JP3002761B2 - キャスターの制動機構 - Google Patents
キャスターの制動機構Info
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- JP3002761B2 JP3002761B2 JP4074339A JP7433992A JP3002761B2 JP 3002761 B2 JP3002761 B2 JP 3002761B2 JP 4074339 A JP4074339 A JP 4074339A JP 7433992 A JP7433992 A JP 7433992A JP 3002761 B2 JP3002761 B2 JP 3002761B2
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Description
物用カートその他の運搬車などに使用されるキャスター
の制動機構に関するものである。
は、例えば図5および図6に示したように、フレーム9
がベアリング10を介して台座2に旋回自在に軸着され、
フレーム9間に車輪15を転動自在に軸支している。そし
て、鋼線材をもって接触部5と折れ曲がり対向脚部30と
を有する正面門形に形成された制動体4を車輪15に跨が
せて、接触部5をフレーム9の制動体掛け溝31に摺動自
在に常時嵌合させると共に、対向脚部30の両下端をフレ
ーム9に車軸26を中心として揺動自在に取り付けられた
操作ペダル21の車軸26との軸支部より片寄った位置に結
合している。また、フレーム9間の車輪15の上部に、一
端を前記接触部5の一部に枢結し他端の係止爪32をベア
リング10の保持体1上の放射状切込溝3に係脱するフレ
ーム旋回防止板33を支軸25を中心として揺動自在に取り
付けている。
制動機構は、操作ペダル21を足踏み操作することによ
り、制動体4を制動体掛け溝31の案内下で引き下げて接
触部5を車輪15の外周一部に接触させ、さらに対向脚部
30を引き込んでこの折れ曲がり部を伸び変形させこのば
ね作用により接触圧力を加えて車輪15を制動させると共
に、フレーム旋回防止板33の係止爪32をベアリング10の
保持体1上の放射状切込溝3に係止させてフレーム9の
旋回を阻止するようにしている。
来のキャスターの制動機構は、操作ペダル21が略直線形
に作成されているので、その操作部21a、21bが車軸26
の軸心から約180°開いた位置となり、同一方向から
操作ペダル21を操作できず、操作が非常に面倒であると
いう課題を有していた。
は、フレーム9の両側に対向脚部30を有して正面門形に
形成された制動体4が取り付けられているので、この対
向脚部30がフレーム9の両側に露出して、キャスターの
外観が損なわれるという課題を有していた。そこで、こ
の発明は、上記従来のキャスターの制動機構が有する課
題を解決するためになされたものである。
かるキャスターの制動機構は、台座2の下部に固定され
放射状切込溝3を下面に設けたベアリング保持体1と、
一端に接触部5を、略中央に通穴6を、他端に係合部7
および弾性係止部8を設けた制動体4と、ベアリング保
持体1と台座2の間にベアリング10を介して上端が取り
付けられ、両端上部および両端下部に取付穴11、12を設
け、少なくとも片側に差込穴13を設けると共に、この片
側下端に転動面14を設けたフレーム9と、中心部に貫通
穴16を設けた車輪15と、一端に押圧部18、他端に切欠き
19および軸穴20を設けた連結部材17と、略L字形に作成
され両端に操作部21a、21b、角部に通穴22、軸穴23を
設けた操作ペダル21とからなるものとしている。そし
て、前記連結部材17の押圧部18をフレーム9の片側に設
けた差込穴13に差し込むと共に、この連結部材17の軸穴
20と操作ペダル21の軸穴23に、リベット頭24aを有する
リベット24を差し込みリベット締めして、連結部材17に
操作ペダル21を回動自在に取り付け、リベット24のリベ
ット頭24aを連結部材17側に配し、前記フレーム9の両
側上部の取付穴11および制動体4の通穴6に支軸25を貫
通させると共に制動体4の弾性係止部8をフレーム9の
上端に係止させ、制動体4の接触部5の上面に前記連結
部材17の押圧部18を配すると共にこの接触部5を車輪15
の上方に配し、さらに制動体4の係合部7をベアリング
保持体1の放射状切込溝3の下方に配して、制動体4を
フレーム9の内側上部に揺動自在に取り付け、前記フレ
ーム9の内側に車輪15を配すると共に、フレーム9の片
側に操作ペダル21を配し、フレーム9の両側下部の取付
穴12、車輪15の貫通穴16および操作ペダル21の通穴22に
車軸26を貫通させて車輪15を回転自在に取り付け、前記
リベット24のリベット頭24aの中心が、制動体4の接触
部5の中心と車軸26の軸心とを結ぶ線Lの両側に移動可
能に、フレーム9の転動面14を転動するようにしたもの
としている。
記手段を施したため、次のような作用を有する。先ず、
この発明にかかるキャスターの制動機構は、操作ペダル
21が略L字形に作成されているので、その操作部21a、
21bが車軸26の軸心から約90°開いた位置となり、同
一方向から操作ペダル21を操作することができる。
動機構は、連結部材17がフレーム9の片側に配されるの
で、キャスターを使用する運搬車などの内側にこの連結
部材17側を向けておけば、運搬車などの外側から連結部
材17が見えにくくなる。また、この発明にかかるキャス
