JP4666262B2 - 回転収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直軸心の周りに回転可能に設置される環状コンテナを備え、床下空間などに設置される回転収納庫に関するものである。
この種の回転収納庫として、それぞれ車輪付きの複数個のコンテナ単体を環状に連結して構成された環状コンテナを、その環状中心の周りに回転可能に床下設置面上に支持してなる床下回転収納庫は、特許文献1によって知られている。又、環状に配置されたそれぞれ車輪付きの複数個のコンテナ単体を、床下空間に支承された垂直回転軸の周囲に連結してなる床下回転収納庫も、特許文献2によって知られている。
特開平9−13650号公報 実開平5−89689号公報
特許文献1に記載された床下回転収納庫は、それぞれ車輪付きの複数個のコンテナ単体を環状に連結して構成された環状コンテナを、床構造体を支持する束を中心に回転できるように床下設置面上に支持させるものであるが、環状コンテナをして、束との干渉を避けて垂直軸心の周りに円滑に回転させるための機構が開示されておらず、実用化の域に達していない。又、特許文献2に記載された床下回転収納庫は、床下空間内に環状コンテナの高さと略同程度の高さの垂直回転軸を支承し、この回転軸の側面に、上下方向のスライド可能な嵌合構造により各コンテナ単体を結合するもので、各コンテナ単体の回転中心位置を決める中心位置決め手段及び当該手段と各コンテナ単体との結合構造が複雑でコスト高になるばかりでなく、組み立ても容易なものではない。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る回転収納庫を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、複数個のコンテナ単体4をコンテナ間連結手段5により垂直軸心7の周囲で環状に連結して構成された環状コンテナ2と、設置面6側に配設された中心位置決め手段3とを備え、各コンテナ単体4の外周辺側には、回転軸心9aが前記垂直軸心7と直交する向きに車輪9が軸支され、中心位置決め手段3は前記垂直軸心7の周りに回転自在な回転板15を備え、全てのコンテナ単体4又は周方向適当間隔おきに位置するコンテナ単体4には、前記回転板15の周辺上に載置された状態で当該回転板15と1本の上下方向連結具(ボルト23、垂直ピン46)により連結される内端部4bが設けられ、環状コンテナ2が前記回転板15と共に垂直軸心7の周りで自転可能に構成されたものである。
上記の請求項1に記載の回転収納庫は、環状コンテナ2を構成する複数個のコンテナ単体4がコンテナ間連結手段5により回転周方向に互いに連結されるものであるが、本発明は、請求項5に記載のように、環状コンテナ2を構成する複数個のコンテナ単体4を回転周方向に関して互いに直接連結されない構成の回転収納庫も提案している。即ち、複数個のコンテナ単体4を垂直軸心7の周囲で環状に配置して構成された環状コンテナ2と、設置面6側に配設された中心位置決め手段3とを備え、各コンテナ単体4は回転周方向の側辺どうしが連結されずに互いに当接するように構成され、各コンテナ単体4の外周辺側には、回転軸心9aが前記垂直軸心7と直交する向きに車輪9が軸支され、中心位置決め手段3は前記垂直軸心7の周りに回転自在な回転板15を備え、全てのコンテナ単体7には、前記回転板15の周辺上に載置された状態で当該回転板15と1本の上下方向連結具(ボルト23、垂直ピン46)により連結される連結される内端部4bが設けられ、環状コンテナ2が前記回転板15と共に垂直軸心7の周りで自転可能に構成された回転収納庫を提案している。
請求項1に記載の本発明による回転収納庫を実施する場合、環状コンテナ2を構成する全てのコンテナ単体4の内端部4bを中心位置決め手段3の回転板15に載置連結することができるが、請求項2に記載のように、コンテナ単体4の内、周方向1つおきに位置するコンテナ単体4Aにのみ、前記回転板15の周辺上に載置する状態で当該回転板15と連結される内端部4bを設け、他のコンテナ単体4Bは、内端部4bが前記回転板15に載置されないように短く構成することも可能である。
又、請求項3に記載のように、前記コンテナ間連結手段5として、隣接するコンテナ単体4間の上下方向の相対移動を許すコンテナ間連結手段(実施形態に示すコンテナ間連結手段5など)を使用し、中心位置決め手段3の回転板15とコンテナ単体内端部4bとは、当該回転板15に対しコンテナ単体4の外周辺の上下移動を許す状態に連結することができる。回転板15とコンテナ単体内端部4bとの連結に関して具体的には、回転板15とコンテナ単体内端部4bとを適当な遊びのあるルーズな連結構造で連結したり、後述する請求項10に記載の構成、又は請求項10と11とに記載の構成の組み合わせにより実施することができる。又、前記コンテナ間連結手段としては、後述する実施形態に示すコンテナ間連結手段5の他、如何なる構造のものでも良いが、例えば各コンテナ単体4の開口部周縁に外側に張り出す下向き折り返しリブ4aが設けられている場合、請求項4に記載のように、当該リブ4aには、コンテナ間連結手段の配置される箇所において、当該リブ4aの下辺から下向きに連結用垂直板部49を連設し、コンテナ間連結手段48は、隣接するコンテナ単体4の前記連結用垂直板部49どうしを結合するボルトナットなどの結合具50から構成し、この結合具50に対面するコンテナ単体4の側壁4cには、当該結合具50の操作用開口51を設けておくことができる。
