JP2009286314A - 自転車 - Google Patents

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JP2009286314A JP2008142436A JP2008142436A JP2009286314A JP 2009286314 A JP2009286314 A JP 2009286314A JP 2008142436 A JP2008142436 A JP 2008142436A JP 2008142436 A JP2008142436 A JP 2008142436A JP 2009286314 A JP2009286314 A JP 2009286314A
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Tamio Murayama
民生 村山
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Abstract

【課題】停止時及び走行時の安定性に優れた自転車の提供。
【解決手段】この自転車2の操舵軸26は、その軸線を回転軸として回転可能に支持されている。前輪6は、操舵軸26の下方に回転可能に支持されている。支持装置11は、昇降装置及び補助固定装置を備えている。補助車輪10は、昇降装置に回転可能に取り付けられている。補助車輪10は、昇降装置により主フレーム4に対して上下方向の移動を可能に支持されている。補助固定装置は、補助車輪10の上下方向の移動を阻止及び阻止解除可能にされている。制動装置16は、前輪6を制動する前輪ブレーキと、後輪8を制動する後輪ブレーキとを備えている。駐車装置18は、操舵固定機構を備えている。この操舵固定機構は、操舵軸の回転を阻止及び阻止解除可能とされている。駐車装置18は、前輪ブレーキ又は後輪ブレーキと補助固定装置と操舵固定機構とを共に作動及び解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主フレームの左右に補助車輪を備えた自転車に関する。
前輪及び後輪の他に、左右一対の補助車輪を備えた自転車がある。この左右一対の補助車輪を左右独立に回動可能に支持する自転車が、特開2007−145318号公報に記載されている。一対のアームが主フレームに回動可能に取り付けられている。それぞれのアームの自由端には、補助車輪が回転可能に取り付けられている。このアームは、弾性体により下方に付勢されている。自転車の走行時には弾性体の付勢力により、アーム及び補助車輪が地面の凹凸に追随して回動する。この自転車は、走行の安定性に優れている。更に、この自転車は、アーム固定手段を備えている。このアーム固定手段により、アームが固定可能とされている。自転車の停止時には、補助車輪が接地した状態でアームの回動が阻止される。これにより、自転車は、停止時にも安定した姿勢で自立しうる。この自転車は、走行時及び停止時の自転車の姿勢が安定している。
この自転車では、ブレーキは、ハンドルに取り付けられたブレーキレバーを握ることでかけられる。アーム固定手段は、ハンドルに取り付けたアーム固定レバーを握ることで作動する。ブレーキ及びアーム固定手段は、レバーを放すことでその作動が解除される。
特開2007−145318号公報
この自転車では、運転者が自転車から降りた状態では、ブレーキ及びアームの回動のロックが解除されている。この自転車では、ブレーキレバー及びアーム固定レバーを放すことで停止状態の自転車の安定性が損なわれる。荷台に荷物を積む場合には、運転車が自転車から降りて荷物を積む必要がある。小さな子供を同乗させる場合には、運転者が自転車から降りて介助する必要がある。ブレーキ及びアーム固定手段の固定が解除された自転車は、安定性に改善の余地がある。
更に、ブレーキ及びアーム固定手段が作動した自転車でも、ハンドルが回動する恐れがある。ハンドルが回動することにより、自転車が動いたり傾いたりする。荷物を積み下ろしの際及び小さな子供の乗り降りの際に、自転車が転倒する恐れがある。この自転車では、運転者が自転車から降りた状態での荷物の上げ下ろし及び子供の乗り降りの際の安定性に改善の余地がある。
