JPH0719334A - 車両用自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents

車両用自動変速機のシフトロック装置

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Publication number
JPH0719334A
JPH0719334A JP15942193A JP15942193A JPH0719334A JP H0719334 A JPH0719334 A JP H0719334A JP 15942193 A JP15942193 A JP 15942193A JP 15942193 A JP15942193 A JP 15942193A JP H0719334 A JPH0719334 A JP H0719334A
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JP
Japan
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lock
shift
pin
lock mechanism
cam plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP15942193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Takimoto
秀樹 滝本
Minoru Harada
実 原田
Yoshihiko Yamato
義彦 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuroishi Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Kuroishi Iron Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kuroishi Iron Works Co Ltd filed Critical Kuroishi Iron Works Co Ltd
Priority to JP15942193A priority Critical patent/JPH0719334A/ja
Publication of JPH0719334A publication Critical patent/JPH0719334A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/22Locking of the control input devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プッシュプルケーブル作動方式の車両用自動
変速機のシフトロック装置において、シフトロックピン
用の作動ストロークを小さくし、ブレーキロック機構側
のレバー機構を不要とする。 【構成】 ピンロック機構を、上下方向に回動可能なカ
ムプレート70本体と、カムプレート本体に設けられガ
イドプレート3のパーキングレンジに対応した溝部p位
置においてシフトロックピン13と係合する係合溝70
bと、カムプレートの他部に設けられたラチェット溝
と、ラチェット溝に係合して係合時カムプレート本体の
下方への回転を阻止するラチェット73aとから構成
し、キーロック機構又はブレーキロック機構のプッシュ
プルケーブルを介したロック動作又はアンロック動作に
対応してラチェットをカムプレートのラチェット溝に係
合させ又は係合状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両用自動変速機の
シフトロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動変速機を備えた車両では、パ
ーキング(Pレンジ)状態からセレクトレバーを前進(D
レンジ)側又は後進(Rレンジ)側にシフト操作した時の
安全(急発進防止)を考慮して、ブレーキペダルを踏んで
いないと、同パーキングレンジ(P)からドライブレンジ
(D)又は後進レンジ(R)へのシフト操作をすることがで
きないように構成されたシフトロック装置が設けられて
いる。
【0003】そして、このシフトロック装置の一般的な
ロック方式としては、上記セレクトレバーに上下動可能
に設けられ且つ車体側のガイドプレート(ディテントプ
レート)の各レンジ毎のガイド溝内に係入可能とされた
シフトロックピンに、当該ガイドプレート側方に回動可
能に取付けたロックカムをPレンジ位置で係合させ、該
ロックカムによって当該シフトロックピンが同Pレンジ
ガイド溝部から離脱するのを阻止する方式を採用するの
が通例である。
【0004】そして、一般の上記シフトロック装置で
は、当該ロックカムを作動させる手段として電磁アクチ
ュエータを使用し、例えばブレーキスイッチによりブレ
ーキペダルの作動状態を検出し該検出状態に応じて上記
電磁アクチュエータを作動制御するようになっていた。
【0005】さらに、またブレーキとの関係以外の上記
ロックカム操作の一つとして、例えばイグニッションキ
ーの操作位置に対応して当該イグニッションキーがON
位置に設定されている場合(即ち、運転者から走行の意
志表示がされた場合)においてのみ上記電磁アクチュエ
ータによりロックカムを回動させて上記シフトロックピ
ンをPレンジガイド部から走行レンジガイド部へ移動さ
せることを許容し(即ち、変速操作を許容し)、それ以外
の場合においては上記電磁アクチュエータにより上記ロ
