JP3376414B2 - キャスターのロック装置 - Google Patents

キャスターのロック装置

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JP3376414B2
JP3376414B2 JP2000002715A JP2000002715A JP3376414B2 JP 3376414 B2 JP3376414 B2 JP 3376414B2 JP 2000002715 A JP2000002715 A JP 2000002715A JP 2000002715 A JP2000002715 A JP 2000002715A JP 3376414 B2 JP3376414 B2 JP 3376414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車等に取着され
たキャスターのロック装置に係り、特には、車輪の回転
を制動するとともに車輪の方向をロックできるようにし
たキャスターのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】台車等に取着されるキャスターとして
は、取付軸に固定台板をし、この固定台板に車輪を軸支
したフレームを回転可能に取着したものが知られてい
る。そして、制動レバーを踏むことにより制動板を車輪
に圧接して台車を固定している。
【0003】また、台車の固定時に、固定台板に係止凹
部を設けて車輪の制動と同時に固定台板の回転をロック
するものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フレー
ムを回転可能に構成することは、台車を運搬する場合方
向転換等に極めて有効であるが、道路に傾斜が付いてい
る場合等には台車の進行方向がふらつくという問題点が
ある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、台車を固定する場合には、車輪の制
動、及びフレームのロックをすることができ、また、車
輪を回転させながら車輪の方向を一定にすることができ
るキャスターのロック装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、実施
例において使用する符号を付して説明すると、取付軸1
1に固定された固定台板12と、前記取付軸11に回転
可能に取着され車輪23を軸支したフレーム21とから
なるキャスター10において、前記固定台板12に設け
た係止凹部14と、前記フレーム21に取着された制動
板34と、前記フレーム21に回動可能に取付けられ踏
み込まれたときに前記制動板34を車輪に圧接する制動
ペダル31と、前記フレーム21に回動可能に取付けら
れ先端部に前記係止凹部14に係止する係止突起43を
有するロック板42と、前記フレーム21に回動可能に
取付けられ踏み込まれたときに前記ロック板42を回動
させて係止突起43を前記係止凹部14に係止するロッ
クペダル41とを備え、前記ロックペダル41を踏み込
んだとき前記フレーム21を前記固定台板12に対して
ロックし、前記ロックペダル41及び制動ペダル31を
踏み込んだとき前記フレーム21を前記固定台板12に
対してロックするとともに前記車輪23を制動するよう
にしてあり、前記ロックペダル41は、前記制動ペダル
31を囲むように設けられ前記制動ペダル31と同一軸
に回動可能に設けられているところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、ロックペダル41又は
制動ペダル31の何れか一方に、制動ペダル31を踏む
ときロックペダル41が連動して踏み込まれ、ロックペ
ダル41を復帰するとき制動ペダル31を同時に復帰す
る連動部45を設けているところに特徴を有する。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例のキャス
ターのロック装置につき図面を参照して説明する。
【0010】先ず、図1及び図2において、キャスター
10は、取付軸11の下端部には固定台板12が一体に
固定され、スラスト軸受13を介挿してフレーム21が
回転可能に装着されている。このフレーム21はコ字状
をなしており、下端の軸部22に車輪23が回転可能に
軸支されている。
【0011】固定台板12とスラスト軸受13との間に
は、外周部に多数の係止凹部14を形成した係止板15
が一体に固定されている。
【0012】制動ペダル31は一端がフレーム21に架
設された軸32の中央部に回動可能に枢着されている。
また、フレーム21には軸32と平行に軸33が架設さ
れており、図4に示すように、この軸33に弾性材から
形成された制動板34が軸支されている。尚、制動ペダ
ル31には制動板34に対応した位置に制動カム35が
一体に形成されており、制動ペダル31が踏み込まれた
とき、制動カム35が制動板34に当接して制動板34
を車輪23に圧接する。
【0013】ロックペダル41は、制動ペダル31を囲
むようにその周囲に配設され、その両側に位置してフレ
ーム21の軸32に回動可能に枢着されている。
【0014】ロック板42は、中央部が制動板34の両
側に位置して軸33に回動可能に枢着され、先端の複数
個例えば3個の係止突起43が係止板15の係止凹部1
4に係止する。また、ロックペダル41には係止板42
に対応したカム44が形成されており、ロックペダル4
1が踏み込まれたとき、係止板42を矢印A方向に回動
させる。
【0015】また、ロックペダル41には、制動ペダル
31の下方に突出する連動部45が設けられている。
【0016】尚、図示はしないが、ロックペダル41と
フレーム21との間には、ロックペダル41を踏み込ん
だときのストッパが形成されている。
【0017】本実施例においては、使用状態において
は、図3に示すように、ロックペダル41及び制動ペダ
