JPH1120486A - 車両用自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents
車両用自動変速機のシフトロック装置Info
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- JPH1120486A JPH1120486A JP9176120A JP17612097A JPH1120486A JP H1120486 A JPH1120486 A JP H1120486A JP 9176120 A JP9176120 A JP 9176120A JP 17612097 A JP17612097 A JP 17612097A JP H1120486 A JPH1120486 A JP H1120486A
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- shift
- select plate
- rotation
- brake pedal
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/74—Inputs being a function of engine parameters
- F16H2059/746—Engine running state, e.g. on-off of ignition switch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/50—Inputs being a function of the status of the machine, e.g. position of doors or safety belts
- F16H59/54—Inputs being a function of the status of the machine, e.g. position of doors or safety belts dependent on signals from the brakes, e.g. parking brakes
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/22—Locking of the control input devices
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20012—Multiple controlled elements
- Y10T74/20018—Transmission control
- Y10T74/20085—Restriction of shift, gear selection, or gear engagement
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のシフトロック装置は、シフトロック中
にシフトノブのプッシュボタンを押圧操作すると、ディ
テントピンが下がる力がセレクトプレートに伝わり、セ
レクトプレートの回動を阻止するロックピンにコジリが
発生し、作動不良の要因になっていた。 【解決手段】 シフトロック中にセレクトプレート１０
の回動を阻止する手段として、ロックカバー１３を用い
た。このロックカバー１３は、シフトロック中にセレク
トプレート１０と固定部材であるスライドプレート６ａ
との間に挟まって、セレクトプレート１０の回動を阻止
するものである。このため、シフトロック中にシフトノ
ブのプッシュボタン３が押圧操作され、ディテントピン
５の下がる力がセレクトプレート１０に伝わっても、セ
レクトプレート１０の回動を阻止するロックカバー１３
にはコジリが発生せず、作動不良は発生しない。
にシフトノブのプッシュボタンを押圧操作すると、ディ
テントピンが下がる力がセレクトプレートに伝わり、セ
レクトプレートの回動を阻止するロックピンにコジリが
発生し、作動不良の要因になっていた。 【解決手段】 シフトロック中にセレクトプレート１０
の回動を阻止する手段として、ロックカバー１３を用い
た。このロックカバー１３は、シフトロック中にセレク
トプレート１０と固定部材であるスライドプレート６ａ
との間に挟まって、セレクトプレート１０の回動を阻止
するものである。このため、シフトロック中にシフトノ
ブのプッシュボタン３が押圧操作され、ディテントピン
５の下がる力がセレクトプレート１０に伝わっても、セ
レクトプレート１０の回動を阻止するロックカバー１３
にはコジリが発生せず、作動不良は発生しない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキペダルを
踏んでいない状態では、シフト操作が不能な車両用自動
変速機のシフトロック装置に関する。
踏んでいない状態では、シフト操作が不能な車両用自動
変速機のシフトロック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ブレーキペダルを踏んでいない状態でシ
フト操作を不能とする技術として、図９に示すシフトロ
ック装置が知られている。車両用自動変速機のシフトレ
バーのディテントピンＪ1 は、ディテントプレートＪ2
に形成されたディテントカムＪ3 に係合し、シフトレバ
ーのシフト操作に応じてパーキングレンジを含む複数の
レンジを設定する。
フト操作を不能とする技術として、図９に示すシフトロ
ック装置が知られている。車両用自動変速機のシフトレ
バーのディテントピンＪ1 は、ディテントプレートＪ2
に形成されたディテントカムＪ3 に係合し、シフトレバ
ーのシフト操作に応じてパーキングレンジを含む複数の
レンジを設定する。
【０００３】シフトロック装置は、固定部材に対して回
動可能に取り付けられ、回動位置に応じて、ディテント
ピンＪ1 を固定してシフトレバーをパーキングレンジに
固定するロック位置、およびこのロックの解除を行うロ
ック解除位置に設定されるセレクトプレートＪ4 を備え
る。このセレクトプレートＪ4 は、ロック位置にセレク
トプレートＪ4 を固定するための係止部Ｊ5 を備え、こ
の係止部Ｊ5 はブレーキペダルに連動するシフトロック
ケーブルＪ6 の端部に設けられたロックピンＪ7 と係止
するように設けられており、ブレーキペダルが踏まれる
と、ロックピンＪ7 がセレクトプレートＪ4から離れて
係止部Ｊ5 の係止状態が解除され、セレクトプレートＪ
4 が回動でき、シフトレバーをパーキングレンジから、
他のレンジへ操作できるように設けられていた。
動可能に取り付けられ、回動位置に応じて、ディテント