ックカムの回動を規制(係止)して上記シフトロックピン
のPレンジガイド溝部からの離脱を阻止する(即ち、変
速操作を阻止する)ことも行なわれていた。
【0006】しかし、一般に上記のようなシフトロック
用電磁アクチュエータは製品コストが高いだけでなくバ
ッテリの消費電力を増大させることになるとともに耳障
りな作動音を伴う問題がある。
【0007】そこで、最近では、例えば図8及び図9、
図10に示すように、ブレーキペダル側作動部材および
キーシリンダ側作動部材と上記セレクトレバー側ロック
カム並びにロックレバーとを各々2系統のプッシュプル
ケーブルで接続し、相互の機械的な作動ストロークを利
用して連係させることによって従来のように電磁アクチ
ュエータを使用することなく、上記ロックカムの作動を
可能としたものが提案されている。
【0008】以下、この自動変速機のシフトロック装置
の構成を同図面に基づいて具体的に説明する。先ず図8
には同シフトロック装置を備えた自動変速機付き車両の
セレクトレバー1の周辺部分の構成が示されている。こ
のセレクトレバー1は、その基端部側1aが車体側に固
定されたセレクトレバー枢支軸2に対して車体前後方向
(矢印F−R方向)に傾動可能に支承されているととも
に、その先端部1b側上方には操作ノブ11が取り付け
られている。またセレクトレバー1の軸方向の中間位置
には、その他端が自動変速機(図示省略)に連結されたシ
フト用プッシュプルケーブル66のインナーケーブル6
8の一端がケーブル端連結部材69を介して連結されて
おり(該連結部分の図示は省略)、当該セレクトレバー1
を車体前方寄り位置から後方寄り位置に向けて傾動操作
することで、Pレンジ(パーキングレンジ)→Rレンジ
(リバースレンジ)→Nレンジ(ニュートラルレンジ)→D
レンジ(ドライブレンジ)→2レンジ(セカンドレンジ)→
1レンジ(ローレンジ)の順にシフト操作が行えるように
なっている。なお、符号67は上記シフト用プッシュプ
ルケーブル66のアウタケーブル、24は同支持部材で
ある。
【0009】さらに、このセレクトレバー1には、その
シフト操作をガイドして的確なシフト機能を実現するた
めにガイド機構Pが設けられている。該ガイド機構P
は、従来周知の構造を有するもので、上記セレクトレバ
ー1の基端部側1a寄り位置において側方へ突出状態で
配置されるとともに上記操作ノブ11に設けたロック解
除用操作ボタン12の押圧操作によってスプリング付勢
圧に抗して下方に押し下げられるシフトロックピン13
と同セレクトレバー1の側方に近接した状態で車体側に
固定配置されたガイドプレート(ディテントプレート)3
とを有している。そして、図10に示すように、このガ
イドプレート3の本体部中央3a部分には、前側から後
方側にかけて深い縦溝からなるPレンジガイド溝部31
と該Pレンジガイド溝部31より浅い位置において棚状
に形成されたRレンジガイド溝部32と該Rレンジガイ
ド溝部32より若干深く且つ溝幅の大きなN(ニュート
ラル)レンジガイド溝部33およびD(走行)レンジガイ
ド溝部34と2レンジガイド溝部35と、1レンジガイ
ド溝部36とからなるガイド溝30が形成されており、
これらの各ガイド溝部31〜36内に上記セレクトレバ
ー1側のシフトロックピン13が係入せしめられ、セレ
クトレバー1の軸体内に設けられたスプリングによる上
昇付勢圧で上面側に押圧保持されるようになっている。
そして、このように上記シフトロックピン13を上記セ
レクトレバー1のシフト操作に応じて上記ガイド溝の各
ガイド溝部の何れかに選択的に係入せしめることで自動
変速機側の変速段を所定の変速段に設定するようになっ
ている。
【0010】ところで、この場合、上記セレクトレバー
1がPレンジに設定された状態では、上記シフトロック
ピン13は上記ガイド溝30のPレンジガイド溝部31
の底部に位置せしめられているが、このPレンジガイド
溝部31上とRレンジガイド溝部32との間には高さの
高い規制壁部37が形成されている。このため、セレク
トレバー1をPレンジ位置から他のレンジ位置に移動さ
せるためには、上記操作ボタン12を押圧操作して上記
シフトロックピン13をスプリングの付勢圧に抗して下
方に押し下げて上記規制壁部35を迂回させなければな
らない。このように操作ボタン12を操作しなければP
レンジから他のレンジに移行することができないように
することにより、駐車中において不用意にPレンジから
走行レンジ側にシフト位置が切り変えられるのを防止し
ている。
【0011】しかし、上述のように該規制壁部35によ
る規制作用だけでは、ブレーキペダルが踏まれていない
場合であっても上記操作ボタン12が操作されさえすれ
ばシフト操作が可能になるから、該Pレンジでのシフト
ロックをより安全かつ確実なものとするために次に述べ
るようにキーロック機構とブレーキロック機構との作動
形態の異なる2種のロック機構よりなるシフトロック装
置が設けられている。
【0012】キーロック機構は、ステアリングコラム側
に設けられたイグニッションキー28の操作位置に応じ
て上記シフトロックピン13の移動を規制し得るように
したものである。そして、このキーロック機構は、後述
するようにセレクトレバー1側のシフトロック用ロック
カム4とキーシリンダ27側のキーロック用スライダー
45とキーロックピン29とキーロック用プッシュプル
ケーブル51とで構成されている。
【0013】上記ロックカム4は、上述したセレクトレ
バー1側ガイドプレート3のガイド溝30の近傍位置に
対応して配置され且つ枢支ピン6を介して前後方向に回
動可能に枢支されているとともに上記Pレンジガイド溝
部31に対応して同位置で上記シフトロックピン13と
十分な深さに係合可能とされたピン受溝41を有してい
る。なお、このロックカム4は、図示しないリターンス
プリングによって常時矢印方向に回動付勢されている。
【0014】一方、上記キーロックピン29は、図8に
示すようにキーシリンダ27の上部に出没可能に配置さ
れ、該キーシリンダ27に差し入れられたイグニッショ
ンキー28がOFF位置に設定されている場合には上方
へ突出し、イグニッションキー28がACC位置あるい
はON位置に設定されている状態では没入するように、
同キーロックピン29の操作位置に応じて出没せしめら
れるように構成されている。
【0015】上記スライダー45は、上記キーロックピ
ン29の上方位置において該キーロックピン29の軸方
向に直交する方向にスライド可能に支持されており、上
記キーロックピン29と対応した時にその突出を許容す
る嵌合穴部47と該キーロックピン29と対応した時に
当該キーロックピン29をその下面側に位置させてこれ
を没入状態のまま保持する規制板部46と、該規制板部
46の嵌合穴部47寄りの端面で構成され且つ突出状態
にある上記キーロックピン29と係合可能な係合部48
とを有している。また、このスライダー45は、規制板
部46の端面がストッパー49に当接することで反キー
ロックピン側への最大スライド量が規制されるようにな
っている。
【0016】上記キーロック用プッシュプルケーブル5
1は、上記ロックカム4とスライダー45とを相互に作
動可能に連結するものであって、その一端52aがケー
ブル支持部材21を介して上記ガイドプレート3側に固
定されるとともに他端52bがケーブル支持部材22を
介して適宜の車体側固定部材に固定されるアウターケー
ブル52と、該アウターケーブル52内に摺動自在に嵌
挿配置され且つその一端53aがケーブル端連結部材5
4を介して上記ロックカム4に設けたケーブル固定ボル
ト7に連結されているとともに他端53bがケーブル端
連結部材55を介して上記スライダー45に固定された
インナーケーブル53とから構成されている。そして、
このアウターケーブル52の端部52aには、上記ケー
ブル支持部材21との間にアジャストスプリング56が
縮装配置されている。
【0017】このように上記キーロック用プッシュプル
ケーブル51を介して上記ロックカム4とスライダー4
5とを連結することで、該ロックカム4の回動が上記ス
ライダー45の作動(即ち、上記イグニッションキー2
8の操作位置)に応じて制御され、ロックオフあるいは
ロックオン操作がなされる。
【0018】次にブレーキロック機構は、先ず図8に示
すように、上記セレトレバー枢支軸2の端部側に支承さ
れたロックレバー5と、該ロックレバー5とブレーキペ
ダルBPとを連結するブレーキロック用プッシュプルケ
ーブル61とを有し、ブレーキペダルBPの踏込操作に
連動して上記ロックレバー5を適宜に回動操作し、それ
によって上記シフトロックピン13の下方への移動を規
制するようになっている。ブレーキロック用プッシュプ
ルケーブル61は、アウタケーブル62およびインナケ
ーブル63よりなり、インナケーブル63の一端63a
がケーブル端連結部材64を介して上記ロックレバー5
の上端側ケーブル固定ボルト8に連結されているととも
にアウタケーブル62の端部62aは支持部材22を介
して上記ガイドプレート3に固定されている。そして、
支持部材22と上記アウタケーブル端部62aとの間に
はアジャストスプリング65が縮装配置されている。ま
た、該ブレーキロック用プッシュプルケーブル61の他
端は後述するブレーキペダルBP側プッシュプルケーブ
ル作動レバー106に連結されている。そして、ブレー
キロック用プッシュプルケーブル61を介し、上記ブレ
ーキペダルBPが踏み込み操作されていない状態におい
ては上記ロックレバー5が上記シフトロックピン13の
直下方位置に対応して当該シフトロックピン13の操作
ボタン12による下動を規制する一方、該ブレーキペダ
ルBPが踏み込み操作された状態では上記ロックレバー
5が上記シフトロックピン13から後方に離間して当該
シフトロックピン13の下動を許容するようになってい
る。
【0019】そして、一方ブレーキロック機構側ブレー
キペダル部の構造は、さらに図9のようになっている。
【0020】すなわち図9は同ブレーキペダル側の全体
的な構造を示しており、符号BPは自動車の運転席側イ
ンストルメントパネル下方のダッシュパネルDPに対
し、図示のような形状のブレーキペダルブラケット本体
76のペダルアーム枢着ブラケット部79を介して上下
方向に回転可能な状態で取付けられているブレーキペダ
ルである。そして、該ブレーキペダルBPはブレーキペ
ダルアーム100を中心として構成されている。該ブレ
ーキペダルアーム100は、図示のように板厚の大きい
略弧状の金属製プレート部材によって形成され、その先
端100a側回動支点部分を上記ブレーキペダルブラケ
ット本体76の後方に延びたペダルアーム枢着ブラケッ
ト部79の左右両側壁部に対しボルト構造の支軸89を
介して矢印(イ)又は(ロ)で示すように上下回転自在に支
持されており、同支軸89部分には当該ブレーキペダル
アーム100を踏み込み方向(イ)とは反対方向(ロ)にリ
ターン付勢するリターンバネが設けられている。また、
該ブレーキペダルアーム100の基端部100b上面側
にはフット部101が設けられている。なお、符号10
2はブレーキブースタ押圧ロッドを示している。
【0021】次に、符号103は上記ブレーキペダルブ