上記請求項1に記載のように、回転周方向に隣接するコンテナ単体4どうしをコンテナ間連結手段5,48で連結して環状コンテナ2を構成する場合と、請求項5に記載のように、複数個のコンテナ単体4を回転周方向に関して互いに直接連結しないで環状コンテナ2を構成する場合との何れを採用する場合でも、実施するに際して具体的には、請求項6〜15に記載のように構成できる。
即ち、各コンテナ単体4の外周辺に軸支される車輪9に関しては、請求項6に記載のように、各コンテナ単体4の周方向の略中心位置に1つずつ設けるか又は、請求項7に記載のように、コンテナ単体4の周方向の略中心位置に対し左右振り分け状に2つずつ設けることができる。
中心位置決め手段3に関しては、請求項8〜11に記載のように実施することができる。即ち、請求項8に記載のように、中心位置決め手段3の回転板15には、連結されるコンテナ単体4の1つにつき1つの垂直ネジ孔14を設け、この回転板15と連結されるコンテナ単体4の内端部4bの底板には垂直ボルト孔22を設け、この垂直ボルト孔22に下向きに挿入されたボルト23を回転板15側の垂直ネジ孔14に螺合締結してコンテナ単体4の内端部4bを前記回転板15に連結することができる。又、請求項9に記載のように、前記回転板15と当該回転板15に連結されるコンテナ単体4の内端部4bとの内、一方には垂直ピン46を相手側に向かって突設すると共に、他方には前記垂直ピン46が嵌合する垂直孔47を設け、この垂直孔47と垂直ピン46との嵌合によりコンテナ単体4の内端部4bを前記回転板15に連結することができる。又、請求項10に記載のように、前記回転板15には、連結されるコンテナ単体4ごとに独立して上下変位可能な舌片状取付座部15aを設けることもできる。この舌片状取付座部15aは、回転板15とは別板材から構成された舌片状取付座部15aを回転板15にヒンジ部を介して上下変位可能に連結して構成することもできるし、回転板15と舌片状取付座部15aとを一体に構成し、舌片状取付座部15aの弾性変形によって上下変位可能に構成することもできる。更に、請求項11に記載のように、前記回転板15は、設置面6上に固定される基板10上の固定軸部11に自動調心軸受12を介して支承することができる。
各コンテナ単体4には、収納物を塵埃や湿気から保護するために開閉自在な蓋を併用するのが望ましいが、この蓋に関しては、請求項12〜14に記載のように実施することができる。即ち、請求項12に記載のように、各コンテナ単体4が備える開閉自在な蓋8には、環状コンテナ2を自転させるための操作用突起部31を設けることができる。又、蓋が不測に外れたりコンテナ単体4に対する密閉効果を高めるなどのために、コンテナ単体4と係合させて蓋を閉じ位置に保持させる蓋係止具を蓋に設けることができるが、この場合、請求項13に記載のように、各蓋8の回転周方向の両側辺に蓋係止具36,37を、環状コンテナ2の回転中心である前記垂直軸心7からの距離を変えて設け、各コンテナ単体4及び蓋8の左右両側辺には、隣接するコンテナ単体4の蓋8の蓋係止具36,37に隣接する箇所において、係止具操作用凹入部38,39を形成しておくことができる。更に、蓋の形式は問わないものであるが、例えば請求項14に記載のように、蓋45は、前記垂直軸心7に近い側の小さい内側蓋部40、この内側蓋部40に対し上下開閉自在に連結された大きい外側蓋部42、内側蓋部40をコンテナ単体4に係止する内側蓋係止具43、及び外側蓋部42をコンテナ単体4に係止する外側蓋係止具44を備えたものとすることができる。
更に、請求項15に記載のように、各コンテナ単体4の外周辺の車輪9は着脱自在に構成し、当該車輪9を取り外した状態の各コンテナ単体4は入れ子式にネスティング可能な断面形状に構成することが望ましい。
上記請求項1に記載の本発明に係る回転収納庫によれば、環状コンテナは複数個のコンテナ単体をコンテナ間連結手段により垂直軸心の周囲で環状に連結して構成され、各コンテナ単体の外周辺側には、前記垂直軸心と直交する仮想線と同心状の車輪が軸支されているので、この環状コンテナのみを単に平坦な設置面上に載置するだけでも、環状コンテナ全体が位置を変えるように横動することは、その横動方向と略直交する回転軸心を持つ車輪以外の多数の車輪によって阻止される状態であって、原則的に環状コンテナはその環状中心の垂直軸心の周りでのみ回転可能な状態にある。本発明では、このような環状コンテナの中心部、即ち、放射状に配置された各コンテナ単体の内端部を、回転板の周辺部上に載置した状態で当該回転板と1本の上下方向連結具で連結するので、環状コンテナの内周部の落ち込みの恐れがなくなるばかりでなく、地震などにより環状コンテナに不測の水平外力が作用しても当該環状コンテナが横動して他物に衝突したりする恐れもなく、常に一定位置の垂直軸心の周りで円滑且つ容易に回転させることができるのである。又、中心位置決め手段も、各コンテナ単体の内端部を支持できる回転板を軸支したものであれば良く、この回転板と各コンテナ単体内端部との連結も1本の上下方向連結具によって行う構造であるから、中心位置決め手段の構造が簡単であり、各コンテナ単体との連結も簡単容易に行えるので、設備コストを下げられると共に環状コンテナの設置も容易に行える。
尚、請求項2に記載の構成によれば、全てのコンテナ単体の内端部を中心位置決め手段の回転板上に支持して連結する場合と比較して、各コンテナ単体の内端部の回転周方向の巾を大きくすることができるので、各コンテナ単体の先細り状の内端部の成形が容易になる。又、組み立て前のコンテナ単体を入れ子式に深くネスティングし得る断面形状に構成することが容易になる。
又、請求項3に記載の構成によれば、環状コンテナを回転自在に設置する床下設置面に多少の起伏があっても、当該環状コンテナの回転時に当該床下設置面の起伏に合わせて各コンテナ単体の車輪を有する外周辺側を個別に上下動させることができ、環状コンテナの回転操作が楽になると共に、環状コンテナを円滑に回転させることができる。
各コンテナ単体は一般的に合成樹脂で成形されるものであり、このとき開口部周縁の補強と手触り感を良くするなどのために、その開口部周縁に外側に張り出す下向き折り返しリブが成形される。このような場合、請求項4に記載の構成によれば、隣接するコンテナ単体どうしをボルトナットなどの結合具で簡単容易に連結するものでありながら、コンテナ単体の側壁どうしを直接ボルトナットなどの結合具で結合する場合のように、当該結合具の頭部などをコンテナ単体の収納空間内に突出させないで済み、収納物に対する影響を無くすことができる。
又、請求項5に記載の構成による本発明の回転収納庫によれば、各コンテナ単体は回転周方向の側辺どうしが連結されずに互いに当接するだけの構成であり、しかも中心位置決め手段の構成や当該中心位置決め手段の回転板と各コンテナ単体内端部との連結構成も、請求項1に記載の構成と同一であるから、全体の構造が一層簡単になり、大幅なコストダウンを図ることができる。
各コンテナ単体の外周辺側の車輪に関し、請求項6に記載の構成によれば、1つのコンテナ単体に対して唯1個の車輪を取り付ければ良いので、部品点数が少なく構造が簡単で安価に実施できる。特にこの構成は、請求項1に記載の構成を採用する場合に効果的なものである。反面、請求項7に記載の構成によれば、各コンテナ単体の外周辺側の安定性が確保できるので、特に請求項5に記載の構成を採用する場合に効果的である。
又、中心位置決め手段の構成に関し、請求項8に記載の構成によれば、中心位置決め手段の回転板と各コンテナ単体内端部との連結が、当該回転板の周辺部上にコンテナ単体内端部を載置した状態で、コンテナ単体の内端部の内側から1本のボルトを回転操作するだけで両者を連結することができるので、両者をネジ結合する構成でありながら組み立てが非常に簡単容易に行える。又、請求項9に記載の構成によれば、回転板の周辺部上にコンテナ単体内端部を載置するだけで両者の連結も完了するので、組み立て作業の一層の簡略化を図れる。又、コンテナ単体を取り外す必要が生じたとき、当該コンテナ単体を単に引き上げるだけで中心位置決め手段から取り外すことができる。更に、請求項10や11に記載の構成は、請求項3に記載の構成を採用する場合に好適なものである。
コンテナ単体に蓋を組み合わせる場合、請求項12に記載の構成によれば、当該蓋に設けられた操作用突起部を利用して、環状コンテナを回転させるための操作が容易に行える。又、請求項13に記載の構成によれば、蓋の左右両側辺に設けられた蓋係止具を把手に利用して蓋の着脱を容易に行えるのであるが、この蓋係止具の操作のために、隣接するコンテナ単体間の隙間を大きくする、換言すれば各コンテナ単体を小さくする必要がなくなり、環状コンテナ全体としての容量を十分に確保できる。更に、請求項14に記載の構成によれば、蓋を床構造体に設けられた物品出し入れ用開口部から取り上げる必要がなく、物品の出し入れ作業を容易に行えると共に、平面矩形に形成される物品出し入れ用開口部の面積が扇面形や台形となるコンテナ単体の平面形状の面積に比較して大きくなり過ぎるのを抑えることができる。
更に、請求項15に記載の構成によれば、現場で組み立てて床下に設置するまでの各コンテナ単体の保管や搬送に要する空間の大きさ、延いては保管や搬送にかかるコストを低減することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は床下回転収納庫であって、環状コンテナ2と中心位置決め手段3とから構成されている。環状コンテナ2は、円形を周方向に等角度分割した略扇面形の平面形状をもったコンテナ単体4を元の円形になるように、側辺どうしをコンテナ間連結手段5により連結して構成されている。中心位置決め手段3は、床下空間の底面である設置面6の上に設置されたもので、環状コンテナ2の内周辺側を、当該環状コンテナ2の中心と一致する垂直軸心7の周りに回転自在に支持する。
コンテナ単体4は、着脱自在に被せられる蓋8と共に合成樹脂で成形されたもので、その外周辺底部には、回転軸心9aが前記垂直軸心7と直交し且つ当該コンテナ単体2の回転周方向の巾の中心位置を通るように1つの車輪9が軸支されている。この車輪9は着脱自在なもので、車輪9を取り外した状態の各コンテナ単体4は、入れ子式に上下方向にネスティングすることができるように、全側壁部が底側ほど内側に入り込むように傾斜している。又、開口部周縁には、外側に張り出すように下向き折り返しリブ4aが一体成形されている。更に、図示省略したが、この種の合成樹脂製コンテナにおいて従来周知のように、底部や蓋8には、補強用のリブが一体成形されるものである。
以下、構造を詳細に説明すると、中心位置決め手段3は、図2に示すように、基板10と、この基板10上に突設された固定軸部11に対し自動調心軸受12を介して垂直軸心7の周りに回転自在に支持された回転板15とから構成されたもので、基板10は、当該基板10に設けられた周方向複数個の取付孔10aを利用するアンカーボルトによる取り付け方法や接着剤による取り付け方法により設置面6上に据え付けられる。回転板15には、各コンテナ単体4ごとに舌片状取付座部15aが形成されるように、周方向等間隔おきに放射状の切り込み13が設けられ、各舌片状取付座部15aには垂直ネジ孔14が設けられている。回転板15は、各舌片状取付座部15aが上下に弾性変形できるように材質と板厚が設定されており、従って、各垂直ネジ孔14は、回転板15に設けられた垂直貫通孔と同心状にナット14aを回転板15の底面に固着して構成している。尚、図示例では、細い線状の切り込み13によって、外周側ほど周方向の巾が広くなる略扇面形の舌片状取付座部15aを構成したが、外周側ほど周方向の巾が狭くなる略三角形の舌片状取付座部15aであっても良い。
各コンテナ単体4には、環状コンテナ2に組み立てる前に車輪9が取り付けられる。この実施形態における車輪9は、図3及び図4に示すように、2つの車輪部16a,16bを軸部17により一定間隔を隔てた状態で互いに同心状に連結一体化したものであり、コンテナ単体4の車輪取付位置には、両車輪部16a,16b間に位置する隔壁部18を備えた、外側及び下側が開放された車輪遊嵌凹部19が形成されており、この車輪遊嵌凹部19には、隔壁部18を含めて、軸部17が遊嵌する上向きの切欠き孔20a,20bが形成されている。これら切欠き孔20a,20bは、入り口側に軸部17の直径よりも巾が少し狭められた抜け止め用の括れ部21が形成されている。従って、両車輪部16a,16bの中間に隔壁部18が相対的に嵌入するように車輪9を車輪遊嵌凹部19に上向きに強く押し込むことにより、軸部17の内端部と中間部とが切欠き孔20a,20bの括れ部21を上方に乗り越えてこれら切欠き孔20a,20bの上端部内に軸部17が嵌入保持され、軸部17を中心に自転できる状態に車輪9を車輪遊嵌凹部19内に保持させることができる。
上記のように車輪9を取り付けたコンテナ単体4は、図1及び図2に示すように、その先細り状の内端部4bを中心位置決め手段3の回転板15における各舌片状取付座部15aに載置した状態で、当該内端部4bの底部に設けられている垂直ボルト孔(座ぐり孔)22に下向きに挿通したボルト(皿ボルト)23を回転板15側の垂直ネジ孔14(ナット14a)に螺合締結することにより、内端部4bが回転板15に連結されている。このときコンテナ単体4の外周辺の車輪9が設置面6上に当接することにより、コンテナ単体4は略水平に支持されることになる。
上記のように内端部4bを回転板15に支持連結させた各コンテナ単体4は、回転周方向に隣接するコンテナ単体4とコンテナ間連結手段5により連結される。このコンテナ間連結手段5は、図5〜図7に示すように、各コンテナ単体4の左右両側辺に設けられた被係止板部24と嵌合部材25とから構成されている。具体構造を説明すると、各コンテナ単体4の左右両側辺の長さ方向の2箇所には、開口部周縁の下向き折り返しリブ4aの下辺から外側に張り出すように一体に連設された下向き折曲板部26aと、この下向き折曲板部26aの左右両側辺をコンテナ単体4の側壁4cに結合する左右両連結板部26b,26cとから成る、下側開放の箱型突出部26が一体成形されており、前記被係止板部24は、下向き折曲板部26aの垂直板部によって構成されている。そして下向き折曲板部26aの水平板部には開口27が設けられると共に、当該下向き折曲板部26aの垂直板部(被係止板部24)には、前記開口27より巾が狭く且つ上下方向に長い長孔状の切欠き凹部28が開口27と連通するように設けられ、当該切欠き凹部28の入り口側には、巾が狭まった括れ部28a(図7参照)が設けられている。
一方、嵌合部材25は、水平軸体25aとその両端に設けられた大径頭部25b,25c、及び水平軸体25aの中間位置に設けられた中間フランジ部25dとから構成されている。而して、大径頭部25b,25cの内側面と中間フランジ部25dの両側面は、突出球面又は突出円錐面に形成されている。
上記のように各コンテナ単体4の内端部4bを回転板15に支持連結させたとき、各コンテナ単体4の前記箱型突出部26が互いに隣接することになるので、上記の嵌合部材25を、互いに隣接する両箱型突出部26における被係止板部24間に跨がって下向きに嵌合させる。即ち、互いに隣接する両箱型突出部26における被係止板部24間に嵌合部材25の中間フランジ部25dが嵌まり込むと共に、嵌合部材25の両端の大径頭部25b,25cが互いに隣接する両箱型突出部26における開口27より当該箱型突出部26内に嵌まり込むように、嵌合部材25の水平軸体25aを両箱型突出部26における切欠き凹部28内に下向きに嵌入させる。このとき、水平軸体25aが切欠き凹部28の入り口の括れ部28aに引っ掛かって止まるが、強く嵌合部材25を押し込むことにより、括れ部28aを通過して水平軸体25aが長孔状の切欠き凹部28内に入り込むように、括れ部28aの位置での切欠き凹部28の内巾が設定されている。
上記のように嵌合部材25を、互いに隣接する両箱型突出部26における被係止板部24間に跨がって下向きに嵌合させることにより、一方のコンテナ単体4の被係止板部24が嵌合部材25の一方の大径頭部25bと中間フランジ部25dとの間に挟まれると共に、他方のコンテナ単体4の被係止板部24が嵌合部材25の他方の大径頭部25cと中間フランジ部25dとの間に挟まれることになり、隣接する両コンテナ単体4が互いに離間できない状態に連結されることになる。このとき嵌合部材25が上方に不測に離脱することは、当該嵌合部材25における水平軸体25aと切欠き凹部28の括れ部28aとの干渉により阻止されているが、コンテナ単体4どうしの連結を解除して各コンテナ単体4を分割して取り外すときには、箱型突出部26内に指先を差し入れて嵌合部材25を一定以上の力で上向きに強く押し上げることにより、嵌合部材25を取り外すことができる。
一方、図1に示すように、床下回転収納庫1が設置される床下空間の上側の床構造体(大引きとこの上に配列された小根太、及び小根太上に敷設された床材などから構成され且つ束によって支持される)29には、環状コンテナ2を構成している1つのコンテナ単体4の全体を平面視において含むことができるサイズの物品出し入れ用開口部30が設けられている。図示省略しているが、この開口部30には開閉自在(着脱自在を含む)な蓋板が併設される。従って、床下回転収納庫1に対して物品の出し入れを行うときは、床構造体29の開口部30から手を差し入れて環状コンテナ2を垂直軸心7の周りで回転させ、作業対象のコンテナ単体4を開口部30の真下位置に位置させる。このときの環状コンテナ2の回転操作を容易にするために、図1に示すように、蓋8の適当箇所、例えば図示例のように蓋8の垂直軸心(回転中心)7から最も遠い位置の回転周方向の巾が最大になる外周辺の上側に、操作用突起部31を一体に突設させておくことができる。
上記のように環状コンテナ2を回転操作するとき、設置面6に多少の起伏があっても環状コンテナ2を構成する全てのコンテナ単体4の車輪9が設置面6上を円滑に転動できること、換言すればコンテナ単体4の車輪9が設置面6から浮き上がったり、設置面6との間で無理な押し合いが生じないことが望ましい。この実施形態では、コンテナ間連結手段5の嵌合部材25が、両コンテナ単体4の被係止板部24に対して切欠き凹部28の括れ部28aより下側の長孔領域内で上下動自在であることと、回転板15のコンテナ単体内端部4bを支持する箇所がそれぞれ独立して上下に弾性変形可能な舌片状取付座部15aに形成されていることにより、垂直軸心7の周りで回動する各コンテナ単体4が個々に、車輪9を備えた外周辺部の上下動が可能な状態であるから、設置面6に多少の起伏があっても全てのコンテナ単体4を円滑に回動させることができるものである。
尚、設置面6の起伏に追従して各コンテナ単体4の車輪9を有する外周辺部が上下動する機能を高めるために、回転板15に対し別板材で構成した舌片状取付座部15aをヒンジにより上下動自在に取り付けることもできる。又、上記のように上下動可能な舌片状取付座部15aを使用しないで、回転板15と各コンテナ単体内端部4bとの1本の上下方向連結具(ボルト23など)による連結部に十分な遊びを持たせてルーズにし、回転板15に対して各コンテナ単体4の車輪9を有する外周辺部が上下動できるように構成することもできる。又、図示例では、コンテナ間連結手段5を各コンテナ単体4の側辺の内外2箇所に配設したが、各コンテナ単体4の車輪9を有する外周辺部の上下動範囲を大きくするために、垂直軸心7に近い1箇所にのみコンテナ間連結手段5を配設しても良い。更にこの実施形態では、中心位置決め手段3の回転板15を自動調心軸受12によって支承しているので、設置面6の中心位置決め手段3を設置する箇所が、前記舌片状取付座部15aなどを利用した回転板15に対する各コンテナ単体外周辺部の上下動だけでは吸収できないほどに傾斜しているような場合でも、回転板15を基本的に水平に回転させることができるので、最終的には各コンテナ単体4を無理なく円滑に回転させることができる。
環状コンテナ2の回動操作により、目的のコンテナ単体4を物品出し入れ用開口部30の真下位置に移動させたならば、図1Bに示すように当該コンテナ単体4の蓋8を開いて物品の出し入れを行うことができる。
図8は、各コンテナ単体4の回転周方向の両側壁4cに、必要に応じて切り取って上側が開放した凹入開口部32を形成することができる、薄肉部などで形成された折り取り線33で囲まれた側壁部34を形成した例を示している。この構成によれば、図8Aに示すように、1つのコンテナ単体4には収納できないような長尺物35を収納したいような場合に、隣接する2つ又は3つのコンテナ単体4の互いに隣接する前記側壁部34を折り取り線33で切除して凹入開口部32を形成することにより、これら凹入開口部32を形成したコンテナ単体4の1つを物品出し入れ用開口部30の下側位置に呼び出し、当該コンテナ単体4の蓋8を開くことにより、物品出し入れ用開口部30から斜めに、凹入開口部32を形成した複数のコンテナ単体4間にわたって長尺物35を各凹入開口部32を利用して挿入し、或いは逆に取り出すことができる。
コンテナ単体4に蓋8を併用する場合、蓋8をコンテナ単体4に係止する蓋係止具を併設するのが望ましい。この蓋係止具としては、従来の一般的な合成樹脂製衣装ケースにおいて周知のように、蓋8の側辺に上下に開閉自在に取り付けられて、下方に閉動させることによりコンテナ単体4の開口部周縁の下向き折り返しリブ4aの内側に係合するような蓋係止具が利用できるが、この場合、図9に示すように、各蓋8の回転周方向の両側辺の蓋係止具36,37を前記垂直軸心7からの距離を変えて取り付け、各コンテナ単体4(下向き折り返しリブ4a)及び蓋8の左右両側辺には、隣接するコンテナ単体4の蓋8の蓋係止具36,37に隣接する箇所において係止具操作用凹入部38,39を切欠き形成しておくことができる。蓋8を開くときは、当該蓋8の両側辺にある蓋係止具36,37を、隣接するコンテナ単体4側の係止具操作用凹入部38,39との間の空間を利用して差し入れた手先で開動操作し、そのまま蓋係止具36,36を把手として蓋8を持ち上げることができる。蓋8を閉じるときも、開動させた状態の蓋係止具36,36を把手として蓋8をコンテナ単体4に被せて蓋係止具36,36を閉じるが、このときも隣接するコンテナ単体4側の係止具操作用凹入部38,39との間の空間を利用して無理なく容易に蓋係止具36,36の閉動操作が行える。
コンテナ単体4に組み合わせられる蓋は、上記のようなコンテナ単体4に対して取り外したり被せたりするタイプの蓋8に限定されない。例えば図10及び図11に示すように、前記垂直軸心7に近い側、即ち、コンテナ単体4の先細り状の内端部に被さる小さい内側蓋部40、この内側蓋部40に対しヒンジ部41を介して上下開閉自在に連結されてコンテナ単体4の残りの領域に被さる大きい外側蓋部42、内側蓋部4040をコンテナ単体4に係止する内側蓋係止具43、及び外側蓋部42をコンテナ単体4に係止する外側蓋係止具44を備えた蓋45を設けることもできる。この場合は、内側蓋係止具43を、コンテナ単体4と蓋45の内周側に形成した回転周方向に沿った直線部に配置すると共に、外側蓋係止具44を、コンテナ単体4と蓋45の外周縁部中央1箇所に配置し、蓋45を開くときは、外側蓋係止具44のみを開動操作して大きい外側蓋部42のみを小さい内側蓋部40に対して上方に開くことができる。又、蓋45の開閉部分が平面形状で矩形に近くなるので、物品出し入れ用開口部30を平面矩形に構成するとき、そのサイズを小さくすることができる。尚、ヒンジ部41は別部品の平蝶番などで構成することができるが、蓋45は合成樹脂で成形されるものであるから、ヒンジ部41を薄肉部で一体成形するのが望ましい。
上記実施形態では、各コンテナ単体4の外周辺側の車輪9は、当該コンテナ単体4の周方向の略中心位置に1つずつ設けているが、図12に示すように、コンテナ単体4の周方向の略中心位置に対し左右振り分け状に2つずつ設けることもできる。勿論、これら2つの車輪9は、何れも回転軸心9aが各コンテナ単体4の回転中心である垂直軸心7に対し直交する向きのものである。
中心位置決め手段3の回転板15と各コンテナ単体4の内端部4bとの連結手段である
1本の上下方向連結具としては、上記実施形態に示したボルト23に限定されない。例えば図13に示すように、垂直ピン46を利用することもできる。具体的には、回転板15側から上向きに突設させた垂直ピン46に対し、各コンテナ単体4の内端部4bの底板に形成した垂直孔47を嵌合させることにより、コンテナ単体4の内端部4bを前記回転板15に連結することもできる。勿論、垂直ピン46を各コンテナ単体4の内端部4bの底板側から下向きに突設し、垂直孔47を回転板15側に設けることもできる。この場合、コンテナ単体4の内端部4bの底板を上から下向きに螺合貫通させたボルトで構成することができる。
又、上記実施形態では、環状コンテナ2を構成する全てのコンテナ単体4を平面形状が同一サイズの扇面形に構成して、この全てのコンテナ単体4の内端部4bを中心位置決め手段5の回転板15に連結したが、図14に示すように、環状コンテナ2を構成するコンテナ単体の内、周方向1つおきに位置するコンテナ単体4Aにのみ、前記回転板15の周辺上に載置する状態で当該回転板15と連結される内端部4bを設け、他のコンテナ単体4Bは、内端が前記回転板15に載置されないように短く構成することもできる。この場合、2種類の形状及びサイズのコンテナ単体4A,4Bが必要になるが、それぞれのコンテナ単体4A,4Bの内端部4bの曲率半径を大きくすることができるので、深くネスティングできる断面形状に構成することが容易になる。特に、長さの短い方のコンテナ単体4Bは回転周方向の最大巾もコンテナ単体4Aよりも小さく構成すれば、入れ子式にネスティングしたコンテナ単体4Aの上に、同様にネスティングしたコンテナ単体4Bを更に入れ子式にネスティング可能に構成することができる。
図15は、回転周方向に隣接するコンテナ単体4どうしの連結手段の他の例を示している。この図15に示すコンテナ間連結手段48は、コンテナ単体4の開口部周縁の下向き折り返しリブ4aの下辺から下向きに連設された連結用垂直板部49どうしを結合する結合具50から構成され、この結合具50に対面するコンテナ単体4の側壁4cには、当該結合具50の操作用開口51が設けられている。図15の例では、結合具50としてボルト50aとナット50bとが使用されているが、リベットなども利用できる。又、図15の例では、先の実施形態における箱型突出部26を採用し、当該箱型突出部26の下向き折曲板部26aの垂直板部を連結用垂直板部49として利用し、結合具50により両コンテナ単体4の連結用垂直板部49どうしを互いに密着する状態に締結しているが、図16に示すように、下向き折り返しリブ4aの下辺から真下に直接連結用垂直板部49を連設し、この連結用垂直板部49どうしを結合するボルト50aに遊嵌させた筒状スペーサー52を両連結用垂直板部49間に介在させることもできる。この場合も、連結用垂直板部49に必要な強度を与えるために、連結用垂直板部49の左右両側辺を連結板部53でコンテナ単体4の側壁4cに連結一体化するのが望ましい。
尚、環状コンテナ2を構成する全てのコンテナ単体4の内端部4bを中心位置決め手段3の回転板15に支持連結するときは、回転周方向に隣接するコンテナ単体4どうしをコンテナ間連結手段5により連結することは必須要件ではない。例えば、図17に示すように、回転周方向に隣接するコンテナ単体4どうしが回転周方向において互いに当接する当接部54を有するときは、回転周方向に隣接するコンテナ単体4どうしを連結しなくとも、全てのコンテナ単体4の内端部4bを中心位置決め手段3の回転板15に支持連結しておきさえすれば、全てのコンテナ単体4を環状コンテナ2として一体に垂直軸心7の周りに回転させることができる。
上記のような実施形態を採用するときは、図示のように、各コンテナ単体4の外周辺側には、回転周方向に少なくとも2つの車輪9を、図12に示した実施形態のように軸支して、各コンテナ単体4の安定性を高めることが望ましい。又、蓋8,45を備えたコンテナ単体4における回転周方向の最大巾部は、蓋8,45の左右両側辺間となるので、当接部54として特別な部位を設けない場合、蓋8,45どうしが互いに当接することになって実用上は好ましくないので、回転周方向に隣接するコンテナ単体4の蓋8,45間に適当な隙間が確保できる状態で両コンテナ単体4どうしが互いに当接する当接部54を特別な部位として設ける必要がある。具体的には、蓋8,45より下側でコンテナ単体4の左右両側壁4cの内の少なくとも一方の側壁4cに突出部55を設け、この突出部55どうしが当接するか、又は一方のコンテナ単体4の突出部55と他方のコンテナ単体4の側壁4cとが当接するように構成しなければならない。前記突出部55としては、別部材をコンテナ単体側壁4cに取り付けて構成しても良いが、側壁4cと一体に成形するのが望ましい。
尚、以上の実施形態では、平面形状において、外周辺が円弧形である扇面形のコンテナ単体を例示したが、外周辺が直線状又は多角形状のものであっても良い。又、内端部の平面形状も限定されない。
A図は床下回転収納庫全体の平面図、B図は同床下回転収納庫の直径方向両側に位置する2つのコンテナ単体と中心位置決め手段とを示す側面図である。 A図は中心位置決め手段と各コンテナ単体内端部との連結構造を示す要部の縦断側面図、B図は中心位置決め手段の平面図である。 A図はコンテナ単体への車輪の取り付け構造を示す一部縦断正面図、B図は同要部の拡大図である。 A図は図3Aの要部の拡大縦断側面図、B図は車輪取り付け状態での要部の拡大縦断側面図である。 コンテナ間連結手段を連結前の状態で示す要部の縦断側面図である。 コンテナ間連結手段を連結後の状態で示す要部の平面図である。 図5の要部の拡大斜視図である。 A図はコンテナ単体に関する変形例を蓋取り外し状態で示す要部の平面図、B図はコンテナ単体側壁に凹入開口部を形成する前のコンテナ単体を示す側面図、C図はコンテナ単体側壁に凹入開口部を形成した後のコンテナ単体を示す側面図である。 蓋付きコンテナ単体に関する変形例を示す要部の平面図である。 蓋付きコンテナ単体に関する別の変形例を示す要部の平面図である。 図10の要部の側面図である。 コンテナ単体の車輪に関する変形例を蓋取り外し状態で示す平面図である。 中心位置決め手段と各コンテナ単体内端部との連結構造に関する変形例を示す要部の縦断側面図である。 コンテナ単体に関する別の変形例を示す概略平面図である。 コンテナ間連結手段の変形例を示す要部の縦断側面図である。 コンテナ間連結手段の別の変形例を示す要部の縦断側面図である。 コンテナ間連結手段を使用しない変形例の要部の横断平面図である。
符号の説明
1 床下回転収納庫
2 環状コンテナ
3 中心位置決め手段
4,4A,4B コンテナ単体
4a コンテナ単体の開口部周縁の下向き折り返しリブ
4b コンテナ単体の先細り状の内端部
4c コンテナ単体の側壁
5,48 コンテナ間連結手段
6 床下の設置面
7 垂直軸心(環状コンテナの回転中心)
8,45 コンテナ単体の蓋
9 車輪
9a 車輪の回転軸心
10 基板
11 固定軸部
12 自動調心軸受
13 放射状の切り込み
14 垂直ネジ孔
15 回転板
15a 舌片状取付座部
22 垂直ボルト孔(座ぐり孔)
23 ボルト(上下方向連結具)
24 被係止板部
25 嵌合部材
25a 水平軸体
25b,25c 大径頭部
25d 中間フランジ部
26 箱型突出部
26a 下向き折曲板部
26b,53 左右両連結板部
27 開口
28 長孔状の切欠き凹部
28a 括れ部
29 床構造体
30 物品出し入れ用開口部
31 蓋の操作用突起部
32 凹入開口部
33 折り取り線
36,37,43,44 蓋係止具
38,39 係止具操作用凹入部
40 小さい内側蓋部
41 ヒンジ部
42 大きい外側蓋部
46 垂直ピン(上下方向連結具)
47 垂直孔
49 連結用垂直板部
50 ボルトナットなどの結合具
51 結合具操作用開口
52 筒状スペーサー
54 当接部
55 突出部

Claims (15)

  1. 複数個のコンテナ単体をコンテナ間連結手段により垂直軸心の周囲で環状に連結して構成された環状コンテナと、設置面側に配設された中心位置決め手段とを備え、各コンテナ単体の外周辺側には、回転軸心が前記垂直軸心と直交する向きに車輪が軸支され、中心位置決め手段は前記垂直軸心の周りに回転自在な回転板を備え、全てのコンテナ単体又は周方向適当間隔おきに位置するコンテナ単体には、前記回転板の周辺上に載置された状態で当該回転板と1本の上下方向連結具により連結される内端部が設けられ、環状コンテナが前記回転板と共に垂直軸心の周りで自転可能に構成されている、回転収納庫。
  2. コンテナ単体の内、周方向1つおきに位置するコンテナ単体にのみ、前記回転板の周辺上に載置された状態で当該回転板と連結される内端部が設けられ、他のコンテナ単体は、内端部が前記回転板に載置されないように短く構成されている、請求項1に記載の回転収納庫。
  3. 前記コンテナ間連結手段として、隣接するコンテナ単体間の上下方向の相対移動を許すコンテナ間連結手段が使用され、中心位置決め手段の回転板とコンテナ単体内端部とは、当該回転板に対しコンテナ単体の外周辺の上下移動を許す状態に連結されている、請求項1又は2に記載の回転収納庫。
  4. 各コンテナ単体は、その開口部周縁に外側に張り出す下向き折り返しリブを備え、このリブには、前記コンテナ間連結手段の配置される箇所において、当該リブの下辺から下向きに連結用垂直板部が連設され、前記コンテナ間連結手段は、隣接するコンテナ単体の前記連結用垂直板部どうしを結合するボルトナットなどの結合具から構成され、この結合具に対面するコンテナ単体の側壁には、当該結合具の操作用開口が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の回転収納庫。
  5. 複数個のコンテナ単体を垂直軸心の周囲で環状に配置して構成された環状コンテナと、設置面側に配設された中心位置決め手段とを備え、各コンテナ単体は回転周方向の側辺どうしが連結されずに互いに当接するように構成され、各コンテナ単体の外周辺側には、回転軸心が前記垂直軸心と直交する向きに車輪が軸支され、中心位置決め手段は前記垂直軸心の周りに回転自在な回転板を備え、全てのコンテナ単体には、前記回転板の周辺上に載置する状態で当該回転板と連結される内端部が設けられ、環状コンテナが前記回転板と共に垂直軸心の周りで自転可能に構成されている、回転収納庫。
  6. 各コンテナ単体の外周辺側の車輪は、当該コンテナ単体の周方向の略中心位置に1つずつ設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載の回転収納庫。
  7. 各コンテナ単体の外周辺側の車輪は、当該コンテナ単体の周方向の略中心位置に対し左右振り分け状に2つずつ設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載の回転収納庫。
  8. 中心位置決め手段の回転板には、連結されるコンテナ単体1つにつき1つの垂直ネジ孔が設けられ、この回転板と連結されるコンテナ単体の内端部には底板に垂直ボルト孔が設けられ、この垂直ボルト孔に下向きに挿入されたボルトを回転板側の垂直ネジ孔に螺合締結してコンテナ単体の内端部を前記回転板に連結している、請求項1〜7の何れか1項に記載の回転収納庫。
  9. 中心位置決め手段の回転板と当該回転板に連結されるコンテナ単体の内端部との内、一方には垂直ピンが相手側に向かって突設されると共に、他方には前記垂直ピンが嵌合する垂直孔が設けられ、この垂直孔と垂直ピンとの嵌合によりコンテナ単体の内端部を前記回転板に連結している、請求項1〜7の何れか1項に記載の回転収納庫。
  10. 中心位置決め手段の回転板には、連結されるコンテナ単体ごとに独立して上下変位可能な舌片状取付座部が設けられている、請求項1〜9の何れか1項に記載の回転収納庫。
  11. 中心位置決め手段の回転板は、設置面上に固定される基板上の固定軸部に自動調心軸受を介して支承されている、請求項1〜10の何れか1項に記載の回転収納庫。
  12. 各コンテナ単体は開閉自在な蓋を備え、各蓋には、環状コンテナを自転させるための操作用突起部が設けられている、請求項1〜11の何れか1項に記載の回転収納庫。
  13. 各コンテナ単体は開閉自在な蓋を備え、各蓋の回転周方向の両側辺には蓋係止具が前記垂直軸心からの距離を変えて設けられ、各コンテナ単体及び蓋の左右両側辺には、隣接するコンテナ単体の蓋の係止具に隣接する箇所において、係止具操作用凹入部が形成されている、請求項1〜12の何れか1項に記載の回転収納庫。
  14. 各コンテナ単体は開閉自在な蓋を備え、各蓋は、前記垂直軸心に近い側の小さい内側蓋部、この内側蓋部に対し上下開閉自在に連結された大きい外側蓋部、内側蓋部をコンテナ単体に係止する内側蓋係止具、及び外側蓋部をコンテナ単体に係止する外側蓋係止具を備えている、請求項1〜13の何れか1項に記載の回転収納庫。
  15. 各コンテナ単体の外周辺の車輪は着脱自在に構成され、当該車輪を取り外した状態の各コンテナ単体は入れ子式にネスティング可能な断面形状に構成されている、請求項1〜114に記載の回転収納庫。
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