JP3097448B2 - 自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents
自動変速機のシフトロック装置Info
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Description
しないとシフトレバ−がパ−キングポジションから離脱
しないように規制したり、パ−キングポジションでない
とイグニッションの操作が行えないよう規制する自動変
速機のシフトロック装置に関する。
運転席に据付けたシフトレバ−にて操作されるようにし
てある。通常、このシフトレバ−は、ディテント機構を
用いて、レバ−位置をP(パ−キング)、R(リバ−
ス)、N(ニュ−トラル)、D(ドライブ)、2(セコ
ンド)、1(ロ−)などのうち、特定のポジションで位
置決め規制することが行われている。
シフト路と平行にディンテントプレ−ト部を配設し、シ
フトレバ−にディテントピンを内蔵させて、ディテント
プレ−ト部の下面に在るディテント溝にディテントピン
を係脱させる構造である。
れる以外に、シフトノブのボタン操作を行わないと、レ
バ−操作を行うことができない地点をシフト路に形成し
て、所定のポジション位置でシフトレバ−の位置決め規
制がなされる。
が、シフトケ−ブルを介して、自動変速機の本体に伝達
され、自動変速機を操作するようにしている。ところ
で、自動変速機を搭載した乗用車は、Pポジションから
Dポジションに切り換えるときに、エンジンが高い回転
数であると、急に飛び出るような挙動を見せる。
制するために、自動変速機ではシフトロック装置が装備
されている。このシフトロック装置には、図19に示さ
れるようにブレ−キペダル装置ならびにイグニッション
キ−装置(いずれも図示しない)につながるロックカム
aと、シフトレバ−cに在る摺動子p(ディテントピン
と連動して上下方向へ変位するもの:ディテントピン連
動部材)に在る溝状の係合部hとを用いて、Pポジショ
ンのシフトレバ−cを規制するようにした構造が考えら
れる。
ると、ロックカムaは中央部にボス部bを有していて、
このボス部bがディテントプレ−ト(図示しない)の側
面に回動自在に枢支され、ロックカム全体を上下方向へ
回動自在としている。
となるシフトレバ−c側に側方へ突き出る係合ピンeを
有し、反対側にシフトロックピン係脱用の円弧形の係止
部fを有し、さらに枢支部の上方にキ−インタロック用
の接続ピンgを有している。
(ディテントピンが下降させるため)したままシフトレ
バ−cをPポジションに配置したときの溝状の係合部h
の位置x(第2位置)と、その後のボタン操作を復帰さ
せたときの係合部hの位置y(第1位置)との間で回動
可能にしてある。
る板ばねで構成されたストッパ−スプリングi(ストッ
パ−)が配置されている。このストッパ−スプリングi
の上端部は、ディテントプレ−ト(図示しない)の側面
に取着される。ストッパ−スプリングiの下端部に形成
してある略V字状の突起jは、ボス部bの外周面に形成
したV形溝kに、ばね付勢されながら挿入され、同突起
jとV形溝kとの係合によってロックカムaを上記位置
xで保持させている。
ようにこの位置xでPポジションへシフトされてくるシ
フトレバ−gの係合部hと係合し、その後のボタン操作
の復帰に伴い、同図(c)に示されるようにストッパ−
スプリングiとの係合が外れて上方の位置Yへ回動変位
して、シフトロックの体制に入る。
ル装置(図示しない)につながるシフトロックピンmが
係止され、接続ピンfにイグニッションキ−装置(図示
しない)から延びているキ−インタロックケ−ブルnが
接続されているからである。
クピンmは、ブレ−キペダル(図示しない)を踏み込ま
ないと、係止解除位置に移動しないように設定されてい
る。またキ−インタロックケ−ブルnは、イグニッショ
ンキ−装置に内蔵されているケ−ブル規制機構(図示し
ない)によって、キ−が差し込まれて所定に操作しない
と、ケ−ブルが延びる方向には移動しないように設定さ
れている。
cがPポジションでないと、イグニッションキ−の抜き
取りを不能にすると共に、イグニッションキ−を所定位
置に操作し、かつブレ−キペダルを踏み込んでシフトロ
ックピンmを退避(図20に図示)させないと、同Pポ
ジションからシフトレバ−cの離脱できないように規制
して、上記した自動変速機特有の挙動の発生を防いでい
る。
フトロック装置によると、図19(a)に示されるよう
にシフトレバ−cがPポジション以外のポジションに在
るときのロックカムaの保持は、シフトロックピンmの
当接では不十分なため、ほとんどV形溝kと突起jとの
係合に頼っている。
クカムaを保持する構造は、ロックカムaがシフトロッ
クの体制になるとき、V形溝kから突起jを円滑に離脱
させなければならない都合上、図21に示されるように
緩やかな傾斜角度を有するV形溝kに、同V字状に曲成
してなる突起jを係合させる組合わせが余儀なくされ
る。
バ−cが在るとき、走行中、車体から大きな上下方向の
外力が加わると、図22に示されるようにV形溝kから
突起jが離脱して、ロックカムaが上向きにずれてしま
うおそれがある。
合、シフトレバ−gがDポジションからPポジションに
シフトされると、同シフトレバ−cの係合部hと係合す
べき係合ピンeが他の部位、例えば図21に示されるよ
うに係合部hの直上の部位に係合してしまう。
邪魔となって、シフトレバ−cのボタン操作が復帰しな
くなり、シフトロックが機能不良を起こしてしまう。本
発明は、このような事情に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、ロックカムの位置を確実に保持
することが可能な自動変速機のシフトロック装置を提供
することにある。
に請求項1に記載したシフトロック装置は、ブレーキペ
ダル非操作時におけるシフトレバーのパーキングポジシ
ョンからの離脱、または上記シフトレバーの上記パーキ
ングポジションへの非操作時におけるイグニッションキ
ーの操作を規制すべく、上記シフトレバーのパーキング
ポジションへの操作時に上記シフトレバーのディテント
