JP2571723B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2571723B2
JP2571723B2 JP21501490A JP21501490A JP2571723B2 JP 2571723 B2 JP2571723 B2 JP 2571723B2 JP 21501490 A JP21501490 A JP 21501490A JP 21501490 A JP21501490 A JP 21501490A JP 2571723 B2 JP2571723 B2 JP 2571723B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ロック装置、特に自動変速機を備えた車
両のエンジン始動時の安全を確保するステアリングロッ
ク装置に関連する。
従来の技術 自動変速機を操作するシフトレバーを備えた車両で
は、エンジンの始動の際にシフトレバーをパーキング位
置から他の位置に操作したときに発生する車両の始動時
の急発進を防止する安全装置が設けられる。例えば、実
開昭64−52935号公報に示されるように、電気的手段を
利用して構成された安全装置では、イグニッションスイ
ッチをオンに切り換えた時ブレーキペタルの踏み込み状
態を検出してシフトレバーをパーキング位置から他の位
置へシフトすることができる。この構造では、ブレーキ
ペダルの踏込みを検出するブレーキスイッチと、シフト
レバーのノブの押圧を制御するソレノイドが設けられ
る。イグニションスイッチがオン位置に切替えられかつ
ブレーキスイッチがオンになったとき、ソレノイドはシ
フトレバーのノブの押圧を許容する位置に移動する。
しかし、上述の電気的構成を利用した構造では、安全
装置のコスト低減を図れないため、最近ではワイヤを利
用する機械的安全装置が開発されている。例えば実開昭
64−47432号公報及び実開平1−154928号公報には、ブ
レーキペダルを踏込むと、ロックプレートとディテント
ピンとの係合が外れて、シフトレバーをパーキング位置
から他の位置に操作できるATシフトロック装置が開示さ
れている。また、実開平1−150877号公報にはステアリ
ングロック装置をACC位置に切替えた後、シフトレバー
をパーキング位置以外の位置に移動できると共に、シフ
トレバーがパーキング位置に戻されていないと、ACC位
置からロック位置にキーシリンダを回転できない車両用
キーインターロック装置が開示されている。更に、実開
平1−114325号明細書には、キーシリンダがACC位置又
はオン位置に回転されかつブレーキベダルを踏込んだ場
合にのみシフトレバーをパーキング位置から他の位置に
移動できるシフトレバーのロック装置が開示されてい
る。
発明が解決しようとする課題 ところで、実開平1−150877号公報に示されるインタ
ーロック装置では、キーをACC位置に回転した後、シフ
トレバーをパーキング位置以外の位置に移動することが
可能となる。また、実開平1−114325号明細書に開示さ
れたロック装置ではキーをACC位置に回転した後、ブレ
ーキペダルを踏込むと、シフトレバーをパーキング位置
以外の位置に移動することができる。つまり、キーをAC
C位置又はオン位置に回転した時にシフトレバーをパー
キング位置以外の位置に移動できるようにキーロータの
カム凸部とロックレバーの先端部との係合が解除され
る。シフトレバーがパーキング位置以外の位置にあると
き、キーをオン位置からACC位置に回転させて、エンジ
ンを停止させた場合、ACC位置においてシフトレバーを
パーキング位置へ移動することができる。また、ステア
リングロック装置とシフトレバーとをケーブルにより作
動連結するとき、通常ケーブルをステアリングシャフト
コラムと平行に配索するが、この構造はステアリングシ
ャフトに対して平行に配置される中心軸を有するステア
リングロック装置(縦型のステアリングロック装置)に
有効である。しかしながら、ステアリングシャフトに対
して非平行に配置される中心軸を有するステアリングロ
ック装置(横型のステアリングロック装置)には縦型の
ステアリングロック装置と同一の構造を採用できない。
従って、横型のステアリングロック装置をシフトレバー
と作動連結させる場合、独自の構造を採用しなければな
らない。また、横型のステアリングロック装置では、ケ
ーブルが配索されるステアリングロック装置の前方にコ
ラムカバーが接近しているため、十分なスペースを確保
することができない。
そこで、この発明は、シフトレバーがパーキング位置
以外の位置にあるときにオン位置からロック位置へのキ
ーの回転を阻止できかつステアリングシャフトに対して