ピンＪ1 を固定してシフトレバーをパーキングレンジに
固定するロック位置、およびこのロックの解除を行うロ
ック解除位置に設定されるセレクトプレートＪ4 を備え
る。このセレクトプレートＪ4 は、ロック位置にセレク
トプレートＪ4 を固定するための係止部Ｊ5 を備え、こ
の係止部Ｊ5 はブレーキペダルに連動するシフトロック
ケーブルＪ6 の端部に設けられたロックピンＪ7 と係止
するように設けられており、ブレーキペダルが踏まれる
と、ロックピンＪ7 がセレクトプレートＪ4から離れて
係止部Ｊ5 の係止状態が解除され、セレクトプレートＪ
4 が回動でき、シフトレバーをパーキングレンジから、
他のレンジへ操作できるように設けられていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ディテントピンＪ1
は、シフトレバーの操作ノブに設けられたプッシュボタ
ンの押圧操作により下方へ移動するように設けられてい
る。このため、ブレーキペダルが踏まれない状態（シフ
トロック中）で、プッシュボタンが押圧操作されると、
ディテントピンＪ1 が下がろうとして、セレクトプレー
トＪ4 に回動する力が加わる（図中矢印Ａ参照）。する
と、このセレクトプレートＪ4 の回動力が、ロックピン
Ｊ7 に伝えられ、ロックピンＪ7 を収納する円筒ガイド
Ｊ8 内でロックピンＪ7 にコジリが発生する。そして、
ロックピンＪ7 にコジリが発生すると、ロックピンＪ7
が作動不良を起こす要因となる。つまり、従来のシフト
ロック装置は、プッシュボタンの押圧操作により、作動
不良を招く不具合があった。
は、シフトレバーの操作ノブに設けられたプッシュボタ
ンの押圧操作により下方へ移動するように設けられてい
る。このため、ブレーキペダルが踏まれない状態（シフ
トロック中）で、プッシュボタンが押圧操作されると、
ディテントピンＪ1 が下がろうとして、セレクトプレー
トＪ4 に回動する力が加わる（図中矢印Ａ参照）。する
と、このセレクトプレートＪ4 の回動力が、ロックピン
Ｊ7 に伝えられ、ロックピンＪ7 を収納する円筒ガイド
Ｊ8 内でロックピンＪ7 にコジリが発生する。そして、
ロックピンＪ7 にコジリが発生すると、ロックピンＪ7
が作動不良を起こす要因となる。つまり、従来のシフト
ロック装置は、プッシュボタンの押圧操作により、作動
不良を招く不具合があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、シフトロック中に、プッシュボタ
ンの押圧操作によりディテントピンに大きな荷重が加え
られても、セレクトプレートの回動を阻止する部材にコ
ジリが発生せず、作動不良を招く不具合のない車両用自
動変速機のシフトロック装置の提供にある。
もので、その目的は、シフトロック中に、プッシュボタ
ンの押圧操作によりディテントピンに大きな荷重が加え
られても、セレクトプレートの回動を阻止する部材にコ
ジリが発生せず、作動不良を招く不具合のない車両用自
動変速機のシフトロック装置の提供にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用自動変速
機のシフトロック装置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項１の手段〕車両用自動変速機のシフトロック装
置は、（ａ）車両用自動変速機のパーキングレンジを含
む複数のレンジを指定するための可動式のシフトレバー
と、（ｂ）このシフトレバーの操作ノブに設けられたプ
ッシュボタンの押圧操作により下方へ移動するディテン
トピンと、（ｃ）前記シフトレバーの可動範囲に設置さ
れ、前記ディテントピンと係合して前記パーキングレン
ジを含む複数のレンジを決定するディテントカムを有す
るディテントプレートと、（ｄ）回動可能に取り付けら
れ、前記ディテントピンを係止する係止部を有し、回動
位置に応じて、前記係止部が前記ディテントピンを係止
して前記シフトレバーを前記パーキングレンジに固定す
るロック位置、およびこのロックの解除を行うロック解
除位置に設定されるセレクトプレートと、（ｅ）このセ
レクトプレートに一端が接続され、他端がキーシリンダ
ーに接続されて、前記キーシリンダーの移動を前記セレ
クトプレートに伝え、キーがエンジン停止位置に投入さ
れている時に前記セレクトプレートの回動位置を前記ロ
ック位置に設定し、キーがエンジン運転位置に投入され
ている時に前記セレクトプレートの回動位置を前記ロッ
ク解除位置に設定するキーインターロックケーブルと、
（ｆ）固定部材に対してスライド可能に取り付けられ、
スライド位置に応じて、前記セレクトプレートと前記固
定部材との間に挟まって、前記セレクトプレートを前記
ロック位置に固定する回動阻止位置、およびこの回動阻
止を解除する回動阻止解除位置に設定されるロックカバ
ーと、（ｇ）ブレーキペダルに付設され、このブレーキ
ペダル操作に連動して変位する踏込み検出手段と、
（ｈ）前記ロックカバーに一端が接続され、他端が前記
踏込み検出手段に接続されて、前記ブレーキペダルの操
作を前記ロックカバーに伝え、前記ブレーキペダルが踏
込まれていない時に前記ロックカバーのスライド位置を
前記回動阻止位置に設定し、前記ブレーキペダルが踏込
まれている時に前記ロックカバーのスライド位置を前記
回動阻止解除位置に設定するシフトロックケーブルと、
を備える。
機のシフトロック装置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項１の手段〕車両用自動変速機のシフトロック装
置は、（ａ）車両用自動変速機のパーキングレンジを含
む複数のレンジを指定するための可動式のシフトレバー
と、（ｂ）このシフトレバーの操作ノブに設けられたプ
ッシュボタンの押圧操作により下方へ移動するディテン
トピンと、（ｃ）前記シフトレバーの可動範囲に設置さ
れ、前記ディテントピンと係合して前記パーキングレン
ジを含む複数のレンジを決定するディテントカムを有す
るディテントプレートと、（ｄ）回動可能に取り付けら
れ、前記ディテントピンを係止する係止部を有し、回動
位置に応じて、前記係止部が前記ディテントピンを係止
して前記シフトレバーを前記パーキングレンジに固定す
るロック位置、およびこのロックの解除を行うロック解
除位置に設定されるセレクトプレートと、（ｅ）このセ
レクトプレートに一端が接続され、他端がキーシリンダ
ーに接続されて、前記キーシリンダーの移動を前記セレ
クトプレートに伝え、キーがエンジン停止位置に投入さ
れている時に前記セレクトプレートの回動位置を前記ロ
ック位置に設定し、キーがエンジン運転位置に投入され
ている時に前記セレクトプレートの回動位置を前記ロッ
ク解除位置に設定するキーインターロックケーブルと、
（ｆ）固定部材に対してスライド可能に取り付けられ、
スライド位置に応じて、前記セレクトプレートと前記固
定部材との間に挟まって、前記セレクトプレートを前記
ロック位置に固定する回動阻止位置、およびこの回動阻
止を解除する回動阻止解除位置に設定されるロックカバ
ーと、（ｇ）ブレーキペダルに付設され、このブレーキ
ペダル操作に連動して変位する踏込み検出手段と、
（ｈ）前記ロックカバーに一端が接続され、他端が前記
踏込み検出手段に接続されて、前記ブレーキペダルの操
作を前記ロックカバーに伝え、前記ブレーキペダルが踏
込まれていない時に前記ロックカバーのスライド位置を
前記回動阻止位置に設定し、前記ブレーキペダルが踏込
まれている時に前記ロックカバーのスライド位置を前記
回動阻止解除位置に設定するシフトロックケーブルと、
を備える。
【０００７】〔請求項２の手段〕請求項１の車両用自動
変速機のシフトロック装置において、前記ロックカバー
は、上方へ突出する上向突起を備え、前記セレクトプレ
ートは、横方へ突出する横向突起を備え、前記回動阻止
位置では、前記上向突起の上面が前記横向突起に当接し
て前記セレクトプレートの回動を阻止することを特徴と
する。
変速機のシフトロック装置において、前記ロックカバー
は、上方へ突出する上向突起を備え、前記セレクトプレ
ートは、横方へ突出する横向突起を備え、前記回動阻止
位置では、前記上向突起の上面が前記横向突起に当接し
て前記セレクトプレートの回動を阻止することを特徴と
する。
【０００８】〔請求項３の手段〕請求項２の車両用自動
変速機のシフトロック装置において、前記セレクトプレ
ートの回動位置が前記ロック解除位置に設定された状態
では、前記上向突起の先端側面が前記横向突起に当接し
て、前記ロックカバーのスライド位置を、前記ブレーキ
ペダルの踏込みに関係なく前記回動阻止解除位置に設定
することを特徴とする。
変速機のシフトロック装置において、前記セレクトプレ
ートの回動位置が前記ロック解除位置に設定された状態
では、前記上向突起の先端側面が前記横向突起に当接し
て、前記ロックカバーのスライド位置を、前記ブレーキ
ペダルの踏込みに関係なく前記回動阻止解除位置に設定
することを特徴とする。
【０００９】〔請求項４の手段〕請求項２または請求項
３の車両用自動変速機のシフトロック装置において、前
記上向突起の上面長は、前記シフトロックケーブルのス
トローク量より大きく、且つ前記横向突起の移動量より
小さいことを特徴とする。
３の車両用自動変速機のシフトロック装置において、前
記上向突起の上面長は、前記シフトロックケーブルのス
トローク量より大きく、且つ前記横向突起の移動量より
小さいことを特徴とする。
【００１０】
【発明の作用】シフトレバーがパーキングレンジで、ブ
レーキが踏まれていない状態では、セレクトプレートと
固定部材との間にロックカバーが挟まれ、セレクトプレ
ートをロック位置からロック解除位置に回動するのを阻
止している。つまり、セレクトプレートがロック位置に
固定されている。このため、キーをエンジン運転位置に
投入しようとしても、キーロックが解除されず、キー操
作が行えない。また、セレクトプレートがロック位置に
固定されているため、プッシュボタンを押圧操作して
も、ディテントピンが下がらず、シフトがパーキングレ
ンジにロックされる。
レーキが踏まれていない状態では、セレクトプレートと
固定部材との間にロックカバーが挟まれ、セレクトプレ
ートをロック位置からロック解除位置に回動するのを阻
止している。つまり、セレクトプレートがロック位置に
固定されている。このため、キーをエンジン運転位置に
投入しようとしても、キーロックが解除されず、キー操
作が行えない。また、セレクトプレートがロック位置に
固定されているため、プッシュボタンを押圧操作して
も、ディテントピンが下がらず、シフトがパーキングレ
ンジにロックされる。
【００１１】
【発明の効果】上記の作用で示したように、ブレーキペ
ダルが踏まれていない状態（シフトロック中）で、プッ
シュボタンが押圧操作されてディテントピンが下がろう
とし、セレクトプレートに回動する力が加わっても、そ
のセレクトプレートの回動を阻止するロックカバーは、
セレクトプレートと固定部材との間に挟まれてセレクト
プレートの回動を阻止している。つまり、シフトロック
中にセレクトプレートに大きな回転力が加えられても、
セレクトプレートの回動を阻止する部材（ロックカバ
ー）に従来技術で示したようなコジリは発生せず、作動
不良を招く不具合がない。
ダルが踏まれていない状態（シフトロック中）で、プッ
シュボタンが押圧操作されてディテントピンが下がろう
とし、セレクトプレートに回動する力が加わっても、そ
のセレクトプレートの回動を阻止するロックカバーは、
セレクトプレートと固定部材との間に挟まれてセレクト
プレートの回動を阻止している。つまり、シフトロック
中にセレクトプレートに大きな回転力が加えられても、
セレクトプレートの回動を阻止する部材（ロックカバ
ー）に従来技術で示したようなコジリは発生せず、作動
不良を招く不具合がない。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例およ
び変形例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図１ないし図８は本発明を採用した車
両用自動変速機のシフトロック装置の図面で、図１はシ
フトロック装置のシフトロック状態を示す斜視図、図２
はシフトロック装置のシフトロックが解除された状態を
示す斜視図である。
び変形例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図１ないし図８は本発明を採用した車
両用自動変速機のシフトロック装置の図面で、図１はシ
フトロック装置のシフトロック状態を示す斜視図、図２
はシフトロック装置のシフトロックが解除された状態を
示す斜視図である。
【００１３】車両用自動変速機は、パーキングレンジ
（Ｐレンジ）、リバースレンジ（Ｒレンジ）、ニュート
ラルレンジ（Ｎレンジ）、ドライブレンジ（Ｄレン
ジ）、セカンドレンジ（２レンジ）、ローレンジ（Ｌレ
ンジ）を手動にて指定するための可動式のシフトレバー
１を備える。このシフトレバー１の操作ノブ２には、プ
ッシュボタン３が設けられている。シフトレバー１のシ
ャフト４の側面には、側方に突出したディテントピン５
が設けられており、このディテントピン５は、プッシュ
ボタン３が押圧されると、その押圧力によって下方へ移
動するように設けられている。シフトレバー１の可動範
囲には、車体に固定されたディテントプレート６が設置
されている。このディテントプレート６は、図示しない
バネによって押し上げられるディテントピン５と係合し
て、上記Ｐレンジを含む複数のレンジを決定するディテ
ントカム８が形成されている。
（Ｐレンジ）、リバースレンジ（Ｒレンジ）、ニュート
ラルレンジ（Ｎレンジ）、ドライブレンジ（Ｄレン
ジ）、セカンドレンジ（２レンジ）、ローレンジ（Ｌレ
ンジ）を手動にて指定するための可動式のシフトレバー
１を備える。このシフトレバー１の操作ノブ２には、プ
ッシュボタン３が設けられている。シフトレバー１のシ
ャフト４の側面には、側方に突出したディテントピン５
が設けられており、このディテントピン５は、プッシュ
ボタン３が押圧されると、その押圧力によって下方へ移
動するように設けられている。シフトレバー１の可動範
囲には、車体に固定されたディテントプレート６が設置
されている。このディテントプレート６は、図示しない
バネによって押し上げられるディテントピン５と係合し
て、上記Ｐレンジを含む複数のレンジを決定するディテ
ントカム８が形成されている。
【００１４】車両用自動変速機に設けられるシフトロッ
ク装置は、エンジン停止時にブレーキが踏まれていない
状態において、シフトレバー１をパーキングレンジに固
定するとともに、エンジンキー９をエンジン停止位置に
固定するものである。このシフトロック装置は、ディテ
ントピン５を規制するセレクトプレート１０と、エンジ
ンキー９に操作されるキーシリンダー１１の動きをセレ
クトプレート１０に伝えるキーインターロックケーブル
１２と、セレクトプレート１０の動きを規制するロック
カバー１３と、ブレーキペダル１４に連動して変位する
踏込み検出手段１５と、ブレーキペダル１４の操作をロ
ックカバー１３に伝えるシフトロックケーブル１６と、
からなる。
ク装置は、エンジン停止時にブレーキが踏まれていない
状態において、シフトレバー１をパーキングレンジに固
定するとともに、エンジンキー９をエンジン停止位置に
固定するものである。このシフトロック装置は、ディテ
ントピン５を規制するセレクトプレート１０と、エンジ
ンキー９に操作されるキーシリンダー１１の動きをセレ
クトプレート１０に伝えるキーインターロックケーブル
１２と、セレクトプレート１０の動きを規制するロック
カバー１３と、ブレーキペダル１４に連動して変位する
踏込み検出手段１５と、ブレーキペダル１４の操作をロ
ックカバー１３に伝えるシフトロックケーブル１６と、
からなる。
【００１５】セレクトプレート１０は、図３にも示すよ
うに、ディテントプレート６に固定された支点ピン１７
によって回動可能に取り付けられたもので、ディテント
ピン５を係止するための係止部１０ａが形成されてい
る。この係止部１０ａは、後方に向けて開口する。セレ
クトプレート１０は、その回動位置に応じて、係止部１
０ａがディテントピン５を係止してシフトレバー１をＰ
レンジに固定する「ロック位置」（係止部１０ａが上側
に回動した位置で、図１および図３参照）、およびこの
ロックの解除を行う「ロック解除位置」（係止部１０ａ
が下側に回動した位置で、図２参照）に設定される。
うに、ディテントプレート６に固定された支点ピン１７
によって回動可能に取り付けられたもので、ディテント
ピン５を係止するための係止部１０ａが形成されてい
る。この係止部１０ａは、後方に向けて開口する。セレ
クトプレート１０は、その回動位置に応じて、係止部１
０ａがディテントピン５を係止してシフトレバー１をＰ
レンジに固定する「ロック位置」（係止部１０ａが上側
に回動した位置で、図１および図３参照）、およびこの
ロックの解除を行う「ロック解除位置」（係止部１０ａ
が下側に回動した位置で、図２参照）に設定される。
【００１６】キーインターロックケーブル１２は、セレ
クトプレート１０に一端が接続され、他端がキーシリン
ダー１１に接続されて、エンジンキー９によって移動す
るキーシリンダー１１の動きをセレクトプレート１０に
伝えるものである。具体的には、エンジンキー９がエン
ジン停止位置に投入されている時にセレクトプレート１
０の回動位置を「ロック位置」に設定し、エンジンキー
９がエンジン運転位置に投入されている時にセレクトプ
レート１０の回動位置を「ロック解除位置」に設定する
ものである。
クトプレート１０に一端が接続され、他端がキーシリン
ダー１１に接続されて、エンジンキー９によって移動す
るキーシリンダー１１の動きをセレクトプレート１０に
伝えるものである。具体的には、エンジンキー９がエン
ジン停止位置に投入されている時にセレクトプレート１
０の回動位置を「ロック位置」に設定し、エンジンキー
９がエンジン運転位置に投入されている時にセレクトプ
レート１０の回動位置を「ロック解除位置」に設定する
ものである。
【００１７】ロックカバー１３は、ディテントプレート
６に固定されたスライドプレート６ａ（固定部材に相当
する）の上面をスライド可能に取り付けられた略箱型を
呈するものである。ロックカバー１３は、そのスライド
位置が後方の時にセレクトプレート１０とスライドプレ
ート６ａとの間に挟まって、セレクトプレート１０の回
動を阻止してロック位置に固定する「回動阻止位置」と
なる。また、ロックカバー１３のスライド位置が前方の
時に、セレクトプレート１０を、「ロック位置」から
「ロック解除位置」へ回転可能な「回動阻止解除位置」
となる。
６に固定されたスライドプレート６ａ（固定部材に相当
する）の上面をスライド可能に取り付けられた略箱型を
呈するものである。ロックカバー１３は、そのスライド
位置が後方の時にセレクトプレート１０とスライドプレ
ート６ａとの間に挟まって、セレクトプレート１０の回
動を阻止してロック位置に固定する「回動阻止位置」と
なる。また、ロックカバー１３のスライド位置が前方の
時に、セレクトプレート１０を、「ロック位置」から
「ロック解除位置」へ回転可能な「回動阻止解除位置」
となる。
【００１８】ロックカバー１３の具体的な形状として、
ロックカバー１３は、図３および図４に示すように、上
方へ突出する上向突起１３ａを備える。一方、セレクト
プレート１０は、横方へ突出する横向突起１０ｂを備え
る。上記「回動阻止位置」では、上向突起１３ａの上面
が、横向突起１０ｂの下面に当接して、セレクトプレー
ト１０の回動を阻止するように設けられている。ロック
カバー１３が前方にスライドした「回動阻止解除位置」
では、上向突起１３ａによるセレクトプレート１０の回
動阻止が解除される。
ロックカバー１３は、図３および図４に示すように、上
