】本発明は上記にかんがみてなされたもので
あり、組立て既済の車椅子に簡潔、迅速にできる後装着
式ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、車椅子のフレーム後
方へ延出した足踏ロッドに締着される後装着式ブレーキ
装置であって、 前記足踏ロッドの後端部に後方から外嵌
され締着リングによって足踏ロッドに締着される装着パ
イプと、 前記装着パイプの後端部にほぼ垂直に設けられ
た基板と、 前記基板に枢着され車椅子の後輪に圧接可能
なブレーキレバーと、 前記ブレーキレバーを制動解除方
向へ付勢するばねと、 前記基板に枢着された操作レバー
と、 前記ブレーキレバーと前記操作レバーとの間を連結
するリンクバーと、 前記基板の上部に固着された足踏用
ペダルと を備えることを特徴とする後装着式ブレーキ装
置である。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1,2,3は、一実施形態に係る後装着
式ブレーキ装置10Rの側面図、平面図、後面図を示し
ている。なお、本後装着式ブレーキ装置は、車椅子に
は、通常、左右1対が装着される。以下では、右側用の
後装着式ブレーキ装置10Rについて記し、対称的な構
成の左側用の後装着式ブレーキ装置10Lについては、
詳細な説明を省略する。
【0012】この後装着式ブレーキ装置10R,10L
の装着対象となる車椅子は、従来例で記した図4図示の
車椅子と同様に構成されている。
【0013】本実施形態に係る後装着式ブレーキ装置1
0Rは、締着リング14を有する装着パイプ11と、ブ
レーキレバー22,ばね28,操作レバー30を備えた
ブレーキ機構20と、ペダル38とから構成されてい
る。
【0014】装着パイプ11は、所定の内径および長さ
を有する円筒状パイプ部材からなり、前端部に縦割溝
(図示省略)が設けられ、その縦割溝を囲繞して、緊締
用のボルト15を有する締着リング14が添設されてい
る。そして、装着パイプ11の後端部には、ばね掛け1
9が突設されるとともに、ブレーキ機構20が一体的に
設けられている。
【0015】ブレーキ機構20は、装着パイプ11の後
端部に、ほぼ垂直に溶着された基板21と、基板21に
枢着されたブレーキレバー22と、ブレーキレバー22
を制動解除方向へ付勢するばね28と、基板21に枢着
された操作レバー30と、ブレーキレバー22と操作レ
バー30との間を連結するリンクバー34とを主体に構
成されている。
【0016】ブレーキレバー22は、その中央部位が、
軸25により基板21の所定位置に枢着されるととも
に、その枢着部位より僅か上方には、外方へL形に屈曲
された制動部23が形成されている。
【0017】また、ブレーキレバー22の下端部に設け
られたピン26と、ばね掛け19との間には、引張りコ
イル状のばね28が介装されている。このばね28によ
り、ブレーキレバー22は制動解除方向(図1の時計回
り方向)へ付勢されている。
【0018】操作レバー30は、一端部が軸32によっ
て、ブレーキレバー22の枢着点より僅か前方の基板2
1に枢着されるとともに、先端部が内方へ屈曲され、軟
質のキャップが嵌着された操作部31が形成されてい
る。
【0019】この操作レバー30とブレーキレバー22
との間には、リングバー34が介装されている。リング
バー34の一端部は、ブレーキレバー22の軸25とピ
ン26との中間に、ピン35により枢着され、他端部
は、操作レバー30の中央部寄りに、ピン36により枢
着されている。
【0020】ペダル38は、上面が水平の板状部材から
なり、基板21の上部に固着されている。
【0021】次に、このように構成された後装着式ブレ
ーキ装置の使用態様について説明する。
【0022】まず、図5,6に示すように、組立て既済
の車椅子(既に運用中の車椅子も含む)のフレーム1の
足踏ロッド1a,1aに、それぞれ後装着式ブレーキ装
置10R,10Lを装着する。この装着は、装着パイプ
11の先端部を足踏ロッド1aに外嵌するとともに、前
後方向に移動して、制動部23を後輪3に制動可能位置
に調整し、締着リング14を緊締して行われる。
【0023】図7は、車椅子へ装着された後装着式ブレ
ーキ装置10Rの制動解除状態を示し、ブレーキレバー
22の制動部23は、後輪3から離隔するとともに、ピ
ン26が基板21下縁に当接してその位置を規定し、操
作レバー30の操作部31は、上昇位置にある。
【0024】介護者が、操作部31を下降させると、操
作レバー30が軸32を中心として図の時計回り方向へ
回動する。その回動はリンクバー34を介して、ブレー
キレバー22の下端部へ伝達され、ブレーキレバー22
が軸25を中心として、ばね28の付勢力に抗して図の
反時計回り方向へ回動する。
【0025】そして、操作レバー30が、リンクバー3