非平行に配置される中心軸を有するステアリングロック
装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明によるステアリングロック装置では、ステア
リングシャフトを施錠するロック位置とステアリングシ
ャフトを解錠するアンロック位置との間でキーにより回
転可能にフレーム(11)内に配置されたキーシリンダ
(16)と、自動変速機を操作するシフトレバー(110)
をパーキング位置から他の位置へ移動するときにシフト
レバー(110)の移動を制御する制御部材(130)にケー
ブル(140)で接続された第一のスライダ(41)と、第
一のスライダ(41)に対してカム連結された第二のスラ
イダ(50)とを有する。第二のスライダ(50)はシフト
レバー(110)の移動を阻止するブロック位置とシフト
レバー(110)の移動を許容するリリース位置との間で
移動する。キーシリンダ(16)又はキーシリンダ(16)
に連結された回動部材(23)に設けられたストッパ部
(40)は、キーシリンダ(110)がロック位置にあると
き第二のスライダ(50)のリリース位置への移動を阻止
する第一のストッパ面(40a)と、キーシリンダ(16)
がACC位置にありかつ第二のスライダ(50)がリリース
位置にあるときキーシリンダ(16)のロック位置への移
動を阻止する第二のストッパ面(40b)とを有する。こ
のステアリングロック装置は、ステアリングシャフトに
対して非平行に取り付けられる。開口部(11a)を形成
したフレーム(11)にブラケット(44、45)が固定され
る。キーシリンダ(16)の長さ方向の軸に対してほぼ直
角方向に第一のスライダ(41)が移動可能にブラケット
(44、45)内に配置される。第一のスライダ(41)にカ
ム連結された第二のスライダ(50)がキーシリンダ(1
6)の長さ方向の軸に対してほぼ並行に移動可能に配置
される。第一のストッパ面(40a)はキーシリンダ(1
6)の円周方向に形成され、第二のストッパ面(40b)は
キーシリンダ(16)の長さ方向に形成される。第二のス
ライダ(50)に設けたアーム部(52)はフレーム(11)
の開口部(11a)に挿通され、アーム部(52)の先端は
第一のストッパ面(40a)及び第二のストッパ面(40b)
に係止させる。
作 用 キーシリンダ(16)がロック位置にあるとき、ストッ
パ部(40)の第一のストッパ面(40a)は、ブロック位
置にある第一のスライダ(41)のリリース位置への移動
を阻止する。従って、第一のスライダ(41)は初期位置
に保持され、シフトレバー(110)はパーキング位置か
ら他の位置に移動できない。このため、変速機の出力軸
が機械的に固定された状態に保持され、傾斜した路上に
停止された自動車でも自身の重力により移動しない。ロ
ック位置からACC位置にキーシリンダ(16)を回転した
後は、第二のスライダ(50)と第一のストッパ面(40
a)との係合が外れるので、シフトレバー(110)をパー
キング位置から他の位置に移動して、第一のスライダ
(41)を初期位置から作動位置に移動することができ
る。このとき、第二のスライダ(50)は第一のスライダ
(41)のカム作用によりブロック位置からリリース位置
に移動される。
また、シフトレバー(110)の位置には無関係に、オ
ン位置にあるキーシリンダ(16)を即座にACC位置に切
替えて、エンジンを停止させることが可能である。更
に、キーシリンダ(16)がACC位置に回転されかつ第二
のスライダ(50)がリリース位置にあるとき、第二のス
ライダ(50)はストッパ部(40)の第二のストッパ面に
当接する。このため、第二のスライダ(50)はキーシリ
ンダ(16)の回転を阻止し、キーシリンダ(16)のロッ
ク位置への移動が阻止される。従って、シフトレバー
(110)をパーキング位置に戻さなければならないこと
を運転者に認識させる。このとき、シフトレバー(11
0)をパーキング位置に戻すと、第一のスライダ(41)
は作動位置から初期位置に移動され、第二のスライダ
(50)は第一のスライダ(41)のカム作用によりリリー
ス位置からブロック位置に戻される。
キーシリンダ(16)の長さ方向の軸に対してほぼ直角
方向に第一のスライダ(41)を移動可能にブラケット
(44、45)内に配置し、第一のスライダ(41)にカム連
結された第二のスライダ(50)をキーシリンダ(16)の
長さ方向の軸に対してほぼ並行に移動可能に配置するの
で、ステアリングシャフトに対して非平行に取り付けた
ステアリングロック装置とシフトレバー(110)とをケ
ーブル(140)により作動連結することができる。第二
のスライダ(50)に設けたアーム部(52)をフレーム
