JP2554752Y2 - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents
自動変速機のシフトレバー装置Info
- Publication number
- JP2554752Y2 JP2554752Y2 JP8820291U JP8820291U JP2554752Y2 JP 2554752 Y2 JP2554752 Y2 JP 2554752Y2 JP 8820291 U JP8820291 U JP 8820291U JP 8820291 U JP8820291 U JP 8820291U JP 2554752 Y2 JP2554752 Y2 JP 2554752Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- transmission pin
- long side
- long hole
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車における自動
変速機のシフトレバー装置に関するものである。
変速機のシフトレバー装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車に搭載される自動変速機の操作
は、シフトレバー装置のシフトレバーを前後方向へ回動
させてコントロールケーブルを引くことにより行われ
る。しかし、このシフトレバー装置は、シフトレバーを
車体床面に固定したケーシングに回動可能に軸支し、そ
の軸支点よりも下位にコントロールケーブルを連結すれ
ばよいが、そうすると、シフトレバーを長く形成しなけ
ればならず、大型化するので、例えば実開昭６０−１９
５２２５号公報に記載されたように、シフトレバーと逆
方向に回動するベルクランクを用いてコントロールケー
ブルに操作力を伝達することによって、シフトレバーを
短くしてコンパクトにしたものがある。
は、シフトレバー装置のシフトレバーを前後方向へ回動
させてコントロールケーブルを引くことにより行われ
る。しかし、このシフトレバー装置は、シフトレバーを
車体床面に固定したケーシングに回動可能に軸支し、そ
の軸支点よりも下位にコントロールケーブルを連結すれ
ばよいが、そうすると、シフトレバーを長く形成しなけ
ればならず、大型化するので、例えば実開昭６０−１９
５２２５号公報に記載されたように、シフトレバーと逆
方向に回動するベルクランクを用いてコントロールケー
ブルに操作力を伝達することによって、シフトレバーを
短くしてコンパクトにしたものがある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知のシフトレバー装置によれば、ベルクランクとシフト
レバーの連結部にがたが発生し易くて、操作フィーリン
グが悪化するという問題がある。
知のシフトレバー装置によれば、ベルクランクとシフト
レバーの連結部にがたが発生し易くて、操作フィーリン
グが悪化するという問題がある。
【０００４】そこで、この考案は操作フィーリングが悪
化しないシフトレバー装置を目的としてなされたもので
ある。
化しないシフトレバー装置を目的としてなされたもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案は上記課題の解
決を図るために、車体床面に固定されるケーシングと、
該ケーシングに設けられた第１の回動支点を中心として
回動操作され、先端部にシフトノブを有するシフトレバ
ーと、前記ケーシングに設けられた第２の回動支点を中
心として回動可能に設けられ、先端部にコントロールケ
ーブルが連結され、シフトレバーが回動されたとき、シ
フトレバーに対し逆回動するベルクランクからなるセレ
クトレバーを備えた自動変速機のシフトレバー装置にお
いて、前記セレクトレバーの長穴に挿入されたシフトレ
バーの伝達ピンに、前記長穴の長辺部に常時押し付ける
ためのばね手段を設けるとともに、前記伝達ピンにおけ
る前記長穴の長辺部及び前記ばね手段と当接する箇所に
ローラーを設けた自動変速機のシフトレバー装置を構成
した。
決を図るために、車体床面に固定されるケーシングと、
