JP5168441B2 - 回転収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直軸心の周りに回転可能に設置される環状コンテナを備え、床下空間などに設置される回転収納庫に関するものである。
従来の一般的な回転収納庫、特に床下回転収納庫として知られているものは、ターンテーブル上に回転周方向に複数個のコンテナ単体を載置して構成された、構造が複雑で非常に高価な機械的な構成のものであった。このようなターンテーブル併用の一般的な回転収納庫の問題点を解消するために、それぞれ車輪付きの複数個のコンテナ単体を直接環状に連結して環状コンテナを構成し、この環状コンテナをその環状中心の周りに回転可能に支持して回転収納庫を構成することも、例えば特許文献1に記載のように知られているが、この特許文献1に記載の従来の回転収納庫は、各コンテナ単体の底部に自在車輪を取り付け、この自在車輪を介して各コンテナ単体を回転可能に支持する設置面側には、垂直軸心の周りに回転可能な回転体を設け、各コンテナ単体を前記回転体に連結することにより、前記垂直軸心の周りに回転可能な環状コンテナを構成するものであった。
実開平5−89689号公報
上記のような特許文献1に記載の従来の回転収納庫では、設置面側に環状コンテナの回転中心位置を決める回転体を軸支することが必須であり、床下回転収納庫として実施する場合では、床下の狭い空間内で前記回転体を設置する作業と、当該回転体と各コンテナ単体とを連結する作業が必要になるので、単に設備コストが高くなるだけでなく、設置作業コストも高くつくものであった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る回転収納庫を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、複数個のコンテナ単体2をコンテナ間連結手段4により垂直軸心3の周囲で環状に連結して、当該垂直軸心3の周りで自転可能に構成された環状コンテナ1から成る回転収納庫であって、全てのコンテナ単体2又は適当間隔おきに位置するコンテナ単体2には、その外周辺と内端側の両方に、前記垂直軸心3と直交する水平軸線2cと同心状に車輪5,6を軸支し、環状コンテナ1に周方向の回転力を与えたとき、コンテナ単体2に軸支された前記車輪5,6で環状コンテナ1の回転が前記垂直軸心3を中心とする自転に規制されるように構成され、前記コンテナ間連結手段4は、連結する両コンテナ単体2間の一定範囲内の相対昇降移動を許容する構造である回転収納庫において、前記コンテナ間連結手段4は、連結する両コンテナ単体2の互いに対面する側壁2eから突設された突出部26と、この互いに対面する突出部26どうしを連結する嵌合連結具25とから構成され、この嵌合連結具25で連結された両コンテナ単体2の互いに対面する側壁2e間には、互いに隣接する前記両突出部26によって隙間が形成される構成となっている。
尚、上記構成の本発明を実施する場合、環状コンテナ1を前記車輪5,6を介して支持する設置面7側には、当該環状コンテナ1の位置を規制する一切のガイド手段を設けないで実施することができるが、場合によっては、環状コンテナ1を前記車輪5,6を介して支持する設置面7側に、前記垂直軸心3と同心状の円形案内体13を設け、各コンテナ単体2の内端側には、前記円形案内体13の周面に隣接する被案内面14を形成しておくことができる。この場合、前記円形案内体13は回転しない固定のものであっても良いが、前記円形案内体13を前記垂直軸心3の周りに自転可能に軸支することも可能である。
、コンテナ単体2の外周辺と内端側の各車輪5,6は、前記垂直軸心3と直交し且つ当該コンテナ単体2の周方向の略中心位置を通る1つの水平軸線2cと同心状に、それぞれ1輪ずつ設けることもできるし、コンテナ単体2の外周辺側の車輪は、前記垂直軸心3と直交し且つ当該コンテナ単体2の周方向の略中心位置を通る水平軸線2cに対し左右振り分け状に2輪5a,5b設け、コンテナ単体2の内端側の車輪6は、前記水平軸線2cと同心状に1輪設けて、3輪構成とすることもできる。
又、請求項3に記載のように、前記突出部26は、水平板部26aと当該水平板部26aから垂直下向きに連設された被係止板部24とを有し、前記水平板部24には開口27が設けられると共に前記被係止板部24には前記開口27より巾が狭く且つ上下方向に長い縦孔部28が前記開口24と連通するように設けられ、前記嵌合連結具25は、隣り合うコンテナ単体2間で互いに隣接する前記両突出部26の両被係止板部24間に跨って下向きに嵌合するもので、前記両突出部26の開口27に嵌まり込む両端の膨出頭部25b,25cと、前記両突出部26の被係止板部24間に嵌まり込むスペーサー部25dとを備えた構造とすることが出来る。
上記構成の本発明に係る回転収納庫によれば、環状コンテナに周方向の回転力を与えたとき、コンテナ単体に軸支された内外両車輪の存在により、環状コンテナの回転が当該環状コンテナの中心と略一致する垂直軸心を中心とする自転に規制されるものであるから、従来のように、環状コンテナの設置面側に当該環状コンテナの回転中心位置を決めるための回転体を軸支設置し、当該回転体に環状コンテナを構成する各コンテナ単体の内端部を連結する必要がなくなる。従って、請求項2に記載のように、環状コンテナを前記車輪を介して支持する設置面側には当該環状コンテナの位置を規制する一切のガイド手段を設けなくとも、環状コンテナをしてその中心と略同心の垂直軸心の周りに回転させることができる。このため、床下回転収納庫として実施する場合でも、車輪が取り付けられている各コンテナ単体を1個ずつ床下空間内に下ろしながらコンテナ間連結手段で回転周方向に連結して環状コンテナを組み立て終わった時点で完成となり、全体の位置を調整したいときだけ、組み立てられた環状コンテナの一部を少し持ち上げるようにして設置面上で移動させるだけで良い。このように回転収納庫の組み立てが極めて簡単容易に行え、設備的にも環状コンテナの中心位置決め手段としての回転体や当該回転体と各コンテナ単体内端部との連結手段が不要であり、構成が非常にシンプルになり、安価に実施することができる。
更に、本発明の構成によれば、環状コンテナが回転可能に設置される設置面に多少の起伏があっても、その起伏に伴って個々のコンテナ単体が上下動し、当該設置面の起伏に起因するコンテナ単体の車輪の浮き上がりや車輪と設置面との無理な押し合いを解消し、円滑に環状コンテナを回転させることができる。更に、本発明の構成によれば、隣接するコンテナ単体間に相対的な上下動が生じたときでも両コンテナ単体間での摺接がコンテナ間連結手段の位置での僅かな摺接のみとなり、この摺接に伴う異音や粉塵の発生が解消すると共に、結果的に環状コンテナを回転させるときの抵抗を小さくし、一層楽に円滑に環状コンテナを回転させることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は環状コンテナであって、平面形状が扇面形の複数個のコンテナ単体2を、その周方向の巾の中心位置を通る水平方向の中心線が1つの垂直軸心3と交叉するように環状に配列すると共に、隣接するコンテナ単体2の側面どうしをコンテナ間連結手段4により互いに連結して構成されたものである。而して、各コンテナ単体2には、その外周辺部2aと先細り状内端部2bの両方の底部に、前記垂直軸心3と直交し且つ外周辺部2aの周方向の巾の中心位置を通る水平軸線2cの周りに回転自在に車輪5,6が軸支され、これら各コンテナ単体2の車輪5,6を介して環状コンテナ1が設置面7上に支持されている。
上記構成によれば、各コンテナ単体2が備える車輪5,6の向きが、当該環状コンテナ1が垂直軸心3の周りに回転するのを許容する向きに固定されているので、環状コンテナ1にその周方向に回転力を与えたとき、環状コンテナ1は垂直軸心3を中心に回転することになる。若し、環状コンテナ1を設置面7上で或る方向に滑らせるような水平向きの外力が環状コンテナ1に働いたときは、その外力の作用線に対し車輪5,6の回転軸心である水平軸線2cが直角向き又はこれに近い向きとなる直径方向両側に位置する2つのコンテナ単体2の車輪5,6のみが、当該外力の方向に環状コンテナ1が横滑りするのを許容し、他の全てのコンテナ単体2が備える数多くの車輪5,6は、当該外力の方向に環状コンテナ1が横滑りするのに対して大きな抵抗になり、結果として、或る程度以上の水平外力が作用しない限り環状コンテナ1の全体が横滑りすることは抑えられる。特に床下回転収納庫として実施される場合、その設置面7は打ち放しコンクリート面や平坦に地均しされた地面となり、車輪5,6との摩擦は比較的大きいので、環状コンテナ1の全体のサイズや収納重量にも関係するが、環状コンテナ1を手で横に普通に押した程度では横滑りは生じない。
上記の環状コンテナ1を床下回転収納庫として床下に配設する場合、図1に仮想線で示すように、環状コンテナ1の上側に水平に位置する床構造体(大引きとこの上に配列された小根太、及び小根太上に敷設された床材などから構成され且つ束によって支持される)8には、環状コンテナ1を構成している1つのコンテナ単体2の全体を平面視において含むことができるサイズの物品出し入れ用開口部9が設けられる。図示省略しているが、この開口部9には開閉自在(着脱自在を含む)な蓋板が併設される。従って、床下回転収納庫に対して物品の出し入れを行うときは、床構造体8の開口部9から手を差し入れて環状コンテナ1を垂直軸心3の周りで回転させ、作業対象のコンテナ単体2を開口部9の真下位置に位置させる。このときの環状コンテナ1の回転操作を容易にするために、図1に示すように、各コンテナ単体2が着脱自在な蓋10を備えている場合、当該蓋10の適当箇所、例えば図示例のように蓋10の垂直軸心3から最も遠い位置の回転周方向の巾が最大になる外周辺の上側に、操作用突起部11を一体に突設させておくことができる。
環状コンテナ1の回動操作により、目的のコンテナ単体2を物品出し入れ用開口部9の真下位置に移動させたならば、図1Bに示すように当該コンテナ単体2の蓋10を開いて物品の出し入れを行うことができる。
回転周方向に隣接する両コンテナ単体2どうしを連結するコンテナ間連結手段4は、各コンテナ単体2の左右両側辺の長さ方向の2箇所に設けられたもので、図2〜図4に示すように、各コンテナ単体2の左右両側辺に設けられた垂直向きの被係止板部24と嵌合連結具25とから構成されている。具体構造を説明すると、コンテナ単体2には、その開口部周縁に外側に張り出す下向き折り返しリブ2dが一体成形されており、この下向き折り返しリブ2dの下側には、コンテナ間連結手段4が設けられる箇所において、横断面形状が閉じた矩形枠状の下側開放の突出部26が一体成形されている。この突出部26は、前記下向き折り返しリブ2dの下辺から一体に連設された水平板部26aと当該水平板部26aから垂直下向きに一体に連設された前記被係止板部24、及び水平板部26aと被係止板部24との左右両側辺をコンテナ単体2の側壁2eに一体に結合する左右両連結板部26bによって構成されている。而して、突出部26の水平板部26aには開口27が設けられると共に、被係止板部24には、前記開口27より巾が狭く且つ上下方向に長い縦孔部28が開口27と連通するように設けられ、当該縦孔部28の入り口には、巾が狭まった括れ部28a(図4参照)が設けられている。
一方、嵌合連結具25は、水平軸部25aとその両端に設けられた膨出頭部25b,25c、及び水平軸部25aの中間位置に設けられたスペーサー部25dとから構成されている。而して、膨出頭部25b,25cの内側面とスペーサー部25dの両側面は、突出球面又は突出円錐面に形成されている。
而して、嵌合連結具25は、隣り合うコンテナ単体2間で互いに隣接する両突出部26における被係止板部24間に跨がって下向きに嵌合させる。即ち、互いに隣接する両突出部26における被係止板部24間に嵌合連結具25のスペーサー部25dが嵌まり込むと共に、嵌合連結具25の両端の膨出頭部25b,25cが両突出部26における開口27より当該突出部26内に嵌まり込むように、嵌合連結具25の水平軸部25aを両突出部26における縦孔部28内に下向きに嵌入させる。このとき、水平軸部25aが縦孔部28の入り口の括れ部28aと干渉して抵抗を受けるが、そのまま強く嵌合連結具25を押し込むことにより、括れ部28aを通過して水平軸部25aが縦孔部28内に入り込むように、括れ部28aの位置での縦孔部28の内巾が設定されている。
上記のように嵌合連結具25を、互いに隣接する両突出部26における被係止板部24間に跨がって下向きに嵌合させることにより、一方のコンテナ単体2の被係止板部24が嵌合連結具25の一方の膨出頭部25bとスペーサー部25dとの間に挟まれると共に、他方のコンテナ単体2の被係止板部24が嵌合連結具25の他方の膨出頭部25cとスペーサー部25dとの間に挟まれることになり、隣接する両コンテナ単体2が互いに離間できない状態に連結されることになる。このとき嵌合連結具25が上方に不測に離脱することは、当該嵌合連結具25における水平軸部25aと縦孔部28の括れ部28aとの干渉により阻止されているが、コンテナ単体2どうしの連結を解除して各コンテナ単体2を分割して取り外すときには、突出部26内に下から指先を差し入れて嵌合連結具25を一定以上の力で上向きに強く押し上げることにより、嵌合連結具25を取り外すことができる。
上記構成のコンテナ間連結手段4によれば、嵌合連結具25を上から下向きに嵌合させるだけの操作で隣接する2つのコンテナ単体2どうしを互いに連結することができるのであるが、このコンテナ間連結手段4により互いに連結された隣接する2つのコンテナ単体2は、各コンテナ間連結手段4における嵌合連結具25の水平軸部25aが被係止板部24側の縦孔部28内で上下動できる範囲内で、相対的に昇降移動することができる。勿論、両コンテナ単体2は、水平姿勢を保った相対的平行昇降移動に限らず、各コンテナ単体2が外周辺側と内端側とが相対的に上下逆方向に移動する傾動を伴う相対的昇降移動も許容される。従って、環状コンテナ1が支持された設置面7の車輪5,6の転動経路面に多少の起伏があっても、その起伏に伴って各コンテナ単体2が個々に昇降移動しながら回転することになる。
又、上記構成では、隣接する両コンテナ単体2どうしが直接互いに当接する箇所が皆無であり、嵌合連結具25の膨出頭部25b,25cの側面とスペーサー部25dの側面とに対して被係止板部24の内外両側面が摺接する程度である。従って、上記のように隣接する両コンテナ単体2間で相対的昇降移動が発生するとき、当該両コンテナ単体2どうしが直接摺接する場合と比較して抵抗が少なく、設置面7の起伏に合わせて各コンテナ単体2を確実に上下動させることができる。勿論、嵌合連結具25に設けたスペーサー部25dは無くとも、互いに隣接する突出部26の表面(被係止板部24の表面)での僅かな摺接が生じるだけであり、殆ど影響はない。
尚、コンテナ間連結手段4の構成は限定されるものではないが、例えば水平方向のボルトナットにより隣接するコンテナ単体2どうし(例えばリブ2dの外側垂直板部又は当該外側垂直板部から下方に延出させた連結用垂直板部どうし)を連結する場合でも、ボルト挿通孔を上下方向に長い長孔とし、更に、ボルトには両コンテナ単体2間(リブ2d間)に位置する適当厚さのスペーサーを遊嵌させると共に、ナットの締め代を規制するボルトを使用するなどして、前記スペーサーの厚さ分だけ隙間を隔てて連結された両コンテナ単体2が一定範囲内で相対的に軽く昇降移動できるように連結するのが望ましい。ボルトナットを連結手段として使用する場合、例えば上記実施形態の突出部26を採用し、隣接する両突出部26の前記被係止板部24に相当する垂直板部に上下方向に長いボルト挿通孔を設け、ナットの締め代を規制するボルトを使用することにより、特にスペーサーを併用しなくとも、両コンテナ単体2間には、互いに隣接する突出部26によって所要の隙間を確保できる。勿論、コンテナ間連結手段の配設位置は、各コンテナ単体2の側辺の内外2箇所に限定されるものではなく、1箇所でも良い。
図5は、請求項3に記載の発明の一実施形態を示しており、環状コンテナ1の中心部において、設置面7上にアンカーボルトや接着剤により固定された基板12上に、垂直軸心3と同心状の円形案内体13を当該垂直軸心3の周りに回転可能に軸支している。環状コンテナ1を構成する各コンテナ単体2の先細り状内端部2bには、車輪6の上側で前記円形案内体13の周面に隣接する被案内面14が形成されている。この被案内面14は、平面視において前記水平中心線2cに対し直交する直線状の垂直面や、垂直軸心3と同心状の凹状円弧面、或いは円形案内体13のある側とは反対側で前記水平中心線2c上に中心を持つ凸状円弧面に形成することができる。
上記の実施形態によれば、仮に環状コンテナ1を横滑りさせる方向に大きな水平外力が作用したとしても、環状コンテナ1の中心位置を円形案内体13により確実に保持させることができる。又、通常の環状コンテナ1の回転操作時に各コンテナ単体2の先細り状内端部2bの被案内面14が円形案内体13の周面に摺接するような状況でも、両者の接触に伴って円形案内体13が垂直軸心3の周りに追従回転するので、殆ど抵抗になることはない。尚、環状コンテナ1の回転操作時に円形案内体13の周面とコンテナ単体2側の被案内面14とが接触するときの抵抗が若干大きくなるが、前記円形案内体13は回転しない固定のものであっても良い。
車輪5,6の支承方法は特に限定されないが、図6に示す車輪支承構造では、車輪5,6を回転自在に支承する水平軸15,16を、コンテナ単体2の外周辺部2aの底部及び内端部2bの底部のそれぞれ垂直壁部17,18に同心状に設けられた貫通軸受け孔に外側から内向きに挿入してβピンや割りピンなどの抜け止め用ピン19を各水平軸15,16に装着している。この場合、抜け止め用ピン19を抜き取ることにより、車輪5,6を取り外すことが可能である。尚、水平軸15,16を車輪5,6と一体回転するように構成し、当該水平軸15,16を貫通軸受け孔に自転可能に支承させても良い。
尚、上記実施形態では、各コンテナ単体2に、1本の水平中心線2cと同心状に1つの外側車輪5と1つの内側車輪6とを設けたが、図7に示すように、各コンテナ単体2の外周辺部2aの底部には、先細り状内端部2bに軸支された車輪6の軸心である前記水平中心線2cに対し左右対称で、前記垂直軸心3と直交する水平軸心2f,2gの周りに回転可能な2つの車輪5a,5bを設けることができる。
又、図6にも示すように、コンテナ単体2の外周辺部2aの周方向の巾は車輪の直径と比較して十分に大きいので、当該外周辺部2aが当該外周辺部2aには、その円弧形壁板を内側に凹入させて左右両側と上側とが閉じた凹入空間20を形成し、この凹入空間20内に外側車輪5(5a,5b)を軸支し、コンテナ単体2の先細り状内端部2bの周方向の巾は車輪の直径と殆ど変わらないので、当該内端部2bの円弧形壁板の下部を側面視において内側に屈曲させて一段奥まった垂直平面状壁部21を形成し、この垂直平面状壁部21に内側車輪6を軸支している。
以上の実施形態では、環状コンテナ1を構成する全てのコンテナ単体2に外側車輪5(5a,5b)と内側車輪6とを軸支したが、例えば環状コンテナ1を構成するために環状に連結されるコンテナ単体2の個数が多い場合には、特定のコンテナ単体2、例えば1つおきに位置するコンテナ単体2にのみ車輪5(5a,5b),6を軸支したり、大きいサイズのコンテナ単体と小さいサイズのコンテナ単体とが組み合わされて環状コンテナ1が構成されるような場合には、大きいサイズのコンテナ単体2にのみ車輪5(5a,5b),6を軸支することができる。
A図は床下回転収納庫全体の平面図、B図は同床下回転収納庫の直径方向両側に位置する2つのコンテナ単体を示す側面図である。 コンテナ間連結手段を連結前の状態で示す要部の縦断側面図である。 コンテナ間連結手段を連結後の状態で示す要部の平面図である。 図2の要部の拡大斜視図である。 A図は別の実施形態を示す床下回転収納庫全体の平面図、B図は同床下回転収納庫の直径方向両側に位置する2つのコンテナ単体と中心位置に設けられた円形案内体とを示す側面図である。 コンテナ単体の車輪軸支部を示す縦断側面図である。 コンテナ単体の変形例を示す横断平面図である。
符号の説明
1 環状コンテナ
2 コンテナ単体
2a コンテナ単体の外周辺部
2b コンテナ単体の先細り状内端部
2c,2f,2g 車輪の回転軸心
2d コンテナ単体の下向き折り返しリブ
2e コンテナ単体の側壁
3 垂直軸心(環状コンテナの回転中心)
4 コンテナ間連結手段
5,5a,5b 外側車輪
6 内側車輪
7 設置面
8 床構造体
9 物品出し入れ用開口部
10 コンテナ単体の蓋
24 被係止板部
25 嵌合連結具
26 突出部
13 円形案内体
14 コンテナ単体側の被案内面
15,16 車輪の水平軸
17,18 コンテナ単体の底部の垂直壁部
19 抜け止め用ピン
20 外側車輪を軸支する凹入空間
21 内側車輪を軸支する垂直平面状壁部

Claims (2)

  1. 複数個のコンテナ単体をコンテナ間連結手段により垂直軸心の周囲で環状に連結して、当該垂直軸心の周りで自転可能に構成された環状コンテナから成る回転収納庫であって、全てのコンテナ単体又は適当間隔おきに位置するコンテナ単体には、その外周辺と内端側の両方に、前記垂直軸心と直交する水平軸線と同心状に車輪を軸支し、環状コンテナに周方向の回転力を与えたとき、コンテナ単体に軸支された前記車輪で環状コンテナの回転が前記垂直軸心を中心とする自転に規制されるように構成され、前記コンテナ間連結手段は、連結する両コンテナ単体間の一定範囲内の相対昇降移動を許容する構造である回転収納庫において、
    前記コンテナ間連結手段は、連結する両コンテナ単体の互いに対面する側壁から突設された突出部と、この互いに対面する突出部どうしを連結する嵌合連結具とから構成され、この嵌合連結具で連結された両コンテナ単体の互いに対面する側壁間には、互いに隣接する前記両突出部によって隙間が形成されるように構成されている、回転収納庫。
  2. 前記突出部は、水平板部と当該水平板部から垂直下向きに連設された被係止板部とを有し、前記水平板部には開口が設けられると共に前記被係止板部には前記開口より巾が狭く且つ上下方向に長い縦孔部が前記開口と連通するように設けられ、前記嵌合連結具は、隣り合うコンテナ単体間で互いに隣接する前記両突出部の両被係止板部間に跨って下向きに嵌合するもので、前記両突出部の開口に嵌まり込む両端の膨出頭部と、前記両突出部の被係止板部間に嵌まり込むスペーサー部とを備えている、請求項1に記載の回転収納庫。
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