JP3149721B2 - 自動変速機の変速操作装置 - Google Patents

自動変速機の変速操作装置

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JP3149721B2
JP3149721B2 JP05551095A JP5551095A JP3149721B2 JP 3149721 B2 JP3149721 B2 JP 3149721B2 JP 05551095 A JP05551095 A JP 05551095A JP 5551095 A JP5551095 A JP 5551095A JP 3149721 B2 JP3149721 B2 JP 3149721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速操作
装置に関し、特に、所望時にマニュアル操作で変速段を
シフトアップ、シフトダウンさせる機能が付いた自動変
速機の変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車に搭載されている電子制御式の自
動変速機には、予め設定された変速モードに応じた自動
変速を行なうだけでなく、雪道の走行、エンジンブレー
キなどのためにマニュアル操作で特定の変速段をホール
ドすることを可能にした操作レバー装置が付けられてい
るものがある。また、近年、電子制御式の自動変速機で
は、こうした変速段のホールドでなく、マニュアル式変
速機のようなマニュアル操作に近い変速操作を可能とす
るために、特開平2−8545号公報、特開平3−89
065号公報、特開平3−89075号公報などに見ら
れるように、マニュアル操作式のシフトレバーの如く、
手首を前後方向に回動させるという、すばやい操作で、
変速段を所望のシフトアップ、シフトダウンさせる操作
レバー装置が付いた自動変速機が提案されている。
【0003】この種の操作レバー装置は、P(パーキン
グ)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドラ
イブ)、2(セコンド)、1(ロー)などといった各ポ
ジションが車体前後方向に一直線上に設定された自動変
速操作用のシフト路(第1シフト路)と、D(ドライ
ブ)のポジションから分かれて車体前後方向に均等に延
びる手動変速用のシフト路(第2シフト路)とを有して
いる。これらシフト路には、ドライバーが操作するため
の、シフトレバーが移動可能に設けられている。また手
動変速用のシフト路の各端部には、それぞれシフトレバ
ーの有無を検知するスイッチが設けられ、シフト路の一
端をシフトアップ用検知部とし、他端をシフトダウン用
検知部としてある。また各スイッチは、自動変速機の制
御部に接続してある。
【0004】この操作レバー装置は、シフトレバーを手
動変速用のシフト路に移してから、同シフトレバーを手
動による回動操作で前後方向、即ちシフトアップ側ある
いはシフトダウン側へ回動操作することにより、マニュ
アル操作式のシフトレバーと同様の感覚で、変速段を所
望に選択することができるようにしてある。この種の操
作レバー装置の一例を図14及び図15に示した。ここ
では、シフトレバー1が自動変速用の第1シフト路R1
より手動変速用の第2シフト路R2に達するとピン2を
介して押圧されてオンするモードセレクトスイッチ3
と、第2シフト路R2においてシフトレバー1がシフト
アップ用検知部(図15において上端)に達するとピン
4を介してオンするシフトアップスイッチ(+スイッ
チ)5と、第2シフト路R2においてシフトレバー1が
シフトダウン用検知部(図15において下端)に達する
とピン6を介してオンするシフトダウンスイッチ(−ス
イッチ)7とを備え、各スイッチはケーシング8の上部
に一体的に取り付けられた上基板9に支持されている。
【0005】ここでピン4,6はその後端部を各スイッ
チ5,7に当接させると共にオフへの復帰用のバネ1
0,11にも当接されている。このため、各ピン4,6
はシフトレバー1の押圧力を受けると各スイッチ5,7
をオンさせ、押圧力を解除されると第2シフト路R2中
央側に戻り作動して各スイッチ5,7をオフに復帰させ
る。このような上基板9上の各スイッチ類を覆うシフト
パネル12が配設され、同パネルには、第1、第2シフ
ト路R1、R2に沿って揺動するシフトレバーとの干渉
を排除する操作溝が形成される。ここで、シフトレバー
1の下端側にはシフトレバーのセレクト操作時に節度感
を発生するためのローラ機構部13が設けられ、同部は
支承ピン14と一体の回転部材15に支持される板ばね
13aに対し、シフトレバー1の下端側のローラ13b
が圧接される。このため、シフトレバー1が第1シフト
路R1と第2シフト路R2との間でセレクト操作される
毎にローラ13bが、板ばね13aの凸部を乗り越え、
その際節度感を生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14、図
15等に示される変速操作装置では、シフトレバー1が
第1シフト路R1と第2シフト路R2との間でセレクト
操作される際に節度感を生じるが、この際同時にシフト
レバー1が第1シフト路R1上あるいは第2シフト路R
2上においてセレクト方向のがた無く保持され、その上
で自動変速側モードや手動変速モードでのシフト方向の
操作が確実に行なわれる様に構成されることが望まし
い。
【0007】ところが、図14、図15等に示される変
速操作装置で用いるローラ機構部13は、支承ピン14
の直下に設けられ、セレクト操作の節度感を発生させる
構成となっていいるため、ローラ機構部13において僅
かながたがあると、これがレバー比に応じてシフトレバ
ー1の上端のノブ側で比較的大きながたとなってしま
う。このため、図14、図15等に示される変速操作装
置はシフトレバー1の保持性が低く、セレクト操作の信
頼性が低下し、変速操作装置としての製品価値が低下
し、問題と成っている。しかも、ローラ機構部13が支
承ピン14より下方に配設されたため、シフトレバー1
の全長が比較的長く成りやすく、装置の高さ寸法が大き
くなる傾向にあり、取付けスペースの確保に問題を生じ
易いという問題もある。
【0008】一方、本出願人は本発明の前にセレクト操
作におけるディテント機構を出願(特願平6−6833
4号)している。この先願ではC型スプリングを用いて
ディテント機構を構成していた。本発明の目的は、シフ
トレバーのがたを排除でき、セレクト操作の信頼性が向
上し、かつ、小スペースな構造で変速操作装置としての
製品価値が増す自動変速機の変速操作装置を提供するこ
