JP4213992B2 - 車いす用ハンドブレーキ操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、主として車いすに設けられたハンドブレーキを操作するための操作装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車いすは、自力での歩行が困難な者が利用するものであるが、車いすは、当該車いす利用者によって自走する場合のほか、介助者によって運転される場合も多い。そのため、一般に車いすには、ハンドブレーキと称される後輪制動装置が設けられている。バンドブレーキを操作するための操作装置は、介助者が操作しやすいように、車いすの後方に配設されている。
【0003】
図6は、車いすに設けられた従来のハンドブレーキ操作装置の要部断面正面図である。
同図が示すように、このハンドブレーキ操作装置(以下、適宜「操作装置」と称される。)1は、車いすのフレームに連続するハンドル2に取り付けられている。操作装置1は、ハンドル2に固定されたケーシング3と、ケーシング3内に配設された揺動アーム4と、揺動アーム4を揺動させるためのレバー5とを備えている。
【0004】
ケーシング3は、例えばねじ6等によってハンドル2に締結固定されている。ケーシング3は、その前方部分に同図が示すような前方に凸形状を呈する座部7が形成されている。この座部7の内壁面によってレバー5の先端部15が支持されている。
揺動アーム4は、同図が示すようにケーシング3の内部所定位置に配置されており、その基端部8が揺動中心軸9によって支持されている。この揺動中心軸9は、ケーシング3によって支持されており、これにより、揺動アーム4は、ケーシング3の内部で揺動中心軸9を揺動中心として矢印10の方向に沿って図中左右に揺動することができる。
揺動アーム4の先端部には、同図が示すようにブレーキワイヤー11が連結されている。したがって、揺動アーム4が矢印10の右側に揺動した場合は、ブレーキワイヤー11が引っ張られてハンドブレーキが作動する。
【0005】
レバー5は、支持軸12を介してケーシング3に支持されており、支持軸12を回動中心として矢印13又は矢印14の方向に沿って回動自在となっている。レバー5の先端部15は、同図がに示すような全体として三角形を呈する羽根状に形成されている。レバー5の後端部16は、環状に形成されており、レバー5を操作する者の手ないし指が容易に掛かるようになっている。
上記先端部15の右端面17は、同図が示すように凹面に形成され、当該右端面17の角部は、同図が示すように滑らかな面(いわゆるR面)に形成されている。一方、揺動アーム4の前面(上記右端面17と対向する面)は、2つの凸部18、19が形成されており、各凸部18、19は、同図が示すように上記右端面17側に突出し当該右端面17に当接している。各凸部18、19同士は、滑らかに連続されており、その結果、両者間に谷部20が形成されている。
【0006】
図7及び図8は、レバー5が操作された状態での操作装置1の要部断面正面図である。
図7が示すように、レバー5が矢印13の方向に回動されると、レバー5の先端部15も支持軸12を中心として同方向に回動する。これにより、先端部15の角部21によって揺動アーム4の凸部18が押圧され、揺動アーム4は、同図が示すように、揺動中心軸9を中心として右側へ回転変位する。揺動アーム4の先端部には上記ブレーキワイヤー11が連結されているから、ブレーキワイヤー11が引っ張られ、車いすの後輪が制動される。
【0007】
一方、図8が示すように、レバー5が矢印14の方向に回動されると、レバー5の先端部15も支持軸12を中心として同方向に回動する。これにより、先端部15の角部22によって揺動アーム4の凸部19が押圧され、揺動アーム4は、揺動中心軸9を中心として右側へ回転変位する。揺動アーム4が回動すると、角部22は、凸部19を乗り越えて上記谷部20に嵌り込む。これにより、揺動アーム4は、その自由な揺動が規制される。揺動アーム4の先端部には上記ブレーキワイヤー11が連結されているから、ブレーキワイヤー11が引っ張られ、車いすの後輪が制動され、当該状態が一定の保持力で保持される。
【0008】
このように、操作装置1は、レバー5が矢印13又は矢印14のいずれの方向に操作された場合であってもハンドブレーキを作動させ、車いすの後輪が制動される。典型的には、この操作装置1は、レバー5が矢印13の方向に操作される場合は、ハンドブレーキを通常の後輪ブレーキとして作動させ、レバー5が矢印14の方向に操作される場合は、ハンドブレーキを駐車ブレーキ(常時作動ブレーキ)として作動させる。
