JP4844063B2 - 車両用足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両の足踏み式パーキングブレーキに関し、特に、パーキングブレーキのロック操作と同じ操作を行うことでパーキングブレーキのロック解除ができるようにした車両用足踏み式パーキングブレーキ装置に関する。
この種の車両用足踏み式パーキングブレーキ装置としては、特許文献1に示されているように、車体に固定された取付用ブラケット11に鉛直方向に回動可能に一端が取り付けられて一端側にパーキングブレーキ制御ケーブル40が連結されるとともに他端にペダルパッド25が取り付けられたペダルアーム20と、このペダルアーム20が踏み込まれることによって同ペダルアーム20をロックし、再度踏み込まれることによってペダルアーム20のロックを解除するロック機構30とから構成されているものが知られている。なお、「背景技術」、「発明が解決しようとする課題」においては、特許文献1の図面の図番を使用している。
ロック機構30は、取付用ブラケット11にペダルアーム20の回動軸と同心の円弧上に列設された多数のラチェット歯31aと、ペダルアーム20に回動可能かつスライド可能に取り付けられてラチェット歯31aに離脱可能に係合する係合爪(ラチェット爪)32dを有するポール32と、ペダルアーム20にポール32とほぼ同心的かつ回動可能に取り付けられたレリーズレバー33と、ポール32とレリーズレバー33を互いに反対方向に回動するように付勢するスプリング34と、ポール32およびレリーズレバー33の回動を規制するポール回動規制部(右側壁)22bおよびレリーズレバー回動規制部(左側壁)22aと、ポール32およびレリーズレバー33にそれぞれ形成されて互いに当接してポール32およびレリーズレバー33の回動を規制するポール当接部(係合突起)32eおよびレリーズレバー当接部(係合突起)33aと、から構成されている。
このように構成されたロック機構30は、ペダルアーム20をロックする前においては、第1位置にあるスプリング34の付勢力によってポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが互いに接近する回動方向に回動されて互いに当接することによりポール32およびレリーズレバー33が当接して相対回動しない状態、かつ、ポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに係合可能な状態である第1状態(図3参照)であり、ペダルアーム20への踏込み力を除去した後においては、ポール32およびレリーズレバー33が第2位置にあるスプリング34の付勢力によってポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが互いに乖離する回動方向に回動されてレリーズレバー回動規制部22aに当接して相対回動しない状態、かつ、ポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに係合可能な状態が解除された状態である第2状態(図5参照)である。
そして、ペダルアーム20のロックを解除すべく運転者がペダルパッド25を再び踏み込むと、図5の状態からペダルアーム20が反時計回りに僅かに回動する。その結果、係合爪32dがラチェット歯31aから離脱し、ポール32はスプリング34の付勢力で反時計方向に回動して右側壁22bに当接して停止する(図6参照)。そして、運転者がペダルパッド25に加える踏力を緩めると、ペダルアーム20はリターンスプリングの付勢力で作動位置から不作動位置である原位置(図1の状態)へと復帰する。この復帰開始時点においては、ロック機構30は第2状態にあるので、第2位置であるスプリング34の付勢力によってポール32およびレリーズレバー33はそれぞれ反時計回りおよび時計回りに回動されている。このレリーズレバー33の突起33bが取付用ブラケット11の当接部14に当接すると、レリーズレバー33がスプリング34の付勢力に抗して反時計回りに回動する。ペダルアーム20がさらに回動してレリーズレバー33がさらに回動すると、スプリング34が第1位置に反転されてロック機構30が第1状態に復帰する(図3参照)。
特開2004−182135号公報(第4−7頁、図1−6)
