JP2003237549A - 車両のブレーキ - Google Patents

車両のブレーキ

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JP2003237549A
JP2003237549A JP2002062342A JP2002062342A JP2003237549A JP 2003237549 A JP2003237549 A JP 2003237549A JP 2002062342 A JP2002062342 A JP 2002062342A JP 2002062342 A JP2002062342 A JP 2002062342A JP 2003237549 A JP2003237549 A JP 2003237549A
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Kunio Hotta
国男 堀田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、台車、車椅子等の車両における簡
便な構成のブレーキを提供するものである。 【構成】 ブレーキ機構は、台板1a等に取付けの基台
10aに、回動可能で、且つ、後車輪3bの前後で当接
可能な一対のブレーキシュー30が取付けてあると共
に、この一対のブレーキシュー30の端部にはワイヤー
ピン41を取付てある。そして、これらのワイヤーピン
41の間にバネ20を挿通した状態でワイヤー40が連
結してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車、車椅子等の
車両のブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物を運搬する台車を例に取る
と、3〜4個の車輪を付設し、ハンドルを押すことによ
ってほぼ水平で走行して荷物を運ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾斜道
等に台車をおくと、台車は傾斜道を走行するため、安全
装置として、ブレーキが必要であるので、本発明は係る
ブレーキ機構を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両に取付け
のブレーキ機構は、台板等に取付けの基台に、回動可能
で、且つ、車輪の前後で当接可能な一対のブレーキシュ
ーが取付けてある。そして、一対のブレーキシューの端
部にはワイヤーピンを取付けてあり、これらのワイヤー
ピンの間にバネを挿通した状態でワイヤーが連結してあ
る。ブレーキシューは、常時はバネによって、車輪を押
圧してロック状態を維持するが、ワイヤーを引っ張るこ
とによって、アンロック状態になり、走行可能になる。
【0005】又、請求項2の車両に取付けのブレーキ機
構は、台板等に回動可能に取付けの基台とブレーキ基台
を回動可能に設けてある。そして、ブレーキ基台には車
輪の肩部で当接可能なシュー本体を取付けてあり、ブレ
ーキ基台と基台との間にバネが挿入してあると共にブレ
ーキ基台にはワイヤーを連結してある。そのため、シュ
ー本体は、常時はバネによって車輪を押圧してロック状
態を維持するが、ワイヤーを引っ張ることによって、ア
ンロック状態になり、走行可能になる。
【0006】請求項3の車両に取付けのブレーキ機構
は、台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取付けて走行
可能であり、台板等に取付けの基台に、回動可能で、且
つ、固定の後車輪の前後で、常時、シュー本体が後車輪
側に当接可能にバネを設けてある。そして、一対のブレ
ーキシューの端部にワイヤーピンを取付け、このワイヤ
ー40をワイヤーピン41bに形成のワイヤー孔42b
に挿通すると共に筒体90内を挿通して、ワイヤー40
の先端部をワイヤ止め45で固定する。又、ワイヤー孔
42bを挿通のワイヤー40を、ワイヤーピン41aに
形成のワイヤー孔42aを挿通し、且つ、ワイヤー孔4
2aを出た後に、金属端子56を有するカバー体57に
内挿する。
【0007】常時は、バネの引っ張り力によって、シュ
ー本体は後車輪に当接してロック状態である。しかし、
ワイヤーを引っ張ると、シュー本体31bは、筒体90
で押圧されて、固定ピン12bを基軸に時計方向の回動
モーメントが生じ、後車輪3bから離脱してアンロック
状態になると共に、筒体90と金属端子56によって、
ワイヤー孔42aとワイヤー孔42bの間のワイヤー4
0の長さは、ほぼ一定であるので、シュー本体31aは
金属端子56で押圧されて、固定ピン12aを基軸にし
て反時計方向の回動モーメントが生じ、シュー本体31