ピン連動部材に係合して上記連動部材の変位に連動し、
上記パーキングポジションに対応する第1位置と、非パ
ーキングポジションに対応する第2位置との間を回動変
位するロックカムと、上記第2位置で保持するようにば
ね付勢されて上記ロックカムと係合するストッパーとに
加え、さらに上記シフトレバーのパーキングポジション
への操作時に上記ストッパーを上記ばね力に抗して係合
離脱方向に押圧するように設けられたリリースレバーと
を具備し、上記リリースレバーが上記ロックカムと同軸
上に回動自在に支持され、かつ上記ストッパーに常時、
係合している構成としたことにある。
と、ロックカムを第2位置で保持しているストッパ−
は、リリ−スレバ−によって、ロックカムとの係合が強
制的に解除される。
ックカムとの係合に関して、ロックカムの変位を利用し
て、係合を解除するということを考慮しなくともよい。
つまり、ストッパ−とロックカムとには、従来のように
傾斜を緩やかにしたV形溝とV字状の突起のような係合
の制約はなくなり、外部から解除操作されないと係合が
解除されないような係合構造を用いることが可能とな
る。
ションにシフトレバーが在るようなときでも、ずれるこ
とがないようロックカムは所定位置において保持され
る。しかも、シフトレバーがパーキングポジションへ操
作されると、リリースレバーはロックカムの同軸な軸線
を支点として回動変位し、常時、ストッパーと係合して
いる部分を通じて、ストッパーを同ストッパーのばね力
に抗して係合方向に押圧する。
係合が解除され、ロックカムがシフトレバ−の操作にし
たがって第1位置へ変位し、シフトロックの体制に入っ
ていく。
レバ−は、ロックカムの同軸上で支持されているだけな
ので、小さな取付スペ−スですむ。またリリ−スレバ−
は、ストッパ−に常時、係合させることによって、所定
の位置に保持されるので、位置保持が簡単ですむように
なる。しかも、ストッパ−と常時、係合しているから、
確実なる作動が得られる。
す一実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適
用した電子制御式の自動変速機の全体系を示し、1は乗
用車のエンジンル−ム(図示しない)に収容されるエン
ジン、2は同エンジン1の出力軸(図示しない)にトル
クコンバ−タ3を介して連結された自動変速機の本体で
ある。
複数の遊星歯車機構(図示しない)、同遊星歯車機構の
要素の回転を規制するクラッチなどの断続機構(図示し
ない)、同断続機構を油の流入・出で制御するコントロ
−ルバルブユニット4などいった機器を収容して構成さ
れる。
この操作レバ−装置5は、乗用車の運転席と助手席との
間に配置されている。操作レバ−装置5は、自動変速
と、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く手首を前後
方向に回動するといった操作で変速が可能な手動変速と
の2つのモ−ドを有している。
全体構造が示され、残る図7〜図18には各部の構造、
各部の断面ならびに操作時の状態などが示してある。操
作レバ−装置5の構造について説明することにする。な
お、本実施例では、図1中にあるように自動車の車体前
後方向となるX−X方向を前後方向とし、車体幅方向と
なるY−Y方向を左右方向として説明する。
する金属製のフレ−ムである。このフレ−ム6は、ベ−
スプレ−ト7と、この上部に組合うディテントプレ−ト
8とを有して枠形に構成される。
4に示されるように前後部が斜め上方へ屈曲形成された
金属板からなる。そして、金属板の水平方向に延びる中
央を底板部7aとし、同底板部7aから前側上方へ斜め
に延びる部分を前板部7bとし、同じく後側上方へ斜め
に延びる部分を後板部7cとしている。これら底板部7
a、前板部7b、後板部7cの板面中央には、内方へ突
き出る台部分が形成されていて、このうち底板部7aあ
る平坦な台部分を主機器据付部9とし、前後板部7b,
7cにある台部分を副機器据付部10としてある。な
お、前板部7b、後板部7cの上端部は、いずれも外側
へコ字状に折り曲げられてある。
って水平に延びる据付座11が取着してある。またディ
テントプレ−ト8は、前後方向に延びる円弧状のプレ−
ト部13と円弧状のディテントプレ−ト部14とを有し
ている。これらプレ−ト部13とディテントプレ−ト部
14とが、ベ−スプレ−ト7の上部に在るコ字状部1
2,12の左右の側面にそれぞれ取着してある。
3およびディテントプレ−ト部14のうち、ディテント
プレ−ト部14の下面中央には、P(パ−キング)、R
(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ドライブ)と
いった自動変速の各ポジションを規定する所定の溝形状
を呈したディテント溝15が前後方向に沿って連続して
形成してある(実施例では、N−D間はフリ−)。
向後側の下面には、複数の凹部32が前後方向に沿って
形成されている。具体的には、凹部32は上記ポジショ
ン位置(選択位置)と同間隔で連続するV字状溝32a
で形成してある。
−ト部14との上縁部中央間には長方形状をなしたプレ
−ト部16が一体に連結され、ディテントプレ−ト8の
全体を構成している。
(パ−キング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラ
ル)、D(ドライブ)といった各ポジションを有する、
長孔よりなる自動変速操作用のシフト路17が前後方向
に延びて設けられている。なお、シフト路17とディテ
ントプレ−ト部14とは平行である。
と平行に手動操作用のシフト路18が設けられている。
このシフト路18は、シフト路17のDポジションの位
置から分かれて前後方向に均等に延びる長孔を有して構
成される。
変速操作に必要な機器が据付けてある。すなわち、主機
器据付部9の上面には、矩形枠状に成形された支持ベ−
ス19がボルト止めなどで据付けられている。
は、金属製のシャフト20が掛け渡されている。シャフ
ト20は左右方向に沿って配置してある。このシャフト
20の軸部分のうち、ディテントプレ−ト部14を挟む
片側となる右側部分にはケ−ブルレバ−21が設けられ
ている。またディテントプレ−ト部14を挟むもう片側
となるシャフト20の中央部分にはシフトレバ−22が
設けられている。
スイッチレバ−45が設けられている。ケ−ブルレバ−
21の本体部は、合成樹脂製で、図13(a)に示され
るように下端部に左右方向に沿って開口する支持孔24
を有し、上端部にばね据付座25を有した、略角柱状を
なしている。このシフトレバ−22に臨む本体部の側面
の中段には段部26が形成されていて、同中段を境とし
て上側の厚み寸法を下側の厚み寸法より薄くしてある。
嵌挿されている。これにより、ケ−ブルレバ−21の全
体を、シャフト20を支点として前後方向に回動自在に
支持してある。
延びている。ケ−ブルレバ−21の背面には、金属板よ
り構成されたレバ−部27の基部が嵌挿されて固定され
ている。このレバ−部27の先端部は、ケ−ブルレバ−
21の背面から前後方向の前側に向かって斜め上方へ延
びている。そして、この先端部には、外側へ突出するピ
ン28が設けてある。
的に連結されている。すなわち、自動変速機の本体2か
らは、図1に示されるように同変速機をシフトコントロ
−ルするためのシフトケ−ブル29が延びている。な
お、このシフトケ−ブル29は、内索29aを外索29
bで覆ったケ−ブルから構成してある。
テントプレ−ト部14の前部側に突設した金属製のケ−
ブルブラケット部30で保持させて、内索端をピン28
に連結させている。
L字形の外形をなし、かつ断面が略J字状をなした板金
製のア−ム部材から形成されている。そして、このア−
ム部材の長手側30aはディテントプレ−ト部14の前
部外面に取着され、先端の短手側30bをベ−スプレ−
ト7の前板部7bから前方へ突出させている。この短手
部分には外索支持用の溝孔31を形成してある。
短手部分の溝孔31にボルトなどで外索29bを支持さ
せ、内索29aのみをピン28にねじ止め固定させてあ
る。これにより、シフトケ−ブル29を通じて、自動変
速の選択操作に必要な変位を自動変速機の本体2へ出力
できるようにしてある。
には、金属製のプレ−トからなるシフトロックケ−ブル
ブラケット部100が並行に配置されている。このシフ
トロックケ−ブルブラケット部100の基端部は、前板
部7bの幅方向中央に取着してある。またシフトロック
ケ−ブルブラケット部100の下端部は、据付座11に
形成した台部11aの上面に取着されている。但し、台
部11aは前板部7bの外側面に取着されて固定してあ
るものである。
00の先端上部は、脚部101を介して、ケ−ブルブラ
ケット部30の側面部分に取着されている。このシフト
ロックブラケット部100の先端上部には、ケ−ブルブ
ラケット部30のケ−ブル支持部(溝孔)より低位とな
る位置に、フォ−クエンド形状で形成されたケ−ブル支
持部102が設けてある。
帯状の板ばね33の基端がねじ止めにより固定されてい
る。この板ばね33は、先端において上方に向かう付勢
力が発するよう一部が曲成されている。そして、この板
ばね33の先端部が前後方向後側に在るV字状溝32a
に向かって延びている。
がディテントプレ−ト部14とは直角な向きで回動自在
に支持してある。この板ばね33で上方へ付勢されるロ
−ラ34をV字状溝32aに係合させてある。
るようにシャフト20から、ディテントプレ−ト14の
側方を通じて、シフト路17,18を形成する長孔、さ
らにはプレ−ト16を覆うように設けた操作パネル35
のゲ−ト35aを貫通して、同操作パネル35の上方に
延びている。なお、ゲ−ト35aはシフト路17,18
と同形状をなしている。
示してある。シフトレバ−22の構造を説明すれば、3
6は金属製のシフトレバ−本体である。シフトレバ−本
体36は、シフト路17,18を形成する長孔および操
作パネル35のゲ−ト35aを摺動自在に貫通する筒状
のロッド37と、このロッド37の下端部から二股に分
かれてシャフト20側へ延びた二股体38とを有してい
る。ロッド37の先端にはシフトノブ22aが装着して
ある。
をレバ−上半部39aとし、二股体38をレバ−下半部
39bとしてある。二股体38は、二股コ字状に屈曲し
て形成された板金より構成される。詳しくは、二股体3
8は、相互間の空間が、側方、すなわち左右方向に開放
する一対の平行な板状部38aを有して構成してある。
なお、板状部38aの離間寸法は、例えばケ−ブルレバ
−21の幅寸法と同等にしている。
埋めるような短柱形をなした合成樹脂製の枢支部材40
が摺動自在に収容されている。この枢支部材40の下部
には、左右方向に貫通する支持孔41と、この支持孔4
1を直交する前後方向に貫通する小径な支持孔42(支
持孔42の径寸法<支持孔41の径寸法)とが形成して
ある。
0に回動自在に嵌挿される。また支持孔42には、シャ
フト20に設けた貫通孔20aを通じて、板状部38a
間を貫通したボルト43が回動自在に嵌挿されている。
そして、このボルト43にて、板状部38aおよび枢支
部材40の相互を回転自在に連結している。なお、44
はボルト端に螺挿されるナットを示す。
路17およびシフト路18内、それらシフト路間をつな
ぐ中間の接続路18a内に対して、レバ−操作が自在と
なる。例えばディテント溝15で最後方の位置に規定さ
れたDポジション位置を起点とすると、シフトレバ−2
2は、同位置から前方向、同じくシフト路18に向かう
横方向へ回動操作ができる。
ブルレバ−21の下部とこのケ−ブルレバ−21とは反
対側に配置されたスイッチレバ−45の下部との間で挟
まれて規制され、これによって枢支部材40の全体をシ
フト方向には回動変位するが、セレクト方向には回動変
位しないようにしてある。
回動軸に沿って、V字状の溝部46が形成されている。
この溝部46内には、図12に示されるような溝部46
の深さより高さ寸法が大きく、かつ溝部46の長さ方向
に沿って細長に延びるC字状のスプリング47が収容さ
れている。
の中央部に設けたスプリング係止台46aの両側に形成
してある孔部(図示しない)に回動自在に係止されてい
る。この係止によって、スプリング47をセレクト方向
の回動軸と平行な面内に配置させている。
a間の地点には、合成樹脂製のガイド部材48がねじ止
