JP3149715B2 - 自動変速機の変速操作装置 - Google Patents
自動変速機の変速操作装置Info
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- JP3149715B2 JP3149715B2 JP608795A JP608795A JP3149715B2 JP 3149715 B2 JP3149715 B2 JP 3149715B2 JP 608795 A JP608795 A JP 608795A JP 608795 A JP608795 A JP 608795A JP 3149715 B2 JP3149715 B2 JP 3149715B2
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H2059/0239—Up- and down-shift or range or mode selection by repeated movement
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
装置に関し、特に、所望時にマニュアル操作で変速段を
シフトアップ、シフトダウンさせる機能が付いた自動変
速機の変速操作装置に関する。
動変速機には、予め設定された変速モードに応じた自動
変速を行なうだけでなく、雪道の走行、エンジンブレー
キなどのためにマニュアル操作で特定の変速段をホール
ドすることを可能にした操作レバー装置が付けられてい
るものがある。また、近年、電子制御式の自動変速機で
は、こうした変速段のホールドでなく、マニュアル式変
速機のようなマニュアル操作に近い変速操作を可能とす
るために、特開平2−8545号公報、特開平3−89
065号公報、特開平3−89075号公報などに見ら
れるように、マニュアル操作式のシフトレバーの如く、
手首を前後方向に回動させるという、すばやい操作で、
変速段を所望のシフトアップ、シフトダウンさせる操作
レバー装置が付いた自動変速機が提案されている。
グ)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドラ
イブ)、2(セコンド)、1(ロー)などといった各ポ
ジションが車体前後方向に一直線上に設定された自動変
速操作用のシフト路(第1シフト路)と、D(ドライ
ブ)のポジションから分かれて車体前後方向に均等に延
びる手動変速用のシフト路(第2シフト路)とを有して
いる。これらシフト路には、ドライバーが操作するため
の、シフトレバーが移動可能に設けられている。
それぞれシフトレバーの有無を検知するスイッチが設け
られ、シフト路の一端をシフトアップ用検知部とし、他
端をシフトダウン用検知部としてある。また各スイッチ
は、自動変速機の制御部に接続してある。この変速操作
装置は、シフトレバーを手動変速用のシフト路に移して
から、同シフトレバーを手動による回動操作で前後方
向、即ちシフトアップ側あるいはシフトダウン側へ回動
操作することにより、マニュアル操作式のシフトレバー
と同様の感覚で、変速段を所望に選択することができる
ようにしてある。
図16に示した。ここでは、シフトレバー1が自動変速
用の第1シフト路R1より手動変速用の第2シフト路R
2に達するとピン2を介して押圧されてオンするモード
セレクトスイッチ3と、第2シフト路R2においてシフ
トレバー1がシフトアップ用検知部(図14において上
端)に達するとピン4を介してオンするシフトアップス
イッチ(+スイッチ)5と、第2シフト路R2において
シフトレバー1がシフトダウン用検知部(図14におい
て下端)に達するとピン6を介してオンするシフトダウ
ンスイッチ(−スイッチ)7とを備え、各スイッチはケ
ーシング8の上部に一体的に取り付けられた上基板9に
支持されている。
チ5,7に当接させると共にオフへの復帰用のバネ1
0,11にも当接されている。このため、各ピン4,6
はシフトレバー1の押圧力を受けると各スイッチ5,7
をオンさせ、押圧力を解除されると第2シフト路R2中
央側に戻り作動して各スイッチ5,7をオフに復帰させ
る。このような上基板9には第1、第2シフト路R1、
R2を規制するシフト溝9aが形成される。更に上基板
9の上方には各スイッチ類を覆うシフトパネル12が配
設され、同パネルにも、第1、第2シフト路R1、R2
に沿って揺動するシフトレバーとの干渉を排除する操作
溝12aが形成される。
トレバーのセレクト操作時に節度感を発生するためのロ
ーラ機構部13が設けられ、同部は支承ピン14と一体
の回転部材15に支持される板ばね13aに対し、シフ
トレバー1の下端側のローラ13bが圧接される。この
ため、シフトレバー1が第1シフト路R1と第2シフト
路R2との間でセレクト操作される毎にローラ13b
が、板ばね13aの凸部を乗り越え、その際節度感を生
じている。
14等に示される変速操作装置では、シフトレバー1が
第1シフト路R1と第2シフト路R2との間でセレクト
操作される際に節度感を生じさせているが、この際シフ
トレバー1が第1シフト路R1上と第2シフト路R2上
とにセレクト操作される場合の操作力は増減変化し、運
転者によっても個人差がある。
セレクト操作されると、この操作力が過度に大きな場
合、その操作力の大きさに応じ第1シフト路R1や第2
シフト路R2を規制する操作溝9a,12aの縁部に当
接し、あるいはシフトレバー1に対して断設する基部側
に支持された変速操作部材に当接して打音を発生させ
る。さらに、シフトレバー1が操作溝9a,12aの縁
部に金属接触するような場合には、摺動抵抗も大きくな
り、シフトレバー1に過度な操作力が加わることとな
り、打音の増加を招きやすく、製品価値を低下させるこ
ととなり、問題と成っている。本発明の目的は、シフト
レバーの操作時の位置規制を確実に行なうと共に操作時
における打音を低減できる自動変速機の変速操作装置を
提供することにある。
めに、請求項1の発明は、自動変速モードと手動変速モ
ードとを選択可能な自動変速機の変速操作装置におい
て、上記自動変速モードが選択される第l位置と上記手
動変速モードが選択される第2位置との間で切換操作可
能なシフトレバーと、上記第1位置と第2位置との間で
の切換操作方向において上記シフトレバーに対向して配
設される対向部材と、上記シフトレバーと上記対向部材
との間に設けられ、上記シフトレバーの上記第1位置と
第2位置との間での切換え操作時に、上記シフトレバー
の上記対向部材への当接を緩衝する第1緩衝材と、上記
第1緩衝材とは別個に上記シフトレバーと上記対向部材
との間に設けられ、上記シフトレバーの切換操作時に、
上記シフトレバーの上記対向部材への当接を緩衝する第
2緩衝材と、を備え、上記第2緩衝材の硬度が上記第1
緩衝材の硬度よりも高く設定され、第1緩衝材が上記第
2緩衝材よりも早く上記シフトレバーの上記対向部材へ
の当接を緩衝することを特徴とする。
速機の変速操作装置において、上記第2緩衝材は、上記
シフトレバーが移動するシフト路が形成された本体側の
フレーム部材の上記シフト路縁部に配設されることを特
徴とする。
速機の変速操作装置において、上記シフト路の縁部に、
上記切換操作方向に窪んだ凹部を形成したことを特徴と
する。
モードから手動変速モードへ切り換えるときシフトレバ
ーと当接する第1緩衝材及び第2緩衝材とを備え、同第
2緩衝材の硬度が第1緩衝材の硬度よりも高く設定さ
れ、第1緩衝材が第2緩衝材よりも早くシフトレバーの
対向部材への当接を緩衝するようにしたので、第1緩衝
材及び第2緩衝材がシフトレバーの受ける衝撃を段階的
に低減でき、しかも、硬度の硬い第2緩衝材がシフトレ
バーの操作範囲の位置規制を行なうこととなる。
速機の変速操作装置が、特に、上記第2緩衝材は、上記
シフトレバーが移動するシフト路が形成された本体側の
フレーム部材の上記シフト路縁部に配設されるので、確
実に第2緩衝材がシフトレバーの衝撃を緩衝し、位置規
制を行える。
速機の変速操作装置が、特に、上記シフト路の縁部に、
上記切換操作方向に窪んだ凹部を形成したので、シフト
レバーが過度にセレクト操作された場合にも打音を低減
することができる。
示しない乗用車のエンジンルームに配備される自動変速
機を運転席で遠隔操作するように配設される。ここで、
自動変速機の本体は例えば、複数の遊星歯車機構、同遊
星歯車機構の要素の回転を規制するクラッチやブレーキ
などの断続機構、同断続機構を油の流入、流出制御する
コントロールバルブなどを収容している。変速操作装置
20は自動変速と、マニュアル操作式のシフトレバーの
如く手首を前後に回動するといった操作で変速が可能な
手動変速との2つのモードを有している。図1〜図3に
はこの変速操作装置の主要部の全体構成が示される。残
る図4〜図11には各部の構造、各部の断面ならびに操
作時の状態などが示してある。
速操作装置20は車室中央に配備され、その車体前後方
向(X方向)に長く配備されたフレーム21を備え、こ
のフレーム21は下部フレーム22及び上部フレーム2
3とを枠型に一体結合して形成される。下部フレーム2
2は図1に示されるように前後部が斜め上方へ折り曲げ
られた金属板からなり、その金属板の水平方向に延びる
中央が底板部221、同底板部221の前後に延出する
前後板部222,223、底板部221より内方へ突き
出る据付部24、前後板部222,223より内方へ突
き出る前後据付部25,26がそれぞれ形成される。
いずれも外側へコ字状に折り曲げられている。前板部2
22の外側面には前方に向かって水平に延びる据付座2
7が一体結合される。上部フレーム23は、前後方向に
延びる円弧状のプレート部28とディテントプレート部
29とを有している。これらプレート部28とディテン
トプレート部29は下部フレーム22の前後端間に跨る
ように並行に配置される。すなわち、両プレート部2
8,29は前後板部222,223の上端の前後のコ字
状部222a,223aの左右外側面にそれぞれ一体的
に接合される。
央には、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュ
ートラル)、D(ドライブ)といった自動変速の各ポジ
ションを規定する所定の溝形状を呈したディテント溝3
0が前後方向に連続して形成してある。更に、ディテン
トプレート部29の前後方向後側の下面には、複数の凹
部32が前後方向に沿って形成されている。具体的に
は、凹部32はポジション位置(選択位置)と同間隔で
連続するV字状溝32aで形成してある。これらプレー
ト部28とディテントプレート部29との上端中央間に
は、図4に示されるように長方形を成した矩形プレート
部33が一体に連結されている。このような各部が組み
合わされ、上部フレーム23の本体部を構成してある。
(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラ
ル)、D(ドライブ)といった各ポジションを有する長
孔よりなる自動変速操作用シフト路34が設けられ、同
じく板面の右側には、シフト路34と並行に手動操作用
のシフト路35が設けられている。このシフト路35
は、シフト路34のDポジションとなる選択位置から分
かれて延びる接続路35aに連通し、前後方向に均等に
延びる長孔として形成される。特に、ここでのシフト路
34,35,35aはばね定数の比較的高い硬度の高い
硬質ゴムで形成されたシフト路カバー111上に形成さ
れている。
4,35,35aの位置規制機能を備えると共に、後述
するように、第2緩衝部材としての機能をも備える。図
9及び図10に示すように、シフト路カバー111はそ
の厚板部111aにシフト路34,35,35aを形成
され、その厚板部111aの周囲には環状に凹部111
bを形成される。その凹部111bには矩形プレート部
33のシフト路形成穴33aの周縁部が嵌合されてい
る。
34,35の縁部の内、接続路35aの延長上にあり、
シフトレバー39のセレクト方向対向部には凹部113
が形成されている。この凹部113はシフト路34,3
5の他の縁部に対して逃がし量sだけ退却した位置に配
備され、これによって、後述するように、シフトレバー
が過度にセレクト方向に回動された際におけるシフトレ
バーとシフト路34,35の縁部との衝突エネルギを弱
め、縁部に当たるシフトレバーが受ける衝撃を低減でき
る。フレーム21には自動変速操作、手動変速操作に必
要な機器が据え付けてある。
の上面には、矩形枠状に形成された支持ベース36がボ
ルト止めされる。図2に示すように、支持ベース36の
左右壁の中央部間には金属製のシャフト37が掛け渡さ
れている。左右方向に配備されたこのシャフト37は、
その軸部分のうち、ディテントプレート部29を挾む片
側となる右側部分にはケーブルレバー38が設けられて
いる。またディテントプレート部29を挾むもう片側と
なるシャフト37の中央部分にはシフトレバー39が設
けられている。残るシャフト20の左側部分には後述す
るスイッチレバー45が設けられている。つまり、ケー
ブルレバー38及びスイッチレバー45はシフトレバー
39を左右から挾む位置に配置してある。
製で、図7に示すように、下端部に左右方向に沿って開
口する支持口40を有し、上端部にばね据付座41を有
した略角柱状を成している。このケーブルレバー38は
シフトレバー39に臨む本体部の側面の中段には段部4
2が形成されていて、同段部を境として上側の厚みを寸
法下側の厚み寸法より薄くしてある。支持口40は、シ
ャフト37に回動自在に嵌挿されている。これにより、
ケーブルレバー38の全体を、シャフト37を支点とし
て車体前後方向に回動自在に支持してある。なお、ケー
ブルレバー38の本体にはその段部42の下側でシフト
方向対向側面にストッパ部114が突設される。このス
トッパ部114はシフトレバー39との対向する側面に
当接面114aが形成され、後述のシフトレバー39側
第1緩衝材としてのゴムクッション115に当接可能に
形成される。
テント溝30の近くまで延びている。ケーブルレバー3
8の背面には、金属板より構成されたレバー部43の基
部が嵌挿され、固定される。レバー部43の先端部は、
ケーブルレバー38の背面から車体前後方向の前側に向
かって斜め上方へ延びている。そして、この先端部に
は、外側へ突出するピン44が設けられる。このピン4
4は自動変速機本体側にシフトケーブル46を介し機械
的に連結される。そして、このシフトケーブル46をデ
ィテントプレート部29の前部に一体結合したケーブル
ブラケット部47で保持させて、内索端をピン44に連
結させている。これにより、シフトケーブル29を通じ
て自動変速の選択操作に必要な変位を自動変速機の本体
側へ出力できるように成っている。
付座41には、帯状の板ばね50の基部がねじ止めさ
れ、この板ばねは先端に向かうに従って、付勢力が発生
するように曲成されている。そして、板ばね50の先端
がV字状溝32aに向かって延びている。板ばね50の
先端にはディテントプレート部29とは直角な方向に向
けてローラ52が枢着される。一方、シフトレバー39
は、図4,図6に示すように、シャフト37からディテ
ントプレート部29の側方を通じて、シフト路34,3
5を形成する長孔、更には矩形プレート部33を上より
覆うよう設けられた操作パネル110のゲート110a
を貫通し、同操作パネルの上方に延びている。
5及び接続路35aと同様の形状であって、シフト路3
4,35及び接続路35aの縁部よりも溝中心側より多
少退却した形状に設定され、シフトレバー39との干渉
は確実に防止されている。シフトレバー39は金属性の
本体53を備え、同本体の先端部はロッド状を成し、基
端部は二股コ字状に形成されている。基端部は二股コ字
状のままシャフト37側に延び、ロッドの上端にはシフ
トノブ54が装着される。本体53のロッド側をレバー
上半部55、二股体をレバー下半部56としてある。レ
バー下半部56は、相互の空間が、側方、すなわち左右
方向に開放する一対の並行な板状部56aを有する。つ
まり、一対の二股体56aはセレクト方向に沿って延び
る板面に構成してある。なお、板状部56aの離間寸法
は、例えばケーブルレバー38の幅寸法と同等にしてい
る。
であって、ケーブルレバー38側のストッパ部114と
の対向部分には第1緩衝部材としてのゴムクッション1
15が突設される。ゴムクッション115は角柱状を成
し、第2緩衝材としてのシフト路カバー111より、ば
ね定数が低く、硬度が低い軟質ゴムで成形され、同ゴム
クッション115の本体は金属板115aに加硫焼き付
けされ、その金属板115aが板状部56aの外側板面
にビス止めされている。
aと同一の横幅を有し、ゴムクッション115の横幅、
すなわち、セレクト方向幅は金属板115aより大き
く、その左右の当接面115bは金属板115a及び板
状部56aより突出量t(図13参照)だけ突き出すよ
うに形成される。両当接面115bの内の一方は、ケー
ブルレバー38側のストッパ部114の当接面114a
に当接可能に形成され、他方の当接面115bはスイッ
チレバー45の前面90aの一部を成す当接面(図4中
の符号p位置参照)に当接可能に形成される。特に、こ
こでは、シフトレバー39がセレクト操作され、ゴムク
ッション115の当接面115bがケーブルレバー38
やスイッチレバー45側のストッパ部114の当接面1
14aや前面90aの当接面pに最初に当接し、圧縮変
形後にシフトレバー39がシフト路カバー111のシフ
ト路34,35の縁部である凹部113に当接するよう
に、当接面115bの突出量tが予め設定されている。
間には、同相互間を埋めるような矩柱形を成した合成樹
脂製の枢支部材57が板状部56aに対して摺動自在に
収容されている。この枢支部材57の下部には、左右方
向に貫通する支持孔58が形成してある。支持孔58は
シャフト37に回動自在に嵌挿される。また、支持孔5
8には、シャフト37に設けられた貫通孔37aを通じ
て、板状部56a間を貫通した回転軸としてのボルト5
9が回動自在に嵌挿されている。そして、このボルト5
9及びナット60にて、板状部56a間及び枢支部材5
7の相互を回転自在に連結している。なお、枢支部材5
7はシャフト37に一体的に取り付けられる。
3は、ケーブルレバー21と共通の回動軸線を支点とし
て、シフト操作軸回りとなるシフト方向に回動自在に支
持してあると共に、シフト操作軸と直行するセレクト方
向、すなわちセレクト回転軸であるボルト59回りに揺
動自在に支持してある。これにより、シフトレバー39
はシフト路34,35内、それらをつなぐ接続路35a
内に対して、レバー操作が自在となる。例えばディテン
ト溝30で最後方の位置に規定されたDポジション位置
を起点とすると、シフトレバー39は、同位置から前方
向、同じくシフト路35に向かう横方向へ回動操作がで
きる。また枢支部材57の左右方向両端側は、ケーブル
レバー38の下部とこのケーブルレバーとは反対側に配
置されたスイッチレバー45の下部との間に挾まれて位
置規制され、これによって枢支部材57の全体はシャフ
ト37と共にシフト方向に回動変位するがセレクト方向
には回動変位しないようにしてある。
上面には、V字状の溝部61が形成され、枢支部材57
の直上のガイド部材63の下面にはV字状の溝部64が
形成され、両溝間には両溝の深さより高さ寸法が大き
く、かつ溝部61の長さ方向に沿って細長に延びるC字
状のスプリング62が収容されている。合成樹脂製のガ
イド部材63は板状部56aにねじ止め固定されてい
る。ここで、C字状のスプリング62、V字状の溝部6
1,64がディテント構造を構成する。
2は、シフトレバー本体53がボルト59を支点として
セレクト方向にレバー操作されると、係止部分と成る溝
部61の底部を中心に傾動変位する。特に、図5に示す
ように、溝部64を溝部61の位置からケーブルレバー
38側にずれた位置に配置し、スプリング62を圧縮変
形を起こすような位置に保持してセットし、シフトレバ
ー39をケーブルレバー38側に押圧付勢できる。しか
も、スプリング62の圧縮変形量はシフトレバー39の
セレクト方向への変位に応じて増減変化し、操作力Fも
増減変化し、シフトレバー操作時において操作者に対し
節度感を与えるようにしている。一方、ガイド部材63
の上面にはガイド筒65が形成され、この筒内にはコイ
ルスプリング66が収容され、このコイルスプリング6
6がレバー下半部体56内に摺動自在に支持された摺動
子69を押圧付勢する。
摺動自在の嵌挿された中実軸よりなるロッド80の下端
部に連結され、このロッド55の上端部はシフトノブ5
4に装着された操作ボタン81に連結してあり、操作ボ
タン81を押操作すると摺動子69が押し下げられるよ
うにしてある。摺動子69の側面には、金属性のディテ
ントピン82が突設され、ディテントプレート部29の
ディテント溝30と係脱自在と成っている。こうした構
成により、シフト路34内でのレバー操作により、ディ
テントピン82はディテント溝30で規制された各ポジ
ション位置へ位置決めされる。また、操作ボタン81を
押圧操作すれば、ディテントピン82が係合を解除する
方向へ駆動され、ディテント溝30で規制された各ポジ
ション位置の溝から離脱できるようにしてある。
に示されるように、上方に開く扇形に形成されたブロッ
クよりなる本体部90を有する。この本体部90の下部
には扇形の軸心に沿って延びる回動支点部91が形成さ
れている。回動支点部91に形成された支持孔91a
は、シフトレバー39を挾んでケーブルレバー38とは
反対側のシャフト部分に回動自在に嵌挿され、本体部9
0の全体をシフトレバー39及びケーブルレバー38と
共通なシャフト37を中心として、シフト方向に回動自
在に支持させている。この支持によって、スイッチレバ
ー45を、傾斜した両側面が下部フレーム22の前板部
222及び後板部223と向き合うように配置させてあ
る。
38とスイッチレバー45とを枢支部材57の両側に挾
み付けるように配置させている。本体部90のシフトレ
バー39側に傾く前面90aは、シフト路35において
操作されるシフトレバー39と干渉しない範囲で傾斜し
ている。図4に2点鎖線で示したように、シフトレバー
39側の第1緩衝材としてのゴムクッション115と接
離する前面90aの一部には当接面pが形成される。こ
の当接面pは前面90aの他の部分と連続平面を成し、
シフトレバー39がスイッチレバー45に接近した際に
最初に当接し、ゴムクッション115を圧縮変形して両
レバーの当接時の衝撃を低減できる。
る下部フレーム22の前板部222及び後板部223の
間には、図示しないスプリングの弾性力によってスイッ
チレバー45を中立状態に付勢する手段として、一対の
中立付勢ユニット92(図1,図4参照)が配置され
る。中立付勢ユニット92はその弾性力でスイッチレバ
ー45を両側より挾み付け、中立位置に保持する。シフ
トレバー39とケーブルレバー38及びスイッチレバー
45は断接部材によって選択的に連結され、分離され
る。ここでの断接部材はガイド部材63の両側面の係合
凸部85a、85aとケーブルレバー38とスイッチレ
バー45の各係合凹部85bで構成される。
85aは、いずれも弾性変形可能な弾性片88が形成し
てある。この弾性片88の先端の斜面は相手であるケー
ブルレバー38やスイッチレバー45の係合凹部85b
の係合面に対して確実に弾接させるようにしてある。ケ
ーブルレバー38の係合凹部85bは、図5,図7に示
されるように、係合凸部85aと対応してケーブルレバ
ー38の下部前面に設けた係合口89ら構成される。こ
れにより、シフトレバー39がシフト路34にある時に
は、嵌挿部86の全体は係合口89に嵌挿されるように
してある。
にあるとき、すなわちガイド部材63の係合凸部85a