とにある。更に、上述の先願のディテント機構に比べレ
バー保持力が向上した変速操作装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、自動変速モードと手動変速モ
ードとを切換可能な自動変速機の変速操作装置におい
て、一端部にノブを有し、上記自動変速モードが選択さ
れる第1位置と上記手動変速モードが選択される第2位
置との間で切換操作可能なシフトレバーと、該シフトレ
バーの他端側で、同シフトレバーを上記第l位置と上記
第2位置との間で切換操作可能に支持する支持部材と、
上記シフトレバーが上記第1位置と上記第2位置との間
で切換操作される際に節度感を与えるとともに、上記シ
フトレバーを上記第1位置又は上記第2位置の何れかに
保持させるディテント部材とを備え、上記シフトレバー
は、上記第1位置と上記第2位置との間での切換操作時
に移動する移動部材と、上記第1位置と上記第2位置と
の間での切換操作時に移動しない非移動部材とを上記ノ
ブと上記支持部材との間に有し、上記移動部材と上記非
移動部材とが、上記シフトレバーのほぼ軸線上に沿って
配設され、上記ディテント部材が、上記移動部材と上記
非移動部材との間に設けられることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の自動変
速機の変速操作装置において、上記非移動部材は、上記
シフトレバーの切換操作方向における幅が上記シフトレ
バーの同方向における幅と略同一となるように形成され
ていることを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1
又は2記載の自動変速機の変速操作装置において、上記
ディテント部材は、上記移動部材と上記非移動部材との
何れか一方に形成される第1係合部及び第2係合部と、
上記移動部材と上記非移動部材との何れか他方に設けら
れる押圧部材により上記移動部材と上記非移動部材との
上記一方側へ押圧されて、上記自動変速モードのときに
上記第1係合部に係合し、上記手動変速モードのとき上
記第2係合部に係合する係合部材と、を有することを特
徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項1の発明は、自動変速モードと手動変速
モードとを切換可能な自動変速機の変速操作装置におい
て、一端部にノブを有し、上記自動変速モードが選択さ
れる第1位置と上記手動変速モードが選択される第2位
置との間で切換操作可能なシフトレバーと、該シフトレ
バーの他端側で、同シフトレバーを上記第l位置と上記
第2位置との間で切換操作可能に支持する支持部材と、
上記シフトレバーが上記第1位置と上記第2位置との間
で切換操作される際に節度感を与えるとともに、上記シ
フトレバーを上記第1位置又は上記第2位置の何れかに
保持させるディテント部材とを備え、上記シフトレバー
は、上記第1位置と上記第2位置との間での切換操作時
に移動する移動部材と、上記第1位置と上記第2位置と
の間での切換操作時に移動しない非移動部材とを上記ノ
ブと上記支持部材との間に有し、上記移動部材と上記非
移動部材とが、上記シフトレバーのほぼ軸線上に沿って
配設され、上記ディテント部材が、上記移動部材と上記
非移動部材との間に設けられる。この場合、シフトレバ
ーを自動変速モードに応じて操作すると、ディテント部
材の作動により、上記移動部材と上記非移動部材との間
に保持力を確保できる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の自動変
速機の変速操作装置における上記非移動部材は、上記シ
フトレバーの切換操作方向における幅が上記シフトレバ
ーの同方向における幅と略同一となるように形成されて
いるので、上記移動部材及び非移動部材の切換操作方向
における幅を比較的小さくできる。請求項3の発明は、
請求項1又は2記載の自動変速機の変速操作装置におけ
る上記ディテント部材は、上記移動部材と上記非移動部
材との何れか一方に形成される第1係合部及び第2係合
部と、上記移動部材と上記非移動部材との何れか他方に
設けられる押圧部材により上記移動部材と上記非移動部
材との上記一方側へ押圧される係合部材とを有し、係合
部材が上記自動変速モードのときに上記第1係合部に係
合し、上記手動変速モードのとき上記第2係合部に係合
し、それぞれの場合に上記移動部材と上記非移動部材と
の間に保持力を確保できる。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】図1に示す自動変速機の変速操作装置は、図
示しない乗用車のエンジンルームに配備される自動変速
機を運転席で遠隔操作するように配設される。ここで、
自動変速機の本体は例えば、複数の遊星歯車機構、同遊
星歯車機構の要素の回転を規制するクラッチやブレーキ
などの断続機構、同断続機構を油の流入、流出制御する
コントロールバルブなどを収容している。
【0018】変速操作装置20は自動変速と、マニュア
ル操作式のシフトレバーの如く手首を前後に回動すると
いった操作で変速が可能な手動変速との2つのモードに
応じた操作ができるように構成される。図1〜図3には
この変速操作装置の主要部の全体構成が示される。残る
図3〜図13には各部の構造、各部の断面ならびに操作
時の状態等が示してある。
【0019】変速操作装置の構造について説明する。変
速操作装置は車室中央に配備され、その車体前後方向
(X方向)に長く配備されたフレーム21を備え、この
フレーム21は下部フレーム22及び上部フレーム23
とを枠型に一体結合して形成される。下部フレーム22
は図1に示されるように前後部が斜め上方へ折り曲げら
れた金属板からなり、その金属板の水平方向に延びる中
央が底板部221、同底板部221の前後に延出する前
後板部222,223、底板部221より内方へ突き出
る据付部24、前後板部222,223より内方へ突き
出る前後据付部25,26がそれぞれ形成される。
【0020】また、前後板部222,223の上端は、
いずれも外側へコ字状に折り曲げられている。前板部2
22の外側面には前方に向かって水平に延びる据付座2
7が一体結合される。上部フレーム23は、前後方向に
延びる円弧状のプレート部28とディテントプレート部
29とを有している。これらプレート部28とディテン
トプレート部29は下部フレーム22の前後端間に跨る
ように並行に配置される。すなわち、両プレート部2
8,29は前後板部222,223の上端の前後のコ字
状部222a,223aの左右外側面にそれぞれ一体的
に接合される。
【0021】右側のディテントプレート部29の下面中
