JPH1014984A - 車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置 - Google Patents

車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置

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JPH1014984A
JPH1014984A JP8204116A JP20411696A JPH1014984A JP H1014984 A JPH1014984 A JP H1014984A JP 8204116 A JP8204116 A JP 8204116A JP 20411696 A JP20411696 A JP 20411696A JP H1014984 A JPH1014984 A JP H1014984A
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JP
Japan
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caster
brake
wheelchair
brake member
mounting pipe
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Pending
Application number
JP8204116A
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English (en)
Inventor
Tadashi Iura
忠 井浦
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Iura Co Ltd
Original Assignee
Iura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車椅子に設けられるキャスターが何れの方向
に向いていても関係なく、簡単な操作で常に一定の制動
力を得ることができるキャスター用ブレーキ装置を提供
する。 【構成】 車体フレーム2のキャスター取付パイプ11
に取り付けられる方向転換自在なキャスター3を有する
車椅子において、前記キャスター取付パイプ11の軸心
を中心とする環状に形成されるブレーキ部材18を設け
ると共にこのブレーキ部材18を前記キャスター取付パ
イプ11に沿って移動可能に設け、前記ブレーキ部材1
8はブレーキ切替手段Aにより前記キャスター3の車輪
外周部を押圧する状態と離間する状態とに切り替え可能
に設けられ、前記ブレーキ切替手段Aは切替レバー24
により適宜切り替え操作可能に設けたことを特徴とする
車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子におけるキャス
ター用ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子は一般に、前側に上下方向
軸回りに旋回自在なキャスターを、後側に手漕ぎ駆動可
能な大径の駆動車輪を配設している。そして、この車椅
子のブレーキ装置は、前記駆動車輪の前方位置における
車体フレームに設けられ、レバーを操作することにより
前記駆動車輪の外周面にブレーキ部材を押圧させて制動
する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車椅子使用者は上記従
来の車椅子に乗降する際、開放側である前方から乗降し
なければならない。そのため、車椅子の前側に荷重が掛
かり、キャスターの接地点を支点として車椅子の後側が
シーソー状に浮き上がることがある。ところが、キャス
ターにはブレーキ装置がないため、車椅子が不測に移動
してしまうことがあり、非常に危険であった。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、キャスターが何れの方向に向いてい
ても安定した制動を得ることができ、構造が簡単でかつ
車椅子に乗車している人が簡単に操作できる車椅子にお
けるキャスター用ブレーキ装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、次のようにした。すなわち、車体フレーム
2のキャスター取付パイプ11に取り付けられる方向転
換自在なキャスター3を有する車椅子において、前記キ
ャスター取付パイプ11の軸心を中心とする環状に形成
されるブレーキ部材18を設けると共にこのブレーキ部
材18を前記キャスター取付パイプ11に沿って移動可
能に設け、前記ブレーキ部材18はブレーキ切替手段A
により前記キャスター3の車輪外周部を押圧する状態と
離間する状態とに切り替え可能に設けられ、前記ブレー
キ切替手段Aは切替レバー24により適宜切り替え操作
可能に設けたことを特徴とする車椅子におけるキャスタ
ー用ブレーキ装置とした。
【0006】また、車体フレーム2のキャスター取付パ
イプ11に取り付けられる方向転換自在なキャスター3
を有する車椅子において、前記キャスター取付パイプ1
1の軸心を中心とする環状に形成されるブレーキ部材1
8を上下方向の連結ロッド19を設け、一方、前記車体
フレーム2には上下方向の筒体17を一体的に設けたベ
ース部材14を取り付け、この筒体17に前記連結ロッ
ド19の上端側を摺動可能に嵌合すると共にこの連結ロ
ッド19の上端面に接当して上下動させるカム板21を
設け、このカム板21の回転により前記ブレーキ部材1
8がキャスター3の車輪外周部を押圧する状態と離間す
る状態とに切り替え可能なブレーキ切替手段Aを構成
し、前記ブレーキ切替手段Aは切替レバー24により適
宜切り替え操作可能に設けたことを特徴とする車椅子に