方へ突出する上向突起１３ａを備える。一方、セレクト
プレート１０は、横方へ突出する横向突起１０ｂを備え
る。上記「回動阻止位置」では、上向突起１３ａの上面
が、横向突起１０ｂの下面に当接して、セレクトプレー
ト１０の回動を阻止するように設けられている。ロック
カバー１３が前方にスライドした「回動阻止解除位置」
では、上向突起１３ａによるセレクトプレート１０の回
動阻止が解除される。
【００１９】そして、セレクトプレート１０の回動位置
が「ロック解除位置」に設定された状態では、上向突起
１３ａの先端側面（後面）が横向突起１０ｂに当接し
て、ロックカバー１３のスライド位置を、ブレーキペダ
ル１４の踏込みに関係なく「回動阻止解除位置」に設定
する所謂、空振り機構が設けられている。なお、ロック
カバー１３の内部には、圧縮力でロックカバー１３を後
方へスライドさせるバネ１６ａ、およびロックカバー１
３の後面から突出するワイヤーエンド１６ｂを備え、上
向突起１３ａが横向突起１０ｂに当接してロックカバー
１３が前方へ戻るのを阻止する状態では、ブレーキペダ
ル１４が踏込まれると、バネが圧縮されてワイヤーエン
ド１６ｂのみが空振りする。
が「ロック解除位置」に設定された状態では、上向突起
１３ａの先端側面（後面）が横向突起１０ｂに当接し
て、ロックカバー１３のスライド位置を、ブレーキペダ
ル１４の踏込みに関係なく「回動阻止解除位置」に設定
する所謂、空振り機構が設けられている。なお、ロック
カバー１３の内部には、圧縮力でロックカバー１３を後
方へスライドさせるバネ１６ａ、およびロックカバー１
３の後面から突出するワイヤーエンド１６ｂを備え、上
向突起１３ａが横向突起１０ｂに当接してロックカバー
１３が前方へ戻るのを阻止する状態では、ブレーキペダ
ル１４が踏込まれると、バネが圧縮されてワイヤーエン
ド１６ｂのみが空振りする。
【００２０】また、上向突起１３ａのスライド方向に沿
う上面長は、シフトロックケーブル１６のストローク量
より大きく、且つ横向突起１０ｂの水平方向移動量より
小さく設定されている。具体的な一例では、シフトロッ
クケーブル１６のストローク量が８ｍｍ、上向突起１３
ａのスライド方向に沿う上面長が７ｍｍ、横向突起１０
ｂの水平方向移動量が６ｍｍに設けられている。
う上面長は、シフトロックケーブル１６のストローク量
より大きく、且つ横向突起１０ｂの水平方向移動量より
小さく設定されている。具体的な一例では、シフトロッ
クケーブル１６のストローク量が８ｍｍ、上向突起１３
ａのスライド方向に沿う上面長が７ｍｍ、横向突起１０
ｂの水平方向移動量が６ｍｍに設けられている。
【００２１】踏込み検出手段１５は、図１および図２に
示すように、ブレーキペダル１４に付設され、ブレーキ
ペダル１４に連動して変位し、その変位をシフトロック
ケーブル１６を介してロックカバー１３へ伝えるもので
ある。この実施例の踏込み検出手段１５は、ブレーキペ
ダル１４に当接するピン１５ａと、シフトロックケーブ
ル１６の取出部１５ｂとが、同一方向（車両進行方向）
に設けられたものである。このため、ブレーキペダル１
４からシフトレバー１へのシフトロックケーブル１６の
配索が１８０°程度で済む。この結果、シフトロックケ
ーブル１６の配索曲げ角度が小さくて済み、シフトロッ
クケーブル１６の摺動抵抗が小さくなって、作動不良を
起こし難い。
示すように、ブレーキペダル１４に付設され、ブレーキ
ペダル１４に連動して変位し、その変位をシフトロック
ケーブル１６を介してロックカバー１３へ伝えるもので
ある。この実施例の踏込み検出手段１５は、ブレーキペ
ダル１４に当接するピン１５ａと、シフトロックケーブ
ル１６の取出部１５ｂとが、同一方向（車両進行方向）
に設けられたものである。このため、ブレーキペダル１
４からシフトレバー１へのシフトロックケーブル１６の
配索が１８０°程度で済む。この結果、シフトロックケ
ーブル１６の配索曲げ角度が小さくて済み、シフトロッ
クケーブル１６の摺動抵抗が小さくなって、作動不良を
起こし難い。
【００２２】踏込み検出手段１５は、ブレーキペダル１
４がピン１５ａを押圧する位置において位置決めする必
要がある。そこで、この実施例では、簡易アジャスタ１
８を用いて踏込み検出手段１５を位置決めした。この簡
易アジャスタ１８を図５ないし図７を用いて説明する。
踏込み検出手段１５は、大径部１９ａと小径部１９ｂと
を結合した断面まゆ型（図５参照）を呈したキャップ１
９を備える。このキャップ１９を固定するケース２０
は、ブレーキペダル１４近傍の車体２２に固定される
（図６参照）。このケース２０は、キャップ１９を軸方
向にスライド可能に設けられており、ブレーキペダル１
４と踏込み検出手段１５とを位置合わせした後、ロック
キー２１（図７参照）をケース２０に差し込むことで、
ロックキー２１の側面に多数溝状に設けられたギザギザ
係止部２１ａが、キャップ１９の大径部１９ａの側面に
多数溝状に設けられたギザギザ係止部２１ａに係合し、
キャップ１９がケース２０に固定され、位置決めが完了
する。
４がピン１５ａを押圧する位置において位置決めする必
要がある。そこで、この実施例では、簡易アジャスタ１
８を用いて踏込み検出手段１５を位置決めした。この簡
易アジャスタ１８を図５ないし図７を用いて説明する。
踏込み検出手段１５は、大径部１９ａと小径部１９ｂと
を結合した断面まゆ型（図５参照）を呈したキャップ１
９を備える。このキャップ１９を固定するケース２０
は、ブレーキペダル１４近傍の車体２２に固定される
（図６参照）。このケース２０は、キャップ１９を軸方
向にスライド可能に設けられており、ブレーキペダル１
４と踏込み検出手段１５とを位置合わせした後、ロック
キー２１（図７参照）をケース２０に差し込むことで、
ロックキー２１の側面に多数溝状に設けられたギザギザ
係止部２１ａが、キャップ１９の大径部１９ａの側面に
多数溝状に設けられたギザギザ係止部２１ａに係合し、
キャップ１９がケース２０に固定され、位置決めが完了
する。
【００２３】シフトロックケーブル１６は、ロックカバ
ー１３に一端が接続され、他端が踏込み検出手段１５に
接続されて、ブレーキペダル１４の動きをロックカバー
１３へ伝えるものである。具体的には、エンジン停止時
でブレーキペダル１４が踏込まれていない時は、ロック
カバー１３は前方の「回動阻止位置」に設定され、ブレ
ーキペダル１４が踏込まれた時は、ロックカバー１３が
後方にスライドして「回動阻止解除位置」に設定され
る。
ー１３に一端が接続され、他端が踏込み検出手段１５に
接続されて、ブレーキペダル１４の動きをロックカバー
１３へ伝えるものである。具体的には、エンジン停止時