央には、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュ
ートラル)、D(ドライブ)といった自動変速の各ポジ
ションを規定する所定の溝形状を呈したディテント溝3
0が前後方向に連続して形成してある。更に、ディテン
トプレート部29の前後方向後側の下面には、複数の凹
部32が前後方向に沿って形成されている。具体的に
は、凹部32はポジション位置(選択位置)と同間隔で
連続するV字状溝32aで形成してある。これらプレー
ト部28とディテントプレート部29との上端中央間に
は、図4に示されるように長方形を成した矩形プレート
部33が一体に連結されている。このような各部が組み
合わされ、上部フレーム23の本体部が構成される。
【0022】矩形プレート部33の板面左側には、P
(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラ
ル)、D(ドライブ)といった各ポジションを有する長
孔よりなる自動変速操作用シフト路34が設けられ、同
じく板面の右側には、シフト路34と並行に手動操作用
のシフト路35が設けられている。このシフト路35
は、シフト路34のDポジションとなる選択位置から分
岐する接続路35aと連通し、前後方向に均等に延びる
長孔として形成される。フレーム21には自動変速操
作、手動変速操作に必要な機器が据え付けてある。
【0023】すなわち、図1に示すように、据付部24
の上面には、矩形枠状に形成された支持ベース36がボ
ルト止めされる。図2に示すように、支持ベース36の
左右壁の中央部間には金属製のシャフト37が掛け渡さ
れている。左右方向Yに配備されたこのシャフト37
は、その軸部分のうち、ディテントプレート部29を挾
む片側となる右側部分にはケーブルレバー38が設けら
れている。またディテントプレート部29を挾むもう片
側となるシャフト37の中央部分にはシフトレバー39
が設けられている。残るシャフト20の左側部分には後
述するスイッチレバー45が設けられている。つまり、
ケーブルレバー38及びスイッチレバー45はシフトレ
バー39を左右から挾む位置に配置してある。
【0024】ケーブルレバー38の本体部は、合成樹脂
製で、図9に示すように、下端部に左右方向に沿って開
口する支持口40を有し、上端部にばね据付座41を有
した略角柱状を成している。このケーブルレバー38は
シフトレバー39に臨む本体部の側面の中段には段部4
2が形成されていて、同中段を境として上側の厚みを寸
法下側の厚み寸法より薄くしてある。支持口40は、シ
ャフト37に回動自在に嵌挿されている。これにより、
ケーブルレバー38の全体を、シャフト37を支点とし
て車体前後方向に回動自在に支持してある。
【0025】また、上端部はディテント溝30の近くま
で延びている。ケーブルレバー38の背面には、金属板
より構成されたレバー部43の基部が嵌挿され、固定さ
れる。レバー部43の先端部は、ケーブルレバー38の
背面から車体前後方向の前側に向かって斜め上方へ延び
ている。そして、この先端部には、外側へ突出するピン
44が設けられる。このピン44は自動変速機本体側に
シフトケーブル46を介し機械的に連結される。そし
て、このシフトケーブル46をディテントプレート部2
9の前部に一体結合したケーブルブラケット部47で保
持させて、内索端をピン44に連結させている。これに
より、シフトケーブル29を通じて自動変速の選択操作
に必要な変位を自動変速機の本体側へ出力できるように
成っている。
【0026】また、ケーブルブラケット部47の側方に
は前据付部25の外面より突き出る方向に沿ってロック
ケーブルブラケット部48が配置される。ここで前据付
部25の外面より据付座27が延出し、その上面にロッ
クケーブルブラケット部48の下部が一体結合される。
ロックケーブルブラケット部48の先端上部にはケーブ
ル支持部481が設けられる。一方、ケーブルレバー3
8の上端のばね据付座41には、帯状の板ばね50の基
部がねじ止めされ、この板ばね50の先端がV字状溝3
2aに向かって延び、その先端にはディテントプレート
部29とは直角な方向に向けてローラ52が枢着され
る。このローラ52はV字状溝32aと係合離脱するシ
フト時にケーブルレバー38側に節度感を生じさせる。
【0027】一方、シフトレバー39は、図4に示すよ
うに、シャフト37からディテントプレート部29の側
方を通じて、シフト路34,35を形成する長孔、更に
は矩形プレート部33を上より覆うよう設けられた操作
パネル110のゲート110aを貫通し、同操作パネル
の上方に延びている。なお、ゲート110aはシフト路
34,35と同様の形状に形成されている。図8にはシ
フトレバー39の構造を示す。シフトレバー39は金属
性の本体53を備え、同本体の先端部はロッド状を成
し、基端部は二股コ字状に形成されている。
【0028】基端部は二股コ字状のままシャフト37側
に延び、ロッドの上端にはシフトノブ54が装着され
る。シフトレバー本体53のロッド側をレバー上半部5
5、二股体をレバー下半部56としてある。レバー下半
部56は、相互の空間が、側方、すなわち左右方向に開
放する一対の並行な板状部56aを有する。つまり、一
対の二股体56aはセレクト方向に沿って延びる板面に
構成してある。なお、板状部56aの離間寸法は、例え
ばケーブルレバー38の幅寸法と同等にしている。
【0029】板状部56aの先端部間には、同相互間を
埋めるような矩柱形を成した合成樹脂製の下部部材57
が板状部56aに対して摺動自在に収容されている。こ
の下部部材57の下部には、左右方向に貫通する支持孔
58が形成してある。
【0030】支持孔58はシャフト37に嵌挿される。
また、支持孔58には、シャフト37に設けられた貫通
孔37a(図6,図4参照)及び、板状部56a間を貫
通したセレクト軸としてのボルト59が嵌挿されてい
る。そして、このボルト59及びナット60にて、一対
の板状部56aと下部部材57とが相対的に回転自在に
連結されている。このため、下部部材57はシャフト3
7に一体的に取り付けられる。この枢支構造によってシ
フトレバー本体53は、ケーブルレバー21と共通の回
動軸線を支点として、シフト操作軸回りとなるシフト方
向に回動自在に支持されると共に、シフト操作軸と直行
するセレクト方向、すなわちセレクト回転軸であるボル
ト59回りに揺動自在に支持される。
【0031】なお、図9に示すように、ケーブルレバー
38の本体にはその段部42の下側でシフト方向対向側
面にストッパ部114が突設される。このストッパ部1
14はシフトレバー39との対向する側面に当接面11