【0009】
なお、このような車いす用ハンドブレーキ操作装置は、従来から提案されているが、これに関する文献は、本願出願人が本願出願時において知るものは存在しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図9は、レバー5が操作された状態での操作装置1の要部断面正面図であり、揺動アーム4の挙動が説明されるための図である。
従来の操作装置1では、レバー5の先端部15が回動することによって、その角部21が揺動アーム4を押圧し、その結果、揺動アーム4がブレーキワイヤー11を引っ張ることによってハンドブレーキが作動するのであるが、同図において二点鎖線で示されたように、レバー5が中立状態(ハンドブレーキが作動していない状態)から実線で示された作動状態へと回動した場合に、先端部15の角部21の水平方向(同図では左右方向)への変位量sは、小さい。
【0011】
この変位量sは、ハンドブレーキによる後輪の制動力に反映されるものであるから、この変位量sを大きくし、ハンドブレーキの性能を向上させたいという要請があった。
また、レバー5が矢印13の方向に操作される場合であっても又は矢印14の方向に操作される場合であっても、レバー5の先端部15の角部21又は角部22が常に揺動アーム4と摺接するので、揺動アーム4又は上記角部21、22の摩耗が激しく、これらは消耗品として交換する必要があった。
そこで、本発明の目的は、連続的に作動された場合であっても耐久性に富み且つ高い制動力を得ることができる車いす用ハンドブレーキ操作装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的が達成されるため、本願に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置は、後輪を制動するハンドブレーキが搭載された車いすのハンドルに装着され、一方側面に開口が設けられると共に他方側面にブレーキワイヤーの端部近傍が保持されるワイヤー保持部が形成されたケーシングと、ベース部及び当該ベース部に延設された作用部を有し、当該ベース部が上記開口から上記ケーシング内に挿入された状態で当該ケーシングに固定された回動支持軸によって回動自在に支持されたレバーと、先端部に上記ワイヤー保持部によって支持されたブレーキワイヤーの端部が連結されると共に基端部が上記回動支持軸によって回動自在に支持され、上記回動支持軸を回動中心として回動することによってブレーキワイヤーを所定の引張方向に引っ張る作動姿勢と反引張方向に送る作動解除姿勢との間で姿勢変化可能に設けられた作動アームと、上記レバーに設けられ、上記作動アームが上記作動姿勢側から上記作動解除姿勢側に姿勢変化したときに当該作動アームがさらに当該方向へ回動することのみを規制して当該作動アームを上記作動解除姿勢に保持する姿勢保持器とを有し、当該姿勢保持器は、その基端部が上記ケーシングの内壁面の所定位置でピボットを構成し、上記回動支持軸を回動中心として上記レバーと共に回動することによって上記作動アームを上記作動姿勢側へ回動させ且つ当該作動姿勢に保持し得る外形形状に形成されており、上記ベース部は、上記姿勢保持器の回動中心と上記回動支持軸の中心との間の距離を半径とする円弧状貫通孔が設けられており、上記回動支持軸は、上記円弧状貫通孔に貫通された状態で当該円弧状貫通孔に沿って相対的にスライド自在となっていることを特徴とするものである。
【0013】
この構成によれば、ハンドブレーキのブレーキワイヤーの端部が作動アームの先端部に連結されており、通常、作動アームは、ブレーキワイヤーによって所定の引張力をうけている。したがって、通常、作動アームは、作動解除姿勢側に付勢されており、姿勢保持器によって作動解除姿勢に保持されている。この状態では、ハンドブレーキは、作動しない。
姿勢保持器は、レバーに設けられているから、レバーが回動支持軸を中心として所定方向に回動された場合(典型的には、ハンドブレーキを操作する者によって作動部が操作された場合)には、レバーと共に姿勢保持器が回動し、その結果、作動アームが回動支持軸を中心として所定方向に回動する。つまり、姿勢保持器は、作動姿勢側に回動変位し、作動姿勢となる。これにより、上記ブレーキワイヤーが引っ張られ、ハンドブレーキが作動する。このとき、作動アームは、レバーと共に回動する姿勢保持器によって押圧されながら姿勢変化するので、姿勢保持器と作動アームとの相対的位置関係は維持される。したがって、姿勢保持器と作動アームとが摺動することはない。
【0014】
一方、レバーが反所定方向に回動された場合には、レバーに設けられた姿勢保持器がピボットを構成しているから、当該ピボットを構成する姿勢保持器の回動中心を回動中心として当該姿勢保持器と共にレバー全体が回動する。レバーが回動することによって、ケーシングに固定された回動中心軸は、レバーに対して相対的に変位する。
レバーには、姿勢保持器の回動中心と上記回動支持軸の中心との間の距離を半径とする円弧状貫通孔が形成されているから、ケーシングに固定された回動支持軸は、相対的に円弧状貫通孔に沿ってスライドすることになる。このとき、姿勢保持器は、所定の外形形状に形成されていることから、上記作動アームは、姿勢保持器の回動によって当該姿勢保持器と摺動しながら作動姿勢に姿勢変化され、且つ所定の保持力によって当該作動姿勢に保持される。
【0015】
また、上記レバーのベース部は、対向する一対の板状部材により構成され、上記姿勢保持器は、上記一対の板状部材によって挟持された構成であるのが好ましい。
この構成では、ベース部が一対の板状部材によって簡単に構成され、さらに、姿勢保持器が一対の板状部材間に嵌め込まれるだけで、簡単にレバーが構成される。したがって、上記ピボットを構成する姿勢保持器を備えたレバーが安価に構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置(以下、単に「操作装置」と称する。)の外観斜視図である。また、図2は、この操作装置の構造を示す分解斜視図である。
この操作装置30は、車いすに搭載されているハンドブレーキを作動させるための装置であって、車いすのハンドル31に装着されている。
【0018】
操作装置30は、ケーシング32と、ケーシング32に取り付けられ、矢印33の方向又は矢印34の方向に回動操作されるレバー35と、図2が示すようにケーシング32内に配置された作動アーム36と、後述のように作動アーム36の姿勢を保持し得る姿勢保持器37とを備えている。
ここで、上記ハンドブレーキは、ブレーキワイヤー38を備えており、ブレーキワイヤー38が矢印39の方向に引っ張られた場合にハンドブレーキが作動されるようになっている。ハンドブレーキの構造上、このブレーキワイヤー38は、所定の付勢力で矢印40の方向に弾性的に付勢されている。
【0019】
図3乃至図5は、操作装置30の断面図であり、操作装置30の動作要領が図示されている。後に詳述されるが、図3は、操作装置30が中立状態にあるとき、図4は、操作装置30が第1の作動状態(臨時ブレーキが作動する状態)にあるとき、図5は、操作装置30が第2の作動状態(駐車ブレーキが作動する状態)にあるときを示している。以下、操作装置30の構造について詳述される。
【0020】
ケーシング32は、図2及び図3が示すように、全体として縦長の箱状に形成されている。ケーシング32は、例えば樹脂により一体的に成形される。ケーシング32の上部41は、円筒状に形成されており、図3が示すように、この上部41にハンドル31が挿通されることによって、ケーシング32がハンドル31に取り付けられている。なお、この上部41には、ねじ孔42が設けられており、このねじ孔42にねじ43がねじ込まれることによって、ケーシング32がハンドル31に固着されている。
【0021】
ケーシング32の後端面(一方側面)には、矩形状の開口44が設けられている。具体的には、ケーシング32の両側面47、48は、一対の板状部材により構成されており、後端面に開口が44が設けられることによって、ケーシング32の内部に、開口44を有するキャビン49が構成されている。
このキャビン49の内部形状は、ケーシング32の内壁面形状によって規定される。ケーシング32の前方側内壁面の下部には、円弧状座部50が形成されている。この円弧状座部50は、上記姿勢保持具37が載置されるようになっており、後に詳述されるが、円弧状座部50に載置された姿勢保持器37が回動して一種のピボットを構成する。
【0022】
また、ケーシング32の前端面(他方側面)の下部には、ワイヤー保持部45が設けられている。このワイヤー保持部45は、図3が示すように、前方側へ突出する筒状に形成されており、支持具46が取り付けられている。上記ブレーキワイヤー38の端部の近傍部分は、この支持具46によって挿通保持されている。なお、このワイヤー保持部45は、既知の構成である。