4との死点を通過し、制動部23前縁が後輪3に圧接し
て制動状態となる(図8参照)。このとき、操作レバー
30は、ピン26にその位置を規定されて制動状態が保
持されている。
【0026】制動状態を解除する場合は、操作部31
を、例えば、介護者のつま先などで軽く上昇させる。こ
の上昇により、操作レバー30が反時計回り方向へ回動
する。操作レバー30が上記死点を通過すると、ばね2
8の付勢力により、ブレーキレバー22が時計回り方向
へ回動して、制動部23が車輪3から離隔し制動解除状
態に復帰する。
【0027】一方、ペダル38は、車椅子が路面の段差
にさしかかった際、介護者がペダル38上面を押下げる
とともに、手押しハンドル2を手前に引寄せて前輪5を
浮き上がらせ、車椅子を前進させて段差を乗越えを行
う。
【0028】図9,10は、本発明の第2の実施形態を
示す。なお、第1実施形態と同一あるいは同等な構成要
素は同一符号を付して説明を省略する。
【0029】この第2実施形態の後装着式ブレーキ装置
10Rは、装着パイプ11後端部に取付板16がほぼ垂
直面をなして溶着されている。
【0030】取付板16は、装着パイプ11の軸線に平
行して延びる長孔17,17を有しており、その長孔1
7,17に、ボルト18,18を介して基板21が、前
後方向位置を調整可能に締着されている。
【0031】このブレーキレバー22は、下端部に制動
部23が形成されるとともに、ブレーキレバー22上端
部が、リンクバー34を介して操作レバー30に連結さ
れ、ピン35と軸32との間に、ばね28が介装されて
いる。なお、符号29は制動解除状態におけるブレーキ
レバー22のストッパーであり、制動状態においては、
リンクバー34先端部が基板21上縁に当接して位置規
定される。
【0032】この第2実施形態によれば、取付け位置の
調整を、締着リング14と基板21との2箇所で行うこ
とができ、位置調整範囲を大きくとることができる。ま
た、制動操作力を軽快化することができる。
【0033】なお、この発明は上述の説明および図例に
限定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、ブレーキレバーの制動部に、軟質の合成樹
脂材を設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の後装着式
ブレーキ装置によれば、装着パイプを車椅子の足踏ロッ
ドに外嵌緊締して装着できるので、フレームに溶接や孔
あけ加工を伴うことなく、組立て既済の車椅子に、介護
者操作用のブレーキ装置を、簡潔、迅速に装備すること
ができる。
【0035】また、足踏ロッドへの装着位置が容易に調
整できるので、多様な車椅子に、最適な制動状態に装着
することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の後装着式ブレーキ装置
の左側面図。
【図2】図1の後面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】一般的な車椅子の例を示す左側面図。
【図5】図4の車椅子への本後装着式ブレーキ装置の装
着状態を示す左側面図。
【図6】図5の後面図。
【図7】装着時の制動解除状態を示す左側面図。
【図8】装着時の制動状態を示す左側面図。
【図9】本発明の第2実施形態の後装着式ブレーキ装置
の左側面図。
【図10】図9の後面図。
【符号の説明】
1 フレーム 1a 足踏ロッド 3 後輪 10R,10L 後装着式ブレーキ装置 11 装着パイプ 14 締着リング 20 ブレーキ機構 22 ブレーキレバー 28 ばね 30 操作レバー 38 ペダル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子のフレーム後方へ延出した足踏ロ
    ッドに締着される後装着式ブレーキ装置であって、 前記足踏ロッドの後端部に後方から外嵌され締着リング
    によって足踏ロッドに締着される装着パイプと、 前記装着パイプの後端部にほぼ垂直に設けられた基板
    と、 前記基板に枢着され車椅子の後輪に圧接可能なブレーキ
    レバーと、 前記ブレーキレバーを制動解除方向へ付勢するばねと、 前記基板に枢着された操作レバーと、 前記ブレーキレバーと前記操作レバーとの間を連結する
    リンクバーと、 前記基板の上部に固着された足踏用ペダルと を備える
    とを特徴とする後装着式ブレーキ装置。
JP16755896A 1996-06-27 1996-06-27 後装着式ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP3211075B2 (ja)

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