JPH0744847Y2 - 車両用シフトロック装置 - Google Patents

車両用シフトロック装置

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JPH0744847Y2
JPH0744847Y2 JP1989114563U JP11456389U JPH0744847Y2 JP H0744847 Y2 JPH0744847 Y2 JP H0744847Y2 JP 1989114563 U JP1989114563 U JP 1989114563U JP 11456389 U JP11456389 U JP 11456389U JP H0744847 Y2 JPH0744847 Y2 JP H0744847Y2
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照夫 小山
誠 柏本
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、自動変速機を備えた自動車等に取付
けられ、運転者がセレクトレバーを誤操作することを防
止するシフトロック装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動変速機を備えた自動車等には、運転者によ
る誤操作を防止するために、例えば第9図および第10図
に示すようなシフトロック装置1が設けられている。す
なわち、このシフトロック装置1は、ブレーキペダル2
にその一端部を接続されたシフトロックケーブル3と、
ディテントプレート4に枢支されたキーロック5とを備
えている。
上記シフトロックケーブル3はディテントプレート4の
側に導かれた端部に、アウターケーブル6と車体側とに
固定された円筒状のガイド7と、このガイド7に出入自
在に差込まれたP(パーキング)ロックピン8とを有し
ている。そして、シフトロックケーブル3は、インナケ
ーブル9のケーブルエンド10をPロックピン8に係止さ
せており、さらに、ガイド7内に圧縮コイル式のリター
ンスプリング11を収納している。
そして、シフトロックケーブル3は、ブレーキペダル2
が踏まれて回転変位したときにブレーキペダル2により
インナケーブル9を引っ張られて、リターンスプリング
11を圧縮しながら、Pロックピン8をガイド7内に没入
させるようになっている。さらに、ブレーキペダル2が
踏力から解放されて元の状態に戻ったときには、リータ
ーンスプリング11の弾性復元力により、Pロックピン10
を復帰させガイド7から突出させるようになっている。
また、上記キーロックカム5は、セレクトレバー(以
下、レバーと称する)12がパーキング位置に位置決めさ
れたときに、レバー12に突設されたディテントピン13を
係止させるディテントピン用切欠部14を有している。さ
らに、キーロックカム5は、シフトロックケーブル3の
ガイド7が位置する側に突出するPロックピン用凸部15
を有している。
そして、キーロックカム5は、ディテントピン用切欠部
14に係止しセレクトレバー12の軸方向に沿って下方にス
ライドしようとするディテントピン13により押される
と、ガイド7から突出したPロックピン10にPロックピ
ン用凸部15を係止させ、回動変位を阻止されるようにな
っている。
さらに、キーロックカム5は、キーロックケーブル16を
介してキーロック装置17に連結されている。そして、キ
ーロックカム5は、キーロック装置17およびキーロック
ケーブル16によって、キーロック装置17にイグニッショ
ンキー18が差込まれていないときには、Pロックピン10
の突没の状態の拘らず回動変位を阻止されるようになっ
ている。
つまり、上述のシフトロック装置1は、イグニッション
キー18が差込まれていなかったり、ブレーキペダル2が
操作されていなかったりした場合には、セレクトレバー
12のプッシュボタンを押してもディテントピン13をディ
テントプレート4のパターンから離脱させることができ
ないようにしている。そして、イグニッションキー18を
差込みブレーキペダル2を操作してからでなければシフ
トロックを解除できないようにして、運転者による誤操
作を防ぎ、車両の急発進等を防止している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述のような従来のシフトロック装置1で
は、Pロックピン10のキーロックカム5等に対する位置
決めが困難であり、シフトロック装置1を高精度で車両
に設置することが難しかった。つまり、従来は、シフト
ロック装置1の取付けの際に、Pロックピン10の位置決
め用の目印をキーロックカム5に設けたり、Pロックピ
ン10の取付け位置を取付作業者が目視で判断したりする
必要があり、このため、シフトロック装置1の取付け位