を介して、シフトレバー39とケーブルレバー38との
相互を係合するようにしてある。この係合により、シフ
トレバー39がシフト路34内にあるとき、すなわち、
自動変速操作時は、ケーブルレバー38はシフトレバー
39のレバー操作に連動してシフト方向に操作される。
ところで、プレート部28の中央外面には折曲板状の保
持部材108がボルト止めされ、その前部にはシフトア
ップ検知用の+スイッチ95が、後部にはシフトダウン
検知用の−スイッチ96が装着される。+/−スイッチ
95,96はそれぞれアーマチュア95a,96aの先
端が手動変速モードにおいてシフト作動するシフトレバ
ー39の側面に当接可能に配備され、シフトレバー39
がシフト路35に沿って前方あるいは後方へ揺動される
と、手動変速操作に必要なシフトアップ或いはシフトダ
ウンの信号をT/M制御装置93に出力する。
中央には、スイッチレバー45側へ突き出るガイド部材
63の係合凸部85aを挿脱可能に嵌挿する係合凹部8
5bが設けられる。係合凹部85bは係合凸部85aと
対向する前面90aの上段部分に係合口92を形成して
構成される。これにより、シフトレバー39がシフト路
34からシフト路35へ操作されるに従って、スイッチ
レバー45側に張り出す係合凸部85aが係合口92に
嵌挿されるようにしてありる。そして、シフトレバー3
9がシフト路35にあるとき、すなわち手動変速操作時
には、シフトレバー39とスイッチレバー45との相互
が係合し、中立状態のスイッチレバー45は、シフトレ
バー39のレバー操作に連動して、シフトアップあるい
はシフトダウンといったシフト方向へ操作される。
aと係合凹部85bとが機能することによって、シフト
レバー39はケーブルレバー38及びスイッチレバー4
5の一方に係合され、他方より解除されるという係合状
態を交互に切り換える。すなわち、シフトレバー39の
セレクト方向のレバー操作で、自動変速操作及び手動変
速操作の内のどちらか一方のみを選択できるように成っ
ている。なお、係合口92にはスイッチレバー45の後
面90b側にビス止めした手動変速モード検知スイッチ
97のアーマチュア97aが配備される。このアーマチ
ュア97aがシフトレバーの係合凸部85aと当接した
際に手動変速モード検知スイッチ97はオンオフ信号を
T/M制御装置93に出力でき、シフトレバー39がシ
フト路35に投入されたことを検知できるようにしてあ
る。
に手動変速モードに応じた制御機能が設定してあり、手
動変速モード検知スイッチ97からの検知信号で手動変
速モードに切り換える機能、+スイッチ95からの検知
信号で手動変速モードに基づき自動変速機の変速段をシ
フトアップ側に操作する機能、−スイッチ96からの検
知信号で手動変速モードに基づき自動変速機の変速段を
シフトダウン側に操作する機能などが設定されていて、
シフト路35内での前側、後側のレバー操作に連動し
て、所望とする変速が行なわれるようにしてある。次
に、本装置の作用を説明する。
にあるとする。ここで図示しないキーインタロック機構
が解除され、次いで、図示しないブレーキペダルを踏み
込み、シフトロックが解除されると、シフト方向への操
作が可能と成る。さらに、シフトノブの操作ボタン81
が押圧操作されると、ピン44がディテント溝30から
離脱し、シフト方向全域への操作が可能と成る。次い
で、シフトレバー39を回動操作して、シフト路34内
のDポジションに回動操作する。この時、ポジションが
変わる都度、ローラ52の係合する溝が順次変わり節度
感を生じさせる。
内を摺動するが、たとえ、シフト路34より離脱する方
向に誤って押圧されても、シフトレバー39は硬質ゴム
からなるシフト路カバー111に当接し、位置規制さ
れ、シフトレバー39の金属接触は無く、スムーズな操
作が成される。なお、この状態において、シフトレバー
39の係合凸部85a及びケーブルレバー38の係合凹
部85bが働き両者は確実に連結されシフトレバー39
の回動操作に連動して、ケーブルレバー38はがた無く
一体的に回動変位する。シフトレバー39がDポジショ
ンに達すると、自動変速機の本体側は自動変速モードの
Dレンジに切り換わり、ここで自動変速機はアクセル開
度、走行速度などといった各種車両走行情報にしたがっ
て制御される。
されると、シフトレバー39の断接部材である係合凸部
85aが中立状態にあるスイッチレバー45の係合凹部
85bに嵌挿され、シフトレバー39の回動操作に連動
して、スイッチレバー45はがた無く一体的に回動変位
する。この際、接続路35aのシフトレバー39がセレ
クト操作されると、シフトレバー39の係合凸部85a
が中立状態にあるスイッチレバー45或いはケーブルレ
バー38の各係合凹部85bに嵌挿される。この際、デ
