JPH0717632Y2 - 運搬車のブレーキ装置 - Google Patents
運搬車のブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0717632Y2 JPH0717632Y2 JP1992022107U JP2210792U JPH0717632Y2 JP H0717632 Y2 JPH0717632 Y2 JP H0717632Y2 JP 1992022107 U JP1992022107 U JP 1992022107U JP 2210792 U JP2210792 U JP 2210792U JP H0717632 Y2 JPH0717632 Y2 JP H0717632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- brake
- leaf spring
- pedal
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば本考案者の考案に
係る実公平3−121968号公報に示された如き、ス
ーパーマーケット等に使用される運搬車のブレーキ装置
に係るものである。
係る実公平3−121968号公報に示された如き、ス
ーパーマーケット等に使用される運搬車のブレーキ装置
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のブレーキ装置においては、
足踏その他の操作によって歯車、リンク機構等の機械的
伝動装置を介してブレーキ片を床面に圧着している。
足踏その他の操作によって歯車、リンク機構等の機械的
伝動装置を介してブレーキ片を床面に圧着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のブレーキ装
置は、ブレーキ片と作動部とが複雑な機械的な力の伝達
機構によって連結され、構造が複雑で使用部品点数が極
めて多い。本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑み
て提案されたもので、その目的とする処は、構造が簡単
で、作動が確実で製作費が低廉な運搬車のブレーキ装置
を提供する点にある。
置は、ブレーキ片と作動部とが複雑な機械的な力の伝達
機構によって連結され、構造が複雑で使用部品点数が極
めて多い。本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑み
て提案されたもので、その目的とする処は、構造が簡単
で、作動が確実で製作費が低廉な運搬車のブレーキ装置
を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係る運搬車のブレーキ装置は、運搬車の台
車の下面に逆T字型ガイド溝孔を有するペダルガイドを
垂設し、同ガイド溝孔に可摺動的に遊挿された足踏ペダ
ルに固着された作動桿を、台車ベース裏面に片持状に基
端を固着され、且つ先端にゴムブレーキ片を具えた帯状
の板ばね片に設けた透孔、及び前記ゴムブレーキ片に付
設された補助板ばね片に設けた透孔に亘って遊挿して構
成されている。
め、本考案に係る運搬車のブレーキ装置は、運搬車の台
車の下面に逆T字型ガイド溝孔を有するペダルガイドを
垂設し、同ガイド溝孔に可摺動的に遊挿された足踏ペダ
ルに固着された作動桿を、台車ベース裏面に片持状に基
端を固着され、且つ先端にゴムブレーキ片を具えた帯状
の板ばね片に設けた透孔、及び前記ゴムブレーキ片に付
設された補助板ばね片に設けた透孔に亘って遊挿して構
成されている。
【0005】
【作用】本考案は前記したように構成されているので、
ブレーキ作動時においては前記足踏ペダルを圧下する
と、同足踏ペダルの作動桿が前記板ばね片及び補助板ば
ね片の透孔に係止した状態で板ばねを前記ペダルガイド
の逆T字型溝孔の垂直溝孔を案内として下降して、先端
ゴムブレーキ片を床面に圧着するとともに、前記足踏ペ
ダルを板ばねの可撓性を利用して横移動し、前記逆T字
型溝孔の水平溝孔に係止せしめることによって運搬車を
制御位置に保持する。
ブレーキ作動時においては前記足踏ペダルを圧下する
と、同足踏ペダルの作動桿が前記板ばね片及び補助板ば
ね片の透孔に係止した状態で板ばねを前記ペダルガイド
の逆T字型溝孔の垂直溝孔を案内として下降して、先端
ゴムブレーキ片を床面に圧着するとともに、前記足踏ペ
ダルを板ばねの可撓性を利用して横移動し、前記逆T字
型溝孔の水平溝孔に係止せしめることによって運搬車を
制御位置に保持する。
【0006】次に足踏ペダルを横移動して前記作動桿を
逆T型溝孔の垂直溝孔内に嵌入することにより、板ばね
片の賦勢力によってゴムブレーキ片が床面より離脱し、
前記垂直溝孔を案内として前記作動桿が上昇し、ブレー
キが解放される。なお前記補助板ばね片の透孔は、前記
作動桿の案内部材としての用を兼ね板ばね片の揺動を防
止するものである。
逆T型溝孔の垂直溝孔内に嵌入することにより、板ばね
片の賦勢力によってゴムブレーキ片が床面より離脱し、
前記垂直溝孔を案内として前記作動桿が上昇し、ブレー
キが解放される。なお前記補助板ばね片の透孔は、前記
作動桿の案内部材としての用を兼ね板ばね片の揺動を防
止するものである。
【0007】
【実施例】以下本考案を図示の実施例について説明す
る。1は運搬車の台車ベース、2は同台車ベース1に取
付けられた運搬車用のハンドル取付ホルダー、3はキャ
スターである。4は台車ベース1の外周縁下面より垂設
されたペダルガイドで、垂直溝孔4aと水平溝孔4bと
よりなる逆T字型ガイド溝孔4が穿設されている。
る。1は運搬車の台車ベース、2は同台車ベース1に取
付けられた運搬車用のハンドル取付ホルダー、3はキャ
スターである。4は台車ベース1の外周縁下面より垂設
されたペダルガイドで、垂直溝孔4aと水平溝孔4bと
よりなる逆T字型ガイド溝孔4が穿設されている。
【0008】5は台車ベース1の裏面に配設されたスプ
リングホルダー5に片持状に基端部を固着された帯状の
板ばね片6で、同板ばね片6の自由端にゴムブレーキ片
7が固着されている。8はペダルで、その下面に固着さ
れた作動桿9のやや斜方向に指向して延びる先端折曲片
9aの下端及びその上部が夫々前記板ばね片6に穿設さ
れた透孔6a及び前記ゴムブレーキ片7に付設された補
助板ばね片10の透孔10aに遊嵌されている。
リングホルダー5に片持状に基端部を固着された帯状の
板ばね片6で、同板ばね片6の自由端にゴムブレーキ片
7が固着されている。8はペダルで、その下面に固着さ
れた作動桿9のやや斜方向に指向して延びる先端折曲片
9aの下端及びその上部が夫々前記板ばね片6に穿設さ
れた透孔6a及び前記ゴムブレーキ片7に付設された補
助板ばね片10の透孔10aに遊嵌されている。
【0009】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、ブレーキ作動時ペダル8を圧下すると、作動
桿9の折曲片9aが前記透孔6a、9aの内周縁に係止
し、ペダル8とともに作動桿9を介してゴムブレーキ片
7が下降して図2の鎖線部に示すように床面に圧着し、
ブレーキ効果が発揮される。この状態において前記ペダ
ル8を介して作動桿9を水平方向に移動してペダルガイ
ド4の水平溝孔4bに係止せしめることによって、前記
ゴムブレーキ7をブレーキ作動位置に保持する。
いるので、ブレーキ作動時ペダル8を圧下すると、作動
桿9の折曲片9aが前記透孔6a、9aの内周縁に係止
し、ペダル8とともに作動桿9を介してゴムブレーキ片
7が下降して図2の鎖線部に示すように床面に圧着し、
ブレーキ効果が発揮される。この状態において前記ペダ
ル8を介して作動桿9を水平方向に移動してペダルガイ
ド4の水平溝孔4bに係止せしめることによって、前記
ゴムブレーキ7をブレーキ作動位置に保持する。
【0010】次にブレーキを解除する場合、前記ペダル
8を中央側に移動して作動桿9をペダルガイド9の垂直
溝孔4aに位置せしめることによって、板ばね6の賦勢
力によりゴムブレーキ7を床面上に離隔させ、ブレーキ
を解除する。
8を中央側に移動して作動桿9をペダルガイド9の垂直
溝孔4aに位置せしめることによって、板ばね6の賦勢
力によりゴムブレーキ7を床面上に離隔させ、ブレーキ
を解除する。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば運搬車の台車の下部より
逆T字型ガイド溝孔を有するペダルガイドを垂設し、足
踏ペダルに固着された作動桿の先端部を、台車ベース裏
面に片持状に基端を固着させ、且つ先端にゴムブレーキ
片が装着された帯状の板ばね片に設けた透孔、及び前記
ゴムブレーキ片より突設された補助板ばね片に設けた透
孔に遊挿したことによって、簡単な構成で前記運搬車の
ブレーキの作動、解除を容易に行うことができるもので
あり、使用部品点数も少なく、コストを大幅に節減しう
るものである。
逆T字型ガイド溝孔を有するペダルガイドを垂設し、足
踏ペダルに固着された作動桿の先端部を、台車ベース裏
面に片持状に基端を固着させ、且つ先端にゴムブレーキ
片が装着された帯状の板ばね片に設けた透孔、及び前記
ゴムブレーキ片より突設された補助板ばね片に設けた透
孔に遊挿したことによって、簡単な構成で前記運搬車の
ブレーキの作動、解除を容易に行うことができるもので
あり、使用部品点数も少なく、コストを大幅に節減しう
るものである。
【図1】本考案に係る運搬車のブレーキ装置の一実施例
を示す裏側斜視図である。
を示す裏側斜視図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】本考案の作動状況を示す縦断面図である。
1 台車ベース 2 ハンドル取付ホルダー 3 キャスター 4 ペダルガイド 4a 垂直溝孔 4b 水平溝孔 5 スプリングホルダー 6 板ばね片 6a 透孔 7 ゴムブレーキ 8 ペダル 8a 先端折曲片 9 作動桿 10 補助板ばね片 10a透孔
Claims (1)
- 【請求項1】 運搬車の台車の下面に逆T字型ガイド溝
孔を有するペダルガイドを垂設し、同ガイド溝孔に可摺
動的に遊挿された足踏ペダルに固着された作動桿を、台
車ベース裏面に片持状に基端を固着され、且つ先端にゴ
ムブレーキ片を具えた帯状の板ばね片に設けた透孔、及
び前記ゴムブレーキ片に付設された補助板ばね片に設け
た透孔に亘って遊挿してなることを特徴とする運搬車の
ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022107U JPH0717632Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 運搬車のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022107U JPH0717632Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 運搬車のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580952U JPH0580952U (ja) | 1993-11-02 |
JPH0717632Y2 true JPH0717632Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12073670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022107U Expired - Lifetime JPH0717632Y2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 運搬車のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717632Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0891224A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-09 | Junzaburo Kawasaki | 台 車 |
JPH0891223A (ja) * | 1994-09-27 | 1996-04-09 | Junzaburo Kawasaki | 台 車 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930183U (ja) * | 1972-06-12 | 1974-03-15 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP1992022107U patent/JPH0717632Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580952U (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |