JPH08113120A - 自動変速操作装置 - Google Patents

自動変速操作装置

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JPH08113120A
JPH08113120A JP27572994A JP27572994A JPH08113120A JP H08113120 A JPH08113120 A JP H08113120A JP 27572994 A JP27572994 A JP 27572994A JP 27572994 A JP27572994 A JP 27572994A JP H08113120 A JPH08113120 A JP H08113120A
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JP
Japan
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shift
brake
bracket
lever
operation lever
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Application number
JP27572994A
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English (en)
Inventor
Yutaka Sakamoto
豊 坂本
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1本の操作レバーでシフト操作とパーキング
ブレーキ操作とを選択的にできるものにおいて、操作レ
バーのシフト位置がパーキングレンジでないとパーキン
グブレーキ操作ができないようにする。 【構成】 操作レバー3をシフト用ガイド部10aでガ
イドして前後回動させると、シフトブラケットで自動変
速機が各レンジにシフトされる一方、操作レバー3をパ
ーキングレンジPを介して前後方向のブレーキ用ガイド
部10bに切り替えた後、前後回動させると、ブレーキ
ブラケット21でパーキングブレーキ7が入切ON・O
FFされる。操作レバー3がシフト用ガイド部10aで
ガイドされているときは、ブレーキブラケット21は、
OFFに保持されると共に、ブレーキ用ガイド部10c
でガイドされているときは、シフトブラケット20は、
パーキングレンジPに保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速操作装置に関
し、詳しくは、1本の操作レバーでシフト操作とパーキ
ングブレーキ操作とを選択的にできるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車では、シフト用の操作レ
バーとパーキングブレーキ用の操作レバーとは別々に設
けられていて、2本の操作レバーを選択的に持ち替えて
操作するのが普通であるが、両操作レバーの操作がスム
ーズに行えないことが多い。また、両操作レバーは、自
動車のフロアの隣接した位置に設ける場合が多く、設置
スペースの制約が大きい等の問題がある。
【0003】このため、図4に示すように、チェンジベ
ース1の支持軸2に操作レバー3を前後回動(矢印A参
照)及び左右回動(矢印B参照)自在に支持して、操作
レバー1を右側のシフト用開口部4aで前後方向にガイ
ドするときは、自動変速機5に連結したシフトブラケッ
ト6の切欠き6aに操作レバー1が係合して、シフトブ
ラケット6の前後回動でシフト操作ができる一方、操作
レバー1を左側のブレーキ用開口部4b側に回動させ
て、該ブレーキ用開口部4bで前後方向にガイドすると
きは、パーキングブレーキ7に連結されたブレーキブラ
ケット8の上端部8aに操作レバー1が係合して、ブレ
ーキブラケット8の前後回動でブレーキ操作ができるよ
うにした自動変速機用変速及びパーキングブレーキ操作
装置が提案されている(実開平1−59768)。該装
置では、1本の操作レバー3でシフト操作とパーキング
ブレーキ操作とを選択的にできるようになり、両操作が
スムーズに行えると共に、設置スペースの制約も少なく
なるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バー3がどのシフト位置であっても、操作レバー3でパ
ーキングブレーキ操作ができるから、例えば、操作レバ
ー3がドライブレンジにシフトされている状態で、パー
キングブレーキを入(オン)操作しているとき、誤って
アクセルを踏み込むと、パーキングブレーキがオン状態
で自動車が走行する、いわゆる引きずり走行を起こし
て、パーキングブレーキが損傷する危険がある。また、
パーキングブレーキを充分に入操作していないと、クリ
ープ現象により、自動車が勝手に走行する危険もある。
【0005】さらに、ノブ3aを押したままで操作レバ
ー3を前回動してパーキングブレーキを切(オフ)操作
し、シフト操作をしようとする場合、操作レバー3がシ
フトブラケット4の切欠き4aに係合するように、操作
レバー3を手探り状態で前後回動させる必要がある。し
かも、運転者がどのシフト位置(例えば、ドライブレン
ジ)でパーキングブレーキ操作をしたかを覚えていれば
よいが、それを忘れたときは、操作レバー3が切欠き4
aに係合するまでシフト位置が分かりにくいという不安
があり、シフト位置を誤って覚えていれば(例えば、実
際のシフト位置はバックレンジであるのに、ドライブレ
ンジであったと覚えていたとき)、アクセルの踏み込み
で自動車が不意にバックする等の危険がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、1本の操作レバ
ーでシフト操作とパーキングブレーキ操作とを選択的に
できるものにおいて、操作レバーのシフト位置がパーキ
ングレンジでないとパーキングブレーキ操作ができない
ようにして、誤操作に起因する各種の危険を未然に防止
できる自動変速操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、チェンジベースの支持軸に、操作レバー
が前後回動及び左右回動自在に支持され、自動変速機に
連結されたシフトブラケットと、パーキングブレーキに
連結されたブレーキブラケットとが、上記操作レバーの
前後回動方向の両側方にそれぞれ回動自在に配置され、
上記操作レバーをシフト方向にガイドする前後方向のシ
フト用ガイド部と、該操作レバーをブレーキ方向にガイ
ドする前後方向のブレーキ用ガイド部と、該両ガイド部
を、シフト用ガイド部のパーキングレンジ位置で連結す
る左右方向の切り替え用ガイド部とを形成したガイド部
材が配置され、上記シフトブラケットに、シフト用ガイ
ド部でガイドされる操作レバーが係合する係合部を形成
すると共に、該シフトブラケットを各シフト位置に保持
するシフト保持部材を設け、上記ブレーキブラケット
に、ブレーキ用ガイド部でガイドされる操作レバーが係
合する係合部を形成すると共に、該ブレーキブラケット
を所定のブレーキ位置に保持するブレーキ保持部材を設
けたことを特徴とする自動変速操作装置を提供するもの
である。
【0008】
【作用】本発明によれば、操作レバーをガイド部材の前
後方向のシフト用ガイド部でガイドして前後回動させる
と、操作レバーに係合するシフトブラケットで自動変速
機が各レンジにシフトされる。一方、操作レバーをパー
キングレンジにシフトして、ガイド部材の左右方向の切
り替え用ガイド部を介して前後方向のブレーキ用ガイド
部に切り替えた後、操作レバーをブレーキ用ガイド部で
ガイドして前後回動させると、操作レバーに係合するブ
レーキブラケットでパーキングブレーキが入切(オン・
オフ)される。上記操作レバーがシフト用ガイド部でガ
イドされているときは、ブレーキブラケットの係合部に
操作レバーが係合せず、ブレーキブラケットは、ブレー
キ保持部材で切(オフ)位置に保持されると共に、上記
操作レバーがブレーキ用ガイド部でガイドされていると
きは、シフトブラケットの係合部に操作レバーが係合せ
ず、シフトブラケットは、シフト保持部材でパーキング
レンジに保持される。
【0009】上記のように、操作レバーのシフト位置が
パーキングレンジでないと、操作レバーでパーキングブ
レーキ操作ができないから、従来のような引きずり走行
やクリープ現象により自動車が勝手に走行するという危
険が皆無になる。また、従来のように、操作レバーを手