ターの制動機構は、制動体4の弾性係止部8をフレーム
9の上端に係止させているので、操作ペダル21の操作部
21bは足先で押さえる力でのみ作動するのではなく、こ
の弾性係止部8の弾性力も作用して作動する。
た図面に基づいて説明する。1は、台座2の下部に固定
されたベアリング保持体であり、下面に放射状切込溝3
を設けている。4は、金属板で形成された制動体であ
り、一端に接触部5を、略中央に通穴6を、他端に係合
部7および弾性係止部8を設けている。
あり、ベアリング保持体1と台座2の間にベアリング10
を介して上端が取り付けられ、両端上部および両端下部
に取付穴11、12を設け、少なくとも片側に差込穴13を設
けると共に、この片側下端に転動面14を設けている。15
は、中心部に貫通穴16を設けた車輪である。この車輪15
は、実施例で示すものは、全体をゴム等の摩擦抵抗の大
きい材質としているが、硬質の合成樹脂の一体成形品
や、その他の適宜の材質とすることができ、またトレッ
ド部15aのみをゴム等の摩擦抵抗の大きい材質とするこ
ともできる。
あり、一端に押圧部18、他端に切欠き19および軸穴20を
設けている。21は、略L字形に作成された操作ペダルで
あり、両端に操作部21a、21b、角部に通穴22、軸穴23
を設けている。なお、前記制動体4の接触部5は、車輪
15を硬質の合成樹脂の一体成形品とした場合には、ゴム
等の摩擦抵抗の大きい材質とするのが好ましいが、実施
例に示したように車輪15全体をゴム等の摩擦抵抗の大き
い材質とした場合には、特にゴム等の摩擦抵抗の大きい
材質としなくてもよい。
機構は、上記部材を以下に示すように構成している。先
ず、前記連結部材17の押圧部18をフレーム9の片側に設
けた差込穴13に差し込むと共に、この連結部材17の軸穴
20と操作ペダル21の軸穴23を、リベット頭24aを有する
リベット24により回動自在にリベット締めして、リベッ
ト24のリベット頭24aを連結部材17側に配している。
穴11および制動体4の通穴6に支軸25を貫通させると共
に制動体4の弾性係止部8をフレーム9の上端に係止さ
せ、制動体4の接触部5の上面に前記連結部材17の押圧
部18を配すると共にこの接触部5を車輪15の上方に配
し、さらに制動体4の係合部7をベアリング保持体1の
放射状切込溝3の下方に配して、制動体4をフレーム9
の内側上部に揺動自在に取り付けている。
配すると共に、フレーム9の片側に操作ペダル21を配
し、フレーム9の両側下部の取付穴12、車輪15の貫通穴
16および操作ペダル21の通穴22に車軸26を貫通させて車
輪15を回転自在に取り付けている。なお、前記リベット
24のリベット頭24aの中心は、制動体4の接触部5の中
心と車軸26の軸心とを結ぶ線Lの両側に移動可能に、フ
レーム9の転動面14を転動するようにしている。
ャスターの制動機構は、以下に示すように作動する。先
ず、図3に示した状態では、制動体4の接触部5が車輪
15から離れると共に、制動体4の係合部7がベアリング
保持体1の放射状切込溝3から離れており、この状態で
は制動体4の弾性係止部8により前記制動体4の接触部
5が常に上方へ押し上げられているため、制動体4が揺
動することはなく制動機構は解除状態となり、キャスタ
ーが制動することはない。そこで、この図3の解除状態
から、操作ペダル21の操作部21aを足先で押さえること
により、図4に示した状態にまで、操作ペダル21を回動
させる。
ベット24のリベット頭24aがフレーム9の転動面14を転
動し、連結部材17の切欠き19が車軸26に嵌まり込み、こ
の切欠き17の周面と車軸26とが接触して操作ペダル21の
それ以上の回動が制限され、連結部材17のリベット24の
リベット頭24aがが車軸26の軸心を中心として車軸26の
下方に回動するので、連結部材17が全体的に下げられ
る。すると、制動体4が揺動し制動体4の接触部5が車
輪15に接触すると共に、制動体4の係合部7がベアリン
グ保持体1の放射状切込溝3に係合するので、制動機構
が働きキャスターは制動状態となり、車輪15が転動およ
び旋回しなくなる。
ル21の操作部21bを足先で押さえるにより、図3に示し
た状態にまで、操作ペダル21を回動させ元の状態に戻
す。この場合、図4に示した状態では、リベット24のリ
ベット頭24aが、制動体4の接触部5の中心と車軸26の
軸心とを結ぶ線Lの内側(図4中の右側)にあるので、
前記弾性係止部8に対抗して操作ペダル21を回動させな
ければならないが、図3に示した状態に戻すにしたがっ
て、リベット24のリベット頭24aが、前記線Lの外側
(図3中の左側)に移動するので、前記制動体4の弾性
係止部8の弾性力により押し戻され、操作ペダル21をス
ムーズに回動させることができる。
は、以上に述べたように構成されているので、次のよう
な効果を有する。先ず、この発明にかかるキャスターの
制動機構は、操作ペダル21が略L字形に作成されている
ので、その操作部21a、21bが車軸26の軸心から約90
°開いた位置となり、同一方向から操作ペダル21を操作
することができ、操作が非常にし易いものとなった。
動機構は、連結部材17がフレーム9の片側に配されるの
で、キャスターを使用する運搬車などの内側にこの連結
部材17側を向けておけば、運搬車などの外側から連結部
材17が見えにくくなり、キャスターの外観が損なわれな
いものとなった。また、この発明にかかるキャスターの
制動機構は、制動体4の弾性係止部8をフレーム9の上