置が不正確になり易く、さらに、作業がめんどうだっ
た。
また、Pロックピン10によりキーロックカム5を規制し
ていたので、例えばPロックピン10に何等かの負荷がか
かっている場合にはひっかかり感じ生じ、操作性が悪く
なることがあった。
さらに、シフトロックケーブル3のインナケーブル9が
切断されること、いわゆる索切れが生じた場合には、キ
ーロックカム5がディテントピン13を係止させたまま固
定されてしまい、シフトロックを解除できなくなるとい
う不具合があった。
本考案の目的とするところは、高精度で車両に設置で
き、セレクトレバーの操作性を損ねることがなく、さら
に、索切が生じてもシフトロックを解除することが可能
な車両用シフトロック装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成するために本考案は、ディテントピンを
突設されパーキング位置を含む各位置に選択操作される
自動変速機用のセレクトレバーと、ディテントピンを係
止させてセレクトレバーをパーキング位置に固定すると
ともに係止用凸部を有し、セレクトレバーの選択操作を
阻止することが可能な第1のカムと、この第1のカムを
枢支したカム取付け部材と、このカム取付け部材に第1
のカムと分離した状態で枢支されるとともに、シフトロ
ックケーブル用ピンを有し、シフトロックケーブルを介
してブレーキペダルと連結されてブレーキペダルと連動
する第2のカムと、シフトロックケーブルの第2のカム
側の端部に設けられるとともに、シフトロックケーブル
用ピンを差込まれた長孔を有し長孔に沿ってシフトロッ
クケーブル用ピンを移動させることが可能なケーブルエ
ンドと、第2のカムに突設され係止用凸部に対して離間
するとともに、ブレーキペダルが操作されていない状態
で第1のカムが回動変位しようとしたときに係止用凸部
に係止して第1のカムの回動変位を阻止するとともに、
ブレーキペダルが操作されたときに第2のカムと一体に
回動変位して第1のカムから離脱する第1のカム用ピン
と、シフトロックケーブルにより引っ張られて回動変位
した第2のカムを復帰方向に付勢する付勢用部材と、第
1のカムに形成され、第2のカムがシフトロックケーブ
ルから解放されたときに第1のカム用ピンをその内部に
入り込ませ、第1のカムの回動変位時に伴って第1のカ
ム用ピンを相対的に通過させる第1のカム作動用の通路
とを具備したことにある。
こうすることによって本考案は、進退機構を備えたP
(パーキング)ロックピンを第2のカムで代替し、シフ
トロック装置を車両に高精度で設置できるようにし、セ
レクトレバーの操作性を損ねること防ぎ、さらに、索切
が生じたときにはブレーキペダルの操作状態に拘らずシ
フトロックケーブルを解除できるようにしたことにあ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて説
明する。なお、従来の技術の項で説明したものと重複す
るものについては同一番号を付し、その説明は省略す
る。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもので、21は
例えば自動変速機を備えた自動車に設けられたシフトロ
ック装置、12は車室内のフロア部に突設されたセレクト
レバー(以下、レバーと称する)を示している。
上記レバー12は下端部を車体側に枢支されている。そし
て、レバー12はその軸方向途中の部位にディテントピン
13を有しており、このディテントピン13をその側面から
突出させている。そして、レバー12は、上端部に設けら
れたプッシュボタンの押し込み操作に伴い、ディテント
ピン13を軸方向に沿って上下にスライドさせるようにな
っている。
さらに、レバー12はディテントピン13を、車体側に固定
されたカム取付け部材としてのディテントプレート4の
パターン孔に通過させており、回動変位してディテント
ピン13を、上記パターン孔に形成されたパターンの各部
位に選択的に係止させるようになっている。そして、レ
バー12は上記パターンの各部位に位置決めされて、自動
変速機の各レンジ(P(パーキング)、R(リバー
ス)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)、2(セカ
ンド)、1(ロー)等)を選択するようになっている。
ここで、第1図では、レバー12がPレンジを選択した状
態を示している。また、第1図ではディテントプレート
4を省略している。
また、各図中に22で示すのは第1のカムとしてのキーロ
ックカムである。このキーロックカム22はディテントプ
レート4の板面の、パターン孔の近傍の部位に枢支され
ている。そして、キーロックカム22は枢支部23に、ディ
テントプレート4が位置する側と逆側へ突出した円柱状
