JP2927175B2 - 自動変速機の操作レバ−装置 - Google Patents

自動変速機の操作レバ−装置

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JP2927175B2
JP2927175B2 JP8024494A JP8024494A JP2927175B2 JP 2927175 B2 JP2927175 B2 JP 2927175B2 JP 8024494 A JP8024494 A JP 8024494A JP 8024494 A JP8024494 A JP 8024494A JP 2927175 B2 JP2927175 B2 JP 2927175B2
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秀明 若林
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マニュアル操作で変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる機能が付
いた自動変速機の操作レバ−装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車に搭載されている電子制御式の自
動変速機には、予め設定された変速モ−ドに応じた自動
変速を行うだけでなく、雪道の走行、エンジンブレ−キ
などのためにマニュアル操作で特定の変速段をホ−ルド
することを可能にした操作レバ−装置が付けられてい
る。
【0003】また近時、電子制御式の自動変速機では、
こうした変速段のホ−ルドでなく、マニュアル式変速機
のようなマニュアル操作に近い変速操作を可能とするた
めに、特開平2−8545号公報、特開平3−8906
5号公報、特開平3−89075号公報などに見られる
ように、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く、手首
を前後方向に回動させるという、すばやい操作で、変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる操作レバ
−装置が付いた自動変速機が提案されている。
【0004】この種の操作レバ−装置は、P(パ−キン
グ)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ドラ
イブ)、2(セコンド)、1(ロ−)などといった各ポ
ジションが車体前後方向に一直線上に設定された自動変
速操作用のシフト路(第1シフト路に相当)と、Dポジ
ションのポジションから、同シフト路から分かれて同シ
フト路と平行に延びる手動変速用のシフト路(第2シフ
ト路に相当)とを有している。これらシフト路には、ド
ライバ−が操作するための、シフトレバ−が移動可能に
設けてある。
【0005】これにより、自動変速モ−ドで運転すると
きは、シフトレバ−を自動変速操作用のシフト路内にお
いてレバ−操作して所望とするポジションに配置すれば
よく、また手動変速モ−ドで運転するときは、シフトレ
バ−を手動変速操作用のシフト路へ移してから、同シフ
トレバ−を手首による回動操作で、シフトアップあるい
はシフトダウンとなる手動変速操作用のシフト路の前後
端へ回動操作すれば、マニュアル操作式のシフトレバ−
と同様の感覚で、変速段を所望に選択できるようにして
ある。
【0006】この種の自動変速機は、自動変速モ−ドの
ときのシフトレバ−の操作位置を規制する以外に、自動
変速操作用のシフト路と手動変速操作用のシフト路との
間におけるシフトレバ−の作動を規制する構造が必要と
なる。
【0007】そこで、上記した公報に開示された自動変
速機では、シフトレバ−のセレクト方向(両シフト間の
方向)の操作力を高めて、シフトレバ−が在る自動変速
操作用のシフト路(あるいは手動変速操作用のシフト
路)から、他の手動変速操作用のシフト路(あるいは自
動変速操作用のシフト路)へには不用意に変更されるこ
とがないようにしている。
【0008】具体的には、上記公報では、自動変速モ−
ド時のディテント機構でシフトレバ−の操作位置を規制
する構造に加え、自動変速操作用のシフト路と手動変速
操作用のシフト路との間の切換操作を規制する構造とし
て、シフトレバ−の下端にロ−ラ機構を設け、フレ−ム
側に板ばね機構を設けて、ロ−ラと板ばねとで得られる
弾性的な係合により、シフトレバ−を自動変速用のシフ
ト路あるいは手動変速用のシフト路に弾性保持させた
り、シフトレバ−の下端部を山形状とし、フレ−ム側に
板ばねで支持されてなるロ−ラ機構を設けて、山形状部
とロ−ラとで得られる弾性的な係合により、シフトレバ
−を自動変速用のシフト路あるいは手動変速用のシフト
路に弾性保持させたり、シフトレバ−を自動変速用のシ
フト路あるいは手動変速用のシフト路に弾性保持させた
りしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした構
造で、シフトレバ−のセレクト方向の作動の規制を十分
に行うには、かなりセレクト方向の操作力を高めなけれ
ばならない。これでは、むやみにセレクト操作力を高め
る結果となり、操作性が損なわれてしまう。
【0010】しかも、この操作レバ−装置だと、自動変
速用のディテント機構に加えて、全く別な機構が必要と
なることから、構造的に複雑になる。本発明は、このよ
うな事情に着目してなされたもので、その目的とすると
ころは、簡単な構造、ならびにむやみにセレクト操作力
を高めずに、シフトレバ−のセレクト方向の作動を規制
することが可能な自動変速機の操作レバ−装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した操作レバ−装置は、複数の選択位
置を有する自動変速操作用の第1シフト路と、上記第1
シフト路と平行に配置された手動変速操作用の第2シフ
ト路と、上記両シフト路内を移動操作可能に設けられた
シフトレバ−と、上記シフトレバ−が上記第1シフト路
に在るときに上記シフトレバ−の操作位置を規制するデ
ィテントプレ−トと、上記シフトレバ−が上記第1シフ
ト路にあるときに上記ディテントプレ−トに係合するよ
うにばね付勢され、シフトノブのボタン操作により上記
付勢力に抗して変位して上記係合を離脱するように上記
シフトレバ−に設けられたディテントピンと、上記シフ
トレバ−の両シフト路間の切換操作を規制すべく設けら
れた規制プレ−トと、上記シフトレバ−のディテントピ
ン連動部材に設けられて上記規制プレ−トに係合し、上
記ボタンの非操作状態時における第1シフト路から第2
シフト路への切換えと第2シフト路から第1シフト路へ
の切換えとの少なくとも一方を禁止とすると共に、上記
ボタンの操作に連動して上記係合を離脱する規制部材と
を有して構成したことにある。
【0012】請求項2に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、第1シフト路から第2シフト路、第2シ
フト路から第1シフト路への切換時の規制を、適度な操
作力をシフトレバ−に与えながら確実に行えるようにす
るために、請求項1に記載の規制部材を、ボタンの非操
作状態時における第1シフト路から第2シフト路への切
換えと第2シフト路から第1シフト路への切換えとの一
方に際して上記規制プレ−トと当接し上記付勢力に抗し
て上記ディテントピン連動部材を変位させる傾斜部と、
他方の切換えは禁止すべく上記傾斜部に隣接して設けら
れた段部とを有して構成した。
【0013】請求項3に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、シフトレバ−の第2シフト路の操作性を
