JP2906992B2 - 自動変速機の操作レバ−装置 - Google Patents

自動変速機の操作レバ−装置

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JP2906992B2
JP2906992B2 JP6833494A JP6833494A JP2906992B2 JP 2906992 B2 JP2906992 B2 JP 2906992B2 JP 6833494 A JP6833494 A JP 6833494A JP 6833494 A JP6833494 A JP 6833494A JP 2906992 B2 JP2906992 B2 JP 2906992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マニュアル操作で変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる機能が付
いた自動変速機の操作レバ−装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車に搭載されている電子制御式の自
動変速機には、予め設定された変速モ−ドに応じた自動
変速を行うだけでなく、雪道の走行、エンジンブレ−キ
などのためにマニュアル操作で特定の変速段をホ−ルド
することを可能にした操作レバ−装置が付けられている
ものがある。
【0003】また近時、電子制御式の自動変速機では、
こうした変速段のホ−ルドでなく、マニュアル式変速機
のようなマニュアル操作に近い変速操作を可能とするた
めに、特開平2−8545号公報、特開平3−8906
5号公報、特開平3−89075号公報などに見られる
ように、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く、手首
を前後方向に回動させるという、すばやい操作で、変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる操作レバ
−装置が付いた自動変速機が提案されている。
【0004】この種の操作レバ−装置は、P(パ−キン
グ)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラ)、D(ドライ
ブ)、2(セコンド)、1(ロ−)などといった各ポジ
ションが車体前後方向に一直線上に設定された自動変速
操作用のシフト路(第1シフト路)と、D(ドライブ)
のポジションから分かれて車体前後方向に均等に延びる
手動変速用のシフト路(第2シフト路)とを有してい
る。これらシフト路には、ドライバ−が操作するため
の、シフトレバ−が移動可能に設けられている。
【0005】また手動変速用のシフト路の各端部には、
それぞれシフトレバ−の有無を検知するスイッチが設け
られ、シフト路の一端をシフトアップ用検知部とし、他
端をシフトダウン用検知部としてある。また各スイッチ
は、自動変速機の制御部に接続してある。
【0006】この操作レバ−装置は、シフトレバ−を手
動変速用のシフト路に移してから、同シフトレバ−を手
首による回動操作で前後方向、すなわちシフトアップ側
あるいはシフトダウン側へ回動操作することにより、マ
ニュアル操作式のシフトレバ−と同様の感覚で、変速段
を所望に選択することができるようにしてある。
【0007】この種の操作レバ−装置は、自動変速用の
シフト路と手動変速用のシフト路との間でのレバ−のセ
レクト操作の節度感を発生する機構が必要である。そこ
で、上記した公報に開示された自動変速機では、シフト
レバ−の下端にロ−ラ機構を設け、フレ−ム側に折曲部
を有する板ばね機構を設けて、ロ−ラと板ばねとで得ら
れる弾性的な係合により、シフトレバ−を自動変速用の
シフト路あるいは手動変速用のシフト路に弾性保持させ
たり、シフトレバ−の下端部を山形状とし、フレ−ム側
に板ばねで支持されてなるロ−ラ機構を設けて、山形状
部とロ−ラとで得られる弾性的な係合により、シフトレ
バ−を自動変速用のシフト路あるいは手動変速用のシフ
ト路に弾性保持させたり、さらにはフレ−ム側にディテ
ント溝を設け、シフトレバ−側にロ−ラ機構を設けて、
ディテント溝とロ−ラとの係合により、シフトレバ−を
自動変速用のシフト路あるいは手動変速用のシフト路に
弾性保持させている。
【0008】そして、こうしたシフトレバ−の弾性的な
保持にて、自動変速用のシフト路、手動変速用のシフト
路間でのレバ−のセレクト操作時に節度感を発生させて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした機
構は、いずれも構造的に複雑であり、かつ装置の下型化
を招くと共に製作コストも高くなる欠点がある。本発明
は、このような事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、簡単な機構で、第1および第2シフ
ト路間でのレバ−操作時の際、節度感を発生させる自動
変速機の操作レバ−装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した操作レバ−装置は、複数の選択位
置を有する自動変速操作用の第1シフト路と、上記第1
シフト路と平行に配置された手動変速操作用の第2シフ
ト路と、上記両シフト路内を移動操作可能に設けたシフ
トレバ−と、上記第1シフト路内および上記第2シフト
路内でのレバ−操作の回動軸となるシフト操作軸回りに
支持されると共に、上記シフト操作軸に直交して上記第
1シフト路および第2シフト路間でのレバ−操作の回動
軸となるセレクト回動軸回りに上記シフトレバ−を回動
支持するレバ−枢支部材と、上記セレクト回動軸よりシ
フトノブ側に位置して上記レバ−枢支部材に設けられた
第1係止部と、上記第1係止部よりシフトノブ側に位置
して上記シフトレバ−に設けられた第2係止部と、C字
状またはリング状に形成されるとともに上記セレクト回
動軸と平行な面内で上記第1係止部、第2係止部間に介
装され上記セレクト軸回りのレバ−操作に伴い上記第1
係止部を中心に傾動変位するスプリングとを有し、上記
第1係止部、第2係止部は上記第1シフト路、第2シフ
ト路間でのレバ−操作時に上記スプリングが圧縮変形さ
れるように配置したことにある。
【0011】請求項2に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、めりはりの在る節度感とするために、上
記請求項1に記載の第1係止部を、スプリングの傾動範
囲を規制するようV字溝により形成したことにある。
【0012】請求項3に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、シフトレバ−の構成の簡素化を図るため
に、上記請求項1に記載のシフトレバ−を、基端部側が
二股コ字状に形成されると共に二股各部が上記セレクト
回動軸に直交する板面にて構成されて端部を上記セレク
ト軸により支持させたシフトレバ−本体を有して構成
し、レバ−枢支部材の第1係止部を二股各部間に収容
し、第2係止部をシフトレバ−本体とは別体で二股各部
間に固定したガイド部材に形成したことにある。
【0013】請求項4に記載した操作レバ−装置は、さ
らにシフトレバ−の構成の簡素化を図るために、シフト
レバ−が第1シフト路にあるときにはシフトレバ−と係
合してシフトレバ−に連動すると共に、シフトレバ−が