ル31は復帰されており、係止突起43は係止板15の
係止凹部14から抜脱状態にあり、制動板34は車輪2
3から離反している。
【0018】ロックペダル41を踏み込むと、図1に示
すように、カム44が回動してロック板42が矢印A方
向に回動し、係止突起43が係止板15の係止凹部14
に係止する。これにより、フレーム21が固定台板12
にロックされる。しかし、制動板34は車輪23から離
反しているので、車輪23は一定の方向に回転する。
【0019】ロックを解除する場合は、ロックペダル4
1を上方に持ち上げれば、カム44が復帰して係止突起
43は係止凹部14から抜脱してフレーム21は自由に
回転する。
【0020】つぎに、制動ペダル31を踏むと、図4に
示すように、制動カム35が制動板34に当接して制動
板34を車輪23に圧接して車輪が制動される。また、
制動ペダル31とともに連動部45を介してロックペダ
ル41も踏み込まれるので、フレーム21も固定台板1
2にロックされる。尚、連動部45は必ずしも必要では
なく、ロックペダル41は制動ペダル31を囲むように
配置したので、制動ペダル31を踏む場合は、同時にロ
ックペダル41を踏むことができる。
【0021】ロックペダル41を上方に持ち上げれば、
連動部45を介して制動ペダル31も復帰されて、元の
状態に復帰する。
【0022】上記実施例によれば、つぎの効果を奏す
る。 (1)ロックペダル41を、制動ペダル31に対して単
独に操作できるようにしたので、車輪を一定の方向に固
定して回転させることができ、斜面等の走行に際して方
向がふらつくことがなく便利である。 (2)ロックペダル41を制動ペダル31の周囲に配置
して、同軸に回動可能に構成したので、両ペダルを同時
に踏み込むことができ、キャスター10のロックが簡単
にできる。 (3)ロックペダル41、制動ペダル31間に連動部4
5を設けたので、両ペダルが同時に復帰できる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、取付軸に固定された
固定台板と、前記取付軸に回転可能に取着され車輪を軸
支したフレームとからなるキャスターにおいて、前記固
定台板に設けた係止凹部と、前記フレームに取着された
制動板と、前記フレームに回動可能に取付けられ踏み込
まれたときに前記制動板を車輪に圧接する制動ペダル
と、前記フレームに回動可能に取付けられ先端部に前記
係止凹部に係止する係止突起を有するロック板と、前記
フレームに回動可能に取付けられ踏み込まれたときに前
記ロック板を回動させて係止突起を前記係止凹部に係止
するロックペダルとを備え、前記ロックペダルを踏み込
んだとき前記フレームを前記固定台板に対してロック
し、前記ロックペダル及び制動ペダルを踏み込んだとき
前記フレームを前記固定台板に対してロックするととも
に前記車輪を制動するようにしたので、キャスターのロ
ックと、斜面等の走行に際して車輪を一定の方向に固定
して回転させることが簡単に切換えできるという効果を
奏するものである。さらに、ロックペダルを制動ペダル
を囲むように設け、且つ該制動ペダルと同一軸に回動可
能に設けたので、両ペダルを同時に踏み込むことがで
き、キャスターのロックが簡単にできるという効果を奏
するものである。
【0024】請求項2の発明は、ロックペダル又は制動
ペダルの何れか一方に、制動ペダルを踏むときロックペ
ダルが連動して踏み込まれ、ロックペダルを復帰すると
き制動ペダルを同時に復帰する連動部を設けたので、両
ペダルが同時に復帰できるという効果を奏するものであ
る。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のキャスターのロック装置
を示し、図2において、ロックペダルを踏み込んだ状態
におけるI−I線に沿って見た正面図である。
【図2】 平面図である。
【図3】 使用状態における正面図である。
【図4】 図2において、ロックペダル及び制動ペダル
を踏み込んだ状態におけるIV−IV線に沿って見た正
面図である。
【符号の説明】
10 キャスター 11 取付軸 12 固定台板 14 係止凹部 15 係止板 21 フレーム 23 車輪 31 制動ペダル 34 制動板 41 ロックペダル 42 ロック板 43 係止突起 45 連動部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付軸に固定された固定台板と、 前記取付軸に回転可能に取着され車輪を軸支したフレー
    ムとからなるキャスターにおいて、 前記固定台板に設けた係止凹部と、 前記フレームに取着された制動板と、 前記フレームに回動可能に取付けられ踏み込まれたとき
    に前記制動板を車輪に圧接する制動ペダルと、 前記フレームに回動可能に取付けられ先端部に前記係止
    凹部に係止する係止突起を有するロック板と、 前記フレームに回動可能に取付けられ踏み込まれたとき
    に前記ロック板を回動させて係止突起を前記係止凹部に
    係止するロックペダルとを備え、 前記ロックペダルを踏み込んだとき前記フレームを前記
    固定台板に対してロックし、 前記ロックペダル及び制動ペダルを踏み込んだとき前記
    フレームを前記固定台板に対してロックするとともに前
    記車輪を制動するようにしてあり、 前記ロックペダルは、前記制動ペダルを囲むように設け
    られ前記制動ペダルと同一軸に回動可能に設けられてい
    ことを特徴とするキャスターのロック装置。
  2. 【請求項2】 ロックペダル又は制動ペダルの何れか一
    方に、制動ペダルを踏むときロックペダルが連動して踏
    み込まれ、ロックペダルを復帰するとき制動ペダルを同
    時に復帰する連動部を設けていることを特徴とする請求
    項1記載のキャスターのロック装置。
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