JP2515429Y2 - 幼児用椅子等の車輪の制動機構 - Google Patents

幼児用椅子等の車輪の制動機構

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JP2515429Y2
JP2515429Y2 JP1993044132U JP4413293U JP2515429Y2 JP 2515429 Y2 JP2515429 Y2 JP 2515429Y2 JP 1993044132 U JP1993044132 U JP 1993044132U JP 4413293 U JP4413293 U JP 4413293U JP 2515429 Y2 JP2515429 Y2 JP 2515429Y2
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JP
Japan
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wheel
support shaft
fitting
braking
groove
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JPH079601U (ja
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克宏 徳武
進 松本
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Combi Corp
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Combi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は幼児用椅子等に取付けた
車輪の制動機構に関するものである。
【0002】
【考案の背景】図1及び図2例示のようにロッキング機
構を具えた幼児用椅子や高さの調節機構を具えた幼児用
椅子の脚杆に車輪を取り付け、幼児用椅子を移動させる
際に便利なよう構成することは一般的である。
【0003】これらの幼児用椅子は、椅子として使用し
ている時に車輪が回転することは極めて危険であり、こ
れらのトラブルを防止するために車輪の制動機構が正確
に作動することが求められている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来より
使用されている幼児用椅子は、例えばロッキング機能を
具備した幼児用椅子では、ロッキング作動時には脚杆の
下端に取付けた車輪が接地しないよう脚杆中央部を湾曲
させた構造となし、また、高さの調節機構を具えた幼児
用椅子の場合は、極めて複雑な車輪の制動構造を取付け
ており、使用者に使用上の不便を与える欠点があるほ
か、製造コストが高騰する原因ともなっていた。
【0005】
【考案の目的】本考案は上記の事情に鑑み、これに対応
しようとするものであり、操作レバーの起伏という極め
て簡単な操作により車輪の制動及び制動解除を行えるよ
う構成した幼児用椅子等の車輪に制動機構を提供せんと
するものである。
【0006】
【考案の要点】本考案は、脚杆の下端部に先端部を起伏
自在に軸着した制動体と、脚杆に回転自在に軸着した車
輪からなり、前記車輪は、脚杆に接する内側面に、外周
部を歯車状に形成した嵌合板を備え、前記制動体には
上下両端部を車輪の支軸外径と同じ幅を持つ支軸嵌合部
と、支軸嵌合部の幅りも少しだけ狭い幅を有し前記支
軸嵌合部を結ぶ支軸の摺動溝部とで形成した、車輪の支
軸が挿通する縦長のストッパー溝を形成し、さらに制動
体には、前記上側の支軸嵌合部に支軸が嵌合するときに
前記嵌合板に嵌合する嵌合突起を突設したことを特徴と
する幼児用椅子等の車輪の制動機構を考案の要点として
いる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0008】総括的にAで示す幼児用椅子は、高さ調節
可能な幼児用椅子として公知のものであり、椅子本体1
の下面両側に、二本の脚杆2,2の中央部分を軸着21し
て側面X字状に組み合わせるとともに、それぞれの脚杆
2,2の下端には車輪3…3を回転自在に軸着してい
る。
【0009】車輪3…3は比較的硬質の合成樹脂を用い
て形成するものであり、脚杆2に接する内側面の中央部
に、被制動体4の基板41を嵌合させる多角形状の嵌合凹
孔31を形成している。
【0010】被制動体4は基板41部分を、車輪3に形成
した嵌合凹孔31と同じ六角形その他の多角形として形成
するとともに、基板41の上面には外周部を歯車状に形成
した嵌合板42を一体的に形成している。
【0011】なお実施例では車輪3と被制動体4とを別
々に形成し、両者を組み合わせた構造として例示した
が、この構造に限定される必要はなく、例えば車輪3の
内側に歯車状の嵌合板42を一体的に形成した構造とする
ことも自由である。
【0012】5は車輪及び被制動体4の中央部を貫通さ
せた支軸であり、一方の端部は脚杆2の下端部を横切る
よう貫通させている。
【0013】6は脚杆2の下端に起伏自在に取付けた制
動体であり、内側側板61,外側側板62と天板63とにより
断面倒コ字状に形成するとともに、内側側板61と外側側
板62の先端部を支軸64を介して脚杆2に起伏自在に枢支
させている。
【0014】7はブレーキ作動体6の内側側板61に縦長
の溝状に形成したストッパー溝であり、ストッパー溝7
の上下両端近くに、支軸5の外径と同じ幅を持つ支軸嵌
合部71,72をそれぞれ形成するとともに、二つの支軸嵌
合孔71,72の中間部分をこれよりも少しだけ幅を狭くし
て支軸5の摺動溝73としている。
【0015】またストッパー溝7の構造は、図7例示の
ように溝の下端部を開放した構造とする場合のほか、図
8例示のように下方に位置する支軸嵌合部72の下端部を
接続し、ストッパー溝7の下端部を連続させた構造とす
ることも可能である。図8例示のようにストッパー溝7
の下端部を接続させた構造とした場合は、内側側板61全
体が一枚の板として連続させられるので強度的に優れた
ものとすることができる。
【0016】8は内側側板61の上面近くに横方向に突設
した制動用突起であり、制動体6が下降した時に制動用
突起8が被制動体4の嵌合板42に形成された嵌合溝に嵌
合できるよう構成している。
【0017】
【考案の作動】幼児用椅子Aを停止させる時は、図4例
示のように基端部を起立させた制動体6を下方に押し下
げれば、内側側板61に横方向に突設した制動用突起8が
車輪3の内側に取付けた被制動体4に形成した歯車状の
嵌合板42に嵌合して車輪3の回転を簡単に制動できる。
【0018】また制動のため下降した制動体6は、制動
体6の内側側板61に縦長の溝状に形成したストッパー溝
7に嵌合した支軸5をガイドとしながら下降し、最終的
には支軸5と同じ外径を持つ支軸嵌合部71部分で停止す
るが、支軸嵌合部71に連続する下方の溝幅を支軸嵌合部
71の幅よりも狭い摺動溝73として形成したので支軸5を
支軸嵌合部71に嵌合させた制動体6は支軸嵌合部71部分
に停止し、濫に起立することがない。
【0019】また車輪3の制動を開放したい場合は、図
3例示の状態にある制動体6の基端部を上方に強制的に
起立させれば、支軸5と支軸嵌合部71との嵌合が開放さ
れ、支軸5はストッパー溝7内を摺動溝73方向に強制的
に移動させられる。
【0020】支軸嵌合部71に連続する溝は支軸嵌合部71
の溝幅よりも少しだけ狭くして支軸5の摺動溝73とした
ので、起立操作で移動させられた支軸5は摺動溝73を驚
異的に摺動させたのち、下方に形成した支軸嵌合部72に
嵌合させる。
【0021】支軸5を挟持した内側側板61は、摺動溝73
の幅よりも少しだけ大きい外径を持つ支軸5が摺動する
ことにより幅方向に押し広げられるが、支軸5の押し広
げ方向への力に抗する摺動溝73の復元力によりストッパ
ー溝7の開放端部が互いに接近する方向に作用するの
で、摺動溝73は常に一定の挟持力を発揮し支軸5に対す
る挟持力が損なわれることがない。
【0022】なお、図8例示のように摺動溝73の下端部
を接続させた場合は、ストッパー溝7は常に一定の溝幅
を維持でき摺動溝73の挟持力は一層正確である。但し、
この構造を採用した場合は、支軸5を摺動させた場合で
も摺動溝73は広げられることがないので、摺動溝73の両
側に位置する内側側板61が少しづつよじれながら間隔を
広げるように作用する。
【0023】
【考案の効果】上記のように構成した本考案の効果は以
下のとおりである。
【0024】(1) 制動体6を起伏させるだけで極め
て簡単に車輪3の制動及び制動解除を行うことができ
る。
【0025】(2) 制動体6の内側側板61に縦長のス
トッパー溝7を形成し、このストッパー溝7の上下両端
部に、支軸5の外径と同じ幅の支軸嵌合部71及び72を形
成し、更に二つの支軸嵌合部71,72を結ぶ溝部の溝幅を
支軸嵌合部71,72の幅よりも少しだけ狭く形成して支軸
5の摺動溝73としたので、制動体6は不要な起伏ストロ
ークをとることがなく、適正な起伏ストロークで制動操
作及び制動開放の操作を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 幼児用椅子を低く設定した状態を示す斜視図
【図2】 幼児用椅子を高く設定した状態を示す斜視図
【図3】 制動体を下降させ、車輪が制動された状態を
示す要部の斜視図
【図4】 制動体を起立させ、制動が開放された状態を
示す要部の斜視図
【図5】 図3の車軸貫通部に沿う横断面図
【図6】 要部の分解斜視図
【図7】 制動体の斜視図
【図8】 異なる実施例を示す制動体の斜視図
【符号の説明】
A 幼児用椅子 1 椅子本体 2 脚杆 3 車輪 31 嵌合凹孔 4 被制動体 41 基板 42 嵌合板 5 支軸 6 制動体 61 内側側板 62 外側側板 63 天板 64 支軸 7 ストッパー溝 71 支軸の嵌合部 72 支軸の挟持溝 73 支軸の摺動溝 8 制動用突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚杆の下端部に先端部を起伏自在に軸着し
    た制動体と、脚杆に回転自在に軸着した車輪からなり、
    前記車輪は、脚杆に接する内側面に、外周部を歯車状に
    形成した嵌合板を備え、前記制動体には、上下両端部を
    車輪の支軸外径と同じ幅を持つ支軸嵌合部と、支軸嵌合
    部の幅りも少しだけ狭い幅を有し前記支軸嵌合部を結
    ぶ支軸の摺動溝部とで形成した、車輪の支軸が挿通する
    縦長のストッパー溝を形成し、さらに制動体には、前記
    上側の支軸嵌合部に支軸が嵌合するときに前記嵌合板に
    嵌合する嵌合突起を突設したことを特徴とする幼児用椅
    子等の車輪の制動機構。
  2. 【請求項2】ストッパー溝の下端部が開放されている請
    求項1記載の幼児用椅子等の車輪の制動機構。
  3. 【請求項3】ストッパー溝の下端部が接続されている請
    求項1記載の幼児用椅子等の車輪の制動機構。
JP1993044132U 1993-07-21 1993-07-21 幼児用椅子等の車輪の制動機構 Expired - Lifetime JP2515429Y2 (ja)

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JPS5383338U (ja) * 1976-12-09 1978-07-10
JPS626249U (ja) * 1985-06-28 1987-01-14
US20100037426A1 (en) * 2008-08-12 2010-02-18 Michael Robert Mongelluzzo Mobile chair stop system
CN106870602B (zh) * 2017-04-11 2023-06-20 苏州欧圣电气股份有限公司 一种空压机

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JPS58192221A (ja) * 1982-05-07 1983-11-09 株式会社東芝 パツフア形ガスしや断器

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