のスリーブ24を有している。また、キーロックカム22
は、枢支部23から離間した部位にディテントピン用切欠
部25を有している。
そして、キーロックカム22はディテントピン13をディテ
ントピン用切欠部25に入り込ませて、ディテントピン13
に係止している。そして、ディテントピン13が下方へス
ライドしようとしたときにディテントピン13によって押
され、枢支部23を中心として第1図中に矢印Aで示す方
向に回動変位するようになっている。
また、キーロックカム22は、アウターケーブル(図示し
ない)とインナケーブル16aとからなり上記アウターケ
ーブルをディテントプレート4に固定されたキーロック
ケーブル16の一端部を、ディテントプレート4が位置す
る側と逆側の側面上に接続されている。そして、キーロ
ックカム22は、インナケーブル16aのケーブルエンド16b
をキーロックケーブル用ピン16cに連結されている。
そして、キーロックカム22は、図示しないキーロック装
置にイグニッションキーが差込まれていないときにはデ
ィテントピン13に係止したまま固定され、ディテントピ
ン13がスライドしてディテントプレート4のパターンか
ら離脱することを阻止するようになっている。
さらに、キーロックカム22はその下側隅部に係止用凸部
26を有しており、その係止用凸部26を上記スリーブ24と
略同じ方向に突出させている。そして、キーロックカム
22は、この係止用凸部26をスリーブ24に対して幾分離間
させており、スリーブ24と係止用凸部26との間に通路27
を形成している。さらに、キーロックカム22は、係止用
凸部26の上側隅部のカム面28をなだらかな曲面状に成形
されている。
また、各図中29で示すのは第2のカムとしてのP(パー
キング)ロックカムである。このPロックカム29はディ
テントプレート4の、キーロックカム22と同じ側の板面
に枢支されており、キーロックカム22よりも幾分下方の
部位にキーロックカム22と離間した状態で配置されてい
る。そして、Pロックカム29はディテントプレート4
に、枢支部30に配置され一端部をディテントプレート4
に係止させたねじりコイル式の、付勢用部材としてのリ
ターンスプリング31を介在させて取付けられている。
また、Pロックカム29は枢支部30から離間した部位に円
柱状の、第1のカム用ピンとしてのロックピン32をディ
テントプレート4の側に向けて略垂直に突設している。
そして、Pロックカム29は、ディテントプレート4との
間にキーロックカム22の下端部を介在させた状態で、ロ
ックピン32を、キーロックカム22の係止用凸部26の上方
に位置させ、係止用凸部26のカム面28に対向させてい
る。そして、ロックピン32をキーロックカム22のカム面
に対して僅かに離間させている。
ここで、上記リータンスプリング31はそのばね力を、ロ
ックピン32を通常はキーロックカム22のカム面に接触さ
せないよう設定されている。
さらに、Pロックカム29は、枢支部30から離間した部位
に円柱状のシフトロックケーブル用ピン33を有してお
り、このシフトロックケーブル用ピン33を、ロックピン
32が突設された側の側面に対して逆側の側面に略垂直に
突設している。そして、Pロックカム29は、シフトロッ
クケーブル34(後述する)の一端部をシフトロックケー
ブル用ピン33に接続されている。
上記シフトロックケーブル34は、車体側およびディテン
トプレート4に固定されたアウタケーブルに(図示しな
い)と、、このアウタケーブルに進退自在に挿入された
インナケーブル35とからなるものである。そして、シフ
トロックケーブル34は、インナケーブル35の両端部にケ
ーブルエンドを有しており、さらに、インナケーブル35
の両端部をブレーキペダル(図示しない)の側とディテ
ントプレート4の側にそれぞれ位置させている。そし
て、インナケーブル35の一端部を例えばブレーキペダル
(図示しない)に接続している。
また、シフトロックケーブル34は、ディテントプレート
4の側の導かれた端部のケーブルエンド36に、長孔37を
有している。そして、シフトロックケーブル34はこの長
孔37に上記シフトロックケーブル用ピン33を緩挿されて
おり、ケーブルエンド36をシフトロックケーブル用ピン
33に接続されている。そして、シフトロックケーブル34
は、Pロックカム29とともに回動変位するシフトロック
ケーブル用ピン33を、長孔37に沿って移動させるように
なっている。
すなわち、上述のシフトロック装置21は、ブレーキペダ
ルに踏力が加わると、ブレーキペダルによりシフトロッ
クケーブル34のインナケーブル35を引っ張られてPロッ
クカム29を、第1図中に矢印Bで示す方向に回動変位さ
せる。そして、ロックピン32をキーロックカム29と一体