ィテント部材であるスプリング62は圧縮量を変化させ
操作力を増減させ、操作者にセレクト操作における節度
感を与える。このシフトレバー39が接続路35aより
シフト路35側にセレクト操作される際、操作力が過大
であったとすると、シフトレバー39上のゴムクッショ
ン115がスイッチレバー45の当接面pに当接して圧
縮変形して衝撃を吸収し、シフトレバー39がシフト路
35の縁部である凹部113に当接する際にはシフトレ
バー39の操作力は大きく低減し、シフト路35の縁部
との当接時の衝撃エネルギは十分小さく、打音が問題と
ならい程度に低減する。
りシフト路34側にセレクト操作される際、操作力が過
大であった場合も、シフトレバー39上のゴムクッショ
ン115がケーブルレバーのストッパ部114の当接面
114aに当接して圧縮変形して衝撃を吸収し、シフト
レバー39がシフト路34の縁部である凹部113に当
接する際にはシフトレバー39の操作力は大きく低減
し、シフト路34の縁部との当接時の衝撃エネルギは十
分小さく、打音が問題とならい程度に低減する。特に、
ここでは、シフト路34,35の縁部の内、接続路35
aと対向する部分に凹部113がそれぞれ形成された。
このため、シフト路34,35の他の縁部より凹部11
3が逃がし量sだけシフト路中央側より退却して形成さ
れ、その逃がし量sの確保により、シフトレバー39の
当接時期を遅らせる。これにより、シフトレバー39と
凹部113との衝撃エネルギを十分低下でき、打音をよ
り低減し、排除することもできる。
クト操作された際に、時点t0で直接金属板の縁部に当
接した際の衝撃荷重を実線a1で、シフト路カバー11
1の縁部に当接した際の衝撃荷重を2点鎖線a2で、ゴ
ムクッション115とシフト路カバー111の縁部に段
階的に当接した際の衝撃荷重を破線a3で示した。この
ように、ゴムクッション115とシフト路カバー111
の縁部に段階的に当接した際の衝撃荷重が最も小さく成
ることが明らかである。
達すると、手動変速モード検知スイッチ97がオンし
て、手動変速モードに切り換わる。両中立付勢ユニット
92の付勢力によって中立位置に保持されているスイッ
チレバー45及びシフトレバー39がシフト路前端のシ
フトアップ変位位置(+側位置)或いはシフト路後端の
シフトダウン変位位置(−側位置)へ回動操作されるの
に応じて自動変速機の変速段がシフトアップ或いはシフ
トダウン側へ操作され、マニュアル操作で所望とする変
速段での変速が成される。
装置は、シフトレバー39と当接するゴムクッション1
15及びシフト路カバー111を備え、シフト路カバー
111の硬度をゴムクッション115の硬度よりも高く
したので、シフトレバー39をセレクト方向へ切り換え
るとき、ゴムクッション115及びシフト路カバー11
1がシフトレバー39の受ける衝撃を段階的に低減で
き、しかも、シフト路カバー111がシフトレバーの操
作範囲の位置規制を確実に行なえ、シフトレバーが発す
る打音を低減でき、過大な操作力をシフトレバー39が
受けても、シフトレバー39がシフト路34,35,3
5aより離脱することを確実に防止でき、変速操作装置
の破損や劣化を低減できる。特に、シフト路34,3
5,35aが形成された矩形プレート部33を備え、シ
フト路カバー111がシフト路34,35,35aの縁
部を成すので、確実にシフト路カバー111がシフトレ
バー39の衝撃を緩衝し、位置規制を行なえ、たとえ
ば、操作パネル110のゲート110aとの当接を確実
に防止でき、シフトレバーの摺動抵抗を低減でき、操作
性が良くなる。
ー39に対してゴムクッション115より退却して配設
されるので、ゴムクッション115及びシフト路カバー
111がシフトレバー39の受ける衝撃を段階的に確実
に低減でき、シフトレバーが発する打音を低減できる。
特に、シフト路カバー111のシフト路34,35,3
5aの縁部には、シフトレバー39のセレクト方向対向
部に逃がし用の凹部113を形成したので、シフトレバ
ーが過度にセレクト操作された場合にも、シフトレバー
が凹部に当接する時期を遅らせるので、打音をより確実
に低減させることができる。
トレバーと当接する第1緩衝材及び第2緩衝材とを備
え、同第2緩衝材の硬度が第1の緩衝材の硬度よりも高
く設定され、第1緩衝材が第2緩衝材よりも早くシフト
レバーの対向部材への当接を緩衝するようにしたので、
シフトレバーを自動変速モードと手動変速モードとに交
互に切り換えるとき、第1緩衝材及び第2緩衝材がシフ
トレバーの受ける衝撃を段階的に低減でき、シフトレバ
ーが発する打音を低減できる。更に、第2緩衝材がシフ
トレバーの操作範囲の位置規制を行なうので、過大な操
作力をシフトレバーが受けても、シフトレバーがシフト