おけるキャスター用ブレーキ装置とした。
【0007】また、前記ブレーキ部材18の中心がキャ
スター取付パイプ11の軸心と略々一致する状態に規制
する振れ止め手段25が設けられてなることを特徴とす
る車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置とした。
【0008】
【作用】このキャスター用ブレーキ装置によりキャスタ
ーにブレーキを掛けるには、切替レバーを前方へ倒伏回
動させれば良い。この切替レバーの倒伏回動により、ブ
レーキ切替手段であるカム板の連結ロッドの上端面に接
当する端面を切り替え、この連結ロッドを押し下げる。
すると、この連結ロッドの下端部に設けられるブレーキ
部材がキャスターの車輪外周部を押圧する状態、すなわ
ちキャスターを制動する状態となる。また、ブレーキ部
材がキャスターの回転軸を中心とする環状に形成されて
いるから、キャスターが何れの方向に向いていてもブレ
ーキ部材とキャスターとの位置関係が一定であり、常に
一定の制動力を得ることができる。
【0009】ブレーキを解除するには、切替レバーを上
動させれば良い。すなわち、カム板の連結ロッドの上端
面との接当端面を元の状態に切り替えることにより、こ
の連結ロッドは圧縮ばねにより上方へ付勢されているか
ら自動的に上動してブレーキ部材をキャスターの車輪外
周部から離間した元の状態すなわちブレーキ解除状態に
復帰する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き詳細に説明する。
【0011】1は従来一般の車椅子であり、車体フレー
ム2の前後にそれぞれ左右一対のキャスター3と駆動用
車輪4を備えている。すなわち、車椅子使用者による駆
動用車輪4の適宜前後回転操作あるいは介護者による車
椅子後方からの押し引きによって車椅子を運行できるよ
うになっている。なお、5はハンドルグリップ、6は肘
掛け、7はフットレストを示す。
【0012】8は従来のブレーキ装置であり、レバー9
を前後方向回動操作すると、ブレーキピン10がリンク
機構を介して前後に移動するように設けられ、前記ブレ
ーキピン10が駆動用車輪4の外周面を押圧して制動す
るよう構成された公知のブレーキ装置であり、詳細な説
明は省略する。
【0013】前記キャスター3は、車体フレーム2の左
右両側前下部に設けられる上下方向のキャスター取付パ
イプ11の下端部に取り付けられ、上下方向軸心回りに
回転自在となっている。また、前記キャスター取付パイ
プ11の車椅子中央側には、当該キャスター取付パイプ
11に沿うと共に上下両端部をそれぞれ車体フレーム2
の上部フレーム部2aと下部フレーム部2bに接合した
補強フレーム12が設けられている。
【0014】13は本発明にかかるキャスター用ブレー
キ装置を示し、以下にその構成について説明する。
【0015】14はベース部材であり、図2に示すよう
に、一対の外側ベース部15と内側ベース部16とから
なる。そして、前記内側ベース部16の前端部には、外
側ベース部15の前端部に穿設されたスリット15aに
係合可能な係合爪部16aを形成し、一端側で係合した
両ベース部15,16間に車体フレーム2の構成部材
(本実施例では補強フレーム12)を挟み込んで、他端
側をボルト・ナットにより締め付けて固定するように設
けられている。なお、このベース部材14は汎用性を高
めるために着脱可能に設けているが、その車椅子専用と
するなら車体フレーム2に直接固着しても良い。
【0016】前記外側ベース部15の外側面部には、上
下方向に筒体17が一体的に設けられている。そして、
この筒体17には、下端部にブレーキ部材18を一体的
に設けている連結ロッド19の上端部を摺動可能に嵌合
している。また、筒体17の内部には、図3に示すよう
に、圧縮ばね20を内装して、前記連結ロッド19を常
に上方へ付勢するよう設けている。
【0017】21は、前記連結ロッド19を上下移動さ
せるカム板である。このカム板21は横方向の軸22を
一体的に設け、この軸22を前記外側ベース部15に設
けられるボス23に枢着してこの軸22回りに回動自在
に設けると共に、この軸心から距離の異なる端面21
a,21bを形成してなる。すなわち、図3及び図4に
示すように、一方の端面21aが連結ロッド19の上端
面に接当している状態では連結ロッド19が上昇位置に
あり、カム板21を回転させて他方の端面21bが連結
ロッド19の上端面に接当している状態にすると連結ロ
ッド19が下降位置となるように設けられている。な
お、21cはカム板21の回転ストッパーである。
【0018】24は前記カム板21を回転操作する切替
レバーであり、カム板21と一体に設けられる。なお、
本実施例では軸22の端部をL字状に屈曲させた形態と
なっている。
【0019】本実施例では以上のように、カム機構によ
り下端部にブレーキ部材18を一体に設けた連結ロッド
19を上下移動させるブレーキ切替手段Aを構成してい
るが、このブレーキ切替手段Aは切替レバー24を操作
することによりブレーキ部材18を上下移動させるもの
であれば、例えばリンク機構やワイヤー連結による構成
でも良く、本実施例に限定されるものではない。
【0020】前記ブレーキ部材18は、平面視環状に形
成すると共に、その中央部には上下方向の通孔を穿設し
ている。そして、このブレーキ部材18は、その平面視
中心をキャスター取付パイプ11の軸心に略々一致し、
かつブレーキ部材の下端面がこの軸心に直交する状態に
設定されている。すなわち、キャスター3が何れの方向
に向いていてもブレーキ部材18とキャスター3の車輪
外周部との間隔及び位置関係が一定となる。したがっ
て、ブレーキ部材18を下降操作すると、これはキャス
ター取付パイプ11に沿って下降移動し、キャスター3