4aが形成され、後述のシフトレバー39側の弾性部材
としてのゴムクッション115に当接可能に形成され
る。さらに、ケーブルレバー38の上端部はディテント
溝30の近くまで延びている。ケーブルレバー38の背
面には、金属板より構成されたレバー部43の基部が嵌
挿され、固定される。レバー部43の先端部は、ケーブ
ルレバー38の背面から車体前後方向の前側に向かって
斜め上方へ延びている。そして、この先端部には、外側
へ突出するピン44が設けられる。
【0032】このピン44は自動変速機本体側にシフト
ケーブル46を介し機械的に連結される。そして、この
シフトケーブル46をディテントプレート部29の前部
に一体結合したケーブルブラケット部47で保持させ
て、内索端をピン44に連結させている。これにより、
シフトケーブル29を通じて自動変速の選択操作に必要
な変位を自動変速機の本体側へ出力できるように成って
いる。また、ケーブルブラケット部47の側方には前据
付部25の外面より突き出る方向に沿ってロックケーブ
ルブラケット部48が配置される。ここで前据付部25
の外面より据付座27が延出し、その上面にロックケー
ブルブラケット部48の下部が一体結合される。ロック
ケーブルブラケット部48の先端上部にはケーブル支持
部481が設けられる。
【0033】一方、ケーブルレバー38の上端のばね据
付座41には、帯状の板ばね50の基部がねじ止めさ
れ、この板ばね50の先端がV字状溝32aに向かって
延び、その先端にはディテントプレート部29とは直角
な方向に向けてローラ52が枢着される。このローラ5
2はV字状溝32aと係合離脱するシフト時にケーブル
レバー38側に節度感を生じさせる。一方、シフトレバ
ー39は、図4に示すように、シャフト37からディテ
ントプレート部29の側方を通じて、シフト路34,3
5を形成する長孔、更には矩形プレート部33を上より
覆うよう設けられた操作パネル110のゲート110a
を貫通し、同操作パネルの上方に延びている。なお、ゲ
ート110aはシフト路34,35と同様の形状に形成
されている。
【0034】図8にはシフトレバー39の構造を示す。
シフトレバー39は金属性の本体53を備え、同本体の
先端部はロッド状を成し、基端部は二股コ字状に形成さ
れている。基端部は二股コ字状のままシャフト37側に
延び、ロッドの上端にはシフトノブ54が装着される。
シフトレバー本体53のロッド側をレバー上半部55、
二股体をレバー下半部56としてある。レバー下半部5
6は、相互の空間が、側方、すなわち左右方向に開放す
る一対の並行な板状部56aを有する。つまり、一対の
二股体56aはセレクト方向に沿って延びる板面に構成
してある。なお、板状部56aの離間寸法は、例えばケ
ーブルレバー38の幅寸法と同等にしている。
【0035】板状部56aの先端部間には、同相互間を
埋めるような矩柱形を成した合成樹脂製の下部部材57
が板状部56aに対して摺動自在に収容されている。こ
の下部部材57の下部には、左右方向に貫通する支持孔
58が形成してある。支持孔58はシャフト37に嵌挿
される。また、支持孔58には、シャフト37に設けら
れた貫通孔37a(図6,図4参照)及び、板状部56
a間を貫通したセレクト軸としてのボルト59が嵌挿さ
れている。そして、このボルト59及びナット60に
て、一対の板状部56aと下部部材57とが相対的に回
転自在に連結されている。このため、下部部材57はシ
ャフト37に一体的に取り付けられる。
【0036】この枢支構造によってシフトレバー本体5
3は、ケーブルレバー21と共通の回動軸線を支点とし
て、シフト操作軸回りとなるシフト方向に回動自在に支
持されると共に、シフト操作軸と直行するセレクト方
向、すなわちセレクト回転軸であるボルト59回りに揺
動自在に支持される。これにより、シフトレバー39は
シフト路34,35内、それらをつなぐ接続路35a内
に対して、レバー操作が自在となる。例えばディテント
溝30で最後方の位置に規定されたDポジション位置を
起点とすると、シフトレバー39は、同位置から前方
向、同じくシフト路35に向かう横方向へ回動操作がで
きる。
【0037】また下部部材57の左右方向両端側は、ケ
ーブルレバー38の下部とこのケーブルレバーとは反対
側に配置されたスイッチレバー45の下部との間に挾ま
れて位置規制され、これによって下部部材57の全体は
シャフト37と共にシフト方向に回動変位するがセレク
ト方向には回動変位しないようにしてある。下部部材5
7と後述するガイド部材63の間にセレクト操作時に節
度感を生じさせるディテント部材Dが配設される。ここ
で、下部部材57の上部にはセレクト軸を成すボルト5
9の長手方向に沿って矩形溝571が形成され、しかも
矩形溝571の底部には一対の縦穴572が並設され
る。各縦穴572にはそれぞれコイル状の圧縮スプリン
グ61が嵌挿され、その矩形溝571側端は矩形溝57
1に嵌挿されるローラ62に当接し、ローラ62を矩形
溝571の底部より上方にそれぞれ押圧可能に構成され
る。
【0038】下部部材57の直上には合成樹脂製のガイ
ド部材63が配備される。このガイド部材63は、板状
部56a間の空間を埋めるような短柱状を成した本体部
63aを有し、その側部は板状部56aにねじ止め固定
されている。下部部材57の上部と対向するガイド部材
63の下壁にはセレクト軸であるボルト59の長手方向
に沿って円弧状の溝部641,642が所定間隔を保っ
てそれぞれ形成されている。ここで、ガイド部材63の
本体部63aの下面の円弧状の溝部641,642と、
ローラ62と、押圧部材である圧縮スプリング61と、
ローラ受け部材611とでセレクト方向の節度感を発生
させるディテント部材Dが構成される。
【0039】なお、ローラ受け部材611は、圧縮スプ
リング61とローラ62との間に配設されており、ロー
ラ62の転がり抵抗を低減するようになっている。ここ
でシフトレバー39が自動変速モードにある場合、溝部
641にローラ62が係合され、手動変速モードにある
場合、溝部642にローラ62が係合されるように構成
される。ローラ62はシフト路34とシフト路35との
間のレバー操作時に係合位置を溝部641,642の一
方より他方へ切り換え、その際、ローラ62が矩形溝5
71の底部側に退却移動する際に圧縮スプリング61を
圧縮変形させる。この圧縮スプリング61の圧縮変形量
はシフトレバー39をケーブルレバー38やスイッチレ
バー45側にセレクト操作する際の変位に応じて増減変
化する。
【0040】この際、図13に示すように、シフトレバ
ー39上の圧縮スプリング61は自由状態でE1に位置
すると仮定する。ここで、溝部641,642にローラ
62が係合される際に圧縮スプリング61は初期圧縮変
形量d1だけ変形されて初期位置e2に保持されるとす
る。このような状態で、シフトレバー39がセレクト軸
(ボルト59の中心線)回りに揺動され、セレクト操作
されるに伴い、ローラ62は溝部641の谷より離脱
し、ピーク部fを通過して、溝部642の谷に向けて移
動する。この場合、圧縮スプリング61は初期圧縮変形
量d1を増減させ、ピーク部fの通過時に圧縮スプリン
グ61の圧縮変形量deが最大となる。また、圧縮スプ
リング61はセレクト操作角θ内で、圧縮変形が初期圧
縮変形量d1以上に保持されるので、この弾性押圧力が
シフトレバー39の下部部材57側に対するセレクト方
向のがたを規制できる。しかも、シフトレバー39のシ
フト路34及びシフト路35間でのセレクト操作時にお
いて、圧縮変形量de相当の操作力がセレクト時の節度
感を操作者に対し与えることができる。
【0041】一方、図8に示すように、ガイド部材63
の上面にはガイド筒65が形成され、この筒内にはコイ
ルスプリング66が収容される。ガイド筒65の直上に
位置する二股状のレバー下半部体56内には、摺動子6
9が摺動自在に収容される。摺動子69は、一対の板状
部56a間の空間を埋めるような略短柱状を成してい
る。この摺動子69の板状部56a間と対向する両側面
には、板状部56aの内壁面と摺接自在な一対の摺接面
68が形成されている。摺動子69の内部には、下方に
開口する受け口79(図5参照)が形成され、ここには
コイルスプリング66とガイド筒65が摺動自在に嵌挿
される。
【0042】摺動子69の上端部は、ロッド55内に摺
動自在の嵌挿された中実軸よりなるロッド80の下端部
が連結されている。このロッド55の上端部はシフトノ
ブ54に装着された操作ボタン81に連結してあり、操
作ボタン81を押操作すると摺動子69が押し下げられ
るようにしてある。ディテントプレート部29に向く摺
動子69の側面には、金属性のディテントピン82が突
設され、ディテントプレート部29側に突出している。
このディテントピン82は、ディテントプレート部29
のディテント溝30で規制される各ポジション(P,
R,N,D)と係脱自在と成っている。
【0043】こうした構成により、接続路35aからシ
フト路34のDポジションに向かってレバー操作をする
と、ディテントピン82が、ディテント溝30のDポジ
ションと対応する溝に係合する。むろん、シフト路34
内でのレバー操作により、ディテントピン82はディテ
ント溝30で規制された各ポジション位置へ位置決めさ
れる。また、操作ボタン81を押圧操作すれば、ディテ
ントピン82が係合を解除する方向へ駆動され、ディテ
ント溝30で規制された各ポジション位置の溝から離脱
できるようにしてある。
【0044】摺動子69のディテントピン82が突出す
る側とは反対側の側面には、同ディテントピン82より
低い位置にシフトロック用の係合部83が形成されてい
る。この係合部83は摺動子69の側面に、同摺動子6
9の軸心方向とは直角方向に延びる一対の並行なリブ8
4を有して成る。そして、このリブが板状部56a間の
開放部分から側方へ突き出て、後述するロックカム98
の係合ピン100を受ける溝を形成している。
【0045】ところで、図1の変速操作装置では、シフ
トレバー39は、自動変速モードにあるとケーブルレバ
ー38と一体的に回動し、手動変速モードにあるとスイ
ッチレバー45と一体的に回動すべく選択的に連結可能
に構成されている。シフトレバー39とこれを挾むケー
ブルレバー38及びスイッチレバー45との内の一方、
すなわちガイド部材63の両側面には突出部としての係
合凸部85a、85aが設けられる。また他方のケーブ
ルレバー38及びスイッチレバー45には、それぞれ係
合凸部85aと係脱する係合凹部85bが設けられてい
る。
【0046】ここでは、これら係合凸部85a及び係合
凹部85bがシフトレバー39を第1及び第2部材に連
結可能な断接手段を構成する。ガイド部材63の両側の
係合凸部85a、85aは、いずれもガイド部材63の
厚み方向中央となる側面部分を側方へ台形板状に突出さ
せてなる嵌挿部86を有している。各嵌挿部86の先端
部には、幅方向両端から前方へ突き出るリブ状の挿入ガ
イド87が設けられる。挿入ガイド87は先端に向かう
に従って厚みが薄くなるような傾斜面が形成されてい
て、嵌挿部86を係合凹部85bに対して嵌挿しやすく
している。
【0047】また挿入ガイド87及び嵌挿部86の上位
置部分は切欠され、同切欠部分に嵌挿部86の厚さ方向
に弾性変位可能な弾性片88が形成してある。この弾性
片88の先端部は挿入ガイド87と同様に傾斜面を形成
される。そして、この弾性片88の傾斜面は、嵌挿部8
6側の挿入ガイド87の斜面よりも厚さ方向において外
側に突き出た位置に配置され、第1あるいは第2部材で
あるケーブルレバー38やスイッチレバー45の係合凹
部85bの係合面に対して確実に弾性嵌合させることが
でき、断接用のディテント手段としての機能を発揮でき
る。
【0048】ここで、ケーブルレバー38の係合凹部8
5bは、図5,図9に示されるように、係合凸部85a
と対応してケーブルレバー38の下部前面に設けた係合
口89から構成される。この係合口89は嵌挿部86の
外形に対応した上下方向に延びる細長の開口部から形成
してある。これにより、シフトレバー39がシフト路3
4にある時には、嵌挿部86の全体は係合口89に嵌挿
されるようにしてあり、係合口89内に弾性片88が弾
性変位した状態で嵌合し、保持力を確保でき、シフトレ
バー39とケーブルレバー38との相互を係合保持する
ようにしてある。
【0049】この係合により、シフトレバー39がシフ
ト路34内にあるとき、すなわち、自動変速操作時は、
ケーブルレバー38はシフトレバー39のレバー操作に
連動してシフト方向に操作される。ここで、ディテント
プレート部29に設けたV字状溝32aは自動変速操作
の各ポジション位置に応じて配列してあるから、この時
のシフト方向のレバー操作に伴い、ローラ52は各ポジ
ション位置毎、V字状溝32aの山部を順に乗り越える
こととなる。このローラ52がV字状溝32aの山を乗
り越えていくのを利用して、シフト時の節度感を発生さ
せている。
【0050】ところで、延出部108bの前部にはシフ
トアップ検知用の+スイッチ95が、後部にはシフトダ
ウン検知用の−スイッチ96が装着される。+/−スイ
ッチ95,96はそれぞれアーマチュア95a,96a
の先端が手動変速モードにおいてシフト作動するシフト
レバー39の側面に当接可能に配備される。スイッチレ
