JP2016106060A - ペダル誤操作防止装置 - Google Patents

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【課題】ブレーキペダルの踏み外しによるアクセルペダルの誤操作を防止する。【解決手段】ブレーキペダル1は、踏み込み方向Dへ踏み込み可能に支持される。アクセルペダル2は、踏み込み方向Dに踏み込み可能に支持される。ブレーキセンサ3、CPU6aおよび移動機構5は、ブレーキ踏面1aが踏み込み方向Dに踏み込まれた状態にあるときにアクセル踏面2aをブレーキ踏面1aよりも踏み込み方向Dの手前側に位置させるようにアクセルペダル2を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの誤操作を防止するためのペダル誤操作防止装置に関する。
フェールセーフの観点から、ブレーキペダルの踏面(以下、ブレーキ踏面と称する)がアクセルペダルの踏面(以下、アクセル踏面と称する)よりも運転者に近い側に位置するようにブレーキペダルおよびアクセルペダルを配置することが一般的である。
特開2006−62415号公報
しかしながら、上述のようなペダル配置であると、ブレーキペダルを踏もうとした運転者がブレーキペダルから足を踏み外した場合、勢い余ってアクセルペダルを踏み込んでしまう恐れがあった。
本発明は、ブレーキペダルの踏み外しによるアクセルペダルの誤操作を防止することを目的とする。
請求項1に記載される発明のペダル誤操作防止装置は、ブレーキ踏面を有し、所定の踏み込み方向へ踏み込み可能に支持されたブレーキペダルと、アクセル踏面を有し、前記踏み込み方向に踏み込み可能に支持されたアクセルペダルと、前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあるときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させる移動手段とを備える。前記移動手段はさらに、前記アクセルペダルを移動させる移動機構と、前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあることを検知する検知部と、前記検知部が前記踏み込み状態にあることを検知しているときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記移動機構を制御する制御部とを備える。
請求項2に記載される発明のペダル誤操作防止装置において、請求項1に記載の移動手段は、前記アクセル踏面が前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向に踏み込まれていない状態にある場合にのみ前記アクセルペダルを移動させる。
請求項3に記載される発明のペダル誤操作防止装置において、請求項1または2に記載のブレーキペダルのブレーキ踏面は、前記踏み込み状態にないときには第1の位置に位置し、アクセルペダルのアクセル踏面は、踏み込まれていないときには前記第1の位置よりも前記踏み込み方向の奥側の第2の位置に位置する。前記移動手段は、前記ブレーキ踏面が前記第1の位置よりも前記踏み込み方向に踏み込まれた状態を前記踏み込み状態とし、この状態にあるときに前記アクセル踏面を前記第2の位置よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させる。
本発明によれば、ブレーキペダルの踏み外しによるアクセルペダルの誤操作が起きる危険性を低減できる自動車を提供できる。
第1の実施形態に係る自動車の一部の構成を示す図。 図1中のCPUの処理のフローチャート。 図1中のアクセルペダルが待機状態にある状態を示す図。 第2の実施形態に係る自動車の一部の構成を示す図。 図4中のCPUの処理のフローチャート。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る自動車を、図1〜3を用いて説明する。
図1は第1の実施形態に係る自動車100の一部の構成を示す図である。
自動車100は、ブレーキペダル1、アクセルペダル2、ブレーキセンサ3、アクセルセンサ4、移動機構5および制御ユニット6を含む。自動車100は、図1に示すこれらの各要素の他に、既存の自動車が備える各種の要素を含むがそれらの図示は省略している。
ブレーキペダル1は、自動車100の制動制御のために運転者により操作される。ブレーキペダル1は、運転者により操作されていない状態においては、その踏面(以下、ブレーキ踏面と称する)1aを第1の位置P1に位置させるように支持されている。そしてブレーキペダル1は、矢印で示す踏み込み方向Dへと運転者が踏み込むことを可能とするように支持されている。