【0023】
次に、レバー35は、ベース部51と、作用部52とを備えており、これらは、例えば樹脂により一体的に成形される。
ベース部51は、図2が示すように、一対の板状部材53、54が互いに対向配置されて構成されている。作用部52は、一対の板状部材53、54に連続して形成されており、同図が示すように、環状に形成されている。作用部52が環状に形成されることによって、操作装置30を操作する者が作用部52に容易に指等を掛けることができ、操作装置30を簡単に操作することができる。
【0024】
ベース部51の上部には、円弧状の貫通孔55が設けられている。この貫通孔55は、所定の曲率半径の仮想円弧に沿って形成されている。この曲率半径については、後述される。
また、ベース部51の下部には、2つの孔56、57が設けられている。この孔56、57は、姿勢保持器37をベース部51に固定するためのものである。具体的には、図2が示すように、固定ピン58、59を介して姿勢保持器37がベース部51に固定されるようになっている。
【0025】
次に、作動アーム36は、図2及び図3が示すように、棒状部材であって、略への字状に形成されている。この作動アーム36は、例えば樹脂等により構成されている。本実施形態では、軽量化のために、作動アーム36の側面部分は、複数の凹部が形成されている。
作動アーム36の上端部(基端部)には、ボス60が形成されている。このボス60は、図2が示すように、円筒状に形成されており、後述される回動支持軸61が挿通されるようになっている。
また、作動アーム36の下端部(先端部)には、ワイヤー固定部62が形成されており、上記ブレーキワイヤー38の端部は、ワイヤー固定部62に連結されている。
さらに、作動アーム36の内側中央部には、突起部63が形成されている。この突起部63は、略三角形状に形成されており、その頂部64が作動アーム36の内側に突出している。
【0026】
次に、姿勢保持器37は、いわゆる瓢箪型形状を呈するブロック状に形成されている。姿勢保持器37は、例えば樹脂等により形成されている。具体的には、姿勢保持器37は、円柱部65と、係止部66とを有し、これらは、連続して一体的に形成されている。円柱部65は、その周面が円弧状に形成されており、係止部66は、略台形状に形成されている。そして、これらが連続されることによって、両者の境界部分に略三角形状にくびれた谷部67が形成されている。
この谷部67の内面形状は、上記作動アーム36の突起部63の外面形状に対応されている。したがって、作動アーム36の突起部63は、谷部67にぴったりと嵌り込むことができる。
【0027】
円柱部65の周面は円弧状に形成されているが、その曲率半径は、上記ケーシング32に設けられた円弧状座部50の曲率半径に対応されている。したがって、円柱部65が円弧状座部50に載置されたときは、当該円柱部65と円弧状座部50とによって上記ピボットが構成され、姿勢保持器37は、円弧状座部50上に載置保持された状態で、円柱部65を中心として円弧上座部50上で自在に回動することができる。
係止部66は、前述のように略台形状に形成されており、且つその底面部68は平面に形成されている。したがって、係止部66の角部69は外方に突出し、当該角部69は、底面部68と滑らかに連続している。
【0028】
操作装置30は、次のような要領で組み立てられる。組立要領は、図2が参照されつつ説明される。
レバー35のベース部51に姿勢保持器37が固定される。具体的には、レバー35の一対の板状部材53、54の間に、姿勢保持器37が挿入される。姿勢保持器37の厚み寸法は、対向する板状部材53、54間の対向距離に対応されており、姿勢保持部材37は、板状部材53、54間にぴったりと嵌め込まれる。
【0029】
姿勢保持器37には、一対の孔が設けられている。これら孔は、姿勢保持器37の所定位置に設けられており、姿勢保持器37がベース部51に嵌め込まれた状態で、板状部材53、54に設けられた孔56、57と位置合わせされるようになっている。この状態で、上記固定ピン58、59がベース部51に挿入される。すなわち、固定ピン58、59が上記板状部材53、姿勢保持器37及び板状部材54を貫通するように挿入され、これにより、姿勢保持器37は、ベース部51に固定される。
このように本実施形態では、固定ピン58、59を介して姿勢保持器37がベース部51に固定されているが、接着剤等によって姿勢保持器37がベース部51に固着されてもよいし、姿勢保持器37がベース部51と一体的に形成されていてもよい。
【0030】
次に、作動アーム36がベース部51内に配置される。具体的には、作動アーム36のボス60がベース部51の下方から上記板状部材53、54の間に挿入される。このとき、作動アーム36の上記突起部63が姿勢保持器37の上記谷部67と対向するように当該作動アーム36が配置される。
また、上記ブレーキワイヤー38は、ケーシング32に設けられたワイヤー保持部45によって支持され、ブレーキワイヤー38の端部が作動アーム36のワイヤー固定部62に連結される。
【0031】
このように、姿勢保持器37及び作動アーム36がレバー35のベース部51に配置された状態で、これらが上記ケーシング32の開口44からキャビン49内に挿入される。これにより、上記姿勢保持器37は、ケーシング32の円弧状座部50と係合する。具体的には、姿勢保持器37の円柱部65が円弧状座部50によって囲繞された状態で載置される。
さらに、上記回動支持軸61がケーシング32の外側から挿通される。ケーシング32の両側面には、回動支持軸61が挿通されるための孔70が予め設けられており、回動支持軸61は、この孔70に挿通される。回動支持軸61は、ケーシング32の孔70、レバー35に設けられた上記貫通孔55、作動アーム36のボス60、レバー35に設けられた上記貫通孔56及びケーシング32に設けられた孔70を貫通する。
【0032】
回動支持軸61は、固定ねじ71によってケーシング32に固定される。具体的には、回動支持軸61の先端面にねじ孔が予め形成されており、前述のようにケーシング32を貫通した回動支持軸61の先端面に固定ねじ71がねじ込まれる。これにより、回動支持軸61は、ケーシングに32に確実に固定される。もっとも、回動支持軸61は、固定ねじ71によってケーシング32に固定される必要はなく、例えば止め輪(いわゆるリテーナ)等、他の固定手段によってケーシング32に固定されていてもよい。
なお、ケーシング32は、前述のようにねじ43によってハンドル31に締結固定される。
【0033】
このようにして組み立てられた操作装置30は、図3が示すようにハンドル31に対して位置決めされ、レバー35は、回動支持軸61を中心として回動可能であり、また、作動アーム36は、回動支持軸61を中心として回動可能である。
このとき、ブレーキワイヤー38は、ハンドブレーキを構成するものであり、前述のように、常時矢印40の方向に弾性付勢されているから、作動アーム36のワイヤー固定部62は、常時は矢印40の方向に引っ張られており、その結果、作動アーム36は、同方向に回動して姿勢保持器37と当接している。
【0034】
すなわち、図3が示す状態では、レバー35が中立状態であり、作動アーム36は、その突起部63が姿勢保持器37の谷部67に嵌め込まれた姿勢(作動解除姿勢)となっている。さらに、姿勢保持器37の円柱部65は、ケーシング32の円弧状座部50によって載置されている。したがって、常時は、作動アーム35が中立状態に保持され、ブレーキワイヤー38は、矢印40の方向に変位している。つまり、ハンドブレーキは、作動していない。
【0035】
次に、操作装置30は、次のようにして操作される。
図4が示すように、レバー35が、矢印72の方向に回動された場合、すなわち、レバー35が第1の作動状態(臨時ブレーキが作動する状態)に変位された場合には、レバー35と共に姿勢保持器37が回動支持軸61を中心として回動する。これにより、作動アーム36は、姿勢保持器37によって押圧されながら回動支持軸61を中心として同方向に回動する。
【0036】
言い換えると、姿勢保持器37は、レバー35と共に回動されることによって上記作動解除姿勢から図4が示す姿勢(作動姿勢)に回動変位する。これにより、上記ブレーキワイヤー38が引っ張られ、ハンドブレーキが作動する。そして、ハンドブレーキの制動力は、レバー35の回動角度に比例して大きくなる。
このとき、作動アーム36は、レバー35と共に回動する姿勢保持器37によって押圧されながら姿勢変化するので、姿勢保持器37と作動アーム36との相対的位置関係は維持される。したがって、姿勢保持器37と作動アーム36とが摺動することはなく、姿勢保持器37及び作動アーム36が摩耗することはない。
【0037】
一方、図5が示すように、レバー35が矢印73の方向に回動された場合には、レバー35に設けられた姿勢保持器37が上記ピボットを構成しているから、姿勢保持器37の円柱部65を中心として、当該姿勢保持器37と共にレバー35全体が回動する。レバー35が回動することによって、ケーシング32に固定された回動中心軸61は、レバー35に対して相対的に変位する。