第2シフト路にあるときはシフトレバ−との係合が解除
されるように構成され、自動変速機の本体に機械的に連
結された連動部材と、第2シフト路内でのシフトレバ−
の操作を検知して操作に基づく手動変速を達成すべく検
知信号を自動変速機の制御装置に出力するスイッチとを
更に有し、ガイド部材に、連動部材との係合部を形成し
たことにある。
【0014】
【作用】請求項1に記載した操作レバ−装置によると、
自動変速操作から手動変速操作に切り換えるべく、シフ
トレバ−を自動変速操作用の第1シフト路から手動変速
操作用の第2シフト路へレバ−操作する。
【0015】ここで、第1および第2係止部間に介装し
てあるC字状またはリング状のスプリングは、シフトレ
バ−が第1シフト路あるいは第2シフト路に在るときに
は延びいる。
【0016】このスプリングが、上記第1および第2シ
フト路間のレバ−操作時では第1係止部を中心に傾動変
位しながら圧縮変形し、シフトレバ−が第2シフト路に
配置されるにしたがって復帰する。
【0017】ドライバ−は、このときのスプリングの圧
縮変形と復帰したときの差から手応えをレバ−操作した
ときの節度感として感じる。これは、シフトレバ−を手
動変速操作用の第2シフト路から自動変速操作用の第1
シフト路へレバ−操作したときも同じである。
【0018】それ故、C字状またはリング状のスプリン
グを、シフトレバ−に設けた第1および第2係止部間に
介装するという簡単な構成にて、第1および第2シフト
路間でのレバ−操作時に節度感が得られる。
【0019】請求項2に記載の操作レバ−装置による
と、上記したスプリングの傾動範囲はV字溝で規制され
るから、めりはりの在る節度感が得られる。請求項3に
記載の操作レバ−装置によると、シフトレバ−は、シフ
トレバ−本体の構造が製作が容易となる。またガイド部
材にてシフトレバ−の強度の確保が容易となる。しか
も、このガイド部材を用いて第2係止部が内部に収容さ
せているので、省スペ−ス的あり、合理的である。その
うえ、ガイド部材は、シフトレバ−本体とは別体なの
で、スプリングの組み付けや交換が容易となる機能を有
する。
【0020】請求項4に記載の操作レバ−装置による
と、シフトレバ−から同シフトレバ−に連動して自動変
速機本体を操作する部分が別体となるから、シフトレバ
−本体の形状が複雑にならずにすむ。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図13に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用
した電子制御式の自動変速機の全体系を示し、1は乗用
車のエンジンル−ム(図示しない)に収容されるエンジ
ン、2は同エンジン1の出力軸(図示しない)にトルク
コンバ−タ3を介して連結された自動変速機の本体であ
る。
【0022】本体2は、ミッションケ−ス3内に例えば
複数の遊星歯車機構(図示しない)、同遊星歯車機構の
要素の回転を規制するクラッチなどの断続機構(図示し
ない)、同断続機構を油の流入・出で制御するコントロ
−ルバルブユニット4などいった機器を収容して構成さ
れる。
【0023】5は自動変速機の操作レバ−装置である。
この操作レバ−装置5は、乗用車の運転席と助手席との
間に配置されている。操作レバ−装置5は、自動変速
と、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く手首を前後
方向に回動するといった操作で変速が可能な手動変速と
の2つのモ−ドを有している。
【0024】図2〜図6には、この操作レバ−装置5の
全体構造が示され、残る図7〜図13には各部の構造、
各部の断面ならびに操作時の状態などが示してある。操
作レバ−装置5の構造について説明することにする。な
お、本実施例では、図1中にあるように自動車の車体前
後方向となるX−X方向を前後方向とし、車体幅方向と
なるY−Y方向を左右方向として説明する。
【0025】すなわち、6は、金属製のフレ−ムであ
る。このフレ−ム6は、下部フレ−ム7と、これに組合
う上部フレ−ム8とを有して枠形に構成される。詳しく
は、下部フレ−ム7は、図2〜図4に示されるように前
後部が斜め上方へ折り曲げられた金属板からなる。そし
て、金属板の水平方向に延びる中央を底板部7aとし、
同底板部7aから前側上方へ斜めに延びる部分を前板部
7bとし、同じく後側上方へ斜めに延びる部分を後板部
7bとしている。これら底板部7a、前板部7b、後板
部7cの板面中央には、内方へ突き出る台部分が形成さ
れていて、このうち底板部7aある平坦な台部分を主機
器据付部9とし、前後板部7a,7bにある台部分を副
機器据付部10としてある。
【0026】また前板部7b、後板部7cの上端部は、
いずれも外側へコ字状に折り曲げられている。前板部7
aの外面には、前方に向かって水平に延びる据付座11
が取着してある。
【0027】また上部フレ−ム8は、前後方向に延びる
円弧状のプレ−ト部13と円弧状のディテントプレ−ト
部14とを有している。そして、これらプレ−ト部13
とディテントプレ−ト部14とが、下部フレ−ム7のコ
字状部12,12の外側に張り出る側面にそれぞれ重ね
て取着されている。
【0028】これらプレ−ト部13およびディテントプ
レ−ト部14は、下部フレ−ム7の前後端間を跨がるよ
うに並行に配置してある。このうち、右側に配置された
ディテントプレ−ト部14の下面中央には、P(パ−キ
ング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ド
ライブ)といった自動変速の各ポジションを規定する所
定の溝形状を呈したディテント溝15が前後方向に沿っ
て連続して形成してある(実施例では、N−D間はフリ
−)。
【0029】さらにディテントプレ−ト部14の前後方
向後側の下面には、複数の凹部32が前後方向に沿って
形成されている。具体的には、凹部32は上記ポジショ
ン位置(選択位置)と同間隔で連続するV字状溝32a
で形成してある。
【0030】これらプレ−ト部13とディテントプレ−
ト部14との上端中央間には、図7に示されるように長
方形状をなしたプレ−ト部16が一体に連結されてい
る。この三者のプレ−ト部が連結された構造にて、上部
フレ−ム8の本体部を構成してある。
【0031】プレ−ト部16の板面左側には、上記P
(パ−キング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラ
ル)、D(ドライブ)といった各ポジション(複数の選
択位置)を有する、長孔よりなる自動変速操作用のシフ
ト路17(第1シフト路に相当)が前後方向に延びて設
けられている。なお、シフト路17とディテントプレ−
ト部14とは平行である。
【0032】また同じく板面の右側には、シフト路17
と平行に手動操作用のシフト路18(第2シフト路に相
当)が設けられている。このシフト路18は、シフト路
17のDポジションとなる選択位置から分かれて前後方
向に均等に延びる長孔を有して構成される。
【0033】これによって、ディテントプレ−ト部14
をシフト路17を挟んでシフト路18とは反対側に配置
してある。そして、フレ−ム6に自動変速操作、手動変
速操作に必要な機器が据付けてある。
【0034】すなわち、主機器据付部9の上面には、矩
形枠状に成形された支持ベ−ス19がボルト止めなどで
据付けられている。この支持ベ−ス19の左右壁の中央
