JPH0452133Y2 - - Google Patents

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JPH0452133Y2
JPH0452133Y2 JP1987189169U JP18916987U JPH0452133Y2 JP H0452133 Y2 JPH0452133 Y2 JP H0452133Y2 JP 1987189169 U JP1987189169 U JP 1987189169U JP 18916987 U JP18916987 U JP 18916987U JP H0452133 Y2 JPH0452133 Y2 JP H0452133Y2
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JP
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lock
shift lever
key
rotor
lever
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Priority to ES198888118327T priority patent/ES2035903T3/es
Priority to EP88118327A priority patent/EP0315174B1/en
Priority to KR2019880018170U priority patent/KR910007749Y1/ko
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、イグニツシヨンキーによつて回動操
作されるキーロータをシフトレバーと連繋させた
構成の自動変速機用ステアリングロツク装置に関
する。
(従来の技術) 自動変速機付きの自動車では、駐車時にはシフ
トレバーを非駆動ポジシヨンである「P」ポジシ
ヨンにシフトすると共に、イグニツシヨンキーに
よりキーロータを施錠位置たる「LOCK」位置に
回動させ、そのキーをキーロータから抜取つて自
動車から離れるようにし、又、発進時にはシフト
レバーを「P」ポジシヨンに位置させた状態でキ
ーをキーロータに差し込み、該キーによりキーロ
ータを「LOCK」位置から作動位置である
「ACC」,「ON」位置を経て「START」位置ま
で回動操作してエンジンを始動し、シフトレバー
を「D」或いは「R」等の駆動ポジシヨンにシフ
トすることが行なわれている。そしてこのもので
は、キーロータにキーが差込まれていない場合、
或いはキーロータが「LOCK」位置にある場合で
もシフトレバーを「P」ポジシヨンから他のポジ
シヨンにシフトすることができ、又、シフトレバ
ーが「P」以外のポジシヨンにある状態でもキー
を「LOCK」位置に回動させて該キーを抜取るこ
とができるようになつている。
一方、例えば特開昭60−135352号公報には、キ
ーにより回動されるカム、及びこのカムにより移
動変位されるロツク部材、並びに操作ケーブルを
介してシフトレバー側の拘束部材と連結された摺
動部材を設け、シフトレバーを駐車位置(「P」
ポジシヨン)にしない限りキーを抜取ることがで
きず、又、キーを抜取るとシフトレバーが駐車位
置でロツクされるようにしたものが示されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記公報のものは、シフトレバ
ーを「P」ポジシヨンから他のポジシヨンに操作
するとき、シフトレバーの押ボタンを押圧操作し
てコントロールピンを駆動して拘束部材(ベルク
ランク)を介して操作ケーブルを移動させるよう
になつている。従つて、シフトレバーが「P」ポ
ジシヨンのときにシフトレバーの押ボタンを操作
する荷重は、その他のポジシヨンでの操作時と比
較して、操作ケーブルを移動させる分だけ押ボタ
ンの操作荷重が増すことにより、操作時に大きな
違和感があり、非力な者の場合には操作できない
と思い違えることもある。又、ロツク部材はカム
により該カムの径方向に移動変位されるため、ロ
ツク部材等を収納するハウジングが径方向に大形
化する欠点があり、更にはカム及びロツク部材並
びに摺動部材を必要とするため、部品点数が多
く、構造が複雑となる欠点がある。
従つて、本考案の目的は、シフトレバーを特定
の非駆動ポジシヨンにシフトしない限りキーを抜
取ることができず、又、キーが施錠位置に位置さ
れた場合、或いはキーが抜取られた場合に、シフ
トレバーを特定の非駆動ポジシヨンにロツクでき
るようにしたものにおいて、シフトレバーを特定
の非駆動ポジシヨンに位置させた状態においてシ
フトレバーの押釦の操作荷重を増加させることが
なく、しかも構成のコンパクト化及び簡単化を図
り得る自動変速機用ステアリングロツク装置を提
供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、施錠位置でキーが抜き差し可能でこ
のキーの回転操作により施錠位置から作動位置へ
回動されるとキーの抜取りが不能となるキーロー
タをハウジングに回動可能に設け、シフトレバー
が特定の非駆動ポジシヨンにシフトされた時に該
シフトレバーを揺動操作不能にロツクし得るロツ
ク状態になされそれ以外のポジシヨンにシフトさ
れた時にアンロツク状態になされるシフトレバー
用ロツク装置を設け、前記キーロータと一体に回
動するように前記ハウジングに設けられたロータ
の側面部に一端部に斜面部を有するロツク凸部を
突設し、連結ワイヤを介して前記シフトレバー用
ロツク装置に連結されたロツクレバーを前記ハウ
ジングに前記ロータと平行に移動し得るように設
け、このロツクレバーに前記ロータに向けて凸部
を突設し、更にこの凸部が前記ロツク凸部に向か
う方向にロツクレバーを付勢するばねを設け、前
記シフトレバーが特定の非駆動ポジシヨンに位置
された状態で前記キーロータが作動位置から施錠
位置へ回動されると前記ロツクレバーの凸部が前
記斜面部を介して前記ロツク凸部に係合すること
によつて該ロツクレバーが前記ばねに抗して一方
向に移動されることにより前記シフトレバー用ロ
ツク装置がロツク状態になされ、シフトレバーが
特定の非駆動ポジシヨンに位置された状態でキー
ロータが施錠位置から作動位置へ回動されると前
記ロツクレバーの凸部が前記ロツク凸部から外れ
ることによつて該ロツクレバーが前記ばねの付勢
力で他方向に復帰移動することにより前記シフト
レバー用ロツク装置がアンロツク状態になされ、
シフトレバー用ロツク装置がアンロツク状態にな
されると前記ロツクレバーの一方向への移動が規
制されると共に該ロツクレバーの凸部が前記ロツ
ク凸部の回動軌跡内に位置することにより前記キ
ーロータの作動位置から施錠位置への回動が規制
されるようにしたところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、シフトレバーを特定の非駆
動ポジシヨンにシフトしない限りキーを抜取るこ
とができず、又、キーが施錠位置に位置された場
合、或いはキーが抜取られた場合に、シフトレバ
ーを特定の非駆動ポジシヨンにロツクできる。し
かもこのものの場合、連結ワイヤはキーロータ側
で駆動されるため、シフトレバーを特定の非駆動
ポジシヨンに位置させた状態においてシフトレバ
ーの押釦の押圧操作荷重が増加することがない。
また、キーロータが作動位置にある状態ではロツ
ク凸部とロツクレバーとは非接触状態であるか
ら、作動位置におけるキーロータの回動をスムー
ズになし得、更に、ロツクレバーの移動方向がロ
ータと平行であり、又、ロツクレバーとロータの
ロツク凸部との間には別部品を必要としないか
ら、構成のコンパクト化及び簡単化を図り得る。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
まず第2図において、1はシフトレバーで、こ
れは、機枠2に設けられた軸3を支点として矢印
A方向及び反矢印A方向へ揺動操作可能に設けら
れている。4は機枠2に固定されたデイテントプ
レートで、これにはシフトレバー1の揺動方向に
沿つて凹凸形状の規制部5を有した係合孔6が形
成されていて、シフトレバー1を「P」ポジシヨ
ン、「R」ポジシヨン、「N」ポジシヨン、「D」
