JP3042030U - 自走車両用ペダル機構 - Google Patents

自走車両用ペダル機構

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JP3042030U
JP3042030U JP1997002923U JP292397U JP3042030U JP 3042030 U JP3042030 U JP 3042030U JP 1997002923 U JP1997002923 U JP 1997002923U JP 292397 U JP292397 U JP 292397U JP 3042030 U JP3042030 U JP 3042030U
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pedal
brake
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JP1997002923U
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Inventor
キム・キ−ドング
チャエ・ス−チュル
Original Assignee
キム・キ−ドング
チャエ・ス−チュル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転者が従来のように、足を左右に移動させて
ペダルを踏まなくても、車両の加速、制動が可能である
ように構成して、急制動時の制動距離が短く、また制動
時にアクセルペダルを誤って踏むような危険を防止す
る。 【構成】上端部で枢支され、下端部にはブレーキペダル
20が設けられたブレーキアーム10の下端部近傍でア
クセルペダル12の下端部を枢支させ、このアクセルペ
ダル12の上端側は上記ブレーキペダル20の上端を越
える位置まで延設し、上記ブレーキアーム10に連結さ
れたブレーキマスタシリンダ装置24のピストンロッド
26にはブレーキペダルの誤操作防止及び復帰手段16
を取り付けると共に、上記アクセルペダル12の下端部
近傍にはアクセルペダル誤操作防止手段18を取り付け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自走車両用ペダル機構の改良に関し、自動車の加速、制動用ペダル に適用して最適である。
【0002】
【従来の技術】
例へば従来の自動車では、アクセルペダルとブレーキペダルとは各別に設けら れているため、走行中にブレーキを掛ける場合は先ず足をアクセルペダルから離 し、次いでブレーキペダルをその足で踏まなければならなかった。したがって急 制動時に迅速な対応が困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
例へば上述のごとく足をアクセルペダルからブレーキペダルに移す間に(移動 時間約0.35秒)、自動車は減速されることなく走行を行う。したがって制動 距離が長くなり、追突事故や人命事故を起こす危険があった。
【0004】 また場合によっては運転者が慌てる余り、誤ってアクセルペダルをブレーキ ペダルの代わりに踏むことがあって、大事故に繋がる恐れもあった。
【0005】 本考案は上述の点に鑑み、危急時の対応が迅速に行い得るほか、アクセルペダ ルとブレーキペダルとの踏み誤りが決して起こり得ない自走車両用ペダル機構を 提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はその上端部近傍で枢支され、その下端部にブレーキペダルが配設され たブレーキアームの下端部近傍でアクセルペダルの下端部を枢支させ、このアク セルペダルの上端側は上記ブレーキペダルの上端を越える位置まで延設し、ブレ ーキマスタシリンダ装置のピストンロッドの一端部を上記ブレーキアームに枢支 させてこのピストンロッドには上記ブレーキペダルの誤操作防止及び復帰手段を 取り付けると共に、上記アクセルペダルの下端部近傍にはアクセルペダル誤操作 防止手段を取り付けるようにして自走車両用ペダル機構を構成した。
【0007】 上記ブレーキペダルの誤操作防止及び復帰手段は、上記ピストンロッドにその 一端をピン結合されかつフランジを備えるロッドと、このロッドが篏入される孔 を有しかつ車体に突設させたブラケットに枢支されるL字形ばね受と、上記ロッ ドに篏挿されかつ上記フランジとばね受との間に介在するコイルばねとから成る のがよい。
【0008】 また上記アクセルペダル誤操作防止手段は、上記アクセルペダルの下端部近傍 にその一端をピン結合されかつその長さがaである第1リンクと、車体にその一 端が固定されかつその長さがcである固定リンクと、上記2つのリンクの他端を 枢着連結すると共にその長さがbである第2リンクとから成り、上記3つのリン クの長さ間には、 b<c<a の関係が存在するのがよい。
【0009】
【実施例】
以下本考案を自動車のアクセルペダル及びブレーキペダルに適用した1実施例 につき、図1〜3を参照しながら説明する。図1に示すごとくアクセルペダル1 2の下端部は、ピボット14を介してブレーキアーム10の下端部近傍に揺動自 在に結合されている。
【0010】 次に上記ブレーキアーム10は従来のそれと類似した形状を有し、その下端部 にはブレーキペダル20が設けられ、またその上端部はピボット22を介し、自 動車の車体42に枢支されている。なお上記アクセルペダル12の上端側は、上 記ブレーキペダル20の上端を越えて延設されているため、足を図示のごとくブ レーキペダル20に載せると、その爪先側はアクセルペダル12に当接させるこ とができる。
【0011】 ところで上記ブレーキアーム10には、ブレーキマスタシリンダ装置24のピ ストンロッド26の一端部がピン結合され、このピストンロッド26にブレーキ ペダルの誤操作防止及び復帰手段16が取り付けられている。また上記アクセル ペダル12には、従来のものと類似したスロットルバルブの操作レバー48がピ ン49を介して結合されると共に、このアクセルペダル12の下端部近傍には、 アクセルペダル誤操作防止手段18が取り付けられている。