本発明の目的は、停止時及び走行時の安定性に優れた自転車の提供にある。
本発明に係る自転車は、主フレームと、前輪と、後輪と、操舵部と、主フレームの左右に位置する一対の補助車輪と、この補助車輪を支持する一対の支持装置と、制動装置と、駐車装置とを備えている。この操舵部は、操舵軸を備えている。この操舵軸は、その軸線を回転軸として回転可能に主フレームの前方に支持されている。この前輪は、操舵軸の下方に回転可能に支持されている。この後輪は、主フレームの後方に回転可能に取り付けられている。この支持装置は、主フレームに支持されている。この支持装置は、昇降装置及び補助固定装置を備えている。この補助車輪は、昇降装置に回転可能に取り付けられている。この補助車輪は、昇降装置により主フレームに対して上下方向の移動を可能に支持されている。この補助固定装置は、補助車輪の上下方向の移動を阻止及び阻止解除可能にされている。この制動装置は、前輪を制動する前輪ブレーキと、後輪を制動する後輪ブレーキとを備えている。この駐車装置は、操舵固定機構を備えている。この操舵固定機構は、操舵軸の回転を阻止及び阻止解除可能とされている。この駐車装置は、前輪ブレーキ又は後輪ブレーキと補助固定装置と操舵固定機構とを共に作動及び解除する。
好ましくは、この自転車の操舵部は、ハンドルを備えている。上記制動装置は、第一レバー及び第二レバーを備えている。上記支持装置は、補助レバーを備えている。この第一レバーは、ハンドルの左右端の一方に取り付けられている。この第一レバーを操作することで、前輪ブレーキは作動及び解除可能とされている。この第二レバーは、ハンドルの左右端の他方に取り付けられている。この第二レバーを操作することで、後輪ブレーキは作動及び解除可能とされている。この補助レバーは、ハンドルの左右端のいずれかに取り付けられている。この補助レバーを操作することで、支持装置は補助車輪の上下方向の移動を阻止及び阻止解除可とされている。この第一レバー、第二レバー及び補助レバーは、個別に操作可能とされている。
好ましくは、上記駐車装置が錠を備えている。上記前輪ブレーキ又は後輪ブレーキと補助固定装置と操舵固定機構とを共に作動させられた状態で、駐車装置が施錠可能とされている。
好ましくは、この自転車の主フレームは、補助シートを備えている。
本発明に係る自転車では、走行状態及び停止状態のいずれの状態でも自転車の安定性に優れている。この自転車では、制動装置、補助固定装置及び操舵固定機構の操作性に優れている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車2の正面図である。図1の右向きが、この自転車2の前方向きである。図1の左向きが、自転車2の後方向きである。図1の紙面に垂直な方向が、この自転車2の左右方向である。この自転車2は、主フレーム4、前輪6、後輪8、主フレーム4の左右に位置する一対の補助車輪10、補助車輪10を支持する一対の支持装置11、操舵装置12、駆動装置14、制動装置16及び駐車装置18を備えている。
主フレーム4は、サドル20及び後部シート22を備えている。サドル20は、主フレーム4の中央上方に位置している。後部シート22は、サドル20の後方に位置している。
操舵装置12は、ハンドル24及び操舵軸26を備えている。操舵軸26の上方端にハンドル24が固定されている。ハンドル24の中央が、操舵軸26の上方端に固定されている。この操舵軸26は主フレーム4の前方に位置している。この操舵軸26は、その軸線を回転軸に回転可能に主フレーム4に支持されている。
図1の自転車2のハンドル24はきられていない。図1の自転車2は、直進状態が示されている。前輪6は、この操舵軸26の下方に回転可能に取り付けられている。前輪6は、左右方向を回転軸に回転しうる。後輪8は、主フレーム4の後方に回転可能に取り付けられている。後輪8は、左右方向を回転軸に回転しうる。
