JP2507421Y2 - パ―キングブレ―キレバ―装置 - Google Patents
パ―キングブレ―キレバ―装置Info
- Publication number
- JP2507421Y2 JP2507421Y2 JP1989072442U JP7244289U JP2507421Y2 JP 2507421 Y2 JP2507421 Y2 JP 2507421Y2 JP 1989072442 U JP1989072442 U JP 1989072442U JP 7244289 U JP7244289 U JP 7244289U JP 2507421 Y2 JP2507421 Y2 JP 2507421Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- cam
- connecting pin
- parking brake
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、折り曲げ可能なパーキングブレーキレバー
装置に関するものである。
装置に関するものである。
〈従来の技術〉 運転座席と助手座席との間の床面に配置されるパーキ
ングブレーキレバーは、パーキングブレーキ作動時にお
いては起立しており、これが邪魔になるために折り曲げ
可能としたものが実開昭61-1464号で提供されている。
ングブレーキレバーは、パーキングブレーキ作動時にお
いては起立しており、これが邪魔になるために折り曲げ
可能としたものが実開昭61-1464号で提供されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来装置は、折り曲げ可能なレバーの起立位置と
折曲位置との各位置の保持並びに節度感を付与するため
に、第1レバーの両側壁にボールと、このボールを第2
レバーの側壁方向に押圧するバネとを内装した保持筒を
相対向させ、第2レバーの両側壁外面に第2レバーの起
立位置と折曲位置とで前記ボールを受け入れる凹溝を設
けた構造が用いられている。
折曲位置との各位置の保持並びに節度感を付与するため
に、第1レバーの両側壁にボールと、このボールを第2
レバーの側壁方向に押圧するバネとを内装した保持筒を
相対向させ、第2レバーの両側壁外面に第2レバーの起
立位置と折曲位置とで前記ボールを受け入れる凹溝を設
けた構造が用いられている。
このものにおいては、折り曲げ可能なレバーの起立位
置と折曲位置との各位置の保持並びに節度感を付与する
ために第1レバーの両側壁に設けられているボール機構
が複雑な構造であり、従って、構成部品点数が多く、組
立が面倒でありコスト高となっている不具合がある。
置と折曲位置との各位置の保持並びに節度感を付与する
ために第1レバーの両側壁に設けられているボール機構
が複雑な構造であり、従って、構成部品点数が多く、組
立が面倒でありコスト高となっている不具合がある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案によるパーキングブレーキレバー装置は、車体
に固定されるセクターに旋回可能に枢着された第1レバ
ーと、この第1レバーに折り曲げ可能に枢着された第2
レバーと、この第1レバーに前記セクターのラチェット
歯に係脱するポールとを設けたパーキングブレーキレバ
ーにおいて、前記第1レバーにパーキングブレーキと連
絡されるケーブルの連結ピンを固着し、前記第2レバー
に、この第2レバーの枢支点を中心とする半径円弧R1よ
り小さな半径円弧R2の曲面部と、この曲面部の両端に前
記連結ピンが係入して第2レバーの起立位置と折曲位置
とを規定する凹溝とが形成され前記連結ピンに当接する
カム面を備えたカムを揺動可能に枢支すると共に、この
カムのカム面を連結ピン側へ常に押圧するバネを設けた
ものである。
に固定されるセクターに旋回可能に枢着された第1レバ
ーと、この第1レバーに折り曲げ可能に枢着された第2
レバーと、この第1レバーに前記セクターのラチェット
歯に係脱するポールとを設けたパーキングブレーキレバ
ーにおいて、前記第1レバーにパーキングブレーキと連
絡されるケーブルの連結ピンを固着し、前記第2レバー
に、この第2レバーの枢支点を中心とする半径円弧R1よ
り小さな半径円弧R2の曲面部と、この曲面部の両端に前
記連結ピンが係入して第2レバーの起立位置と折曲位置
とを規定する凹溝とが形成され前記連結ピンに当接する
カム面を備えたカムを揺動可能に枢支すると共に、この
カムのカム面を連結ピン側へ常に押圧するバネを設けた
ものである。
〈作用〉 上記の構成により、ケーブルの連結ピンを利用して、
第2レバーと一体的に運動するカムがバネによって前記
連結ピンに常に圧接され、第2レバーのガタツキ防止と
緩衝作用を行うと共に、このカムと連結ピンとによる第
2レバーの起立位置と折曲位置との操作節度感並びに起
立位置と折曲位置の確保を可能とする。
第2レバーと一体的に運動するカムがバネによって前記
連結ピンに常に圧接され、第2レバーのガタツキ防止と
緩衝作用を行うと共に、このカムと連結ピンとによる第
2レバーの起立位置と折曲位置との操作節度感並びに起
立位置と折曲位置の確保を可能とする。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図〜第3図において、3は車体に固定されるセクターで
あり、ラチェット歯3aを有している。このセクター3に
第1レバー1がピン5により旋回可能に枢着されてい
る。この第1レバー1には前記ラチェット歯3aに係脱す
るポール4がポールピン6にて枢着され、またポールピ