部間には、金属製のシャフト20が掛け渡されている。
シャフト20は左右方向に沿って配置してある。
【0035】このシャフト20の軸部分のうち、ディテ
ントプレ−ト部14を挟む片側となる右側部分にはケ−
ブルレバ−21(連動部材に相当)が設けられている。
またディテントプレ−ト部14を挟むもう片側となるシ
ャフト20の中央部分にはシフトレバ−22が設けられ
ている。
【0036】残るシャフト20の左側部分には後述する
スイッチレバ−45が設けられている。つまり、ケ−ブ
ルレバ−21およびスイッチレバ−45はシフトレバ−
22を左右から挟む位置に配置してある。
【0037】ケ−ブルレバ−21の本体部は、合成樹脂
製で、図13(a)に示されるように下端部に左右方向
に沿って開口する支持孔24を有し、上端部にばね据付
座25を有した、略角柱状をなしている。このシフトレ
バ−22に臨む本体部の側面の中段には段部26が形成
されていて、同中段を境として上側の厚み寸法を下側の
厚み寸法より薄くしてある。
【0038】支持孔24は、シャフト20に回動自在に
嵌挿されている。これにより、ケ−ブルレバ−21の全
体を、シャフト20を支点として車体前後方向に回動自
在に支持してある。
【0039】また上端部はディテント溝15の近くまで
延びている。ケ−ブルレバ−21の背面には、金属板よ
り構成されたレバ−部27の基部が嵌挿されて固定され
ている。このレバ−部27の先端部は、ケ−ブルレバ−
21の背面から車体前後方向の前側に向かって斜め上方
へ延びている。そして、この先端部には、外側へ突出す
るピン28が設けてある。
【0040】このピン28が自動変速機の本体2に機械
的に連結されている。すなわち、自動変速機の本体2か
らは、図1に示されるように同変速機をシフトコントロ
−ルするためのシフトケ−ブル29が延びている。な
お、このシフトケ−ブル29は、内索29aを外索29
bで覆ったケ−ブルから構成してある。
【0041】そして、このシフトケ−ブル29を、ディ
テントプレ−ト部14の前部側に取着した金属製のケ−
ブルブラケット部30で保持させて、内索端をピン28
に連結させている。
【0042】詳しくは、ケ−ブルブラケット部30は、
L字形の外形をなしていて、長手側30aがディテント
プレ−ト部14の形状にならう方向に取着してあり、先
端となる短手側30bが下部フレ−ム7の前板部7bか
ら前方へ延びている。また短手部分には、外索支持用の
溝孔31を形成してある。
【0043】上記シフトケ−ブル29の操作端は、この
短手部分の溝孔31にボルトなどで外索29bを支持さ
せ、内索29aのみをピン28にねじ止め固定させてあ
る。これにより、シフトケ−ブル29を通じて、自動変
速の選択操作に必要な変位を自動変速機の本体2へ出力
できるようにしている。
【0044】またこのケ−ブルブラケット部30の側方
には、前板部7aの外側面から突き出る方向に沿って、
プレ−ト状をなした金属製のロックケ−ブルブラケット
部100が配置されている。
【0045】このロックケ−ブルブラケット部100の
基端部は、前板部7aの幅方向中央に取着されている。
また下端部は、据付座11に形成した台部11aの上面
に取着されている。なお、台部11aは前板部7aの外
側面に取着されて固定してある。
【0046】シフトロックケ−ブルブラケット部100
の上部は、上部縁から突き出た脚部101を介して、ケ
−ブルブラケット部30の側面に取着してある。またシ
フトロックブラケット部100の先端上部には、ケ−ブ
ルブラケット部30のケ−ブル支持部(溝孔)より低位
となる位置に、フォ−クエンド形状で形成されたケ−ブ
ル支持部102が設けてある。
【0047】一方、ケ−ブルレバ−21の上端部には、
帯状の板ばね33の基端がねじ止めにより固定されてい
る。この板ばね33は、先端において上方に向かう付勢
力が発するよう一部が曲成されている。そして、この板
ばね33の先端部が前後方向の後側に在るV字状溝32
aに向かって延びている。
【0048】この板ばね33の先端部には、係合子とな
るロ−ラ34がディテントプレ−ト部14とは直角な向
きで回動自在に支持してある。この板ばね33で上方へ
付勢されるロ−ラ34がV字状溝32aに係合されてい
る。
【0049】この係合を利用して、ケ−ブルレバ−21
を不用意に動くことがないよう保持している。一方、シ
フトレバ−22は、図7に示されるようにシャフト20
から、ディテントプレ−ト14の側方を通じて、シフト
路17,18を形成する長孔、さらにはプレ−ト16を
覆うように設けた操作パネル35のゲ−ト35aを貫通
して、同操作パネル35の上方に延びている。なお、ゲ
−ト35aはシフト路17,18と同形状をなしてい
る。
【0050】図12は、このシフトレバ−22の構造を
示してある。シフトレバ−22の構造を説明すれば、3
6は金属製のシフトレバ−本体である。
【0051】このシフトレバ−本体36は、基端部側が
二股コ字状に形成されてなる。すなわち、シフトレバ−
本体36の先端部側には、シフト路17,18を形成す
る長孔および操作パネル35のゲ−ト35aを摺動自在
に貫通する筒状のロッド37を有している。また基端部
側には、ロッド37の下端部から二股に分かれてシャフ
ト20へ延びた二股体38とを有している。そして、ロ
ッド37の先端にはシフトノブ22aが装着してある。
【0052】このシフトレバ−本体36のロッド37側
をレバ−上半部39aとし、二股体38をレバ−下半部
39bとしてある。二股体38は、コ字状に屈曲して形
成された板金より構成される。
【0053】詳しくは、二股体38は、相互間の空間
が、側方、すなわち左右方向に開放する一対の平行な板
状部38a(二股各部)を有している。つまり、一対の
二股体38はセレクト方向(左右方向)であるセレクト
回動軸に直交する板面にて構成してある。なお、板状部
38aの離間寸法は、例えばケ−ブルレバ−21の幅寸
法と同等にしている。
【0054】板状部38aの先端部間には、同相互間を
埋めるような短柱形をなした合成樹脂製の枢支部材40
(レバ−枢支部材に相当)が摺動自在に収容されてい
る。この枢支部材40の下部には、左右方向に貫通する
支持孔41と、この支持孔41を直交する前後方向に貫
通する小径な支持孔42(支持孔42の径寸法<支持孔
41の径寸法)とが形成してある。
【0055】支持孔41はシャフト20に回動自在に嵌
挿される。また支持孔42には、シャフト20に設けた
貫通孔20aを通じて、板状部38a間を貫通したボル
ト43が回動自在に嵌挿されている。そして、このボル
ト43にて、板状部38aおよび枢支部材40の相互を
回転自在に連結している。なお、44はボルト端に螺挿
されるナットを示す。
【0056】この枢支構造によって、シフトレバ−本体
36は、ケ−ブルレバ−21と共通の回動軸線を支点と
して、シフト操作軸回りとなるシフト方向(前後方向)
に回動自在に支持してある。と共にシフト操作軸と直交
するセレクト方向(左右方向)、すなわちセレクト回動
軸回りに揺動自在に支持してある。
【0057】これにより、シフトレバ−22は、シフト
路17およびシフト路18内、それらシフト路間をつな
ぐ中間の接続路18a内に対して、レバ−操作が自在と
なる。例えばディテント溝15で最後方の位置に規定さ
れたDポジション位置を起点とすると、シフトレバ−2
2は、同位置から前方向、同じくシフト路18に向かう
横方向へ回動操作ができる。