レバーの操作範囲より離脱することを確実に防止でき、
結果として、シフトレバーの操作範囲の離脱による変速
操作装置の破損や劣化を低減できる。
は、上記シフトレバーが移動するシフト路が形成された
本体側のフレーム部材の上記シフト路縁部に配設される
ので、確実に第2緩衝材がシフトレバーの衝撃を緩衝
し、位置規制を行え、シフトレバーの摺動抵抗を低減で
き、操作性が良くなる。
縁部に、上記切換操作方向に窪んだ凹部を形成したの
で、シフトレバーが過度にセレクト操作された場合にも
シフトレバーが凹部に当接する時期を遅らせるので、打
音をより確実に低減させることができる。
作装置の側面図である。
レバー及びスイッチレバーの切欠断面である。
である。
である。
である。
拡大平面図である。
の拡大斜視図である。
及びシフト路カバーの衝撃荷重−経過時間特性線図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】自動変速モードと手動変速モードとを選択
可能な自動変速機の変速操作装置において、 上記自動変速モードが選択される第l位置と上記手動変
速モードが選択される第2位置との間で切換操作可能な
シフトレバーと、 上記第1位置と第2位置との間での切換操作方向におい
て上記シフトレバーに対向して配設される対向部材と、 上記シフトレバーと上記対向部材との間に設けられ、上
記シフトレバーの上記第1位置と第2位置との間での切
換え操作時に、上記シフトレバーの上記対向部材への当
接を緩衝する第1緩衝材と、 上記第1緩衝材とは別個に上記シフトレバーと上記対向
部材との間に設けられ、上記シフトレバーの切換操作時
に、上記シフトレバーの上記対向部材への当接を緩衝す
る第2緩衝材と、を備え、 上記第2緩衝材の硬度が上記第1の緩衝材の硬度よりも
高く設定され、第1の緩衝材が上記第2緩衝材よりも早
く上記シフトレバーの上記対向部材への当接を緩衝する
ことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。 - 【請求項2】請求項1記載の自動変速機の変速操作装置
において、 上記第2緩衝材は、上記シフトレバーが移動するシフト
路が形成された本体側のフレーム部材の上記シフト路縁
部に配設されることを特徴とする自動変速機の変速操作
装置。 - 【請求項3】請求項2記載の自動変速機の変速操作装置
において、 上記シフト路の縁部に、上記切換操作方向に窪んだ凹部
を形成したことを特徴とする自動変速機の変速操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP608795A JP3149715B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動変速機の変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP608795A JP3149715B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動変速機の変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200482A JPH08200482A (ja) | 1996-08-06 |
JP3149715B2 true JP3149715B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=11628760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP608795A Expired - Fee Related JP3149715B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動変速機の変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149715B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6126473B2 (ja) | 2013-06-26 | 2017-05-10 | デルタ工業株式会社 | 自動変速機のシフト装置 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP608795A patent/JP3149715B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08200482A (ja) | 1996-08-06 |
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