駆動装置14は、左右一対のクランク28、図示されない駆動ギア、チェーン32及び図示されない従動ギアを備えている。左右一対のクランク28は、主フレーム4に回転可能に取り付けられている。クランク28は主フレーム4の左右側面に位置している。クランク28の回転軸は、左右方向である。駆動ギアが、主フレーム4に対して回転可能に取り付けられている。駆動ギアの回転軸は、クランク28の回転軸と同軸である。クランク28と駆動ギアとは、一体に回転しうる。従動ギアは、主フレーム4の後方に回転可能に取り付けられている。この従動ギアの回転軸は、左右方向である。従動ギアの回転軸は、後輪8の回転軸と同軸である。従動ギアと後輪8とは一体に回転しうる。チェーン32は、駆動ギアと従動ギアとに架け渡されている。
図2は、図1の自転車2の補助車輪10、支持装置11、制動装置16及び駐車装置18の模式図である。制動装置16は、前輪ブレーキ36及び後輪ブレーキ38を備えている。前輪ブレーキ36は、ディスク40、ブレーキキャリパ42、第一ワイヤー44及び前ブレーキレバー46とを備えている。ブレーキキャリパ42は、操舵軸26の下方に取り付けられている。
前ブレーキレバー46は、ハンドル24の右端に取り付けられている。前ブレーキレバー46の一端は、ハンドル24に軸着されている。前ブレーキレバー46は、軸着された一端を支点に回動しうる。前ブレーキレバー46は、ハンドル24に近づき及び離れる方向に回動しうる。第一ワイヤー44の一端は、前ブレーキレバー46に連結されている。第一ワイヤー44の他端は、ブレーキキャリパ42に連結されている。ブレーキキャリパ42は、図示されない摩擦材でこのディスク40を挟み込める位置に配置されている。
後輪ブレーキ38は、ドラムブレーキ48、第二ワイヤー50及び後ブレーキレバー52とを備えている。ドラムブレーキ48は、図示されないが後輪8と一体に回転するドラムと、そのドラムに押し付けられる摩擦材とを備えている。後ブレーキレバー52は、ハンドル24の左端に取り付けられている。後ブレーキレバー52の一端は、ハンドル24に軸着されている。後ブレーキレバー52は、軸着された一端を支点に回動しうる。後ブレーキレバー52は、ハンドル24に近づき及び離れる方向に回動しうる。第二ワイヤー50の一端は、後ブレーキレバー52に連結されている。第二ワイヤー50の他端は、ドラムブレーキ48に連結されている。
図3は、図1の自転車2の右側の補助車輪10及び支持装置11の部分拡大図である。この自転車2は、左右に一対の補助車輪10及び支持装置11を備えている。左側の補助車輪10及び支持装置11は、主フレーム4の左側に位置している。右側の補助車輪10及び支持装置11は、主フレーム4の右側に位置している。支持装置11は、昇降装置54及び補助固定装置56を備えている。昇降装置54は、アーム58及び弾性体としてのコイルばね60を備えている。補助車輪10は、アーム58の一端に回転可能に取り付けられている。アーム58の他端は、主フレーム4に軸着されている。アーム58は、主フレーム4に対して上下方向に回動しうる。コイルばね60の一端は、主フレーム4に取り付けられている。コイルばね60は、アーム58を下方に付勢するように取り付けられている。
図2及び図3に示すように、補助固定装置56は、補助レバー62、第三ワイヤー64、左右一対の拘束板66及び左右一対のブレーキキャリパ68を備えている。補助レバー62は、ハンドル24の右端に取り付けられている。補助レバー62の一端が、ハンドル24に軸着されている。補助レバー62は、この軸着された一端を支点に回動しうる。補助レバー62は、ハンドル24に近づき及び離れる方向に回動可能にされている。この補助レバー62は、図示しないレバーストッパーを備えている。このレバーストッパは、ハンドル24に取り付けられている。このレバーストッパーは、補助レバー62の近傍に取り付けられている。この補助レバー62は、レバーストッパーによりハンドル24に近づく向きに回動した状態で止めることができる。この自転車2では、前ブレーキレバー46と補助レバー62とが同時に操作されるように配置されている。前ブレーキレバー46又は補助レバー62とが、そのどちらか一方のみを操作することも可能に配置されている。
拘束板66は、主フレーム4に固定されている。ブレーキキャリパ68は、アーム58に取り付けられている。ブレーキキャリパ68は、図示しない摩擦材で拘束板66を挟み込める位置に配置されている。第三ワイヤー64の一端は、補助レバー62に連結されている。第三ワイヤー64の他端側は2つに分岐している。この第三ワイヤー64は、一対の他端を備えている。第三ワイヤー64の他端は、ブレーキキャリパ68に連結されている。
図4は、図1の自転車2の駐車装置18が示された部分拡大図である。図4の右向きが自転車2の前方であり、左向きが後方である。駐車装置18は、駐車レバー70、第四ワイヤー72、第五ワイヤー74、固定レバー76、弾性体としてのコイルばね78、ブロック80、操舵固定機構82及び錠84を備えている。
駐車レバー70は、主フレーム4から延びるステー86に軸着されている。駐車レバー70は、その一端に把手88を形成されている。把手88及び駐車レバー70の他端90は、駐車レバー70の回動により前後方向に回動しうる。
固定レバー76は、駐車レバー70の前方に回動可能に取り付けられている。この固定レバー76の上端92及び下端94は、前後方向に回動しうる。コイルばね78は、固定レバー76に取り付けられている。コイルばね78は、駐車レバー70と固定レバー76との間に位置している。コイルばね78は、固定レバー76の下端94と駐車レバー70とが近づく向きに固定レバー76を付勢している。
ブロック80は、ステー86に固定されている。ブロック80は、固定レバー76の下方に位置している。ブロック80の上面には溝96が形成されている。この溝96は、固定レバー76の下端94と係合可能に形成されている。
操舵固定機構82は、ピン98及び弾性体としてのコイルばね100を備えている。ピン98は、その後端102に鍔104形成されている。ピン98は、主フレーム4に形成された孔106にブシュ108を介して支持されている。ピン98は、前後方向に摺動しうる。操舵軸26には、有底の孔110が形成されている。この孔110には、ブシュ112が挿入されている。ピン98の先端114は、このブシュ112に向かって延びている。コイルばね100は、ピン98に通されている。コイルばね100は、主フレーム4に対してピン98の鍔104を後方に付勢している。鍔104は、駐車レバー70の他端90に当接している。
第四ワイヤー72の一端は、駐車レバー70に連結されている。第四ワイヤー72の他端は、ブレーキキャリパ42に連結されている。第四ワイヤーは、図示されないコイルばねによりブレーキキャリパ42の向きに付勢されている。第五ワイヤ−74の一端は、駐車レバー70に連結されている。第五ワイヤー74は、他端側は2つに分岐している。この第五ワイヤー74は、一対の他端を備えている。第五ワイヤー74の他端は、ブレーキキャリパ68に連結されている。第五ワイヤーは、図示されないコイルばねによりブレーキキャリパ68の向きに付勢されている。
図5は、図1の自転車2の駐車装置18の錠84が示された部分拡大図である。図5の紙面に垂直な方向が、自転車2の前後方向である。錠84は、本体116、閂118、鍵120及び固定金具122を備えている。ステー124が、主フレーム4のステー86から延びて形成されている。この錠84は、ステー124に固定金具122により固定されている。閂118は、本体116を貫いて摺動しうる。図5の二点差線は、錠84の施錠状態における閂118が示されている。施錠状態の閂118は、固定レバー76の回動を阻止しうる。施錠状態の錠84では、鍵120が取り外せるように構成されている。
図6は、図4の駐車装置18の使用状態が示された部分拡大図である。運転者が、自転車2の駐車レバー70の把手88を後方に引く。固定レバー76は、駐車レバー70の回動により、後方へ回動させられる。固定レバー76の下端94は、コイルばね78の付勢力により溝96に押し付けられる。固定レバー76と溝96とが、係合する。この係合により、駐車レバー70から手を離しても、駐車レバー70の把手88が前方に回動することが阻止される。