上述した車両用足踏み式パーキングブレーキ装置において、ロックしているペダルアーム20を解除する際に、ロック機構30が第2状態から第1状態に復帰するにあたってスプリング34も第2位置から第1位置に復帰する。このとき、第2状態にあるポール32およびレリーズレバー33は第2位置にあるスプリング34の付勢力によってそれぞれ反時計回りおよび時計回りに回動されており、ポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aは空間をおいて離れていた。しかし、スプリング34が第1位置に復帰することにより、ポール32およびレリーズレバー33は第1位置にあるスプリング34の付勢力によってそれぞれ反計回りおよび反時計回りに回動されて、離れていたポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが勢いよく衝突する。これにより、大きな衝突音が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、上述した各問題を解消するためになされたもので、車両用足踏み式パーキングブレーキ装置において、離れているポール当接部およびレリーズレバー当接部がスプリングに付勢されて回動して衝突する直前に、ポールの回動を制止することにより、ポール当接部およびレリーズレバー当接部の衝突音の発生を防止し、ペダルアーム操作中の不要な音を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、車体に固定された取付用ブラケットに鉛直方向に回動可能に一端が取り付けられて一端側にパーキングブレーキ制御ケーブルが連結されるとともに他端にペダルパッドが取り付けられたペダルアームと、該ペダルアームが踏み込まれることによって同ペダルアームをロックし、再度踏み込まれることによってペダルアームのロックを解除するロック機構とから構成される車両用足踏み式パーキングブレーキ装置において、ロック機構は、取付用ブラケットおよびペダルアームのうちいずれか一方にペダルアームの回動軸と同心の円弧上に列設された多数のラチェット歯と、他方に回動可能かつスライド可能に取り付けられてラチェット歯に離脱可能に係合する係合爪を有するポールと、他方にポールとほぼ同心的かつ回動可能に取り付けられたレリーズレバーと、ポールとレリーズレバーを互いに反対方向に回動するように付勢するスプリングと、ポールおよびレリーズレバーの回動を規制するポール回動規制部およびレリーズレバー回動規制部と、ポールおよびレリーズレバーにそれぞれ形成されて互いに当接してポールおよびレリーズレバーの回動を規制するポール当接部およびレリーズレバー当接部と、から構成され、ペダルアームがロックされている時点においては、スプリングがポール当接部およびレリーズレバー当接部を互いに乖離する回動方向に回動させるように付勢する第2位置にあり、ロック機構は、ポールの係合爪がラチェット歯に係合し、ポールおよびレリーズレバーがスプリングの付勢力によってポール当接部およびレリーズレバー当接部が互いに乖離する回動方向に回動される力を受け、かつ、ポールがポール回動規制部により回動が規制されるようになっており、ペダルアームがロックされている状態において、ペダルアームが踏み込まれてポールの係合爪とラチェット歯との係合が解除されると、ロック機構は第2位置にあるスプリングの乖離する回動方向への付勢力によってポールの係合爪がラチェット歯から乖離する回動方向にポールが付勢されてポールの係合爪がラチェット歯に係合しない状態である第2状態となり、その後、ペダルアームが当該ペダルアームが踏み込まれていない状態でありかつペダルアーム回動規制部に当接している原位置に向けて戻される途中であって、スプリングが第2位置から、スプリングがポール当接部およびレリーズレバー当接部を互いに接近する回動方向に回動させるように付勢する第1位置に切り替わる時点までの間においては、ロック機構は第2状態が継続され、ポールとレリーズレバーはポール回動規制部およびレリーズレバー回動規制部により制限される範囲内で相対回動可能であり、切り替わ時点から、ペダルアームが原位置に至るまでにおいては、スプリングが第1位置にあり、ロック機構はポールおよびレリーズレバーがスプリングの付勢力によってポール当接部およびレリーズレバー当接部が互いに接近する回動方向に回動される力を受け、レリーズレバーの回動がレリーズレバー回動規制部により規制されており、かつ、スプリングの接近する回動方向への付勢力によってポールの係合爪がラチェット歯に接近する回動方向にポールが付勢されている第1状態となる車両用足踏み式パーキングブレーキ装置であって、ペダルアームがロックされている時点から原位置に至るまでの間に、ポール当接部以外のポールの所定部位が当接する衝撃緩和体を備え、該衝撃緩和体の当接面は、ロック機構が第1状態であってポールの所定部位が衝撃緩和体に当接した状態において、ポール当接部とレリーズレバー当接部との間に隙間を形成するように形成されていることである。

また、請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、ロック機構が第2状態から第1状態へ復帰する際に、レリーズレバーが当接して回動するように設けられてこの回動によってスプリングを第2位置から第1位置へ復帰させるスプリング返し部をさらに備え、衝撃緩和体はスプリング返し部に近接して取り付けられたことである。
また、請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、スプリングが第2位置から第1位置へ復帰した時点以降に、ポールの所定部位が衝撃緩和体に当接することである。