ポジシヨン、「2」ポジシヨン及び「L」ポジシ
ヨンの各ポジシヨンにシフトする場合に後述のデ
イテントピン7との協働作用でシフトレバー1の
揺動範囲を選択的に規制するようにしている。そ
して、特定の非駆動ポジシヨンたる「P」ポジシ
ヨンに対応する部位にはロツク凹部8が設けられ
ている。上記デイテントピン7はシフトレバー1
に軸方向に移動可能に設けられていて、シフトレ
バー1の上部に設けられた押釦9を押圧すること
により下方に移動されて係合孔6における各ポジ
シヨンの規制部5との係合が外れ、押釦9の押圧
を解除することにより上方に移動して規制部5に
おける一つのポジシヨンの係合面に係合すること
でデイテントプレート4と協働してシフトレバー
1の揺動操作を規制するようになつている。
10はシフトレバー用ロツク装置で、次のよう
に構成されている。11は軸3とロツク凹部8と
を結ぶ線に沿つてデイテントプレート4に摺動移
動可能に支持された可動体で、これの上部には右
向きに開口して係合孔6に臨む係合溝12が設け
られ、又、下部には係合段部13が設けられてい
る。14はデイテントプレート4の左側に位置さ
せて機枠2上に固定されたホルダで、これの右部
には右端部が可動体11側に突出されたストツパ
部材15が摺動可能に支持され、又、内部には各
右端がストツパ部材15の左端部に対向された第
1及び第2のアクチユエータ16及び17が夫々
摺動可能に支持されている。このうちストツパ部
材15はコイルばね18により矢印B方向に付勢
され、又、第1のアクチユエータ16はコイルば
ね19により矢印C方向に付勢されている。尚、
コイルばね19のばね力はコイルばね18のばね
力よりも十分に大に設定されている。そして、第
1のアクチユエータ16はコントロールワイヤ2
0を介してフツトブレーキのブレーキペダル21
に連結されており、この第1のアクチユエータ1
6は、ブレーキペダル21が踏込まれた場合には
第2図に示すようにコイルばね19の付勢力に抗
して反矢印C方向に移動され、ブレーキペダル2
1の踏込みが解除されると第3図に示すようにコ
イルばね19の付勢力により矢印C方向に移動さ
れるようになつている。又、第2のアクチユエー
タ17は連結ワイヤ22,23及びリンク24を
介して後述するロツクレバー25に連結されてお
り、この第2のアクチユエータ17は、ロツクレ
バー25が矢印D方向に移動された状態ではリン
ク24が軸24aを中心に矢印E方向に回動され
ることによつて第2図に示すように反矢印C方向
に移動され、ロツクレバー25が反矢印D方向に
移動されると第3図に示すように矢印C方向に移
動されるようになつている。
一方、第1図において、26は図示しないステ
アリングコラムに設けられたハウジング、27は
このハウジング26に設けられたキーシリンダ
で、このキーシリンダ27には第4図に示すよう
にキー孔28aを有するキーロータ28が回動可
能に設けられている。このキーロータ28は、施
錠位置たる「LOCK」位置でキー孔28aにキー
29が抜き差し可能で、差込まれたキー29が矢
印F方向に回動されると夫々作動位置たる
「ACC」,「ON」及び「START」位置へ回動さ
れ、その作動位置ではキー29の抜取りが不能と
なる構成である。このキーロータ28の後端部に
は該キーロータ28と一体に回動されるロータ3
0が設けられ、このロータ30の先端はイグニツ
シヨンスイツチ31に連結されている。又、ロー
タ30の途中部側面部には、第5図にも示すよう
に一端部に斜面部32を有するロツク凸部33が
突設されていると共に、このロツク凸部33に隣
接して鍔部34が突設されている。35はロータ
30の後部側面部に突設されたステアリングロツ
ク用カムで、このステアリングロツク用カム35
によつて移動される枠体36に図示しないロツク
バーが連結されており、キーロータ28が
「LOCK」位置に回動された時にそのロツクバー
の先端が図示しないステアリングシヤフトに係合
してそのステアリングシヤフトがロツクされるよ
うになつている。
さて、前記ロツクレバー25はロータ30と平
行に移動し得るように前記ハウジング26に摺動