ン6により第2レバー2が折り曲げ可能に枢支されてい
る。前記ポール4は第2レバー2のグリップ12の先端に
設けたノブ13によって係脱操作される。
図〜第3図において、3は車体に固定されるセクターで
あり、ラチェット歯3aを有している。このセクター3に
第1レバー1がピン5により旋回可能に枢着されてい
る。この第1レバー1には前記ラチェット歯3aに係脱す
るポール4がポールピン6にて枢着され、またポールピ
ン6により第2レバー2が折り曲げ可能に枢支されてい
る。前記ポール4は第2レバー2のグリップ12の先端に
設けたノブ13によって係脱操作される。
前記第1レバー1には図略のパーキングブレーキと連
絡するケーブル14の一端が結合される連結ピン10が固設
されている。
絡するケーブル14の一端が結合される連結ピン10が固設
されている。
さらに、前記第2レバー2には前記連結ピン10に当接
するカム7がピン11にて揺動可能に枢着され、ストッパ
リブ9にて支持された板バネ8により常に連結ピン10側
へ押圧付勢されている。
するカム7がピン11にて揺動可能に枢着され、ストッパ
リブ9にて支持された板バネ8により常に連結ピン10側
へ押圧付勢されている。
前記カム7は、中央に曲面部7aと、この極面部7aの両
端に第2レバー2の起立位置を保持する凹溝7bと折曲位
置を保持する凹溝7cとからなるカム面を有している。
端に第2レバー2の起立位置を保持する凹溝7bと折曲位
置を保持する凹溝7cとからなるカム面を有している。
さらに前記カム面を詳しく説明すると、第4図で示す
ように、前記曲面部7aは第2レバー2の枢支点であるポ
ールピン6を中心とする半径円弧R1より小さな半径円弧
R2の曲面を形成している。
ように、前記曲面部7aは第2レバー2の枢支点であるポ
ールピン6を中心とする半径円弧R1より小さな半径円弧
R2の曲面を形成している。
本考案は上記の通りの構造であるから、パーキングブ
レーキの作動においては第2図で示すように第2レバー
2を持ち上げると、第2レバー2はポールピン6を支点
にして上方に旋回し、ピン11が第1レバー1に当接した
ところで第2レバー2と第1レバー1とはピン5を支点
にして上方旋回され、ケーブル14を介してパーキングブ
レーキを作動する。
レーキの作動においては第2図で示すように第2レバー
2を持ち上げると、第2レバー2はポールピン6を支点
にして上方に旋回し、ピン11が第1レバー1に当接した
ところで第2レバー2と第1レバー1とはピン5を支点
にして上方旋回され、ケーブル14を介してパーキングブ
レーキを作動する。
前記第2レバー2が起立位置となったときには連結ピ
ン10がカム7の凹溝7bに係入されており、起立位置を保
持する。
ン10がカム7の凹溝7bに係入されており、起立位置を保
持する。
上記第2レバー2の起立位置でポール4がラチェット
歯3aに係合し、第1レバー1の起立位置を保持し、パー
キングブレーキの作動を確保する。
歯3aに係合し、第1レバー1の起立位置を保持し、パー
キングブレーキの作動を確保する。
この状態で第2レバー2を下方に操作することによ
り、第1レバー1を置き去りにして第2レバー2はポー
ルピン6を支点にして第3図で示すように折り曲げ状態
となる。このとき、連結ピン10はカム7の凹溝7cに係入
され、その節度感を与えると共に折曲位置を保持するも
のである。
り、第1レバー1を置き去りにして第2レバー2はポー
ルピン6を支点にして第3図で示すように折り曲げ状態
となる。このとき、連結ピン10はカム7の凹溝7cに係入
され、その節度感を与えると共に折曲位置を保持するも
のである。
ところで、前記カム7の曲面部7aの半径円弧R2の曲面
は第2レバー2と一体回転するカム7自体の回転半径、
すなわち半径円弧R1より小さな(R1>R2)であるため、
カム7が凹溝7b、7c間の途中で止まることなく、どちら
かの凹溝7b、7cに係入するまでスムーズに移動する。
は第2レバー2と一体回転するカム7自体の回転半径、
すなわち半径円弧R1より小さな(R1>R2)であるため、
カム7が凹溝7b、7c間の途中で止まることなく、どちら
かの凹溝7b、7cに係入するまでスムーズに移動する。
そこで、前記カム7は第2レバー2にストッパリブ9
を介して支持された板バネ8によりカム面を常に連結ピ
ン10側へ押圧付勢しているため、このバネによる押圧力
によって第2レバー2のガタツキ防止と緩衝作用を行う
と共に、第2レバー2の起立位置の凹溝7bと折曲位置の
凹溝7cに対する連結ピン10の係入が確実に得られ、操作
節度感並びに起立位置と折曲位置を確保する。
を介して支持された板バネ8によりカム面を常に連結ピ
ン10側へ押圧付勢しているため、このバネによる押圧力
によって第2レバー2のガタツキ防止と緩衝作用を行う
と共に、第2レバー2の起立位置の凹溝7bと折曲位置の
凹溝7cに対する連結ピン10の係入が確実に得られ、操作
節度感並びに起立位置と折曲位置を確保する。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、折り曲げ動作を行う第
2レバーの起立位置と折曲位置の保持並びに折曲位置の
節度感の付与機構として、車体に固定されるセクターに
旋回可能に枢着された第1レバーに固設したケーブルの
連結ピンと、前記第2レバーに、この第2レバーの枢支
点を中心とする半径円弧R1より小さな半径円弧R2の曲面
部と、この曲面部の両端に前記連結ピンが係入して第2
レバーの起立位置と折曲位置とを規定する凹溝とが形成
され前記連結ピンに当接するカム面を備えたカムを揺動
可能に枢支すると共に、このカムのカム面を連結ピン側