でブレーキペダル１４が踏込まれていない時は、ロック
カバー１３は前方の「回動阻止位置」に設定され、ブレ
ーキペダル１４が踏込まれた時は、ロックカバー１３が
後方にスライドして「回動阻止解除位置」に設定され
る。
【００２４】〔実施例の作動〕本実施例の作動を説明す
る。エンジンが停止した状態で、且つブレーキペダル１
４が踏込まれていない状態を、図８の（ａ）および図１
に示す。ブレーキペダル１４が踏込まれていないと、踏
込み検出手段１５のピン１５ａがブレーキペダル１４に
押し付けられ、その押し付け力はシフトロックケーブル
１６を介してロックカバー１３に伝えられ、ロックカバ
ー１３が前方に位置する。つまり、ロックカバー１３が
「回動阻止位置」に設定され、セレクトプレート１０を
「ロック位置」に固定する。つまり、シフトロックとな
る。例え、ブレーキペダル１４を踏んだとしても、エン
ジンキー９がロック状態にあれば、キーインターロック
ケーブル１２によりセレクトプレート１０を回転するこ
とができずにシフトロックする。また、プッシュボタン
３を押そうとしても、ロックカバー１３がセレクトプレ
ート１０とスライドプレート６ａとの間に挟まって、セ
レクトプレート１０の回動を阻止し、プッシュボタン３
が押せず、結果的にシフトレバー１をＰレンジから動か
すことができない。
る。エンジンが停止した状態で、且つブレーキペダル１
４が踏込まれていない状態を、図８の（ａ）および図１
に示す。ブレーキペダル１４が踏込まれていないと、踏
込み検出手段１５のピン１５ａがブレーキペダル１４に
押し付けられ、その押し付け力はシフトロックケーブル
１６を介してロックカバー１３に伝えられ、ロックカバ
ー１３が前方に位置する。つまり、ロックカバー１３が
「回動阻止位置」に設定され、セレクトプレート１０を
「ロック位置」に固定する。つまり、シフトロックとな
る。例え、ブレーキペダル１４を踏んだとしても、エン
ジンキー９がロック状態にあれば、キーインターロック
ケーブル１２によりセレクトプレート１０を回転するこ
とができずにシフトロックする。また、プッシュボタン
３を押そうとしても、ロックカバー１３がセレクトプレ
ート１０とスライドプレート６ａとの間に挟まって、セ
レクトプレート１０の回動を阻止し、プッシュボタン３
が押せず、結果的にシフトレバー１をＰレンジから動か
すことができない。
【００２５】エンジンキー９がアクセサリ（Ａｃｃ）設
定状態あるいはオン設定状態で、ブレーキペダル１４が
踏込まれた状態を、図８の（ｂ）に示す。ブレーキペダ
ル１４が踏込まれると、踏込み検出手段１５のピン１５
ａが押し出され、その力がシフトロックケーブル１６を
介してロックカバー１３に伝えられ、ロックカバー１３
が後方にスライドする。つまり、ロックカバー１３が
「回動阻止解除位置」に設定される。このため、セレク
トプレート１０は「ロック位置」から「ロック解除位
置」に回動可能な状態となる。つまり、シフトロックは
解除される。このように、エンジンキー９がアクセサリ
あるいはオンになれば、ブレーキペダル１４を踏むこと
で、セレクトプレート１０が「ロック位置」から「ロッ
ク解除位置」に設定される。このため、プッシュボタン
３を押すと、ディテントピン５が下がり、セレクトプレ
ート１０が「ロック位置」から「ロック解除位置」に回
動し、シフトチェンジが可能になる。
定状態あるいはオン設定状態で、ブレーキペダル１４が
踏込まれた状態を、図８の（ｂ）に示す。ブレーキペダ
ル１４が踏込まれると、踏込み検出手段１５のピン１５
ａが押し出され、その力がシフトロックケーブル１６を
介してロックカバー１３に伝えられ、ロックカバー１３
が後方にスライドする。つまり、ロックカバー１３が
「回動阻止解除位置」に設定される。このため、セレク
トプレート１０は「ロック位置」から「ロック解除位
置」に回動可能な状態となる。つまり、シフトロックは
解除される。このように、エンジンキー９がアクセサリ
あるいはオンになれば、ブレーキペダル１４を踏むこと
で、セレクトプレート１０が「ロック位置」から「ロッ
ク解除位置」に設定される。このため、プッシュボタン
３を押すと、ディテントピン５が下がり、セレクトプレ
ート１０が「ロック位置」から「ロック解除位置」に回
動し、シフトチェンジが可能になる。
【００２６】発車時や停車時など、エンジンを運転した
状態で、ブレーキペダル１４が踏込まれた状態を、図８
の（ｃ）および図２に示す。また、走行時、ブレーキペ
ダル１４が踏込まれていない状態を、図８の（ｄ）に示
す。エンジンキー９を、エンジン運転位置に投入してエ
ンジンを始動させるとともに、シフトレバー１をＤレン
ジ等に設定してブレーキペダル１４を踏込んだ状態で
は、上向突起１３ａと横向突起１０ｂとが係合して、ブ
レーキペダル１４の踏込み状態に関係なく、ロックカバ
ー１３が「回動阻止解除位置」に設定された状態になる
とともに、セレクトプレート１０が「ロック解除位置」
に設定される。このため、シフトレバー１をＰレンジに
設定しないと、エンジンキー９をキー・ロック位置に設
定できない。つまり、エンジンは停止できるがエンジン
キー９をロック位置にできないので、エンジンキー９を
キーシリンダー１１から抜くことができない。
状態で、ブレーキペダル１４が踏込まれた状態を、図８
の（ｃ）および図２に示す。また、走行時、ブレーキペ
ダル１４が踏込まれていない状態を、図８の（ｄ）に示
す。エンジンキー９を、エンジン運転位置に投入してエ
ンジンを始動させるとともに、シフトレバー１をＤレン
ジ等に設定してブレーキペダル１４を踏込んだ状態で
は、上向突起１３ａと横向突起１０ｂとが係合して、ブ
レーキペダル１４の踏込み状態に関係なく、ロックカバ
ー１３が「回動阻止解除位置」に設定された状態になる
とともに、セレクトプレート１０が「ロック解除位置」
に設定される。このため、シフトレバー１をＰレンジに
設定しないと、エンジンキー９をキー・ロック位置に設
定できない。つまり、エンジンは停止できるがエンジン
キー９をロック位置にできないので、エンジンキー９を
キーシリンダー１１から抜くことができない。
【００２７】〔実施例の効果〕上記の作動で示したよう
に、エンジン停止中は、ブレーキペダル１４が踏まれて
いない状態（シフトロック中）で、プッシュボタン３が
押圧操作されてディテントピン５が下がろうとし、セレ
クトプレート１０に回動する力が加わっても、ロックカ
バー１３は、セレクトプレート１０とスライドプレート
６ａとの間に挟まれてセレクトプレート１０の回動を阻
止している。つまり、シフトロック中にセレクトプレー
ト１０に大きな回転力が加えられても、セレクトプレー
ト１０の回動を阻止するロックカバー１３には、従来技