め固定されている。このガイド部材48は、板状部38
a間の空間を埋めるような短柱状をなした本体部48a
を有している。この本体部48aの下面には、V形の溝
部49がセレクト方向の回動軸に沿って形成されてい
る。
の上側部分47aは、この溝部49内に挿入されて係止
されている。これによって、スプリング47の全体を、
セレクト方向の回動軸と平行な面内に配置させた状態
で、溝部46,49間に介装させている。
は、シフトレバ−本体36がボルト43の支点としてセ
レクト方向にレバ−操作されると、溝部46の底部分を
中心に傾動変位する。このスプリング47の傾動範囲
は、V字状の溝部46の挟む角度にて規制される。
ト路18との間のレバ−操作時にスプリング47が圧縮
変形を起こすような位置に配置してある。例えば溝部4
9を、溝部46の位置からケ−ブルレバ−21側にずれ
た地点に配置してある。
ング47が復帰したときの差により、シフト路17、1
8間におけるレバ−操作時において節度感を発生させる
ようにしている。
中央から上方へ突き出る筒状のガイド筒60が形成して
ある。このガイド筒60内にはコイルスプリング61が
収容されている。
38内の部位には、ディテントピン連動部材となる合成
樹脂製の摺動子62が摺動自在に収容されている。摺動
子62は、一対の板状部38a間の空間を埋めるような
略短柱状をなしている。この摺動子62の板状部38a
と対向する両側面には、板状部38aの内壁面と摺接自
在な一対の摺接面63が形成されている。
る筒状の受口64が形成されている。この受口64に
は、上記コイルスプリング61と共にガイド筒60が摺
動自在に嵌挿されている。そして、このコイルスプリン
グ61の弾性力にて、摺動子62の全体を上方へ付勢し
ている。
なした細径のロッド37が突設されている。このロッド
37の先端側は上方に向かって延び、ロッド37内を摺
動自在に挿通している。このロッド65の上端部は、シ
フトノブ22aに装着された操作ボタン66に接続され
ており、操作ボタン66を押操作すると、コイルスプリ
ング61の弾性力に抗して、摺動子62が押し下がるよ
うにしてある。
子62の側面には、金属製のディテントピン67が突設
されている。そして、このディテントピン67が、板状
部38aの開放部分を通じて、ディテントプレ−ト部1
4側へ突き出ている。
レ−ト部14のディテント溝15で規定される各ポジシ
ョンと係脱自在な大きさに定めてある。こうした構造に
より、シフトレバ−22を接続路18aからシフト路1
7のDポジション位置へ向かってレバ−操作すると、図
10に示されるようにディテントピン67がディテント
溝15のDポジションと対応する溝に係合し、反対にD
ポジション位置から接続路18aに向かってレバ−操作
をすると、図11に示されるようにディテントピン67
がDポジションと対応する溝から離脱する。
より、ディテントピン67はディテント溝15の規定さ
れた各ポジション位置へ位置決められる。また操作ボタ
ン66を押操作すれば、ディテントピン67が係合を解
除する方向へ駆動され、ディテント溝15で規定された
各ポジション位置の溝から離脱できるようにしてある。
る側とは反対側の側面には、同ディテントピン67より
低い位置にシフトロック用の係合部68が形成されてい
る。この係合部68は、摺動子62の側面に、同摺動子
62の軸心方向とは直角方向に延びる一対の平行なリブ
70を有してなる。そして、このリブ70が板状部38
a間の開放部分から側方へ突き出て、後述するロックカ
ム86の係合ピン88を受ける溝を形成している。
50a,50aが設けられている。ケ−ブルレバ−2
1,スイッチレバ−45には、それぞれこの係合凸部5
0aと係脱する係合凹部50bが設けられている。
もガイド部材48の厚み方向中央となる側面部分を側方
へ台形板状に突出させてなる嵌挿部51を有している。
また各嵌挿部51の先端部は、幅方向両端から前方へ突
き出るリブ状の挿入ガイド52,52を有している。こ
の挿入ガイド52,52は、外面に先端に向かうにした
がって厚みが薄くなるような傾斜面が形成されていて、
嵌挿部51を係合凹部50aに対して挿入しやすくして
いる。また挿入ガイド52,52の一部には、挿入ガイ
ド52および嵌挿部51の一部を切欠いてなる弾性変位
可能な弾性壁53が形成してある。この弾性壁53の先
端部は、挿入ガイド52の傾斜面と同様な傾斜面をもつ
斜面部53aを有している。そして、この斜面部53a
の斜面は、挿入ガイド52の斜面から外側に突き出た位
置に配置され、相手の係合面に対して弾接させるように
してある。
図7に示されるように上記係合凸部50aと対応してケ
−ブルレバ−21の下部前面に設けた係合口54から構
成される。この係合口54は、嵌挿部51と外形に対応
した上下方向に延びる細長の開口部から形成してある。
17に在るときには、嵌挿部51の全体は係合口54に
嵌挿されるようにしてある。したがって、シフトレバ−
22がシフト路17に在るときには、ガイド部材48を
介して、シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相
互が係合される。
ト路17内にあるとき、すなわち自動変速操作時は、ケ
−ブルレバ−21はシフトレバ−22のレバ−操作に連
動してシフト方向に操作されるようになっている。
(b)に示されるように上方に開く扇形に形成されたブ
ロックよりなる本体部75を有する。この本体部75の
下部には、扇形の軸心に沿って延びる回動支持部76が
形成されている。この回動支持部76に形成された支持
孔76aは、シフトレバ−22を挟んでケ−ブルレバ−
21とは反対側のシャフト部分に回動自在に嵌挿され、
本体部75の全体をシフト方向に回動自在に支持させて
いる。
を、傾斜した両側面がベ−スプレ−ト7の前板部7bお
よび後板部7cと向き合うように配置させてある。本体
部75のシフトレバ−側に向く前面75aは、シフト路
17にてレバ−操作されるシフトレバ−22と干渉しな
い範囲で傾斜している。
ベ−スプレ−ト7の前板部7b,後板部7cとの間に
は、一対の中立付勢ユニット79が配置されている。中
立付勢ユニット79は、前板部7b,後板部7cに据付
けたケ−シング80と、このケ−シング80に設けられ
たスイッチレバ−45の側面に向かって進退自在なピン
81と、ケ−シング80に内蔵されてピン81を突出方
向へ付勢するスプリング82を有している。そして、こ
の付勢されるスプリング82により、スイッチレバ−4
5の両側から弾性力で均等に挟み付けて、スイッチレバ
−45を中立位置で保持させている。
の角度θ1 と、傾斜した前板部7b,後板部7cの角度
θ2 とは、互いに異なっている。前部側に配置してある
ケ−シング80には、ピン81の進退変位にしたがって
オンオフするシフトアップ検知用スイッチ83が内蔵さ
れている。また後部側に配置してあるケ−シング80に
は、ピン81の進退変位にしたがってオンオフするシフ
トダウン検知用スイッチ84が内蔵されていて、シフト
レバ−22がシフト路18に沿って前方あるいは後方へ
揺動されると、手動変速操作に必要なシフトアップある
いはシフトダウンの信号が出力するようにしてある。
後板部7cにならって、本体部75の扇形側面沿いに位
置調整可能に取り付けてあり、上記角度θ1 、角度θ2
の相違を利用して、取付位置を調整してある。
央には、スイッチレバ−45側へ突き出るガイド部材4
8の係合凸部50aを挿脱可能に嵌挿する上記係合凹部
50bが設けられている。
する前面75aの上段部分に、同嵌挿部51の外形に対
応した細長形状をなす係合口77を形成して構成され
る。これにより、シフトレバ−22がシフト路17から
シフト路18へ操作されるにしたがって、スイッチレバ
−45側に張り出す嵌挿部51が係合口77の開口に嵌
挿されるようにしてある。
に在るときには、ガイド部材48を介して、シフトレバ
−22とスイッチレバ−45との相互が係合される。こ
の係合により、シフトレバ−22がシフト路18内にあ
るとき、すなわち手動変速操作時、中立状態のスイッチ
レバ−45は、シフトレバ−22のレバ−操作に連動し
て、シフトアップあるいはシフトダウンといったシフト
方向へ操作される。
ップ変速位置あるいはシフトダウン変速位置に操作され
ると、シフトアップ検知用スイッチ83あるいはシフト
ダウン検知用スイッチ84から、シフトアップあるいは
シフトダウンの検知信号が出力される。
21およびスイッチレバ−45との係合は、一方が係合
しているときには、他方の係合が解除されるように設定
されていて、シフトレバ−22のセレクト方向のレバ−
操作で、自動変速操作および手動変速操作のうちのどち
らか一方を選択できるようにしてある。
面75bに開口している。この係合口77の前面75a
に開口する出入口には、スイッチレバ−45の後面75
bに据付けた手動変速モ−ド検知スイッチ78のア−マ
チュア78aが、係合口77の貫通部分を通じて配置し
てある。
18に投入されると、ア−マチュア78aが嵌挿部51
との当接により変位して手動変速モ−ド検知スイッチ7
8をオンオフさせ、シフトレバ−22がシフト路18に
投入されたことを検知できるようにしてある。
アップ検知用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッ
チ84は、コントロ−ルバルブユニット4に接続してあ
るT/M制御装置85に接続されている。
ンピュ−タより構成されている。このT/M制御装置8
5には、自動変速モ−ドの他に手動変速モ−ドが設定し
てある。またT/M制御装置85には、手動変速モ−ド
検知スイッチ78からの検知信号で手動変速モ−ドに切
換える機能、シフトアップ検知用スイッチ83からの検
知信号で同手動変速モ−ドに基づき自動変速機の変速段
をシフトアップ側に操作する機能、シフトダウン検知用
スイッチ84からの検知信号で同手動変速モ−ドに基づ
き自動変速機の変速段をシフトダウン側に操作する機能
などが設定されていて、シフト路18内での前側、後側
のレバ−操作に連動して、所望とする変速が行われるよ
うにしてある。
レ−ト部13,ディテントプレ−ト部14間の部位に
は、図4に示されるようにシフトロック装置110を構
成する合成樹脂製のシフトロック用ロックカム86(以
下、単にロックカムと称す)が配置されている。
15および図16に示されるように前後方向に延びる、
前部側の厚み寸法を後部側より厚くした略三角プレ−ト
状をなしている。またプレ−ト部13、ディテントプレ
−ト部14の内面と向き合う側部中央には一対の筒形の
ボス部87が一体に突設してある。なお、ボス部87は
プレ−ト内面に届くような突出長さを有している。
からディテントプレ−ト部14に向かって挿入された枢
支用のボルト111が摺動自在に貫通している。またこ
のボルト端はナット(図示しない)で締結されていて、
ロックカム86を前後方向に回動自在に枢支してある。
中央に向くア−ム状の部分は、シフトレバ−22とプレ
−ト部13との間に挿入可能な薄肉に成形してある。こ
のア−ム状部分の先端部には、ディテントプレ−ト部1
4へ向く、横向きの状態(ロックカム86の回動軸と同
方向)で、シフトレバ−22の係合部68と組合う係合
ピン88が突設されている。
円弧形に成形されていて、同部分をシフトロックピン係
脱用の係止部89にしてある。さらにロックカム86の
本体上部には、先端にキ−インタロック用の接続ピン9
0を有するア−ム90aが一体に突設してある。なお、
接続ピン90はプレ−ト部13へ向く、横向き状態(ロ
ックカム86の回動軸と同方向)に配置してある。
一方のボス部87の後板部側には、図16にも示される
ように上下方向に沿って、L字形に曲げてなる板ばねで
構成されたストッパ−スプリング91(ストッパ−に相
当)が配置されている。このストッパ−スプリング91
の長手側91aの基端部は、ロックカム86の回動軸の
上側となるディテントプレ−ト部14の内面部分にねじ
止め固定されている。また短手側91bの先端部は、長
手側91aで発生する弾性力により付勢されて、ボス部
87の外周面に在る台部87bの表面に形成してある溝
87aに係合してある。この短手側91bの先端部と溝
87aとの係合により、シフトレバ−22がPポジショ
ン以外にあるときのロックカム86の動きを規制してい
る。図21は、このロックカム86を動きを規制してい
る部位を拡大して示す。
ジションの離脱位置(第2位置)に対応した地点で保持
させている。この地点は、図16(b)に示されるよう
にPポジションにシフトレバ−22が配置されると、同
シフトレバ−22の係合部68に係合ピン88が挿入さ
れる地点(非パ−キングポジションに対応する位置)で
ある。
ス部87の周りには、ストッパ−スプリング91を操作
する、例えば板金で構成されたリリ−スレバ−92が配
置されている。
れるようにボス部87の外周面に回動自在に嵌挿された
環状の枢支部93と、ストッパ−スプリング91の長手
側91aの中間部分を係合した溝状の係合部94と、こ
れら枢支部93と係合部94とをつなぐ中継部95を有
してなり、正面から見ると略逆L字状をなしている。
トプレ−ト8の中央に向く中継部95の部位には、ア−
ム部90aの前方へ突き出る当接片96が形成されてい
る。この当接片96の在る位置は、図16(b)に示さ
れるようにPポジションに操作されてくるシフトレバ−
22の側部を受ける位置に設定されている。
22が配置されるに伴い当接片96が押されると、それ
に連動してリリ−スレバ−92がボス部87の周りを回
動変位し、ストッパ−スプリング91の長手側91aを
溝87aとの係合が解除する方向に押圧する。つまり、
ロックカム86aのロックは、Pポジションにシフトレ
バ−22が配置されると解除されるようになっている。
ってシフトレバ−22がPポジションで位置規制される
にしたがい、ロックカム86はPポジションに対応した
位置(第1位置)へ回動変位(摺動子62が操作ボタン
66の復帰に伴い、係合ピン88を押し上げることによ
る)するようになっている。
ロックカム86の動きを拘束して、所定の条件が満たさ
れない限り、Pポジションで位置規制されたシフトレバ
−22を他のポジションへシフトできないようにしてあ
る(ロック)。
6は、シフトロックケ−ブルブラケット部100の外側
面に設けたシフトロックピン105によって、ブレ−キ
ペダル103を踏み込まない限り、ロック状態が解除さ
れないようにしてある。
止部89の上端部と係止する位置、同係止が解除する位
置との間で進退自在に設けてある。またシフトロックピ
ン105は、リ−タンスプリング105aの弾性力によ
ってロックカム86側へ付勢してある。この付勢によっ
て、Pポジションでシフトレバ−22が位置規制されて
いるときは、図16(c)に示されるようにリタ−ンス
プリング105aの弾性力にてシフトロックピン105
を係止位置にまで突出させて、係止部89の上端部との
係止から、ロックカム86がロック解除側へ回動しない
ように規制している。またシフトロックピン105は、
同シフトロックケ−ブルブラケット部100の外側面で
支持してあるシフトロックケ−ブル104を介して、ブ
レ−キペダル装置103に接続されていて、同ブレ−キ
ペダル装置103のブレ−キペダル103aを踏み込ま
ないと、係止解除位置に移動しないようにしてある。な
お、シフトロックピン105はシフトレバ−22がPポ
ジション以外のポジションのときには、図16(b)に
示されるようにロックカム86の係止部89の円弧面に
配置される。
ニッションキ−装置106(図1に図示)が所定に操作
されていないと、ロック状態が解除されないようにもし
てある。
ョンキ−装置106から延びているキ−インタ−ロック
ケ−ブル107の内索が接続されている。また同ケ−ブ
ル107の外索端はケ−ブル支持部102にて支持され
る。そして、イグニッションキ−装置106に内蔵され
ているケ−ブル規制機構106aによって、イグニッシ
ョンキ−装置106に差し込まれるイグニッションキ−
106bがLOCK位置又は抜いてあるときは、ケ−ブ
ル107の内索の動きをロックして、ロックカム86の
動きを規制し、イグニッションキ−106bがLOCK
位置以外のときは、ケ−ブル107の内索のロックを解
除して、同ロックカム86の規制を解除するようにして
ある。これによって、イグニッションキ−106bを所
定に操作しない限り、Pポジションからシフトレバ−2
2を操作できないようにしている。
フトレバ−22がPポジションに在る状態から説明す
る。このときのシフトレバ−22は、シフト方向へのレ
バ−操作は行えない状態となっている。
のロックおよびシフトロックピン105のロックによ
り、Pポジションに対応した位置(第1位置)から動か
ないように規制されていることによる。
−が、エンジン1を始動すべく、イグニッションキ−1
06bをイグニッションキ−装置106へ差し込み、L
OCK位置、ACC〜START位置へと操作する。こ
れにより、エンジン1は始動する。
−ブル規制機構106aで行われていたケ−ブル107
の内索の規制は解除される。つまり、キ−インタロック
は解除される。
く、ブレ−キペダル103aを踏み込み、自動車に制動
を与える。このブレ−キペダル103aの踏込操作によ
り、シフトロックは解除される。
されるようにロックカム86の係止部上端へ向かって突
出していたシフトロックピン105は、ブレ−キペダル
103aの踏込動作にしたがい退避され、係止部89と
の係止を解除する。
変位できる状態となる。ついで、自動車を自動変速モ−
ドで走行させるべく、選択位置の中からDポジションを
選び、シフトレバ−22をPポジションからDポジショ
ンへ切換える。
aをボタン操作する(操作ボタン66を押し込む)。こ
の操作により、図16(b)に示されるように摺動子6
2は下降方向へ駆動され、ロックカム86を、シフトレ
バ−22の係合部68との係合が解除されるPポジショ
ン離脱位置(第2位置)へ回動変位させる。
合ピン88は、係合部68と入出自在となる位置にまで
導かれる。またディテントピン67は、摺動子62の下
降変位にしたがって、ディテント溝15で規定されたP
ポジションの解除位置にまで駆動される。これにより、
ディテントピン67は、Pポジションを規制していたデ
ィテント溝15の溝から離脱する。
は、シフト方向へ操作可能となる。ついで、このシフト
レバ−22を、シフト路17内のDポジションへ回動操
作する。
されるようにシフトレバ−22は当接片96から離れ
る。これにより、シフトレバ−22によって動き規制さ
れていたリリ−フレバ−92は、図16に示されるよう
にストッパ−スプリング91の弾性力によって、元の状
態に戻る。
先端部がボス部87に在る溝87aに係合され、ロック
カム86をPポジションの離脱位置にロックさせる。こ
れにより、ロックカム86の係合ピン88は、Pポジシ
ョンの離脱位置に配置されてくるシフトレバ−22の係
合部68と入出自在な位置で保持される。
以外にシフトレバ−22が在るときは、係合部86と挿
脱自在となる待機の状態でロックされる。一方、ディテ
ントプレ−ト部14の両側に在る、シフトレバ−22と
ケ−ブルレバ−21との相互は、係合凸部50aと係合
凹部50bとを介して接続されているから、上記シフト
レバ−22の回動操作に連動して、ケ−ブルレバ−21
は回動変位していく。
度、ロ−ラ34の係合する溝が順に変わる。つまり、ド
ライバ−はポジションが変わる毎に節度感を感じる。
配置され、Dポジションを規定するディテント溝15の
溝にディテントピン67が係止されると、Dポジション
への切換えが終える。
フトケ−ブル29を通じて、自動変速機の本体2へ出力
されるから、本体2は自動変速モ−ドのDレンジに切換
わる。
03aを戻して、アクセルペダル(図示しない)を踏め
ば、設定された自動変速モ−ドにもとづき、自動変速機
は、アクセルペダルの開度、走行速度などといった各種
情報にしたがって制御される。
なされる。また、Dポジションで走行中、マニュアル操
作に切換えるときは、シフトレバ−22をシフト路17
のDポジションから、接続路18aを経て、シフト路1
8へ操作する。
バ−22の回動変位に伴い下方向に変位して、Dポジシ
ョンを規定している溝から離脱していく。またこのシフ
トレバ−22のセレクト操作に伴い、シフトレバ−22
の右側に在る係合凸部50aは、Dポジションに在るケ
−ブルレバ−21の係合凹部50bから離脱していく。
なお、残るケ−ブルレバ−21は、ロ−ラ34とV字状
溝32aとの係合によってDポジションの位置に保持さ
れる。
在る係合凸部50aが、中立状態に在るスイッチレバ−
45の係合凹部50bに嵌挿される。これにより、スイ
ッチレバ−45はシフトレバ−22の移動に連動して回
動自在となり、さらにモ−ド検知スイッチ78がア−マ
チュア78aの押圧動作(係合凸部50aで押圧される
ことによる)を受けてオンオフ操作される。
イッチ78からの検知信号を受けて、自動変速モ−ドか
ら手動変速モ−ドに切換える。そして、中立付勢ユニッ
ト79の付勢力によって中立位置に保持されているシフ
トレバ−22を、シフト路前端のシフトアップ変速位置
あるいはシフト路後端のシフトダウン変速位置へ回動操
作すれば、シフトアップ検知用スイッチ83あるいはシ
フトダウン検知用スイッチ84がオンオフされる。
ップ検知用スイッチ83からの検知信号、シフトダウン
検知用スイッチ84からの検知信号を受けて、自動変速
機の変速段をシフトアップあるいはシフトダウン側へ操
作する。
る変速段の変速がなされる。こうした走行中、ロックカ
ム86は、図16(a)に示されるようにストッパ−ス
プリング91とボス部87に在る溝87aとの係合によ
って保持されている。
車を停止させた後、シフト路18に在るシフトレバ−2
2をシフト路17のDポジション、Nポジション、さら
にはボタン操作をしながらRポジションを経てPポジシ
ョンへ回動操作する。
図16(b)に示されるように待機しているロックカム
86の係合ピン88に、シフトレバ−22の係合部68
(ボタン操作で摺動子62が下方変位しているときの状
態)が挿入されていく。
96にシフトレバ−22の側部が当接して、同当接片9
6を押圧していく。これにより、図16(b)に示され
るようにリリ−スレバ−92は、ロックカム86の回動
軸回りを反時計方向に回動変位する。
はストッパ−スプリング91の長手側91aの中間部と
常に係合している。したがって、リリ−スレバ−92が
回動変位すると、ストッパ−スプリング91の長手側9
1aは、弾性力に抗してボス部87から離れる方向、つ
まり係合離脱方向へ押圧されていく。
短手側91bの先端部は、ボス部87の溝87aから抜
き出される。このことは、リリ−スレバ−92によっ
て、強制的にストッパ−スプリング91とロックカム8
6との係合が解除される。
バ−22のボタン操作を復帰させれば、復帰動する摺動
子62に伴って、ディテントピン67がPポジションを
規定しているディテント溝15の溝に係止される。
ロックカム86は、ディテントピン67に連動する係合
部68の変位にしたがい反時計方向へ回動変位する。そ
して、この回動変位が進み、係合部89がシフトロック
ピン位置よりも下方に配置されると、シフトロックピン
105がリタ−ンスプリング105aの弾性力によって
突き出て、係止部89の上端部を係止させる。
ンに対応した位置(第1位置)でロックされる。つま
り、シフトレバ−22のシフトロックがなされる。これ
により、駐車のためのパ−キング操作を終える。
−スプリング91を解除側に操作して、ストッパ−スプ
リング91とロックカム86との係合を強制的に解除す
るようにしたシフトロック装置110は、従来のように
ストッパ−とロックカムとの係合に関し、ロックカム8
6の変位を利用して係合を解除するという点の考慮は全
く必要でない。
ロックカム86との係合には、従来のように傾斜を緩や
かにしたV形溝とV字状の突起のような係合の制約はな
くなり、ロックカム86のロックだけを考えた図18
(a)に示されるような外部から解除操作されないと係
合が解除されないような深スリット状の溝と同溝に挿脱
自在な板ばね端とを組合わせた係合構造を用いることが
できる。
することがないよう、ストッパ−スプリング91でロッ
クカム86の位置を確実に保持させることができる。ま
たストッパ−スプリング91を操作するリリ−スレバ−
22は、ロックカム86の同軸上で支持されているだけ
なので、小さな取付スペ−スですむ。
−スプリング91に常時、係合させることによって、所
定の位置に回動可能に保持されるので、位置保持が簡単
である。そのうえ、リリ−スレバ−92は、ストッパ−
スプリング91と常時、係合しているから、ロックカム
86のロック、アンロックの作動は確実である。
片側にリリ−スレバ−92を配置するような構造を用い
たが、図18(b)に示されるようなア−ム90aの両
側に配置されるようなダブル式のリリ−スレバ−92を
用いてもよい。
より安定した動きを得ることができる。なお、図18
(b)に示すリリ−スレバ−92において、上記した実
施例と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略
した。
明によれば、たとえ外力を受けても、離脱することがな
いよう、ストッパ−で、ロックカムの位置を確実に保持
させることができる。
同軸上に支持されているので、小さな取付スペースです
む。またリリースレバーは、ストッパーに常時、係合さ
せることによって、所定の位置に回動可能に保持される
ので、位置保持が簡単である。しかも、リリースレバー
は、ストッパーと常時、係合しているから、ロックカム
のロック、アンロックの作動は確実である。
装置と共に示す斜視図。
斜視図。
解斜視図。
バ−が自動変速用のシフト路内に在るときの状態を説明
するための一部断面した正面図。(b)は、同じく一部
断面した側面図。
変速用のシフト路内に在るときの状態を説明するための
一部断面した側面図。
動変速用のシフト路内に在るときの状態を説明するため
の斜視図。
動変速用のシフト路内に在るときの状態を説明するため
の斜視図。
造を説明するための分解斜視図。
斜視図。(b)は、スイッチレバ−を説明するための斜
視図。
ック装置の主構造を示す斜視図。
分解斜視図。
るまでの推移のうち、待機位置でロックされているロッ
クカムを説明するための図。(b)は、同じくシフトレ
バ−がパ−キングポジションに回動操作されて、ロック
カムのロックガ解除されたときを説明するための図。
(c)は、同じくボタン操作の復帰によりシフトレバ−
がパ−キングポジションで位置規制されたときを説明す
るための図。
ムのロックが解除されるときを説明するための図。
ムとが係合する部分を構造を示す図16中のA部を拡大
して示す図。(b)は、異なるリリ−スレバ−を示す斜
視図。
を、ストッパ−でロックカムをロックしている状態と共
に示す図。(b)は、同じくシフトレバ−がパ−キング
ポジションに回動操作されたときを示す図。(c)は、
同じくストッパ−とロックカムとの係合が離脱した、ロ
ックカムがシフトロックピンでロックされたときを示す
図。
持が外れてしまうことを説明するための図。
する部分を拡大して示す図。
ってシフトロックが損なわれてしまうことを説明するた
めの図。
装置 14…ディテントプレ−ト部 15…ディテン
ト溝 17,18…シフト路 22…シフトレ
バ− 29…シフトケ−ブル 62…摺動子(ディテントピン連動部材) 67…ディテントピン 86…ロックカ
ム 87…ボス部 87a…溝 88…係合ピン 89…係止部 90…接続ピン 91…ストッパ−スプリング(ストッパ−) 92…リリ−スレバ− 93…枢支部 94…係合部 95…中継部 96…当接片 100…シフトロックケ−ブルブラケット部 103…ブレ−キペダル装置 103a…ブレ
−キペダル 104…シフトロックケ−ブル 106…イグ
ニッションキ−装置 107…キ−インタロックケ−ブル 110…シフ
トロック装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキペダル非操作時におけるシフト
レバーのパーキングポジションからの離脱、または上記
シフトレバーの上記パーキングポジションへの非操作時
におけるイグニッションキーの操作を規制すべく、上記
シフトレバーのパーキングポジションへの操作時に上記
シフトレバーのディテントピン連動部材に係合して上記
連動部材の変位に連動し、上記パーキングポジションに
対応する第1位置と、非パーキングポジションに対応す
る第2位置との間を回動変位するロックカムと、 上記第2位置で保持するようにばね付勢されて上記ロッ
クカムと係合するストッパーと、 上記シフトレバーのパーキングポジションへの操作時に
上記ストッパーを上記ばね力に抗して係合離脱方向に押
圧するように設けられたリリースレバーとを具備し、上記リリースレバーは上記ロックカムと同軸上に回動自
在に支持され、かつ上記ストッパーに常時、係合してい
る ことを特徴とする自動変速機のシフトロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137294A JP3097448B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 自動変速機のシフトロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137294A JP3097448B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 自動変速機のシフトロック装置 |
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---|---|---|---|---|
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CN115076358A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-20 | 宝鸡法士特齿轮有限责任公司 | 一种变速器操纵总成 |
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1994
- 1994-04-20 JP JP8137294A patent/JP3097448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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