ここで、回動支持軸61が貫通する上記貫通孔55は、姿勢保持器37の回動中心と回動支持軸61の中心との間の距離を半径とする円弧状に形成されている。したがって、回動支持軸61は、相対的に貫通孔55に沿ってスライドすることになる。
【0038】
このとき、姿勢保持器37は、上記谷部67が形成された所定の外形形状を呈し、しかも、谷部67に連続する角部69が形成されていることから、作動アーム36の突起部63の頂部64は、姿勢保持器37の谷部67及び角部69と摺動し、姿勢保持器37の底面部68に到達する。この角部69は、前述のように谷部67から外側に突出しているので、上記突起部63が角部69に沿って摺接することによって、作動アーム36は、作動姿勢へと姿勢変化される。
しかも、姿勢保持器37の底面部68は、上記角部69から滑らかに連続され、且つ角部69の突出方向と逆方向に延設されているから、作動アーム36の突起部63が姿勢保持器37の底面部68に当接した状態では、作動アーム36は、所定の保持力によって当該作動姿勢に保持されることになる。つまり、ハンドブレーキが常時作動し、当該ハンドブレーキは、駐車ブレーキとして作動し、後輪は、制動され続ける。
【0039】
このように、本実施形態に係る操作装置30では、レバー35が矢印72(図4参照)の方向に操作された場合には、通常の臨時ブレーキが作動することになり、レバー35が矢印73(図5参照)の方向に操作された場合には、駐車ブレーキが作動することになる。
しかも、レバー35の回動角度が作動アーム36の回動角度に等しくなるので、レバー35が操作されたときの作動アーム36の回動角度が大きくなる。これにより、作動アーム36がブレーキワイヤー38を引っ張る距離が大きくなり、ハンドブレーキの効きが良くなる。
さらに、作動アーム36は、レバー35と共に直接回動することになるので、姿勢保持器37等の他の部材と摺動することがなく、その結果、ハンドブレーキが通常の臨時ブレーキとして作動する場合に、作動アーム36の摩耗等が生じず、耐久性に優れたものとなる。
【0040】
特に、本実施形態では、レバー35のベース部51は、対向する一対の板状部材53、54により構成され、上記姿勢保持器37は、これら板状部材53、54によって挟持された構成であるから、ベース部51の構造が簡単であり、しかも、姿勢保持器37が板状部材53、54間に嵌め込まれるだけで、簡単にレバー35が構成される。したがって、上記ピボットを構成する姿勢保持器37を備えたレバー35が安価に構成され、その結果、操作装置30全体としての製造コストが低減されるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、レバーが所定方向に操作された場合(例えば、ハンドブレーキが通常の後輪制動ブレーキとして作動される場合)には、当該レバーと共に作動アームが回動してブレーキワイヤーが引っ張れ、ハンドブレーキが作動する。一方、レバーが反所定方向に操作された場合(例えば、ハンドブレーキが駐車ブレーキとして作動される場合)には、姿勢保持器によって作動アームが回動され、これによってブレーキワイヤーが引っ張れ、ハンドブレーキが作動する。
【0042】
上記通常の後輪制動ブレーキが作動する場合には、レバーの回転角度が作動アームの回転角度に等しく、これにより、作動アームがブレーキワイヤーを引っ張る距離が大きくなる。したがって、ハンドブレーキの効きが良くなる。しかも、作動アームは、レバーと共に直接回動することになるので、他の部材と摺動することがなく、その結果、ハンドブレーキが通常の後輪制動ブレーキとして作動する場合に、作動アームの摩耗等が生じず、耐久性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置(の外観斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置の構造を示す分解斜視図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置断面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置断面図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態に係る車いす用ハンドブレーキ操作装置断面図である。