また、請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項3の何れか一項において、衝撃緩和体はゴム材や樹脂材で構成されていることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、ロックしているペダルアームを解除する際に、ロック機構が第2状態から第1状態に復帰するにあたってスプリングも第2位置から第1位置に復帰する。このとき、第2状態にあるポールおよびレリーズレバーは第2位置にあるスプリングの付勢力によってそれぞれポール当接部およびレリーズレバー当接部が乖離する回動方向に回動されており、ポール当接部およびレリーズレバー当接部は空間をおいて離れていた。しかし、スプリングが第1位置に復帰することにより、ポールおよびレリーズレバーは第1位置にあるスプリングの付勢力によってそれぞれポール当接部およびレリーズレバー当接部が接近する回動方向に回動されて、離れていたポール当接部およびレリーズレバー当接部が勢いよく接近する。このとき、ポール当接部以外のポールの所定部位が衝撃緩和体に衝撃が緩和されて当接する。衝撃緩和体の当接面は、ロック機構が第1状態であってポールの所定部位が衝撃緩和体に当接した状態において、ポール当接部とレリーズレバー当接部との間に隙間を形成するように形成されている。したがって、離れているポール当接部およびレリーズレバー当接部がスプリングに付勢されて回動して衝突する直前に、ポール当接部以外のポールの所定部位が衝撃緩和体に当接するため、ポールの回動を制止することにより、ポール当接部およびレリーズレバー当接部の衝突音の発生を防止し、ペダルアーム操作中の不要な音を低減することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、請求項1に係る発明において、ロック機構が第2状態から第1状態へ復帰する際に、レリーズレバーが当接して回動するように設けられてこの回動によってスプリングを第2位置から第1位置へ復帰させるスプリング返し部をさらに備え、衝撃緩和体はスプリング返し部に近接して取り付けられているので、従来の構造に衝撃緩和体を取り付けるだけで簡単な構成にてポール当接部およびレリーズレバー当接部の衝突音の発生を防止することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、請求項2に係る発明において、スプリングが第2位置から第1位置へ復帰した時点以降に、ポールの所定部位が衝撃緩和体に当接するので、ポール当接部およびレリーズレバー当接部の衝突音の発生を確実に防止するできる部分を必要最小限確保することができ、衝撃緩和体を小型化することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項1乃至請求項3の何れか一項に係る発明において、衝撃緩和体はゴム材や樹脂材で構成されているので、ポールが衝撃緩和体に当接した際に、その当接音を低減することができ、ペダルアーム操作中の不要な音を低減することができる。また、衝撃緩和体が必要以上に弾性変形してポール当接部とレリーズレバー当接部とが衝突するのをできるだけ抑制することができる。

以下、本発明による車両用足踏み式パーキングブレーキ装置の一実施の形態について説明する。図1はこの車両用足踏み式パーキングブレーキ装置を示す側面図である。車両用足踏み式パーキングブレーキ装置は、図示しない車体に固定された取付用ブラケット11に鉛直方向に回動可能に上端部が取り付けられたペダルアーム20と、このペダルアーム20が踏み込まれることによって同ペダルアーム20をロックし、再度踏み込まれることによってペダルアーム20のロックを解除するロック機構30を備えている。
ペダルアーム20は、図1に示すように、主ペダルアーム21と副ペダルアーム22から構成されており、両ペダルアーム21,22の上端部が第1軸ピン23により取付用ブラケット11に一体に回動可能に枢支されている。副ペダルアーム22の下端部は第2軸ピン24により主ペダルアーム21の中間部に連結されている。主ペダルアーム21には、アウタチューブ41の先端が取付用ブラケット11の取付部12に固定されたブレーキケーブル40のインナケーブル42が、主ペダルアーム21の上端周縁に沿って配設されその先端が主ペダルアーム21の取付部21aに固定されている。また、主ペダルアーム21の下端にはペダルパッド25が取り付けられている。運転者がペダルパッド25を踏み込むとペダルアーム20が図1において反時計回りに回動されてインナケーブル42を引っ張って図示しないブレーキ機構が作動する。
主ペダルアーム21は図示しないリターンスプリングによって図1において時計回りに付勢されるものの、ブレーキ機構を作動させていないときには取付用ブラケット11に設けたストッパ13に当接して時計回りへの回動が規制される(図1参照)。