探り状態で前後回動させたり、操作レバーのシフト位置
が分かりにくいという不安も無くなり、さらに、パーキ
ングブレーキ操作からシフト操作に切り替えたとき、必
ずパーキングレンジであるから、シフト位置を正確に覚
えておく必要も無くなり、安全性が格段に向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図4の従来技術と同一構成・作用の箇所
は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図3(A)
に示すように、操作レバー3を、パーキングレンジP、
リバースレンジR、ニュートラルレンジN、ドライブレ
ンジD、セカンドレンジS及びローレンジLのシフト方
向にガイドする前後方向のシフト用ガイド部10aと、
操作レバー3を、切(オフ)位置OFF及び入(オン)
位置ONのブレーキ方向にガイドするブレーキ用ガイド
部10bと、該両ガイド部10a,10bを、シフト用
ガイド部10aのパーキングレンジPの位置で連結する
左右方向の切り替えガイド部10cとを、略逆U字状に
形成したインジケータ10を設ける。なお、該インジケ
ータ10の下部に、上記各ガイド部を形成した別体のガ
イド部材10a〜10cを配置してもよい。
【0011】図1及び図2に示すように、チェンジベー
ス11の凹部11a内に取り付けた支持軸12に、十字
軸13の左右軸部13aが前後回動自在に支持されると
共に、該十字軸13の前後軸部13bに、上記操作レバ
ー3の下部ブラケット14がねじ15,15で左右回動
自在に支持されている。
【0012】上記操作レバー3内に配置された操作ロッ
ド16の下部には、操作レバー3の両側部の長孔3b,
3bをそれぞれ貫通して左右方向に突出するディテント
ピン17が取り付けられ、上記操作レバー3のノブ3a
をプッシュ操作すると、操作ロッド16がスプリング1
8の付勢力に抗して下動し、これに伴ってディテントピ
ン17が下動すると共に、上記操作レバー3のノブ3a
のプッシュ操作をやめると、操作ロッド16がスプリン
グ18の付勢力で上動し、これに伴ってディテントピン
17が上動する。
【0013】上記操作レバー3の左側方で支持軸12の
左部には、自動変速機5にケーブル22(図4参照)で
連結されたシフトブラケット20の下部が前後回動自在
に支持されると共に、上記操作レバー3の右側方で支持
軸12の右部には、パーキングブレーキ7にケーブル2
3(図4参照)で連結されたブレーキブラケット21の
下部が前後回動自在に支持されている。
【0014】上記シフトブラケット20の上部には、上
記シフト用ガイド部10aでガイドされる操作レバー3
が右方から係合するコ字状の係合部20aが設けられ
て、操作レバー3の前後回動に連動してシフトブラケッ
ト20が前後回動されることにより、ケーブル22を介
して自動変速機5のシフト位置が切り替えられる。上記
シフトブラケット20には、操作レバー3のディテント
ピン17の左部17aが貫通する長孔20bが形成され
ている。
【0015】該シフトブラケット20の左側方で上記チ
ェンジベース11の左フランジ部11bには、前後方向
に伸長するディテントプレート24がボルト25で固定
され、該ディテントプレート24の下部の各ディテント
溝24a,…の1つにディテントピン17の左部17a
が嵌入することにより、操作レバー3が各シフト位置P
〜Lに保持される。
【0016】上記シフトブラケット20の上端部には、
上記ディテントプレート24の上部の節度溝24b,…
の1つに嵌入するローラ26を有する板ばね27がねじ
28,28で固定され、該ローラ26により、操作レバ
ー3の前後回動操作に節度が与えられると共に、操作レ
バー3がパーキングレンジPの位置で右方向に回動され
て、係合部20aから抜け外れたときは(図2の二点鎖
線参照)、シフトブラケット20をパーキングレンジP
のシフト位置に保持するようになる。
【0017】上記ブレーキブラケット21の上部は、上
記操作レバー3が右方向に回動されたときに、その傾き
と合致するように外方に折曲され、該上部には、上記シ
フト用ガイド部10aのパーキングレンジPのシフト位