移動可能に設けられており、一端部にロータ30
に向けて凸部37が突設されている。そして、こ
のロツクレバー25はばね38によつて凸部37
が前記ロツク凸部33に向かう方向(矢印D方
向)に付勢されており、このばね38の付勢力に
より矢印D方向に移動された第1図及び第5図の
状態では、該ロツクレバー25における凸部37
の左側面と前記鍔部34の右側面との間に第1図
に示すように所定の隙間gを存して対向するよう
に設定され、又、この状態からキーロータ28が
反矢印F方向に回動されると、凸部37がロツク
凸部33の斜面部32を摺動し、該斜面部32を
越えてロツク凸部33に係合することによつてロ
ツクレバー25は第6図及び第7図に示すように
ばね38に抗して一方向たる反矢印D方向に移動
される。
次に上記構成の作用を説明する。いま、第2図
に示すように、シフトレバー1が「P」以外の例
えば「N」ポジシヨンに位置され、キーロータ2
8が作動位置に位置され、且つフツトブレーキの
ブレーキペダル21が踏込まれた状態の時には、
可動体11が下方に移動された状態を呈し、一
方、第1及び第2のアクチユエータ16及び17
が夫々反矢印C方向に移動された状態を呈し、こ
れに伴いストツパ部材15がコイルばね18の付
勢力で矢印B方向に移動された状態を呈してお
り、この状態ではシフトレバー1の揺動操作が許
容されている。この状態から押釦9を押圧したま
まシフトレバー1を反矢印A方向に操作して
「P」ポジシヨンにシフトすると、デイテントピ
ン7が可動体11に係合溝12に係合し、そして
押釦9の押圧を解除するとデイテントピン7が上
方に移動してロツク凹部8に係合し、これに伴い
可動体11が第3図に示すように上方に移動され
てロツク位置になされる。この状態で、キー29
によりキーロータ28を作動位置から「LOCK」
位置方向(反矢印F方向)に回動すると、作動位
置の終端である「ACC」位置を越えたところで
ロツク凸部33の斜面部32がロツクレバー25
の凸部37に当接し、この凸部37が斜面部32
を摺動しながらロツクレバー25がばね38に抗
して反矢印D方向に移動されて連結ワイヤ23,
22を駆動し、キーロータ28が「LOCK」位置
まで回動されると、第6図及び第7図に示すよう
にロツクレバー25の凸部37が斜面部32を越
えてロツク凸部33の右側面に係合し、以てロツ
クレバー25がその位置に保持される。このロツ
クレバー25の反矢印D方向への移動に伴いリン
ク24が反矢印E方向に回動されて第2のアクチ
ユエータ17が第3図に二点鎖線で示す位置から
矢印C方向に移動して実線でに示す拘束位置に位
置され、これに伴つてストツパ部材15がコイル
ばね18に抗して反矢印B方向に移動されて可動
体11の係合段部13に係合し、このストツパ部
材15によつて可動体11がロツク位置に拘束さ
れる。このようにキーロータ28が「LOCK」位
置に位置されると、キー29の抜取りが可能とな
ると共に、ステアリングロツク用カム35により
枠体36が移動されて図示しないロツクバーによ
りステアリングシヤフトがロツクされる。又、こ
の状態で、ブレーキペダル21の踏込みが解除さ
れると、コイルばね19の付勢力で第1のアクチ
ユエータ16が矢印C方向に移動されて第3図に
示すように拘束位置に位置される。この状態で
は、押釦9を押圧操作してもデイテントピン7の
下方への移動が規制されるから、そのデイテント
ピン7をロツク凹部8から係合解除不能で、シフ
トレバー用ロツク装置10がロツク状態になさ
れ、以てシフトレバー1が「P」ポジシヨンに揺
動操作不能にロツクされる。
そして、この第3図の状態で、キー29の矢印
F方向への回動操作によりキーロータ28を
「LOCK」位置から作動位置へ回動させると、ロ
ツク凸部33に係合していたロツクレバー25の
凸部37がそのロツク凸部33から外れることに
よつてロツクレバー25がばね38の付勢力で矢
印D方向に復帰移動される。このロツクレバー2
5の移動に伴いリンク24が矢印E方向に回動さ
れて第2のアクチユエータ17が反矢印C方向に
移動して第2図に示す解除位置に位置され、又、
ブレーキペダル21が踏込まれると、第1のアク
チユエータ16がコイルばね19に抗して反矢印
C方向に移動して第2図に示す解除位置に位置さ
れる。このようにキーロータ28が作動位置に位
置され、且つブレーキペダル21が踏込まれると
いう2つの条件が満たされると、第1及び第2の
アクチユエータ16及び17の移動に連動してス
トツパ部材15が第2図に示すようにコイルばね
18の付勢力により矢印B方向に移動して可動体
11の係合段部13に対する係合が解除されるこ
とによつて可動体11の下方への移動が許容さ
れ、これによつてシフトレバー用ロツク装置10
がアンロツク状態になされる。この状態になる
と、押釦9の押圧操作によりデイテントピン7及
び可動体11が夫々下方へ移動されてデイテント
ピン7がロツク凹部8から係合解除されるから、
シフトレバー1を「P」ポジシヨンから他のポジ
シヨンへシフト可能になる。又、第2図に示すよ
うに可動体11が下方に移動された状態では、ス
トツパ部材15の先端が可動体11の左側縁に当
接して該ストツパ部材15の反矢印B方向への移
動が規制され、これに伴いロツクレバー25の反
矢印D方向への移動が規制されるから、キーロー
タ28を作動位置から「LOCK」位置方向へ回動
しようとしてもロツクレバー25の凸部37がロ
ツク凸部33の回動軌跡内に位置されていて、ロ
ツク凸部33の斜面部32がロツクレバー25の
凸部37に当接して該ロツク凸部33の反矢印F
方向への回動が規制される。従つて、この状態で
はキーロータ28を「LOCK」位置へは回動する
ことができず、キー29をキーロータ28から抜
取ることはできない。
上記した実施例では、シフトレバー1が「P」
ポジシヨンにシフトされない限りキーロータ28
を作動位置から「LOCK」位置に回動してキー2
9を抜取ることができないから、走行中にキー2
9をキーロータ28から抜取つてしまうことを防
止でき、又、駐車時にはシフトレバー1を「P」
ポジシヨンにシフトしてからキーロータ28を
「LOCK」位置に回動してキー29を抜取ること
になるから、自動車を確実な制動状態にしてから
自動車から離れることが可能になる。また、キー
ロータ28が「LOCK」位置に位置された状態で
は、シフトレバー用ロツク装置10がロツク状態
になされ、シフトレバー1が「P」ポジシヨンに
ロツクされるから、キー29を保管すれば運転者
以外のものがシフトレバー1を操作することが防
止できる。更に上記実施例では、キーロータ28
が作動位置に位置されてエンジンが始動されても
フツトブレーキのブレーキペダル21が踏込まれ
ないとシフトレバー1を「P」ポジシヨンから他
のポジシヨンにシフトできないから、シフトレバ
ー1を「P」ポジシヨンから例えば「D」ポジシ
ヨンにシフトする際に途中で通過する「R」ポジ
シヨンではブレーキペダル21が踏込まれてい
て、運転者の意に反して自動車が後退するような
ことが防止できる。
又、上記した実施例では、キーロータ28を
「ACC」位置から「LOCK」位置に回動するとき
に、ロツク凸部33の斜面部32によつてロツク
レバー25がロータ30に平行に移動して連結ワ
イヤ23,22を駆動することによつて第2のア
クチユエータ17、ストツパ部材15を作動さ
せ、それにより可動体11がデイテントピン7を
ロツク状態に拘束する。デイテントピン7がロツ
ク状態からアンロツク状態に移るときはデイテン
トピン7の下動に伴つて可動体11も自重で下降
するため、押釦9の押圧荷重が増大することはな
い。これに対し、従来例のようにコントロールピ
ンの下動力でベルクランクを介して操作ケーブル
を駆動しようとすると、「P」ポジシヨンにおけ
るシフトレバーの押ボタンの操作荷重は「P」ポ
ジシヨン以外のポジシヨンにおける押ボタンの操
作荷重の1.5〜2倍にもなる。そのため「P」ポ
ジシヨンにおける押ボタンの操作に大きな力を必
要とし、非力な者の場合には操作ができないと思
い込むこともある。
これに対し本実施例では、キーロータ28の
「ON」位置から「START」位置への操作力をT
[Kg・cm]とすると、「ACC」位置から「LOCK」
位置への操作時には0.4T〜0.6T[Kg・cm]の操作
力で操作することができる。従つて「ACC」位
置から「LOCK」位置へキーロータ28を回動し
て連結ワイヤ23,22を駆動するときには、始
動時の操作力よりも小さい操作力ですむので、操
作者に対し操作力が増大することによる違和感を
与えることがなく、操作が無理なく行なうことが
できる。
しかも、ロツクレバー25の移動方向はロータ
30と平行であるから、ロツク部材がカムの径方
向に移動変位されるものに比べて、ハウジング2
6における径方向の小形化を図ることができ、更
には、ロツク凸部33とロツクレバー25との間
には別部品を必要としないから、カム及びロツク
部材並びに摺動部材を必要としていたものに比べ
て、部品点数を削減でき、総じて構成のコンパク
ト化及び簡単化を図ることができる。
尚、上記実施例ではロツク凸部33の近傍に鍔
部34を設けたが、この鍔部34は必要に応じて
設ければ良く、又、シフトレバー用ロツク装置1
0によりシフトレバー1を「P」ポジシヨンでロ
ツクするようにしたが、もう一つの非駆動ポジシ
ヨンである「N」ポジシヨンでロツクするように
しても良い。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案は、キ
ーロータと一体に回動されるようにハウジングに
設けられたロータの側面部に、一端部に斜面部を
有するロツク凸部を突設し、連結ワイヤを介して
シフトレバー用ロツク装置に連結されたロツクレ
バーを前記ロータと平行に移動し得るように前記
ハウジングに設け、このロツクレバーにロータに
向けて凸部を突設し、更にこの凸部が前記ロツク
凸部に向かう方向にロツクレバーを付勢するばね
を設け、シフトレバーが特定の非駆動ポジシヨン
に位置された状態でキーロータが作動位置から施
錠位置へ回動されるとロツクレバーの凸部が斜面
部を介してロツク凸部に係合することによつて該
ロツクレバーがばねに抗して一方向に移動される
ことにより連結ワイヤが駆動されてシフトレバー
用ロツク装置がロツク状態になされ、シフトレバ
ーが特定の非駆動ポジシヨンに位置された状態で
キーロータが施錠位置から作動位置へ回動される
とロツクレバーの凸部がロツク凸部から外れるこ
とによつて該ロツクレバーがばねの付勢力で他方
向に復帰移動することによりシフトレバー用ロツ
ク装置がアンロツク状態になされ、シフトレバー
用ロツク装置がアンロツク状態になされるとロツ
クレバーの一方向への移動が規制されると共に該
ロツクレバーの凸部がロツク凸部の回動軌跡内に
位置することによりキーロータの作動位置から施
錠位置への回動が規制されるようにしたことを特
徴とするものであるから、シフトレバーを特定の
非駆動ポジシヨンにシフトしない限りキーを抜取
ることができず、又、キーが施錠位置に位置され
た場合、或いはキーが抜取られた場合に、シフト
レバーを特定の非駆動ポジシヨンにロツクするこ
とができ、しかもこのものによれば、連結ワイヤ
はキーロータの回動操作によつて駆動されるの
で、シフトレバーを非駆動ポジシヨンから他のポ
ジシヨンに移動するときにシフトレバーの押釦の
操作荷重が増大することがなく、更に、ロツクレ
バーの移動方向がロータに平行であるから、ハウ
ジングの径方向の寸法を小さくでき、又、ロツク
レバーとロツク凸部との間に別部品を必要としな
いから、部品点数を少なくでき、よつて構成のコ
ンパクト化及び簡単化を図り得るという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
の縦断面図、第2図は一部を破断して示す概略的
側面図、第3図は第2図とは異なる作用状態を示
す第2図相当図、第4図はキーロータ部分の正面
図、第5図は第1図の状態におけるロツク凸部及
びロツクレバーの部分拡大斜視図、第6図は第1
図とは異なる作用状態における第1図相当図、第
7図は第6図の状態における第5図相当図であ
る。 図面中、1はシフトレバー、4はデイテントプ
レート、7はデイテントピン、9は押釦、10は
シフトレバー用ロツク装置、11は可動体、15
はストツパ部材、17は第2のアクチユエータ、
22,23は連結ワイヤ、24はリンク、25は
ロツクレバー、26はハウジング、28はキーロ
ータ、29はキー、30はロータ、31はイグニ
ツシヨンスイツチ、32は斜面部、33はロツク
凸部、37は凸部、38はばねを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングに回動可能に設けられ施錠位置でキ
    ーが抜き差し可能でこのキーの回動操作により施
    錠位置から作動位置へ回動されるとキーの抜取り
    が不能となるキーロータと、揺動操作により複数
    のポジシヨンの一つを選択するシフトレバーと、
    このシフトレバーが特定の非駆動ポジシヨンにシ
    フトされた時に該シフトレバーを揺動操作不能に
    ロツクし得るロツク状態になされそれ以外のポジ
    シヨンにシフトされた時にアンロツク状態になさ
    れるシフトレバー用ロツク装置と、前記キーロー
    タと一体に回動するように前記ハウジングに設け
    られたロータと、このロータの側面部に突設され
    一端部に斜面部を有するロツク凸部と、前記ロー
    タと平行に移動し得るように前記ハウジングに設
    けられると共に連結ワイヤを介して前記シフトレ
    バー用ロツク装置に連結されたロツクレバーと、
    このロツクレバーに前記ロータに向けて突設され
    た凸部と、この凸部が前記ロツク凸部に向かう方
    向に前記ロツクレバーを付勢するばねとを具備
    し、前記シフトレバーが特定の非駆動ポジシヨン
    に位置された状態で前記キーロータが作動位置か
    ら施錠位置へ回動されると前記ロツクレバーの凸
    部が前記斜面部を介して前記ロツク凸部に係合す
    ることによつて該ロツクレバーが前記ばねに抗し
    て一方向に移動されることにより前記シフトレバ
    ー用ロツク装置がロツク状態になされ、シフトレ
    バーが特定の非駆動ポジシヨンに位置された状態
    でキーロータが施錠位置から作動位置へ回動され
    ると前記ロツクレバーの凸部が前記ロツク凸部か
    ら外れることによつて該ロツクレバーが前記ばね
    の付勢力で他方向に復帰移動することにより前記
    シフトレバー用ロツク装置がアンロツク状態にな
    され、シフトレバー用ロツク装置がアンロツク状
    態になされると前記ロツクレバーの一方向への移
    動が規制されると共に該ロツクレバーの凸部が前
    記ロツク凸部の回動軌跡内に位置することにより
    前記キーロータの作動位置から施錠位置への回動
    が規制されることを特徴とする自動変速機用ステ
    アリングロツク装置。
JP1987189169U 1987-11-04 1987-12-11 Expired JPH0452133Y2 (ja)

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US07/265,444 US4932283A (en) 1987-11-04 1988-11-01 Locking apparatus for shift lever
AU24614/88A AU598960B2 (en) 1987-11-04 1988-11-02 Locking apparatus for shift lever
DE8888118327T DE3875449T2 (de) 1987-11-04 1988-11-03 Verriegelungsvorrichtung fuer einen schalthebel.
ES198888118327T ES2035903T3 (es) 1987-11-04 1988-11-03 Aparato de bloqueo para palanca selectora de velocidades.
EP88118327A EP0315174B1 (en) 1987-11-04 1988-11-03 Locking apparatus for shift lever
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