向上させるために、請求項1の記載の規制プレ−トを第
2シフト路方向に延在し、規制部材を上記規制プレ−ト
に転接するロ−ラを有して構成したことにある。
【0014】請求項4に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、規制部材、ディテントプレ−ト、規制プ
レ−トの相互を干渉させずに、コンパクトにレイアウト
するために、請求項1に記載の規制部材を上記ディテン
トピンとは逆側に突出して設け、上記ディテントプレ−
トを上記第1シフト路を挟んで上記第2シフト路とは逆
側に配置し、かつ上記規制部材を上記第2シフト路を挟
んで上記第1フト路とは逆側に配置したことにある。
【0015】
【作用】請求項1に記載した操作レバ−装置によると、
シフトレバ−が自動変速操作用の第1シフト路に在ると
きは、ディテントピンのディテント溝に対する係合によ
って操作位置が規制される。この規制を解除するとき
は、シフトノブをボタン操作すれば、ディテントピンが
係合解除方向に変位し、ディテント溝から離脱する。
【0016】また自動変速操作用の第1シフト路から第
2シフト路へ切換えるときは、シフトノブのボタン操作
をせずに、同間をレバ−操作する。すると、当該レバ−
を規制していたディテントピンがディテント溝から離脱
(ディテントピンが係合解除方向に変位されることによ
る)する。
【0017】シフトレバ−が第2シフト路に切換わる
と、ディテント連動部材に設けてある規制部材が、同デ
ィテント連動部材の変位を伴いながら、規制プレ−トに
係合する。
【0018】これにより、シフトノブをボタン操作して
同係合を解除しない限り、第2シフト路に在るシフトレ
バ−は第1シフト路へには不用意に動くことはないよう
に規制される。
【0019】このシフトレバ−の規制部材による操作禁
止規制は、逆に第1シフト路から第2シフト路へのとき
でもよいし、また第1シフト路から第2シフトへ、第2
シフト路から第1シフト路への双方でも同じである。
【0020】このようなディテントピンの駆動機構を利
用した、シフトレバ−のセレクト方向の作動規制は、従
来のようにむやみにセレクト操作力を高める必要なく、
確実に行われることとなる。
【0021】また自動変速操作の際にシフトレバ−の操
作位置を規制するために用いていたディテントピンの駆
動機構がそのまま、セレクト方向の切換えの際の規制に
も利用されるので、構造は簡単ですむようになる。
【0022】請求項2に記載した操作レバ−装置による
と、第1シフト路(あるいは第2シフト路)から第2シ
フト路(あるいは第1シフト路)へシフトレバ−を切換
えると、規制部材が、まず、傾斜部の規制プレ−トに対
する当接し、その後、しだいに変位(ディテント連動部
材が傾斜勾配で変位することによる)する。
【0023】ついで、シフトレバ−が第2シフト路(第
1シフト路)に切換えに伴い、傾斜部に隣接して在る段
部が規制プレ−トと係合する。つまり、傾斜部を押し下
げるときの抵抗を利用して、適度なセレクト方向の操作
力を発生させ、段部にる係合を利用して、ボタン操作し
て係合を解除しない限りセレクト操作を禁止する。
【0024】これにより、操作性に優れた、非ボタン操
作のシフトレバ−の回動操作で、一方側へのセレクト操
作には適度な操作力を与えてその操作を許容し、同時に
他方側へのセレクト操作を禁止させる。
【0025】請求項3に記載した操作レバ−装置による
と、手動変速操作をすべく、第2シフト路に切換わった
シフトレバ−を同第2シフト路に沿ってレバ−操作す
る。このとき、既にロ−ラが第2シフト路に沿って延在
している規制プレ−トに転接して係合している。
【0026】つまり、ロ−ラは、上記レバ−操作にした
がい、規制プレ−トに沿って転動する。このことは、シ
フトレバ−の操作性は、規制部材によって影響を受けず
にすむようになり、常に円滑なレバ−操作性が確保され
る。
【0027】請求項4に記載した操作レバ−装置による
と、規制部材、ディテントプレ−ト、規制プレ−トとい
った各部材は、相互が干渉することなく、コンパクトに
レイアウトされる。これにより、操作レバ−装置は、相
互の干渉を防ぎながら、合理的にコンパクト化される。
【0028】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図14に示す一実
施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用した
電子制御式の自動変速機の全体系を示し、1は乗用車の
エンジンル−ム(図示しない)に収容されるエンジン、
2は同エンジン1の出力軸(図示しない)にトルクコン
バ−タ3を介して連結された自動変速機の本体である。
【0029】本体2は、ミッションケ−ス3内に例えば
複数の遊星歯車機構(図示しない)、同遊星歯車機構の
要素の回転を規制するクラッチなどの断続機構(図示し
ない)、同断続機構を油の流入・出で制御するコントロ
−ルバルブユニット4などいった機器を収容して構成さ
れる。
【0030】5は自動変速機の操作レバ−装置である。
この操作レバ−装置5は、乗用車の運転席と助手席との
間に配置されている。操作レバ−装置5は、自動変速
と、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く手首を前後
方向に回動するといった操作で変速が可能な手動変速と
の2つのモ−ドを有している。
【0031】図2〜図6には、この操作レバ−装置5の
全体構造が示され、残る図7〜図14には各部の構造、
各部の断面ならびに操作時の状態などが示してある。操
作レバ−装置5の構造について説明することにする。な
お、本実施例では、図1中にあるように自動車の車体前
後方向となるX−X方向を前後方向とし、車体幅方向と
なるY−Y方向を左右方向として説明する。
【0032】すなわち、6は、操作レバ−装置5を構成
する金属製のフレ−ムである。このフレ−ム6は、下部
フレ−ム7と、この上部に組合う上部フレ−ム8とを有
して枠形に構成される。
【0033】詳しくは、下部フレ−ム7は、図2〜図4
に示されるように前後部が斜め上方へ屈曲形成された金
属板からなる。そして、金属板の水平方向に延びる中央
を底板部7aとし、同底板部7aから前側上方へ斜めに
延びる部分を前板部7bとし、同じく後側上方へ斜めに
延びる部分を後板部7cとしている。これら底板部7
a、前板部7b、後板部7cの板面中央には、内方へ突
き出る台部分が形成されていて、このうち底板部7aあ
る平坦な台部分を主機器据付部9とし、前後板部7b,
7cにある台部分を副機器据付部10としてある。な
お、前板部7b、後板部7cの上端部は、いずれも外側
へコ字状に折り曲げられてある。
【0034】但し、前板部7bの外面には、前方に向か
って水平に延びる据付座11が取着してある。また上部
フレ−ム8は、前後方向に延びる円弧状のプレ−ト部1
3(規制プレ−トに相当)と円弧状のディテントプレ−
ト部14(ディテントプレ−トに相当)とを有してい
る。これらプレ−ト部13とディテントプレ−ト部14
とが、上部フレ−ムの上部に在るコ字状部12,12の
左右の側面に平行に取着してある。
【0035】そして、前後方向に延在するプレ−ト部1
3およびディテントプレ−ト部14のうち、ディテント
プレ−ト部14の下面中央には、P(パ−キング)、R
(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ドライブ)と
いった自動変速の各ポジション(選択位置)を規定する
所定の溝形状を呈したディテント溝15が前後方向に沿
って連続して形成してある(実施例では、N−D間はフ
リ−)。
【0036】さらにディテントプレ−ト部14の下面後
側には、複数の凹部32が前後方向に沿って形成されて
いる。具体的には、凹部32は上記ポジション位置と同
間隔で連続するV字状溝32aで形成してある。
【0037】そして、平行に並ぶプレ−ト部13とディ
テントプレ−ト部14との上縁部中央間は長方形状をな
したプレ−ト部16が一体に連結され、上部フレ−ム8
の全体を構成している。
【0038】プレ−ト部16の板面右側には、上記P
(パ−キング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラ
ル)、D(ドライブ)といった各ポジション(選択位
置)を有する、長孔よりなる自動変速操作用のシフト路
17が前後方向に延びて設けられている。なお、シフト
路17とディテントプレ−ト部14とは平行である。
【0039】また同じく板面の左側には、シフト路17
と平行に手動操作用のシフト路18が設けられている。
このシフト路18は、シフト路17のDポジションの位
置から分かれて前後方向に均等に延びる平行な長孔を有
して構成される。
【0040】そして、フレ−ム6に自動変速操作、手動
変速操作に必要な機器が据付けてある。すなわち、主機
器据付部9の上面には、矩形枠状に成形された支持ベ−
ス19がボルト止めなどで据付けられている。
【0041】この支持ベ−ス19の左右壁の中央部間に
は、金属製のシャフト20が掛け渡されている。シャフ
ト20は左右方向に沿って配置してある。このシャフト
20の軸部分のうち、ディテントプレ−ト部14を挟む
片側となる右側部分にはケ−ブルレバ−21が設けられ
ている。またディテントプレ−ト部14を挟むもう片側
となるシャフト20の中央部分にはシフトレバ−22が
設けられている。
【0042】残るシャフト20の左側部分には後述する
スイッチレバ−45が設けられている。ケ−ブルレバ−
21の本体部は、合成樹脂製で、図13(a)に示され
るように下端部に左右方向に沿って開口する支持孔24
を有し、上端部にばね据付座25を有した、略角柱状を
なしている。このシフトレバ−22に臨む本体部の側面
の中段には段部26が形成されていて、同中段を境とし
て上側の厚み寸法を下側の厚み寸法より薄くしてある。
【0043】支持孔24は、シャフト20に回動自在に
嵌挿されている。これにより、ケ−ブルレバ−21の全
体を、シャフト20を支点として前後方向に回動自在に
支持してある。
【0044】また上端部はディテント溝15の近くまで
延びている。ケ−ブルレバ−21の背面には、金属板よ
り構成されたレバ−部27の基部が嵌挿されて固定され
ている。このレバ−部27の先端部は、ケ−ブルレバ−
21の背面から前後方向の前側に向かって斜め上方へ延
びている。そして、この先端部には、外側へ突出するピ
ン28が設けてある。
【0045】このピン28が自動変速機の本体2に機械
的に連結されている。すなわち、自動変速機の本体2か
らは、図1に示されるように同変速機をシフトコントロ
−ルするためのシフトケ−ブル29が延びている。な
お、このシフトケ−ブル29は、内索29aを外索29
bで覆ったケ−ブルから構成してある。
【0046】そして、このシフトケ−ブル29を、ディ
テントプレ−ト部14の前部側に突設した金属製のケ−
ブルブラケット部30で保持させて、内索端をピン28
に連結させている。
【0047】詳しくは、ケ−ブルブラケット部30は、
L字形の外形をなし、かつ断面が略J字状をなした板金
製のア−ム部材から形成されている。そして、このア−
ム部材の長手側30aはディテントプレ−ト部14の前
部外面に取着され、先端の短手側30bを上部フレ−ム
の前板部7bから前方へ突出させている。この短手部分
には外索支持用の溝孔31を形成してある。
【0048】上記シフトケ−ブル29の操作端は、この
短手部分の溝孔31にボルトなどで外索29bを支持さ
せ、内索29aのみをピン28にねじ止め固定させてあ
る。これにより、シフトケ−ブル29を通じて、自動変
速の選択操作に必要な変位を自動変速機の本体2へ出力
できるようにしてある。
【0049】またこのケ−ブルブラケット部30の側方
には、金属製のプレ−トからなるシフトロックケ−ブル
ブラケット部100が並行に配置されている。このシフ
トロックケ−ブルブラケット部100の基端部は、前板
部7bの幅方向中央に取着してある。またシフトロック
ケ−ブルブラケット部100の下端部は、据付座11に
形成した台部11aの上面に取着されている。但し、台
部11aは前板部7bの外側面に取着されて固定してあ
るものである。
【0050】またシフトロックケ−ブルブラケット部1
00の先端上部は、脚部101を介して、ケ−ブルブラ
ケット部30の側面部分に取着されている。このシフト
ロックブラケット部100の先端上部には、ケ−ブルブ
ラケット部30のケ−ブル支持部(溝孔)より低位とな
る位置に、フォ−クエンド形状で形成されたケ−ブル支
持部102が設けてある。
【0051】ケ−ブルレバ−21の上端部には、帯状の
板ばね33の基端がねじ止めにより固定されている。こ
の板ばね33は、先端において上方に向かう付勢力が発
するよう一部が曲成されている。そして、この板ばね3
3の先端部が前後方向後側に在るV字状溝32aに向か
って延びている。
【0052】この板ばね33の先端部には、ロ−ラ34
がディテントプレ−ト部14とは直角な向きで回動自在
に支持してある。この板ばね33で上方へ付勢されるロ
−ラ34をV字状溝32aに係合させてある。
【0053】一方、シフトレバ−22は、図7に示され
るようにシャフト20から、ディテントプレ−ト14の
側方を通じて、シフト路17,18を形成する長孔、さ
らにはプレ−ト16を覆うように設けた操作パネル35
のゲ−ト35aを貫通して、同操作パネル35の上方に
延びている。なお、ゲ−ト35aはシフト路17,18
と同形状をなしている。
【0054】図13は、このシフトレバ−22の構造を
示してある。シフトレバ−22について説明すれば、3
6は金属製のシフトレバ−本体である。シフトレバ−本
体36は、シフト路17,18および操作パネル35の
ゲ−ト35aを摺動自在に貫通する筒状のロッド37
と、このロッド37の下端部から二股に分かれてシャフ
ト20側へ延びた二股体38とを有している。ロッド3
7の先端にはシフトノブ22aが装着してある。
【0055】このシフトレバ−本体36のロッド37側
をレバ−上半部39aとし、二股体38をレバ−下半部
39bとしてある。二股体38は、二股コ字状に屈曲し
て形成された板金より構成される。詳しくは、二股体3
8は、相互間の空間が、側方、すなわち左右方向に開放
する一対の平行な板状部38aを有して構成してある。
なお、板状部38aの離間寸法は、例えばケ−ブルレバ
−21の幅寸法と同等にしている。
【0056】板状部38aの先端部間には、同相互間を
埋めるような短柱形をなした合成樹脂製の枢支部材40
が摺動自在に収容されている。この枢支部材40の下部
には、左右方向に貫通する支持孔41と、この支持孔4
1を直交する前後方向に貫通する小径な支持孔42(支
持孔42の径寸法<支持孔41の径寸法)とが形成して
ある。
【0057】支持孔41は回動支持部となるシャフト2
0に回動自在に嵌挿される。また支持孔42には、シャ
フト20に設けた貫通孔20aを通じて、板状部38a
間を貫通したボルト43が回動自在に嵌挿されている。
そして、このボルト43にて、板状部38aおよび枢支
部材40の相互を回転自在に連結している。なお、44
はボルト端に螺挿されるナットを示す。
【0058】これにより、シフトレバ−22は、シフト
路17およびシフト路18内、それらシフト路間をつな
ぐ中間の接続路18a内に対して、レバ−操作が自在と
なる。例えばディテント溝15で最後方の位置に規定さ
れたDポジション位置を起点とすると、シフトレバ−2
2は、同位置から前方向、同じくシフト路18に向かう
横方向へ回動操作ができる。
【0059】また枢支部材40の左右方向両側は、ケ−
ブルレバ−21の下部とこのケ−ブルレバ−21とは反
対側に配置されたスイッチレバ−45の下部との間で挟
まれて規制され、これによって枢支部材40の全体をシ
フト方向には回動変位するが、セレクト方向には回動変
位しないようにしてある。
【0060】枢支部材40の上面には、セレクト方向の
回動軸に沿って、V字状の溝部46が形成されている。
この溝部46内には、図13に示されるような溝部46
の深さより高さ寸法が大きく、かつ溝部46の長さ方向
に沿って細長に延びるC字状のスプリング47が収容さ
れている。
【0061】このスプリング47の切欠端は、溝部46
の中央部に設けたスプリング係止台46aの両側に形成
してある孔部(図示しない)に回動自在に係止されてい
る。この係止によって、スプリング47をセレクト方向
の回動軸と平行な面内に配置させている。
【0062】この枢支部材40の直上となる板状部38
a間の地点には、合成樹脂製のガイド部材48がねじ止
め固定されている。このガイド部材48は、板状部38
a間の空間を埋めるような短柱状をなした本体部48a
を有している。この本体部48aの下面には、V形の溝
部49がセレクト方向の回動軸に沿って形成されてい
る。
【0063】上記溝部46から突き出たスプリング47
の上側部分47aは、この溝部49内に挿入されて係止
されている。これによって、スプリング47の全体を、
セレクト方向の回動軸と平行な面内に配置させた状態
で、溝部46,49間に介装させている。
【0064】こうした係止構造により、スプリング47
は、シフトレバ−本体36がボルト43の支点としてセ
レクト方向にレバ−操作されると、溝部46の底部分を
中心に傾動変位する。このスプリング47の傾動範囲
は、V字状の溝部46の挟む角度にて規制される。
【0065】各溝部46,49は、シフト路17とシフ
ト路18との間のレバ−操作時にスプリング47が圧縮
変形を起こすような位置に配置してある。例えば溝部4
9を、溝部46の位置からケ−ブルレバ−21側にずれ
た地点に配置してある。
【0066】このスプリング47の圧縮変形と同スプリ
ング47が復帰したときの差により、シフト路17、1
8間におけるレバ−操作時において節度感を発生させる
ようにしている。
【0067】一方、ガイド部材48の上面には、同上面
中央から上方へ突き出る筒状のガイド筒60が形成して
ある。このガイド筒60内にはコイルスプリング61が
収容されている。
【0068】このガイド部材48の上方側となる二股体
38内の部位には、ディテントピン連動部材となる合成
樹脂製の摺動子62が摺動自在に収容されている。摺動
子62は、一対の板状部38a間の空間を埋めるような
略短柱状をなしている。この摺動子62の板状部38a
と対向する両側面には、板状部38aの内壁面と摺接自
在な一対の摺接面63が形成されている。
【0069】また摺動子62の内部には、下面に開口す
る筒状の受口64が形成されている。この受口64に
は、上記コイルスプリング61と共にガイド筒60が摺
動自在に嵌挿されている。そして、このコイルスプリン
グ61の弾性力にて、摺動子62の全体を上方へ付勢し
ている。
【0070】摺動子62の上端部中央には、中実軸状を
なした細径のロッド37が突設されている。このロッド
37の先端側は上方に向かって延び、ロッド37内を摺
動自在に挿通している。このロッド65の上端部は、シ
フトノブ22aに装着された操作ボタン66に接続され
ており、操作ボタン66を押操作すると、コイルスプリ
ング61の弾性力に抗して、摺動子62が押し下がるよ
うにしてある。
【0071】またディテントプレ−ト部14に向く摺動
子62の側面には、摺動子62を貫通して設けた金属製
のピン材67aの一端部が突き出ている。この端部に
は、樹脂製の筒部材が嵌挿され、同突き出たピン部分に
ディテントピン67を構成している。そして、このディ
テントピン67が、板状部38aの開放部分を通じて、
ディテントプレ−ト部14側へ突き出ている。
【0072】このディテントピン67は、ディテントプ
レ−ト部14のディテント溝15で規定される各ポジシ
ョンと係脱自在な大きさに定めてある。こうした構造に
より、シフトレバ−22を接続路18aからシフト路1
7のDポジション位置へ向かってレバ−操作(非ボタン
操作状態)すると、図11に示されるようにディテント
ピン67がディテント溝15のDポジションと対応する
溝に係合し、反対にDポジション位置から接続路18a
に向かってレバ−操作をすると、図12に示されるよう
にディテントピン67がDポジションと対応する溝から
離脱する。
【0073】むろん、シフト路17内でのレバ−操作に
より、ディテントピン67はディテント溝15の規定さ
れた各ポジション位置へ位置決められる。また操作ボタ
ン66を押操作すれば、ディテントピン67が係合を解
除する方向へ駆動され、ディテント溝15で規定された
各ポジション位置の溝から離脱できるようにしてある。
【0074】また摺動子62の側面から、ディテントピ
ン67とは逆方向となるプレ−ト部13側へ突出したピ
ン材67aの端部には、規制部材であるロ−ラ110が
回動自在に嵌挿されている。
【0075】このロ−ラ110は、図8および図13に
示されるように先端側に円錐台状をなした傾斜部111
を有し、後端側にこの傾斜部111の基部径より小径な
小径部112を有してなる。なお、113は傾斜部11
1と小径部112との間に形成されている段部を示して
いる。
【0076】傾斜部111は、シフトレバ−22のシフ
ト路17からシフト路18への移動に伴い、プレ−ト部
13の下端部と当接して摺動子62をコイルスプリング
61に抗して押し下げるような外形の円錐台形状に設定
してある。
【0077】また傾斜部111の前後端長は、シフトレ
バ−22がシフト路18へ切換わると、同傾斜部111
のプレ−ト部13の下端部に対する乗り越えを終えて同
プレ−ト部13の下端面が傾斜部111の後端に転接す
るような長さ寸法に設定してあり、プレ−ト部13をシ
フト17,18間の切換操作を規制する部材としてその
まま利用する構成にしてある。
【0078】これにより、シフトレバ−22をシフト路
17のDポジション位置からレバ−22をシフト路18
へ向かってレバ−操作(非ボタン操作状態)すると、図
10に示されるようにロ−ラ111の段部113が摺動
子62の復帰に伴いプレ−ト部13の下端部と係合し
て、シフトレバ−22のシフト17,18間の切換操作
を規制すると同時に、シフト路18のシフト方向のレバ
−操作は許容(ロ−ラ111がプレ−ト部13の下端部
とは転接しているから)する。またこのシフトノブ22
aをボタン操作すると、摺動子62の下降に伴い、ロ−
ラ110が係合解除方向、すなわち下降方向へ変位し
て、プレ−ト部13の下端部との係合が解除される。
【0079】つまり、先細りの形状のロ−ラ110の採
用により、シフトノブ22aのボタン操作を必要とせ
ず、シフト路17からシフト路18への切換操作の規制
をなし、同時にシフトノブ22aのボタン操作を行わな
い限り、同シフト路18からシフト路17へは切換操作
ができない(禁止)ようにしている。
【0080】またさらに摺動子62のディテントピン6
7が突出する側とは逆側の側面には、同ディテントピン
67より低い位置、具体的にはロ−ラ110の下側にシ
フトロック用の係合部68が形成されている。
【0081】この係合部68は、摺動子62の側面に、
同摺動子62の軸心方向とは直角方向に延びる一対の平
行なリブ70を有してなる。そして、このリブ70が板
状部38a間の開放部分から側方へ突き出て、後述する
ロックカム86の係合ピン88を受ける溝を形成してい
る。
【0082】またガイド部材48の両側面には係合凸部
50a,50aが設けられている。ケ−ブルレバ−2
1,スイッチレバ−45には、それぞれこの係合凸部5
0aと係脱する係合凹部50bが設けられている。
【0083】両側の係合凸部50a,50aは、いずれ
もガイド部材48の厚み方向中央となる側面部分を側方
へ台形板状に突出させてなる嵌挿部51を有している。
また各嵌挿部51の先端部は、幅方向両端から前方へ突
き出るリブ状の挿入ガイド52,52を有している。こ
の挿入ガイド52,52は、外面に先端に向かうにした
がって厚みが薄くなるような傾斜面が形成されていて、
嵌挿部51を係合凹部50aに対して挿入しやすくして
いる。また挿入ガイド52,52の一部には、挿入ガイ
ド52および嵌挿部51の一部を切欠いてなる弾性変位
可能な弾性壁53が形成してある。この弾性壁53の先
端部は、挿入ガイド52の傾斜面と同様な傾斜面をもつ
斜面部53aを有している。そして、この斜面部53a
の斜面は、挿入ガイド52の斜面から外側に突き出た位
置に配置され、相手の係合面に対して弾接させるように
してある。
【0084】ケ−ブルレバ−21の係合凹部50bは、
図7に示されるように上記係合凸部50aと対応してケ
−ブルレバ−21の下部前面に設けた係合口54から構
成される。この係合口54は、嵌挿部51と外形に対応
した上下方向に延びる細長の開口部から形成してある。
【0085】これにより、シフトレバ−22がシフト路
17に在るときには、嵌挿部51の全体は係合口54に
嵌挿されるようにしてある。したがって、シフトレバ−
22がシフト路17に在るときには、ガイド部材48を
介して、シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相
互が係合される。
【0086】この係合により、シフトレバ−22がシフ
ト路17内にあるとき、すなわち自動変速操作時は、ケ
−ブルレバ−21はシフトレバ−22のレバ−操作に連
動してシフト方向に操作されるようになっている。
【0087】スイッチレバ−45は、図7および図14
(b)に示されるように上方に開く扇形に形成されたブ
ロックよりなる本体部75を有する。この本体部75の
下部には、扇形の軸心に沿って延びる回動支持部76が
形成されている。この回動支持部76に形成された支持
孔76aは、シフトレバ−22を挟んでケ−ブルレバ−
21とは反対側のシャフト部分に回動自在に嵌挿され、
本体部75の全体をシフト方向に回動自在に支持させて
いる。
【0088】この支持によって、スイッチレバ−45
を、傾斜した両側面が下部フレ−ム7の前板部7bおよ
び後板部7cと向き合うように配置させてある。本体部
75のシフトレバ−側に向く前面75aは、シフト路1
8へレバ−操作されるシフトレバ−22と干渉しない範
囲で傾斜している。
【0089】また本体部75の両側面とこれと対向する
下部フレ−ム7の前板部7b,後板部7cとの間には、
一対の中立付勢ユニット79が配置されている。中立付
勢ユニット79は、前板部7b,後板部7cに据付けた
ケ−シング80と、このケ−シング80に設けられたス
イッチレバ−45の側面に向かって進退自在なピン81
と、ケ−シング80に内蔵されてピン81を突出方向へ
付勢するスプリング82を有している。そして、この付
勢されるスプリング82により、スイッチレバ−45の
両側から弾性力で均等に挟み付けて、スイッチレバ−4
5を中立位置で保持させている。
【0090】こうして保持された本体部75の扇形側面
の角度θ1 と、傾斜した前板部7b,後板部7cの角度
θ2 とは、互いに異なっている。前部側に配置してある
ケ−シング80には、ピン81の進退変位にしたがって
オンオフするシフトアップ検知用スイッチ83が内蔵さ
れている。また後部側に配置してあるケ−シング80に
は、ピン81の進退変位にしたがってオンオフするシフ
トダウン検知用スイッチ84が内蔵されていて、スイッ
チレバ−45がシフト路18に沿って前方あるいは後方
へ揺動されると、手動変速操作に必要なシフトアップあ
るいはシフトダウンの信号が出力するようにしてある。
【0091】なお、各ケ−シング80は、前板部7b,
後板部7cにならって、本体部75の扇形側面沿いに位
置調整可能に取り付けてあり、上記角度θ1 、角度θ2
の相違を利用して、取付位置を調整してある。
【0092】また本体部75の後傾した前面75aの中
央には、スイッチレバ−45側へ突き出るガイド部材4
8の係合凸部50aを挿脱可能に嵌挿する上記係合凹部
50bが設けられている。
【0093】係合凹部50bは、係合凸部50aと対応
する前面75aの上段部分に、同嵌挿部51の外形に対
応した細長形状をなす係合口77を形成して構成され
る。これにより、シフトレバ−22がシフト路17から
シフト路18へ操作されるにしたがって、スイッチレバ
−45側に張り出す嵌挿部51が係合口77の開口に嵌
挿されるようにしてある。
【0094】つまり、シフトレバ−22がシフト路18
に在るときには、ガイド部材48を介して、シフトレバ
−22とスイッチレバ−45との相互が係合される。こ
の係合により、シフトレバ−22がシフト路18内にあ
るとき、すなわち手動変速操作時、中立状態のスイッチ
レバ−45は、シフトレバ−22のレバ−操作に連動し
て、シフトアップあるいはシフトダウンといったシフト
方向へ操作される。
【0095】これにより、シフトレバ−22がシフトア
ップ変速位置あるいはシフトダウン変速位置に操作され
ると、シフトアップ検知用スイッチ83あるいはシフト
ダウン検知用スイッチ84から、シフトアップあるいは
シフトダウンの検知信号が出力される。
【0096】またシフトレバ−22と、ケ−ブルレバ−
21およびスイッチレバ−45との係合は、一方が係合
しているときには、他方の係合が解除されるように設定
されていて、シフトレバ−22のセレクト方向のレバ−
操作で、自動変速操作および手動変速操作のうちのどち
らか一方を選択できるようにしてある。
【0097】係合口77は本体部75の内部を通じて後
面75bに開口している。この係合口77の前面75a
に開口する出入口には、スイッチレバ−45の後面75
bに据付けた手動変速モ−ド検知スイッチ78のア−マ
チュア78aが、係合口77の貫通部分を通じて配置し
てある。
【0098】これにより、シフトレバ−22がシフト路
18に投入されると、ア−マチュア78aが嵌挿部51
との当接により変位して手動変速モ−ド検知スイッチ7
8をオンオフさせ、シフトレバ−22がシフト路18に
投入されたことを検知できるようにしてある。
【0099】手動変速モ−ド検知スイッチ78、シフト
アップ検知用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッ
チ84は、コントロ−ルバルブユニット4に接続してあ
るT/M制御装置85に接続されている。
【0100】T/M制御装置85は、例えばマイクロコ
ンピュ−タより構成されている。このT/M制御装置8
5には、自動変速モ−ドの他に手動変速モ−ドが設定し
てある。またT/M制御装置85には、手動変速モ−ド
検知スイッチ78からの検知信号で手動変速モ−ドに切
換える機能、シフトアップ検知用スイッチ83からの検
知信号で同手動変速モ−ドに基づき自動変速機の変速段
をシフトアップ側に操作する機能、シフトダウン検知用
スイッチ84からの検知信号で同手動変速モ−ドに基づ
き自動変速機の変速段をシフトダウン側に操作する機能
などが設定されていて、シフト路18内での前側、後側
のレバ−操作に連動して、所望とする変速が行われるよ
うにしてある。
【0101】一方、Pポジション位置より前方となるプ
レ−ト部13,ディテントプレ−ト部14間の部位に
は、シフトロック装置を構成するシフトロック用のロッ
クカム86が設けられている。
【0102】このロックカム86は、プレ−ト状をな
し、中央部にボス部87が突き出ている。このボス部8
7がプレ−ト部13の内面に回動自在に枢支してある。
またロックカム86は、このボス部87を挟んで後部と
なるシフトノブ22側に係合ピン88を有し、前部とな
る反対側にシフトロックピン係脱用の円弧形の係止部8
9を有し、さらにボス部87の上部にキ−インタロック
用の接続ピン90を有している。
【0103】ボス部87の前板部7b側には、上下方向
に延びるL字形の板ばねで構成されたストッパ−スプリ
ング91が配置されている。このストッパ−スプリング
91の長手端となる基端部は、プレ−ト部13の内面に
取着され、短手側となる先端部は、ボス部87の外周面
に形成した溝87aに挿脱可能に挿入され、アンロック
時のロックカム86の動きを規制している。
【0104】そして、この規制によって、係合ピン88
を、Pポジションに対応した地点に保持させている。こ
れにより、Pポジションにシフトレバ−22が配置され
るに伴い、シフトレバ−22の係合部68に係合ピン8
8が挿入されるようにしてある。
【0105】またロックカム86の周りには、ストッパ
−スプリング91を操作するリリ−スレバ−92が配設
されている。リリ−スレバ−92は、例えばボス部87
と共に回動可能にプレ−ト部13に支持された枢支部9
3と、ストッパ−スプリング91の長手側部分を摺動自
在に係合した係合部94と、これら枢支部93と係合部
94とをつなぐレバ−部分95を有して、正面から見た
ときに略逆L字状に形成してある。
【0106】レバ−部分95には、Pポジションに操作
されてくるシフトレバ−22の側部を受ける当接片96
が形成されていて、Pポジションにシフトレバ−22が
配置されるに伴い当接片96が押されると、それに連動
してレバ−部分95が回動変位し、ストッパ−スプリン
グ91の長手側を溝87aとの係合が解除する方向に押
圧するようにしてある。つまり、ロックカム86aのロ
ックは、Pポジションにシフトレバ−22を配置すると
解除されるようになっている。
【0107】そして、その後の操作ボタン66の復帰に
より、ロックカム86は上側へ回動変位して、シフトロ
ックの体制が形成されるようにしてある。またこの回動
変位したロックカム86aは、ロックケ−ブルブラケッ
ト部100の側面に設けたシフトロックピン105によ
って、ブレ−キペダル103を踏み込まない限り、ロッ
ク状態が解除されないようにしてある(シフトロッ
ク)。
【0108】詳しくは、シフトロックピン105は、係
止部94の上端部と係止する位置、同係止が解除する位
置との間で進退自在に設けてある。またリ−タンスプリ
ング105aの弾性力によってロックカム86側へ付勢
してある。この付勢によって、Pポジションにシフトレ
バ−22が在るときは、リタ−ンスプリング105aの
弾性力にてシフトロックピン105を係止位置にまで突
出させて、係止部94の上端部との係止から、ロックカ
ム86が回動しないように規制している。またシフトロ
ックピン105は、シフトケ−ブル104を介して、ブ
レ−キペダル装置103に接続されていて、同ブレ−キ
ペダル装置103のブレ−キペダル103aを踏み込ま
ないと、係止解除位置に移動しないようにしてある。な
お、シフトロックピン105はシフトレバ−22がPポ
ジション以外のポジションのときには、ロックされるロ
ックカム86の係止部94の円弧面に配置される。
【0109】また接続ピン90には、外索がケ−ブル支
持部102で支持される、イグニションキ−装置106
から延びるキ−インタロックケ−ブル107が接続され
る。そして、イグニションキ−装置106に内蔵されて
いるケ−ブル規制機構106aによって、イグニション
キ−装置106に差し込まれるイグニションキ−106
bがLOCK位置又は抜いてあるときは、キ−インタロ
ックケ−ブル107の内索の動きをロックして、ロック
カム86aの動きを規制し、イグニションキ−106b
がLOCK位置以外のときは、キ−インタロックケ−ブ
ル107の内索のロックを解除して、同ロックカム86
aの規制を解除するようにしてある。これによって、イ
グニションキ−106bを所定に操作しないと、Pポジ
ションからシフトレバ−22を操作できないようにして
いる(キ−インタロック)。
【0110】つぎに、作用について説明する。始めにシ
フトレバ−22がPポジションに在る状態から説明す
る。このPポジションでは、シフトレバ−22は、ロッ
クカム86の動きがキ−インタロックケ−ブル107の
ロック、さらにはシフトロックピン105のロックによ
り規制されて、シフト方向へレバ−操作が行えない状態
となっている。
【0111】この状態から、車内に乗り込んだドライバ
−が、エンジン1を始動すべく、イグニションキ−10
6bをイグニションキ−装置106へ差し込み、LOC
K位置、ACC〜START位置へと操作する。これに
より、エンジン1は始動する。
【0112】このイグニッションキ−の操作に伴い、ケ
−ブル規制機構106aで行われていたケ−ブル107
の内索の規制は解除される。つまり、キ−インタロック
は解除される。
【0113】その後、ドライバ−は、変速操作を行うべ
く、ブレ−キペダル103aを踏み込み、自動車に制動
を与える。このブレ−キペダル103aの踏込操作によ
り、シフトロックは解除される。
【0114】すなわち、ロックカム86の係止部上端へ
向かって突出していたシフトロックピン105は、ブレ
−キペダル103aの踏込動作にしたがい退避し、係止
部89との係止を解除する。
【0115】これにより、ロックカム86は自在に回動
変位できる状態となる。ついで、自動車を自動変速モ−
ドで走行させるべく、選択位置の中からDポジションを
選び、シフトレバ−22をPポジションからDポジショ
ンへ切換える。
【0116】この切換操作には、まず、シフトノブ22
aをボタン操作する(操作ボタン66を押し込む)。こ
の操作により、摺動子62は下降方向へ駆動され、ロッ
クカム86を、シフトレバ−22の係合部68との係合
が解除される方向へ回動変位させる。
【0117】これにより、係合部68と係合している係
合ピン88は、係合部68と入出自在となる。ディテン
トピン67は、摺動子62の下降変位にしたがって、デ
ィテント溝15で規定されたPポジションの解除位置に
まで駆動される。これにより、ディテントピン67は、
Pポジションを規制していたディテント溝15の溝から
離脱する。
【0118】これにより、Pポジションのシフトレバ−
22は、シフト方向へ操作可能となる。ついで、このシ
フトレバ−22を、シフト路17内のDポジションへ回
動操作する。
【0119】すると、シフトレバ−22が当接片96か
ら離れる。これにより、リリ−スレバ−92は元の状態
に戻り、ストッパ−スプリング91の先端部を枢支部9
3に在る溝87aに係合させていく。
【0120】この係合によって、ロックカム86は、係
合ピン88と挿脱できる待機状態のままでロックされ
る。一方、ディテントプレ−ト部14の両側に在る、シ
フトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相互は、係合
凸部50aと係合凹部50bとを介して接続されている
から、上記シフトレバ−22の回動操作に連動して、ケ
−ブルレバ−21は回動変位していく。
【0121】このとき、シフトポジションが変わる都
度、ロ−ラ34の係合する溝が順に変わる。つまり、ド
ライバ−はポジションが変わる毎に節度感を感じる。
【0122】そして、シフトノブ22がDポジションに
配置され、Dポジションを規定するディテント溝15の
溝にディテントピン67が係止されると、Dポジション
への切換えを終える。
【0123】ついで、シフトレバ−22から手を離せ
ば、ディテントピン67とディテント溝15との係合に
よって、図8(b)および図11に示されるようにシフ
トレバ−22はDポジションの同操作位置から動くこと
がないように規制される。
【0124】このときのシフトレバ−22の変位は、シ
フトケ−ブル29を通じて、自動変速機の本体2へ出力
されるから、本体2は自動変速モ−ドのDレンジに切換
わる。
【0125】そして、ドライバ−は、ブレ−キペダル1
03aを戻して、アクセルペダル(図示しない)を踏め
ば、設定された自動変速モ−ドにもとづき、自動変速機
は、アクセルペダルの開度、走行速度などといった各種
情報にしたがって制御される。
【0126】これにより、自動変速モ−ドによる走行が
なされる。また、このDポジションで走行中、マニュア
ル操作に切換えるときは、シフトノブ65のボタン操作
をせずに、シフトレバ−22をシフト路17のDポジシ
ョンから、接続路18aを通じ、シフト路18へ操作す
る。
【0127】すると、ディテントピン67は、シフトレ
バ−22の回動変位に伴い、下方向に変位して、図12
に示されるようにDポジションを規定している溝から離
脱する。この離脱にしたがって、シフト路17内におけ
るシフトレバ−22の操作位置規制が解除される。
【0128】このとき、反対側に在るロ−ラ110は、
セレクト操作にしたがって、図9に示されるように傾斜
部111の斜面がプレ−ト部13の下端部と当接し、上
側から押え付けられていく。
【0129】この押え付けにより、摺動子62は、セレ
クト操作が進むにしたがい、コイルスプリング61の弾
性力に抗して下方へ変位していく。そして、シフトレバ
−22がシフト路18に切換わると、図10および図1
2に示されるようにロ−ラ110は、プレ−ト部13の
下端部を乗り越えて、プレ−ト部13の外側に突出し、
同プレ−ト部13の下端部にロ−ラ110の段部113
が係合する。
【0130】この係合によって、シフト路18内に在る
シフトレバ−22は、シフトノブ65をボタン操作して
同係合を解除しない限り、シフト路17側へには不用意
に動くことはないように規制される。
【0131】なお、この係合は転接を伴っているから、
すなわちロ−ラ110の段部113、すなわち傾斜部1
11の後側の後端面が、シフト路18と平行に延在して
いるプレ−ト部13の下端部に転接しているから、シフ
トレバ−22はセレクト方向へは移動できなくとも、シ
フト方向(シフトアップ変速位置あるいはシフトダウン
変速位置)には操作自在である。
【0132】一方、シフトレバ−22では、上記セレク
ト操作に伴い、シフトレバ−22の右側に在る係合凸部
50aが、Dポジションに在るケ−ブルレバ−21の係
合凹部50bから離脱する。なお、残るケ−ブルレバ−
21は、ロ−ラ34とV字状溝32aとの係合によって
Dポジションの位置に保持される。
【0133】そして、シフト路18に切換わるにしたが
って、シフトレバ−22の左側に在る係合凸部50a
が、中立状態に在るスイッチレバ−45の係合凹部50
bに嵌挿していく。
【0134】シフト路18に切換わると、プレ−ト部1
3とロ−ラ110とで規制されたシフトレバ−22が、
中立付勢ユニット79の付勢力で中立保持されているス
イッチレバ−45に保持される。
【0135】これにより、スイッチレバ−45はシフト
レバ−22の移動に連動して回動自在となり、さらにモ
−ド検知スイッチ78がア−マチュア78aの押圧動作
(係合凸部50aで押圧されることによる)を受けてオ
ンオフ操作される。
【0136】このとき、このモ−ド検知スイッチ78か
らの検知信号を受けて、T/M制御装置85は自動変速
モ−ドから手動変速モ−ドに切換える。ついで、シフト
アップ操作あるいはシフトダウン操作のために、中立付
勢ユニット79によって中立位置に保持されているシフ
トレバ−22を、シフト路18の前部端に在るシフトア
ップ変速位置あるいは後部端に在るシフトダウン変速位
置へ回動操作する。
【0137】このとき、ロ−ラ110はシフト路18に
沿って延在するプレ−ト部13の下端部に転接している
から、この手動変速操作はシフトレバ−22のセレクト
方向の規制がなされたまま行われる。
【0138】そして、オンオフされるシフトアップ検知
用スイッチ83あるいはシフトダウン検知用スイッチ8
4にしたがって、T/M制御装置85が自動変速機の変
速段をシフトアップあるいはシフトダウン側へ操作して
いく。
【0139】これにより、マニュアル操作で、所望とす
る変速段の変速がなされる。こうした手動変速モ−ドで
走行中、シフトレバ−22は、ロ−ラ110とプレ−ト
部13の下端部との係合により、セレクト方向の操作位
置が規制されているから、不用意にシフト路17には移
動することはない。
【0140】また手動変速モ−ドから自動変速モ−ドに
切換えるときは、この係合を解除すべく、シフトノブ2
2aをボタン操作し、そのままの状態でシフトレバ−2
2をシフト路17側へ回動操作すればよい。
【0141】詳しくは、ボタン操作で下降変位する摺動
子62にしたがいロ−ラ110は係合解除方向へ駆動さ
れ、つぎのシフトレバ−22のセレクト方向の移動でプ
レ−ト部13との係合が解除される。そして、このシフ
トレバ−22の移動により、ロ−ラ110とは反対側に
在るディテントピン67がDポジションを規定するディ
テント溝15の溝へ導かれる。そして、シフト路17に
切換わったところで、シフトレバ−22から手を離せ
ば、ディテントピン67が復帰動して、Dポジションを
規定するディテント溝15に係合し、再びシフトレバ−
22をシフト路17内で規制することになる。
【0142】このようにシフトレバ−22のセレクト方
向の作動規制は、ディテントピン67の駆動機構を利用
した、規制部材としてのロ−ラ110の係脱動作によっ
て行われる。
【0143】したがって、シフトレバ−22のセレクト
方向の作動規制は、従来のようにむやみにセレクト操作
力を高めずに確実に行うことができる。しかも、このシ
フトレバ−22の作動規制の構造は、自動変速操作にお
けるシフトレバ−22の操作位置を規制するために用い
ていたディテントピン67の駆動機構がそのまま利用で
きるので、構造は簡単ですむ。
【0144】また、規制部材として、セレクト方向の切
換操作に伴いプレ−ト部13の下端部と当接して摺動子
62を強制的に下降変位させるような傾斜部111と、
セレクト方向の切換操作を終えるとプレ−ト部13の下
端部に係合するような段部111とを有したロ−ラ11
0を採用すると、傾斜部111を押し下げるときの抵抗
を利用して適度なセレクト方向の操作力を発生させるこ
とができる上、さらに段部113にてシフトノブ22の
ボタン操作で係合を解除しない限りセレクト操作を禁止
できる。
【0145】これにより、操作性に優れた、シフトノブ
22aのボタン操作をしない回動操作で、一方側へのセ
レクト操作は適度な操作力をシフトレバ−22に与えな
がらできると同時に、他方側へのセレクト操作を確実に
防止できるという効果をもたらす。
【0146】そのうえ、規制部材としてロ−ラ110を
用い、かつプレ−ト部13をシフト路18の方向に延在
させて、係合時、ロ−ラ110がプレ−ト部13の下端
部と転接する構造にすると、手動変速操作に伴い、ロ−
ラ110がシフト路18方向に沿って転がるので、シフ
トレバ−22の操作性は規制部材の影響を受けることな
く、常に円滑なレバ−操作性を約束することができる。
【0147】加えて、シフトレバ−22の摺動子62に
在るロ−ラ110をディテントピン67とは反対側に設
け、ディテントピン67をシフト路17を挟んでシフト
路18とは逆側に配置し、プレ−ト部13をシフト路1
8を挟んでシフト路17とは逆側に配置した構成を採用
すると、各部材を相互が干渉することなくコンパクトに
レイアウトすることができる。
【0148】この結果、操作レバ−装置を合理的にコン
パクト化できる。なお、一実施例ではシフト路18(第
2シフト路)からシフト路17(第1シフト路)に切換
える方向へのセレクト操作を禁止した例を説明したが、
これに限らず、逆に前後逆に向いたロ−ラ(規制部材)
を採用してシフト路17(第1シフト路)からシフト路
18(第2シフト路)へのセレクト操作を禁止するよう
にしても、シフト路17(第1シフト路)からシフト路
18(第2シフト)へ、シフト路18(第2シフト路)
からシフト路17(第1シフト路)への双方のセレクト
操作を禁止するようなロ−ラ(規制部材)を用いてもよ
い。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、簡単な構造、ならびにむやみにセレクト操
作力を高めずに、シフトレバ−のセレクト方向の作動を
規制することができる。
【0150】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、ボタンの非操作状態時において、一方側
へのセレクト操作は適度な操作力をシフトレバ−に与え
ながら許容できると同時に、他方側へのセレクト操作を
確実に防止することができる。
【0151】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、規制部材が第2シフト路におけるシフト
レバ−の操作性に悪影響を与えずに、円滑なレバ−操作
性を確保することができる。
【0152】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、規制部材、ディテントプレ−ト、規制プ
レ−トといった各部材の相互を干渉を防止しながら、操
作レバ−装置のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動変速機を、レバ−操作
装置と共に示す斜視図。
【図2】同レバ−操作装置の外観を示す斜視図。
【図3】同レバ−操作装置の外観を異なる方向から見た
斜視図。
【図4】同レバ−操作装置の正面図。
【図5】同レバ−操作装置の平面図。
【図6】同レバ−操作装置の右側面図。
【図7】同レバ−操作装置の主構造を説明するための分
解斜視図。
【図8】(a)は、シフトレバ−が自動変速用のシフト
路内に在るときの状態を説明するための一部断面した正
面図。(b)は、同じく一部断面した側面図。
【図9】シフトレバ−を手動変速用のシフト路に切換え
たときのロ−ラの挙動を説明するための一部断面した側
面図。
【図10】シフトレバ−が手動変速用のシフト路内に在
るときのロ−ラの挙動を説明するための一部断面した側
面図。
【図11】シフトレバ−が自動変速用のシフト路内に在
るときの状態を説明するための斜視図。
【図12】シフトレバ−が手動変速用のシフト路内に在
るときの状態を説明するための斜視図。
【図13】同レバ−操作装置におけるシフトレバ−の構
造を説明するための分解斜視図。
【図14】(a)は、ケ−ブルレバ−を説明するための
斜視図。(b)は、スイッチレバ−を説明するための斜
視図。
【符号の説明】
5…操作レバ−装置 6…上部フレ−ム 7…下部フレ−ム 13…プレ−ト部
(規制プレ−ト) 14…ディテントプレ−ト部(ディテントプレ−ト) 15…ディテント溝 17…シフト路
(第1シフト路) 18…シフト路(第2シフト路) 22…シフトレバ
− 22a…シフトノブ 66…操作ボタ
ン 61…コイルスプリング 62…摺動子(デ
ィテント連動部材) 67…ディテントピン 110…ロ−ラ(規
制部材) 111…傾斜部 112…小径部 113…段部
フロントページの続き (72)発明者 寺前 聡 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−103650(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の選択位置を有する自動変速操作用
    の第1シフト路と、 上記第1シフト路と平行に配置された手動変速操作用の
    第2シフト路と、 上記両シフト路内を移動操作可能に設けられたシフトレ
    バ−と、 上記シフトレバ−が上記第1シフト路に在るときに上記
    シフトレバ−の操作位置を規制するディテントプレ−ト
    と、 上記シフトレバ−が上記第1シフト路にあるときに上記
    ディテントプレ−トに係合するようにばね付勢され、シ
    フトノブのボタン操作により上記付勢力に抗して変位し
    て上記係合を離脱するように上記シフトレバ−に設けら
    れたディテントピンと、 上記シフトレバ−の両シフト路間の切換操作を規制すべ
    く設けられた規制プレ−トと、 上記シフトレバ−のディテントピン連動部材に設けられ
    て上記規制プレ−トに係合し、上記ボタンの非操作状態
    時における第1シフト路から第2シフト路への切換えと
    第2シフト路から第1シフト路への切換えとの少なくと
    も一方を禁止とすると共に、上記ボタンの操作に連動し
    て上記係合を離脱する規制部材と、を具備してなること
    を特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、 上記規制部材は、上記ボタンの非操作状態時における第
    1シフト路から第2シフト路への切換えと第2シフト路
    から第1シフト路への切換えとの一方に際して上記規制
    プレ−トと当接し上記付勢力に抗して上記ディテントピ
    ン連動部材を変位させる傾斜部と、他方の切換えは禁止
    すべく上記傾斜部に隣接して設けられた段部とを有して
    構成されることを特徴とする自動変速機の操作レバ−装
    置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、 上記規制プレ−トは第2シフト路方向に延在し、上記規
    制部材は上記規制プレ−トに転接するロ−ラを有してな
    ることを特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、 上記規制部材は上記ディテントピンとは逆側に突出して
    設けられ、 上記ディテントプレ−トは上記第1シフト路を挟んで上
    記第2シフト路とは逆側に配置され、 かつ上記規制部材は上記第2シフト路を挟んで上記第1
    フト路とは逆側に配置されていることを特徴とする自動
    変速機の操作レバ−装置。
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