の車輪外周部を押圧して制動するようになっている。
【0021】25はブレーキ部材18の振れ止め手段で
あり、逆U字状に形成した金具を連結ロッド19の中間
側部に固着してなり、この金具で車体フレーム2の下部
フレーム部2bを挟んだ状態としてブレーキ部材18が
水平方向にずれないよう常に所望の位置に設定されるよ
うになっている。
【0022】次に上例の作用について説明する。このキ
ャスター用ブレーキ装置13によりキャスター3にブレ
ーキを掛けるには、図5の状態から切替レバー24を前
方へ倒伏回動させれば良い。この切替レバー24の倒伏
回動により、カム板21の連結ロッド19の上端面に接
当する端面が、21a側から21b側に切り替わり、こ
の連結ロッド19が押し下げられる。すると、図7に示
すように、この連結ロッド19の下端部に設けられるブ
レーキ部材18がキャスター3の車輪外周部を押圧する
状態、すなわちキャスター3を制動する状態となる。ま
た、ブレーキ部材18がキャスター3の回転軸を中心と
する環状に形成されているから、キャスター3が何れの
方向に向いていてもブレーキ部材18とキャスター3と
の位置関係が一定であり、常に一定の制動力を得ること
ができる。
【0023】ブレーキを解除するには、切替レバー24
を上動させれば良い。すなわち、カム板21の連結ロッ
ド19の上端面との接当端面を21a側に切り替えるこ
とにより、この連結ロッド19は圧縮ばね20により上
方へ付勢されているから自動的に上動してブレーキ部材
18をキャスター3の車輪外周部から離間した元の状態
に復帰する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の車椅子における
キャスター用ブレーキ装置は、キャスターの車輪外周部
をブレーキ部材により押圧して制動する構成のものであ
り、そのブレーキ部材を、キャスターの回転軸を中心と
する環状に形成すると共にこの回転軸に沿って車輪外周
部を押圧する状態と離間する状態とに移動可能にブレー
キ切替手段を構成し、これを切替レバーにより操作可能
としたから、極めて簡単な構造によりキャスターが何れ
の方向に向いていても常に一定の制動を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子に本発明のキャスター用ブレーキ装置を
取り付けた状態を示す側面図
【図2】ベース部材の斜視図
【図3】ブレーキ切替手段を示す一部断面の側面図
【図4】その作用説明図
【図5】キャスター用ブレーキ装置の側面図
【図6】その背面図
【図7】制動状態を示す側面図
【符号の説明】
2 車体フレーム 3 キャスター 4 駆動用車輪 11 キャスター取付パイプ 18 ブレーキ部材 24 切替レバー A ブレーキ切替手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム2のキャスター取付パイプ
    11に取り付けられる方向転換自在なキャスター3を有
    する車椅子において、前記キャスター取付パイプ11の
    軸心を中心とする環状に形成されるブレーキ部材18を
    設けると共にこのブレーキ部材18を前記キャスー取付
    パイプ11に沿って移動可能に設け、前記ブレーキ部材
    18はブレーキ切替手段Aにより前記キャスター3の車
    輪外周部を押圧する状態と離間する状態とに切り替え可
    能に設けられ、前記ブレーキ切替手段Aは切替レバー2
    4により適宜切り替え操作可能に設けたことを特徴とす
    る車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 車体フレーム2のキャスター取付パイプ
    11に取り付けられる方向転換自在なキャスター3を有
    する車椅子において、前記キャスター取付パイプ11の
    軸心を中心とする環状に形成されるブレーキ部材18を
    上下方向の連結ロッド19を設け、一方、前記車体フレ
    ーム2には上下方向の筒体17を一体的に設けたベース
    部材14を取り付け、この筒体17に前記連結ロッド1
    9の上端側を摺動可能に嵌合すると共にこの連結ロッド
    19の上端面に接当して上下動させるカム板21を設
    け、このカム板21の回転により前記ブレーキ部材18
    がキャスター3の車輪外周部を押圧する状態と離間する
    状態とに切り替え可能なブレーキ切替手段Aを構成し、
    前記ブレーキ切替手段Aは切替レバー24により適宜切
    り替え操作可能に設けたことを特徴とする車椅子におけ
    るキャスター用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 ブレーキ部材18の中心がキャスター取
    付パイプ11の軸心と略々一致する状態に規制する振れ
    止め手段25が設けられてなることを特徴とする請求項
    1及び請求項2に記載の車椅子におけるキャスター用ブ
    レーキ装置。
JP8204116A 1996-06-27 1996-06-27 車椅子におけるキャスター用ブレーキ装置 Pending JPH1014984A (ja)

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JP (1) JPH1014984A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4726028B2 (ja) * 2001-06-12 2011-07-20 株式会社いうら 車椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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