へ押圧するバネを設けた構成であるから、極めて少数の
部品構成で目的が達成され、コストダウンが図られるこ
とは勿論、連結ピンに対する曲面部の摺動が円滑であ
り、第2レバーの動きをスムーズとし、かつ第2レバー
の起立位置の凹溝と折曲位置の凹溝に対する連結ピンの
係入が確実に得られ、操作節度感を向上する。
2レバーの起立位置と折曲位置の保持並びに折曲位置の
節度感の付与機構として、車体に固定されるセクターに
旋回可能に枢着された第1レバーに固設したケーブルの
連結ピンと、前記第2レバーに、この第2レバーの枢支
点を中心とする半径円弧R1より小さな半径円弧R2の曲面
部と、この曲面部の両端に前記連結ピンが係入して第2
レバーの起立位置と折曲位置とを規定する凹溝とが形成
され前記連結ピンに当接するカム面を備えたカムを揺動
可能に枢支すると共に、このカムのカム面を連結ピン側
へ押圧するバネを設けた構成であるから、極めて少数の
部品構成で目的が達成され、コストダウンが図られるこ
とは勿論、連結ピンに対する曲面部の摺動が円滑であ
り、第2レバーの動きをスムーズとし、かつ第2レバー
の起立位置の凹溝と折曲位置の凹溝に対する連結ピンの
係入が確実に得られ、操作節度感を向上する。
また、バネによる押圧力によって第2レバーのガタツ
キ防止し、かつ緩衝作用によりラチェット歯に加わる無
理な荷重を吸収してラチェット歯の破損を防止する格別
な効果を有している。
キ防止し、かつ緩衝作用によりラチェット歯に加わる無
理な荷重を吸収してラチェット歯の破損を防止する格別
な効果を有している。
第1図は本考案の平面図、第2図はパーキングブレーキ
作動時の側面図、第3図はパーキングブレーキ作動時に
おけるレバー折り曲げ状態の側面図、第4図はカムの拡
大図である。 1……第1レバー、2……第2レバー、3……セクタ
ー、4……ポール、7……カム、7a……曲面部、7b,7c
……凹溝、8……板バネ、10……連結ピン。
作動時の側面図、第3図はパーキングブレーキ作動時に
おけるレバー折り曲げ状態の側面図、第4図はカムの拡
大図である。 1……第1レバー、2……第2レバー、3……セクタ
ー、4……ポール、7……カム、7a……曲面部、7b,7c
……凹溝、8……板バネ、10……連結ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】車体に固定されるセクターに旋回可能に枢
着された第1レバーと、この第1レバーに折り曲げ可能
に枢着された第2レバーと、この第1レバーに前記セク
ターのラチェット歯に係脱するポールとを設けたパーキ
ングブレーキレバーにおいて、前記第1レバーにパーキ
ングブレーキと連絡されるケーブルの連結ピンを固着
し、前記第2レバーに、この第2レバーの枢支点を中心
とする半径円弧R1より小さな半径円弧R2の曲面部と、こ
の曲面部の両端に前記連結ピンが係入して第2レバーの
起立位置と折曲位置とを規定する凹溝とが形成され前記
連結ピンに当接するカム面を備えたカムを揺動可能に枢
支すると共に、このカムのカム面を連結ピン側へ常に押
圧するバネを設けたことを特徴とするパーキングブレー
キレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989072442U JP2507421Y2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | パ―キングブレ―キレバ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989072442U JP2507421Y2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | パ―キングブレ―キレバ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311971U JPH0311971U (ja) | 1991-02-06 |
JP2507421Y2 true JP2507421Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31610382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989072442U Expired - Lifetime JP2507421Y2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | パ―キングブレ―キレバ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507421Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4572798B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2010-11-04 | パナソニック株式会社 | ヘッドランプ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5785348U (ja) * | 1980-11-14 | 1982-05-26 |
-
1989
- 1989-06-22 JP JP1989072442U patent/JP2507421Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311971U (ja) | 1991-02-06 |
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