術で示したようなコジリは発生せず、作動不良を招く不
具合がなく、シフトロック装置は長期に亘って安定して
作動する。
に、エンジン停止中は、ブレーキペダル１４が踏まれて
いない状態（シフトロック中）で、プッシュボタン３が
押圧操作されてディテントピン５が下がろうとし、セレ
クトプレート１０に回動する力が加わっても、ロックカ
バー１３は、セレクトプレート１０とスライドプレート
６ａとの間に挟まれてセレクトプレート１０の回動を阻
止している。つまり、シフトロック中にセレクトプレー
ト１０に大きな回転力が加えられても、セレクトプレー
ト１０の回動を阻止するロックカバー１３には、従来技
術で示したようなコジリは発生せず、作動不良を招く不
具合がなく、シフトロック装置は長期に亘って安定して
作動する。
【図１】シフトロック装置のシフトロック状態を示す斜
視図である（実施例）。
視図である（実施例）。
【図２】シフトロック装置のシフトロック解除状態を示
す斜視図である（実施例）。
す斜視図である（実施例）。
【図３】シフトロック装置の要部側面図である（実施
例）。
例）。
【図４】シフトロック装置の要部後面図である（実施
例）。
例）。
【図５】簡易アジャスタの断面図である（実施例）。
【図６】簡易アジャスタの側面図である（実施例）。
【図７】ロックキーの斜視図である（実施例）。
【図８】シフトロック装置の作動説明図である（実施
例）。
例）。
【図９】シフトロック装置の要部側面図である（従来
例）。
例）。
【符号の説明】 １ シフトレバー ２ 操作ノブ ３ プッシュボタン ５ ディテントピン ６ ディテントプレート ６ａ スライドプレート（固定部材） ８ ディテントカム ９ エンジンキー １０ セレクトプレート １０ａ 係止部 １０ｂ 横向突起 １１ キーシリンダー １２ キーインターロックケーブル １３ ロックカバー １３ａ 上向突起 １５ 踏込み検出手段 １６ シフトロックケーブル
Claims (4)
- 【請求項１】（ａ）車両用自動変速機のパーキングレン
ジを含む複数のレンジを指定するための可動式のシフト
レバーと、 （ｂ）このシフトレバーの操作ノブに設けられたプッシ
ュボタンの押圧操作により下方へ移動するディテントピ
ンと、 （ｃ）前記シフトレバーの可動範囲に設置され、前記デ
ィテントピンと係合して前記パーキングレンジを含む複
数のレンジを決定するディテントカムを有するディテン
トプレートと、 （ｄ）回動可能に取り付けられ、前記ディテントピンを
係止する係止部を有し、 回動位置に応じて、前記係止部が前記ディテントピンを
係止して前記シフトレバーを前記パーキングレンジに固
定するロック位置、およびこのロックの解除を行うロッ
ク解除位置に設定されるセレクトプレートと、 （ｅ）このセレクトプレートに一端が接続され、他端が
キーシリンダーに接続されて、前記キーシリンダーの移
動を前記セレクトプレートに伝え、 キーがエンジン停止位置に投入されている時に前記セレ
クトプレートの回動位置を前記ロック位置に設定し、 キーがエンジン運転位置に投入されている時に前記セレ
クトプレートの回動位置を前記ロック解除位置に設定す
るキーインターロックケーブルと、 （ｆ）固定部材に対してスライド可能に取り付けられ、 スライド位置に応じて、前記セレクトプレートと前記固
定部材との間に挟まって、前記セレクトプレートを前記
ロック位置に固定する回動阻止位置、およびこの回動阻
止を解除する回動阻止解除位置に設定されるロックカバ
ーと、 （ｇ）ブレーキペダルに付設され、このブレーキペダル
操作に連動して変位する踏込み検出手段と、 （ｈ）前記ロックカバーに一端が接続され、他端が前記
踏込み検出手段に接続されて、前記ブレーキペダルの操
作を前記ロックカバーに伝え、 前記ブレーキペダルが踏込まれていない時に前記ロック
カバーのスライド位置を前記回動阻止位置に設定し、 前記ブレーキペダルが踏込まれている時に前記ロックカ
バーのスライド位置を前記回動阻止解除位置に設定する
シフトロックケーブルと、を備える車両用自動変速機の
シフトロック装置。 - 【請求項２】請求項１の車両用自動変速機のシフトロッ
ク装置において、 前記ロックカバーは、上方へ突出する上向突起を備え、 前記セレクトプレートは、横方へ突出する横向突起を備
え、 前記回動阻止位置では、前記上向突起の上面が前記横向
突起に当接して前記セレクトプレートの回動を阻止する
ことを特徴とする車両用自動変速機のシフトロック装
置。 - 【請求項３】請求項２の車両用自動変速機のシフトロッ
ク装置において、 前記セレクトプレートの回動位置が前記ロック解除位置
に設定された状態では、前記上向突起の先端側面が前記
横向突起に当接して、 前記ロックカバーのスライド位置を、前記ブレーキペダ
ルの踏込みに関係なく前記回動阻止解除位置に設定する
ことを特徴とする車両用自動変速機のシフトロック装
置。 - 【請求項４】請求項２または請求項３の車両用自動変速
機のシフトロック装置において、 前記上向突起の上面長は、前記シフトロックケーブルの
ストローク量より大きく、且つ前記横向突起の移動量よ
り小さいことを特徴とする車両用自動変速機のシフトロ
ック装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176120A JPH1120486A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
| US09/107,988 US5996763A (en) | 1997-07-01 | 1998-07-01 | Gear shift lock device for a vehicular automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176120A JPH1120486A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120486A true JPH1120486A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16008034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9176120A Pending JPH1120486A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 車両用自動変速機のシフトロック装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5996763A (ja) |