aは後車輪3bから離脱してアンロック状態になる。即
ち、双方のシュー本体31a、31bはアンロック状態
になる。
【0008】請求項4の車両に取付けのブレーキ機構
は、台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取付けて走行
可能な車両であって、台板等に取付けの基台に、固定の
後車輪の上部に上金具81を取付け、この上金具81と
下金具82の間にバネ83を内挿する。そして、下金具
82の下には、逆V字状のブレーキ片85a、85bを
ワイヤー40で支持する。常時は、バネの反発力によっ
てブレーキ片85a、85bの何れかが、後車輪に食い
込んでロック状態であるが、ワイヤーを引っ張ることに
よってアンロック状態になる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の実
施の形態について、平面を示す図1(A)、右側面を示
す図1(B)を参照して説明する。台車の本体1は、適
宜の間隔で組合わせたフレーム枠で四角状に構成してあ
り、そのフレーム枠の上には、薄板スチールや樹脂等で
製作の台板1aが固定してある。そして、その台板1a
の前方の裏面側には、自在キャスタ2を介して1対の前
車輪3aが取付けてあると共に、台板1aの後方の裏面
側には固定の後車輪3bが取り付けてある。又、台板1
aの後方のフレーム枠には、回動可能な逆U字状のハン
ドル19が取り付けてあって、折り畳み可能になってい
る。
【0010】次に、固定の後車輪3bのブレーキ機構1
00について、正面を示す図2(A)、側面を示す図2
(B)、及び裏面側から見たブレーキ機構を示す図3
(A)を参照して説明する。この後車輪3bの取付け構
造は、よく知られた構造であり、逆U字状の取付け金具
に回転可能に後車輪3bを取り付け、この取付け金具が
台板1aの裏面側にネジ止めされている。
【0011】ブレーキ機構100の構成部品は、取付け
本体10とバネ20とブレーキシュー30及びワイヤー
40とロック、アンロック機構50であり、このブレー
キ機構は、台板1aやフレーム等を介して後車輪3bの
前後に取り付けることによって、ブレーキシュー30の
シュー本体31が後車輪3bの前後で当接して、前進及
び後退に対しブレーキ機能を発揮させるものである。
【0012】取付け本体10について、左側面を示す図
4(A)、平面を示す図4(B)を参照して説明する
と、基台10aは長方形の薄板であり、この基台10a
の両側には、台板1aの裏面側にボルト11で固定する
ボルト孔11aが穿設してあると共に、中央には、図4
(C)に示す固定ピン12を挿通するピン孔12aを形
成のコ字状の固定体13が立設してある。
【0013】次に、ブレーキシュー30について、左側
面を示す図4(E)、平面を示す図4(F)を参照して
説明すると、シュー本体31は薄板長方形であり、この
シュー本体31の両端には前記基台10aに固定ピン1
2を介して取付け可能なピン孔32を形成の張出体33
が一体で形成してあり、この張出体33は前記固定体1
3の外側に装着可能である。又、このシュー本体31の
下部には、ワイヤー40に連結するワイヤーピン41を
取付け可能なピン孔35が形成してある。尚、このワイ
ヤーピン41には、図4(D)に示すように中央部にワ
イヤー40を挿通するワイヤー孔42が穿設してある。
【0014】前記構成のブレーキ機構100は、ブレー
キシュー30を固定ピン12を介して基台10aに取り
付ける。次に、ブレーキシュー30のシュー本体31に
ワイヤーピン41を挿通する。そして、後側のブレーキ
機構のワイヤーピン41に形成のワイヤー孔42にワイ
ヤー40を挿通し、このワイヤー40にバネ20を通
す。又、前記ワイヤー40を前側のブレーキ機構のワイ
ヤーピン41に形成のワイヤー孔42にワイヤー40を
挿通し、このワイヤー40の先端部をワイヤ止め45で
固定する。
【0015】次に、一対の前記ブレーキ機構100を、
台板1aの裏面側にボルト11で固定すると、バネ20
の反発力で、一対のシュー本体31、31は、後車輪3
bの前後で当接状態になってロックされる。即ち、回動
可能なシュー本体31、31は、下部に取付けの固定ピ
ン12で回動可能であり、その固定ピン12の上部位置
に設けたワイヤーピン41、41の間に装着のバネ20
の反発力で、これらのシュー本体31は、互に反対側に
付勢されてハの字状となって、後車輪3bの前後で当接
状態になってロックされる。尚、このシュー本体31が
後車輪3bに当接する位置(角度)は重要であり、後車
輪3bが前後進するとき、食い込む位置(角度)が望ま
しいことはいうまでもない。又、より確実にロックする