該ケーシングに設けられた第１の回動支点を中心として
回動操作され、先端部にシフトノブを有するシフトレバ
ーと、前記ケーシングに設けられた第２の回動支点を中
心として回動可能に設けられ、先端部にコントロールケ
ーブルが連結され、シフトレバーが回動されたとき、シ
フトレバーに対し逆回動するベルクランクからなるセレ
クトレバーを備えた自動変速機のシフトレバー装置にお
いて、前記セレクトレバーの長穴に挿入されたシフトレ
バーの伝達ピンに、前記長穴の長辺部に常時押し付ける
ためのばね手段を設けるとともに、前記伝達ピンにおけ
る前記長穴の長辺部及び前記ばね手段と当接する箇所に
ローラーを設けた自動変速機のシフトレバー装置を構成
した。
【０００６】
【作用】上記構成に係るこの考案によれば、シフトレバ
ーの伝達ピンは、ばね手段の力で常に長穴の長辺部に押
し付けられるので、伝達ピンと長穴との間にはクリアラ
ンスが形成されることなく、しかも、伝達ピンにおける
長穴の長辺部及びばね手段と接する箇所にはローラーが
設けられているので前記箇所の摩耗を減少させることが
できる。
ーの伝達ピンは、ばね手段の力で常に長穴の長辺部に押
し付けられるので、伝達ピンと長穴との間にはクリアラ
ンスが形成されることなく、しかも、伝達ピンにおける
長穴の長辺部及びばね手段と接する箇所にはローラーが
設けられているので前記箇所の摩耗を減少させることが
できる。
【０００７】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づき説明
する。第１図はシフトレバー装置の要部斜視図、第２図
は平面図、第３図は第２図Ａ−Ａ断面図、第４図は第２
図Ｂ−Ｂ断面図である。
する。第１図はシフトレバー装置の要部斜視図、第２図
は平面図、第３図は第２図Ａ−Ａ断面図、第４図は第２
図Ｂ−Ｂ断面図である。
【０００８】図において、１は車体床面に固定されるケ
ーシング、２はシフトレバーで、ケーシング１に回転可
能に軸支された第１の回動支点である横軸３と、それに
斜交するチェックホルダー４と、このチェックホルダー
４に直交する縦軸５と、縦軸５の上端部にノブ６とボタ
ン７を有し、ノブ６を握持して前後方向へ回動可能であ
る。
ーシング、２はシフトレバーで、ケーシング１に回転可
能に軸支された第１の回動支点である横軸３と、それに
斜交するチェックホルダー４と、このチェックホルダー
４に直交する縦軸５と、縦軸５の上端部にノブ６とボタ
ン７を有し、ノブ６を握持して前後方向へ回動可能であ
る。
【０００９】８はチェックホルダー４の端部に突設され
た伝達ピンで、この伝達ピン８の２箇所には例えば、焼
き入れ処理された金属から成る円筒状のローラー２１、
２１が、伝達ピン８に形成された溝２４に嵌合されるＥ
リング２２及び伝達ピンに一体で形成された大径部２３
などの抜け止め手段によって伝達ピン８から抜け落ちな
いように設けられている。そして、前記伝達ピン８は、
前記ローラー２１、２１のどちらか一方がセレクトレバ
ーとしてのベルクランク９の一端に穿設した長穴１０の
上側及び下側の長辺部１０ａ、１０ｂのうち、上側の長
辺部１０ａと当接可能に挿入されている。
た伝達ピンで、この伝達ピン８の２箇所には例えば、焼
き入れ処理された金属から成る円筒状のローラー２１、
２１が、伝達ピン８に形成された溝２４に嵌合されるＥ
リング２２及び伝達ピンに一体で形成された大径部２３
などの抜け止め手段によって伝達ピン８から抜け落ちな
いように設けられている。そして、前記伝達ピン８は、
前記ローラー２１、２１のどちらか一方がセレクトレバ
ーとしてのベルクランク９の一端に穿設した長穴１０の
上側及び下側の長辺部１０ａ、１０ｂのうち、上側の長
辺部１０ａと当接可能に挿入されている。
【００１０】ベルクランク９はケーシング１とブラケッ
ト１１に回動可能に第２の回動支点である横軸１２で支
持されている。チェックホルダー４の先端部に弾装した
チェック１３と係合するチェックプレート１４にはチェ
ック切欠溝１５が形成されている。１６はコントロール
ケーブルで、ベルクランク９の他端に連結されている。
ト１１に回動可能に第２の回動支点である横軸１２で支
持されている。チェックホルダー４の先端部に弾装した