ラケット2の側壁部に対して側方側から取付けられたシ
フトロック機構設置用のサブ・ブラケットである。該サ
ブ・ブラケット103は、例えば両端に取付片を備えた
断面ハット状の金属製プレート部材よりなり、当該取付
片部分をボルト・ナツトにより上記ブレーキペダルアー
ム枢着ブラケット部79の側壁に締結することによって
固定され、その本体中央部には側方に所定長さ突出する
支持ピン104が植設固定されている。そして、後述す
るように上述したブレーキペダルBP(ブレーキペダル
アーム100)の踏み込み動作に対応して回動するシフ
トロックレバー105およびプッシュプルケーブル作動
レバー106が該支持ピン104により各々回転自在に
軸方向内側から外側に並設して支持されている。上記シ
フトロックレバー105と上記プッシュプルケーブル作
動レバー106との間にはブレーキペダル非踏み込み時
における各々の相対角を所定の大きさに設定するととも
に上記ブレーキペダルアーム100の踏み込み角の増大
に対応して反発方向の付勢力を蓄積し、所定の付勢力を
越えたところで上記プッシュプルケーブル作動レバー1
06をロック解除方向に作動させるトーションスプリン
グが同軸上に介装されている。
【0022】上記シフトロックレバー105は、その一
端105a側に形成された長穴溝107を上記ブレーキ
ペダルアーム100の側壁部100cに植設して設けら
れた係合ピン108に係合されている。また、同シフト
ロックレバー105の他端105bは上記ブレーキロッ
ク用プッシュプルケーブル106の上面側に係合され、
ブレーキペダルアーム100の復帰時においては上記リ
ターンスプリングの付勢力により当該ブレーキペダルア
ーム100とともに回動して上記プッシュプルケーブル
作動レバー106を同じく復帰方向(上記シフトロック
ピン13のセレクタレバー1ロック方向(ヘ))に回動さ
せる。
【0023】また、上記プッシュプルケーブル作動レバ
ー106は、その基端部106aを上記支持ピン104
により枢支されているとともに、他方先端部106bに
は連結ピン109を介してプッシュプルケーブル61の
インナケーブル63の先端部63bが枢着されている。
【0024】従って、上記セレクトレバー1は、ブレー
キペダルBPが踏まれ、且つ上記キーロックピン29が
ACC位置あるいはON位置に設定されない限り、いか
に上記操作ボタン12を操作しようともロック状態とな
ってシフト操作を行うことはできないことになる。そし
て、該構成では、プッシュプルケーブルを使用している
ので、上述した電磁アクチュエータを使用した場合のよ
うな問題は生じない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のシフ
トロック装置には、ブレーキペダル側構造との関係で次
のような問題がある。
【0026】(1) シフトケーブル作動およびストロー
ク調整の必要からブレーキペダルアーム側に図9に示す
ように複雑なレバー機構を必要とし、部品点数、組付工
数が多くなり、コストが高い。
【0027】(2) 上記レバー機構は、その車体レイア
ウト要件として車両仕様に応じブレーキペダルブラケッ
ト側部の左右何れかの側に設定する必要が生じるため、
同機構は当該ブレーキペダルブラケットの左右両方に対
称に設置可能にしなければならず、ブレーキペダルブラ
ケット自体の設備(型)費用がかかるとともに製造工程に
おける相互混入等の問題も生じる。
【0028】(3) 上記レバー機構は、その構造上ブレ
ーキペダルブラケットの回転支軸付近の外周面にセッテ
ィングされるため、ブレーキペダルブラケットを車体側
に組付けるためのインパクトスペースの確保が困難であ
る。
【0029】(4) ブレーキペダルのペダルアームに対
してシフトケーブル作動レバーを連結するための作動ピ
ンのセッティング位置が、ブレーキペダルブラケット内
側のブレーキペダルとマスターバッグ作動ロッドとを連
結するヨーク部に近付きすぎ、干渉の恐れを生じる。
【0030】(5) ブレーキペダルアームそれ自体が或
る値の制動力を発生させるに必要な作動ストロークに対
してセレクトレバー側ロックレバーのロック解除に必要
な作動ストロークが適切に対応するように、上記レバー
機構のレバー比を設定している。しかし、上記構成では
単純にシフトケーブル作動作動ストロークをロックレバ
ーに伝達しているだけなので、そのストローク量は相当
に大きく上記レバー比の設定はブレーキペダル側プッシ
ュプルケーブル作動レバーの長さを長くする一方、シフ
トロックレバーの長さを短くする必要がある。
【0031】しかし、プッシュプルケーブル作動レバー
を余りに長くすると、作動時にダッシュパネルアッパー
に干渉するし、他方シフトロックレバーを余りに短くす
ると、ブレーキペダルブラケット本体およびレバー作動
ピンと干渉する問題が生じる。また、両者それぞれのレ
バー長を相殺させようとすると、ブレーキペダルアーム
の支軸やブレーキ戻り側ストッパとの干渉を発生する。
従って、とにかくレイアウト上の制約が多い。
【0032】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたものであって、それぞれ次のように構成さ
れている。
【0033】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の車両用自動変速機のシフトロック装置は、自
動変速機の変速レンジに応じた複数の係合溝が形成され
たガイドプレートと、該ガイドプレートの上記各係合溝
に係合するシフトロックピンを備え任意にシフト操作さ
れるセレクトレバーと、上記ガイドプレートの自動変速
機パーキングレンジに対応した係合溝に係合されている
シフトロックピンに係合して上記セレクトレバーのシフ
ト操作を不能とするピンロック機構と、該ピンロック機
構をプッシュプルケーブルを介して作動させるキーロッ
ク機構又はブレーキロック機構とを備えてなる車両用自
動変速機のシフトロック装置において、上記ピンロック
機構を、上下方向に回動可能なカムプレート本体と、該
カムプレート本体に設けられ上記ガイドプレートの上記
自動変速機パーキングレンジに対応した溝部位置におい
て上記シフトロックピンと係合する係合溝と、上記カム
プレートの他部に設けられたラチェット溝と、該ラチェ
ット溝に係合して係合時上記カムプレート本体の下方へ
の回転を阻止するラチェットとから構成し、上記キーロ
ック機構又はブレーキロック機構の上記プッシュプルケ
ーブルを介したロック動作又はアンロック動作に対応し
て上記ラチェットをカムプレートのラチェット溝に係合
させ又は係合状態を解除することにより上記係合溝によ
ってシフトロックピンをロックし又はロック解除するよ
うにしている。
【0034】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の車両用自動変速機のシフトロック装置は、自
動変速機の変速レンジに応じた複数の係合溝が形成され
たガイドプレートと、該ガイドプレートの上記各係合溝
に係合するシフトロックピンを備え任意にシフト操作さ
れるセレクトレバーと、上記ガイドプレートの自動変速
機パーキングレンジに対応した係合溝に係合されている
シフトロックピンに係合して上記セレクトレバーのシフ
ト操作を不能とするピンロック機構と、該ピンロック機
構をプッシュプルケーブルを介して作動させるキーロッ
ク機構又はブレーキロック機構とを備えてなる車両用自
動変速機のシフトロック装置において、上記ピンロック
機構を、上下方向に回動可能なカムプレート本体と、該
カムプレート本体に設けられ上記ガイドプレートの上記
自動変速機パーキングレンジに対応した溝部位置におい
て上記シフトロックピンと係合する係合溝と、上記カム
プレートと一体に設けられたロックスプリング巻装ドラ
ムと、該ロックスプリング巻装ドラムに巻装され緊締時
上記カムプレート本体の下方への回転を阻止するロック
スプリングとから構成し、上記キーロック機構又はブレ
ーキロック機構の上記プッシュプルケーブルを介したロ
ック動作又はアンロック動作に対応して上記ロックスプ
リングの緊締力を可変することにより上記係合溝によっ
てシフトロックピンをロックし又はロック解除するよう
にしている。
【0035】
【作用】本願の請求項1および2記載の発明の車両用自
動変速機のシフトロック装置は、上記構成に対応して各
々次のような作用を奏する。
【0036】(1) 請求項1記載の発明の作用 該発明の構成では、上述のように、自動変速機のパーキ
ングレンジ位置において、セレクトレバーのシフトロッ
クピンをロックするピンロック機構を、上下方向に回動
可能なカムプレート本体と、該カムプレート本体に設け
られ上記ガイドプレートの上記自動変速機パーキングレ
ンジに対応した溝部位置において上記シフトロックピン
と係合する係合溝と、上記カムプレートの他部に設けら
れたラチェット溝と、該ラチェット溝に係合して係合時
上記カムプレート本体の下方への回転を阻止するラチェ
ットとから構成し、上記キーロック機構又はブレーキロ
ック機構の上記プッシュプルケーブルを介したロック動
作又はアンロック動作に対応して上記ラチェットをカム
プレートのラチェット溝に係合させ又は係合状態を解除
することにより上記係合溝によってシフトロックピンを
ロックし又はロック解除するようになっている。
【0037】従って、該構成ではロックカムプレート単
一でキーロックまたはブレーキロック動作を実現するこ
とができる。しかも、カムプレートはシフトロックピン
を下方に下降させるだけであるから、ロックレバーのよ
うな大きな作動ストロークを必要としなくなる。
【0038】(2) 請求項2記載の発明の作用 該発明の構成では、上述のように自動変速機のパーキン
グレンジ位置において、セレクトレバーのシフトロック
ピンをロックするピンロック機構を、上下方向に回動可
能なカムプレート本体と、該カムプレート本体に設けら
れ上記ガイドプレートの上記自動変速機パーキングレン
ジに対応した溝部位置において上記シフトロックピンと
係合する係合溝と、上記カムプレートと一体に設けられ
たロックスプリング巻装ドラムと、該ロックスプリング
巻装ドラムに巻装され緊締時上記カムプレート本体の下
方への回転を阻止するロックスプリングとから構成し、
上記キーロック機構又はブレーキロック機構の上記プッ
シュプルケーブルを介したロック動作又はアンロック動
作に対応して上記ロックスプリングの緊締力を可変する
ことにより上記係合溝によってシフトロックピンをロッ
クし又はロック解除するようになっている。
【0039】従って、該構成ではロックカムプレート単
一でキーロックまたはブレーキロック動作を実現するこ
とができる。しかも、カムプレートはシフトロックピン
を下方に下降させるだけであるから、ロックレバーのよ
うな大きな作動ストロークを必要としなくなる。
【0040】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の車両用自動変速
機のシフトロック装置によると、セレクトレバー側ピン
ロック機構のロック作動ストロークが極めて小さく、従
ってキーロック機構またはブレーキロック機構側の作動