端に係止させているので、操作ペダル21の操作部21bは
足先で押さえる力でのみ作動するのではなく、この弾性
係止部8の弾性力も作用するので、制動を解除する場合
には足先に強い力を入れる必要はなく、操作が非常にし
易いものとなった。
の分解斜視図である。
の正面図である。
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
ある。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 台座2の下部に固定され放射状切込溝3
を下面に設けたベアリング保持体1と、一端に接触部5
を、略中央に通穴6を、他端に係合部7および弾性係止
部8を設けた制動体4と、ベアリング保持体1と台座2
の間にベアリング10を介して上端が取り付けられ、両端
上部および両端下部に取付穴11、12を設け、少なくとも
片側に差込穴13を設けると共に、この片側下端に転動面
14を設けたフレーム9と、中心部に貫通穴16を設けた車
輪15と、一端に押圧部18、他端に切欠き19および軸穴20
を設けた連結部材17と、略L字形に作成され両端に操作
部21a、21b、角部に通穴22、軸穴23を設けた操作ペダ
ル21とからなり、 前記連結部材17の押圧部18をフレーム9の片側に設けた
差込穴13に差し込むと共に、この連結部材17の軸穴20と
操作ペダル21の軸穴23に、リベット頭24aを有するリベ
ット24を差し込みリベット締めして、連結部材17に操作
ペダル21を回動自在に取り付け、リベット24のリベット
頭24aを連結部材17側に配し、 前記フレーム9の両側上部の取付穴11および制動体4の
通穴6に支軸25を貫通させると共に制動体4の弾性係止
部8をフレーム9の上端に係止させ、制動体4の接触部
5の上面に前記連結部材17の押圧部18を配すると共にこ
の接触部5を車輪15の上方に配し、さらに制動体4の係
合部7をベアリング保持体1の放射状切込溝3の下方に
配して、制動体4をフレーム9の内側上部に揺動自在に
取り付け、 前記フレーム9の内側に車輪15を配すると共に、フレー
ム9の片側に操作ペダル21を配し、フレーム9の両側下
部の取付穴12、車輪15の貫通穴16および操作ペダル21の
通穴22に車軸26を貫通させて車輪15を回転自在に取り付
け、 前記リベット24のリベット頭24aの中心が、制動体4の
接触部5の中心と車軸26の軸心とを結ぶ線Lの両側に移
動可能に、フレーム9の転動面14を転動するようにし
た、ことを特徴とするキャスターの制動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4074339A JP3002761B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | キャスターの制動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4074339A JP3002761B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | キャスターの制動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270204A JPH05270204A (ja) | 1993-10-19 |
JP3002761B2 true JP3002761B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=13544268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4074339A Expired - Lifetime JP3002761B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | キャスターの制動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002761B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7065828B2 (en) * | 2003-04-07 | 2006-06-27 | Sorensen Mark C | Caster assembly with drawn kingpin rivet |
JP2013086690A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | First:Kk | キャスター |
ITMI20112105A1 (it) * | 2011-11-18 | 2013-05-19 | Luigi Perego S R L | Dispositivo di supporto mobile e girevole per strutture ad elevato carico |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4074339A patent/JP3002761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05270204A (ja) | 1993-10-19 |
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