【図6】図6は、車いすに設けられた従来のハンドブレーキ操作装置の要部断面正面図である。
【図7】図7は、従来のハンドブレーキ操作装置のレバーが操作された状態での操作装置の要部断面正面図である。
【図8】図8は、従来のハンドブレーキ操作装置のレバーが操作された状態での操作装置の要部断面正面図である。
【図9】図9は、従来のハンドブレーキ操作装置のレバーが操作された状態での操作装置の要部断面正面図である。
【符号の説明】
30・・・操作装置
32・・・ケーシング
35・・・レバー
36・・・作動アーム
37・・・姿勢保持器
38・・・ブレーキワイヤー
41・・・上部
44・・・開口
45・・・ワイヤー保持部
46・・・支持具
47・・・側面
48・・・側面
49・・・キャビン
50・・・円弧状座部
51・・・ベース部
52・・・作用部
53・・・板状部材
54・・・板状部材
55・・・貫通孔
58・・・固定ピン
59・・・固定ピン
60・・・ボス
61・・・回動支持軸
62・・・ワイヤー固定部
63・・・突起部
64・・・頂部
65・・・円柱部
66・・・係止部
67・・・谷部
68・・・底面部
69・・・角部
70・・・孔
71・・・固定ねじ

Claims (2)

  1. 後輪を制動するハンドブレーキが搭載された車いすのハンドル31に装着され、一方側面に開口44が設けられると共に他方側面にブレーキワイヤー38の端部近傍が保持されるワイヤー保持部45が形成されたケーシング32と、
    ベース部51及び当該ベース部51に延設された作用部52を有するレバー35と、
    当該ベース部51が上記開口44から上記ケーシング32内に挿入された状態で当該ケーシング32に固定された回動支持軸61と、
    先端部に上記ワイヤー保持部45によって支持されたブレーキワイヤー38の端部が連結されると共に基端部が上記回動支持軸61によって回動自在に支持され、上記回動支持軸61を回動中心として回動することによってブレーキワイヤー38を所定の引張方向に引っ張る作動姿勢と反引張方向に送る作動解除姿勢との間で姿勢変化可能に設けられた作動アーム36と、
    上記レバー35に設けられ、上記作動アーム36が上記作動姿勢側から上記作動解除姿勢側に姿勢変化したときに当該作動アーム36がさらに当該方向へ回動することのみを規制して当該作動アーム36を上記作動解除姿勢に保持する姿勢保持器37とを有し、
    上記レバー35は、上記回動支持軸61によって回動自在に支持されており、
    当該姿勢保持器37は、周面が円弧状に形成された円柱部65を有しており、
    この円柱部65が、上記ケーシング32の内壁面の所定位置でピボットを構成しており、
    この姿勢保持器37は、上記レバー35と共に回動することによって、上記作動アーム36を上記回動支持軸61を回動中心として上記作動姿勢側へ回動させ且つ当該作動姿勢に保持し得る外形形状に形成されており、
    上記ベース部51は、上記姿勢保持器37の回動中心と上記回動支持軸61の中心との間の距離を半径とする円弧状貫通孔55が設けられており、
    上記回動支持軸61は、上記円弧状貫通孔55に貫通された状態で当該円弧状貫通孔55に沿って相対的にスライド自在となっており、
    このレバー35が、回動支持軸61を中心として所定方向に回動する第1の作動状態と、上記姿勢保持器37の円柱部65を中心として反所定方向に回動する第2の作動状態とに変位するように構成されており、
    この第1の作動状態において、
    レバー35と共に姿勢保持器37が、回動支持軸61を中心として回動し、
    この姿勢保持器37の回動により、作動アーム36がこの姿勢保持器37によって押圧されながらこの回動支持軸61を中心として同方向に回動し、
    この第2の作動状態において、
    姿勢保持器37と共にレバー35が、姿勢保持器37の円柱部65を中心として回動することにより、ケーシング32に固定された回動中心軸61がレバー35に対して相対的に変位する車いす用ハンドブレーキ操作装置。
  2. 上記レバー35のベース部51は、対向する一対の板状部材53、54により構成されており、
    上記姿勢保持器37は、上記一対の板状部材53、54によって挟持され、上記レバー35に固定されている請求項1に記載の車いす用ハンドブレーキ操作装置。
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