ストロークも小さくて済む。そのため、従来のようにブ
レーキペダルブラケット側に大きなレバー比を取るため
の2組のレバーを設ける必要もなく、部品点数、組付工
数共に減少してコストが低下する。また、ペダルアーム
枢着ブラケットの両側に左右対称にレバー機構部を設け
得るようにする必要もなくなるので、設備費用が低減さ
れ、製造工程での混入問題も解消される。さらに、車体
への組付時におけるインパクトスペースの確保も容易と
なる。また、従来のようにロックカムとロックレバーの
2組のロック部材を設ける必要がないので、セレクトレ
バー側ロック機構の構造もシンプルとなり、より低コス
ト化につながる。
【0041】
【実施例】
(1) 第1実施例 先ず図1〜図3は、本願発明の第1実施例に係る車両用
自動変速機のシフトロック装置の構成および作用を示し
ている。
【0042】図1は、同シフトロック装置のセレクトレ
バー側ロック機構部の構造を示し、先ず符号3は上述し
た図8のものと同様に上面側に各々Pレンジガイド溝部
31、Rレンジガイド溝部32、Nレンジガイド溝部3
3、Dレンジガイド溝部34、2レンジガイド溝部3
5、1レンジガイド溝部36の5組のガイド溝部および
規制壁37を備えたガイドプレートであり、該ガイドプ
レート3の当該各ガイド溝部31,32,33,34,3
5,36には前述の図8のものと全く同様のセレクトレ
バー1の下動可能なシフトロックピン13が同セレクト
レバー1のシフト操作に応じて任意に係入されるように
なっている。また、セレクトレバー1は、その上端1b
側ノブ部11に上記シフトロックピン13を所定の上昇
付勢圧に抗して下動させるためのロック解除用操作ボタ
ン12が設けられているとともにセレクトレバー枢支軸
2により車体前後(矢印F−R)方向に回動傾動可能に支
持されている。
【0043】一方、符号70はPレンジ位置において上
記シフトロックピン13のロック作用を果たすロックカ
ムプレートであり、該ロックカムプレート70は円板状
のカムプレート本体70aと、該カムプレート本体70a
の一端をY字状に突出させて設けられたシフトロックピ
ン係合溝70bと、上記カムプレート本体70aの他端側
外周面に設けられた第1のセクタギヤ70Cとから構成
され、その一側面には小径の第2のセクタギヤ71が同
軸状に一体化されている。
【0044】そして、上記第1のセクタギヤ70Cには
支軸72を介して矢印方向に回動可能に設けられた第1
のラチェットレバー73の先端側ラチェット73aが係
合されている。該ラチェット73aは、その係合状態に
おいて上記カムプレート本体70aの矢印方向への回
動、すなわち上記シフトロックピン13の下動を禁止す
るようになっている。
【0045】また、上記第2のセクタギヤ71には、支
軸74によって回動可能に支持された第2のラチェット
レバー75の先端側ラチェット75aが係合されるよう
になっており、同ラチェット75aの係合状態では上記
の場合同様、上記カムプレート本体70aのシフトロッ
クピン13下動方向への回動が禁止されるようになって
いる。
【0046】上記第1のラチェットレバー73の他端7
3bは第1のプッシュプルケーブル61を介して図3に
示すブレーキペダルブラケット本体76側ペダル戻りス
トッパ77の下端部に設置されている後述のブレーキ作
動検出ピン78に連結されている。
【0047】すなわち、本実施例におけるブレーキペダ
ル側シフトロック機構は、図3に詳細に示すようにブレ
ーキペダルブラケット本体76における断面逆U字状の
ペダルアーム枢着ブラケット79の後端側下部に斜め下
方に延びて設けられているペダル戻りストッパ77に対
し、ブレーキ作動検出ピン78を摺動自在に嵌合支持せ
しめて構成されている。該ブレーキ作動検出ピン支持部
は、先ず上記第1のプッシュプルケーブル61のアウタ
チューブ61aの先端とカシメ結合された大径の連結ス
リーブ80と該連結スリーブ80の先端側に形成された
スリーブボルト80aとを有して構成されており、上記
連結スリーブ80はその先端側小径のスリーブボルト8
0aを上記ペダル戻りストッパ77側のスリーブボルト
嵌合孔77a内に嵌装するとともに突出側に固定用ナッ
ト81を螺合することによりブラケットに固定されてい
る。
【0048】そして、ブレーキ作動検出ピン78は上記
スリーブボルト80aによって矢印方向に摺動移動可能
にガイド支持されているとともに後端78b側を上記第
1のプッシュプルケーブル61のインナケーブル61b
の先端と連結している。また、該ブレーキ作動検出ピン
78は、先端78a側の最大突出量Lsを規制するための
フランジ部78Cを備え、該フランジ部78Cと上記連
結スリーブ80内筒状空間部後端のストッパ面80bと
の間には伸張方向に付勢されたコイルスプリング82が
介装されている。
【0049】一方、これに対応して上記ペダルアーム枢
着ブラケット79に対し支軸83を介して回動可能に枢
着されたペダルアーム84の対応する背面側には緩衝機
能を有したストッパ部材85が設けられている。
【0050】従って、今例えばブレーキペダル86が踏
まれておらず図示実線の位置にある時は、上記ペダルア
ーム84背面の上記ストッパ部材85が上記ブレーキ作
動検出ピン78の先端78aに当接し、同ブレーキ作動
検出ピン78は、当該ペダルアーム84のスプリングの
復帰反力により矢印方向に押し戻されて上記第1のラチ
ェットレバー73のラチェット73aは図1のように上
記第1のセクタギヤ70Cに確実に係合されて上記カム
プレート本体70aのシフトロックピン13下動方向へ
の回動を禁止する(ブレーキロック状態)。