(11)に形成した開口部(11a)に挿通してアーム部(5
2)の先端を第一のストッパ面(40a)及び第二のストッ
パ面(40b)に係止させるので、第一のスライダ(41)
及び第二のスライダ(50)をフレーム(11)に確実に保
持しかつ円滑に操作することができる。第一のストッパ
面(40a)をキーシリンダ(16)の円周方向に形成し、
第二のストッパ面(40b)をキーシリンダ(16)の長さ
方向に形成したので、第二のスライダ(50)が第二のス
トッパ面(40b)に当接する状態で、運転者がキーを無
理にロック方向に回転すると、その回転力は第二のスラ
イダ(50)のみに加えられ、第一のスライダ(41)及び
ケーブル(140)には伝達されないため、耐久性に優
れ、ステアリングロック装置を確実に作動することがで
きる。
実 施 例 以下、この発明の実施例を第1図〜第18図について説
明する。
まず、第16図及び第17図において、シフトレバー110
は回転軸116を介して回動自在に支持される。シフトレ
バー110は、制御板120の開口部121に設けられたパーキ
ング位置P、後退シフト位置R、中立シフト位置N、及
び走行シフト位置等の各シフト位置に回動される。シフ
トレバー110のハンドルにはノブ111が設けられ、ノブ11
1の押圧は、レバー管112内に挿通したロッド113に垂直
運動として伝達される。更に、ロッド113の先端に設け
られたシフトピン114はばね115の弾力に抗して下方に押
し下げられる。上記の構造は公知であり、第16図に示す
ようにシフトピン114はばね115の押圧力でパーキング位
置Pに係合していると、シフトレバー110はパーキング
位置Pから他のシフト位置へシフト移動することができ
ない。
制御部材としての回動レバー130は制御板120のパーキ
ング位置Pのほぼ下方位置にシャフト131を介して回動
自在に支持されている。回動レバー130にはシャフト131
の両側からピン係合端部130a及びケーブル接続端部130b
がそれぞれ延びて形成され、シフトピン114がパーキン
グ位置Pから例えば次の後退シフト位置Rに移行する初
期の段階で、シフトピン114がピン係合端部130aを押圧
し、回動レバー130全体をシャフト131周りで反時計方向
に回動させる。また、接続端部130bには、ステアリング
ロック装置10のスライダ50に接続された一端を有するケ
ーブル140の他端が連結される。回動レバー130はシャフ
ト131を支点にして、ピン係合端部130a又は接続端部130
bの各々の力が作用して揺動する。
シフトレバー110のノブ111を押圧すると、シフトピン
114はばね115に抗して下方に押し下げられ、回動レバー
130の係合端部130aの内側に達する。この位置でシフト
レバー110をパーキング位置以外の位置にシフトすると
き、シフトレバー110の回動によりシフトピン114が回動
レバー130の係合端部130aを押圧し、シャフト131を中心
にして回動レバー130全体を反時計方向に回動させる。
回動レバー130の回動によって、第18図のように、接
続端部130bではケーブル140を図の左方向に牽引する。
同時に、係合端部130aによって閉鎖されていた開口部12
1側の間隙122を開放し、間隙122を通過してシフトピン1
14が他のシフト位置に向かって移動する。即ち、回動レ
バー130の回転により、ケーブル140は引張される。シフ
トレバー110の移動により、シフトピン114が回動レバー
130の係合端部130aから離脱すると、回動レバー130は傾
斜状態に保持される。シフトレバー110を再びパーキン
グ位置Pに戻すと、シフトピン114が回動レバー130を時
計方向に回動させることにより、回動レバー130は第18
図に示す状態から第16図に示す状態に戻される。シフト
レバー110がパーキング位置Pから他の位置に移動する
とき、引張力が加えられるケーブル140はプル状態とな
る。逆に、シフトレバー110がパーキング位置Pに戻さ
れるときに、圧縮力が加えられるケーブル140はプッシ
ュ状態となる。
さて、第1図〜第4図に示すように、この発明による
ステアリングロック装置10は、フレーム11と、フレーム
11内に配置されたスリーブ12と、スリーブ12の前部に固
定されたキャップ13とを有する。スリーブ12に形成され
た孔14内には、フランジ15を有するキーシリンダ16が回
転可能に配置される。キーシリンダ16には公知の通り複
数のタンブラ17が装着される。
スリーブ12にはチェックレバー20が長さ方向に滑動可
能に取付けられ、またキーシリンダ16のフランジ15に形
成された孔21にはドグ22が径方向に滑動可能に装着され
る。キーシリンダ16はフレーム11内に回転可能にかつキ