駐車レバー70の把手88が後方に引かれると、第四ワイヤー72及び第五ワイヤー74が引かれる。第四ワイヤー72が引かれることにより、ブレーキキャリパ42が作動する。前輪6にブレーキがかけられる。この自転車2は前後方向の走行が規制される。第五ワイヤー74が引かれることにより、ブレーキキャリパ68が作動する。アーム58が固定される。これにより、地面に接地した状態で補助車輪10が固定される。この自転車2は左右方向の傾きが規制される。
駐車レバー70の他端90が前方に回動させられる。他端90が、ピン98を前方に摺動させる。ピン98の先端114は、操舵軸26の孔110のブシュ112に挿入される。これにより、操舵軸26の回転が阻止される。この自転車2は、操舵軸26の回転が規制される。
駐車ブレーキ70が引かれた自転車2は、前後方向に動くことが規制されている。この自転車2は、左右方向の傾きが規制されている。この自転車2は、操舵軸26の回転が規制されている。この自転車2は、静止状態で安定している。自転車2の後部シート22に同乗者が乗せられる。後部シート22に乗せる際に介助が必要な小さい子供でも、安全に乗せることができる。
次ぎに、運転者がこの自転車2のサドル20に腰掛ける。運転者が、右手でハンドル24、前ブレーキレバー46及び補助レバー62を同時に握る。次ぎに、左手で駐車レバー70と固定レバー76とが握られる。固定レバー76の下端94が前方に回動させられる。これにより、固定レバー76の把手88の前方への回動の規制が解除される。左手で駐車ブレーキ70の把手88が前方に回動させられる。駐車レバー70が元の位置に戻される。駐車装置18の作動が解除される。前ブレーキレバー46と補助レバー62とが握られているため、前輪6にブレーキがかけられ、補助車輪10の上下方向の回動が阻止された状態が維持されている。
前ブレーキレバー46だけが放される。これにより、前輪6のブレーキが解除される。自転車2のクランク28が運転者により漕がれる。クランク28が回転する。クランク28の回転により、駆動ギアが回転する。駆動ギアの回転は、チェーン32に伝えられる。このチェーン32により、従動ギアに回転が伝えられる。従動ギアの回転により、後輪8が回転する。後輪8の回転により、自転車2は走行させられる。
この自転車2は、運転者が補助レバー62を握った状態で走行することができる。この自転車2は、補助車輪10の上下方向の回動を阻止した状態で走行することができる。これにより、後部シート22に同乗者を乗せた低速走行中でも、この自転車2が左右に傾くことが抑制される。この補助レバー62が放されると、補助車輪10の上下方向の回動の阻止が解除される。
図7は、図1の自転車2の使用状態が示された部分側面図である。図7は、平面での接地状態が示されている。図7は、この自転車2を後方から見た図である。この自転車2では、コイルばね60の付勢力により、アーム58が下方に付勢されている。アーム58により、補助車輪10が地面に接地している。この自転車2では、地面の凹凸に対応してアーム58が上下方向に回動する。これにより、自転車2が左右に揺すられることが抑制されている。左右に傾斜した斜面では、この自転車2は車体を傾けずに左右の補助車輪10を接地させて走行することができる。この自転車2は、凹凸の大きい地面及び左右に傾斜した地面の走行時の安定性に優れている。
運転者により、ハンドル24が回動させられる。ハンドル24の回動により、操舵軸26が回転する。この操舵軸26の回転により、前輪6の進行方向が変えられる。これにより、自転車2は走行向きが変えられる。
図8は、図1の自転車2の他の使用状態が示された部分側面図である。図8は、コーナーリング走行状態の自転車2を後方から見た図である。自転車2を傾けた状態で、左右の補助車輪10を接地させることができる。この自転車2は、コーナリング走行の安定性に優れている。
この自転車2の補助レバー62は、図示されないがレバーストッパーを備えている。このレバーストッパーにより、この自転車2は、補助レバー62の回動を阻止した状態で走行できる。この自転車2は、補助車輪10を固定した状態でも走らせることができる。この自転車2は、平坦路を低速で走行する際にも安全性に優れている。
特に、二人以上の複数人が乗車している時及び重い荷物を積んでいる時には、走行中のバランスを崩しやすい。この自転車2は、二人以上の複数人が乗車する状態での直進及びコーナーリングの走行安定性に優れている。この自転車2は、重い荷物を積んだ状態での直進及びコーナーリングの走行安定性に優れている。
停車時には、運転者の右手でハンドル24、前ブレーキレバー46及び補助レバー62が握られる。これにより、自転車2は停車すると同時に補助車輪10の上下方向の回動が阻止される。これにより、この自転車2は左右方向に倒れることなく安全に停止できる。特に二人以上の複数人が乗車している時には、停車時に車体が傾きやすい。この自転車2ではこの傾きが抑制される。
停止時に、運転者が左手で駐車レバー70の把手88を後方に引く。固定レバー76の下端94がブロック80の溝96に係合する。これにより、把手88の前方への回動が阻止される。この自転車2では、前輪ブレーキ36がかけられている。補助車輪10の上下方向の回動が、阻止されている。操舵軸26の回転が阻止されている。その後に、前ブレーキレバー46と補助レバー62とが放される。この状態で、自転車2の後部シート22から同乗者が降ろされる。運転者は、同乗者の昇降を両手で介助することができる。
この自転車2では、把手88が後方に引かれた状態で錠84により施錠される。図5に示された閂118が、本体116に対して押し込まれる。閂118が、本体116を摺動して二点鎖線で示された位置に移動する。この状態で、鍵120が本体116から取り外される。閂118は、固定レバー76の回動を阻止する。これにより、駐車レバー70の把手88を前方に回動させることが阻止される。この駐車装置18が施錠される。前輪6の制動、補助車輪10の上下方向の回動の阻止及び操舵軸26の回転の阻止が共にされた状態が保持される。この自転車2は、錠84の取付により盗難防止の効果が得られる。
再び、運転者がサドル20に腰掛ける。腰掛けた状態で、錠84の本体116に鍵120が差し込まれる。鍵120が差し込まれることにより、閂118が図5に実線で示された元の位置に引き戻される。これにより、固定レバー76が回動しうる。駐車レバー70が回動しうる。この駐車装置18が解錠される。錠84は、主フレーム4に保持された操舵軸26の後方に位置している。この錠84の位置は、サドル20の前方であって、ハンドル24の下方である。この自転車2では、運転車は乗車状態で施錠及び解錠が可能とされている。この自転車2の施錠及び解錠は容易である。
駐車レバー70が回動しないように施錠することで、前輪6の制動、補助車輪10の上下方向の回動の阻止及び操舵軸26の回転の阻止が共に施錠されている。この観点から、錠84は、固定レバー76に代えて駐車レバー70を直接にその回動を阻止するように構成しても良い。この錠84は、駐車レバー70の回動を阻止するものであれば良い。錠の構造は、この実施形態のものに限られない。
この駐車装置18では、前輪6の制動に代えて、後輪8の制動が共にされても良い。前輪6及び後輪8の制動が共にされても良い。また、前ブレーキレバー46と後ブレーキレバー52とのハンドル24の左右端に位置を置き換えてもよい。駐車装置18は駐車レバー70より操作されたが、レバー形式に限られない。駐車装置18の操作は、ダイヤル式、押しボタン式などのスイッチでもよい。
本発明に係る自転車2は、停止状態及び走行状態での安定性に優れている。駐車装置18の作動と解除との切換も一つの操作で安全にできる。
本発明に係る自転車2には、同乗者を乗せる補助シートを備えた自転車及び重い荷物を運ぶ自転車として好適である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車の正面図である。 図2は、図1の自転車の補助車輪、支持装置、制動装置及び駐車装置の模式図である。 図3は、図1の自転車の右側の補助車輪及び支持装置の部分拡大図である。 図4は、図1の自転車の駐車装置が示された部分拡大図である。 図5は、図1の自転車の駐車装置の錠が示された部分拡大図である。 図6は、図4の駐車装置の使用状態が示された部分拡大図である。 図7は、図1の自転車の使用状態が示された部分側面図である。 図8は、図1の自転車の他の使用状態が示された部分側面図である。