【0012】 上記ブレーキペダルの誤操作防止及び復帰手段16は、ピストンロッド26に ピン38を介してその一端部を結合され、しかもフランジ36を有するロッド3 0と、このロッド30が篏入される孔40を有しかつ車体に突設させたブラケッ ト44にピン46を介して結合されるL字形のばね受け34と、上記ロッド30 に篏挿されると共に、上記フランジ36とばね受け34との間に介在するコイル ばね32とから成る。
【0013】 また上記アクセルペダル誤操作防止手段18は、上記アクセルペダル12の下 端部近傍にピン52を介してその一端部を結合されかつその長さがaである第1 リンク54と、車体42にその一端部が固定されかつその長さがcである固定リ ンク50と、上記2つのリンクの他端部をピン56、58を介して枢着連結する と共にその長さがbである第2リンク60とから成り、上記3つのリンクの長さ 間には、b<c<aの関係が存在する。
【0014】 次に上記ペダル機構の作用を説明すると、先ずアクセルペダル12が踏まれ、 このアクセルペダル12が図2に示すように踏圧力F1を受けた場合は、アクセ ルペダル12はピボット14を中心に前方へ揺動し、その結果スロットルバルブ の操作レバー48が前進して、自動車が加速される。
【0015】 この場合、アクセルペダル誤操作防止手段18のピン52もアクセルペダル1 2と共に前進するから、このピン52を介してその一端部をアクセルペダル12 に連結されている第1リンク54は、その他端部が図の矢印方向に回転する。し かしながら上記ピン52は、アクセルペダル12の揺動中心14の近傍に設けら れているから、その前進量は極めて僅かである。したがって第2リンク60が回 転不能となって上記ピン52の前進が妨げられ、その結果上記操作レバー48の 操作が阻害されて、前記自動車が加速不能となるような事態は発生しない。
【0016】 ところで図示のようにアクセルペダル12が踏まれた場合は、運転者の足がブ レーキペダル20上にあるため(図1)、ブレーキアーム10もピボット22を 中心に揺動しょうとする。しかしながら前記ピストンロッド26には、ブレーキ ペダルの誤操作防止及び復帰手段16が取り付けられているから、このピストン ロッド26の前進は阻害される。何故ならこのピストンロッド26に伴われて前 進しようとするロッド30は、コイルばね32の弾性でその前進を妨げられるか らである。
【0017】 なおアクセルペダル12が上述のように踏まれた場合、運転者の足で上記ブレ ーキペダル20に負荷される押圧力は、後述の踏圧力F2(図3)に較べると遙 に小さい。したがって上記コイルばね32のばね常数を適切に選定して、踏圧力 F1(図2)が掛かるときは殆ど撓むことがなく、踏圧力F2(図3)が掛かる ときは撓み得るようにして置けばよい。
【0018】 次にブレーキペダル20が踏まれ、このブレーキペダル20が図3に示すよう に踏圧力F2を受けた場合は、ブレーキアーム10はピボット22を中心に前方 に揺動し、その結果ピストンロッド26が前進してブレーキマスタシリンダ装置 24が作動し、自動車は制動作用をうける。なおこの場合、コイルばね32のば ね常数が前述のごとく適切に選定してあれば、ブレーキペダルの誤操作防止及び 復帰手段16が、上記ピストンロッド26の前進を妨げる恐れは全くない。
【0019】 またこの場合に前記ピン52は、上記ブレーキアーム10の下端部近傍にある から、このピン52は、ブレーキアーム10の揺動中心22から十分に離れた位 置にある。したがってブレーキアーム10が僅かに揺動しても、ピン52の変位 は極めて大きい。
【0020】 かくしてピボット22を中心とするブレーキアーム10の揺動に随伴するアク セルペダル誤操作防止手段18の第1リンク54の前記移動は、リンク50、5 4及び60の長さを適切に選定すれば、その初期の僅かな移動で第2リンク60 の回転を不能に陥れる。またその結果、ピボット14を中心とするアクセルペダ ル12の揺動が妨げられるから、制動時に加速される恐れはない。なお本考案で は、リンク54、56、60の長さをそれぞれa、b、cとした場合、b<cの 関係が上記3つのリンクの間に存在する。
【0021】 ところでブレーキペダルの誤操作防止及び復帰手段16のロッド30は、図2 に示すようにピストンロッド26に対して傾けてあるから、ブレーキペダル20 が踏まれてピストンロッド26が前進すると、ばね受34が図3でピン46を中 心に反時計方向(図の矢印方向)に回転する作用もあって、ロッド30の傾角は 次第に増加し、その結果上記ロッド30は、図3に示すごとくピストンロッド2 6に対してほヾ直角になる。
【0022】 かくしてコイルばね32を押圧すべき外力の分力が消滅するから、このコイル ばね32のばね常数が可なり大きくても、ブレーキペダルの誤操作防止及び復帰 手段16がブレーキペダル20を踏む際に妨げになるようなことはない。
【0023】
【考案の効果】
本考案は上述のような構成であるから、運転者が従来のように足を横に移動さ せなくても、車両の加速、制動を行うことができる。したがって車両走行中にお ける危急な状況に対応し、直ちに急制動または急加速を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走車両用ペダル機構の一部切断側面図であ
る。
【図2】加速操作時の説明図である。
【図3】制動操作時の説明図である。
【符号の説明】
10 ブレーキアーム 12 アクセルペダル 16 誤操作防止及び復帰手段 18 アクセルペダル誤操作防止手段 20 ブレーキペダル 24 ブレーキマスタシリンダ装置 26 ピストンロッド 30 ロッド 32 コイルばね 34 ばね受 36 フランジ 40 孔 42 車体 44 ブラケット 50 固定リンク 54 第1リンク 60 第2リンク a 第1リンク54の長さ b 第2リンク60の長さ c 固定リンク50の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 キム・キ−ドング 大韓民国・150−053ソウル・ヨングドゥン グポ−グ・シンギル3−ドング・355−184 (72)考案者 チャエ・ス−チュル 大韓民国・122−080ソウル・ウンピョング −グ・シンサ−ドング・13−18

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その上端部で枢支され、その下端部にブレ
    ーキペダル20が配設されたブレーキアーム10の下端
    部近傍でアクセルペダル12の下端部を枢支させ、この
    アクセルペダル12の上端側は上記ブレーキペダル20
    の上端を越える位置まで延設し、 ブレーキマスタシリンダ装置24のピストンロッド26
    の一端部を上記ブレーキアーム10に枢支させてこのピ
    ストンロッド26には上記ブレーキペダル20の誤操作
    防止及び復帰手段16を取り付けると共に、 上記アクセルペダル12の下端部近傍にはアクセルペダ
    ル誤操作防止手段18を取り付けたことを特徴とする自
    走車両用ペダル機構。
  2. 【請求項2】上記ブレーキペダル20の誤操作防止及び
    復帰手段16は、上記ピストンロッド26にその一端部
    をピン結合されかつフランジ36を備えるロッド30
    と、このロッド30が篏入される孔40を有しかつ車体
    42に突設させたブラケット44に枢支されるL字形ば
    ね受け34と、上記ロッド30に篏挿されかつ上記フラ
    ンジ36とばね受け34との間に介在するコイルばね3
    2とから成る請求項1記載のペダル機構。
  3. 【請求項3】上記アクセルペダル誤操作防止手段18
    は、上記アクセルペダル12の下端部近傍にその一端部
    をピン結合されかつその長さがaである第1リンク54
    と、車体42にその一端部が固定されかつその長さがc
    である固定リンク50と、上記2つのリンクの他端を枢
    着連結すると共にその長さがbである第2リンク60と
    から成り、上記3つのリンクの長さ間には、 b<c<a の関係が存在する請求項1記載のペダル機構。
JP1997002923U 1997-04-01 1997-04-01 自走車両用ペダル機構 Expired - Lifetime JP3042030U (ja)

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ID=43176540

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006853A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Mitsubishi Motors Corp ペダル誤操作防止装置
JP2016106060A (ja) * 2016-02-29 2016-06-16 三菱自動車工業株式会社 ペダル誤操作防止装置

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JP2014006853A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Mitsubishi Motors Corp ペダル誤操作防止装置
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