ーシリンダ16と同軸上に配置された回動部材23の孔24に
装着される。また、キーシリンダ16は回動部材23の孔24
内においてキーシリンダ16と回動部材23との間に配置さ
れたばね25により外側に押圧される。また、ロッキング
ロッド18は、フレーム11の孔19から進退可能に取付けら
れる。しかし、チェックレバー20、ドグ22及びロッキン
グロッド18は特公昭60−42055号公報に示されるものと
同一の構造及び作用効果を有する。また、キー検出部材
26及びキー検出スイッチ27は、特開昭59−3829号公報に
開示されたものと同一の構造及び作用効果を有する。従
って、これらの詳細な説明を省略する。
第2図に示すように、第一のスライダ41は、自動変速
機を操作するシフトレバー110をパーキング位置から他
の位置へ移動するときにシフトレバー110の移動を制御
する制御部材としての回動レバー130にケーブル140で接
続される。第一のスライダ41は平坦面41a及び41bと、平
坦面41aと41bとの間に形成された傾斜面41cからなるカ
ム面42を有する。カム面42は第二のスライダ50に対して
カム連結される。
第1図及び第4図に示すように、回動部材23の外周面
にはストッパ部40が設けられる。また、第4図を示すよ
うに、ストッパ部40は、第一のストッパ面40aと、第一
のストッパ面40aに対しほぼ直角に形成された第二のス
トッパ面40bとを有する。フレーム11には、第4図に示
すように、シフトレバー110の移動を阻止するブロック
位置(第6図A)とシフトレバー110の移動を許容する
リリース位置(第6図D)との間で移動する第二のスラ
イダ50が設けられる。また、第二のスライダ50は第一の
スライダ41に当接する従動部51と、ストッパ部40の第一
及び第二のストッパ面40a、40bに係合可能に設けられた
アーム部52を有する。従動部51の一端は第一のスライダ
41のカム面42に当接し、他端はスプリング43によりカム
面42に向かって押圧される。従動部51は第3図に示すよ
うにブラケット44と45との間に滑動可能に配置される。
即ち、第2図は第一のスライダ41が初期位置にあり第二
のスライダ50がブロック位置にある状態を示す。また、
第7図は第一のスライダ41が作動位置にあり第二のスラ
イダ50がリリース位置にある状態を示す。
アーム部52はフレーム11に形成された開口部11aを貫
通してストッパ部40に当接可能にフレーム11の内側に延
び出し、回動部材23に作動連結される。第6図A〜B
は、ハッチングにより第二のスライダ50がブロック位置
にある状態を示し、第6図Dは第二のスライダ50がリリ
ース位置にある状態を示す。
ストッパ部40の第一のストッパ面40aは、キーシリン
ダ16が第6図Aに示すロック位置にあるときブロック位
置にある第二のスライダ50に当接して第二のスライダ50
のリリース位置への移動を阻止する。また、ストッパ部
40の第二のストッパ面40bは、キーシリンダ16がACC位置
にありかつ第二のスライダ50が第6図Bに示すリリース
位置にあるとき第二のスライダ50が当接してキーシリン
ダ16のロック位置への移動を阻止する。
上記構成において、キーシリンダ16がロック位置(第
6図A)からACC位置(第6図B)に達しない角度で回
転されたとき、第一のストッパ面40aはブロック位置に
ある第二のスライダ50のリリース位置への移動を阻止す
る。従って、第一のスライダ41のカム面42は従動部51の
一端に当接し、アーム部52が第一のストッパ面40aに当
接して、第二のスライダ50がブロック位置からリリース
位置に移動されるのを阻止するので、第一のスライダ41
は初期位置から作動位置に移動できない。シフトレバー
110はパーキング位置に保持され、変速機の出力軸が機
械的に固定された状態が維持される。一旦、ACC位置
(第6図B)にキーシリンダ16が回転された後は、アー
ム部52が第一のストッパ面40aから外れるので、シフト
レバー110をパーキング位置から他の位置に移動するこ
とができる。このとき、第二のスライダ50は第一のスラ
イダ41の傾斜面41cによりスプリング43の弾力に抗して
ブロック位置からリリース位置に移動される。また、シ
フトレバー110の位置には無関係に、オン位置にあるキ
ーシリンダ16を即座にACC位置に切替えて、エンジンを
停止させることが可能である。更に、第6図Dに示すよ
うに、キーシリンダ16がACC位置に回転されかつ第二の
スライダ50がリリース位置にあるとき、第二のスライダ
50はストッパ部40の第二のストッパ面40bに当接する。
このため、第二のスライダ50はキーシリンダ16の回転を