【0051】他方、該状態から上記ブレーキペダルが踏
み込まれ、それが所定値以上の制動力を得ることができ
る踏み込みストロークLsに達すると、上記ブレーキ作
動検出ピン78はコイルスプリング82の付勢圧により
設定された最大突出量まで突出し、上記第1のラチェッ
トレバー73は図2に示すように回動してラチェット7
3aと第1のセレクタギヤ70Cとの係合を解除し、上
記カムプレート本体70aは上記係合溝70bの存在によ
る偏自重によってシフトロックピン13下動方向に回動
する。
【0052】この結果、上記シフトロックピン13のP
レンジガイド溝部31からの離脱が可能となり、セレク
トレバー1のRレンジ、Dレンジ、2,1レンジへのシ
フト操作が可能となる。
【0053】一方、上記第2のラチェットレバー75の
他端75bは、第2のプッシュプルケーブル51を介し
前述した図8のものと同様のキーシリンダ側キーロック
機構のスライダーに連結されている。
【0054】そして、同スライダーを介したキーロック
方向のケーブル移動があると、図1に示すように、その
先端側ラチェット75aを上記第2のセクタギヤ71に
確実に係合させて上記カムプレート本体70aのシフト
ロックピン13下動方向への回動を禁止する。
【0055】他方、上記スライダーを介して第2のプッ
シュプルケーブル51の上記とは逆方向のキーロックO
FF方向の動きがあると、当該第2のラチェットレバー
75は図2のように下方に回動して上記ラチェット75
aの第2のセクタギヤ71との係合を解除する。
【0056】この結果、上記カムプレート本体70aは
シフトロックピン13の下動方向に偏自重で回動し、セ
レクトレバー1のPレンジからRレンジ、Dレンジ方向
へのシフト操作を可能とする。
【0057】なお、以上の構成において、上記連結スリ
ーブ80の構造を例えば図4に示すようにその外周面8
0d全体に螺条部を形成し、ペダル戻りストッパ77側
スリーブナット81と相互回動可能に螺合することによ
って任意にブレーキ作動検出ピン78のストローク調整
を可能としても良い。
【0058】また、上記の構成では第2のセクタギヤ7
1をカムプレート本体70aの側部に設けたが、該第2
のセクタギヤ71は上記カムプレート本体70aの他の
外周面部に一体形成することもできる。
【0059】また、図中符号ST1,ST2は、上記カム
プレート本体70aの上下位置規制ストッパである。
【0060】(2) 第2実施例 次に図5〜図7は、本願発明の第2実施例に係る車両用
自動変速機のシフトロック装置の構成と作用を示してい
る。
【0061】該シフトロック装置では、上記第1実施例
の構成におけるラチェット機構に代えて第1、第2の2
組のロックスプリング91,92を採用し、該第1、第
2の2組のロックスプリング91,92の第1、第2の
各コイル端91a,91b、92a,92bを各々上記第1実
施例の場合と同様のブレーキロック機構側ブレーキ作動
検出ピン78およびキーロック機構側スライダー45に
対して第1、第2のプッシュプルケーブル61,51を
介して連結して構成されている。
【0062】この場合、ロックカムプレート70は上記
第1実施例の場合と同様に一端側にY字状に突出したシ
フトロックピン係合溝70bを備えている一方、上記第
1実施例のものとは異なって当該ロックカムプレート7
0のカムープレート本体70aがロックスプリング巻装
ドラム90の中央に嵌合されている。そして、該ロック
スプリング巻装ドラム90のカムプレート本体70a左
右両側に各々コイル状に第1、第2のロックスプリング
91,92が巻装されている。該第1、第2のロックス
プリング91,92の中央側(ロックカムプレートのカム
プレート本体70a側)コイル端部91b,92bは、それ
ぞれカムプレート本体70aのコイル端係合孔93,94
内に挿入して係合されている。そして、上記第1、第2
の各ロックスプリング91,92は、上記第1、第2の
プッシュプルケーブル61,51と連結された上記コイ
ル端91a,92aが図5の巻き締め状態になった時には
上記コイル部91c,92c部が上記ロックスプリング巻
装ドラム90に対して十分なバインディング圧を作用さ
せて上記カムプレート本体70aをシフトロックピン1
3の作動が不能となる状態にロックして上記シフトロッ
クピン13のPレンジガイド31からの離脱を禁止す
る。
【0063】他方、上記各ロックスプリング91,92
のコイル端91a,92aが図7のように所定ストローク
以上のブレーキペダルBPの踏み込みおよびイグニッシ
ョンキーのキーロックオフに対応して第1、第2のプッ
シュプルケーブル61,51のインナケーブル61a,5
1aの力で矢印方向に引かれると、当該各コイル端91
a,92aが図示のように拡開される。この結果、上記各
ロックスプリング91,92コイル部91c,92cの上記
ロックスプリング巻装ドラム90に対するバインディン
グ力はなくなってロックカムプレート70のカムプレー
ト本体70aはフリーとなり、その形状に基く偏自重に
より上記シフトロックピン13の下動を許容すべく図7
矢印に示すように下方に回動する。これにより、上記セ
レクトレバー1のPレンジガイド溝部31からRレンジ
ガイド溝部32、Nレンジガイド溝部33、Dレンジガ
イド溝部34等への自由なシフト操作が可能となる。
【0064】また、この場合、例えば逆にRレンジガイ
ド溝部32からPレンジガイド溝部31にシフトする時
には、上記第1、第2のロックスプリング91,92フ
リー状態における上記シフトロックピン13の戻り(上
昇)付勢力によって上記した図5の状態に逆方向に復帰