ためには、双方の後車輪3bにブレーキ機構を取り付け
るのが望ましい。
【0016】前記ワイヤー40の端部は、ハンドル19
の握り棒19aに取り付けのロック、アンロック機構5
0に連結してある。このロック、アンロック機構50に
ついて、図5(平面図と側断面図)を参照して説明する
と、ロック、アンロック機構50は、握り棒19aの形
状に合致する円形部51をネジ52を介して固定され
る。又、ロック、アンロック機構50は、前記ネジ52
に回動可能なS字状の操作片53が取り付けてあり、こ
の操作片53に固定の操作レバー54を介して回動す
る。又、前記操作片53の端部には、前記一対の後車輪
3bに取付けのブレーキ機構に連結のワイヤー40がボ
ルトナット55を介して固定してあり、操作レバー54
を回動すると、ワイヤー40は引っ張られた状態にな
る。
【0017】前記ブレーキ機構100のシュー本体3
1、31は、図3(A)に示すように、バネ20の反発
力によって、後車輪3bに当接してロック状態である
が、前記操作レバー54を回動してワイヤー40を引張
る状態にすると、回動可能な片方のシュー本体31はワ
イヤーピン41を引っ張って固定ピン12で回動する。
一方のシュー本体31はバネ20の反発力で、固定ピン
12で回動する。そのため、前記ロック状態におけるハ
の字状のシュー本体31、31は、更に拡開したハの字
状となって、後車輪3bの前後で当接状態でなくなり、
アンロック状態になる(図3(B))。以上のように、
簡便なブレーキ機構によって、常時はロック状態である
が、操作レバー54によってアンロック状態にすること
ができるので、台車を傾斜道等に停止しておいても安全
確保を図ることができる。尚、前記ブレーキ機構は固定
の後車輪3bに取付けるものであるが、回転自在な車輪
に取り付けてもよい。
【0018】(第2の実施の形態)次に、図6((A)
はロック状態の側面図、(B)はアンロック状態の側面
図、(C)は正面図、(D)はブレーキシュー71の詳
細図)に示す他の構成のブレーキ機構について説明す
る。台板1aの裏面側には、台板1aに固定の固定体6
9を介して、傾斜状の基台70とブレーキ基台72が回
動軸70aで回動可能に取り付けてある。又、このブレ
ーキ基台72には、後車輪3bの両肩部で当接可能に、
且つ、両端の2点で当接(喰い込み)可能な形状のブレ
ーキシュー71が取り付けてある。又、前記基台70に
はバネ73を挿通の調整ボルト75が設けてあり、この
調整ボルト75の位置によって、前記バネ73の反力が
ブレーキ基台72に作用して、ブレーキシュー71が後
車輪3bを押圧する押圧力の調整が可能になっている。
又、前記ブレーキ基台72には、ワイヤー40の端部が
取り付けてあり、このワイヤー40の他端部は、前記ロ
ック、アンロック機構50に連結してある。
【0019】前記構成のブレーキ機構は、常時は、バネ
73の反発力によって、ブレーキシュー71が後車輪3
bを押圧状態になり、ロック状態である(図6
(A))。一方、前記ロック、アンロック機構50を介
してワイヤー40を引っ張ると、ブレーキ基台72が回
動軸70aで回動して、ブレーキシュー71は後車輪3
bから離れ、アンロック状態になる(図6(B))。こ
の様に、簡便なブレーキ機構によって、常時はロック状
態であるが、ワイヤー40を引っ張ることによって、ア
ンロック状態にすることができるので、台車を傾斜道等
に停止しておいても安全確保を図ることができる。
【0020】尚、前記ワイヤー40の端部を基台70に
取付け、ワイヤー40を引っ張ると、基台70が調整ボ
ルト75に当って、ブレーキ基台72(ブレーキシュー
71)が後車輪3bから離脱するアンロック状態に構成
してもよい。又、前記のブレーキ機機構は、ワイヤーを
介してアンロックとロック状態になる構造であるが、そ
の他、リンク機構等で構成してもよい。
【0021】(第3の実施の形態)図7は、他の構成の
ブレーキ機構であり、このブレーキ機構は前記第1の実
施の形態(図3)に示すブレーキ機構が1個のバネ20
を使用すると共に、このバネ20が、常時、反発状態で
あるのと異なり、一対のブレーキシュー30a、30b
に対し、それぞれ独立にバネ20a、20bを備え、こ
れらのバネ20a、20bは、常時、引っ張り状態で使
用する。図7(A)は裏面側から見たブレーキ機構でロ
ック状態図、(B)はロック状態の側面図である。
【0022】バネ20aの端部はワイヤーピン41aに
取り付けてあり、他端部は基台10aに取り付けてあ
る。又、シュー本体31a、31bの底板には、長孔3
8が穿設してあるブレーキ片31cを、その長孔38を
介してネジ(図示略)で適宜の位置で固定することによ
って、ブレーキ片31cの突出長さ調整が可能であり、