阻止するので、キーシリンダ16のロック位置への移動が
阻止される。従って、シフトレバー110をパーキング位
置に戻すことを運転者に認識させることができる。この
とき、シフトレバー110をパーキング位置に移動させる
と、第一のスライダ41は第7図から第9図のように作動
位置から初期位置に戻される。このため、第二のスライ
ダ50はスプリング43の弾力により第6図Dの実線で示す
リリース位置から第6図Dの点線で示すブロック位置に
移動する。このとき、第二のスライダ50の移動が可能と
なるので、第二のスライダ50は第6図Bに示すブロック
位置に移動する。このように、シフトレバー110を円滑
にパーキング位置に戻すことができる。
上記構成において、キーシリンダ16がロック位置(第
6図A)からACC位置(第6図B)に達しない角度で回
転されたとき、第一のストッパ面40aはブロック位置に
ある第二のスライダ50のリリース位置への移動を阻止す
る。従って、シフトレバー110はパーキング位置に保持
されるから、傾斜した路上においても自動車が自身の重
力により移動することがない。一旦、ACC位置(第6図
B)にキーシリンダ16が回転された後は、シフトレバー
110をパーキング位置から他の位置に移動することがで
きる。
また、この発明の実施例ではブレーキペダルを踏んだ
場合に限り電気的手段又は機械的手段によりパーキング
位置にあるシフトレバー110を他の位置に移動するよう
に構成すれば、エンジン始動時に安全性を向上できるこ
とは理解されよう。この場合、ブロック位置にあるスラ
イダはブレーキペダルを踏んだ場合にのみリリース位置
に移動することができる。
第1図及び第5図に示すように、この発明のステアリ
ングシャフト10では、ロッキングロッド18を図示しない
ステアリングシャフトに係脱自在にフレーム11から進退
するが、フレーム11の円弧状の嵌合部19aはステアリン
グシャフトのステアリングコラムに固定され、ステアリ
ングロック装置10はステアリングシャフトに対して非平
行に配置される中心軸を有する。本実施例では、キーシ
リンダ16の長さ方向の軸に対してほぼ直角方向に第一の
スライダ41を移動可能にブラケット44、45内に配置し、
第一のスライダ41にカム連結された第二のスライダ50を
キーシリンダ16の長さ方向の軸に対してほぼ並行に移動
可能に配置するので、ステアリングシャフトに対して非
平行に取り付けたステアリングロック装置とシフトレバ
ー110とをケーブル140により作動連結することができ
る。また、第二のスライダ50に設けたアーム部52をフレ
ーム11に形成した開口部11aに挿通してアーム部52の先
端を第一のストッパ面40a及び第二のストッパ面40bに係
止させるので、第一のスライダ41及び第二のスライダ50
をフレーム11に確実に保持しかつ円滑に操作することが
できる。更に、第一のストッパ面40aをキーシリンダ16
の円周方向に形成し、第二のストッパ面40bをキーシリ
ンダ16の長さ方向に形成したので、第二のスライダ50が
第二のストッパ面40bに当接する状態で、運転者がキー
を無理にロック方向に回転すると、その回転力は第二の
スライダ50のみに加えられ、第一のスライダ40及びケー
ブル140には伝達されないため、耐久性に優れ、ステア
リングロック装置を確実に作動することができる。
この発明の実施例は更に変更が可能である。
(1) 第10図〜第12図に示すように、第一のスライダ
41として傾斜部が形成されたほぼS字形のガイドロッド
を使用して、第二のスライダ50に形成された孔又は切欠
き部にガイドロッドを滑動可能に嵌合してもよい。
(2) 第13図〜第15図に示すように、第一のスライダ
41として傾斜したカム溝が形成されたカム板を使用し
て、第二のスライダ50に形成された屈曲部をカム溝に滑
動可能に嵌合してもよい。
(3) 前記実施例では、回動部材23にストッパ部40を
設けたが、回動部材23の代わりにキーシリンダ16にスト
ッパ部材40を形成してもよい。
発明の効果 上述のように、この発明によるステアリングロック装
置ではロック位置からACC位置にキーを回転するまで、
シフトレバーの移動を阻止できるので、変速機の出力軸
は機械的に確実に固定されている。このため、ロック位
置からACC位置直前まで、シフトレバーの移動に伴う車
両の移動が防止され、乗車時の安全性を確保することが
できる。また、ステアリングシャフトに対して非平行に
配置される中心軸を有するステアリングロック装置とシ
フトレバーとを円滑に作動連結することができ、耐久性
に優れ、確実に作動できるステアリングロック装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるステアリングロック装置を示す
第2図のI−I線に沿う断面図、第2図は部分的に断面
で示す平面図、第3図はこの発明によるステアリングロ
ック装置の横断面図、第4図はスライダの部分的分解斜
視図、第5図はこの発明によるステアリングロック装置
の斜視図、第6図は第二のスライダとストッパ部との位
置関係を示す動作図でAはロック位置、Bはロック位置
から回転されたACC位置、Cはオン位置、Dはオン位置
から回転されたACC位置を示し、第7図は第一のスライ
ダが作動位置にあり第二のスライダがリリース位置にあ
る状態を示す部分的断面図、第8図は第二のスライダが
カム面の傾斜部と接触する状態を示す部分的断面図、第
9図は第一のスライダが初期位置にあり第二のスライダ
がブロック位置にある状態を示す部分的断面図、第10図
は第一のスライダとしてロッドを使用する他の実施例の
断面図、第11図は第二のスライダがリリース位置からブ
ロック位置に移動する状態を示す断面図、第12図は第二
のスライダがブロック位置にある状態を示す断面図、第
13図は第一のスライダとしてカム板を使用する他の実施
例の断面図、第14図は第二のスライダがリリース位置か
らブロック位置に移動する状態を示す断面図、第15図は
第二のスライダがブロック位置にある状態を示す断面
図、第16図はシフトレバーの断面図、第17図はシフトレ
バーをパーキング位置から他の位置へ移動する途中の状
態を示すシフトレバーの部分的拡大図、第18図はシフト
レバーをパーキング位置以外の位置に移動した状態を示
すシフトレバーの部分的拡大図である。 10……ステアリングロック装置、11……フレーム、16…
…キーシリンダ、23……回動部材、30……孔、40……ス
トッパ部、40a……第一のストッパ面、40b……第二のス
トッパ面、41……第一のスライダ、50……第二のスライ
ダ、51……孔、52……ばね(弾性部材)、53……ピン
(停止部)、54……付加的ストッパ部、54a……径方向
面、54b……傾斜面、110……シフトレバー、130……回
動レバー(制御部材)、140……ワイヤ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャンフトを施錠するロック
    位置とステアリングシャフトを解錠するアンロック位置
    との間でキーにより回転可能にフレーム(11)内に配置
    されたキーシリンダ(16)と、自動変速機を操作するシ
    フトレバー(110)をパーキング位置から他の位置へ移
    動するときにシフトレバー(110)の移動を制御する制
    御部材(130)にケーブル(140)で接続された第一のス
    ライダ(41)と、第一のスライダ(41)に対してカム連
    結された第二のスライダ(50)とを有し、第二のスライ
    ダ(50)はシフトレバー(110)の移動を阻止するブロ
    ック位置とシフトレバー(110)の移動を許容するリリ
    ース位置との間で移動し、キーシリンダ(110)がロッ
    ク位置にあるとき第二のスライダ(50)のリリース位置
    への移動を阻止する第一のストッパ面(40a)と、キー
    シリンダ(16)がACC位置にありかつ第二のスライダ(5
    0)がリリース位置にあるときキーシリンダ(16)のロ
    ック位置への移動を阻止する第二のストッパ面(40b)
    とを有するストッパ部(40)をキーシリンダ(16)又は
    キーシリンダ(16)に連結された回動部材(23)に設
    け、ステアリングシャフトに対して非平行に取り付けら
    れるステアリングロック装置において、 フレーム(11)にブラケット(44、45)を固定すると共
    に開口部(11a)を形成し、 キーシリンダ(16)の長さ方向の軸に対してほぼ直角方
    向に第一のスライダ(41)を移動可能にブラケット(4
    4、45)内に配置し、 第一のスライダ(41)にカム連結された第二のスライダ
    (50)をキーシリンダ(16)の長さ方向の軸に対してほ
    ぼ並行に移動可能に配置し、 第一のストッパ面(40a)をキーシリンダ(16)の円周
    方向に形成し、第二のストッパ面(40b)をキーシリン
    ダ(16)の長さ方向に形成し、 第二のスライダ(50)に設けたアーム部(52)をフレー
    ム(11)の開口部(11a)に挿通してアーム部(52)の
    先端を第一のストッパ面(40a)及び第二のストッパ面
    (40b)に係止させることを特徴とするステアリングロ
    ック装置。
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