アクセルペダル2は、自動車100の加速制御のために運転者により踏み込まれる。アクセルペダル2は、運転者により操作されていない状態においては、その踏面(以下、アクセル踏面と称する)2aを第2の位置P2に位置させるように支持されている。そしてアクセルペダル2は、踏み込み方向Dへと運転者が踏み込むことを可能とするように支持されている。なお典型的には、第2の位置P2は、第1の位置P1よりも踏み込み方向Dの奥側の位置である。つまり、ブレーキペダル1およびアクセルペダル2のいずれもが踏み込まれていない状態においては、ブレーキ踏面1aはアクセル踏面2aに対して踏み込み方向Dの手前側に位置する。ただし、第1の位置P1および第2の位置P2のこのような関係は必須ではない。
ブレーキセンサ3は、ブレーキペダル1が運転者により踏み込まれた状態(以下、ブレーキONと称する)およびそうではない状態(以下、ブレーキOFFと称する)のいずれの状態にあるかを検知する。ブレーキセンサ3は、検知結果を表した検知信号を出力する。なお、ブレーキセンサ3としては、制動制御のためにブレーキペダル1の踏量を測定する測定器を流用しても良い。
アクセルセンサ4は、アクセルペダル2が運転者により踏み込まれた状態(以下、アクセルONと称する)およびそうではない状態(以下、アクセルOFFと称する)のいずれの状態にあるかを検知する。アクセルセンサ4は、検知結果を表した検知信号を出力する。なお、アクセルセンサ4としては、加速制御のためにアクセルペダル2の踏量を測定する測定器を流用しても良い。
移動機構5は、制御ユニット6の制御の下にアクセルペダル2を踏み込み方向Dとは反対方向に移動させる。移動機構5は、ソレノイドやモータなどの動力源と、この動力源が発生した動力をアクセルペダル2に伝達する伝達機構とを含む。移動機構5の具体的な構成は任意であって良い。
制御ユニット6は、CPU(central processing unit)6a、ROM(read-only memory)6b、RAM(random-access memory)6c、インタフェース部(I/F部)6dおよびドライバ6eを含む。そしてこれらの各要素は、バス6fにそれぞれ接続されている。
CPU6aは、ROM6bに記憶された処理プログラムに基づいて後述する処理を行う。
ROM6bは、上記の処理プログラムを記憶する。
RAM6cは、CPU6aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
EEPROMなどの別の補助記憶デバイスを備えて、そこに上記の処理プログラムを記憶しても良い。なお、処理プログラムを補助記憶デバイスが記憶する場合、制御ユニット6、あるいは自動車100の譲渡は、一般的に上記の処理プログラムが補助記憶デバイスに記憶された状態にて行われる。しかし、制御ユニット6、あるいは自動車100が上記の処理プログラムが補助記憶デバイスに記憶されない状態で譲渡されるとともに、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して上記の処理プログラムが譲渡され、このように譲渡された処理プログラムが補助記憶デバイスに書き込まれても良い。
インタフェース部6dは、ブレーキセンサ3およびアクセルセンサ4がそれぞれ出力する検知信号を取り込む。
ドライバ6eは、CPU6aの制御の下に移動機構5を駆動する。
次に以上のように構成された自動車100の動作について説明する。なお、本実施形態の自動車100は既存の別の自動車が備えるのと同様な様々な機能を備えるが、それらの機能に関する動作は既存の別の自動車と同様であるので、その詳細な説明は省略する。そして以下においては、本実施形態の特徴的な動作について詳細に説明する。
図2はCPU6aの処理のフローチャートである。
CPU6aは、図2に示す処理を終了後、所定時間を待機した後に図2に示す処理を改めて開始する。上記の所定時間は、制御ユニット6の設計者などにより任意に定められて良い。
ステップSa1においてCPU6aは、ブレーキセンサ3の検知信号をインタフェース部6dを介して取得し、この検知信号に基づいてブレーキONであるか否かを確認する。そしてブレーキONであるためにYESと判定したならばCPU6aは、ステップSa2へ進む。
ステップSa2においてCPU6aは、アクセルセンサ4の検知信号をインタフェース部6dを介して取得し、この検知信号に基づいてアクセルOFFであるか否かを確認する。
ブレーキOFFであるためにステップSa1でNOと判定した場合、あるいはブレーキONであるものの、アクセルONであるためにステップSa2でNOと判定した場合にCPU6aは、その他の処理を行うことなく図2に示す処理を完了する。かくして、ブレーキOFFであるか、あるいはアクセルONであるときには、CPU6aは移動機構5を動作させない。従ってこのときには、アクセルペダル2はアクセル踏面2aを第2の位置P2に位置させたままの状態を維持する。