に回動変位させ、キーロックカム22の係止用凸部31の上
方から側方へ次第に移動させる。
そして、シフトロック装置21は、前記イグニッションキ
ーがキーロック装置に差し込まれていれば、キーロック
ケーブル16を解放されてキーロックカム22を自由に回動
変位できる状態とする。そして、キーロックカム22を矢
印Aで示すように回動変位させて、ディテントピン13が
スライドしてディテントプレート4のパターンから離脱
すること、即ちレバー12がP位置から他の位置へ選択操
作されることを許す。
また、シフトロック装置21は、イグニッションキーがキ
ーロック装置に差し込まれ且つブレーキペダルが踏込ま
れていない状態でレバー12が選択操作された場合には、
キーロックカム22の係止用凸部26をPロックカム29のロ
ックピン32に接触させて、キーロックカム22の回動変位
を阻止する。つまり、通常はロックピン32をキーロック
カム22に対して離間させており、キーロックカム22の回
動変位を阻止するときにロックピン32をキーロックカム
22に接触させる。
このようなこのシフトロック装置21では、Pロックカム
29によってキーロックカム22を規制しており、さらにP
ロックカム29を、キーロックカム22を基準として取付け
できるようにしている。さらに、Pロックカム29をキー
ロックカム22とともに1つの部材、即ちディテントプレ
ート4に取付けている。
したがって、このシフトロック装置21は、取付けのため
の目印等を設けたり各部材の取付け位置を目視で判断し
たりすることなく、簡単に且つ高精度で車両に設置する
ことができる。さらに、ロックピン32のキーロックカム
22に対する位置関係や、シフトロックケーブル34の接続
状態等を、取付作業者が目で確認しながら行うことがで
きるため、調整ミス、および、調整のばらつきを生じに
くくなる。
また、キーロックカム22とPロックカム29とをオフセッ
トし、両部材を接触させない状態で取り付けているか
ら、例えばブレーキペダルが踏力から解放されてPロッ
クカム29が復帰する際にキーロックカム22と接触して干
渉音を生じることを防止できる。
また、シフトロックケーブル34のケーブルエンド36に長
孔37を形成しているから、長孔37により、例えばディテ
ントピン13のスライド時のPロックカム29の変位を吸収
することができ、シフトロックケーブル34に引っ張り力
等の無理な力が加わることを防止できる。
さらに、シフトロック装置31はキーロックカム22に、ス
リーブ24と係止用凸部26との間に形成された通路27を設
けている。このため、例えばシフトロックケーブルが切
断されること、いわゆる索切れが生じた場合には、イン
ナケーブル35の張力から解放されたPロックカム29のロ
ックピン32を、第1図および第3図〜第5図に示すよう
に通路27に侵入させる。
そして、シフトロック装置21は、キーロックカム22をロ
ックピン32から解放し、ロックピン32に関係なくキーロ
ックカム22の回数変位を可能にする。したがって、シフ
トロック装置21は索切れが生じても、セレクトレバー12
の選択操作を妨害することがない。
また、本実施例では、作動時にロックピン32を係止用凸
部26に直に接触させるようにしているが、例えば、第6
図〜第8図に示すように、ロックピン32にローラ38を設
けてもよい。
つまり、ローラ38はロックピン32に回転自在に外嵌され
ている。そして、ローラ38は、第8図に示すように、リ
ング状の固定具39によってロックピン32に固定されてい
る。そして、ローラ38は、Pロックカム29の回動変位に
伴って、転がりながら係止用凸部26のカム面28に接触す
る。
したがって、ローラ38を設けることにより、レバー12の
プッシュボタンを操作してシフトロックを解除するとき
にPロックカム27の回動変位、および、カム用ピン30の
係止部位24aからの離脱を、ロックピン32をカム面28に
摺動させるものよりも円滑に行うことができる。そし
て、ロック解除時にひっかかり感を生じることがなく、
操作性を向上させることができる。
なお、本考案は、セレクトレバー12を車体のフロア部に
設けたタイプの車両に限られず、例えば、セレクトレバ
ー12をステアリングコラム部に設けたタイプの車両にも
適用可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ディテントピンを突設さ
れた自動変速機用のセレクトレバーと、ディテントピン
を係止させてセレクトレバーをパーキング位置に固定す
るとともに係止用凸部を有し、セレクトレバーの選択操
作を阻止することが可能な第1のカムと、この第1のカ
ムを枢支したカム取付け部材と、このカム取付け部材に
第1のカムと分離した状態で枢支されるとともに、シフ