置から切り替え用ガイド部10cを通ってブレーキ用ガ
イド部10bに入る操作レバー3が左方向から係合する
コ字状の係合部21aが設けられて、ブレーキ用ガイド
部10bでガイドされる操作レバー3の前後回動に連動
してブレーキブラケット21が前後回動されることによ
り、ケーブル23を介してパーキングブレーキ7が入切
(オン・オフ)される。上記ブレーキブラケット21
は、前回動時にパーキングブレーキ7を切(オフ)OF
Fすると共に、後回動時にパーキングブレーキ7を入
(オン)ONするようになっている。
【0018】上記ブレーキブラケット21には、操作レ
バー3のディテントピン17の右部17bが貫通する長
孔21bが形成されている。上記ブレーキブラケット2
1の折曲した上部の外面には、垂直面部29aを有する
補助ブラケット29が固定されている。上記ブレーキブ
ラケット21の右側方で上記チェンジベース11の右フ
ランジ部11cには、前後方向に伸長するラチェットプ
レート30がボルト31で固定され、該ラチェットプレ
ート30の上部には、前後方向にラチェット溝30a,
…が形成されている。
【0019】上記補助ブラケット29の垂直面部29a
には、上記ラチェットプレート30のラチェット溝30
a,…の1つに上方から係合するラチェットレバー32
がピン33で上下揺動自在に支持されて、該ラチェット
レバー32は、ワイヤースプリング34により、前端爪
部32aがラチェット溝30aに係合する方向(下向
き)に付勢されている。上記ラチェットレバー32の後
端部32bは、上記ブレーキブラケット21の長孔21
bを横切るように設けられて、上記操作レバー3が右方
向に回動されたとき、上記長孔21bを貫通したディテ
ントピン17の右部17bがラチェットレバー32の後
端部32bの上方に位置するように設定されている。
【0020】上記構成であれば、今、操作レバー3がイ
ンジケータ10のシフト用ガイド部10aに入っている
とした場合、操作レバー3は、シフトブラケット20の
係合部20aに係合すると共に、ディテントピン17の
左部17aが長孔20bを貫通してディテントプレート
24のディテント溝24aの1つに嵌入し、ローラ26
が節度溝24bの1つに嵌入している。
【0021】上記ブレーキブラケット21は前回動して
いて、パーキングブレーキ7の切(オフ)位置OFFで
ラチェットレバー32がラチェットプレート30のラチ
ェット溝30aの1つに係合することにより、切位置O
FFに保持されている。また、操作レバー3はシフト用
ガイド部10aに入っているから、操作レバー3がブレ
ーキブラケット21の係合部21aに係合しておらず、
ディテントピン17の右部17bがブレーキブラケット
21の長孔21bを貫通していない。
【0022】この状態で、操作レバー3でシフト操作を
するには、ノブ3aをプッシュ操作すると、ディテント
ピン17が下動して左部17aがディテント溝24aか
ら下方に抜け出るから、操作レバー3を前後回動するこ
とにより、シフトブラケット20が連動して前後回動さ
れるので、ケーブル22を介して自動変速機5のシフト
位置が切り替えられる。そして、適当なシフト位置、例
えばドライブレンジDでノブ3aのプッシュ操作をやめ
ると、ディテントピン17が上動して左部17aがドラ
イブレンジDのディテント溝24aに下方から嵌入する
ので、操作レバー3がドライブレンジDに保持されるよ
うになる。
【0023】一方、操作レバー3をパーキングブレーキ
操作するには、ノブ3aをプッシュ操作して操作レバー
3をパーキングレンジPにシフトすると、自動変速機5
がパーキングのシフト位置に切り替えられる。
【0024】続いて、操作レバー3を右方向に回動させ
て、インジケータ10の切り替え用ガイド部10cから
ブレーキ用ガイド部10bに入れると、操作レバー3が
シフトブラケット20の係合部20aから抜け出ると共
に、ディテントピン17の左部17aがディテントプレ
ート24のディテント溝24aとシフトブラケット20
の長孔20bから軸方向に抜け出る。つまり、操作レバ
ー3がシフトブラケット20の係合部20aに係合しな
くなり、ディテントピン17の左部17aがディテント
プレート24のディテント溝24aに嵌入しなくなり、
シフトブラケット20の長孔20bを貫通しなくなる。
このとき、シフトブラケット20は、板ばね27のロー
ラ26がディテントプレート24の節度溝24bの1つ
に嵌入しているので、パーキングレンジPのシフト位置
に保持されるようになる。
【0025】上記操作レバー3の右方向の回動で、該操
作レバー3は、パーキングブレーキ7の切(オフ)位置
OFFに前回動して保持されているブレーキブラケット
21の係合部21aに係合すると共に、ディテントピン
17の右部17bがブレーキブラケット21の長孔21
bを軸方向から貫通して、ラチェットレバー32の後端
部32bの上方に位置するようになる。
【0026】その後、操作レバー3のノブ3aをプッシ
ュ操作すると、ディテントピン17が下動して右部17
bがラチェットレバー32の後端部32bを下方に押し
下げるので、ラチェットレバー32がワイヤースプリン
グ34の付勢力に抗して上向きに揺動されて、前端爪部
32aがラチェットプレート30のラチェット溝30a
から抜け外れる。
【0027】そして、操作レバー3をブレーキ用ガイド
部10bでガイドしながら後方向に回動させると、ブレ
ーキブラケット21が連動して後回動されるので、ケー
ブル23を介してパーキングブレーキ7が入位置ONに
切り替えられる。その後、ノブ3aのプッシュ操作をや
めると、ディテントピン17が上動して右部17bがラ
チェットレバー32を押し下げなくなるので、ラチェッ
トレバー32はワイヤースプリング34の付勢力で下向
きに揺動されて、前端爪部32aがラチェットプレート
30のラチェット溝30aに係合するので、操作レバー
3がパーキングブレーキ7の入位置ONに保持されるよ
うになる。
【0028】次ぎに、パーキングブレーキ操作を解除す
るには、操作レバー3のノブ3aをプッシュ操作する
と、ディテントピン17が下動して右部17bがラチェ
ットレバー32の後端部32bを下方に押し下げるの
で、ラチェットレバー32がワイヤースプリング34の
付勢力に抗して上向きに揺動されて、前端爪部32aが
ラチェットプレート30のラチェット溝30aから抜け
外れる。
【0029】そして、操作レバー3をブレーキ用ガイド
部10bでガイドしながら前方向に回動させると、ブレ
ーキブラケット21が連動して前回動されるので、ケー
ブル23を介してパーキングブレーキ7が切位置OFF
に切り替えられる。その後、ノブ3aのプッシュ操作を
やめると、ディテントピン17が上動して右部17bが
ラチェットレバー32を押し下げなくなるので、ラチェ
ットレバー32はワイヤースプリング34の付勢力で下
向きに揺動されて、前端爪部32aがラチェットプレー
ト30のラチェット溝30aに係合するので、操作レバ
ー3がパーキングブレーキ7の切位置OFFに保持され
るようになる。
【0030】続いて、操作レバー3を左方向に回動させ
て、インジケータ10の切り替え用ガイド部10cから
シフト用ガイド部10aに入れると、操作レバー3がブ
レーキブラケット21の係合部21aから抜け出ると共
に、ディテントピン17の右部17bがブレーキブラケ
ット21の長孔21bから軸方向に抜け出る。つまり、
操作レバー3がブレーキブラケット21の係合部21a
に係合しなくなり、ディテントピン17の右部17bが
ブレーキブラケット21の長孔21bを貫通しなくな
る。このとき、ブレーキブラケット21は、ラチェット
レバー32の前端爪部32aがラチェットプレート30
のラチェット溝30aに係合しているので、パーキング
ブレーキ7の切位置OFFに保持されるようになる。
【0031】上記操作レバー3の左方向の回動で、該操
作レバー3は、パーキングレンジPに前回動して保持さ
れているシフトブラケット20の係合部20aに係合す
ると共に、ディテントピン17の左部17aがシフトブ
ラケット20の長孔20bを軸方向から貫通して、ディ
テントプレート24のディテント溝24aに嵌入するよ
うになる。その後、操作レバー3のノブ3aをプッシュ
操作すると、再びシフト操作ができるようになる。
【0032】上記のように、操作レバー3のシフト位置
がシフト用ガイド部10aのパーキングレンジPでない
と、操作レバー3を切り替え用ガイド部10cからブレ
ーキ用ガイド部10bに右回動させて入れることができ
ないので、パーキングブレーキ操作ができないから、従
来のような引きずり走行やクリープ現象により自動車が
勝手に走行するという危険が皆無になる。また、操作レ
バー3を従来のように手探り状態で前後回動させたり、
操作レバー3のシフト位置が分かりにくいという不安も
無くなり、さらに、操作レバー3を左回動させてパーキ
ングブレーキ操作からシフト操作に切り替えたとき、必
ず操作レバー3はパーキングレンジPに位置するあるか
ら、シフト位置を正確に覚えておく必要も無くなり、安
全性が格段に向上する。
【0033】上記実施例は、インジケータ10に略U字
状のガイド部10a〜10cを形成したものであった
が、図3(B)に示すように、ブレーキ用ガイド部10
bを前方へ伸長させて、略Z字状のガイド部10a〜1
0cを形成したものでもよい。この場合には、ブレーキ
ブラケット21の前回動時にパーキングブレーキ7を入
(オン)するように設定すると共に、ラチェットレバー
32やラチェットプレート30のラチェット溝30aの
向きを変える等の工夫をする必要がある。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の自動変速操作装置は、1本の操作レバーでシフト操作
とパーキングブレーキ操作とを選択的にできるものにお
いて、操作レバーのシフト位置がパーキングレンジでな
いとパーキングブレーキ操作ができないようにしたか
ら、誤操作に起因する各種の危険、特に、従来のような
引きずり走行やクリープ現象により自動車が勝手に走行
するという危険を未然に防止できるようになる。また、
従来のように、操作レバーを手探り状態で前後回動させ
たり、操作レバーのシフト位置が分かりにくいという不
安も無くなり、さらに、パーキングブレーキ操作からシ
フト操作に切り替えたとき、必ずパーキングレンジであ
るから、シフト位置を正確に覚えておく必要も無くな
り、安全性が格段に向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動変速操作装置の斜視図
【図2】 図1の自動変速操作装置の要部断面図
【図3】 (A)は図1の自動変速操作装置の操作レバ
ーとインジケータの斜視図、(B)は変形例の斜視図
【図4】 従来の自動変速操作装置の斜視図
【符号の説明】
3…操作レバー、3a…ノブ、5…自動変速機、7…パ
ーキングブレーキ、10…インジケータ、10a…シフ
ト用ガイド部、10b…ブレーキ用ガイド部、10c…
切り替え用ガイド部、11…チェンジベース、12…支
持軸、20…シフトブラケット、20a…係合部、21
…ブレーキブラケット、21a…係合部、24…ディテ
ントプレート、24b…節度溝、26…ローラ、27…
板ばね、30…ラチェットプレート、32…ラチェット
レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェンジベースの支持軸に、操作レバー
    が前後回動及び左右回動自在に支持され、 自動変速機に連結されたシフトブラケットと、パーキン
    グブレーキに連結されたブレーキブラケットとが、上記
    操作レバーの前後回動方向の両側方にそれぞれ回動自在
    に配置され、 上記操作レバーをシフト方向にガイドする前後方向のシ
    フト用ガイド部と、該操作レバーをブレーキ方向にガイ
    ドする前後方向のブレーキ用ガイド部と、該両ガイド部
    を、シフト用ガイド部のパーキングレンジ位置で連結す
    る左右方向の切り替え用ガイド部とを形成したガイド部
    材が配置され、 上記シフトブラケットに、シフト用ガイド部でガイドさ
    れる操作レバーが係合する係合部を形成すると共に、該
    シフトブラケットを各シフト位置に保持するシフト保持
    部材を設け、 上記ブレーキブラケットに、ブレーキ用ガイド部でガイ
    ドされる操作レバーが係合する係合部を形成すると共
    に、該ブレーキブラケットを所定のブレーキ位置に保持
    するブレーキ保持部材を設けたことを特徴とする自動変
    速操作装置。
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