ロック機構30は、主として図1に示すように、取付用ブラケット11に取り付けられたラチェットプレート31と、ペダルアーム20にそれぞれ回動可能に取り付けられたポール32およびレリーズレバー33と、これらポール32とレリーズレバー33を互いに反対方向に回動するように付勢するスプリング34(トーションスプリング)から構成されている。ラチェットプレート31は取付用ブラケット11の第1軸ピン23の下方部位に固定されており、ラチェットプレート31の下辺には第1軸ピン23と同心の円弧上に多数のラチェット歯31aが列設されている。
ポール32およびレリーズレバー33は主ペダルアーム21と副ペダルアーム22を連結する第2軸ピン24により回動可能に枢支されている。ポール32は、主として図2に示すように、ペダルアーム20の回動方向に細長い長孔32aを介して第2軸ピン24に枢支されており、これによりポール32は長孔32aに案内されて長手方向にスライドする。ポール32は長孔32aから斜め上方および下方にそれぞれ延びる短腕32bおよび長腕32cを備えている。短腕32bの先端にはラチェット歯31aに離脱可能に係合するラチェット爪(係合爪)32dが形成され、短腕32bの基部にはレリーズレバー当接部33aと係合するポール当接部32eが凸設されている。長腕32cの先端部にはスプリング34の一端が係止される係止孔32fが設けられている。
レリーズレバー33は、縦長の長方形状に形成されており、上端部が第2軸ピン24に枢支されている。この上端部には前述したレリーズレバー当接部33aが凸設されるとともに取付用ブラケット11のスプリング返し部14に当接する当接突起33bが斜め上方に延びて形成されている。下端部にはスプリング34の他端が係止される係止孔33cが設けられている。スプリング返し部14は、ロック機構30が後述する第2状態から第1状態へ復帰する際に、レリーズレバー33が当接して回動するように設けられて該回動によってスプリング34を第2位置から第1位置へ復帰させるために備えられるものである。
第1および第2位置は、ポール32およびレリーズレバー33に対するスプリング34の相対位置を示すものである。第1位置は、図2〜図6、図12,13に示すように、スプリング34がポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aを互いに接近する回動方向に回動させるように付勢する位置である。第2位置は、図7〜9に示すように、スプリング34がポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aを互いに乖離する回動方向に回動させるように付勢する位置である。
ペダルアーム20を構成する副ペダルアーム22の下端部は、主として図1に示すように断面コ字状に形成されており、ロック機構30を構成する板状の左右両側壁22a,22bを備えている。左右両側壁22a,22bはポール32およびレリーズレバー33の回動端の両側に配置されていて、ポール32およびレリーズレバー33の回動を規制している。左右両側壁22a,22bには柔らかい弾性材(例えばゴム材)で袋状に形成された被覆体50が外嵌されている。被覆体50は左右両側壁22a,22bのポール32およびレリーズレバー33が当接する当接部を被覆するものである。本実施の形態においては、左側壁22aはレリーズレバー33の時計回りの回動を規制するレリーズレバー回動規制部であり、右側壁22bはポール32およびレリーズレバー33の反時計回りの回動を規制するポール回動規制部でありレリーズレバー回動規制部である。
上述したロック機構30は、ペダルアーム20をロックする前においては(図3〜図6参照)、第1位置にあるスプリング34の付勢力によってポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが互いに接近する回動方向に回動されて、すなわちそれぞれ時計回りおよび反時計回りに回動されて互いに当接することによりポール32およびレリーズレバー33が当接して相対回動しない状態、かつ、ポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに係合可能な状態である第1状態である。また、ロック機構30は、ペダルアーム20のロックを解除した後においては(図8〜図9参照)、ポール32およびレリーズレバー33が第2位置にあるスプリング34の付勢力によってポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが互いに乖離する回動方向に回動されて、すなわちそれぞれ反時計回りおよび時計回りに回動されて右側壁(ポール回動規制部)22bおよび左側壁(レリーズレバー回動規制部)22aに当接して相対回動しない状態、かつ、ポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに係合可能な状態が解除された状態である第2状態である。
このように構成した車両用足踏み式パーキングブレーキ装置は、ペダルアーム20が原位置(図1および図2参照)からポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに当接する当接位置(図4参照)に移動する際に、ポール当接部32e以外のポール32の所定部位(本実施の形態においては係合爪32d)が当接する衝撃緩和体60を備えている。この衝撃緩和体60は、スプリング返し部14が形成されている部位に近接して取り付けられている。衝撃緩和体60の当接面61は、少なくとも前記当接位置に到達するまでにロック機構30が第1状態となり、ロック機構30が第1状態となるまではポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に隙間を形成するように形成されている。
なお、原位置はペダルアーム20が踏み込まれていない状態でありかつペダルアーム回動規制部であるストッパ13に当接して位置決め固定されている位置である。
また、衝撃緩和体60は必要以上に弾性変形しない部材(例えばゴム材、樹脂材)によって一体成形されている。これにより、ポール32が衝撃緩和体60に当接した際に、その当接音を低減することができ、ペダルアーム操作中の不要な音を低減することができる。また、衝撃緩和体60が必要以上に弾性変形してポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとが衝突するのをできるだけ抑制することができる。なお、衝撃緩和体60は、金属材で形成した本体と、少なくとも当接面61に相当する本体の側面に取り付けられる板状の衝撃緩和部材とから構成するようにしてもよい。また、板状の衝撃緩和部材の代わりに帯状(または袋状)の衝撃緩和部材を本体に外嵌するようにしてもよい。
また、スプリング34が第2位置から第1位置へ復帰した時点以降に、ポール32の所定部位である係合爪32dが衝撃緩和体60に当接することが好ましい。
このように構成された車両用足踏み式パーキングブレーキ装置の作動について図2〜図13を参照して説明する。図2はパーキングブレーキのロック解除状態、すなわちペダルアーム20が踏み込まれておらず原位置に位置する状態を示している。このとき、スプリング34によってポール32およびレリーズレバー33はそれぞれ時計回りおよび反時計回りに付勢されている。また、ポール32の係合爪32dが衝撃緩和体60の当接面61に当接している。ポール32は衝撃緩和体60との前記当接により時計回りの回動が規制されている。しかも、ロック機構30が第1状態となる前であるので、ポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に隙間が形成されている。なお、スプリング34の付勢力によってレリーズレバー33が反時計回りに回動されレリーズレバー33の下端が右側壁22bに当接して回動が規制されている。また、ポール32が当接面61に当接している点を支点としてスプリング34の付勢力によって回動するので、ポール32は第2軸ピン24が長孔32aの右端に当接する第1スライド位置に位置している。
運転者がペダルパッド25を踏み込むと、原位置にあるペダルアーム20が第1軸ピン23を中心に反時計回りに回動する。その結果、ポール32の係合爪32dが衝撃緩和体60の当接面61に沿って移動し、ポール32が時計回りに回動しポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に隙間が小さくなり、最終的にポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとが当接する(図3参照)。これにより、ロック機構30は第1状態となり、その状態はポール32の係合爪32dがラチェットプレート31のラチェット歯31aに当接するまで維持される。
運転者がペダルパッド25をさらに踏み込み、ペダルアーム20がさらに回動すると、ポール32の係合爪32dがラチェット歯31aを上がるときに、ポール32が反時計回りに僅かに回動する(図4参照)。係合爪32dがラチェット歯31aを下るときに、ポール32が時計回りに僅かに回動する(図5参照)。
そして、ブレーキ機構が充分に作動した状態で運転者がペダルパッド25から足を離すと、リターンスプリングの付勢力及びブレーキケーブル40の張力でペダルアーム20は時計回りに回動する。このとき、係合爪32dがラチェット歯31aに噛み込む。ペダルアーム20の回動に伴って第2軸ピン24が時計回りに回動する。この第2軸ピン24の回動によりポール32は前記噛み込み点を支点にして時計回りに回動するとともに第2軸ピン24が長孔32aの左端に向けて移動する(図6参照)。
さらに、ペダルアーム20が回動すると、第2軸ピン24が長孔32aの左端に当接する第2スライド位置に到達する(図7参照)。このとき、ペダルアーム20に作用しているリターンスプリングの付勢力及びブレーキケーブル40の張力の合力によって第2軸ピン24がポール32をラチェットプレート31に押圧している。この押圧力によって係合爪32dとラチェット歯31aとが強固に係合している。これにより、ペダルアーム20が図7の位置にロックされ、パーキングブレーキが作用する。なお、ペダルアーム20が図6から図7まで僅かに移動する間に、ポール32がスライドしながら時計回りに回動し、ポール当接部32eがレリーズレバー当接部33aを押圧するので、レリーズレバー33も時計回りに回動する。このとき、スプリング34の他端が係止されている係止孔33cが、スプリング34の一端が係止されている係止孔32fより左側に位置すると、第1位置であるスプリング34は第2位置に反転される。これにより、レリーズレバー33はスプリング34の付勢力によって時計回りに回動し左側壁22aに当接して停止する。
車両用足踏み式パーキングブレーキ装置が上記パーキングブレーキ作動状態にあるとき、ペダルアーム20のロックを解除すべく運転者がペダルパッド25を再び踏み込むと、図7の状態からペダルアーム20が反時計回りに回動する。その結果、係合爪32dがラチェット歯31aから離脱し、ポール32は第2位置にあるスプリング34の付勢力で反時計方向に回動して右側壁22bに当接して停止する(図8参照)。これにより、ロック機構30は第2状態となる。
そして、運転者がペダルパッド25に加える踏力を緩めると、ペダルアーム20はリターンスプリングの付勢力によって時計回りに回動しパーキングブレーキ作動位置から原位置(図2の状態)へと復帰する。まず、図9に示すように、レリーズレバー33の当接突起33bが取付用ブラケット11のスプリング返し部14に当接する。さらに、ペダルアーム20が回動すると、当接突起33bがスプリング返し部14に押圧されて、レリーズレバー33が反時計回りに回動する。これにより、スプリング34の他端が係止されている係止孔33cが、スプリング34の一端が係止されている係止孔32fに接近する(図10参照)。さらに、ペダルアーム20が回動すると、レリーズレバー33がさらに反時計回りに回動し、スプリング34の他端が係止されている係止孔33cが、スプリング34の一端が係止されている係止孔32fにさらに接近する。これにより、スプリング34の付勢力によってポール32が上方に(第1スライド位置に)移動する(図11参照)。
そして、ペダルアーム20が回動して、レリーズレバー33がさらに反時計回りに回動すると、ポール32が第1スライド位置に位置することによりポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとが乖離するとともに、スプリング34の他端が係止されている係止孔33cが、スプリング34の一端が係止されている係止孔32fより右側に位置する(図12参照)。これにより、第2位置であるスプリング34は第1位置に復帰する。したがって、ポール32およびレリーズレバー33は第1位置にあるスプリング34の付勢力によってそれぞれポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが接近する回動方向に回動されて、離れていたポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが勢いよく接近する。
このとき、図13に示すように、ポール32の係合爪32dが衝撃緩和体60に当接する。衝撃緩和体60の当接面61は、ペダルアーム20が原位置からポール32の係合爪32dがラチェット歯31aに当接する当接位置に到達するまでにロック機構30が少なくとも第1状態となり、ロック機構30が第1状態となるまではポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に隙間を形成するように形成されている。したがって、離れているポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aがスプリング34に付勢されて回動して衝突する直前に、ポール32の回動を制止している。その後、ペダルアーム20は、ポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に形成された隙間を維持して原位置に復帰する(図2参照)。
上述した説明から明らかなように、本実施の形態においては、ロックしているペダルアーム20を解除する際に、ロック機構30が第2状態から第1状態に復帰するにあたってスプリング34も第2位置から第1位置に復帰する。このとき、第2状態にあるポール32およびレリーズレバー33は第2位置にあるスプリング34の付勢力によってそれぞれポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが乖離する回動方向に回動されており、ポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aは空間をおいて離れていた。しかし、スプリング34が第1位置に復帰することにより、ポール32およびレリーズレバー33は第1位置にあるスプリング34の付勢力によってそれぞれポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが接近する回動方向に回動されて、離れていたポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aが勢いよく接近する。このとき、ポール当接部32e以外のポール32の係合爪32dが衝撃緩和体60に衝撃が緩和されて当接する。衝撃緩和体60の当接面は、ペダルアーム20が原位置からポール32の係合爪32dがラチェット歯31dに当接する当接位置に到達するまでにロック機構30が少なくとも第1状態となり、ロック機構30が第1状態となるまではポール当接部32eとレリーズレバー当接部33aとの間に隙間を形成するように形成されている。したがって、離れているポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aがスプリング34に付勢されて回動して衝突する直前に、ポール32の回動を制止することにより、ポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aの衝突音の発生を防止し、ペダルアーム操作中の不要な音を低減することができる。
また、ロック機構30が第2状態から第1状態へ復帰する際に、レリーズレバー33が当接して回動するように設けられてこの回動によってスプリング34を第2位置から第1位置へ復帰させるスプリング返し部14をさらに備え、衝撃緩和体60はスプリング返し部14に近接して取り付けられているので、従来の構造に衝撃緩和体60を取り付けるだけで簡単な構成にてポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aの衝突音の発生を防止することができる。
また、スプリング34が第2位置から第1位置へ復帰した時点以降に、ポール32の係合爪32dが衝撃緩和体60に当接するので、ポール当接部32eおよびレリーズレバー当接部33aの衝突音の発生を確実に防止するできる部分を必要最小限確保することができ、衝撃緩和体60を小型化することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ポール当接部32e以外のポール32の所定部位は係合爪32dであったが、衝撃緩和体60が当接可能であれば他の部位でもよい。このとき、衝撃緩和体60の適宜変更が必要である。
また、上述した実施の形態においては、本発明を、取付用ブラケット11にラチェット歯31aを設けるとともにペダルアーム20にポール32およびレリーズレバー33を設けた車両用足踏み式パーキングブレーキ装置に適用するようにしたが、本発明をペダルアーム20にラチェット歯31aを設けるとともに取付用ブラケット11にポール32およびレリーズレバー33を設けた車両用足踏み式パーキングブレーキ装置に適用するようにしてもよい。
本発明による車両用足踏み式パーキングブレーキ装置の一実施の形態を示す側面図である。 図1に示すパーキングブレーキ装置のロックを解除した状態すなわちペダルアームが原位置にある状態を示す作用説明図である。 図1に示すペダルアームを踏み込み中の状態を示す作用説明図である。 図1に示すポールの係合爪がラチェット歯に当接した状態を示す作用説明図である。 図1に示すポールの係合爪がラチェット歯に係合した状態を示す作用説明図である。 図1に示すポールの係合爪がラチェット歯に係合した状態から踏み込みを解除した状態を示す作用説明図である。 図1に示すパーキングブレーキ装置のロック状態を示す作用説明図である。 図7に示すロック状態のパーキングブレーキ装置のロック解除を示す作用説明図である。 図1に示すレリーズレバーの当接突起がスプリング返し部に当接した状態を示す作用説明図である。 図9に示す第2位置にあるスプリングが第1位置に復帰する状態を示す作用説明図である。 図9に示す第2位置にあるスプリングが第1位置に復帰する状態を示す作用説明図である。 図9に示す第2位置にあるスプリングが第1位置に復帰する直前の状態を示す作用説明図である。 図1に示すポールの係合爪が衝撃緩和体に当接した状態を示す作用説明図である。
符号の説明
11…取付用ブラケット、12…取付部、13…ストッパ、14…当接部、20…ペダルアーム、21…主ペダルアーム、21a…取付部、22…副ペダルアーム、22a,22b…左右両側壁、23…第1軸ピン、24…第2軸ピン、25…ペダルパッド、30…ロック機構、31…ラチェットプレート、31a…ラチェット歯、32…ポール、32a…長孔、32b…短腕、32c…長腕、32d…係合爪、32e…ポール当接部、32f…係止孔、33…レリーズレバー、33a…レリーズレバー当接部、33b…当接突起、33c…係止孔、34…スプリング、40…ブレーキケーブル、41…アウタチューブ、42…インナケーブル、50…被覆体、60…衝撃緩和体、61…当接面。

Claims (4)

  1. 車体に固定された取付用ブラケットに鉛直方向に回動可能に一端が取り付けられて一端側にパーキングブレーキ制御ケーブルが連結されるとともに他端にペダルパッドが取り付けられたペダルアームと、該ペダルアームが踏み込まれることによって同ペダルアームをロックし、再度踏み込まれることによって前記ペダルアームのロックを解除するロック機構とから構成される車両用足踏み式パーキングブレーキ装置において、
    前記ロック機構は、前記取付用ブラケットおよび前記ペダルアームのうちいずれか一方に前記ペダルアームの回動軸と同心の円弧上に列設された多数のラチェット歯と、他方に回動可能かつスライド可能に取り付けられて前記ラチェット歯に離脱可能に係合する係合爪を有するポールと、前記他方に前記ポールとほぼ同心的かつ回動可能に取り付けられたレリーズレバーと、前記ポールと前記レリーズレバーを互いに反対方向に回動するように付勢するスプリングと、前記ポールおよび前記レリーズレバーの回動を規制するポール回動規制部およびレリーズレバー回動規制部と、前記ポールおよび前記レリーズレバーにそれぞれ形成されて互いに当接して前記ポールおよび前記レリーズレバーの回動を規制するポール当接部およびレリーズレバー当接部と、から構成され、
    前記ペダルアームがロックされている時点においては、前記スプリングが前記ポール当接部およびレリーズレバー当接部を互いに乖離する回動方向に回動させるように付勢する第2位置にあり、前記ロック機構は、前記ポールの係合爪が前記ラチェット歯に係合し、前記ポールおよび前記レリーズレバーが前記スプリングの付勢力によって前記ポール当接部およびレリーズレバー当接部が互いに乖離する回動方向に回動される力を受け、かつ、前記ポールが前記ポール回動規制部により回動が規制されるようになっており、
    前記ペダルアームがロックされている状態において、前記ペダルアームが踏み込まれて前記ポールの係合爪と前記ラチェット歯との係合が解除されると、前記ロック機構は前記第2位置にある前記スプリングの前記乖離する回動方向への付勢力によって前記ポールの係合爪が前記ラチェット歯から乖離する回動方向に前記ポールが付勢されて前記ポールの係合爪が前記ラチェット歯に係合しない状態である第2状態となり、
    その後、前記ペダルアームが当該ペダルアームが踏み込まれていない状態でありかつペダルアーム回動規制部に当接している原位置に向けて戻される途中であって、前記スプリングが前記第2位置から、前記スプリングが前記ポール当接部およびレリーズレバー当接部を互いに接近する回動方向に回動させるように付勢する第1位置に切り替わる時点までの間においては、前記ロック機構は前記第2状態が継続され、前記ポールと前記レリーズレバーは前記ポール回動規制部および前記レリーズレバー回動規制部により制限される範囲内で相対回動可能であり
    前記切り替わ時点から、前記ペダルアームが前記原位置に至るまでにおいては、前記スプリングが前記第1位置にあり、前記ロック機構は前記ポールおよび前記レリーズレバーが前記スプリングの付勢力によって前記ポール当接部およびレリーズレバー当接部が互いに接近する回動方向に回動される力を受け、前記レリーズレバーの回動が前記レリーズレバー回動規制部により規制されており、かつ、前記スプリングの前記接近する回動方向への付勢力によって前記ポールの係合爪が前記ラチェット歯に接近する回動方向に前記ポールが付勢されている第1状態となる車両用足踏み式パーキングブレーキ装置であって、
    前記ペダルアームがロックされている時点から前記原位置に至るまでの間に、前記ポール当接部以外の前記ポールの所定部位が当接する衝撃緩和体を備え、
    該衝撃緩和体の当接面は、前記ロック機構が前記第1状態であって前記ポールの所定部位が衝撃緩和体に当接した状態において、前記ポール当接部とレリーズレバー当接部との間に隙間を形成するように形成されていることを特徴とする車両用足踏み式パーキングブレーキ装置。
  2. 請求項1において、前記ロック機構が前記第2状態から前記第1状態へ復帰する際に、前記レリーズレバーが当接して回動するように設けられて該回動によって前記スプリングを前記第2位置から第1位置へ復帰させるスプリング返し部をさらに備え、前記衝撃緩和体は前記スプリング返し部に近接して取り付けられたことを特徴とする車両用足踏み式パーキングブレーキ装置。
  3. 請求項2において、前記スプリングが第2位置から第1位置へ復帰した時点以降に、前記ポールの所定部位が前記衝撃緩和体に当接することを特徴とする車両用足踏み式パーキングブレーキ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、前記衝撃緩和体はゴム材や樹脂材で構成されていることを特徴とする車両用足踏み式パーキングブレーキ装置。
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