| JP (1) | JPH1120486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100909956B1 (ko) | 2007-12-24 | 2009-07-30 | 경창산업주식회사 | 케이블을 중립위치에 조정하는 장치 |
Families Citing this family (9)
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|---|---|---|---|---|
| DE19818866C1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-11 | Daimler Chrysler Ag | Wähleinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
| JP4042222B2 (ja) * | 1998-09-25 | 2008-02-06 | アイシン精機株式会社 | 車両用トランスミッションのシフトロック装置 |
| KR20010055753A (ko) * | 1999-12-13 | 2001-07-04 | 류정열 | 자동차의 변속레버 잠금장치 |
| KR100461836B1 (ko) * | 2002-07-03 | 2004-12-17 | 기아자동차주식회사 | 자동변속기용 시프트 록킹 장치 |
| US6913104B2 (en) * | 2003-02-26 | 2005-07-05 | Mtd Products Inc | Shift interlock mechanism |
| JP4667230B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-04-06 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフトレバー装置 |
| US20070289825A1 (en) * | 2006-06-14 | 2007-12-20 | Ventra Group Inc. | Cam-operated release cable for brake actuator |
| KR101305674B1 (ko) * | 2011-06-09 | 2013-09-09 | 현대자동차주식회사 | 시동제어타입 오토레버장치 |
| US9360108B2 (en) * | 2012-09-28 | 2016-06-07 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Gear shift lever lock system and method |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6359738A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-15 | 日本電気株式会社 | バツテリ−充電機能付き電源装置 |
| JP2664155B2 (ja) * | 1987-07-05 | 1997-10-15 | 日産自動車株式会社 | オートマチックトランスミッションのコントロールデバイス |
| JPH071317Y2 (ja) * | 1987-11-04 | 1995-01-18 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用セレクタレバー装置 |
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| US5078242A (en) * | 1988-06-13 | 1992-01-07 | United Technologies Automotive, Inc. | Solenoid system for, for example, a brake/shift interlock for vehicular transmission control |
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| DE3842333C1 (ja) * | 1988-12-16 | 1990-04-12 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De | |
| US5018610A (en) * | 1989-02-23 | 1991-05-28 | Sparton Corporation | Service brake and shift lever interlock system |
| US5129494A (en) * | 1989-02-23 | 1992-07-14 | Sparton Corporation | Service brake and shift lever interlock system |
| US5035156A (en) * | 1989-11-06 | 1991-07-30 | Ford Motor Company | Ignition key-brake switch interlock for a transmission gear selector |
| JPH0744848A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-14 | Nec Kansai Ltd | Ｈｄｄ用磁気ヘッド |
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-
1997
- 1997-07-01 JP JP9176120A patent/JPH1120486A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-01 US US09/107,988 patent/US5996763A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100909956B1 (ko) | 2007-12-24 | 2009-07-30 | 경창산업주식회사 | 케이블을 중립위치에 조정하는 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5996763A (en) | 1999-12-07 |
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