トロックケーブル用ピンを有し、シフトロックケーブル
を介してブレーキペダルと連結されてブレーキペダルと
連動する第2のカムと、シフトロックケーブルの第2の
カム側の端部に設けられるとともに、シフトロックケー
ブル用ピンを差込まれた長孔を有し長孔に沿ってシフト
ロックケーブル用ピンを移動させることが可能なケーブ
ルエンドと、第2のカムに突設され係止用凸部に対して
離間するとともに、ブレーキペダルが操作されていない
状態で第1のカムが回動変位しようとしたときに係止用
凸部に係止して第1のカムの回動変位を阻止するととも
に、ブレーキペダルが操作されたときに第2のカムと一
体に回動変位して第1のカムから離脱する第1のカム用
ピンと、シフトロックケーブルにより引っ張られて回動
変位した第2のカムを復帰方向に付勢する付勢用部材
と、第1のカムに形成され、第2のカムがシフトロック
ケーブルから解放されたときに第1のカム用ピンをその
内部に入り込ませ、第1のカムの回動変位時に伴って第
1のカム用ピンを相対的に通過させる第1のカム作動用
の通路とを具備したものである。
したがって本考案は、シフトロック装置を車両に高精度
で設置できるとともに、セレクトレバーの操作性を損ね
ることを防ぎ、さらに、索切が生じたときにはブレーキ
ペダルの操作性に拘らずシフトロックを解除できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例の要部を示すもの
で、第1図は側面図、第2図は正面図、第3図は斜視
図、第4図は第1図中に円Cで囲った部分を拡大して概
略的に示す平面図、第5図は同じく第1図中に円Cで囲
った部分を拡大して概略的に示す側面図、第6図〜第8
図は変形例の要部を示すもので、第6図は側面図、第7
図は正面図、第8図はカム用ピンおよびその周辺部を縦
断して示す拡大正面図、第9図および第10図は従来例を
示すもので、第9図は概略構成図、第10図は要部を拡大
して示す縦断側面図である。 2…ブレーキペダル、4……ディテントプレート(カム
取付け部材)、12…セレクトレバー、13…ディテントピ
ン、24…キーロックカム(第1のカム)、27…通路、29
…Pロックカム(第2のカム)、31…リターンスプリン
グ(付勢用部材)、32…ロックピン(第1のカム用ピ
ン)33…シフトロックケーブル用ピン、34…シフトロッ
クケーブル、36…ケーブルエンド、37…長孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−249527(JP,A) 実開 昭64−46824(JP,U) 実開 平1−171720(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディテントピンを突設されパーキング位置
    を含む各位置に選択操作される自動変速機用のセレクト
    レバーと、上記ディテントピンを係止させて上記セレク
    トレバーをパーキング位置に固定するとともに係止用凸
    部を有し、上記セレクトレバーの選択操作を阻止するこ
    とが可能な第1のカムと、この第1のカムを枢支したカ
    ム取付け部材と、このカム取付け部材に上記第1のカム
    と分離した状態で枢支されるとともに、シフトロックケ
    ーブル用ピンを有し、シフトロックケーブルを介してブ
    レーキペダルと連結されて上記ブレーキペダルと連動す
    る第2のカムと、上記シフトロックケーブルの上記第2
    のカム側の端部に設けられるとともに、上記シフトロッ
    クケーブル用ピンを差込まれた長孔を有しこの長孔に沿
    って上記シフトロックケーブル用ピンを移動させること
    が可能なケーブルエンドと、上記第2のカムに突設され
    上記係止用凸部に対して離間するとともに、上記ブレー
    キペダルが操作されていない状態で上記第1のカムが回
    動変位しようとしたときに上記係止用凸部に係止して上
    記第1のカムの回動変位を阻止するとともに、上記ブレ
    ーキペダルが操作されたときに上記第2のカムと一体に
    回動変位して上記第1のカムから離脱する第1のカム用
    ピンと、上記シフトロックケーブルにより引っ張られて
    回動変位した上記第2のカムを復帰方向に付勢する付勢
    用部材と、上記第1のカムに形成され、上記第2のカム
    が上記シフトロックケーブルから解放されたときに上記
    第1のカム用ピンをその内部に入り込ませ、上記第1の
    カムの回動変位時に伴って上記第1のカム用ピンを相対
    的に通過させる第1のカム作動用の通路とを具備した車
    両用シフトロック装置。
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