固定の後車輪3bの摩耗に対応できる(図8(C))。
そこで、前記バネ20aによって、シュー本体31aに
は、固定ピン12aを基軸にして時計方向の回動モーメ
ントが生じ、このシュー本体31aに取付けのブレーキ
片31cは後車輪3bに当接しロック状態である。一
方、バネ20bの端部も同様にワイヤーピン41bに取
り付けてあり、他端部は基台10aに取り付けてある。
そのため、シュー本体31bは固定ピン12bを基軸に
反時計方向の回動モーメントが生じ、このシュー本体3
1bに取付けのブレーキ片31cは後車輪3bに当接し
ロック状態である。
【0023】又、ワイヤー40は、図8(A)(平面
図)、(B)(側面図)に示すように、ワイヤーピン4
1bに形成のワイヤー孔42bに挿通し、金属製の筒体
90内を挿通して、ワイヤー40の先端部をワイヤ止め
45で固定してある。一方、前記ワイヤー孔42bを挿
通のワイヤー40は、前記ワイヤーピン41aに形成の
ワイヤー孔42aを挿通し、前記第1の実施の形態に備
えてあるロック、アンロック機構50に連結してある。
尚、ワイヤー40は、ワイヤー孔42aを出た後に、金
属端子56を有するカバー体57に内挿してあり、この
カバー体57は、圧縮力を加えても僅かに圧縮する程度
の硬度を有する。そのため、前記筒体90と金属端子5
6によって、ワイヤー孔42aとワイヤー孔42bの間
のワイヤー40の長さは、ほぼ一定である。
【0024】この第3の実施の形態のブレーキ機構は、
ブレーキ機構100のシュー本体31a、31bがバネ
20a、20bの引っ張り力によって、ブレーキ片31
cが後車輪3bに当接してロック状態である。そこで、
前記操作レバー54を回動してワイヤー40を引張る
と、シュー本体31bは、筒体90で押圧されて、固定
ピン12bを基軸に時計方向の回動モーメントが生じ、
後車輪3bから離脱してアンロック状態になる。
【0025】一方、シュー本体31bの時計方向の回動
によって、ワイヤー孔42bの位置が変更されるが、前
記した様に、前記筒体90と金属端子56によって、ワ
イヤー孔42aとワイヤー孔42bの間のワイヤー40
の長さは、ほぼ一定であるので、シュー本体31aは金
属端子56で押圧されて、固定ピン12aを基軸にして
反時計方向の回動モーメントが生じ、シュー本体31a
は後車輪3bから離脱してアンロック状態になる。
【0026】以上のように、バネ20a、20bの引っ
張り力を介して、常時は、シュー本体31a、31bは
ロック状態であるが、ワイヤー40に筒体90と金属端
子56を備えることによって、1本のストレートなワイ
ヤー40を引っ張ることによって、アンロック状態にす
ることができる。尚、ワイヤー40は、前記ではシュー
本体31a側に引っ張る作用で説明したが、シュー本体
31b側に引っ張る構成であってもよい。又、筒体90
と金属端子56を備えず、1本のストレートなワイヤー
40を、ワイヤー孔42a側にワイヤ止め45を備え、
ワイヤー孔42aからワイヤー孔42bに挿通し、ワイ
ヤー孔42bで回転させて、再度、ワイヤー孔42a側
に引っ張る方式で構成してもよい。
【0027】(第4の実施の形態)図9(A)は、他の
構成のブレーキ機構の正面図、(B)は拡大図であり、
固定の後車輪3bの上部から押圧するブレーキ片85
a、85bによるロック機構である。逆U字状の上金具
81は、後車輪3bの上部で、台板1aの裏面側にネジ
等で固定され、一方、U字状の下金具82は前記上金具
81に対応して取り付けてあり、上金具81と下金具8
2の間にバネ83が内挿してある。又、下金具82の下
には、逆V字状のブレーキ片85a、85bが回動自在
に、端部にワイヤ止め45を取り付けたワイヤー40で
支持される状態で取り付けてある。尚、前記ワイヤー4
0は、前記下金具82、上金具81を挿通して、前記第
1の実施の形態に備えてあるロック、アンロック機構5
0に連結してある。
【0028】前記構成のブレーキ機構は、常時、バネ8
3の反発力によって、逆V字状のブレーキ片85a、8
5bが押圧されて後車輪3bに当たる。この状態に於
て、後車輪3bが反時計方向に回転すると、ブレーキ片
85bが後車輪3bから離脱し、ブレーキ片85aが後
車輪3bに食い込んでロックされる(図8(C))。一
方、後車輪3bが時計方向に回転すると、ブレーキ片8
5aが後車輪3bから離脱し、ブレーキ片85bが後車
輪3bに食い込んでロックされる(図8(D))。
【0029】この様に、後車輪3bが何れの方向に回転
しても、ブレーキ片85a、85bの何れかが後車輪3
bに食い込む状態でロックされるので、確実にブレーキ
がかかった状態になる。尚、ワイヤー40を引っ張る
と、バネ83は縮んで、ブレーキ片85a、85bは後
車輪3bから離脱してアンロック状態になる。以上のよ
うに、種々の構成の台車のブレーキ機構を提示したが、
何れも簡便な構造で、常時ロック状態を維持し、ワイー
ヤーを引っ張るとアンロック状態になって走行可能とな
るので、安全な台車である。又、前記のブレーキ機構
は、固定の後車輪に適用するものであるが、自在に回転
可能な車輪に対しては、台板1aに固定してあるブレー
キ機構全体を、回動する車輪に合わせて回動可能に構成
すれば良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1、2、3、4の車両に取付けの
ブレーキ機構は、ブレーキシューとバネで構成してある
簡便な構造で、常時はロック状態を維持するが、操作に
よってアンロック状態になるので、台車を傾斜道等に停
止しておいても安全確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は台車の平面図、(B)は右側面であ
る。
【図2】(A)はブレーキ機構の正面図、(B)は側面
図である。
【図3】(A)は裏面側から見たブレーキ機構でロック
状態図、(B)はアンロック状態の側面図である。
【図4】ブレーキ機構の構成部品図である。
【図5】ロック、アンロック機構の平面図と側断面図で
ある。
【図6】他の構成のブレーキ機構で、(A)はロック状
態の側面図、(B)はアンロック状態の側面図、(C)
は正面図、(D)はブレーキシューの詳細図である。
【図7】(A)は裏面側から見たブレーキ機構でロック
状態図、(B)はロック状態の側面図である。
【図8】ワイヤーの構成を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)はブレーキ片を示す図であ
る。
【図9】(A)は他の構成のブレーキ機構であり、
(B)は拡大図、(C)(D)はロック状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 1a 台板 3a 前車輪 3b 後車輪 10 取付け本体 20 バネ 30 ブレーキシュー 31 シュー本体 40 ワイヤー 50 ロック、アンロック機構 70 基台 71 ブレーキシュー 72 ブレーキ基台 73 バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取
    付けて走行可能な車両であって、 台板等に取付けの基台に、回動可能で、且つ、固定の後
    車輪の前後で当接可能な一対のブレーキシューを取付
    け、 前記一対のブレーキシューの端部にワイヤーピンを取付
    け、 これらのワイヤーピンの間にバネを挿通した状態でワイ
    ヤーで連結してなることを特徴とする車両のブレーキ。
  2. 【請求項2】 台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取
    付けて走行可能な車両であって、 台板等に回動可能に取付けの基台とブレーキ基台を回動
    可能に設け、 前記ブレーキ基台に固定の後車輪の肩部で当接可能なシ
    ュー本体を取付け、 前記ブレーキ基台と基台との間にバネを挿入し、 前記ブレーキ基台にワイヤーを連結してなることを特徴
    とする車両のブレーキ。
  3. 【請求項3】 台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取
    付けて走行可能な車両であって、 台板等に取付けの基台に、回動可能で、且つ、固定の後
    車輪の前後で、常時、シュー本体が後車輪側に当接可能
    にバネを設け、 一対のブレーキシューの端部にワイヤーピンを取付け、 ワイヤー40をワイヤーピン41bに形成のワイヤー孔
    42bに挿通すると共に、筒体90内を挿通してワイヤ
    ー40の先端部をワイヤ止め45で固定し、 前記ワイヤー孔42bを挿通のワイヤー40を、ワイヤ
    ーピン41aに形成のワイヤー孔42aを挿通し、且
    つ、ワイヤー孔42aを出た後に、金属端子56を有す
    るカバー体57に内挿してなることを特徴とする車両の
    ブレーキ。
  4. 【請求項4】 台板の裏面に前車輪と固定の後車輪を取
    付けて走行可能な車両であって、 台板等に取付けの基台に、固定の後車輪の上部に上金具
    81を取付け、 この上金具81と下金具82の間にバネ83を内挿し、 下金具82の下には、逆V字状のブレーキ片85a、8
    5bをワイヤー40で支持することを特徴とする車両の
    ブレーキ。
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