符号の説明
2・・・自転車
4・・・主フレーム
6・・・前輪
8・・・後輪
10・・・補助車輪
11・・・支持装置
12・・・操舵装置
14・・・駆動装置
16・・・制動装置
18・・・駐車装置
20・・・サドル
22・・・後部シート
24・・・ハンドル
26・・・操舵軸
28・・・クランク
32・・・チェーン
36・・・前輪ブレーキ
38・・・後輪ブレーキ
40・・・ディスク
42・・・ブレーキキャリパ
44・・・第一ワイヤー
46・・・前ブレーキレバー
48・・・ドラムブレーキ
50・・・第二ワイヤー
52・・・後ブレーキレバー
54・・・昇降装置
56・・・補助固定装置
58・・・アーム
60・・・コイルばね
62・・・補助レバー
64・・・第三ワイヤー
66・・・拘束板
68・・・ブレーキキャリパ
70・・・駐車レバー
72・・・第四ワイヤー
74・・・第五ワイヤー
76・・・固定レバー
78・・・コイルばね
80・・・ブロック
82・・・操舵固定機構
84・・・錠
86・・・ステー
88・・・把手
90・・・他端
92・・・上端
94・・・下端
96・・・溝
98・・・ピン
100・・・コイルばね
102・・・後端
104・・・鍔
106、110・・・孔
108、112・・・ブシュ
114・・・先端
116・・・本体
118・・・閂
120・・・鍵
122・・・固定金具
124・・・ステー

Claims (4)

  1. 主フレームと、前輪と、後輪と、操舵部と、主フレームの左右に位置する一対の補助車輪と、この補助車輪を支持する一対の支持装置と、制動装置と、駐車装置とを備えており、
    この操舵部が操舵軸を備えており、
    この操舵軸がその軸線を回転軸として回転可能に主フレームの前方に支持されており、
    この前輪が操舵軸の下方に回転可能に支持されており、
    この後輪が主フレームの後方に回転可能に取り付けられており、
    この支持装置が主フレームに支持されており、
    この支持装置が昇降装置及び補助固定装置を備えており、
    この補助車輪が昇降装置に回転可能に取り付けられており、
    この補助車輪が昇降装置により主フレームに対して上下方向の移動を可能に支持されており、
    この補助固定装置が補助車輪の上下方向の移動を阻止及び阻止定解除可能にされており、
    この制動装置が前輪を制動する前輪ブレーキと、後輪を制動する後輪ブレーキとを備えており、
    この駐車装置が操舵固定機構を備えており、この操舵固定機構が操舵軸の回転を阻止及び阻止解除可能とされており、
    この駐車装置が前輪ブレーキ又は後輪ブレーキと補助固定装置と操舵固定機構とを共に作動及び解除する自転車。
  2. 上記操舵部がハンドルを備えており、
    上記制動装置が第一レバー及び第二レバーを備えており、
    上記支持装置が補助レバーを備えており、
    この第一レバーがハンドルの左右端の一方に取り付けられており、
    この第一レバーを操作することで、前輪ブレーキが作動及び解除可能とされており、
    この第二レバーがハンドルの左右端の他方に取り付けられており、
    この第二レバーを操作することで、後輪ブレーキが作動及び解除可能とされており、
    この補助レバーがハンドルの左右端のいずれかに取り付けられており、
    この補助レバーを操作することで、支持装置が補助車輪の上下方向の移動を阻止及び阻止解除可とされており、
    この第一レバー、第二レバー及び補助レバーが個別に操作可能とされている請求項1に記載の自転車。
  3. 上記駐車装置が錠を備えており、
    上記前輪ブレーキ又は後輪ブレーキと補助固定装置と操舵固定機構とを共に作動させられた状態で駐車装置が施錠可能とされている請求項1又は2に記載の自転車。
  4. 上記主フレームが補助シートを備えている請求項1又は2に記載の自転車。
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