する。
【0065】なお、上記第1、第2の何れの実施例にお
いても、ロック解除時上記ロックカムプレート70をそ
の形状(係合溝70bの突出形状)に基く偏自重を利用し
て上記シフトロックピン13の下動方向に回動させるよ
うにしたが、これは上記シフトロックピン13の上昇方
向への付勢スプリングの付勢圧を考慮して所定の引張力
を有する下動方向への付勢スプリングを設けることによ
って行っても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る車両用自
動変速機のシフトロック装置のシフトロック状態におけ
る図である。
【図2】図2は、同装置のシフトロック解除状態におけ
る図である。
【図3】図3は、同装置のブレーキロック機構側要部の
断面図である。
【図4】図4は、図3のブレーキロック機構側要部の変
形例の断面図である。
【図5】図5は、本願発明の第2実施例に係る車両用自
動変速機のシフトロック装置のシフトロック状態の図で
ある。
【図6】図6は、図5のA−A線断面図である。
【図7】図7は、同第2実施例装置のシフトロック解除
状態の図である。
【図8】図8は、従来提案されている車両用自動変速機
のシフトロック装置の斜視図である。
【図9】図9は、同装置のブレーキロック機構の側面図
である。
【図10】図10は、同装置のガイドプレート部の側面
図である。
【符号の説明】 1はセレクトレバー、3はガイドプレート、12はロッ
ク解除用操作ボタン、13はシフトロックピン、51は
第2のプッシュプルケーブル、61は第1のプッシュプ
ルケーブル、70はロックカムプレート、70aはカム
プレート本体、70bはシフトロックピン係合溝、70c
は第1のセクタギヤ、71は第2のセクタギヤ、73は
第1のラチェットレバー、73aはラチェット、75は
第2のラチェットレバー、75aはラチェット、77は
ペダル戻りストッパ、78はブレーキ作動検出ピン、8
0は連結スリーブ、80aはスリーブボルト、82はコ
イルスプリングである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の変速レンジに応じた複数の
    係合溝が形成されたガイドプレートと、該ガイドプレー
    トの上記各係合溝に係合するシフトロックピンを備え任
    意にシフト操作されるセレクトレバーと、上記ガイドプ
    レートの自動変速機パーキングレンジに対応した係合溝
    に係合されているシフトロックピンに係合して上記セレ
    クトレバーのシフト操作を不能とするピンロック機構
    と、該ピンロック機構をプッシュプルケーブルを介して
    作動させるキーロック機構又はブレーキロック機構とを
    備えてなる車両用自動変速機のシフトロック装置におい
    て、上記ピンロック機構を、上下方向に回動可能なカム
    プレート本体と、該カムプレート本体に設けられ上記ガ
    イドプレートの上記自動変速機パーキングレンジに対応
    した溝部位置において上記シフトロックピンと係合する
    係合溝と、上記カムプレートの他部に設けられたラチェ
    ット溝と、該ラチェット溝に係合して係合時上記カムプ
    レート本体の下方への回転を阻止するラチェットとから
    構成し、上記キーロック機構又はブレーキロック機構の
    上記プッシュプルケーブルを介したロック動作又はアン
    ロック動作に対応して上記ラチェットをカムプレートの
    ラチェット溝に係合させ又は係合状態を解除することに
    より上記係合溝によってシフトロックピンをロックし又
    はロック解除するようにしたことを特徴とする車両用自
    動変速機のシフトロック装置。
  2. 【請求項2】 自動変速機の変速レンジに応じた複数の
    係合溝が形成されたガイドプレートと、該ガイドプレー
    トの上記各係合溝に係合するシフトロックピンを備え任
    意にシフト操作されるセレクトレバーと、上記ガイドプ
    レートの自動変速機パーキングレンジに対応した係合溝
    に係合されているシフトロックピンに係合して上記セレ
    クトレバーのシフト操作を不能とするピンロック機構
    と、該ピンロック機構をプッシュプルケーブルを介して
    作動させるキーロック機構又はブレーキロック機構とを
    備えてなる車両用自動変速機のシフトロック装置におい
    て、上記ピンロック機構を、上下方向に回動可能なカム
    プレート本体と、該カムプレート本体に設けられ上記ガ
    イドプレートの上記自動変速機パーキングレンジに対応
    した溝部位置において上記シフトロックピンと係合する
    係合溝と、上記カムプレート本体と一体に設けられたロ
    ックスプリング巻装ドラムと、該ロックスプリング巻装
    ドラムに巻装され緊締時上記カムプレート本体の下方へ
    の回転を阻止するロックスプリングとから構成し、上記
    キーロック機構又はブレーキロック機構の上記プッシュ
    プルケーブルを介したロック動作又はアンロック動作に
    対応して上記ロックスプリングの緊締力を可変すること
    により上記係合溝によってシフトロックピンをロックし
    又はロック解除するようにしたことを特徴とする車両用
    自動変速機のシフトロック装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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