バー45は図5,図10に示されるように、上方に開く
扇形に形成されたブロックよりなる本体部90を有す
る。この本体部90の下部には扇形の軸心に沿って延び
る回動支点部91が形成されている。回動支点部91に
形成された支持孔91aは、シフトレバー39を挾んで
ケーブルレバー38とは反対側のシャフト部分に回動自
在に嵌挿され、本体部90の全体をシフトレバー39及
びケーブルレバー38と共通なシャフト37を中心とし
て、シフト方向に回動自在に支持させている。
【0051】この支持によって、スイッチレバー45の
傾斜した両側面が下部フレーム22の前板部222及び
後板部223と向き合うように配置させてある。またこ
の支持を利用して、ケーブルレバー38とスイッチレバ
ー45とを下部部材57の両側に挾み付けるように配置
させている。本体部90のシフトレバー39側に傾く前
面90aは、シフト路35において操作されるシフトレ
バー39と干渉しない範囲で傾斜している。
【0052】図4に示したように、シフトレバー39に
は弾性部材としてのゴムクッション115が装着され、
このクッションはスイッチレバー45の前面90a(図
10参照)の一部に当接する。ゴムクッション115は
シフトレバー39がスイッチレバー45に接近した際に
最初に当接し、ゴムクッション115を圧縮変形して両
レバーの当接時の衝撃を低減できる。また、本体部90
の両側面とこれと対向する下部フレーム22の前板部2
22及び後板部223の間には、スイッチレバー45を
中立位置に保持する中立保持部材として、一対の中立付
勢ユニット112(図1,図4参照)が配置される。
【0053】中立付勢ユニット112は図示しないスプ
リングの弾性力でスイッチレバー45を両側より挾み付
け、中立位置に保持する。また、本体部90の後傾した
前面90aの中央には、スイッチレバー45側へ突き出
るガイド部材63の係合凸部85aを挿脱可能に嵌挿す
る係合凹部85bが設けられる。係合凹部85bは係合
凸部85aと対向する前面90aの上段部分に同嵌挿部
86に対応した細長形状を成す係合口92を形成され
る。
【0054】これにより、シフトレバー39がシフト路
34からシフト路35へ操作されるに従って、スイッチ
レバー45側に張り出す嵌挿部86等が係合口92に嵌
挿され、弾性的にシフトレバー39とスイッチレバー4
5とを係合保持できる。この係合により、シフトレバー
39がシフト路35内にあるとき、すなわち、手動変速
操作時には、中立状態のスイッチレバー45は、シフト
レバー39のレバー操作に連動して、シフトアップある
いはシフトダウンといったシフト方向へ操作される。
【0055】また係合凸部85aと係合凹部85bとが
機能することによって、シフトレバー39はケーブルレ
バー38及びスイッチレバー45の一方に係合され、他
方より解除されるという係合状態を交互に切り換える。
すなわち、シフトレバー39のセレクト方向のレバー操
作で、自動変速操作及び手動変速操作の内のどちらか一
方のみを選択できるように成っている。係合口92は本
体部90の内部を通じて後面90b側に開口している。
この係合口92にはスイッチレバー45の後面90b側
にビス止めした手動変速モード検知スイッチ97のアー
マチュア97aが配備される。これにより、シフトレバ
ー39がシフト路35に投入されるとアーマチュア97
aが嵌挿部86との当接により変位して手動変速モード
検知スイッチ97をオンオフさせ、シフトレバー39が
シフト路35に投入されたことを検知できるようにして
ある。
【0056】手動変速モード検知スイッチ97、+/−
スイッチ95,96は図示しないT/M制御装置に接続
される。なおT/M制御装置には、自動変速モードの外
に手動変速モードが設定してあり、手動変速モード検知
スイッチ97からの検知信号で手動変速モードに切り換
える機能、+スイッチ95からの検知信号で手動変速モ
ードに基づき自動変速機の変速段をシフトアップ側に操
作する機能、−スイッチ96からの検知信号で手動変速
モードに基づき自動変速機の変速段をシフトダウン側に
操作する機能などが設定されていて、シフト路35内で
の前側、後側のレバー操作に連動して、所望とする変速
が行なわれるようにしてある。
【0057】一方、プレート部28とディテントプレー
ト部29間であって、Pポジション位置より前方と成る
位置には、シフトロック装置を構成するシフトロック用
のロックカム98が設けられている。ロックカム98は
プレート状を成し、中央部にボス部99が突き出てお
り、同部がプレート部28とディテントプレート部29
との内面に回動自在に枢支してある。また、ロックカム
98はボス部99を挾んで後部となるシフトレバー39
側に係合ピン100を有し、前部と成る反対側に図示し
ないシフトロックピンの係脱用の円弧形の係止部101
を有し、更にボス部99の上部に図示しないキーインタ
ロック機構に接続される接続ピン102を有している。
【0058】ここで、係合ピン100はPポジションに
シフトレバー39が配置されるに伴い、シフトレバー3
9の係合部83に挿入され、シフトロックするようにし
てある。なお、ロックカム98、係合ピン100、係止
部101、シフトロックピン105、接続ピン102等
により図示しないシフトロック、キーインタロック機構
が機能するように構成されている。次に、本装置の作用
を説明する。
【0059】始めに、シフトレバー39がPポジション
にあるとする。ここで図示しないキーインタロック機構
が解除され、次いで、図示しないブレーキペダルを踏み
込むと、シフトロックが解除される。すなわち、図示し
ないシフトロックピンが係止部101より離脱し、ロッ
クカム98が回動自在となり、更に、シフトノブの操作
ボタン81が押圧操作されて、ロックカム98をシフト
レバー39の係合部83との係合が解除される方向へ回
動変位させる。更に、ディテントピン82は摺動子69
との下降変位に従って、ディテント溝30で規制された
Pポジションの解除位置にまで駆動され、ディテント溝
30から離脱し、シフト方向への操作が可能と成る。
【0060】次いで、シフトレバー39を回動操作し
て、シフト路34内のDポジションに回動操作する。こ
の時、ポジションが変わる都度、ローラ52の係合する
溝が順次変わりシフト用の節度感を生じさせる。この
際、シフトレバー39とケーブルレバー38は、係合凸
部85a側の弾性片88が、係合凹部85bに弾性嵌合
する。このため、シフトレバー39の回動操作に連動し
て、ケーブルレバー38はがた無く一体的に回動変位で
きる。シフトレバー39がDポジションに達すると、自
動変速機の本体側は自動変速モードのDレンジに切り換
わり、ここで自動変速機はアクセル開度、走行速度など
といった各種車両走行情報にしたがって制御される。
【0061】ここで、シフトレバー39がケーブルレバ
ー38側よりスイッチレバー45側にセレクト操作され
ると、シフトレバー39の係合凸部85a側の弾性片8
8が中立状態にあるスイッチレバー45の係合凹部85
bに確実に弾性嵌合する。このセレクト操作では、弾性
片88の弾性嵌合によって操作者に断接時における節度
感を与える。ここでも、弾性嵌合によって生じる保持力
でシフトレバー39とスイッチレバー45を一体的に連
結でき、このため、シフトレバー39の回動操作に連動
して、スイッチレバー45はがた無く一体的に回動変位
する。同時に、今までオフ状態であった手動変速モード
検知スイッチ97はそのアーマチュア97aが係合凸部
85aの押圧動作を受けてオン操作され、自動変速モー
ドから手動変速モードに切換る。
【0062】このシフトレバー39が接続路35aより
シフト路35側にセレクト操作される際、操作力が過大
であったとすると、シフトレバー39上のゴムクッショ
ン115がスイッチレバー45の前面90aに当接して
圧縮変形して衝撃を吸収し、シフトレバー39がシフト
路35の縁部に当接する時の衝撃エネルギは十分小さ
く、打音が問題とならい程度に低減する。逆に、シフト
レバー39が接続路35aよりシフト路34側にセレク
ト操作される際、操作力が過大であった場合も、シフト
レバー39上のゴムクッション115がケーブルレバー
のストッパ部114の当接面114aに当接して圧縮変
形して衝撃を吸収し、シフトレバー39がシフト路34
の縁部に当接する時の衝撃エネルギは十分小さく、打音
が問題とならい程度に低減する。
【0063】この状態に達した後、両中立付勢ユニット
112の付勢力によって中立位置に保持されているシフ
トレバー39をシフト路前端のシフトアップ変位位置
(+側位置)或いはシフト路後端のシフトダウン変位位
置(−側位置)へ回動操作すれば、+/−スイッチ9
5,96が選択的にオンオフされる。この+スイッチ9
5からの検知信号、−スイッチ96からの検知信号に応
じて図示しないT/M制御装置が自動変速機の変速段を
シフトアップ或いはシフトダウン側へ操作するので、マ
ニュアル操作で所望とする変速段での変速が成される。
【0064】以上のように、図1の自動変速機の変速操
作装置は、シフトレバー39を自動変速モードと手動変
速モードとの間で切換可能に支持するセレクト軸として
のボルト59と、シフトレバー39のセレクト操作方向
側にそれぞれ配設され、各変速モード時にシフトレバー
と一体とされるケーブルレバー38及びスイッチレバー
45と、ケーブルレバー38及びスイッチレバー45と
シフトレバー39とを互いに連結するガイド部材63
と、ボルト59に固定され且つシフトレバー39と一体
的に回動すると共に自動変速モード時と手動変速モード
時とで相対的に異なる位置で係合する下部部材57と、
シフトレバー39と下部部材57との間に挟持されるデ
ィテント部材Dとを備え、このディテント部材Dがロー
ラ62と、ガイド部材63側に形成された第1溝641
及び第2溝642と、ローラ62を第1溝641及び第
2溝642側へ付勢する圧縮スプリング61とからな
る。
【0065】この場合、シフトレバー39を自動変速モ
ードに応じて操作すると下部部材57に支持されたロー
ラ62が第1溝641と係合し、手動変速モードに応じ
て操作するとローラ62が第2溝642と係合し、その
際、圧縮スプリング61の圧縮変形量相当の操作力がセ
レクト時の節度感を操作者に対し与えることができる。
しかも、ガイド部材63と下部部材57との間に保持力
を確保でき、シフトレバー39のがたを排除でき、セレ
クト操作の信頼性が向上し、変速操作装置としての製品
価値が増す。
【0066】更に、下部部材57に複数の圧縮スプリン
グ61が収納されたので、ローラ62が溝部641或い
は溝部642に選択的に係合し、離脱する際に、シフト
レバー側の各溝の長手方向に対してコイルスプリングの
弾性力を加えることができ、スムーズな切り換え作動が
成され、特にシフトレバーのシフト方向に沿って並列に
複数備えられた圧縮スプリング61の弾性力をローラ6
2を介して均等に加えることができ、誤作動を防止で
き、耐久性を向上させることができる。
【0067】更に、図11に示すように、ローラ62に
対して第1溝641或いは第2溝642が円弧状に形成
され、しかも溝幅B1がローラ62の直径Rより小さく
形成されているので、ローラ62は円弧状の溝部641
或いは溝部642に2位置で線接触するので接触面積が
増え、しかも、ガイド部材63が合成樹脂製のため、ロ
ーラ62と溝部641とは帯状の接触面を保持でき、保
持力を十分に確保でき、シフトレバー39をセレクト方
向のがた無く保持できる。更に、ディテント部材Dがボ
ルト59より上方に設けられたので、装置の高さ寸法を
低減でき、装着性が向上し、しかも、ディテント部材が
シフトレバー39のがたを抑えることができる。
【0068】更に、シフトレバー39に、各変速モード
切換え時におけるシフトレバー停止機能を備え、同停止
機能は、各変速モード切換え時にケーブルレバー38及
びスイッチレバー45と弾性的に接触するゴムクッショ
ン115からなり、このゴムクッション115がセレク
ト時の衝撃を吸収でき打音を低減できる。更に、ローラ
62はガイド部材と下部部材とで直接挟持されるため、
構成の簡素化を図れ、しかもローラ62が自由な両端を
有するので、セレクト操作時にローラが転がる際のフリ
クションが小さく、ローラ62がスムーズに作動でき、
耐久性を向上させることができる。
【0069】上述のところにおいて、ディテント部材D
を成すローラ62が係合する第1溝641或いは第2溝
642は円弧状に形成されていたが、この円弧状の第1
溝641或いは第2溝642に代えて、図12に示すよ
うに、ローラ62がV字状の第1溝643或いは第2溝
644に係合し離脱するように構成されても良い。この
場合も溝幅B2がローラ62の直径Rより小さく形成さ
れ、ローラ62は溝部643或いは溝部644に線接触
し、しかも、ガイド部材63が合成樹脂製のため、ロー
ラ62と溝部641とは2線接触となり、保持力を十分
に確保でき、シフトレバー39をセレクト方向のがた無
く保持できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、自動
変速モードと手動変速モードとを切換可能な自動変速機
の変速操作装置において、一端部にノブを有し、上記自
動変速モードが選択される第1位置と上記手動変速モー
ドが選択される第2位置との間で切換操作可能なシフト
レバーと、該シフトレバーの他端側で、同シフトレバー
を上記第l位置と上記第2位置との間で切換操作可能に
支持する支持部材と、上記シフトレバーが上記第1位置
と上記第2位置との間で切換操作される際に節度感を与
えるとともに、上記シフトレバーを上記第1位置又は上
記第2位置の何れかに保持させるディテント部材とを備
え、上記シフトレバーは、上記第1位置と上記第2位置
との間での切換操作時に移動する移動部材と、上記第1
位置と上記第2位置との間での切換操作時に移動しない
非移動部材とを上記ノブと上記支持部材との間に有し、
上記移動部材と上記非移動部材とが、上記シフトレバー
のほぼ軸線上に沿って配設され、上記ディテント部材
が、上記移動部材と上記非移動部材との間に設けられ
る。
【0071】この場合、シフトレバーを自動変速モード
に応じて操作すると、ディテント部材の作動により、上
記移動部材と上記非移動部材との間に保持力を確保で
き、シフトレバーのがたを排除でき、セレクト操作の信
頼性が向上し、変速操作装置としての製品価値が増す。
請求項2の発明は、特に、上記非移動部材は、上記シフ
トレバーの切換操作方向における幅が上記シフトレバー
の同方向における幅と略同一となるように形成されてい
るので、構造を簡素化でき、上記移動部材及び非移動部
材の切換操作方向における幅を比較的小さくでき、シフ
ト装置の小型化を図る上で有効である。
【0072】請求項の発明は、特に、上記移動部材と
上記非移動部材との何れか一方に形成される第1係合部
及び第2係合部と、上記移動部材と上記非移動部材との
何れか他方に設けられる押圧部材により上記移動部材と
上記非移動部材との上記一方側へ押圧される係合部材と
を有し、係合部材が上記自動変速モードのときに上記第
1係合部に係合し、上記手動変速モードのとき上記第2
係合部に係合し、それぞれの場合に上記移動部材と上記
非移動部材との間に保持力を確保でき、変速操作装置と
しての製品価値が増す。
【0073】
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての自動変速機の変速操
作装置の側面図である。
【図2】図1の変速操作装置の後面図である。
【図3】図1の変速操作装置の斜め後方の斜視図であ
る。
【図4】図1の変速操作装置の要部分解斜視図である。
【図5】図1の変速操作装置のシフトレバー、ケーブル
レバー及びスイッチレバーの切欠断面である。
【図6】図1の変速操作装置のシフトレバーの切欠断面
である。
【図7】図1の変速操作装置のシフトレバー、ケーブル
レバー及びスイッチレバーの他の態様での切欠断面図で
ある。
【図8】図1の変速操作装置のシフトレバーの分解斜視
図である。
【図9】図1の変速操作装置のケーブルレバーの斜視図
である。
【図10】図1の変速操作装置のスイッチレバーの斜視
図である。
【図11】図1の変速操作装置で用いるディテント部材
の拡大要部切欠断面図である。
【図12】図1の変速操作装置で用いるディテント部材
の変形例としての拡大要部切欠断面図である。
【図13】図1の変速操作装置で用いるディテント部材
のスプリングが示す圧縮変形の説明図である。
【図14】従来装置の正面断面図である。
【図15】従来装置の切欠平面図である。 20 変速操作装置 28 プレート部 29 ディテントプレート部 33 矩形プレート部 37 シャフト 38 ケーブルレバー 39 シフトレバー 45 スイッチレバー 57 下部部材 571 矩形溝 572 縦穴 58 支持孔 59 ボルト 61 スプリング 62 ローラ 63 ガイド部材 641 溝部 642 溝部 66 スプリング 69 摺動子 115 ゴムクッション D ディテント部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−89065(JP,A) 特開 昭61−157855(JP,A) 特開 平6−249336(JP,A) 実開 昭62−32414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12 G05G 1/00 - 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速モードと手動変速モードとを切換
    可能な自動変速機の変速操作装置において、 一端部にノブを有し、上記自動変速モードが選択される
    第1位置と上記手動変速モードが選択される第2位置と
    の間で切換操作可能なシフトレバーと、 該シフトレバーの他端側で、同シフトレバーを上記第l
    位置と上記第2位置との間で切換操作可能に支持する支
    持部材と、 上記シフトレバーが上記第1位置と上記第2位置との間
    で切換操作される際に節度感を与えるとともに、上記シ
    フトレバーを上記第1位置又は上記第2位置の何れかに
    保持させるディテント部材とを備え、 上記シフトレバーは、上記第1位置と上記第2位置との
    間での切換操作時に移動する移動部材と、上記第1位置
    と上記第2位置との間での切換操作時に移動しない非移
    動部材とを上記ノブと上記支持部材との間に有し、 上記移動部材と上記非移動部材とが、上記シフトレバー
    のほぼ軸線上に沿って配設され、 上記ディテント部材が、上記移動部材と上記非移動部材
    との間に設けられることを特徴とする自動変速機の変速
    操作装置。
  2. 【請求項2】請求項2記載の自動変速機の変速操作装置
    において、 上記非移動部材は、上記シフトレバーの切換操作方向に
    おける幅が上記シフトレバーの同方向における幅と略同
    一となるように形成されていることを特徴とする自動変
    速機の変速操作装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の自動変速機の変速操
    作装置において、 上記ディテント部材は、 上記移動部材と上記非移動部材との何れか一方に形成さ
    れる第1係合部及び第2係合部と、 上記移動部材と上記非移動部材との何れか他方に設けら
    れる押圧部材により上記移動部材と上記非移動部材との
    上記一方側へ押圧されて、上記自動変速モードのときに
    上記第1係合部に係合し、上記手動変速モードのとき上
    記第2係合部に係合する係合部材と、 を有することを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
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