アクセルOFFであるためにステップSa2にてYESと判定したならばCPU6aは、ステップSa3へ進む。
ステップSa3においてCPU6aは、アクセルペダル2を待避状態とする。具体的にはCPU6aは、ドライバ6eを介して移動機構5を動作させる。そうすると移動機構5は、アクセルペダル2を踏み込み方向Dとは反対方向に移動させる。そして移動機構5は、アクセル踏面2aが予め定められた第3の位置に位置する状態とする。
図3はアクセルペダル2が待機状態にある状態を示す図である。
第3の位置P3は、第1の位置P1よりも踏み込み方向Dの手前側の位置である。なお、ブレーキ踏面1aは、踏み込まれていることによって、図3の例では第1の位置P1よりも踏み込み方向Dの奥側の位置P4にある。ただし、第3の位置は、ブレーキ踏面1aの位置よりも踏み込み方向Dの手前側の位置であれば良く、第1の位置P1よりも踏み込み方向Dの奥側であっても良い。
ステップSa4においてCPU6aは、ブレーキセンサ3の検知信号を観視し、ブレーキOFFとなるのを待ち受ける。そしてブレーキOFFとなったためにステップSa4でYESと判定したならばCPU6aは、ステップSa5へ進む。
ステップSa5においてCPU6aは、アクセルペダル2を標準状態に戻す。具体的にはCPU6aは、ドライバ6eを介して移動機構5を動作させる。そうすると移動機構5は、アクセルペダル2を踏み込み方向Dに移動させる。そして移動機構5は、アクセル踏面2aが第2の位置に位置する状態に戻す。そしてこれをもってCPU6aは、図2に示す処理を完了する。
以上のように自動車100によれば、運転者がブレーキペダル1を踏み込んだ状態にあっては、アクセル踏面2aがブレーキ踏面1aの通常の位置である第1の位置よりも踏み込み方向Dの手前側に位置する状態とされる。従って、運転者がブレーキペダル1を踏み外してしまっても、勢い余ってアクセルペダル2を踏み込んでしまうことはほとんど無い。そして、アクセル踏面2aが第3の位置に位置するときには、既にブレーキペダル1が踏み込まれた状態であるから、ブレーキ踏面1aよりも踏み込み方向Dの手前側にアクセルペダル2が存在していても、ブレーキペダル1と間違えてアクセルペダル2を踏み込んでしまう危険性はほとんど無い。
なお、ブレーキペダル1が踏み込まれた場合であっても、そのときにアクセルペダル2も踏み込まれているのならば、ブレーキペダル1の踏み外しのためにアクセルペダル2が誤って踏み込まれる危険性は低い上、運転者が意図的にアクセルペダル2を踏み込んでいるのであるから、移動機構5が動作すると運転者に違和感を与えてしまう恐れがある。しかし自動車100によれば、このような状況ではアクセルペダル2を待機状態にしないことにより、運転者に違和感を与えてしまうことを防止できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る自動車を、図4,5を用いて説明する。
図4は第2の実施形態に係る自動車200の一部の構成を示す図である。なお、図4において図1と同一の要素には同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略する。
自動車200は、ブレーキペダル1、アクセルペダル2、ブレーキセンサ3、アクセルセンサ4、移動機構5、障害物センサ7および制御ユニット8を含む。自動車200は、図4に示すこれらの各要素の他に、既存の自動車が備える各種の要素を含むがそれらの図示は省略している。
かくして自動車200は、自動車100に加えて障害物センサ7を備えるとともに、制御ユニット6に代えて制御ユニット8を備える。
障害物センサ7は、自動車200の前方の障害物を検出する。障害物センサ7は、障害物を検出しているときに検出信号を出力する。
制御ユニット8は、CPU(central processing unit)8a、ROM(read-only memory)8b、RAM(random-access memory)8c、インタフェース部(I/F部)8dおよびドライバ8eを含む。そしてこれらの各要素は、バス8fにそれぞれ接続されている。
CPU8aは、ROM8bに記憶された処理プログラムに基づいて後述する処理を行う。
ROM8bは、上記の処理プログラムを記憶する。
RAM8cは、CPU8aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
EEPROMなどの別の補助記憶デバイスを備えて、そこに上記の処理プログラムを記憶しても良い。なお、処理プログラムを補助記憶デバイスが記憶する場合、制御ユニット8、あるいは自動車200の譲渡は、一般的に上記の処理プログラムが補助記憶デバイスに記憶された状態にて行われる。しかし、制御ユニット8、あるいは自動車200が上記の処理プログラムが補助記憶デバイスに記憶されない状態で譲渡されるとともに、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して上記の処理プログラムが譲渡され、このように譲渡された処理プログラムが補助記憶デバイスに書き込まれても良い。
インタフェース部8dは、ブレーキセンサ3およびアクセルセンサ4がそれぞれ出力する検知信号と、障害物センサ7が出力する検出信号を取り込む。
ドライバ8eは、CPU8aの制御の下に移動機構5を駆動する。
次に以上のように構成された自動車200の動作について説明する。なお、本実施形態の自動車200は既存の別の自動車が備えるのと同様な様々な機能を備えるが、それらの機能に関する動作は既存の別の自動車と同様であるので、その詳細な説明は省略する。そして以下においては、本実施形態の特徴的な動作について詳細に説明する。
図5はCPU8aの処理のフローチャートである。なお、図5において図2に示す処理と同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
CPU8aは、図5に示す処理を実行していないときに、図5に示す処理を一定の時間間隔で繰り返し開始する。図5に示す処理を開始する時間間隔は、制御ユニット8の設計者などにより任意に定められて良い。
ステップSb1においてCPU8aは、自動車200の前方に障害物が有るか否かを確認する。具体的にはCPU8aは、インタフェース部8dを介して障害物センサ7の検出信号が取得できるかどうかにより障害物が有るか否かを確認する。そして障害物が無いためにNOと判定したならばCPU8aは、その他の処理を行うことなく図5に示す処理を完了する。かくして、自動車200の前方に障害物が無い場合には、CPU8aは移動機構5を動作させない。従ってこのときには、アクセルペダル2はアクセル踏面2aを第2の位置P2に位置させたままの状態を維持する。
なお、自動車200の前方に障害物があるためにステップSb1においてYESと判定したならばCPU8aは、ステップSa1に進む。そしてCPU8aは、ステップSa1乃至ステップSa4を第1の実施形態と同様に処理する。
さて、ブレーキONのままであるためにステップSa4でNOと判定したならばCPU8aは、ステップSb2へ進む。
ステップSb2においてCPU8aは、障害物が無いか否かを確認する。そして障害物センサ7の検出信号が取得できることによってNOと判定したならばCPU8aは、ステップSa4に戻る。かくしてCPU8aは、ステップSa4およびステップSb2の待ち受け状態において、ブレーキOFFとなるか、または自動車200の前方の障害物が無くなるのを待ち受ける。そして、ブレーキOFFとなったためにステップSa4でYESと判定するか、障害物センサ7の検出信号が取得できなくなったことによってステップSb2でNOと判定したならばCPU8aは、ステップSa5へ進む。
かくして自動車200によっても、自動車100と同様な効果が得られる。ただし、運転者が通常の運転を行っている限りは、ブレーキペダル1の踏み外しが生じる危険性は低い。そして、自動車100の場合、運転者がブレーキペダル1から足を離してからすぐにアクセルペダル2を踏み込もうとした場合にアクセルペダル2が標準状態に戻り切っておらずに、運転者に違和感を与えてしまう恐れがある。一方で、自動車100の前方に障害物が有る場合には、運転者が慌ててブレーキペダル1を踏み込むことによりブレーキペダル1の踏み外しが生ずる危険性が格段に高まる。従って自動車200では、自動車200の前方に障害物が無い状況ではアクセルペダル2を標準状態のままに維持するので、運転者に上記の違和感を与えることを回避できる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
ブレーキペダル1が踏み込まれたならば、アクセルペダル2が踏み込まれた状態であっても、アクセルペダル2を待避状態とするべく移動機構5を動作させても良い。このようにすれば、ブレーキペダル1とアクセルペダル2とが同時に踏み込まれているという状況を運転者に気づかせることが可能となる。
機械的なリンク機構などにより、ブレーキペダル1を踏み込む力を利用してアクセルペダル2を待機状態としても良い。
自動車200の後方の障害物を検出する障害物センサを追加して備え、自動車200の後退時には、この追加した障害物センサの検出結果に基づいて上述のステップSb1,Sb2の処理を行っても良い。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
以下に、本願の親出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
ブレーキ踏面を有し、所定の踏み込み方向へ踏み込み可能に支持されたブレーキペダルと、アクセル踏面を有し、前記踏み込み方向に踏み込み可能に支持されたアクセルペダルと、前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあるときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させる移動手段とを具備したことを特徴とするペダル誤操作防止装置。
進行方向の前方の障害物を検出する検出手段をさらに備え、前記移動手段は、前記踏み込み状態であり、かつ前記検出手段が前記障害物を検出しているときに前記アクセルペダルを移動させることを特徴とする請求項1に記載のペダル誤操作防止装置。
[3]前記移動手段はさらに、前記アクセルペダルを移動させる移動機構と、前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあることを検知する検知部と、前記検知部が前記踏み込み状態にあることを検知しているときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記移動機構を制御する制御部とを具備することを特徴とする請求項1または2に記載のペダル誤操作防止装置。
前記移動手段は、前記アクセル踏面が前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向に踏み込まれていない状態にある場合にのみ前記アクセルペダルを移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のペダル誤操作防止装置。
前記ブレーキ踏面は、前記踏み込み状態にないときには第1の位置に位置し、前記アクセル踏面は、踏み込まれていないときには前記第1の位置よりも前記踏み込み方向の奥側の第2の位置に位置し、前記移動手段は、前記ブレーキ踏面が前記第1の位置よりも前記踏み込み方向に踏み込まれた状態を前記踏み込み状態とし、この状態にあるときに前記アクセル踏面を前記第2の位置よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のペダル誤操作防止装置。
1…ブレーキペダル、1a…ブレーキ踏面、2…アクセルペダル、2a…アクセル踏面、3…ブレーキセンサ、4…アクセルセンサ、5…移動機構、6,8…制御ユニット、6a,8a…CPU、7…障害物センサ、100…自動車、200…自動車。

Claims (3)

  1. ブレーキ踏面を有し、所定の踏み込み方向へ踏み込み可能に支持されたブレーキペダルと、
    アクセル踏面を有し、前記踏み込み方向に踏み込み可能に支持されたアクセルペダルと、
    前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあるときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させる移動手段とを具備し、
    前記移動手段はさらに、
    前記アクセルペダルを移動させる移動機構と、
    前記ブレーキ踏面が前記踏み込み方向に踏み込まれた踏み込み状態にあることを検知する検知部と、
    前記検知部が前記踏み込み状態にあることを検知しているときに前記アクセル踏面を前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記移動機構を制御する制御部とを具備することを特徴とするペダル誤操作防止装置。
  2. 前記移動手段は、前記アクセル踏面が前記ブレーキ踏面よりも前記踏み込み方向に踏み込まれていない状態にある場合にのみ前記アクセルペダルを移動させることを特徴とする請求項1に記載のペダル誤操作防止装置。
  3. 前記ブレーキ踏面は、前記踏み込み状態にないときには第1の位置に位置し、
    前記アクセル踏面は、踏み込まれていないときには前記第1の位置よりも前記踏み込み方向の奥側の第2の位置に位置し、
    前記移動手段は、前記ブレーキ踏面が前記第1の位置よりも前記踏み込み方向に踏み込まれた状態を前記踏み込み状態とし、この状態にあるときに前記アクセル踏面を前記第2の位置よりも前記踏み込み方向の手前側に位置させるように前記アクセルペダルを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のペダル誤操作防止装置。
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