【0058】また枢支部材40の左右方向両側は、ケ−
ブルレバ−21の下部とこのケ−ブルレバ−21とは反
対側に配置されたスイッチレバ−45の下部との間で挟
まれて規制され、これによって枢支部材40の全体をシ
フト方向には回動変位するが、セレクト方向には回動変
位しないようにしてある。
【0059】枢支部材40の上面(セレクト回動軸より
シフトノブ22a側に位置した部位)には、セレクト方
向の回動軸に沿って、第1係止部となるV字状の溝部4
6(V字溝)が形成されている。この溝部46内には、
図12に示されるような溝部46の深さより高さ寸法が
大きく、かつ溝部46の長さ方向に沿って細長に延びる
C字状のスプリング47が収容されている。
【0060】このスプリング47の下部中央に在る切欠
端は、溝部46の中央部に形成してあるスプリング係止
台46aの両側に在る孔部(図示しない)に回動自在に
係止されている。この係止によって、スプリング47を
セレクト方向の回動軸と平行な面内に配置させている。
【0061】この枢支部材40の直上となる板状部38
a間の地点(第1係止部よりシフトノブ22a側となる
部位)には、合成樹脂製のガイド部材48がねじ止め固
定されている。
【0062】このガイド部材48は、シフトレバ−本体
36とは別体で、板状部38a間の空間を埋めるような
短柱状をなした本体部48aを有している。この本体部
48aの下面には、第2係止部となるV字状の溝部49
がセレクト方向の回動軸に沿って形成されている。
【0063】上記溝部46から突き出たスプリング47
の上側部分47aは、この溝部49内に挿入されて係止
されている。これによって、スプリング47の全体を、
セレクト方向の回動軸と平行な面内に配置させた状態
で、溝部46,49間に介装させている。
【0064】こうした係止構造により、スプリング47
は、シフトレバ−本体36がボルト43の支点としてセ
レクト方向にレバ−操作されると、係止部分となる溝部
46の底部分を中心に傾動変位する。このスプリング4
7の傾動範囲は、V形の溝部46の挟む角度にて規制さ
れる。
【0065】各溝部46,49は、シフト路17とシフ
ト路18との間のレバ−操作時にスプリング47が圧縮
変形を起こすような位置に配置してある。具体的には、
例えば溝部49を、溝部46の位置からケ−ブルレバ−
21側にずれた地点に配置してある。
【0066】こうした機構で得られるスプリング47の
圧縮変形と同スプリング47が復帰したときの差によ
り、シフトレバ−22をシフト路17またはシフト路1
8の一方側で保持させるとともに、シフト路17、18
間におけるレバ−操作時において節度感を発生させるよ
うにしている。
【0067】一方、ガイド部材48の上面には、同上面
中央から上方へ突き出る筒状のガイド筒60が形成して
ある。このガイド筒60内にはコイルスプリング61が
収容されている。
【0068】このガイド部材48の直上となるロッド端
の直下の二股体38内には、摺動子62が摺動自在に収
容されている。摺動子62は、一対の板状部38a間の
空間を埋めるような略短柱状をなしている。この摺動子
62の板状部38aと対向する両側面には、板状部38
aの内壁面と摺接自在な一対の摺接面63が形成されて
いる。
【0069】また摺動子62の内部には、下面に開口す
る筒状の受口64が形成されている。この受口64に
は、上記コイルスプリング61と共にガイド筒60が摺
動自在に嵌挿され、摺動子62の全体をロッド端とガイ
ド部材48との間で摺動自在に支持させている。
【0070】摺動子62の上端部は、ロッド37内に摺
動自在に挿通された中実軸よりなるロッド65の下端部
が取着されている。このロッド65の上端部には、シフ
トノブ22aに装着された操作ボタン66に連結してあ
り、操作ボタン66を押操作すると、摺動子62が押し
下げられるようにしてある。
【0071】またディテントプレ−ト部14に向く摺動
子62の側面には、金属製のディテントピン67が突設
されている。そして、このディテントピン67が、板状
部38aの開放部分を通じて、ディテントプレ−ト部1
4側へ突き出ている。
【0072】このディテントピン67は、ディテントプ
レ−ト部14のディテント溝15で規定される各ポジシ
ョンと係脱自在となっている。こうした構造により、接
続路18aからシフト路17のDポジション位置へ向か
ってレバ−操作すると、図10に示されるようにディテ
ントピン67がディテント溝15のDポジションと対応
する溝に係合し、反対にDポジション位置から接続路1
8aに向かってレバ−操作をすると、図11に示される
ようにディテントピン67がDポジションと対応する溝
から離脱する。
【0073】むろん、シフト路17内でのレバ−操作に
より、ディテントピン67はディテント溝15の規定さ
れた各ポジション位置へ位置決められる。また操作ボタ
ン66を押操作すれば、ディテントピン67が係合を解
除する方向へ駆動され、ディテント溝15で規定された
各ポジション位置の溝から離脱できるようにしてある。
【0074】摺動子62のディテントピン67が突出す
る側とは反対側の側面には、同ディテントピン67より
低い位置にシフトロック用の係合部68が形成されてい
る。この係合部68は、摺動子62の側面に、同摺動子
62の軸心方向とは直角方向に延びる一対の平行なリブ
70を有してなる。そして、このリブ70が板状部38
a間の開放部分から側方へ突き出て、後述するロックカ
ム71の係合ピン88を受ける溝を形成している。
【0075】またシフトレバ−22と、これを挟むケ−
ブルレバ−21およびスイッチレバ−45のうちの一
方、例えばガイド部材48の両側面には係合凸部50
a,50a(係合部に相当)が設けられている。また同
じく他方となるケ−ブルレバ−22,スイッチレバ−4
5には、それぞれこの係合凸部50aと係脱する係合凹
部50bが設けられている。
【0076】両側の係合凸部50a,50aは、いずれ
もガイド部材48の厚み方向中央となる側面部分を側方
へ台形板状に突出させてなる嵌挿部51を有している。
また各嵌挿部51の先端部は、幅方向両端から前方へ突
き出るリブ状の挿入ガイド52,52を有している。こ
の挿入ガイド52,52は、外面に先端に向かうにした
がって厚みが薄くなるような傾斜面が形成されていて、
嵌挿部51を係合凹部50bに対して挿入しやすくして
いる。また挿入ガイド52,52の一部には、挿入ガイ
ド52および嵌挿部51の一部を切欠いてなる弾性変位
可能な弾性壁53が形成してある。この弾性壁53の先
端部は、挿入ガイド52の傾斜面と同様な傾斜面をもつ
斜面部53aを有している。そして、この斜面部53a
の斜面は、挿入ガイド52の斜面から外側に突き出た位
置に配置され、相手の係合面に対して弾接させるように
してある。
【0077】ケ−ブルレバ−21の係合凹部50bは、
図7に示されるように上記係合凸部50aと対応してケ
−ブルレバ−21の下部前面に設けた係合口54から構
成される。この係合口54は、嵌挿部51と外形に対応
した上下方向に延びる細長の開口部から形成してある。
【0078】これにより、シフトレバ−22がシフト路
17に在るときには、嵌挿部51の全体は係合口54に
嵌挿されるようにしてある。したがって、シフトレバ−
22がシフト路17に在るときには、ガイド部材48を
介して、シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相