チェック１３と係合するチェックプレート１４にはチェ
ック切欠溝１５が形成されている。１６はコントロール
ケーブルで、ベルクランク９の他端に連結されている。
【００１１】１７はベルクランク９の横軸１２に捲回し
たばね手段としてのねじりスプリングで、その一端１７
ａは伝達ピン８に設けられた前記他方のローラー２１
に、他端１７ｂはコントロールケーブル１６側のベルク
ランク９のアームに、それぞれ当接している。このねじ
りスプリング１７の力はコントロールケーブル１６を引
く力よりも強く設定してある。
たばね手段としてのねじりスプリングで、その一端１７
ａは伝達ピン８に設けられた前記他方のローラー２１
に、他端１７ｂはコントロールケーブル１６側のベルク
ランク９のアームに、それぞれ当接している。このねじ
りスプリング１７の力はコントロールケーブル１６を引
く力よりも強く設定してある。
【００１２】１８はディテント溝１９を形成したポジシ
ョンプレート、２０はディテント溝１９に係合するポジ
ションピンで、常時は上方向に付勢されており、シフト
レバー２のボタン７を押すと下方向へ移動する。
ョンプレート、２０はディテント溝１９に係合するポジ
ションピンで、常時は上方向に付勢されており、シフト
レバー２のボタン７を押すと下方向へ移動する。
【００１３】なお、本実施例では伝達ピン８の２箇所に
２個のローラー２１、２１を設けているが、ローラーを
１個にしてねじりスプリング１７の一端１７ａとベルク
ランク９の長穴１０の上側の長辺部１０ａとが当接する
ようにしても構わない。
２個のローラー２１、２１を設けているが、ローラーを
１個にしてねじりスプリング１７の一端１７ａとベルク
ランク９の長穴１０の上側の長辺部１０ａとが当接する
ようにしても構わない。
【００１４】そこで、上記実施例の作用について説明す
ると、第３図において、ねじりスプリング１７の一端１
７ａはローラー２１を介して、伝達ピン８を常に長穴１
０の上側の長辺部１０ａに前記ローラー２１を介して押
し付ける。したがって、伝達ピン８と長穴１０の下側の
長辺部１０ｂとの間にクリアランスが形成されても、長
辺部１０ａとの間にはクリアランスは形成されないか
ら、シフトレバー２を前後方向へ回動させた場合、がた
を生じないでベルクランク９を逆方向へ回動させること
ができる。
ると、第３図において、ねじりスプリング１７の一端１
７ａはローラー２１を介して、伝達ピン８を常に長穴１
０の上側の長辺部１０ａに前記ローラー２１を介して押
し付ける。したがって、伝達ピン８と長穴１０の下側の
長辺部１０ｂとの間にクリアランスが形成されても、長
辺部１０ａとの間にはクリアランスは形成されないか
ら、シフトレバー２を前後方向へ回動させた場合、がた
を生じないでベルクランク９を逆方向へ回動させること
ができる。
【００１５】また、伝達ピン８の長穴１０の上側の長辺
部１０ａ及びねじりスプリング１７と接する箇所にロー
ラー２１を設けることにより、伝達ピン８と長穴１０の
上側の長辺部１０ａとの間や伝達ピン８とねじりスプリ
ング１７との間に生じる摩耗を減少させることもでき
る。さらに、ねじりスプリング１７の力はコントロール
ケーブル１６を引く力よりも強くしてあるので、通常操
作では長穴の中でがたを生じない。また、がたを生じ難
いので、コントロールケーブル１６との位置決めが容易
となる。
部１０ａ及びねじりスプリング１７と接する箇所にロー
ラー２１を設けることにより、伝達ピン８と長穴１０の
上側の長辺部１０ａとの間や伝達ピン８とねじりスプリ
ング１７との間に生じる摩耗を減少させることもでき
る。さらに、ねじりスプリング１７の力はコントロール
ケーブル１６を引く力よりも強くしてあるので、通常操
作では長穴の中でがたを生じない。また、がたを生じ難
いので、コントロールケーブル１６との位置決めが容易
となる。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したこの考案によれば、シフト
レバーの伝達ピンを、ねじりスプリングの力で常に長穴
の長辺部に押し付けるようにしたので、伝達ピンと長穴
との間には回動方向でクリアランスが形成されることが
ない。そのため、シフトレバーとベルクランクとの間に
ストロークロスが発生しないので、操作性が向上する。
レバーの伝達ピンを、ねじりスプリングの力で常に長穴
の長辺部に押し付けるようにしたので、伝達ピンと長穴
との間には回動方向でクリアランスが形成されることが
ない。そのため、シフトレバーとベルクランクとの間に
ストロークロスが発生しないので、操作性が向上する。
【００１７】しかも、伝達ピンにおける長穴の長辺部及
びばね手段と接する箇所にローラーを設けることによ
り、伝達ピンと長穴の長辺部との間や伝達ピンとばね手
段との間に生じる摩耗が減少するので、ベルクランクと
コントロールケーブルとの位置関係が常に一定に保た
れ、シフトレバーとミッションとの間に生じるポジショ
ンずれが防止できるとともに、ベルクランクの長穴にピ
ンを当接させるねじりスプリングの付勢力が一定に保た
れ操作フィーリングが常に良好となる等の効果を奏す
る。
びばね手段と接する箇所にローラーを設けることによ
り、伝達ピンと長穴の長辺部との間や伝達ピンとばね手
段との間に生じる摩耗が減少するので、ベルクランクと
コントロールケーブルとの位置関係が常に一定に保た
れ、シフトレバーとミッションとの間に生じるポジショ
ンずれが防止できるとともに、ベルクランクの長穴にピ
ンを当接させるねじりスプリングの付勢力が一定に保た
れ操作フィーリングが常に良好となる等の効果を奏す
る。
【図１】この考案の一実施例を示すシフトレバー装置の
要部斜視図。
要部斜視図。
【図２】全体の平面図。
【図３】第２図Ａ−Ａ断面図。
【図４】第２図Ｂ−Ｂ断面図。
１ ケーシング ２ シフトレバー ３ 横軸（第１の回動支点） ８ 伝達ピン ９ ベルクランク １０ 長穴 １０ａ、１０ｂ 長辺部 １２ 軸（第２の回動支点） １６ コントロールケーブル １７ ねじりスプリング １７ａ 一端 １７ｂ 他端 ２１ ローラー
Claims (1)
- 【請求項１】 車体床面に固定されるケーシングと、該
ケーシングに設けられた第１の回動支点を中心として回
動操作され、先端部にシフトノブを有するシフトレバー
と、前記ケーシングに設けられた第２の回動支点を中心
として回動可能に設けられ、先端部にコントロールケー
ブルが連結され、シフトレバーが回動されたとき、シフ
トレバーに対し逆回動するベルクランクからなるセレク
トレバーを備えた自動変速機のシフトレバー装置におい
て、前記セレクトレバーの長穴に挿入されたシフトレバ
ーの伝達ピンに、前記長穴の長辺部に常時押し付けるた
めのばね手段を設けるとともに、前記伝達ピンにおける
前記長穴の長辺部及び前記ばね手段と当接する箇所にロ
ーラーを設けたことを特徴とする自動変速機のシフトレ
バー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8820291U JP2554752Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8820291U JP2554752Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530608U JPH0530608U (ja) | 1993-04-23 |
| JP2554752Y2 true JP2554752Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13936316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8820291U Expired - Fee Related JP2554752Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554752Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP8820291U patent/JP2554752Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0530608U (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |