JP3054373U - 運搬車のワンタッチブレーキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ制動解除においてブレーキハンドル
から手を離すだけでブレーキを制動し、安定した停止が
できる。また、ブレーキ解除においては、ブレーキハン
ドルを手押しハンドルと同時に握ることによりブレーキ
が解除され、走行できるため無人移動による事故や被害
を防ぐ効果がある。 【解決手段】 車台１の裏面両側に固着した固定フォー
ク２に設けたブレーキ装置４と該固定フォーク２より突
出させた該ブレーキ装置４に備えた下部に長さ調整ねじ
７を有した連結棒６によりブレーキハンドル１１を係止
するとともに、該ブレーキハンドル１１を昇降作動可能
にした芯１０を設けたブラケット８で軸支して成り、該
ブレーキ装置４にはブレーキバネ４ａとブレーキ調整ボ
ルト４ｂを備えたブレーキパット４ｃとが上下作動可能
にした支点ボルト５を軸支しする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、車台に荷物を載せて目的地に走行停止させるためにブレーキハン ドルによりブレーキ制動解除が行える運搬車のワンタッチブレーキ装置に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

従来、運搬車のブレーキ装置は車台裏面に固着したフォークにブレーキ装置を 設け、足でブレーキ制動解除の操作をしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題】

しかしながら上記従来の運搬車では、ブレーキを制動解除させるたびに足で操 作しなければならず面倒であるという欠点や、ブレーキ制動を忘れたため停止位 置より無人移動し、車台に載せた荷物が崩れ壊れるという問題点と、無人移動し た運搬車が人や物にぶつかるといった危険があった。

【０００４】 従って本考案の目的はブレーキハンドルを手から離すことでブレーキを制動し 、ブレーキハンドルを手押しハンドルと同時に握る事によりブレーキが解除され 走行が可能となるため、ブレーキを制動解除するたび足で操作する手間が省ける とともに、ブレーキ制動を忘れたために起きる無人移動による事故や被害を防ぐ ことを目的とし、またブレーキハンドルの制御調整により走行中の速度を制御し ながら停止することができる。

【０００５】

【考案が解決するしようとする手段】

車台の裏面両側に固着した固定フォークに設けたブレーキ装置と該固定フォーク より突出させた該ブレーキ装置に備えた下部に長さ調整ねじを有した連結棒によ りブレーキハンドルを係止するとともに、該ブレーキハンドルを昇降作動可能に した芯を設けたブラケットで軸支して成り、該ブレーキ装置にはブレーキバネと ブレーキ調整ボルトを備えたブレーキパットとが上下作動可能にした支点ボルト を軸支したものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案を説明すると、ブレーキ装置が連結棒によりブレーキを制御するブレーキ ハンドルに係止し、ブレーキを制御するブレーキハンドルから手を離すと連結棒 の下降に伴い、係止したブレーキパットも下降し、ブレーキが制動する。そして ブレーキを解除するときは、ブレーキハンドルと手押しハンドルを同時に握るこ とにより、ブレーキハンドルが手押しハンドル方向に押し上がり、連結棒の上昇 に伴い係止したブレーキ装置も押し上げられ、ブレーキを解除するのである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図１は本考案運搬車のブレーキ装置の形態を示す正面図、図２は同側面図、図３ 、図４及び図５は一部縦断側面図である。 車台１の裏面両側に固定フォーク２が固着されている。固定フォーク２には車輪 ３のブレーキ装置４が付設され、固定フォーク２より突出させたブレーキパット 孔４ｄに備えた連結棒６よりブレーキを制御するブレーキハンドル１１の昇降に 連動して回転可能となっている。ブレーキハンドル１１は手押しハンドル１２の 後部傾斜位置にハンドル固定ボルト９を取り付けてある。 従って、ブレーキを制動させるためブレーキハンドル１１を手押しハンドル１２ の方向より離せは下降し、ブレーキハンドル１１はブラケット８の軸支を支点と して下降した連結棒６にともないブレーキパット４ｃも下降し車輪３を圧着する ため、ブレーキを制動することとなる。又、ブレーキを解除させるためにはブレ ーキハンドル１１を手押しハンドル１２の方向に接近すれば上昇し、ブレーキハ ンドル１１はブラケット８の軸支を支点として上昇した連結棒６にともないブレ ーキパット４ｃも上昇し車輪３が回転可能となり、ブレーキが解除される。 ブレーキ装置４は固定フォーク２にブレーキバネ４ｂ、ブレーキ調整ボルト４ａ を車輪３に圧着するブレーキパット４ｃを支点ボルト５で軸支して成り、ブレー キパット孔４ｄに備えた連結棒６によりブレーキハンドル１１を係止されている 。

【０００８】

【考案の効果】

以上の通り、本考案は運搬車のブレーキ制動解除に際しては、ブレーキ装置を 昇降せしめるだけで目的を達成するのであり、下降はブレーキハンドルから手を 離すだけでブレーキが制動し安定した停止ができ、上昇は手押しハンドルと同時 に握ることによりブレーキが解除され走行可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案運搬車の正面図、図２は同側面
図、図３、図４はブレーキ装置の実施例を示す側面図、
図５はブレーキレバーの他の実施例を示す側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 車台 ２ 固定フォーク ３ 車輪 ４ ブレーキ装置 ５ 支点ボルト ６ 連結棒 ７ 長さ調節ねじ ８ ブラケット ９ ハンドル固定ボルト １０ 芯 １１ ブレーキハンドル １２ 手押しハンドル

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年６月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は本考案運搬車の正面図

【図２】 図２は同側面図

【図３】 図３はブレーキ装置の実施例を示す側面図

【図４】 図４はブレーキ装置の実施例を示す側面図

【図５】 図５はブレーキレバーの他の実施例を示す側
面図

【符号の説明】 ・１ 車台 ・２ 固定フォーク ・３ 車輪 ・４ ブレーキ装置 ・５ 支点ボルト ・６ 連結棒 ・７ 長さ調節ねじ ・８ ブラケット ・９ ハンドル固定ボルト ・１０ 芯 ・１１ ブレーキハンドル ・１２ 手押しハンドル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車台（１）の裏面両側に固着した固定フ
   ォーク（２）に設けたブレーキ装置（４）と該固定フォ
   ーク（２）より突出させた該ブレーキ装置（４）に備え
   た下部に長さ調整ねじ（７）を有した連結棒（６）によ
   りブレーキハンドル（１１）を係止するとともに、該ブ
   レーキハンドル（１１）を昇降作動可能にした芯（１
   ０）を設けたブラケット（８）で軸支して成り、該ブレ
   ーキ装置（４）にはブレーキバネ（４ａ）とブレーキ調
   整ボルト（４ｂ）を備えたブレーキパット（４ｃ）とが
   上下作動可能にした支点ボルト（５）を軸支したことを
   特徴とする運搬車のワンタッチブレーキ装置。