互を係合するようにしてある。
【0079】この係合により、シフトレバ−22がシフ
ト路17内にあるとき、すなわち自動変速操作時は、ケ
−ブルレバ−21はシフトレバ−22のレバ−操作に連
動してシフト方向に操作されるようになっている。
【0080】ここで、ディテントプレ−ト部14に設け
たV字状溝32aは自動変速操作の各ポジション位置に
応じて配列してあるから、このときのシフト方向のレバ
−操作に伴い、ロ−ラ34は、各ポジション位置毎、V
字状溝32aの山部分を順に乗り越えることとなる。
【0081】このロ−ラ34がV字状溝32aの山部分
を順に乗り越える抵抗を利用して、自動変速操作時の
際、節度感が発生させるようにしてある。スイッチレバ
−45は、図7および図13(b)に示されるように上
方に開く扇形に形成されたブロックよりなる本体部75
を有する。この本体部75の下部には、扇形の軸心に沿
って延びる回動支持部76が形成されている。この回動
支持部76に形成された支持孔76aは、シフトレバ−
22を挟んでケ−ブルレバ−21とは反対側のシャフト
部分に回動自在に嵌挿され、本体部75の全体をシフト
レバ−22およびケ−ブルレバ−21と共通なシャフト
20を中心として、シフト方向に回動自在に支持させて
いる。
【0082】この支持によって、スイッチレバ−45
を、傾斜した両側面が下部フレ−ム7の前板部7bおよ
び後板部7cと向き合うように配置させてある。またこ
の支持を利用して、ケ−ブルレバ−21とスイッチレバ
−45とを枢支部材40の両側に挟み付けるように配置
させている。
【0083】本体部75のシフトレバ−側に向く前面7
5aは、シフト路18にレバ−操作されるシフトレバ−
22と干渉しない範囲で傾斜している。また本体部75
の両側面とこれと対向する下部フレ−ム7の前板部7
b,後板部7cとの間には、同スイッチレバ−45を中
立状態に付勢する手段として、一対の中立付勢ユニット
79が配置されている。
【0084】中立付勢ユニット79は、前板部7b,後
板部7bに据付けたケ−シング80と、このケ−シング
80に設けられたスイッチレバ−45の側面に向かって
進退自在なピン81と、ケ−シング80に内蔵されてピ
ン81を突出方向へ付勢するスプリング82を有してい
る。そして、この付勢されるスプリング82により、ス
イッチレバ−45の両側から弾性力で均等に挟み付け
て、スイッチレバ−22を中立位置で保持させている。
【0085】こうして保持された本体部75の扇形側面
の角度θ1 と、傾斜した前板部7b,後板部7cの角度
θ2 とは、互いに異なっている。前部側に配置してある
ケ−シング80には、ピン81の進退変位にしたがって
オンオフするシフトアップ検知用スイッチ83が内蔵さ
れている。また後部側に配置してあるケ−シング80に
は、ピン81の進退変位にしたがってオンオフするシフ
トダウン検知用スイッチ84が内蔵されていて、スイッ
チレバ−45がシフト路18に沿って前方あるいは後方
へ揺動されると、手動変速操作に必要なシフトアップあ
るいはシフトダウンの信号が出力するようにしてある。
【0086】なお、各ケ−シング80は、前板部7b,
後板部7bにならって、本体部75の扇形側面沿いに位
置調整可能に取り付けてあり、上記角度θ1 、角度θ2
の相違を利用して、取付位置を調整してある。
【0087】また本体部75の後傾した前面75aの中
央には、スイッチレバ−45側へ突き出るガイド部材4
8の係合凸部50aを挿脱可能に嵌挿する上記係合凹部
50bが設けられている。
【0088】係合凹部50bは、係合凸部50aと対応
する前面75aの上段部分に、同嵌挿部51の外形に対
応した細長形状をなす係合口77を形成して構成され
る。これにより、シフトレバ−22がシフト路17から
シフト路18へ操作されるにしたがって、スイッチレバ
−45側に張り出す嵌挿部51が係合口77の開口に嵌
挿されるようにしてある。
【0089】つまり、シフトレバ−22がシフト路18
に在るときには、ガイド部材48を介して、シフトレバ
−22とスイッチレバ−45との相互が係合するように
してある。
【0090】この係合により、シフトレバ−22がシフ
ト路18内にあるとき、すなわち手動変速操作時には、
中立状態のスイッチレバ−45は、シフトレバ−22の
レバ−操作に連動して、シフトアップあるいはシフトダ
ウンといったシフト方向へ操作されるようになる。
【0091】また係合凸部50aと係合凹部50bとで
得られるシフトレバ−22と、ケ−ブルレバ−21およ
びスイッチレバ−45との係合は、一方が係合している
ときには、他方の係合が解除されるように設定されてい
て、シフトレバ−22のセレクト方向のレバ−操作で、
自動変速操作および手動変速操作のうちのどちらか一方
のみを選択できるようにしてある。
【0092】係合口77は本体部75の内部を通じて後
面75bに開口している。この係合口77の前面75a
に開口する出入口には、スイッチレバ−45の後面75
bに据付けた手動変速モ−ド検知スイッチ78のア−マ
チュア78aが、係合口77の貫通部分を通じて配置し
てある。
【0093】これにより、シフトレバ−22がシフト路
18に投入されると、ア−マチュア78aが嵌挿部51
との当接により変位して手動変速モ−ド検知スイッチ7
8をオンオフさせ、シフトレバ−22がシフト路18に
投入されたことを検知できるようにしてある。
【0094】手動変速モ−ド検知スイッチ78、シフト
アップ検知用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッ
チ84は、コントロ−ルバルブユニット4に接続してあ
るT/M制御装置85に接続されている。
【0095】T/M制御装置85は、例えばマイクロコ
ンピュ−タより構成されている。このT/M制御装置8
5には、自動変速モ−ドの他に手動変速モ−ドが設定し
てある。またT/M制御装置85には、手動変速モ−ド
検知スイッチ78からの検知信号で手動変速モ−ドに切
換える機能、シフトアップ検知用スイッチ83からの検
知信号で同手動変速モ−ドに基づき自動変速機の変速段
をシフトアップ側に操作する機能、シフトダウン検知用
スイッチ84からの検知信号で同手動変速モ−ドに基づ
き自動変速機の変速段をシフトダウン側に操作する機能
などが設定されていて、シフト路18内での前側、後側
のレバ−操作に連動して、所望とする変速が行われるよ
うにしてある。
【0096】一方、プレ−ト部13の内面におけるPポ
ジション位置より前方となる地点には、図4に示される
ようにシフトロック装置を構成するシフトロック用のロ
ックカム86が設けられている。
【0097】このロックカム86は、プレ−ト状をな
し、中央部にボス部87が突き出ている。このボス部8
7がプレ−ト部13の内面に回動自在に枢支してある。
またロックカム86は、このボス部87を挟んで後部と
なるシフトノブ22側に係合ピン88を有し、前部とな
る反対側にシフトロックピン係脱用の円弧形の係止部8
9を有し、さらにボス部87の上部にキ−インタロック
用の接続ピン90を有している。
【0098】ボス部87の前板部側には、上下方向に延
びるL字形の板ばねで構成されたストッパ−スプリング
91が配置されている。このストッパ−スプリング91
の長手端となる基端部は、プレ−ト部13の内面に取着
され、短手側となる先端部は、ボス部87の外周面に形
成した溝87aに挿脱可能に挿入され、アンロック時の
ロックカム86の動きを規制している。
【0099】そして、この規制によって、係合ピン88
を、Pポジションに対応した地点に保持させている。こ
れにより、Pポジションにシフトレバ−22が配置され
るに伴い、シフトレバ−22の係合部68に係合ピン8
8が挿入されるようにしてある。
【0100】またロックカム86の周りには、ストッパ
−スプリング91を操作するリリ−スレバ−92が配設
されている。リリ−スレバ−92は、例えばボス部87
と共に回動可能にプレ−ト部13に支持された枢支部9
3と、ストッパ−スプリング91の長手側部分を摺動自
在に係合した係合部94と、これら枢支部93と係合部
94とをつなぐレバ−部分95を有して、正面から見た
ときに略逆L字状に形成してある。
【0101】レバ−部分95には、Pポジションに操作
されてくるシフトレバ−22の側部を受ける当接片96
が形成されていて、Pポジションにシフトレバ−22が
配置されるに伴い当接片96が押されると、それに連動
してレバ−部分95が回動変位し、ストッパ−スプリン
グ91の長手側を溝87aとの係合が解除する方向に押
圧するようにしてある。つまり、ロックカム86aのロ
ックは、Pポジションにシフトレバ−22を配置すると
解除されるようになっている。
【0102】そして、その後の操作ボタン66の復帰に
より、ロックカム86は上側へ回動変位して、シフトロ
ックの体制が形成されるようにしてある。またこの回動
変位したロックカム86aは、ロックケ−ブルブラケッ
ト部100の側面に設けたシフトロックピン105によ
って、ブレ−キペダル103を踏み込まない限り、ロッ
ク状態が解除されないようにしてある(シフトロッ
ク)。
【0103】詳しくは、シフトロックピン105は、係
止部94の上端部と係止する位置、同係止が解除する位
置との間で進退自在に設けてある。またリ−タンスプリ
ング105aの弾性力によってロックカム86側へ付勢
してある。この付勢によって、Pポジションにシフトレ
バ−22に在るときは、リタ−ンスプリング105aの
弾性力にてシフトロックピン105を係止位置にまで突
出させて、係止部94の上端部との係止から、ロックカ
ム86が回動しないように規制している。またシフトロ
ックピン105は、シフトケ−ブル104を介して、ブ
レ−キペダル装置103に接続されていて、同ブレ−キ
ペダル装置103のブレ−キペダル103aを踏み込ま
ないと、係止解除位置に移動しないようにしてある。な
お、シフトロックピン105はシフトレバ−22がPポ
ジション以外のポジションのときには、ロックされるロ
ックカム86の係止部94の円弧面に配置される。
【0104】また接続ピン90には、外索がケ−ブル支
持部102で支持される、イグニションキ−装置106
から延びるキ−インタロックケ−ブル107が接続され
る。そして、イグニションキ−装置106に内蔵されて
いるケ−ブル規制機構106aによって、イグニション
キ−装置106に差し込まれるイグニションキ−106
bがLOCK位置又は抜いてあるときは、キ−インタロ
ックケ−ブル107の内索の動きをロックして、ロック
カム86aの動きを規制し、イグニションキ−106b
がLOCK位置以外のときは、キ−インタロックケ−ブ
ル107の内索のロックを解除して、同ロックカム86
aの規制を解除するようにしてある。これによって、イ
グニションキ−106bを所定に操作しないと、Pポジ
ションからシフトレバ−22を操作できないようにして
いる(キ−インタロック)。
【0105】つぎに、作用について説明する。始めにシ
フトレバ−22がPポジションに在る状態から説明す
る。このPポジションでは、シフトレバ−22は、ロッ
クカム86の動きがキ−インタロックケ−ブル107の
ロック、さらにはシフトロックピン105のロックによ
り規制されて、シフト方向へレバ−操作が行えない状態
となっている。
【0106】この状態から、車内に乗り込んだドライバ
−が、エンジン1を始動すべく、イグニションキ−10
6bをイグニションキ−装置106へ差し込み、LOC
K位置、ACC〜START位置へと操作する。これに
より、エンジン1は始動する。
【0107】このイグニションキ−の操作に伴い、ケ−
ブル規制機構106aで行われていたキ−インタロック
ケ−ブル107の内索の規制は解除される。つまり、キ
−インタロックは解除される。
【0108】その後、ドライバ−は、変速操作を行うべ
く、ブレ−キペダル103aを踏み込み、自動車に制動
を与える。このブレ−キペダル103aの踏込操作によ
り、シフトロックは解除される。
【0109】すなわち、ロックカム86の係止部上端へ
向かって突出していたシフトロックピン105が、ブレ
−キペダル103aの踏込動作にしたがい退避され、係
止部89との係止を解除する。
【0110】これにより、ロックカム86は自在に回動
変位できる状態となる。ついで、自動車を自動変速モ−
ドで走行させるべく、選択位置の中からDポジションを
選び、シフトレバ−22をPポジションからDポジショ
ンへ切換える。
【0111】この選択位置切換操作には、まず、シフト
ノブ22aをボタン操作する(操作ボタン66を押し込
む)。この操作により、摺動子62は下降方向へ駆動さ
れ、ロックカム86を、シフトレバ−22の係合部68
との係合が解除される方向へ回動変位させる。
【0112】これにより、係合部68と係合している係
合ピン88は、係合部68と入出自在となる(待機位
置)。またディテントピン67は、摺動子62の下降変
位にしたがって、ディテント溝15で規定されたPポジ
ションの解除位置にまで駆動される。これにより、ディ
テントピン67は、Pポジションを規制していたディテ
ント溝15の溝から離脱する。
【0113】これにより、Pポジションのシフトノブ2
2は、シフト方向へ操作可能となる。ついで、このシフ
トレバ−22を回動操作して、シフト路17内のDポジ
ションへ回動操作する。
【0114】このとき、シフトレバ−22が当接片96
から離れる。これにより、リリ−スレバ−92は元の状
態に戻り、ストッパ−スプリング91の先端部を枢支部
93に在る溝87aに係合させていく。
【0115】この係合によって、ロックカム86は、係
合ピン88と挿脱できる待機状態のままでロックされ
る。ここで、ディテントプレ−ト部14の両側に在る、
シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相互は、係
合凸部50aと係合凹部50bとを介して接続されてい
るから、上記シフトレバ−22の回動操作に連動して、
ケ−ブルレバ−21は回動変位していく。なお、このケ
−ブルレバ−21の回動変位はシフトレバ−22と共通
なシャフト20を支点として行われる。
【0116】このとき、ディテント溝15にはシフトレ
バ−22の選択位置に応じた位置に対応して連続的に凹
部位置が変化するV字状溝32aが設けられ、ケ−ブル
レバ−21には板ばね33で付勢されてこのV字状溝3
2aに係合するロ−ラ34が設けられているから、シフ
トポジションが変わる都度、ロ−ラ34の係合する溝が
順に変わる。
【0117】このことは、ドライバ−には、Dポジショ
ンに至る途中の各Rポジション、Nポジション毎、ロ−
ラ34が凹部間の山を乗り越える手応えを感じる。これ
により、ドライバ−による選択位置切換操作は、節度感
を感じながら行われる。
【0118】そして、シフトノブ22がDポジションに
配置され、Dポジションを規定するディテント溝15の
溝にディテントピン67が係止されると、Dポジション
への切換えが終える。
【0119】このときのシフトレバ−22の変位は、シ
フトケ−ブル29を通じて、自動変速機の本体2へ出力
されるから、本体2は自動変速モ−ドのDレンジに切換
わる。
【0120】そして、ドライバ−は、ブレ−キペダル1
03aを戻して、アクセルペダル(図示しない)を踏め
ば、設定された自動変速モ−ドにもとづき、自動変速機
は、アクセルペダルの開度、走行速度などといった各種
情報にしたがって制御される。
【0121】これにより、自動変速モ−ドによる走行が
なされる。またDポジションで走行中、マニュアル操作
に切換えるとする。このときには、シフトレバ−22を
シフト路17のDポジションから、接続路18aを経
て、シフト路18へ向かって操作する。
【0122】すると、シフトレバ−22のシフトレバ−
本体36は、ボルト43を支点として、先のシフト方向
とは直交するセレクト方向へ回動変位される。すなわ
ち、枢支部材40を除く、シフトレバ−全体はシフト路
18へ回動変位される。
【0123】そして、このシフトレバ−22がシフト路
17とシフト路18との間を移動する際、ドライバ−に
は節度感が与えられる。すなわち、シフトレバ−22
は、枢支部材40を残して、ボルト43を中心にシフト
路18へ回動変位する。
【0124】ここで、枢支部材40の上面にはV形の溝
部46が在り、枢支部材40の直上に在るガイド部材4
8の下面には上記溝部46からシフト路17寄りにずれ
て溝部49が在り、これら溝部46,49間にはC字状
のスプリング47が介装されている。
【0125】これにより、スプリング47は、シフトレ
バ−本体36がシフト路17に在るときには延び、シフ
ト路17,18間では溝部46の底部を中心に傾動変位
しながら圧縮変形し、シフト路18では延びる。
【0126】このことは、シフト路17,18間でのス
プリング47の圧縮変形と、シフト路17およびシフト
路18における復帰したときのスプリング47との差か
ら手応えは発生することとなる。
【0127】しかるに、ドライバ−は、シフト路17,
18にシフトレバ−22を配置したときに、この手応え
を節度感として感じる。このとき、ディテントピン67
は、コイルスプリング61にて上下方向に変位可能とな
っているから、シフトレバ−22の回動変位に伴い下方
向に変位して、Dポジションを規定している溝から離脱
していく。
【0128】またこのシフトレバ−22のセレクト操作
にしたがい、ケ−ブルレバ−21と係合していた、シフ
トレバ−22の左側に在る係合凸部50aは、Dポジシ
ョンに在るケ−ブルレバ−21の係合凹部50bから離
脱する。
【0129】つまり、シフトレバ−22とケ−ブルレバ
−21との結合が解除される。この係合が解除された後
のケ−ブルレバ−21は、ロ−ラ34とV字状溝32a
との係合によって、解除されたときのままの位置、すな
わちDポジションの位置に保持される。
【0130】そして、今度はシフトレバ−22の右側に
在る係合凸部50aが、中立状態に在るスイッチレバ−
45の係合凹部50bに嵌挿される。これにより、シフ
トレバ−22とスイッチレバ−45との相互は係合によ
り結合され、スイッチレバ−45はシフトレバ−22の
移動に連動して回動自在となる。なお、このスイッチレ
バ−45の回動変位はシフトレバ−22と共通なシャフ
ト20を支点として行われる。
【0131】この係合に伴い、係合凹部50の出入口に
在るア−マチュア78aは押圧され、モ−ド検知スイッ
チ78をオンオフ操作する。T/M制御装置85は、こ
のモ−ド検知スイッチ78からの検知信号を受けて、自
動変速モ−ドから手動変速モ−ドに切換える。
【0132】シフト路18内へのレバ−操作を終える
と、シフトレバ−22は、スイッチレバ−45を保持し
ている一対の中立付勢ユニット79の付勢力によって、
中立位置に保持される。
【0133】ついで、ドライバ−は、手首の操作で、シ
フトアップ操作であれば、シフトレバ−22をシフト路
18の前端のシフトアップ方向へレバ−操作する。また
シフトダウン操作であれば、シフト路18の後端のシフ
トダウン方向へレバ−操作する。
【0134】ここで、スイッチレバ−45は、シフトレ
バ−22に接続されているから、シフトアップのレバ−
操作が行われると、シフトアップ側へ回動変位して、シ
フトアップ検知用スイッチ83をオンオフさせる。また
シフトダウンのレバ−操作が行われると、シフトダウン
側へ回動変位して、シフトダウン検知用スイッチ84を
オンオフさせる。
【0135】T/M制御装置85は、シフトアップ検知
用スイッチ83からの検知信号を受けると、手動変速モ
−ドに基づき、自動変速機の変速段をシフトアップ側に
操作する。またシフトダウン検知用スイッチ84からの
検知信号を受けると、手動変速モ−ドに基づき、自動変
速機の変速段をシフトダウン側に操作する。
【0136】これにより、手首の操作によるマニュアル
操作で、所望とする変速段の変速がなされる。このよう
にC字状のスプリング47をシフトレバ−22に設けた
溝部46,49間に介装するという簡単な構成にて、自
動変速操作用のシフト路17と手動変速操作用のシフト
路18でのレバ−操作時のとき節度感を得ることができ
る。
【0137】しかも、V字形の溝部46を採用すると、
スプリング47の傾動範囲を確実に規制することがで
き、めりはりの在る節度感を得ることができる。またシ
フトレバ−22の構成として、セレクト回動軸に支持さ
せた二股コ字状のシフトレバ−本体36を主部分とし、
このシフトレバ−本体36の板状部38a間に溝部46
を有する枢支部材40を収容し、さらに同板状部38a
間に溝部49を有するガイド部材48を固定した構造を
採用したことにより、つぎのような効果をもたらす。
【0138】a.シフトレバ−本体36の構造が簡単
で、製作も容易となる。 b.板状部38a間に固定されるガイド部材48にて、
シフトレバ−22の強度を容易に確保できる。
【0139】c.ガイド部材48を活用して、第2係止
部となる溝部49もシフトレバ−本体36の内部に収容
されるので、省スペ−スに優れる。しかも、合理的で、
コストも安価ですむ。
【0140】d.ガイド部材48は、シフトレバ−本体
36とは別体なので、スプリング47の組み付けや交換
の作業が容易である。加えて、自動変速機の本体2につ
ながるケ−ブルレバ−21(連動部材)と、係合構造を
もつガイド部材48とを採用して、シフトレバ−22か
ら、同シフトレバ−22に連動して自動変速機の本体2
を操作する部分を別体としたことにより、シフトレバ−
本体36の形状を複雑化にせずにすむ。またシフトレバ
−本体36の製作が、より容易となる。
【0141】図14は、本発明の第2の実施例を示す。
本実施例は、C字状のスプリングの代わりに、同スプリ
ングの端部が連続したようなリング状に形成されたスプ
リング47を溝部46,49間に介装するようにしたも
のである。
【0142】なお、要部となる以外のレバ−操作装置の
構成は、上記した第1の実施例と同じなので、同じ部分
には同一符号を付して、その説明を省略した。このよう
にしても、第1の実施例と同様の作用および効果を奏す
る。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、第1および第2シフト路間でのレバ−操作
時、第1および第2係止部間に介装してあるC字状また
はリング状のスプリングの圧縮変形と復帰したときの差
が節度感として感じる。
【0144】したがって、簡単な機構で、上記レバ−操
作時において節度感を得ることができ、装置の小型化が
できると同時にコストを低減できる利点がある。請求項
2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、めり
はりの在る節度感を得ることができる。
【0145】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、シフトレバ−本体の構造が簡単で、かつ
製作も容易となる。またガイド部材にてシフトレバ−の
強度を容易に確保できる。
【0146】しかも、このガイド部材を用いて第2係止
部が内部に収容させるから、省スペ−ス的あり、合理的
でコスト的にも安価ですむ。そのうえ、ガイド部材は、
シフトレバ−本体とは別体なので、スプリングが組み付
けやすくなる上、同スプリングの交換も容易である。
【0147】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の効果に加え、シフトレバ−から同シフトレバ−に連動
して自動変速機本体を操作する部分が別体となるから、
シフトレバ−本体の形状を複雑化にせずにすむ上、シフ
トレバ−本体の製作を、より容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のレバ−操作装置を、そ
れにつながる自動変速機と共に示す斜視図。
【図2】同レバ−操作装置の外観を示す斜視図。
【図3】同レバ−操作装置の外観を異なる方向から見た
斜視図。
【図4】同レバ−操作装置の正面図。
【図5】同レバ−操作装置の平面図。
【図6】同レバ−操作装置の右側面図。
【図7】同レバ−操作装置の主構造を説明するための分
解斜視図。
【図8】(a)は、同レバ−操作装置におけるシフトレ
バ−が第1シフト路内に在るときの状態を説明するため
の一部断面した正面図。(b)は、同じく一部断面した
側面図。
【図9】同レバ−操作装置におけるシフトレバ−が第2
シフト路内に在るときの状態を説明するための一部断面
した側面図。
【図10】同レバ−操作装置におけるシフトレバ−が第
1シフト路内に在るときの状態を説明するための斜視
図。
【図11】同レバ−操作装置におけるシフトレバ−が第
2シフト路内に在るときの状態を説明するための斜視
図。
【図12】同レバ−操作装置におけるシフトノブの構造
を説明するための分解斜視図。
【図13】(a)は、ケ−ブルレバ−を説明するための
斜視図。(b)は、スイッチレバ−を説明するための斜
視図。
【図14】本発明の第2の実施例のレバ−操作装置の要
部を説明するための分解斜視図。
【符号の説明】
2…自動変速機の本体 5…操作レバ−
装置 6…フレ−ム 14…ディテント
プレ−ト部 15…ディテント溝 17…シフト路
(第1シフト路) 18…シフト路(第2シフト路) 20…シャフト 21…ケ−ブルレバ−(連動部材) 22…シフトレ
バ− 22a…シフトノブ 27…レバ−
部 29…シフトケ−ブル 30…ケ−ブル
ブラケット部 32a…V字状溝(凹部) 33…板ばね 34…ロ−ラ(係合子) 35…操作パネ
ル 36…シフトノブ本体 37…ロッド 38…二股体 40…枢支部材 43…ボルト(シャフト) 45…スイッチ
レバ− 46…溝部 47…スプリン
グ 48…ガイド部材 49…溝部 50a…係合凸部 50b…係合凹
部 61…コイルスプリング 65…ロッド 66…操作ボタン 67…ディテン
トピン 68…係合部 78…モ−ド検
知スイッチ 79…中立付勢ユニット 83…シフトア
ップ検知用スイッチ 84…シフトダウン検知用スイッチ 85…T/M制
御装置 86…ロックカム 91…ストッパ
−スプリング 92…リリ−スレバ− 100…ロックケ
−ブルブラケット部 103…ブレ−キペダル 104…シフト
ロックケ−ブル 105…シフトロックピン 106…イグニ
ションキ−装置 107…キ−インタロックケ−ブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−89065(JP,A) 特開 昭62−34214(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の選択位置を有する自動変速操作用
    の第1シフト路と、 上記第1シフト路と平行に配置された手動変速操作用の
    第2シフト路と、 上記両シフト路内を移動操作可能に設けたシフトレバ−
    と、 上記第1シフト路内および上記第2シフト路内でのレバ
    −操作の回動軸となるシフト操作軸回りに支持されると
    共に、上記シフト操作軸に直交して上記第1シフト路お
    よび第2シフト路間でのレバ−操作の回動軸となるセレ
    クト回動軸回りに上記シフトレバ−を回動支持するレバ
    −枢支部材と、 上記セレクト回動軸よりシフトノブ側に位置して上記レ
    バ−枢支部材に設けられた第1係止部と、 上記第1係止部よりシフトノブ側に位置して上記シフト
    レバ−に設けられた第2係止部と、 C字状またはリング状に形成されるとともに上記セレク
    ト回動軸と平行な面内で上記第1係止部、第2係止部間
    に介装され上記セレクト軸回りのレバ−操作に伴い上記
    第1係止部を中心に傾動変位するスプリングとを有し、 上記第1係止部、第2係止部は上記第1シフト路、第2
    シフト路間でのレバ−操作時に上記スプリングが圧縮変
    形されるように配置されていることを特徴とする自動変
    速機の操作レバ−装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記第1係止部はスプリングの傾
    動範囲を規制するようV字溝により形成されていること
    を特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−は、基端部側が
    二股コ字状に形成されると共に二股各部が上記セレクト
    回動軸に直交する板面にて構成されて端部を上記セレク
    ト軸により支持させたシフトレバ−本体を有し、 上記レバ−枢支部材の第1係止部は上記二股各部間に収
    容され、 上記第2係止部は上記シフトレバ−本体とは別体で上記
    二股各部間に固定されるガイド部材に形成されているこ
    とを特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−が第1シフト路
    にあるときには上記シフトレバ−と係合して上記シフト
    レバ−に連動すると共に、上記シフトレバ−が上記第2
    シフト路にあるときは上記シフトレバ−との係合が解除
    されるように構成され、自動変速機の本体に機械的に連
    結された連動部材と、 上記第2シフト路内での上記シフトレバ−の操作を検知
    して上記操作に基づく手動変速を達成すべく検知信号を
    自動変速機の制御装置に出力するスイッチとを更に有
    し、 上記ガイド部材に、上記連動部材との係合部が形成され
    ることを特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
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